JPH05271403A - 芳香族ポリエーテルケトン類の高分子量化法 - Google Patents

芳香族ポリエーテルケトン類の高分子量化法

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JPH05271403A
JPH05271403A JP4068293A JP6829392A JPH05271403A JP H05271403 A JPH05271403 A JP H05271403A JP 4068293 A JP4068293 A JP 4068293A JP 6829392 A JP6829392 A JP 6829392A JP H05271403 A JPH05271403 A JP H05271403A
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JP
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aromatic
molecular weight
aromatic polyether
polyether ketone
alkali
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JP4068293A
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Tatsuya Kato
達也 加藤
Mitsuo Konishi
満月男 小西
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 溶融流動性に優れる比較的低分子量のポリエ
ーテルケトンを用いてその成形加工段階で高分子量化し
高靱性のポリエーテルケトン類成形体の製造方法。 【構成】 芳香族ハライド末端基を持つ芳香族ポリエー
テルケトンにアルカリ(土類)金属水酸化物を添加し、
250℃から450℃の高温で数分保持しポリマー間を
エーテル結合させ高分子量化させる。アルカリ(土類)
金属水酸化物の量を変えることにより分子量増加量を制
御できる。 【効果】 耐熱性、機械特性、耐薬品性等の優れた高性
能エンジニアリング樹脂である。高流動化と高靱性化を
同時に満足したポリエーテルケトン類を製造することが
でき、従来では低流動性のため含浸させることが困難で
あった炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維等の織布と
のコンポジットも作成することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は芳香族ポリエーテルケト
ン類の高分子量化法に関する。さらに詳しくいえば、比
較的低分子量の芳香族ポリエーテルケトン類を加熱溶融
状態で高分子量化することにより芳香族ポリエーテルケ
トン類を高分子量化する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリエーテルケトン類は優れた耐
熱性、機械的強度、耐薬品性を持つエンジニアリングプ
ラスチックである。また高分子量の芳香族ポリエーテル
ケトン類ほど機械的強度が優れている。しかし高分子量
の芳香族ポリエーテルケトン類は溶融流動性が悪く、成
形加工が困難または不可能となるという欠点を有してい
る。
【0003】架橋剤等を用いた熱架橋型の高分子量化方
法は知られているが、この方法ではポリマーが分岐して
分子量が増大するため高靱性のポリマーが得られない、
また得られるポリマーの分子量の制御が容易でない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、新規
な芳香族ポリエーテルケトン類の高分子量化方法を提供
することである。さらに詳しく言えば、良流動化を満足
し、かつ高靱性のものが得られ、しかも分子量の増加量
制御が容易なポリエーテルケトン類の高分子量化方法を
提供することである。つまり、溶融流動性に優れる比較
的低分子量の芳香族ポリエーテルケトンを用いてその成
形加工段階で高分子量化し高靱性の芳香族ポリエーテル
ケトン類成形体の製造方法を提供することが本発明の大
きな目的の一つである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記目的を
達成すべく鋭意研究を重ねた結果、芳香族ハライド末端
基を有する芳香族ポリエーテルケトン類とアルカリ(土
類)金属水酸化物を無溶媒で加熱溶融し、ポリマー融液
とアルカリ(土類)金属水酸化物を反応させ高分子量化
することにより高分子量芳香族ポリエーテルケトン類を
製造し得ることを見いだし、この知見に基づいて本発明
を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、式 −CO−Ar−
X(式中、Arは2価の芳香族残基を表し、Xはフッ素
原子または塩素原子を表す)で表される芳香族ハライド
末端基を有する芳香族ポリエーテルケトン類とアルカリ
(土類)金属水酸化物を無溶媒で通常はその芳香族ポリ
エーテルケトン類の融点以上450℃以下の温度に加熱
反応させ、エーテル結合を生成して高分子量化すること
を特徴とする芳香族ポリエーテルケトン類の高分子量化
法を提供するものである。
【0007】以下に本発明を詳細に説明する。本発明の
式−CO−Ar−X(式中、Arは2価の芳香族残基
を表し、Xはフッ素原子または塩素原子を表す)で表さ
れる芳香族ハライド末端基を有する芳香族ポリエーテル
ケトン類とは、その主鎖の構成が 一般式:
【0008】
【化1】
【0009】で表される繰り返し単位を有するものであ
る。好ましい具体例として、以下にその構成式を挙げ
る。
【0010】
【化2】
【0011】また、本発明のポリエーテルケトン類は、
上記の繰り返し単位を2つ以上含んだ共重合体でも良
い。これらの芳香族ポリエーテルケトン類は、例えばフ
ェノキシ末端基のような芳香族ハライド末端基以外の末
端基を持っていても良い。高分子量化される前のポリエ
ーテルケトン類は例えば、USP4,108,837に
記載されている様に、2価のジフェノールと2価のジハ
ライドを用いる方法か、特開平1−038043に記載
されている様に2価のジハライドとアルカリ金属炭酸塩
をシリカ等の触媒存在下に反応させる方法により得られ
る。
【0012】本発明における還元粘度とは、特に断らな
い限り25℃において0.1重量%の濃度の98%濃硫
酸溶液で、サスペンジョン型のウベローデ粘度計を用い
て測定した値のことである。本発明に用いられる高分子
量化する前の芳香族ポリエーテルケトン類の分子量は、
25℃における濃硫酸での還元粘度が0.1以上の芳香
族ポリエーテルケトン類が好ましい。還元粘度が0.1
未満であると、高分子量化する時間が長くなり好ましく
ない副反応を併発したり、副生する無機塩が多すぎた
り、生産生が悪くなるという問題点が生じる。還元粘度
が1.5を超えるポリマーでは十分に高靱性を有してい
るので本発明の効果は小さい。よって、高分子量化され
る前のポリエーテルケトン類の還元粘度は0.1以上
1.5以下が好ましい。
【0013】芳香族ポリエーテルケトン類とアルカリ
(土類)金属水酸化物を約400℃というその芳香族ポ
リエーテルケトン類の融点以上に加熱反応させたとき芳
香族ポリエーテルケトン類の分子量が増加し、しかも得
られる芳香族ポリエーテルケトン類がその優れた性能で
ある高靱性をさらに増して高分子量化するという驚くべ
き知見を見いだし本発明を完成するに至った。架橋剤を
用いた高分子量化法ではこのような高靱性の芳香族ポリ
エーテルケトン類は得られない。
【0014】高分子量化する前の芳香族ポリエーテルケ
トン類の形状としては、多孔質の粉末が好ましい。この
ほうがよりアルカリ(土類)金属水酸化物を均一に分散
でき、均一に高分子量化できるからである。局所的に高
分子量化させるとゲルの発生等の好ましくない現象を生
じる。また、芳香族ハライド末端基のハライドの種類に
ついてはフッ素原子のほうが反応性に優れているので好
ましい。ハライドが塩素原子である場合は反応活性を高
めるために塩化銅、酸化銅等の銅化合物を添加すること
もよい方法である。
【0015】本発明に用いられるアルカリ(土類)金属
水酸化物は水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、水酸化ルビジウム、水酸化セシウム、水酸化
ベリリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、
水酸化ストロンチウム、水酸化バリウムが挙げられる。
好ましくはアルカリ金属水酸化物であり、原子番号の大
きいアルカリ金属水酸化物ほど活性が高い。アルカリ
(土類)金属水酸化物の使用量を変えることで成形体の
最終到達分子量を制御することができる。
【0016】芳香族ハライド末端基とアルカリ(土類)
金属水酸化物の当量比率が50:50であると加熱処理
時間に応じて高分子量化していくが、ゲル化等の好まし
くない現象を伴う。用いられるアルカリ(土類)金属水
酸化物の量が芳香族ポリエーテルケトン類の芳香族ハラ
イド末端基に対して0当量%より多く100当量%未満
のときは、その量に応じて分子量が増加する。つまり、
アルカリ(土類)金属水酸化物の量を制御することで最
終の到達分子量を制御できる。アルカリ(土類)金属水
酸化物を芳香族ハライド末端基より化学量論より過剰に
用いた場合、アルカリ(土類)金属水酸化物(酸化物)
が芳香族ポリエーテルケトン類中に残るためか高分子量
化された芳香族ポリエーテルケトン類の耐熱安定性が劣
るようである。そのためアルカリ(土類)金属水酸化物
を芳香族ハライド末端基より化学量論的に過剰に用いる
ことは好ましくない。アルカリ(土類)金属水酸化物の
使用量は芳香族ハライド末端基に対して1から99当量
%が好ましい。これはこの量用いたとき高分子量化され
たあとの芳香族ポリエーテルケトン類の耐熱安定性が優
れていたことによる。芳香族ハライド末端基量は、1H
−NMR、13C−NMRによって定量するか、ポリマ
ーを加熱灰化後の残査を元素分析することにより定量で
きる。
【0017】芳香族ポリエーテルケトン類とアルカリ
(土類)金属水酸化物の混合は、単に室温で粉体状で行
ってもよいが、より均一に混合された方が良い。例えば
芳香族ポリエーテルケトン類の多孔質粉末とアルカリ
(土類)金属水酸化物水溶液をスラリー混合し水を加熱
乾燥、減圧乾燥等の操作により系中より除去するとか、
ヘンシェルミキサーで粉末状芳香族ポリエーテルケトン
類とアルカリ(土類)金属水酸化物水溶液を粉末混合攪
拌する方法等が工業的に有利である。また上記スラリー
混合の場合、ろ過したほうが水の蒸発量が少ないので有
利である、この場合は芳香族ポリエーテルケトン類が含
液するアルカリ(土類)金属水酸化物水溶液量とその濃
度から、アルカリ(土類)金属水酸化物の量を特定でき
る。先に述べたような溶液重縮合法によってえられる芳
香族ポリエーテルケトン類は、通常精製後に多孔質の粉
末となっており、そのアルカリ(土類)金属水酸化物水
溶液等の液体の含液率は同じ重合条件でつくった場合は
同じとなる。また、芳香族ポリエーテルケトン類とアル
カリ(土類)金属水酸化物水溶液の濡れ性を良くするた
めにメタノール等のアルカリと反応せずしかも水の溶解
性の高い有機溶媒をアルカリ金属水酸化物水溶液と同時
に用いることも良い方法である。
【0018】処理温度は250℃以上450℃以下であ
る。450℃以上ではポリマーが熱分解する。好ましく
は340℃から420℃である。また高分子量化する前
の芳香族ポリエーテルケトン類の融点以下の温度では高
分子量化反応が遅い。処理時間は数分以内になるよう
に、アルカリ(土類)金属の種類、処理温度を設定する
のが高生産性を実現できる。処理時間として、好ましく
は10分以内である。
【0019】
【実施例】
【0020】
【実施例1】 (芳香族ポリエーテルケトンの調製)100mlのセパ
ラブルガラスフラスコに4,4′−ジフルオロベンゾフ
ェノン13.46g(0.0617mol)、炭酸ナト
リウム6.74g(0.0638mol)、シリカ(富
士デビソン社サイロイド244)2.0g、ジフェニル
スルホン25gを仕込み、窒素置換した後、攪拌しなが
ら2時間かけて290℃に昇温し、290℃で2時間、
315℃で1時間、335℃で2時間反応させ、最後に
末端停止剤として4,4′−ジフルオロベンゾフェノン
1.0gを添加した後室温に冷却し重合を終了した。得
られた反応物を粉砕した後、温アセトンで3回、4重量
%水酸化ナトリウム水溶液で1回、さらにイオン交換水
でほぼ中性になるまで洗浄し、続いて温アセトン洗浄し
た。減圧乾燥して、淡黄色の粉末を得た。この芳香族ポ
リエーテルケトンの濃硫酸中の25℃における還元粘度
は0.70であった。またこの芳香族ポリエーテルケト
ンに含まれるフッ素原子を分析したところ0.18重量
%であった、これは芳香族ポリエーテルケトン1gに
0.095mmolのフッ素原子が含まれていることに
なる。
【0021】(芳香族ポリエーテルケトンの高分子量
化)上記、粉末10.0gと0.50g/lの水酸化ナ
トリウム水溶液50mlをビーカーに入れ室温で3時間
スラリー状態で攪拌した後、ろ過して水酸化ナトリウム
水溶液を含液したポリエーテルケトンプレポリマー3
9.1gを得た。150℃で10時間減圧乾燥すると淡
黄色の粉末が得られた。この芳香族ポリエーテルケトン
1g中には、計算上0.036mmolの水酸化ナトリ
ウムを含まれていることになる。この粉末を400℃で
5分間プレス成形すると高靱性のフィルムが得られ、こ
のフィルムの濃硫酸中の25℃における還元粘度は1.
05であった。
【0022】
【実施例2】 (芳香族ポリエーテルケトンの調製)100mlのセパ
ラブルガラスフラスコに4,4′−ジフルオロベンゾフ
ェノン10.91g(0.05mol)、4,4′−ジ
ヒドロキシベンゾフェノン10.71g(0.05mo
l)、炭酸カリウム7.19g(0.052mol)、
ジフェニルスルホン40gを仕込み、窒素置換した後、
攪拌しながら2時間かけて290℃に昇温し、290℃
で30分、315℃で15分、335℃で30分間反応
させ、最後に末端停止剤として4,4′−ジフルオロベ
ンゾフェノン1.0gを添加した後室温に冷却し重合を
終了した。得られた反応物を粉砕した後、温アセトンで
3回、イオン交換水3回洗浄し、続いて温アセトン洗浄
した。減圧乾燥して、淡黄色の粉末を得た。このプレポ
リマーの濃硫酸中の25℃における還元粘度は0.55
であった。またこの芳香族ポリエーテルケトンに含まれ
るフッ素原子を分析したところ0.19重量%であっ
た、これは芳香族ポリエーテルケトン1gに0.10m
molのフッ素原子が含まれていることになる。
【0023】(芳香族ポリエーテルケトンの高分子量
化)実施例1と同様に上記、粉末10.0gと0.90
g/lの水酸化ナトリウム水溶液50mlをビーカーに
入れ室温で3時間スラリー状態で攪拌した後、ろ過して
水酸化ナトリウム水溶液を含液した芳香族ポリエーテル
ケトン26.5gを得た。150℃で10時間減圧乾燥
すると淡黄色の粉末が得られた。この芳香族ポリエーテ
ルケトン1g中に、計算上0.037mmolの水酸化
ナトリウムが含れていることになる。この粉末を400
℃で5分間プレス成形すると高靱性のフィルムが得ら
れ、このフィルムの濃硫酸中の25℃における還元粘度
は1.01であった。
【0024】
【実施例3】実施例1と同様にして計算上ポリマー1g
当たり0.054mmolの水酸化ナトリウムを含んだ
(実施例1の0.50g/lの水酸化ナトリウム水溶液
の濃度を0.75g/lとした)還元粘度0.67の芳
香族ポリエーテルケトン粉末を得た。この芳香族ポリエ
ーテルケトンには0.18重量%のフッ素原子が含まれ
ていた、この量はポリマー1gあたり0.095mmo
lのフッ素原子に相当する。この芳香族ポリエーテルケ
トン粉末7gを炭素繊維織布3gに積層し400℃で5
分間減圧下にプレス成形したところ、芳香族ポリエーテ
ルケトンが均一る含浸した板状コンポジットが得られ
た。この板状コンポジットから芳香族ポリエーテルケト
ンを濃硫酸で抽出し、その還元粘度を測定したところ
1.05であった。またその濃硫酸溶液にはゲルが観察
されなかった。
【0025】
【比較例】実施例2と同様の仕込条件で、重合時間を長
くして還元粘度1.24の芳香族ポリエーテルケトンを
得た。この芳香族ポリエーテルケトン粉末7gを炭素繊
維織布3gに積層し400℃でプレス成形したが、芳香
族ポリエーテルケトン樹脂は炭素繊維織布に含浸しなか
った。
【0026】
【実施例4〜6】実施例1と同様にして芳香族ポリエー
テルケトンの高分子量化工程の水酸化ナトリウムの含浸
量をコントロールして400℃で5分間プレス成形を行
った。その結果を表1にまとめた。
【0027】
【実施例7】実施例1と同様に大スケールで重合し、還
元粘度0.69の芳香族ポリエーテルケトン粉末を得
た。この芳香族ポリエーテルケトン1g当たりNaOH
が0.03mmol含まれるように濃度が0.42g/
lのNaOH水溶液を用いて含液、乾燥処理した。続い
て400℃の温度で押出機により、ペレタイズした。こ
のペレットの還元粘度は1.05であった。高分子量化
される前の還元粘度0.69(NaOHは含まれていな
い)と、この還元粘度1.05のペレットの力学物性
を、JIS4号ダンベルに射出成形し調べた。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【発明の効果】本発明で得られる高分子量芳香族ポリエ
ーテルケトン類は、耐熱性、機械特性、耐薬品性等の優
れた高性能エンジニアリング樹脂である。本発明によれ
ば、溶融流動性の良い比較的低分子量の芳香族ポリエー
テルケトン類を成形加工段階において直鎖状に高分子量
化することにより、高流動化と高靱性化を同時に満足し
た芳香族ポリエーテルケトン類を製造することができ
る。例えば、従来では低流動性のため含浸させることが
困難となり容易に作成できなかった高分子量芳香族ポリ
エーテルケトン類と炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊
維等の織布とのコンポジットも作成することが可能であ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 −CO−Ar−X(式中、Arはフ
    ェニレン基またはその核置換体を表し、Xはフッ素原子
    または塩素原子を表す)で表される芳香族ハライド末端
    基を有する芳香族ポリエーテルケトン類とアルカリ(土
    類)金属水酸化物を、無溶媒で250℃以上450℃以
    下の温度に加熱反応させ高分子量化させることを特徴と
    する芳香族ポリエーテルケトン類の高分子量化法。
  2. 【請求項2】 特許請求の範囲第1項において、アルカ
    リ(土類)金属水酸化物を芳香族ハライド末端基に対し
    て1から99当量%の範囲で使用する芳香族ポリエーテ
    ルケトン類の高分子量化法。
  3. 【請求項3】 特許請求の範囲第1項、第2項におい
    て、式 −CO−Ar−X(式中、Arは2価の芳香族
    残基を表し、Xはフッ素原子または塩素原子を表す)で
    表される芳香族ハライド末端基を有する芳香族ポリエー
    テルケトン類が多孔質の粉末であるポリエーテルケトン
    類の高分子量化法。
JP4068293A 1992-03-26 1992-03-26 芳香族ポリエーテルケトン類の高分子量化法 Withdrawn JPH05271403A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103992472A (zh) * 2014-05-22 2014-08-20 吉林大学 一种聚醚酮树脂及其聚合终止的制备方法
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