JPH03264789A - スクロール型流体装置 - Google Patents

スクロール型流体装置

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JPH03264789A
JPH03264789A JP6187290A JP6187290A JPH03264789A JP H03264789 A JPH03264789 A JP H03264789A JP 6187290 A JP6187290 A JP 6187290A JP 6187290 A JP6187290 A JP 6187290A JP H03264789 A JPH03264789 A JP H03264789A
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Hiromichi Ueno
広道 上野
Tetsuya Arata
哲哉 荒田
Yoshitaka Shibamoto
祥孝 芝本
Shigeki Hagiwara
萩原 茂喜
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/02Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
    • F04C18/0207Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
    • F04C18/0246Details concerning the involute wraps or their base, e.g. geometry
    • F04C18/0269Details concerning the involute wraps
    • F04C18/0276Different wall heights

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、圧縮機等に用いられる両系回転式のスクロー
ル型流体装置に関し、特に、各スクロールにおけるラッ
プの強度対策に係る。
(従来の技術) 一般に、この種の両系回転式のスクロール型流体装置は
、特開昭62−191685号公報に開示されているよ
うに、各々鏡板の前面に渦巻状のラップが立設されると
共に背面に駆動軸及び従動軸が連結されて成る駆動スク
ロールと従動スクロールとが互いに各ラップを噛合して
密閉ケーシング内に並設収納され、上記駆動軸および従
動軸はそれぞれ鏡板背面側に設けられたフレームに回転
自在に嵌合されて各スクロールがフレームに支持される
と共に、該駆動軸及び従動軸の軸心が所定間隔を存する
ように両スクロールが配設されて構成されている。
そして、上記駆動スクロールを回転すると、該回転に伴
って従動スクロールが同期して回転し、両スクロールは
相対的に公転運動を行うことになる。この公転運動によ
り、上記鏡板間には両ラップによって作用室が形成され
、該作用室が中心方向に移動しつつ収縮して流体を圧縮
している。
このスクロール型流体装置における各スクロールの構成
を詳述すれば、第8図に示すように、各スクロール(a
)の鏡板(b)の前面には渦巻状のラップ(c)が鏡板
(b)の前面に対して垂直に形成され、しかも、該ラッ
プ(c)の外周側の巻終り端は鏡板(b)の前面に対し
て垂直な直立面(d)により形成されている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述したような両系回転式のスクロール型流
体装置において、その駆動時に各スクロール(a)が高
速度で自転運動するために、上記ラップ(C)には該ラ
ップ(C)の自重により遠心力(第9図矢印)が作用し
、この遠心力はラップ(C)を外周側へ変形させるよう
に作用する。
特にξ上記ラップ(C)の巻終り端は各スクロール(a
)の回転中心から最も離れた位置にあるために、上記遠
心力は該巻終り端で最も大きくなる。
しかるに、従来、上記ラップ(C)の巻終り端は鏡i 
(b)の前面に対して垂直な直立面(d)で形成されて
いるために、ラップ(C)の付は根部分には上記遠心力
による応力集中が生しる。そして、この応力集中により
上記ラップ(C)の巻終り端部が外周側へ変形したり、
第9図に示すように、ラップ(c)の内側面側における
付は根部分にクラック(k)が発生するという不具合が
あった。
この不具合を解消する手段として次のような構成が考え
られる。
(1)ニラツブ(C)における外周側の巻終り端部のみ
を鏡板の外側に向って膨出させ、ラップ厚さを大きくす
る。
α)ニラツブ(c)の外周面側の付は根部分を曲面に形
成する。
@ニラツブ(c)の縦断面を台形状に形成する。
0ニラツブ(c)の厚さを全体に亘って大きくする。
しかしながら、これらの構成は以下の課題を有している
(1)の構成にあっては、ラップ(C)が相対するラッ
プ(c)と噛合するので、厚みが制限されると共に、膨
出範囲が制限される。また、ラップ(C)の自重が大き
くなるために、遠心力がより大きくなり、ラップ(C)
の付は根部分における応力も増大する。また、スクロー
ル回転時の回転バランスを保持するためのカウンタウェ
イトも大きくする必要があり、装置全体の大型化、大重
量化に繋がる。
(ii)の構成にあっては、ラップの内周面側が相対す
るラップに接触するので、外周面側を補強したが、本来
、応力集中はラップの内周面側における付は根部分(第
9図参照)に生じるために、外周面側を補強しても十分
な効果が発揮されない。
■の構成にあっては、作用室の気密性を保持するために
高い精度が要求され、加工が難しい。
(へ)の構成にあっては(+)の場合と同様にラップの
自重が大きくなるために遠心力の増大と共に応力も大き
くなる。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもので、各スクロ
ールにおけるラップの外周側の巻終り端部の応力集中を
低減することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を遠戚するために本発明が講じた手段は、遠心
力による応力を分散させるか、又は、ラップの質量を低
減するようにしたものである。そして、その具体的な手
段を述べると、請求項(1)に係る発明が講じた手段は
、第1図および第2図に示すように、鏡板(31)の前
面に渦巻状のラップ(32)が立設され且つ背面に駆動
軸(33)が連結されて成る駆動スクロール(3)と、
鏡板(41)の前面に渦巻状のラップ(42)が立設さ
れ且つ背面に従動軸(43)が連結されて成る従動スク
ロール(4)とが各ラップ(32)。
(42)を噛合して並設され、上記駆動スクロール(3
)の回転に伴って従動スクロール(4)が同期して回転
するようにしたスクロール型流体装置を前提としている
そして、上記駆動スクロール(3)および従動スクロー
ル(4)のラップ(32)、(42)における外周側の
巻終り端部(9)は、上記鏡板(31)、(41)前面
に向ってラップ(32)。
(42)の高さが漸次小さくなるように形成された構成
としている。
また、請求項(2に係る発明が講じた手段は、第3図に
示すように、上記請求項(1)記載のスクロール型流体
装置において、ラップ(32)、  (42)の外周側
の巻終り端部(9a)は鏡板(31)。
(41)の外周方向に向って屈曲して形成された構成と
している。
また、請求項(3)に係る発明が講じた手段は、第5図
に示すように、ラップ(32)、  (42)における
外周側の巻終り端部には該ラップ(32)。
(42)の先端面に開口する切欠穴(93)が形成され
た構成としている。
また、請求項(4)に係る発明が講じた手段は、第6図
に示すように、両スクロール(3)、  (4)の各鏡
板(31)、(41)の前面には相対向するラップ(4
2)、  (32)の先端面の移動軌跡に対応して凹部
(94)が鏡板(31)、  (41)の中央部からラ
ップ(32)、  (42)に沿って渦巻状に形成され
た構成としている。
(作用) 上記構成により、請求項(1)に係る発明では、駆動軸
(33)を回転すると、駆動スクロール(3)が回転し
て鏡板(31)が回転し、該駆動スクロール(3)の回
転により従動スクロール(4)が該駆動スクロール(3
)に同期して回転することになる。
この両スクロール(3)、  (4)の回転により両ラ
ップ(32)、  (42)間に作用室(13)が形成
されると共に、該作用室(13)が、例えば、中心に向
って移動しつつ収縮し、流体を圧縮して吐出する。
一方、上記各スクロール(3)、(4)の各ラップ(3
2)、  (42)には回転による遠心力が作用する。
そして、該ラップ(32)、  (42)における外周
側の巻終り端の付は根部分は、この遠心力による応力が
集中が生じ易くなるが、巻終り端部(9)が傾斜部や階
段状部に形成されているので、上記応力集中は分散する
ことになり、上記付は根部分における応力集中が低減さ
れ、ラップ(32)、(42)の変形やクラックの発生
が抑制される。
また、請求項(2)に係る発明では、端面(9)はラッ
プ(32)、(42)の外周側巻終り端部分を補強する
リブとなり、ラップ(32)、  (42)の強度がよ
り一層向上する。
また、請求項(3)における発明では、各ラップ(32
)、(42)における外周側の巻終り端部の質量が切欠
穴(93)で軽減されるので、遠心力が低下し、上記ラ
ップ(32)、  (42)の変形やクラックの発生が
抑制される。
また、請求項(4)に係る発明では、ラップ(32)(
42)が移動する凹部(94)を形成したので、鏡板(
31)、  (41)が厚くなり、該鏡板(31)、(
41)によってラップ(32)。
(42)の外周側の巻終り端部が支持され、該ラップ(
32)、  (42)の変形やクラックの発生が抑制さ
れる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第2図に示すように、(1)は両系回転式のスクロール
型流体装置であって、冷凍装置における圧縮機として用
いられ、冷媒ガスを圧縮して吐出するものである。
このスクロール型流体装置(1)は密閉ケーシング(2
)内にスクロール機構(11)が収納されると共に、駆
動モータ(12)が収納されて成り、該スクロール機構
(11)は駆動スクロール(3)と従動スクロール(4
)とがそれぞれフレーム(5)、  (6)に支持され
て構成されている。
該両フレーム(5)、  (6)は略円盤状に形成され
、それぞれ上記各スクロール(3)、  (4)の背面
側に位置するように所定間隔を存して平行に設けられて
いる。そして、該両フレーム(5)。
(6)は外周面にて上記ケーシング(2)に固定され、
中央部に上記各スクロール(3)、  <4)を回転自
在に支持する軸孔(51)、  (61)が上下方向に
穿設されており、該両軸孔(51)。
(61)は軸心が半径方向に所定間隔を存するように形
成されている。
上記フレーム(5)、(6)に支持される両スクロール
(3)、  (4)は、円盤状に形成された鏡板(31
)、  (41)の前面に渦巻状(インボリュート状)
に形成されたラップ(32)、  (42)が立設され
て構成され、該両鏡板(31)。
(41)の前面を互いに対面させて上記両フレーム(5
)、  (6)間に並設されると共に、上記各ラップ(
32)、  (42)が互いに噛合されている。更に、
上記駆動スフミール(3)の鏡板(31)の背面(下面
)には駆動軸(33)が、上記従動スクロール(4)の
鏡板(41)の背面(上面)には従動軸(43)がそれ
ぞれ連結され、該駆動軸(33)及び従動輪(43)が
それぞれ上記各フレーム(5)、(6)の軸孔(51)
(61)にラジアル軸受(34)、  (44)を介し
て回転自在に嵌挿されている。また、上記各鏡板(31
)、  (41)と各フレーム(5)、  (6)との
間にはスラスト軸受(35)、  (45)が介設され
て上記各スクロール(3)、  (4)がフレーム(5
)、  (6)に支持されている。そして、上記駆動軸
(33)はケーシング(2)内の底部にまで延長され、
上記駆動モータ(12)のロータ(12g)に嵌挿され
ており、該駆動モータ(12)のステータ(12b)は
ケーシング(2)に固定されている。また、上記駆動軸
(33)と従動軸(43)とは、上記両軸孔(51)、
  (61)の偏心により、駆動軸心(01)と従動軸
心(02)とが半径方向に偏心して設けられている。
一方、上記各ラップ(32)、  (42)は先端面が
相対面する鏡板(31)、  (41)に接すると共に
、内周側面及び外周側面が複数箇所て接触し、この接触
間が作用室(13)に形成されている。
更に、上記駆動スクロール(3)と従動スクロール(4
)とは連結ビン(7)によって連結されている。この連
結ビン(7)は上記両スクロール(3)、(4)の鏡板
(31)、  (41)間に複数本(例えば、4本)立
設されており、両鏡板(31)、(41)間に亘る大径
部(71)と、該大径部(71)の上端に突設された小
径部(72)とより成り、大径部(71)の下端が駆動
側鏡板(31)の前面(上面)外周縁に固定されている
。上記小径部(72)は従動スクロール(4)の鏡板(
41)の前面(下面)外周縁に形成された凹部(4a)
に挿入されて該鏡板(41)に係合している。また、該
凹部(4a)は小径部(72)より大径で且つ高く形成
されると共に、大径部(71)の上端面で閉塞されるよ
うに構成されている。そして、上記両スクロール(3)
、  (4)は連結ピン(7)により駆動スクロール(
3)の回転に従って従動スクロール(4)が同期回転し
、相対的に一方のスクロール(3)又は(4)が他方の
スクロール(4)又は(3)に対して公転のみ行うよう
に構成され、上記作用室(13)が両スクロール(3)
、  (4)の中心に向って移動しつつ収縮するように
構成されている。
上記ケーシング(2)の内部空間を説明すると、従動側
フレーム(6)によって該フレーム(6)上方が高圧室
(2a)に、上記両フレーム(5)。
(6)間が低圧室(2b)に、駆動側フレーム(5)に
よって該フレーム(5)の下方が高圧室(2C)にそれ
ぞれ区画形成されている。そして、上記ケーシング(2
)の側面には低圧室(2b)に連通して吸入管(21)
が、上部には高圧室(2a)に連通して吐出管(22)
がそれぞれ接続され、該吸入管(21)より導入した低
圧冷媒ガスが低圧室(2b)より作用室(13)に流入
するように構成されている。更に、上記従動スクロール
(4)には中心部に吐出通路(46)が鏡板(41)の
前面から従動軸(43)の端面(上面)に亘って穿設さ
れ、上記作用室(13)より高圧冷媒ガスが高圧室(2
a)に流出するように構成されている。更にまた、上記
ケーシング(2)内の底部は潤滑油の浦溜め(23)に
成っており、上記駆動軸(33)の下端部が浸漬されて
いる。
そして、この駆動軸(33)の内部および上記駆動スク
ロール(3)の鏡If(41)等には上記潤滑油を各軸
受(34)、  (35)、  (44)。
(45)に供給するための給肺路(8)が穿設されてい
る。
そして、本発明の特徴とする所は、各スクロール(3)
、(4)の鏡板(31)、(41)に立設されたラップ
(32)、  (42)の形状にある。
尚、両スクロール(3)、  (4)のラップ(32)
、(42)形状は同じであるので、ここでは駆動スクロ
ール(3)について述べる。
該駆動スクロール(3)における鏡板(31)の前面は
平坦面に形成され、上記ラップ(32)は鏡板(31)
の前面に垂直に立設されている。
そして、該ラップ(32)の外周側における巻終り端部
(9)は上記鏡板(31)の前面に向ってラップ(32
)の高さが漸次小さくなるように端面が斜めに傾斜した
傾斜面(91)に形成され構成されている。該傾斜面(
91)はやや下方に凹状に湾曲し、上記鏡板(31)の
前面に滑らかに連続するように形成されている。即ち、
従来のラップ(31)の端面は仮想線Aて示す位置の直
立面で形成されていたのに対し、側面視略三角形の巻終
り端部(9)か延長された形状に形成されている。そし
て、この傾斜面(91)の長さは駆動スクロール(3)
の重量が所定範囲内である限り、できるたけ長く設定す
ることが望ましい。
次に、このスクロール型流体装置(1)の圧縮動作につ
いて説明する。
先ず、駆動モータ(12)を駆動して駆動軸(33)を
回転すると、駆動スクロール(3)か駆動軸(33)の
軸心(01)を中心に回転し、鏡板(31)の回転に伴
なって連結ピン(7)も回転する。そして、該連結ピン
(7)の小径部(72)が従動スクロール(4)の鏡板
(41)に係合しているので、該連結ピン(7)の回転
により従動スクロール(4)が回転し、しかも、該従動
スクロール(4)は駆動スクロール(3)に同期して回
転し、一方のスクロール(3)又は(4)に対して他方
のスクロール(4)又は(3)が相対的に公転のみ行う
ことになる。この公転によってラップ(32)、  (
42)の接触箇所が中心に向って移動すると共に、ラッ
プ(32)。
(42)間に作用室(13)が該ラップ(32)。
(42)の外周側の巻終り端(9)より形成され、該作
用室(13)が中心の吐出通路(46)に向って渦巻状
に移動しつつ収縮することになる。
一方、低圧冷媒ガスは吸入管(21)よりケーシング(
2)内の低圧室(2b)を介して上記作用室(13)に
流入する。そして、該作用室(13)の収縮により低圧
冷媒ガスが圧縮されて高圧冷媒ガスになり、該高圧冷媒
ガスは吐出通路(46)を通り、高圧室(2a)に流入
した後、吐出管(22)より吐出される。
また、上記駆動側フレーム(5)下方の高圧室(2C)
には高圧冷媒ガスが導入されて油溜め(23)の潤滑油
か駆動スクロール(3)の給油路(8)に圧送され、該
給油路(8)を通って各軸受(34)、(35)、(4
4)、  (45)に供給される。
次に、本発明の特徴とする作用を説明する。
上記各スクロール(3)、(4)は自転運動しているの
で、各々ラップ(32)、(42)には遠心力が作用し
ている。そして、この回転か高回転になると、その遠心
力か大きくなり、う、ツブ(32)、(42)を外側に
倒そうとし、う・ツブ(32)、(42)の付は根部分
の応力か増大する。そして、この応力は、特に、ラップ
(32)。
(42)の外周側の巻終り端部(9)において最大にな
る。しかし、上述したようにラップ(32)(42)の
巻終り端部(9)には鏡板(31)。
(41)の前面に向って傾斜した傾斜面(91)が形成
されていると共に、該傾斜面(91)が鏡板(31)の
前面に滑らかに連続しているので、遠心力による応力集
中は分散され、該応力集中が低減される。
この結果、上記遠心力によるラップ(32)。
(42)の変形やクラックの発生が抑制され、信頼性お
よび圧縮効率か向上する。
第3図は、ラップ(32)における外周側の巻終り端部
の変形例を示している。上記ラップ(32)において、
傾斜面(91)が形成された巻終り端部(9a)は鏡板
(31)の外周側へ僅かに屈曲して形成され、平面視略
り字状に形成されている。この屈曲部分かりブの役割を
なし、ラップ(32)の強度がより一層向上することに
なる。
第4図はラップ(32)、(42)の巻終り端面の他の
実施例を示し、前実施例が滑らかな傾斜面(91)に形
成したのに代り、階段面(92)に形成したものである
。該階段面(92)における各段差部によって遠心力に
よる応力集中を分散させる。その他の構成並びに作用・
効果は前実施例と同しである。
第5図はラップ(32)、  (42)の他の実施例を
示し、切欠穴(93)を形成したものである。
そして、該ラップ(32)、  (42)の巻終り端面
ば鏡板(31)、(41)の前面に対して垂直な直立面
に形成されている。上記切欠穴(93)はラップ(32
)、  (42)の巻終り端部に複数個形成され、該切
欠穴(93)はラップ(32)(42)の先端面に開口
して円形孔て形成されている。
従って、上記切欠穴(93)によってランプ(32)、
  (42)の巻終り端部の質量が軽減され、遠心力か
低減されることになり、ラップ(32)、  (42)
の変形及びクラックの発生が抑制される。尚、上記切欠
穴(93)は円形の他、矩形などてあってもよく、また
、個数は限られるものではない。
その他の構成並びに作用・効果は前実施例と同様である
第6図及び第7図は鏡板(31)、  (41)の他の
実施例を示し、前面に凹部(94)か形成されたもので
ある。つまり、該鏡板(31)、  (41)は厚さが
前各実施例と同様になるように前面が基準面(31a)
、  (41a)に形成されて成り、該基準、而(31
a)、(41a)に上記凹部(94)が渦巻状に形成さ
れている。該凹部(94)は鏡板(31)、  (41
)の中央部からラップ(32)、  (42)に沿って
渦巻状に形成され、該凹部(94)の幅はラップD2)
、(42)の間隔と同一に形成されると共に、該凹部(
94)の巻終り端部はラップ(32)、  (42)の
巻終り端よりほぼ半周長く形成されている。そして、上
記凹所(94)の底面には相対するラップ(32)、 
 (42)の先端面が接し、該凹所(94)がラップ(
32)、  (42)の先端面の移動軌跡に対応して形
成されている。尚、ラップ(32)。
(42)の巻終り端は直立面で形成されている。
従って、上記ラップ(32)、(42)におけるほぼ半
周分の巻終り端部は、第7図に示すように、外側の高さ
を小さくすることができるので、巻終り端部の質量が軽
減され、遠心力が低減すると同時に、鏡板(31)、 
 (41)で堅牢に支持される。その結果、ラップ(3
2)、(42)の変形やクラックの発生か抑制される。
その他の構成並びに作用・効果は前実施例と同様である
尚、本実施例では冷凍装置の圧縮機に関して述べたが、
本発明は真空ポンプや膨張機に用いてもよい。
(発明の効果) 上述したように、本発明によれば以下のような効果か発
揮される。
請求項(1)に係る発明によれば、ラップの巻終り端部
をラップ高さが小さくなるように形成したために、遠心
力によって生するラップの巻終り端部における応力集中
が分散されることになり、該ラップの変形やクラックの
発生を防止することができる。この結果、簡単な構成で
もって作用室の気密性が確保され、またラップの重量も
あまり大きくすることもなく、信頼性の向上が図れる。
また、請求項(2)に係る発明によれば、巻終り端部が
リブとしての役割を有し、ラップの強度がより一層向上
し、請求項(1)の効果と相俟って遠心力による不具合
を確実に解消することができる。
また、請求項(3)に係る発明によれば、ラップの巻終
り端部の質量か軽減されるので、遠心力が低下し、ラッ
プの変形やクラックの発生を防止することができる。
また、請求項(4)に係る発明によれば、ラップにおけ
る巻終り端部の高さが小さくなり、質量か軽減されると
共に、鏡板によって補強されるので、ラップの変形やク
ラックの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本発明の実施例を示し、第1図はスク
ロールの斜視図、第2図はスクロール型流体装置の縦断
面図、第3図は巻終り端部の変形例を示す平面図である
。第4図はラップの巻終り端面の変形例を示す斜視図、
第5図は他の実施例を示すラップの巻終り端部を示す斜
視図、第6図は他の鏡板を示す斜視図、第7図は第6図
■−■線における断面図である。第8図および第9図は
従来例を示し、第8図は第1図相当図、第9図は第8図
のIX−IX線に沿った断面図である。 (1)・・・スクロール型流体装置 (2)・・・密閉ケーシング (3)・・・駆動スクロール (4)・・・従動スクロール (31)、  (41)・・・鏡板 (32)、  (42)・・・ラップ (33)・・・駆動軸 (43)・・従動軸 (5)・・・駆動側フレーム (6)・・・従動側フレーム (9)・・巻終り端部 (91)・・・傾斜面 (92)・・・階段面 (93)・・・切欠穴 (94)・・・凹所 ばか2名 に〜 気J 図 第4 図 第 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鏡板(31)の前面に渦巻状のラップ(32)が
    立設され且つ背面に駆動軸(33)が連結されて成る駆
    動スクロール(3)と、鏡板(41)の前面に渦巻状の
    ラップ(42)が立設され且つ背面に従動軸(43)が
    連結されて成る従動スクロール(4)とが各ラップ(3
    2)、(42)を噛合して並設され、 上記駆動スクロール(3)の回転に伴って従動スクロー
    ル(4)が同期して回転するようにしたスクロール型流
    体装置において、 上記駆動スクロール(3)および従動スクロール(4)
    のラップ(32)、(42)における外周側の巻終り端
    部(9)は、上記鏡板(31)、(41)の前面に向っ
    てラップ(32)、(42)の高さが漸次小さくなるよ
    うに形成されていることを特徴とするスクロール型流体
    装置。
  2. (2)上記請求項(1)記載のスクロール型流体装置に
    おいて、ラップ(32)、(42)における外周側の巻
    終り端部(9a)は鏡板(31)、(41)の外周方向
    に向って屈曲して形成されていることを特徴とするスク
    ロール型流体装置。
  3. (3)鏡板(31)の前面に渦巻状のラップ(32)が
    立設され且つ背面に駆動軸(33)が連結されて成る駆
    動スクロール(3)と、鏡板(41)の前面に渦巻状の
    ラップ(42)が立設され且つ背面に従動軸(43)が
    連結されて成る従動スクロール(4)とが各ラップ(3
    2)、(42)を噛合して並設され、 上記駆動スクロール(3)の回転に伴って従動スクロー
    ル(4)が同期して回転するようにしたスクロール型流
    体装置において、 上記駆動スクロール(3)および従動スクロール(4)
    のラップ(32)、(42)における外周側の巻終り端
    部には該ラップ(32)、(42)の先端面に開口する
    切欠穴(93)が形成されていることを特徴とするスク
    ロール型流体装置。
  4. (4)鏡板(31)の前面に渦巻状のラップ(32)が
    立設され且つ背面に駆動軸(33)が連結されて成る駆
    動スクロール(3)と、鏡板(41)の前面に渦巻状の
    ラップ(42)が立設され且つ背面に従動軸(43)が
    連結されて成る従動スクロール(4)とが各ラップ(3
    2)、(42)を噛合して並設され、 上記駆動スクロール(3)の回転に伴って従動スクロー
    ル(4)が同期して回転するようにしたスクロール型流
    体装置において、 上記駆動スクロール(3)および従動スクロール(4)
    の各鏡板(31)、(41)の前面には相対向するラッ
    プ(42)、(32)の先端面の移動軌跡に対応して凹
    部(94)が鏡板(31)、(41)の中央部からラッ
    プ(32)、(42)に沿って渦巻状に形成されている
    ことを特徴とするスクロール型流体装置。
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