JPH05272463A - 油圧供給装置 - Google Patents

油圧供給装置

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JPH05272463A
JPH05272463A JP4068390A JP6839092A JPH05272463A JP H05272463 A JPH05272463 A JP H05272463A JP 4068390 A JP4068390 A JP 4068390A JP 6839092 A JP6839092 A JP 6839092A JP H05272463 A JPH05272463 A JP H05272463A
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JP
Japan
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accumulator
pressure
supply
supply pressure
pressure line
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JP4068390A
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Kenji Nanahara
賢司 七原
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 負荷が必要とする供給圧に合わせて可変容量
ポンプの吐出圧を低減する時に、作動油をアキュムレー
タに蓄圧保持し、吐出圧を増加するときに効果的に作動
油を供給できるようにした油圧供給装置において、アキ
ュムレータ蓄圧保持の間に油圧作動系を安定させるこ
と。 【構成】 可変容量ポンプ4から負荷1に至る供給圧ラ
イン26と、第1アキュムレータ10と第3アキュムレ
ータとの連通、遮断可能な切換弁7を設け、通常の吐出
圧時には第1アキュムレータ10を連通し、吐出圧を低
減したときのみ第3アキュムレータ41と連通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧供給装置に係り、
特に、可変容量ポンプから負荷に至る供給圧ラインにア
キュムレータを接続し、この蓄圧された油圧エネルギと
可変容量ポンプの吐出エネルギとを補完させながら負荷
に供給する油圧供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先に、油圧供給装置に用いる
油圧ポンプとして、特願平2−8506号にて、吐出圧
で作動される油圧シリンダ等の油圧負荷が要求する必要
最小量を吐出し、油圧負荷の消費流量に見合うように吐
出圧を制御して、消費エネルギを低減する可変容量ポン
プを提案していた。
【0003】この可変容量ポンプを、例えば油圧アクテ
ィブサスペンション装置に用いた場合、車両停止中など
油圧アクティブサスペンション装置の使用がなされてい
ないとき、可変容量ポンプの吐出圧を油圧アクティブサ
スペンションの中立圧付近まで低減し、圧力損失を少な
くすることが考えられる。
【0004】しかしながら、可変容量ポンプから負荷に
至る供給圧ラインには、通常油圧ポンプの圧力を補償
し、供給圧ライン内に発生する脈動を低減するためにア
キュムレータを設けているが、吐出圧の低減によってア
キュムレータの蓄積している作動油も少なくなってしま
う。そして、車両発進時に再び可変容量ポンプの吐出圧
を増加させるときに、アキュムレータの蓄圧の為に、油
圧アクティブサスペンション装置に供給されるべき作動
油の一部がくわれてしまう。このため、作動油が充分に
供給されず、応答性が悪化することがある。
【0005】そこで、本出願人は特願平2−27306
4号で、可変容量ポンプの吐出圧を低減するときにアキ
ュムレータを蓄圧した状態で保持して供給圧ラインとア
キュムレータとの連通を断ち、可変容量ポンプの吐出圧
を増加するときに、再び連通することによって油圧アク
ティブサスペンション装置の必要としている作動油の一
部がアキュムレータにくわれるのを防止して、充分な作
動油を供給できるようにしたものを提案していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、吐出圧
を低減するときにアキュムレータと供給圧ラインとの連
通を遮断するので、アキュムレータの行っていた油圧ポ
ンプの圧力補償と、供給圧ライン内に発生する脈動の低
減とができず、油圧作動系が不安定になるという問題が
あった。
【0007】本発明は、上記に鑑み、その目的は、可変
容量ポンプを用いた油圧供給装置において、吐出圧を低
減させるのに伴ってアキュムレータと供給圧ラインとの
連通を断ったときに、油圧作動系が不安定になるのを防
止することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、吐出量を変更可能な可変容
量ポンプと、この可変容量ポンプから負荷に至る供給圧
ラインと、この供給圧ラインに設けられた第1アキュム
レータと、この第1アキュムレータと供給圧ラインとの
連通、遮断を切り換え可能な第1切換手段と、前記負荷
が必要とする供給圧力に応じて、前記可変容量ポンプの
吐出圧を制御する圧力制御手段と、この圧力制御手段
が、可変容量ポンプの吐出圧を低減するときに前記第1
アキュムレータと供給圧ラインとの連通を遮断し、その
後可変容量ポンプの吐出圧を増加するときに前記第1ア
キュムレータと供給圧ラインとを連通させるよう前記第
1切換手段を切り換える第1切換駆動手段と、を備えた
油圧供給装置において、前記供給圧ラインに前記第1ア
キュムレータより小容量の第2アキュムレータを設けた
ものとする。
【0009】上記目的を達成するために、請求項2記載
の発明は、吐出量を変更可能な可変容量ポンプと、この
可変容量ポンプから負荷に至る供給圧ラインと、この供
給圧ラインに設けられた第1アキュムレータと、この第
1アキュムレータと供給圧ラインとの連通、遮断を切り
換え可能な第1切換手段と、前記負荷が必要とする供給
圧力に応じて、前記可変容量ポンプの吐出圧を制御する
圧力制御手段と、この圧力制御手段が、可変容量ポンプ
の吐出圧を低減するときに前記第1アキュムレータと供
給圧ラインとの連通を遮断し、その後可変容量ポンプの
吐出圧を増加するときに前記第1アキュムレータと供給
圧ラインとを連通させるよう前記第1切換手段を切り換
える第1切換駆動手段と、を備えた油圧供給装置におい
て、前記供給圧ラインに設けた第3アキュムレータと、
この第3アキュムレータと供給圧ラインとの連通、遮断
を切り換え可能な第2切換手段と、前記圧力制御手段
が、供給圧ライン内の圧力を低減するときに前記第3ア
キュムレータと供給圧ラインとを連通させ、その後供給
圧ライン内の圧力を増加するときに前記第3アキュムレ
ータと供給圧ラインとの連通を遮断させるよう前記第2
切換手段を切り換える第2切換駆動手段と、を設けたも
のとする。
【0010】
【作用】上記請求項1記載の発明では、油圧供給装置が
備える可変容量ポンプから供給される作動油により負荷
が駆動される。負荷が必要とする供給圧力に応じて、圧
力制御手段が可変容量ポンプの吐出圧を通常の状態に制
御しているときには、第1切換駆動手段は第1切換手段
により第1アキュムレータと供給圧ラインとを連通さ
せ、供給圧ライン内の脈動を第1アキュムレータと第2
アキュムレータによって低減し、可変容量ポンプの圧力
補償を行う。
【0011】負荷が必要とする供給圧力に応じて、圧力
制御手段が可変容量ポンプの吐出圧を低減させるとき
に、第1切換駆動手段が第1切換手段により供給圧ライ
ンと第1アキュムレータとの連通を遮断し、第1アキュ
ムレータはその時の圧力でもって作動油を保持する。可
変容量ポンプの吐出圧を低減している間は、第2アキュ
ムレータだけで脈動低減、及び圧力補償を行うが、供給
圧が少ないので充分である。
【0012】その後、負荷が必要とする供給圧力に応じ
て、圧力制御手段が可変容量ポンプの吐出圧を増加させ
るときに、第1切換駆動手段が第1切換手段により供給
圧ラインと第1アキュムレータとを連通させるため、可
変容量ポンプの吐出圧増加分に加え、第1アキュムレー
タが保持していた作動油も負荷に供給できるため、負荷
には充分に作動油を供給できる。この時、第2アキュム
レータは蓄圧されるものの第1アキュムレータに比べ容
量が小さいため応答性を損なうことはない。
【0013】上記請求項2記載の発明では、油圧供給装
置が備える可変容量ポンプから供給される作動油により
負荷が駆動される。負荷が必要とする供給圧力に応じ
て、圧力制御手段が可変容量ポンプの吐出圧を通常の状
態に制御しているときには、第1切換駆動手段は第1切
換手段により第1アキュムレータと供給圧ラインとを連
通させ、第2切換駆動手段は第2切換手段により第3ア
キュムレータと供給圧ラインとの連通を遮断する。この
ため供給圧ライン内の脈動低減及び圧力補償を第1アキ
ュムレータが行う。
【0014】負荷が必要とする供給圧力に応じて、圧力
制御手段が可変容量ポンプの吐出圧を低減させるとき
に、第1切換駆動手段が第1切換手段により供給圧ライ
ンと第1アキュムレータとの連通を遮断し、第1アキュ
ムレータはその時の圧力でもって作動油を保持する。一
方、第2切換駆動手段が第2切換手段により供給圧ライ
ンと第3アキュムレータとを連通させ、供給圧ライン内
の脈動低減及び圧力補償を行う。
【0015】その後、負荷が必要とする供給圧力に応じ
て、圧力制御手段が可変容量ポンプの吐出圧を増加させ
るときに、第1切換駆動手段が第1切換手段により供給
圧ラインと第1アキュムレータとを連通させ、第2切換
駆動手段が第2切換手段により供給圧ラインと第3アキ
ュムレータとの連通を遮断する。そして、可変容量ポン
プの吐出圧増加分に加え、第1アキュムレータが保持し
ていた作動油も負荷に供給できるため、負荷には充分に
作動油を供給できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0017】図1乃至図4は、本発明の第1実施例を示
し、図1は車両用の油圧供給装置2と、これから供給さ
れる作動油により駆動される油圧シリンダ(負荷)1と
からなる油圧作動系を示す。即ち、油圧供給装置2は、
吐出量を可変な可変容量ポンプ4と、この可変容量ポン
プ4から油圧シリンダ1を駆動する圧力制御弁28に至
る供給圧ライン26と、このライン26上に直接設けら
れた、第1アキュムレータ10より小容量で作動油を蓄
圧する第2アキュムレータ11とからなり、油圧シリン
ダ1は前記圧力制御弁と出力ライン(供給圧ライン)3
9で接続されている。前記可変容量ポンプ4、切換弁8
及び圧力制御弁28は、コントローラ(圧力制御手段、
第1切換手段)14からの駆動信号により制御される。
【0018】前記可変容量ポンプ4は、前述の特願平2
ー8506号で提案したものと同一構成を有し、吐出圧
のフィードバックにより油圧シリンダ1の必要最小量を
吐出できるようになっている。これは、可変容量ポンプ
4のタンク6からの吸入ライン29に接続された図外の
作動油吸入口に、開口面積が可変となるように図外のス
プールを設け、吐出圧を開口面積を絞る方向へ作用さ
せ、電磁ソレノイド60を開口面積を広げる方向へ作用
させることによって作動油吸入量を変化させ、ポンプ吐
出圧及び吐出流量を制御している。この電磁ソレノイド
60の電磁力は、コントローラ14から与えられる制御
信号に応じて変化させることができる。
【0019】前記切換弁8は、コントローラ14からの
制御信号が供給される電磁ソレノイド59を有し、この
電磁ソレノイド59によってスプールを駆動することに
よって第1アキュムレータ10と供給圧ライン26とを
OFFで連通、ONで遮断する。
【0020】前記圧力制御弁28は、従来周知の3ポー
ト電磁比例減圧弁(例えば特開平1−122717号参
照)で成り、供給圧ライン26から供給される作動油の
圧力をコントローラ14からの制御信号に比例して減圧
し、出力ポート側に制御圧を形成するものである。この
制御弁28の出力ポートは図示の如く出力ライン39を
介して油圧シリンダ1の図外のシリンダ室に連通してい
る。この油圧シリンダ1は車輪と車体との間に介挿され
例えば車体のロール時に車体外輪側の沈み込みに抗する
力を発生させ、姿勢変化を抑制するようになっている。
【0021】又、供給圧ライン26には圧力センサ36
の検出端が接続されている。この圧力センサ36は圧力
制御弁の出力する制御圧を検知し、この圧力に対応した
電気信号をコントローラ14に出力する。
【0022】このコントローラ14はA/D変換器、マ
イクロコンピュータ、D/A変換器、及びソレノイド駆
動回路を含んで構成され、車速センサ63からの信号、
車高センサ64からの信号、アクセルスイッチ65から
の信号、前記圧力センサ36からの制御圧検出信号を夫
々入力し、前記圧力制御弁28の姿勢変化抑制のための
制御を行う一方で、後述する図3の処理を行い、可変容
量ポンプ4、切換弁8に制御信号を各々供給する。
【0023】以下、前記コントローラ14が行う、図2
に示す制御プログラムのフローチャートについて説明す
る。
【0024】まず、前記車速センサ63からの信号を基
にステップ101で車速が0であるかどうかを判断し、
0でなければ後述するステップ106に進み、0であれ
ば、ステップ102に進む。
【0025】ステップ102では、前記車高センサ64
を基に車高変化が0であるかを判断し、0でなければス
テップ106に進み、0であればステップ103に進
む。
【0026】ステップ103では、油圧サスペンション
指令値が中立圧相当になっているかどうかを判断し、な
っていなければステップ106に進み、中立圧相当にな
っていればステップ104に進む。
【0027】ステップ104では、切換弁8をONにし
て第1アキュムレータ10と供給圧ライン26との連通
を遮断し、ポンプ吐出圧を中立圧まで低減させるように
前記電磁ソレノイド60を駆動する。
【0028】ステップ105では、前記アクセルスイッ
チ65がONであるかを判断し、ONでなければステッ
プ104に戻り、ONになるまでこのループを繰り返
す。
【0029】アクセルがONになるとステップ106に
進み、ポンプ吐出圧を通常の吐出圧になるように、前記
電磁ソレノイド60を駆動し、切換弁8をOFFとして
第1アキュムレータ10と供給圧ライン26とを連通さ
せて、このプログラムを終了する。
【0030】次に、車両の車速、ポンプ吐出圧、ポンプ
吐出流量及び油動力と時間との関係を図3を用いて説明
する。
【0031】まず、t=t1までの車速一定の時は、ポ
ンプ吐出圧、吐出流量はほぼ一定であり、このため油動
力は一定となる。この時は、切換弁8はOFFとなって
いて第1アキュムレータ10と供給圧ライン26とが連
通しているため、供給圧ライン26内の脈動は第1アキ
ュムレータ10と第2アキュムレータ11とで低減し、
又、蓄圧されることで可変容量ポンプ4の圧力補償を行
う。
【0032】t=t1で車両が、減速し始めると、車両
の前方への沈み込みを抑えるために油圧シリンダ1側へ
の、定速走行時より多めの作動油が必要となる。このた
め、ポンプ吐出圧は一定に保ちながら、ポンプ吐出流量
が増大し、油動力(ポンプ吐出圧×ポンプ吐出流量)が
増える。この状態は、車両の停止直後(t=t2)もし
ばらく続き、t=t3で車両が完全に静止するとポンプ
の吐出流量は低減する。
【0033】t=t4で油圧サスペンション指令値が中
立圧相当になると第1アキュムレータ10と供給圧ライ
ン26との連通が遮断され、ポンプの吐出圧は油圧サス
ペンションの中立圧まで低減する。
【0034】この時の油動力を実線で示し、ポンプ吐出
圧を低減しないときの油動力を破線で示すが、ポンプ吐
出圧を低減しないものに比べ油動力が低減されているこ
とがわかる。又、この時第1アキュムレータ10と供給
圧ライン26との連通は遮断されているが、可変容量ポ
ンプ4の吐出圧が低減しているので第2アキュムレータ
11だけで供給圧ライン26内の脈動を低減できる。
【0035】t=t5でアクセルを踏み込むと、前記電
磁ソレノイド60を駆動して、ポンプ吐出圧4を増加さ
せ、同時に第1アキュムレータ10と供給圧ライン26
とを連通させる。
【0036】このため、ポンプの吐出圧増加と共に、第
1アキュムレータ10に蓄圧していた作動油を油圧シリ
ンダ1に供給でき、又、第2アキュムレータ11は第1
アキュムレータ10より小容量なので第2アキュムレー
タ11の蓄圧に使用される作動油の量は少しで済み、応
答性を損なうことはない。
【0037】次に、本発明の第2実施例を図4を用いて
説明する。図4は車両用の油圧供給装置2とこれから供
給される作動油により駆動される油圧シリンダ(負荷)
1とからなる作動系を示す。第2実施例においては、第
1実施例で用いた第2アキュムレータ11の代わりに第
1アキュムレータより小容量の第3アキュムレータ41
を用いたもので、前記第1アキュムレータ10とこの第
3アキュムレータ41は、切換弁(第1切換手段、第2
切換手段)7を介して前記供給圧ラインと接続されてい
る。切換弁7は、前記コントローラ14からの制御信号
が供給される電磁ソレイノイド79を有する。この電磁
ソレノイド79によってスプールを駆動することによっ
て第1アキュムレータ10と供給圧ライン26とをOF
Fで連通し、ONで遮断し、逆に第3アキュムレータ4
1と供給圧ライン26とをOFFで遮断し、ONで連通
する。
【0038】そのほかの構成については、第1実施例と
同様なものは同じ番号で示し、説明を省略する。また、
切換弁7を駆動するためにコントローラ14にて処理さ
れる制御プログラムのフローチャートは第1実施例と同
様、図3に示すものを用いる。
【0039】又、第2実施例における車速、ポンプ吐出
圧、ポンプ吐出流量及び油動力と時間との関係は第1実
施例同様図4に示すものになるが、第1実施例では第2
アキュムレータ11が常時供給圧ライン26に接続され
ていたのに対し、第2実施例では、通常第1アキュムレ
ータ10のみが供給圧ライン26と接続されており、第
1アキュムレータ10と供給圧ライン26との連通が遮
断されるのと同時に、第3アキュムレータ41と供給圧
ライン26とが連通される。
【0040】このため、ポンプ4の吐出圧増加時に、第
3アキュムレータ41は供給圧ライン26との連通を遮
断されるので蓄圧されることはなく、油圧作動系の応答
性を損なうことはない。
【0041】ところで、上記実施例では、吸入量を制御
する固定シリンダ型ラジアルポンプによる可変容量ポン
プを用いたものについて説明したが、これに限るもので
はなく、吐出量制御可能な可変容量ポンプであれば、例
えば斜板角可変型斜板ポンプ等でもよい。
【0042】又、第2実施例で用いた第3アキュムレー
タの容量は、第1アキュムレータの容量より小容量であ
るとしたが、容積の大小関係はこれに限るものではな
い。
【0043】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1及び
請求項2記載の発明における油圧供給装置は、油圧負荷
の消費流量に見合うように吐出圧を制御できるので消費
エネルギを効果的に使用できると共に、可変容量ポンプ
の吐出圧を低減する時点の圧力にて第1アキュムレータ
に蓄圧した作動油を、前記吐出圧を増加させるときに負
荷に供給できるため応答性を悪化させることを防止でき
る。また、前記吐出圧を低減している間は、第2アキュ
ムレータもしくは第3アキュムレータによって供給圧ラ
イン内の脈動低減や可変容量ポンプの圧力補償を行える
ため、吐出圧を低減させるのに伴って第1アキュムレー
タと供給圧ラインとの連通を断ったときに、油圧作動系
が不安定になるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す油圧作動系を示す構
成図である。
【図2】第1実施例及び第2実施例で用いられる制御プ
ログラムのフローチャートである。
【図3】第1実施例及び第2実施例の車速、ポンプ吐出
圧、ポンプ吐出流量、油動力と時間との関係を示したグ
ラフである。
【図4】本発明の第2実施例を示す油圧作動系を示す構
成図である。
【符号の説明】
1…負荷、2…油圧供給装置、4…可変容量ポンプ、7
…切換弁(第1切換手段、第2切換手段)、8…切換弁
(第1切換手段)、10…第1アキュムレータ、11…
第2アキュムレータ、26…供給圧ライン、14…コン
トローラ(圧力制御手段、第1切換駆動手段)、41…
第3アキュムレータ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吐出量を変更可能な可変容量ポンプと、 この可変容量ポンプから負荷に至る供給圧ラインと、 この供給圧ラインに設けられた第1アキュムレータと、 この第1アキュムレータと供給圧ラインとの連通、遮断
    を切り換え可能な第1切換手段と、 前記負荷が必要とする供給圧力に応じて、前記可変容量
    ポンプの吐出圧を制御する圧力制御手段と、 この圧力制御手段が、可変容量ポンプの吐出圧を低減す
    るときに前記第1アキュムレータと供給圧ラインとの連
    通を遮断し、その後可変容量ポンプの吐出圧を増加する
    ときに前記第1アキュムレータと供給圧ラインとを連通
    させるよう前記第1切換手段を切り換える第1切換駆動
    手段と、を備えた油圧供給装置において、 前記供給圧ラインに前記第1アキュムレータより小容量
    の第2アキュムレータを設けたことを特徴とする油圧供
    給装置。
  2. 【請求項2】吐出量を変更可能な可変容量ポンプと、 この可変容量ポンプから負荷に至る供給圧ラインと、 この供給圧ラインに設けられた第1アキュムレータと、 この第1アキュムレータと供給圧ラインとの連通、遮断
    を切り換え可能な第1切換手段と、 前記負荷が必要とする供給圧力に応じて、前記可変容量
    ポンプの吐出圧を制御する圧力制御手段と、 この圧力制御手段が、可変容量ポンプの吐出圧を低減す
    るときに前記第1アキュムレータと供給圧ラインとの連
    通を遮断し、その後可変容量ポンプの吐出圧を増加する
    ときに前記第1アキュムレータと供給圧ラインとを連通
    させるよう前記第1切換手段を切り換える第1切換駆動
    手段と、を備えた油圧供給装置において、 前記供給圧ラインに設けた第3アキュムレータと、 この第3アキュムレータと供給圧ラインとの連通、遮断
    を切り換え可能な第2切換手段と、 前記圧力制御手段が、供給圧ライン内の圧力を低減する
    ときに前記第3アキュムレータと供給圧ラインとを連通
    させ、その後供給圧ライン内の圧力を増加するときに前
    記第3アキュムレータと供給圧ラインとの連通を遮断さ
    せるよう前記第2切換手段を切り換える第2切換駆動手
    段と、を設けたことを特徴とする油圧供給装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000035004A (ja) * 1998-07-06 2000-02-02 Caterpillar Inc ライド制御装置
KR100541020B1 (ko) * 1998-12-29 2006-03-30 두산인프라코어 주식회사 콘크리트펌핑시스템의유압펌프의사판제어장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000035004A (ja) * 1998-07-06 2000-02-02 Caterpillar Inc ライド制御装置
KR100541020B1 (ko) * 1998-12-29 2006-03-30 두산인프라코어 주식회사 콘크리트펌핑시스템의유압펌프의사판제어장치

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