JPH0527025Y2 - - Google Patents

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JPH0527025Y2
JPH0527025Y2 JP1986032995U JP3299586U JPH0527025Y2 JP H0527025 Y2 JPH0527025 Y2 JP H0527025Y2 JP 1986032995 U JP1986032995 U JP 1986032995U JP 3299586 U JP3299586 U JP 3299586U JP H0527025 Y2 JPH0527025 Y2 JP H0527025Y2
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JP
Japan
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case
movement
protrusion
positioning
hole
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JP1986032995U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はあらかじめムーブメント部品を組込ん
だ地板と時計ケースとの位置決めについての時計
ケース構造に関する。
〔従来の技術〕
従来の時計ケースとムーブメント部品を組込ん
だ地板との位置決め構造は、第4図、第5図に示
す如き構造であつた。即ち、第4図、第5図にお
いて、11は時計ケース、13はムーブメント、
15は文字板、16は針、17はガラスである。
ムーブメント13の上方向の位置決めは、文字板
15を介してケース11に超音波溶着されたガラ
ス17で行つている。また水平方向の位置決め部
はムーブメント13のムーブメント落径13aと
ケース11のムーブメント案内突起11cで行つ
ている。またケース11と自動組搬送用パレツト
12との位置決めはピン12aを用いることが試
みられたりした。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし前述の従来技術では、ムーブメント落径
13aの全部もしくはその一部を位置決め面とし
て使用しており、時計ケース11に対するムーブ
メント13の位置決め精度は0.1mm程度であつた。
従つて文字板15、針16はあらかじめムーブメ
ント13にセツトし、これらをセツトしたムーブ
メント13を手動でケース11にセツトするのが
一般的であつた。この為、完全自動化が困難な
こと、文字板にムーブメントとの位置決め用足
15a等が必要となること、などのコスト面での
問題点を有する。
そこで本考案はこのような問題点を解決するも
ので、その目的は、コスト競争力ある時計ケース
を提供するところにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の時計ケース構造は、貫通孔が形成され
るムーブメントと、ケース裏ぶた底部とケース胴
部とが一体の合成樹脂からなるケースとを有し、
前記ケースは前記裏ぶた底部に突出して形成され
前記貫通孔に装着して前記ムーブメントの水平方
向及び垂直方向の位置決め固定をする突起と、前
記突起と平面的に重なる位置に形成される盲穴と
を有することを特徴とする。
〔実施例〕
第1図、第2図は、本考案の実施例を示す要部
の断面図であり、第3図はムーブメントとケース
との関係を示す平面図であつて1はケース裏ぶた
底部1aとケース胴部1mからなるケース、3は
ムーブメント部品を組込んだ地板からなるムーブ
メント、5は文字板、6は針、7はガラス、8は
電池ぶたである。ケース1の裏ぶた底部1a内方
には、ムーブメント固定用の突起1cが2箇所以
上(実施例では4箇所)設けられている。水晶振
動子、歯車、回路、コイルなどのムーブメント部
品を組込んだ地板の突起1cに対応した位置で内
周部内に設けた貫通孔3aを突起1cに装着する
ことにより、ケース1に対するムーブメント3の
水平方向位置決めを行う。また、ムーブメント3
と自動組立時に使用する自動組搬送用パレツト2
との水平方向の位置決めは、パレツト2のピン2
aとケース1の盲穴1bによつて行う。なお盲穴
1bは通し穴であつてもよい。ケース裏ぶた底部
1a及び地板位置決め用の突起1cはケース胴部
1mと同一材料のプラスチツク材からなり、一体
射出成形されている。地板位置決め用の突起1c
の先端部1eは、ムーブメント3をケース1に装
着後、超音波ステーキング(超音波かしめ)ある
いは熱かしめして突起1cのつば部1kを形成
し、段部1gによつてムーブメント3の上方向
(垂直方向)の位置決めを行なう。ケース1の材
料はABSポリカーボネートなどのプラスチツク
材料からなる。組立は、自動組搬送用パレツト2
の案内ピン2aに盲穴1bが合うようケース1を
のせ、ケース1の突起1cに貫通孔3aが合うよ
うムーブメント3を装着し、突起1℃先端部1e
を超音波かしめにてつば部1kを形成し、ムーブ
メント3をケース1に固定し、その後、文字板5
の外周部に設けたノツチ5aとケース1とで位置
決めされた足無し文字板5を装着し、針6、巻真
部4aを有するりゆうず4、ガラス7の順で行な
われる。これらの組立は全自動で行なわれ、この
為に必要となる突起1cに対する部品装着部分、
即ち、文字板入径1i、ガラス入径1j、りゆう
ず入径1電池ぶた入径1h及び自動組搬送用パ
レツト案内用の盲穴1b等の位置精度は、同一材
料にて同時射出成形される為、0.03mm程度には充
分管理可能である。また、ムーブメント3はつば
部1kにてケース1にしつかり固定されている
為、落下衝撃等で文字板5にムーブメント3の衝
撃力が加わることがない。従つて、文字板5は金
属のような剛性を必要とせず、紙やプラスチツク
フイルム、薄膜物質などの使用が可能となる。
尚、ムーブメント部品を直接ケースに組込む方
法が従来考えられていたが、この場合外装の材料
に制約を受けたり、ケースとムーブとの不良率が
合算され良品率が低下したり、ムーブメントのつ
くりだめやムーブメントだけの商売ができないな
どの数多くの制約があるが、あらかじめムーブメ
ント部品を組込んだ地板は、ケースとの分離使用
も可能であり、前記デメリツトを回避可能であ
る。
突起1cの反対側に設けた位置決め用の盲穴1
bは、裏ぶた底面1dに生じ易い突起1c部のひ
け防止効果をも有する。
突起1cの先端部1eは突起1cのかしめ前の
形状を示しておりムーブメントの装着を容易にす
る斜面1fを有している。またムーブメント3と
ケース1の垂直方向の位置決めは突起1eの段部
1gによつて行なう。
ムーブメント3と自動組搬送用パレツト2との
垂直方向位置決めは面1dで行ない、Aの範囲を
高さ管理することによつて垂直方向の高い寸法精
度管理を容易にすることができる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、ムーブメン
トに形成した貫通孔にケース裏ぶた底部に形成し
た突起を装着して、ムーブメントの水平方向及び
垂直方向の位置決め固定をする構成としたので、
簡単な構成で高い位置精度が確保できることか
ら、各時計部品の自動組立が極めて容易にでき
る。また、ケースには突起と平面的に重なる位置
に盲穴を形成する構成としたので、例えば、自動
組立の際に、自動組搬送用パレツトへのケースの
搭載がこの盲穴を利用して容易にできることに加
え、ケースの射出成形時における突起部の肉厚差
によつて生ずるひけ防止ができる、という効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の時計ケース構造の実
施例を示す要部の断面図。第3図はムーブメント
とケースとの関係を示す本考案の平面図。第4図
は従来例の時計ケース構造を示す要部の断面図。
第5図は第4図の平面図。 1……ケース、1c……突起、1k……つば
部、1b……盲穴、1a……ケース裏ぶた底部、
1m……ケース胴部、3……ムーブメント、3a
……貫通孔、5……文字板、6……針、7……ガ
ラス、4……りゆうず。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 貫通孔が形成されるムーブメントと、ケース裏
    ぶた底部とケース胴部とが一体の合成樹脂からな
    るケースとを有し、前記ケースは前記ケース裏ぶ
    た底部に突出して形成され前記貫通孔に装着して
    前記ムーブメントの水平方向及び垂直方向の位置
    決め固定をする突起と、前記突起と平面的に重な
    る位置に形成される盲穴とを有することを特徴と
    する時計ケース構造。
JP1986032995U 1986-03-07 1986-03-07 Expired - Lifetime JPH0527025Y2 (ja)

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JP1986032995U JPH0527025Y2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07

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JP1986032995U JPH0527025Y2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07

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JPS62145182U JPS62145182U (ja) 1987-09-12
JPH0527025Y2 true JPH0527025Y2 (ja) 1993-07-08

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JPS50102362A (ja) * 1974-01-09 1975-08-13

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