JPH05271041A - 頭髪用酸性染毛料組成物 - Google Patents

頭髪用酸性染毛料組成物

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JPH05271041A
JPH05271041A JP10020692A JP10020692A JPH05271041A JP H05271041 A JPH05271041 A JP H05271041A JP 10020692 A JP10020692 A JP 10020692A JP 10020692 A JP10020692 A JP 10020692A JP H05271041 A JPH05271041 A JP H05271041A
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acidic
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 染着性や耐洗浄性が良好で、かつ使用後の感
触が滑らかな頭髪用酸性染毛料組成物を提供する。 【構成】 一種もしくは二種以上の炭素数16〜24の
直鎖状または分枝状の高級アルコールを合計量で0.0
1〜5.0重量%配合する。また、これにさらに高級ア
ルコール硫酸エステル塩を配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は頭髪用酸性染毛料組成物
に関し、特に、染着性、耐洗浄性等の酸性染毛料として
の必須条件を満足しながら、使用後の感触を良好なもの
に仕上げる頭髪用酸性染毛料組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術およびその課題】従来、頭髪用の染毛料組
成物としては、酸化還元反応を利用して頭髪の染毛を行
う酸化型染毛料と、法定の色素を用いて酸性領域で染毛
を行う酸性染毛料とがある。このうち、酸性染毛料は、
酸性染料とアルコ−ル類(多くはベンジルアルコ−ルが
使用される。)と有機溶剤とpH調整用の酸(多くはク
エン酸が使用される。)を主成分とし、これに使用時に
頭髪から垂れ落ちしないように増粘剤を配合したもの
で、通常は一剤型であるため、二剤型以上を必要とする
酸化型染毛料に比べて使用時の簡便性の点で利点を有す
る。しかしながら、最適pH領域が1.5〜4.5(良
好な染着性、耐洗浄性を得るためにはこの範囲が好まし
く、平均は3前後)と、通常の頭髪用化粧品の中ではか
なり低く、このため、使用感が満足され難いという欠点
がある。本発明はこのような従来の事情に対処してなさ
れたもので、染着性、耐洗浄性等の酸性染毛料としての
必須条件を満足しながら、使用後の感触を良好なものに
仕上げることのできる頭髪用酸性染毛料組成物を提供す
ることを目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、一種もしくは
二種以上の炭素数16〜24の直鎖状または分枝状高級
アルコールを合計量で0.01〜5.0重量%配合した
ことを特徴とする頭髪用酸性染毛料組成物である。本発
明によれば、酸性染毛料組成物中に炭素数16〜24の
直鎖状または分枝状高級アルコール類を0.01〜5.
0重量%配合することにより、使用後の感触が大巾に向
上すると共に、色素染料による染着性も増大する。炭素
数が16未満では、使用後の感触向上の効果が小さい。
また、炭素数が24を超えると、組成物全体の粘度が高
くなりすぎ、毛髪に適用した時の使用感が悪くなる。直
鎖状または分枝状高級アルコール類の配合量が0.01
重量%未満では満足できる使用後の感触を得ることがで
きず、5.0重量%を超えて用いると、べたべたとした
性状を呈し、使用感が悪くなる。また、本発明の組成物
は、一剤型の染毛料組成物であるという特徴を生かし
て、シャンプ−後のリンス・染毛兼用組成物としての応
用も可能である。
【0004】本発明で用いられる炭素数16〜24の直
鎖状または分枝状高級アルコール類としては、セタノー
ル、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、2−
オクチルドデカノール、2−デシルテトラデカノール等
が挙げられ、これらのうちの一種もしくは二種以上を混
合して用いることができる。リンス効果は分枝状のもの
より直鎖状のものの方が優れている。このうち、特にセ
タノールが好ましい。また、本発明によれば、炭素数1
6〜24の直鎖状または分枝状高級アルコール類を0.
01〜5.0重量%配合し、かつ一般式:
【化2】 n2n+1OSO3H (式中、nは8〜18の整数である。) の塩で表されるアニオン性界面活性剤を0.01〜5重
量%配合すると、リンス効果がさらに向上する。この場
合、高級アルコールとして直鎖状アルコールを用いる
と、組成物はゲル状を呈し、リンス効果および染着性が
一層よくなる。上記一般式のアニオン性界面活性剤(高
級アルコール硫酸エステル塩)としては、ラウリル硫酸
ナトリウムやラウリル硫酸カリウムがあり、ラウリル硫
酸ナトリウムが特に好ましい。
【0005】また、本発明によれば、上記の頭髪用酸性
染毛料組成物中に、一種もしくは二種以上のシリコーン
を合計量で0.01〜5.0重量%を配合した頭髪用酸
性染毛料組成物が提供される。高級アルコールと共に、
シリコーンを配合することにより、使用後の感触をさら
に良好なものとすることができる。本発明で用いられる
シリコーン類としては、次のようなものが挙げられ、こ
れらのうちの一種もしくは二種以上を混合して用いるこ
とができる。 (1)
【0006】
【化3】 (CH3)3SiO[(CH3)2SiO]nSi(CH3)3 (nは、3〜650の整数) で表されるジメチルポリシロキサン。 (2)
【0007】
【化4】 (nは、1〜500の整数)
【0008】
【化5】 (CH3)3SiO[(CH3)2SiO]n[(C6H5)2SiO]mSi(CH3)3 (n,mは、その和が1〜500の整数) で表されるメチルフェニルポリシロキサン。 (3)
【0009】
【化6】 (式中、Rは炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜
6のアルコキシ基または水酸基を示し、nは1〜10
0、好ましくは20〜30の整数を、mは1〜20、好
ましくは2〜10の整数を、kは0〜50、好ましくは
20〜30の整数を、lは0〜50、好ましくは20〜
30の整数をそれぞれ示す。)で表されるポリエ−テル
変性ポリシロキサン。 (4)
【0010】
【化7】 R(CH3)2SiO[(CH3)2SiO]n[(CH3)(CH2CH2CH2NHCH2CH2NH2)SiO]mSi(CH3)R
【化8】 R(CH3)SiO[(CH3)2SiO]n[(CH3)(CH2CH2CH2NH2)SiO]mSi(CH3)R (式中、Rはメチル基またはメトキシ基を示し、nは1
〜500、mは1〜50の整数を示す。)で表されるア
ミノ変性ポリシロキサン。 (5)
【0011】
【化9】 (式中、Rは炭素数1〜3のアルキレン基を示し、nは
1〜500、好ましくは1〜250の整数を、mは1〜
50、好ましくは1〜30の整数をそれぞれ示す。)で
表されるエポキシ変性ポリシロキサン。 (6)
【0012】
【化10】 (nは1〜400、好ましくは1〜250の整数を示
す。)で表されるフッ素変性ポリシロキサン。 (7)
【0013】
【化11】
【化12】 (式中、Rは存在しないか、または炭素数1〜4のアル
キレン基を示し、n,mは、それぞれ1〜500、好ま
しくは1〜200の整数を示す。)で表されるアルコ−
ル変性ポリシロキサン。 (8)
【0014】
【化13】
【化14】 (式中、R1は炭素数2〜18のアルキル基、R2は存在
しないか、または炭素数1〜4のアルキレン基、R3
炭素数10〜16のアルキル基を示し、n,mは、それ
ぞれ1〜500、好ましくは1〜200の整数を示
す。)で表されるアルキル変性ポリシロキサン。 (9)
【0015】
【化15】 (式中、R1はメチル基または一部がフェニル基を表
し、R2はメチル基または水酸基を表す。また、nは
3,000〜20,000の整数を表す。)で表される
高分子シリコーン。これらのシリコ―ンのうち、特にメ
チルフェニルポリシロキサン(例えばシリコ―ンKF5
6:信越化学株式会社製)、ジメチルシロキサン・メチ
ル(ポリオキシエチレン)シロキサン共重合体<E.O
(平均付加モル数、以下同様)=20〜30>(例えば
シリコ―ンSC−9450:信越化学株式会社製)から
成る群より選ばれる少なくとも一種のシリコ―ン類を用
いると、使用感や染着性が改善されるのみならず、安定
性の点でも極めて優れた組成物が得られる。また、高分
子シリコーンの具体例としては、ゴム状ジメチルポリシ
ロキサン(重合度n=5000〜8000:信越化学株
式会社製)が挙げられる。上記のシリコ―ン類を配合す
る場合、その配合量は組成物全体量の0.01〜5.0
重量%である。
【0016】本発明の染毛料組成物には、さらに必要に
応じて一種または二種以上のカチオン性化合物を配合す
ることができる。この時に用いられるカチオン性化合物
としては、例えば、ポリ(ジメチルジアリルアンモニウ
ムハライド)型カチオン性高分子、あるいは、ポリエチ
レングリコール、エピクロルヒドリン、プロピレンアミ
ンおよび牛脂脂肪酸より得られるタロイルアミンの縮合
生成物および/またはポリエチレングリコール、エピク
ロルヒドリン、プロピレンアミンおよびヤシ油脂肪より
得られるココイルアミンの縮合生成物型であるカチオン
性高分子およびビニルピロリドン、ジメチルアミノエチ
ルメタアクリレート共重合体型カチオン性高分子および
第4級窒素含有セルロースエーテル型カチオン性高分子
等が挙げられる。このようなカチオン性化合物を配合す
ることにより、毛髪にしなやかさが付与され、使用後の
感触は高級アルコールのみを用いた時よりもさらに向上
する。
【0017】本発明の頭髪用酸性染毛料組成物に含まれ
るものとしては、この他に、酸性染料、アルコ−ル類、
有機溶剤、pH調整用酸、増粘剤等が挙げられる。以
下、これらの構成物質について説明する。本発明で使用
される染料は人体に対して有害な作用を示さない医薬
品、医薬部外品および化粧品の着色に使用することが許
可されている「医薬品等に使用する事の出来るタ−ル色
を定める省令」に掲示されている法定色素が極めて有効
で、その配合量は0.01〜2.0重量%が望ましい。
また、本発明の組成物をリンス兼用の染毛料組成物とし
て使用する場合には、0.001〜0.1重量%が適当
である。染料の具体例としては、例えば、赤色3号(エ
リスロシン),赤色102号(ニューコクシン),赤色
106号(アシッドレッド),赤色201号(リソール
ルビンB),赤色227号(ファストアシッドマゲン
タ),赤色230号の(1)(エリシロシンYS),赤
色203号の(2)(エリスロシンYSK),赤色23
1号(フロキシンBK),赤色232号(ロースベンガ
ルK),赤色401号(ビオラミンR),赤色502号
(ボンソー3R),赤色503号(ボンソーR),赤色
504号(ボンソーSX),赤色506号(ファストレ
ッドS),だいだい色202号(ウラニンK),黄色4
02号(ポーラエロー5G),黄色403号の(1)
(ナフトールエローS),黄色406号(メタニールエ
ロー),緑色3号(ファーストグリーンFCF),緑色
201号(アリザリンシアニングリーンF),緑色20
4号(ヒラニンコンク),緑色205号(ライトグリー
ンSF黄),黄色401号(ナフトールグリーンB),
緑色402号(ギネアグリーンB),青色1号(ブリリ
アントブルーFCF),青色2号(インジゴカルミ
ン),青色202号(パテントブルーNA),青色20
5号(アルファズリンFG),褐色201号(レゾルシ
ンブラウン)等が挙げられる。本発明で使用されるアル
コ−ル類は、n−ブチルアルコ−ル,sec−ブチルア
ルコ−ル,シクロヘキサノ―ル,ブチルセルソルブ,ベ
ンジルアルコ−ル,2―フェノキシエタノ−ル,フェニ
ルエタノ−ルからなる(水に難溶性の)脂肪族アルコ−
ル,芳香族アルコ−ル,多価アルコ−ル等が挙げられ、
これらの群より選ばれる少なくとも一種のアルコ−ルを
3〜10重量%配合する。
【0018】本発明で使用される有機溶媒は、テトラヒ
ドロフルフリルアルコ−ル,n−メチルピロリドン,エ
チレンカ―ボネ―ト等の環状ケトン類やエ―テル類、メ
チル/エチル:セルソルブ,メチル/エチル:カルビト
―ル,1,3―ブチレングリコ−ル,ジプロピレングリ
コ−ル,プロピレングリコ−ル等の多価アルコ−ル類等
が挙げられ、これらの群より選ばれる少なくとも一種の
有機溶媒を10〜50重量%配合する。本発明で使用さ
れるpH調整用の酸としては、クエン酸,リンゴ酸,酢
酸,乳酸,蓚酸,酒石酸,ギ酸,レブリン酸等の有機
酸、リン酸,塩酸等の無機酸がある。配合量は組成物の
pHを1.5〜4.5になるように配合する。本発明で
使用される増粘剤としては、メチルセルロ−ス,エチル
セルロ−ス,ヒドロキシエチルセルロ−ス,キサンタン
ガム等が挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。更に、これらの配合成分の他に、シリコ―ン類を配
合した場合には、その分散・可溶化剤としてノニオン性
界面活性剤であるポリオキシエチレン<E.O=10〜
30モル>2―オクチルドデカノ―ルエステルや、ポリ
オキシエチレン硬化ヒマシ油エステル<E.O=40〜
60>が有効である。また、本発明の染毛料は系の安定
性、pHを損なわない範囲であれば上記の成分の他に、
防腐剤、キレ―ト剤、香料等を配合することも可能であ
る。
【0019】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。 実施例1 配合 黒色―401号 0.2(%) 紫色―401号 0.3 黄色―4号 0.1 ベンジルアルコ−ル 5.0 テトラヒドロフルフリルアルコ−ル 12.0 クエン酸 2.0 セタノール 1.5 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油40E.O 1.0 ヒドロキシエチルセルロ−ス 3.0 精製水 残部製法 テトラヒドロフルフリルアルコ−ル,ベンジルアルコ−
ル,セタノールおよびポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
40E.O(日本エマルジョン(株);エマレックスH
CO―40)の混合液を精製水に溶解させ、更にヒドロ
キシエチルセルロ−スを徐々に添加してゲル状の粘稠液
を調製する。この粘稠液に染料の黒色401号,紫色4
01号,黄色4号を加え、クエン酸でpHを2.8〜
3.0に調整し均一な粘稠液を得た。
【0020】実施例2 配合 黒色―401号 0.2(%) 紫色―401号 0.3 黄色―4号 0.1 ベンジルアルコ−ル 5.0 テトラヒドロフルフリルアルコ−ル 12.0 クエン酸 2.0 セタノール 1.5 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油40E.O 1.0 ヒドロキシエチルセルロ−ス 3.0 精製水 残部製法 テトラヒドロフルフリルアルコ−ル,ベンジルアルコ−
ル,セタノール,ラウリル硫酸ナトリウムおよびポリオ
キシエチレン硬化ヒマシ油40E.O(日本エマルジョ
ン(株);エマレックスHCO―40)の混合液を精製
水に溶解させ、更にヒドロキシエチルセルロ−スを徐々
に添加してゲル状の粘稠液を調製する。この粘稠液に染
料の黒色401号,紫色401号,黄色4号を加え、ク
エン酸でpHを2.8〜3.0に調整し均一な粘稠液を
得た。
【0021】比較例1 配合 黒色―401号 0.2(%) 紫色―401号 0.3 黄色―4号 0.1 ベンジルアルコ−ル 5.0 テトラヒドロフルフリルアルコ−ル 12.0 クエン酸 2.0 ヒドロキシエチルセルロ−ス 3.0 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油40E.O 1.0 精製水 残部製法 セタノールを配合しない他は、上記実施例1と同様にし
て染毛料を製造した。
【0022】効果 実施例1,2と比較例1で得られた染毛料を白髪混じり
のパネル6名に実際に使用してもらい、表1の評価結果
を得た。
【0023】
【表1】 ────────────────────────── 評価結果 感触 ───────────────────── 実施例1 実施例2 比較例1 ────────────────────────── かなり滑らか 4名 5名 0名 やや滑らか 2 1 1 滑らかでない 0 0 5 ──────────────────────────
【0024】また染着効果については、いずれの組成物
も濃褐色に着色されたものの、実施例の方がより均一で
深い仕上がりとなり、染着性の点で優れたものであっ
た。また耐洗浄性も実施例の方が優れていた。
【0025】実施例3〜7 高級アルコールの種類およびアニオン性界面活性剤の種
類を表2記載のものとし、実施例1と同様にして染毛料
を製造した。ここで、安定性については、50℃の恒温
槽に1ヶ月放置した後の評価を行った。その配合量を表
2に、評価結果を表3にそれぞれ示す。
【0026】
【表2】 実施例3〜7の配合量 ───────────────────────────────── 実施例No. 3 4 5 6 7 ───────────────────────────────── 黒色―401号 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 紫色―401号 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 黄色―4号 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 ベンジルアルコ−ル 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 テトラヒドロフルフリルアルコ−ル 12.0 12.0 12.0 12.0 12.0 クエン酸 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 セタノール − − − 1.0 1.0 ステアリルアルコール 1.0 − − − − 2−オクチルドデカノール − 1.0 − − − 2−デシルテトラデカノール − − 1.0 − − ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 1.0 1.0 − 1.0 ポリオキシエチレン − 1.0 − − − 硬化ヒマシ油40E.O ポリオキシエチレン<E.O=16> 1.0 − 1.0 1.0 1.0 2-オクチルドデシルエーテル ヒドロキシエチルセルロ−ス 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 精製水 残部 残部 残部 残部 残部 ─────────────────────────────────
【0027】
【表3】 実施例3〜7の評価 ───────────────────────────────── 実施例No. 3 4 5 6 7 ───────────────────────────────── 安定性 ○ ○ ○ ○ ○ 染着性 良好 良好 良好 良好 良好 使用性 ○ ○ ○ ○ ◎ ───────────────────────────────── 安定性: ◎ 全く分離が認められない。 〇 多少分離する。 使用性: ◎ かなり滑らか 〇 やや滑らか
【0028】実施例8カラ―リンスタイプの染毛料 配合 黒色―401号 0.03(%) 紫色―401号 0.01 黄色―4号 0.01 ベンジルアルコ−ル 3.0 ジプロピレングリコ−ル 15.0 クエン酸 1.5 セタノール 3.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油40E.O 1.0 ヒドロキシエチルセルロ−ス 2.5 精製水 残部製法 ジプロピレングリコ−ル,ベンジルアルコ−ル,セタノ
ール,ラウリル硫酸ナトリウムおよびポリオキシエチレ
ン硬化ヒマシ油40E.Oの混合液を精製水に溶解さ
せ、更にヒドロキシエチルセルロ−スを徐々に添加して
ゲル状の粘稠液を調製する。この粘稠液に黒色401
号,紫色401号,黄色4号を加え、クエン酸でpHを
3.5〜3.8に調整し、均一な液を得た。
【0029】実施例9カラ―リンスタイプの染毛料 配合 黒色―401号 0.03(%) 紫色―401号 0.01 黄色―4号 0.01 ベンジルアルコ−ル 3.0 ジプロピレングリコ−ル 15.0 クエン酸 1.5 デカメチルシクロペンタシロキサン 2.0 セタノール 2.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油40E.O 3.0 ヒドロキシエチルセルロ−ス 2.0 精製水 残部製法 ジプロピレングリコ−ルの大部分、ベンジルアルコ−ル
の混合液を精製水に溶解させ、さらにデカメチルシクロ
ペンタシロキサン、セタノール、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、ジプロピレングリコール、ポリオキシエチレン硬化
ヒマシ油40E.Oの溶解物を加え、次いでヒドロキシ
エチルセルロースを徐々に添加してゲル状の粘稠液を調
製する。この粘稠液に染料の黒色−401号,紫色−4
01号,黄色−4号を加え、クエン酸でpH液を3.5
〜3.8に調整し、均一な粘稠液を得た。
【0030】実施例10 配合 黒色―401号 0.2(%) 紫色―401号 0.3 黄色―4号 0.1 ベンジルアルコ−ル 5.0 テトラヒドロフルフリルアルコ−ル 12.0 クエン酸 2.0 セタノール 0.01 ジメチルポリシロキサン 1.0 ポリオキシエチレン〈E.0=16〉2-オクチルドデシルエーテル 1.0 ヒドロキシエチルセルロ−ス 2.0 精製水 残部製法 テトラヒドロフルフリルアルコ−ル,ベンジルアルコ−
ル,セタノールおよびポリオキシエチレン〈E.0=16〉2
-オクチルドデシルエーテルの混合液を精製水に溶解さ
せ、更にヒドロキシエチルセルロ−スを徐々に添加して
ゲル状の粘稠液を調製する。この粘稠液に染料の黒色4
01号,紫色401号,黄色4号を加え、クエン酸でp
Hを2.8〜3.0に調整し均一な粘稠液を得た。
【0031】実施例11 配合 黒色―401号 0.2(%) 紫色―401号 0.3 黄色―4号 0.1 ベンジルアルコ−ル 5.0 テトラヒドロフルフリルアルコ−ル 12.0 クエン酸 2.0 セタノール 5.0 ポリオキシエチレン〈E.0=16〉2-オクチルドデシルエーテル 1.0 ヒドロキシエチルセルロ−ス 2.0 精製水 残部製法 テトラヒドロフルフリルアルコ−ル,ベンジルアルコ−
ル,セタノールおよびポリオキシエチレン〈E.0=16〉2
-オクチルドデシルエーテルの混合液を精製水に溶解さ
せ、更にヒドロキシエチルセルロ−スを徐々に添加して
ゲル状の粘稠液を調製する。この粘稠液に染料の黒色4
01号,紫色401号,黄色4号を加え、クエン酸でp
Hを2.8〜3.0に調整し均一な粘稠液を得た。
【0032】実施例12カラ―リンスタイプの染毛料 配合 黒色―401号 0.03(%) 紫色―401号 0.01 黄色―4号 0.01 ベンジルアルコ−ル 3.0 ジプロピレングリコ−ル 15.0 クエン酸 1.5 セタノール 1.0 ラウリル硫酸ナトリウム 0.01 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油40E.O 1.0 ヒドロキシエチルセルロ−ス 2.5 精製水 残部製法 ジプロピレングリコ−ル,ベンジルアルコ−ル,セタノ
ール,ラウリル硫酸ナトリウムおよびポリオキシエチレ
ン硬化ヒマシ油40E.Oの混合液を精製水に溶解さ
せ、更にヒドロキシエチルセルロ−スを徐々に添加して
ゲル状の粘稠液を調製する。この粘稠液に黒色401
号,紫色401号,黄色4号を加え、クエン酸でpHを
3.5〜3.8に調整し、均一な液を得た。
【0033】実施例13カラ―リンスタイプの染毛料 配合 黒色―401号 0.03(%) 紫色―401号 0.01 黄色―4号 0.01 ベンジルアルコ−ル 3.0 ジプロピレングリコ−ル 15.0 クエン酸 1.5 セタノール 2.0 ラウリル硫酸ナトリウム 5.0 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油40E.O 1.0 ヒドロキシエチルセルロ−ス 2.5 精製水 残部製法 ジプロピレングリコ−ル,ベンジルアルコ−ル,セタノ
ール,ラウリル硫酸ナトリウムおよびポリオキシエチレ
ン硬化ヒマシ油40E.Oの混合液を精製水に溶解さ
せ、更にヒドロキシエチルセルロ−スを徐々に添加して
ゲル状の粘稠液を調製する。この粘稠液に黒色401
号,紫色401号,黄色4号を加え、クエン酸でpHを
3.5〜3.8に調整し、均一な液を得た。
【0034】実施例14 配合 黒色―401号 0.2(%) 紫色―401号 0.3 黄色―4号 0.1 ベンジルアルコ−ル 5.0 テトラヒドロフルフリルアルコ−ル 12.0 クエン酸 2.0 ステアリルアルコール 0.1 2−オクチルドデカノール 0.1 2−デシルテトラデカノール 0.1 ポリオキシエチレン<E.O=16>2-オクチルドデシルエーテル 1.0 ヒドロキシエチルセルロ−ス 2.0 精製水 残部製法 テトラヒドロフルフリルアルコ−ル,ベンジルアルコ−
ル,ステアリルアルコール,2−オクチルドデカノー
ル,2−デシルテトラデカノールおよびポリオキシエチ
レン〈E.0=16〉2-オクチルドデシルエーテルの混合液
を精製水に溶解させ、更にヒドロキシエチルセルロ−ス
を徐々に添加してゲル状の粘稠液を調製する。この粘稠
液に染料の黒色401号,紫色401号,黄色4号を加
え、クエン酸でpHを2.8〜3.0に調整し均一な粘
稠液を得た。
【0035】実施例15カラ―リンスタイプの染毛料 配合 黒色―401号 0.03(%) 紫色―401号 0.01 黄色―4号 0.01 ベンジルアルコ−ル 3.0 ジプロピレングリコ−ル 15.0 クエン酸 1.5 ステアリルアルコール 2.0 ラウリル硫酸カリウム 2.0 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油40E.O 1.0 ヒドロキシエチルセルロ−ス 2.5 精製水 残部製法 ジプロピレングリコ−ル,ベンジルアルコ−ル,ステア
リルアルコール,ラウリル硫酸カリウムおよびポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油40E.Oの混合液を精製水に
溶解させ、更にヒドロキシエチルセルロ−スを徐々に添
加してゲル状の粘稠液を調製する。この粘稠液に黒色4
01号,紫色401号,黄色4号を加え、クエン酸でp
Hを3.5〜3.8に調整し、均一な液を得た。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
染着性や耐洗浄性が良好で、かつ使用後の感触が滑らか
な頭髪用酸性染毛料組成物が提供される。また、この染
毛料組成物は一剤型としての特徴を生かして、シャンプ
―後のリンス兼用のタイプにするなど、頭髪用化粧料と
して広範囲の応用が可能である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一種もしくは二種以上の炭素数16〜2
    4の直鎖状または分枝状高級アルコールを合計量で0.
    01〜5.0重量%配合したことを特徴とする頭髪用酸
    性染毛料組成物。
  2. 【請求項2】 一般式: 【化1】 n2n+1OSO3H (式中、nは8〜18の整数である。) の塩で表されるアニオン性界面活性剤を0.01〜5重
    量%配合した請求項1記載の頭髪用酸性染毛料組成物。
  3. 【請求項3】 高級アルコールが直鎖アルコールであ
    り、組成物がゲル状を呈する請求項2記載の頭髪用酸性
    染毛料組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の組成物
    に、一種もしくは二種以上のシリコーンを合計量で0.
    01〜5.0重量%を配合したことを特徴とする頭髪用
    酸性染毛料組成物。
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