JPH05271409A - ポリアミド酸の製造方法 - Google Patents

ポリアミド酸の製造方法

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JPH05271409A
JPH05271409A JP7429392A JP7429392A JPH05271409A JP H05271409 A JPH05271409 A JP H05271409A JP 7429392 A JP7429392 A JP 7429392A JP 7429392 A JP7429392 A JP 7429392A JP H05271409 A JPH05271409 A JP H05271409A
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JP
Japan
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polyamic acid
polyimide
film
inh
nmp
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JP7429392A
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English (en)
Inventor
Kazuo Kawaguchi
口 和 雄 河
Kazuaki Niwa
羽 一 明 丹
Hideetsu Fujiwara
原 秀 悦 藤
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記一般式[I]で示される脂環式テトラカ
ルボン酸二無水物と、ジアミン化合物とを、触媒として
の無機塩類の存在下で反応させることを特徴とするポリ
アミド酸の製造方法。 【化1】 【効果】 ポリイミドを製造するための高分子量ポリア
ミド酸を、再現性よく生成することができる。また、本
発明により製造されたポリアミド酸から得られたポリイ
ミドは、耐熱性、機械的特性、電気的特性、耐薬品性な
どに優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリアミド酸の製造方
法に関し、さらに詳しくは、ポリイミド前駆体であるポ
リアミド酸を合成する反応において、ポリアミド化触媒
として無機塩類を用いるポリアミド酸の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】芳香族テトラカルボン酸二無水物を原料
として得られるポリイミドは、その優れた耐熱性、機械
的特性、電気的特性、耐薬品性などのため、すでに様々
な分野で使用されている。しかしながら、これらポリイ
ミドは溶剤に対し全く不溶であったり、分解温度以下で
は溶融しないなど、成形作業性が著しく悪いという問題
点がある。
【0003】一方、脂環族テトラカルボン酸二無水物を
原料として得られるポリイミドは、溶剤に対する溶解性
に優れており、成形作業性が良好であるが、高分子量の
ポリマーを得ることが難しく、フィルムなどの材料とし
て用いることが難しいという問題点がある。
【0004】ところでポリイミドは、一般的に、テトラ
カルボン酸二無水物とジアミンとを有機溶剤中において
反応させポリアミド酸を合成し、次いでポリアミド酸を
加熱してイミド化するか、あるいはポリアミド酸を無水
酢酸などの脱水剤と接触させて化学的にイミド化して、
ポリイミドとする2段階反応において合成されている。
しかしながら脂環式テトラカルボン酸二無水物をモノマ
ーとして用いた場合、ポリイミド合成反応の第1段階で
あるポリアミド酸の合成反応において、ポリアミド酸の
分子量を高めることが難しく、かつ得られたポリアミド
酸が加水分解し易いため、高分子量のポリアミド酸を得
ることが困難であった。このため第2段階の反応である
イミド化反応において、熱イミド化、化学的イミド化な
どの種々のイミド化反応を試みても、たとえばフィルム
などとして使用するのに充分な強度のあるポリイミドを
工業的に再現性よく得ることは容易ではなかったのであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリイミド
を製造するための原料として用いられる、高分子量を有
するポリアミド酸を、再現性よく製造することができる
ポリアミド酸の製造方法を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のポリアミド酸の
製造方法は、下記一般式[I]で示される脂環式テトラ
カルボン酸二無水物と、ジアミンとを、触媒としての無
機塩類の存在下で反応させることを特徴としている。
【0007】
【化2】
【0008】以下、本発明のポリアミド酸の製造方法に
ついて具体的に説明する。 [反応原料]本発明のポリアミド酸の製造方法で用いら
れるテトラカルボン酸二無水物は、上記一般式[I]で
示されるものである。
【0009】一般式[I]で示されるテトラカルボン酸
二無水物には、多くの立体異性体が存在する。これらの
立体異性体は、本発明ではいずれも区別することなく使
用することができる。また、これらのテトラカルボン酸
二無水物は、2種以上混合して用いることができる。さ
らに、これら一般式[I]で示されるテトラカルボン酸
二無水物に対し、従来公知の他のテトラカルボン酸二無
水物を混合して用いることができる。このような他のテ
トラカルボン酸二無水物として具体的には、無水ピロメ
リット酸、3,3',4,4'-ベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物などの芳香族系酸二無水物、シクロペンタン-
1,2,3,4-テトラカルボン酸二無水物、2,3,5-トリカルボ
キシシクロペンチル酢酸二無水物などの脂環式テトラカ
ルボン酸二無水物を用いることができ、特に限定されな
い。ただし、一般式[I]で示されるテトラカルボン酸
二無水物は、使用されるテトラカルボン酸二無水物の合
計量に対し、70モル%以上、特に90モル%以上の割
合で含まれることが望ましい。
【0010】本発明で用いられるジアミン化合物は、通
常入手可能なジアミンを全て使用することができ、特に
限定されない。用いることができるジアミンとしては、
たとえばパラフェニレンジアミン、メタフェニレンジア
ミン、4,4'-ジアミノジフェニルメタン、4,4'-ジアミノ
ジフェニルエタン、ベンジジン、4,4'-ジアミノジフェ
ニルスルフィド、4,4'-ジアミノジフェニルスルホン、
4,4'-ジアミノジフェニルエーテル、1,5-ジアミノナフ
タレン、3,3'-ジメチル-4,4'-ジアミノビフェニル、3,
4'-ジアミノベンズアニリド、3,4'-ジアミノジフェニル
エーテル、3,3'-ジアミノベンゾフェノン、3,4'-ジアミ
ノベンゾフェノン、4,4'-ジアミノベンゾフェノン、2,2
-ビス[4-(4-アミノフェノキシ) フェニル]プロパ
ン、ビス[4-(4-アミノフェノキシ) フェニル]スルホ
ン、1,4-ビス(4-アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3-ビ
ス(4-アミノフェノキシ) ベンゼン、1,3-ビス(3-アミ
ノフェノキシ) ベンゼン、9,9-ビス(4-アミノフェニ
ル) -10-ヒドロアンスラセン、9,9-ビス(4-アミノフェ
ニル) フルオレン、4,4'-メチレン-ビス(2-クロロアニ
リン) 、2,2',5,5'-テトラクロロ-4,4'-ジアミノビフェ
ニル、2,2'-ジクロロ-4,4'-ジアミノ-5,5'-ジメトキシ
ビフェニル、3,3'-ジメトキシ-4,4'-ジアミノビフェニ
ル、1,1-メタキシリレンジアミン、ヘキサヒドロ-4,7-
メタノインダニレンジメチレンジアミンなどの芳香族ジ
アミン;1,3-プロパンジアミン、テトラメチレンジアミ
ン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、ヘプタメチレンジアミン、オクタメチレンジアミ
ン、ノナメチレンジアミン、4,4'-ジメチルヘプタメチ
レンジアミンなどの脂肪族ジアミン;1,4-ジアミノシク
ロヘキサン、イソホロンジアミン、テトラヒドロジシク
ロペンタジエニレンジアミン、トリシクロ[6.2.1.
02,7]ウンデシレンジメチルジアミンなどの脂環式ジア
ミン;および
【0011】
【化3】
【0012】(式中、Rはメチル基、エチル基、プロピ
ル基などの炭素数1〜12のアルキル基、シクロヘキシ
ル基などの脂環式炭化水素基、またはフェニル基などの
芳香族炭化水素基を示し、mは1〜3の整数、nは1〜
20の整数を示す。)などで示されるジアミノオルガノ
シロキサンを挙げることができる。また、これらのジア
ミンは2種以上併用することができる。
【0013】[ポリアミド酸の製造]本発明では、上記
のようなテトラカルボン酸二無水物と、ジアミンとを、
触媒としての無機塩類の存在下、溶剤中で混合接触させ
ることによりポリアミド酸の製造を行う。
【0014】この際に用いられる無機塩類としては、た
とえばLiCl、NaCl、KCl、RbCl、CsCl、LiB
r、NaBrなどのハロゲン化アルカリ金属塩類;MgC
l2、CaCl2、SrCl2、BaCl2、MgBr2、CaBr2
SrBr2、BaBr2などのハロゲン化アルカリ土類金属
類;ZnCl2、CdCl2、ZnBr2などのハロゲン化金属
類;Na2CO3、K2CO3、Rb2CO3、Cs2CO3など
のアルカリ金属の炭酸塩類;MgCO3、CaCO3などの
アルカリ土類金属の炭酸塩類が挙げられる。これらのう
ち、LiCl、CaCl2、CsCl、SrCl2、MgCl2、Zn
Cl2などが特に好ましい。これらの無機塩類は単独で用
いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。また、
これらの無機塩類は、通常結晶水を保有しており、使用
に際しては、結晶水を除去して用いることが好ましい
が、結晶水を保有する無機塩類をそのまま用いることも
できる。
【0015】ポリアミド酸の製造の際に用いられる溶剤
としては、上記のテトラカルボン酸二無水物およびジア
ミンに対し不活性であり、かつテトラカルボン酸二無水
物およびジアミンを溶解するものなら特に限定されない
が、一般的には、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド、N-メチルピロリドンなどのアミド系溶剤;フ
ェノール、クレゾールなどのフェノール系溶剤;あるい
はジメチルスルホキシドなどのいわゆる非プロトン系極
性溶剤が用いられる。これらの溶剤は、単独で用いても
よく、2種以上混合して用いることもできる。なお、上
記溶剤に対して、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族炭化水素の如き上記以外の他の溶剤を混合して用
いることもできるのは勿論である。
【0016】テトラカルボン酸二無水物とジアミンとを
溶剤中で反応させるに際しては、反応系におけるテトラ
カルボン酸二無水物とジアミンの濃度は、種々の条件に
応じて、適宜設定しうるが、通常は、テトラカルボン酸
二無水物とジアミンとを合計した重量が溶液全体の重量
に対して1〜70重量%、好ましくは2〜50重量%の
範囲にあることが望ましく、テトラカルボン酸二無水物
とジアミンとの比率は、モル比で1:1に近いことが好
ましく、1:0.95〜1:1.05程度であることが望
ましい。テトラカルボン酸二無水物とジアミンとのモル
比が上記範囲から外れると、得られるポリアミド酸の重
合度が低下することがある。
【0017】触媒としての無機塩類は、テトラカルボン
酸二無水物100重量部に対して0.1〜500重量
部、好ましくは10〜200重量部の量で用いられるこ
とが望ましい。
【0018】反応は、150℃以下、好ましくは−10
〜120℃の範囲で行われることが望ましく、反応時間
は、反応条件、特に反応温度によって大きく異なるが、
通常0.5〜100時間である。
【0019】このようにして得られたポリアミド酸は、
充分な重合度を持ち、たとえばηin h が0.5dl/g以
上のものが再現性よく得られる。 [イミド化反応]上記のようにして得られたポリアミド
酸を、通常の方法でイミド化すると、ポリイミドを製造
することができる。ポリアミド酸のイミド化には、加熱
イミド化法と化学的イミド化法とがあるが、本発明で得
られたポリアミド酸からは、いずれの方法を用いても良
好なポリイミドを得ることができる。
【0020】本発明で得られたポリアミド酸溶液(反応
生成液)から熱イミド化法によってポリイミドを製造す
るには、たとえばポリアミド酸溶液を、ポリアミド酸を
溶解しない溶剤(いわゆる非溶剤、たとえばメタノー
ル、シクロヘキサン、n-ヘキサン、水など)と混合し、
ポリアミド酸を凝固沈澱させポリアミド酸を分離する。
次いで、このポリアミド酸を、上記のポリアミド酸の製
造の際に用いた溶剤に再溶解させ、このポリアミド酸溶
液を加熱し、溶剤を蒸発させながらポリアミド酸を脱水
閉環させればよい。この際の加熱温度は、120〜23
0℃の範囲であることが好ましい。
【0021】上記のポリアミド酸溶液(反応生成液)か
ら化学的イミド化法によってポリイミドを製造するに
は、たとえば上記のようにして得られたポリアミド酸溶
液に、脱水剤と塩基性触媒とを添加し、ポリアミド酸を
脱水閉環させてイミド化する。この際の反応温度は、−
20〜200℃の範囲であることが好ましい。
【0022】ここで脱水剤としては、無水酢酸、無水プ
ロピオン酸、無水酪酸、無水イソ酪酸、無水吉草酸など
の酸無水物を用いることができる。この脱水剤の添加量
は、ポリアミド酸の繰り返し単位1モル当たり、0.2
〜20倍モルの量であることが好ましい。脱水剤の添加
量が0.2倍モル未満であるとイミド化反応の進行が遅
くなり、また20倍モルを超えるとポリアミド酸の溶剤
に対する溶解度が低下することがある。
【0023】また、塩基性触媒としては、トリエチルア
ミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミンなどの脂
肪族3級アミン;N,N-ジメチルアニリンなどの芳香族3
級アミン、ピリジン、2-メチルピリジン、N-メチルイミ
ダゾール、キノリンなどの塩基性複素環化合物が挙げら
れる。この塩基性触媒の添加量は、ポリアミド酸の繰り
返し単位1モル当たり、1〜20倍モル、好ましくは2
〜10倍モルの量であることが好ましい。塩基性触媒の
添加量が20倍モルを超えるとポリアミド酸の溶剤に対
する溶解度が低下する傾向にある。
【0024】このようにして、ポリアミド酸から得られ
たポリイミドの極限粘度(ポリマー濃度;0.5g/1
00ml 、極性溶媒中、30℃)は、通常0.5〜2.0
dl/gの範囲にある。この極限粘度か0.5dl/g未満
であると、得られた成形品の機械的特性や耐熱性が不充
分となる。
【0025】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明のポリアミド
酸の製造方法をさらに具体的に説明するが、本発明はこ
れら実施例に限定されるものではない。
【0026】
【実施例1】内容積100ml のフラスコを120℃の
乾燥器中で3時間充分に乾燥し、次いでフラスコ内を窒
素パージしながら、脱水したN-メチルピロリドン(以
下、「NMP」と略記する。)26gを加えた。NMP
の含有水分量は8ppm であった。これに4,4'-ジアミノ
ジフェニルエーテル(以下、「DDE」と略記する。)
2.0024g(0.010mol)をフラスコ内に添加
し、ガラス製攪拌翼により攪拌して全量を溶解した。D
DEは20分程度で全量溶解した。続いて、300℃で
2時間焼成した塩化カルシウム0.55gを攪拌しなが
らフラスコ内に全量添加した。
【0027】次いで、テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]
ドデカ-3,4,8,9-テトラカルボン酸二無水物
【0028】
【化4】
【0029】3.0228g(0.010mol)を攪拌し
ながらフラスコ内に添加した。NNTA.AHは、10分程度
で全量溶解した。この状態で、20℃で、24時間攪拌
を続けポリアミド酸溶液を得た。この溶液の一部を採取
し、溶液の粘度を測定したところ、ηinh は1.01dl
/gであった。なお、この際のηinh は、ウベローデ粘
度計を用いて測定した。ここでいうηinh (dl/g)と
は、
【0030】
【数1】
【0031】であり、濃度とはNMP100ml 当たり
のポリアミド酸のg数である。以下、特に断りのない限
り、ηinh は濃度0.5g/100ml 、測定温度30
℃、NMPを溶剤として測定されたものである。
【0032】[製造例1]実施例1で得られたポリアミ
ド酸溶液16gを、120℃の乾燥器中で3時間充分に
乾燥したフラスコに移した、次いでフラスコ内を窒素パ
ージしながら無水酢酸4.5gと脱水したピリジン6.0
gを添加した。ピリジンの含有水分量は10ppm であっ
た。
【0033】次いで、室温下でガラス製攪拌翼により3
時間攪拌することにより目的のポリイミド溶液を得た。
この溶液をメタノール中で再沈し、120℃の真空乾燥
器中で5時間乾燥することにより、白色のポリイミド粉
末を得た。得られたポリイミドのηinh は0.87dl/
gであった。
【0034】このポリイミド粉末を20重量%NMP溶
液とし、ガラス板上にドクターブレードを用いて流延し
た後、230℃でNMPを加熱除去することにより、強
靱で僅かに褐色を帯びた透明なフィルムを得た。
【0035】得られたフィルムの5%加熱減量温度およ
び熱分解温度を測定したところ、485℃および490
℃であった。また、このフィルムの引張強度を測定した
結果2.30GPaであった。
【0036】[製造例2]実施例1で得られたポリアミ
ド酸溶液を、メタノール中で再沈し、120℃の真空乾
燥器中で5時間乾燥してポリアミド酸の白色粉末を得
た。このポリアミド酸粉末を20重量%NMP溶液と
し、ガラス板上にドクターブレードを用いて流延した
後、230℃で加熱イミド化することにより、強靱で僅
かに褐色を帯びた透明なフィルムを得た。得られたポリ
イミドフィルムのηinh は0.87dl/gであった。
【0037】このようにして得られたフィルムの5%加
熱減量温度および熱分解温度を測定したところ、487
℃および490℃であった。また、このフィルムの引張
強度を測定した結果2.35GPaであった。
【0038】
【実施例2】実施例1において塩化カルシウムの代わり
に塩化リチウム0.21g(0.005mol)を用いた以
外は、実施例1と同様の条件でポリアミド酸溶液を調製
した。得られたポリアミド酸のηinh は0.97dl/g
であった。
【0039】[製造例3]実施例2で得られたポリアミ
ド酸溶液を製造例1と同様の条件でイミド化することに
より、白色のポリイミド粉末を得た。得られたポリイミ
ドのηinh は0.85dl/gであった。
【0040】このポリイミド粉末を20重量%NMP溶
液とし、ガラス板上にドクターブレードを用いて流延し
た後、230℃でNMPを加熱除去することにより、強
靱で僅かに褐色を帯びた透明なフィルムを得た。
【0041】得られたフィルムの5%加熱減量温度およ
び熱分解温度を測定したところ、484℃および487
℃であった。また、このフィルムの引張強度を測定した
結果2.25GPaであった。
【0042】
【実施例3】実施例1において塩化カルシウムの代わり
に塩化亜鉛0.68g(0.005mol)を用いた以外
は、実施例1と同様の条件でポリアミド酸溶液を調製し
た。得られたポリアミド酸のηinh は0.94dl/gで
あった。
【0043】[製造例4]実施例3で得られたポリアミ
ド酸溶液を製造例1と同様の条件でイミド化することに
より、白色のポリイミド粉末を得た。得られたポリイミ
ドのηinh は0.82dl/gであった。
【0044】このポリイミド粉末を20重量%NMP溶
液とし、ガラス板上にドクターブレードを用いて流延し
た後、230℃でNMPを加熱除去することにより、強
靱で僅かに褐色を帯びた透明なフィルムを得た。
【0045】得られたフィルムの5%加熱減量温度およ
び熱分解温度を測定したところ、482℃および486
℃であった。また、このフィルムの引張強度を測定した
結果2.23GPaであった。
【0046】
【実施例4】実施例1においてDDEの代わりに4,4'-
ジアミノジフェニルメタン(以下、「DDM」と略記す
る。)1.9827g(0.010mol)を用いた以外
は、実施例1と同様の条件でポリアミド酸溶液を調製し
た。得られたポリアミド酸のη inh は1.05dl/gで
あった。
【0047】[製造例5]実施例4で得られたポリアミ
ド酸溶液を製造例1と同様の条件でイミド化することに
より、白色のポリイミド粉末を得た。得られたポリイミ
ドのηinh は0.92dl/gであった。
【0048】このポリイミド粉末を20重量%NMP溶
液とし、ガラス板上にドクターブレードを用いて流延し
た後、230℃でNMPを加熱除去することにより、強
靱で僅かに黄色を帯びた透明なフィルムを得た。
【0049】得られたフィルムの5%加熱減量温度およ
び熱分解温度を測定したところ、466℃および488
℃であった。また、このフィルムの引張強度を測定した
結果1.71GPaであった。
【0050】
【実施例5】実施例1においてDDEの代わりに4,4'-
ジアミノジシクロヘキシルメタン(以下、「DCDA」
と略記する。)2.1036g(0.010mol)を用い
た以外は、実施例1と同様の条件でポリアミド酸溶液を
調製した。得られたポリアミド酸のηinh は0.85dl
/gであった。
【0051】[製造例6]実施例5で得られたポリアミ
ド酸溶液を実施例1と同様の条件でイミド化することに
より、白色のポリイミド粉末を得た。得られたポリイミ
ドのηinh は0.71dl/gであった。
【0052】このポリイミド粉末を20重量%NMP溶
液とし、ガラス板上にドクターブレードを用いて流延し
た後、230℃でNMPを加熱除去することにより、強
靱で無色透明なフィルムを得た。
【0053】得られたフィルムの5%加熱減量温度およ
び熱分解温度を測定したところ、410℃および420
℃であった。また、このフィルムの引張強度を測定した
結果2.35GPaであった。
【0054】
【実施例6】実施例1においてNMPの代わりにジメチ
ルスルホキシド(以下、「DMF」と略記する。)25
g(含水量は10ppm である。)を用いた以外は、実施
例1と同様の条件でポリアミド酸溶液を調製した。得ら
れたポリアミド酸のηinh は0.97dl/gであった。
【0055】[製造例7]実施例6で得られたポリアミ
ド酸溶液を製造例1と同様の条件でイミド化することに
より、白色のポリイミド粉末を得た。得られたポリイミ
ドのηinh は0.85dl/gであった。
【0056】このポリイミド粉末を20重量%NMP溶
液とし、ガラス板上にドクターブレードを用いて流延し
た後、230℃でNMPを加熱除去することにより、強
靱で僅かに褐色を帯びた透明なフィルムを得た。
【0057】得られたフィルムの5%加熱減量温度およ
び熱分解温度を測定したところ、485℃および486
℃であった。また、このフィルムの引張強度を測定した
結果2.23GPaであった。
【0058】
【実施例7】実施例1においてNNTA.AHの代わりにビシ
クロ[2.2.1]ヘプタン-2.3.5.6-テトラカルボン酸二無水
【0059】
【化5】
【0060】1.0406g(0.010mol)を用いた
以外は、実施例1と同様の条件でポリアミド酸溶液を調
製した。得られたポリアミド酸のηinh は0.94dl/
gであった。
【0061】[製造例8]実施例7で得られたポリアミ
ド酸溶液を製造例1と同様の条件でイミド化することに
より、白色のポリイミド粉末を得た。得られたポリイミ
ドのηinh は0.81dl/gであった。
【0062】このポリイミド粉末を20重量%NMP溶
液とし、ガラス板上にドクターブレードを用いて流延し
た後、230℃でNMPを加熱除去することにより、強
靱で僅かに褐色を帯びた透明なフィルムを得た。
【0063】このようにして得られたフィルムの5%加
熱減量温度および熱分解温度を測定したところ、440
℃および450℃であった。また、このフィルムの引張
強度を測定した結果1.25GPaであった。
【0064】
【実施例8】実施例1においてNNTA.AHの代わりにヘキ
サシクロ[6.6.1.13,6.110,13.02,7.0 9,14]ヘプタデカ-
4,5,11,13-テトラカルボン酸二無水物
【0065】
【化6】
【0066】0.3684g(0.010mol)を用いた
以外は、実施例1と同様の条件でポリアミド酸溶液を調
製した。得られたポリアミド酸のηinh は0.81dl/
gであった。
【0067】[製造例9]実施例9で得られたポリアミ
ド酸溶液を製造例1と同様の条件でイミド化することに
より、白色のポリイミド粉末を得た。得られたポリイミ
ドのηinh は0.71dl/gであった。
【0068】このポリイミド粉末を20重量%NMP溶
液とし、ガラス板上にドクターブレードを用いて流延し
た後、230℃でNMPを加熱除去することにより、強
靱で僅かに褐色を帯びた透明なフィルムを得た。
【0069】このようにして得られたフィルムの5%加
熱減量温度および熱分解温度を測定したところ、480
℃および485℃であった。また、このフィルムの引張
強度を測定した結果2.15GPaであった。
【0070】
【比較例1】塩化カルシウムを添加しなかったこと以外
は、実施例1と同様の条件でポリアミド酸溶液を調製し
た。得られたポリアミド酸のηinh は0.45dl/gで
あった。
【0071】[製造例10]比較例1で得られたポリア
ミド酸溶液を製造例1と同様の条件でイミド化すること
により、白色のポリイミド粉末を得た。得られたポリイ
ミドのηinh は0.20dl/gであった。
【0072】このポリイミド粉末を20重量%NMP溶
液とし、ガラス板上にドクターブレードを用いて流延し
た後、230℃でNMPを加熱除去することによりフィ
ルム化を試みた。しかしながら、加熱途中でポリイミド
がフレーク状に剥離してしまい、良好にフィルム化する
ことはできなかった。
【0073】
【比較例2】実施例4において塩化カルシウムを添加し
なかったこと以外は、実施例4と同様の条件でポリアミ
ド酸溶液を調製した。得られたポリアミド酸のηinh
0.47dl/gであった。
【0074】[製造例11]比較例2で得られたポリア
ミド酸溶液を製造例1と同様の条件でイミド化すること
により、白色のポリイミド粉末を得た。得られたポリイ
ミドのηinh は0.22dl/gであった。
【0075】このポリイミド粉末を20重量%NMP溶
液とし、ガラス板上にドクターブレードを用いて流延し
た後、230℃でNMPを加熱除去することによりフィ
ルム化を試みた。しかしながら、加熱途中でポリイミド
がフレーク状に剥離してしまい、良好にフィルム化する
ことはできなかった。
【0076】
【比較例3】実施例5において塩化カルシウムを添加し
なかったこと以外は、実施例5と同様の条件でポリアミ
ド酸溶液を調製した。得られたポリアミド酸のηinh
0.30dl/gであった。
【0077】[製造例12]比較例3で得られたポリア
ミド酸溶液を製造例1と同様の条件でイミド化すること
により、白色のポリイミド粉末を得た。得られたポリイ
ミドのηinh は0.12dl/gであった。
【0078】このポリイミド粉末を20重量%NMP溶
液とし、ガラス板上にドクターブレードを用いて流延し
た後、230℃でNMPを加熱除去することによりフィ
ルム化を試みた。しかしながら、加熱途中でポリイミド
がフレーク状に剥離してしまい、良好にフィルム化する
ことはできなかった。
【0079】
【比較例4】実施例7において塩化カルシウムを添加し
なかったこと以外は、実施例7と同様の条件でポリアミ
ド酸溶液を調製した。得られたポリアミド酸のηinh
0.31dl/gであった。
【0080】[製造例13]比較例4で得られたポリア
ミド酸溶液を製造例1と同様の条件でイミド化すること
により、白色のポリイミド粉末を得た。得られたポリイ
ミドのηinh は0.10dl/gであった。
【0081】このポリイミド粉末を20重量%NMP溶
液とし、ガラス板上にドクターブレードを用いて流延し
た後、230℃でNMPを加熱除去することによりフィ
ルム化を試みた。しかしながら、加熱途中でポリイミド
がフレーク状に剥離してしまい、良好にフィルム化する
ことはできなかった。
【0082】
【比較例5】実施例8において塩化カルシウムを添加し
なかったこと以外は、実施例8と同様の条件でポリアミ
ド酸溶液を調製した。得られたポリアミド酸のηinh
0.25dl/gであった。
【0083】[製造例14]比較例5で得られたポリア
ミド酸溶液を製造例1と同様の条件で化学的イミド化す
ることにより、白色のポリイミド粉末を得た。得られた
ポリイミドのηinhは0.09dl/gであった。
【0084】このポリイミド粉末を20重量%NMP溶
液とし、ガラス板上にドクターブレードを用いて流延し
た後、230℃でNMPを加熱除去することによりフィ
ルム化を試みた。しかしながら、加熱途中でポリイミド
がフレーク状に剥離してしまい、良好にフィルム化する
ことはできなかった。
【0085】以上の結果を表1および表2に示す。
【0086】
【表1】
【0087】
【表2】
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、ポリイミドを製造する
ための原料として用いられる、高分子量のポリアミド酸
を、再現性よく製造することができる。
【0089】また、本発明により製造されたポリアミド
酸から得られたポリイミドは、耐熱性、機械的特性、電
気的特性、耐薬品性などに優れ、具体的にはプリント配
線基板、フレキシブルプリント基板、半導体集積回路素
子の表面保護膜、エナメル電線用被覆剤、各種積層板な
どの電気絶縁材料として広範囲に使用することかでき
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式[I]で示される脂環式テト
    ラカルボン酸二無水物と、ジアミンとを、触媒としての
    無機塩類の存在下で反応させることを特徴とするポリア
    ミド酸の製造方法。 【化1】
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