JPH0527023Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0527023Y2
JPH0527023Y2 JP14180087U JP14180087U JPH0527023Y2 JP H0527023 Y2 JPH0527023 Y2 JP H0527023Y2 JP 14180087 U JP14180087 U JP 14180087U JP 14180087 U JP14180087 U JP 14180087U JP H0527023 Y2 JPH0527023 Y2 JP H0527023Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting plate
place name
name display
front cover
display board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14180087U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6446787U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14180087U priority Critical patent/JPH0527023Y2/ja
Publication of JPS6446787U publication Critical patent/JPS6446787U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0527023Y2 publication Critical patent/JPH0527023Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromechanical Clocks (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は世界各地の時刻を表示可能であるいわ
ゆる世界時計に関するものである。
(従来の技術) 世界時計は前面に回転可能な地名表示板を設
け、これを回転させることによつて各地の地名を
基準線に合わせて、それぞれ各地の時刻を知り得
るようにしたものである。その具体的構成の例と
しては第4図示のように、外周部に段差を設けて
ある機械取付板11の前面の内周部に、外周部に
段差を設けてある前面カバー12を嵌合し、この
両段差にリング状の前面枠13を被せ、さらにこ
の前面枠の前面に時計枠体14の内側を当接さ
せ、裏蓋15からこの時計枠体にビス(図示せ
ず。)を螺入してビス止めすることにより前面枠
13および前面カバー12の離脱防止をしてい
る。そして前面枠13の正面には地名板16が貼
設してあり、前面枠を回転させることにより、各
地の地名を基準線に合わせられるように構成して
いる。なお17は機械取付板11の前面に貼着し
てある文字板である。
(考案が解決しようとする問題点) 上記の構成における組立は、機械取付板11に
前面ガラス12を嵌入してから、前面枠13を被
せて、さらに時計枠体14を前面枠13の段差上
に当接させ、この時計枠体を裏蓋にねじ止めして
固定しているため、前面枠13の回転は機械取付
板11と、前面ガラス12および時計枠体14の
三者と同時に接触して摺動している。このように
前面枠13との接触部の部品点数が多いため、ス
ムーズな回転を得るためには、高精度の部品が要
求されるとともに時計の組立工数の増加をもたら
し、製造コストを高くする一因になつている。ま
た前面枠13が前面カバー12と時計枠14との
間に挟まれているめ、前面枠13を回転させにく
く、地名を基準線に合わせるのを面倒にしている
問題もある。
そこで本考案の目的は、摺動する部分の部品点
数を減らして時計の組立工数を減らすともに、使
用し易くした世界時計を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の特徴は、機械取付板と、前面カバー
と、地名表示板とからなり、 上記機械取付板は、背面に時計機械体を保持
し、この取付板の外周部境界は直角に屈成して円
筒部を形成し、この円筒部はその前端部にて外方
に屈曲したフランジ部を形成し、このフランジ部
には、前面と背面との両面に突起を形成し、さら
に外周縁にはそれぞれ幅を異にする複数の取付溝
が形成したものであり、上記地名表示板は、正面
リング状かつ断面L字状のもので、その外周部背
面には、上記取付溝のそれぞれの位置と幅に対応
する形状の複数の係止爪を形成したものであり、 上記前面カバーは、上記機械取付板の上記円筒
部に嵌合したものであり、上記地名表示板は、上
記前面カバーの外周縁に摺動可能かつこの前面カ
バーが離脱不能に接合したものであり、さらに上
記地名表示板は、その上記複数の係止爪が上記機
械取付板の背面の突起に接合した状態で、この機
械取付板に摺動自在に取付けたところにある。
(作用) 本考案では、機械取付板の正面に前面カバーを
嵌合させ、機械取付板と前面カバーとの前方から
地名表示板を当接し、それぞれ対応する取付溝と
係止爪とを合致させ、相互に押圧すればこの係止
爪が取付溝にを通過して、機械取付板の背面に位
置させる。ここで地名表示板を任意方向に回転さ
せると、この地名表示板と機械取付板とは係合す
る。機械取付板に係合した地名表示板は、回転中
の特定の1個所のみで離脱可能位置があるほかは
両者の係合は外れず、前面カバー及び地名表示板
の前方への離脱を不能にしている。そして地名表
示板は、外周方向へ力を加えれば任意の角度だけ
摺動する。
(実施例) 以下本考案の一実施例について図面を参照して
説明する。
第1図示のように置時計のベース(図示せず)
と一体の支持枠1に世界時計が取り付けてさるも
のについて説明する。
本考案の構成は、背面に時計機械体2を保持し
た機械取付板3と、この取付板の正面に嵌合して
いる前面カバー4と、この機械取付板が係合した
地名表示板5とから構成されているもので、この
前面カバー4は、この地名表示板5の内線部に当
接して離脱不能となつている。機械取付板3の背
後には、裏蓋6がビス7を介して固定してある。
支持枠1は、機械取付板3と裏蓋6とによつて挟
持してある。
次に本考案の具体的構成について説明する。機
械取付板3は第1,2図示のように皿状をしてお
り、中央の円板部3aの中心に指針軸2aが貫通
する孔3bが開設してあり、正面にはアルミニユ
ーム板からなる文字板8が張り付けてある。円板
部3aの背面には、時計機械体2の保持片3c,
3cが一体的に突設してある。この保持片3cの
先端には、内方に向けて離脱防止用の突起3d,
3dが形成してあり、これで時計機械体2の離脱
を防止し、機械取付板3の背面に保持してある。
機械取付板3の前方には、第3図示のように円
板部3aの外周部境界は、直角に屈折し前方に延
長して、円筒部3eを形成し、この円筒部はさら
に前端部にて外方へ直角に屈曲して拡張してフラ
ンジ部3fを形成している。フランジ部3fの正
面は、平面をなし、そのほぼ中央に、地名表示板
5の内側面と摺動するための同心円のリング状の
突起3gが形成してある。フランジ部3fの背面
には、フランジ部の外周部に沿つて小突起3hが
形成してある。そして第2図示のように、この外
周部の任意の3個所に、それぞれ幅を異にする取
付溝3i,3j,3kが形成してある。
前面カバー4は、第1図示のように、後方をや
や大きくしたテーパ状の取付部4aの前端部外周
の境界に、段差4bが形成してあり、前面カバー
部4cの外周面には、地名位置基準線の表示板9
が設けてある。
地名表示板5は、正面リング状で、かつその断
面形状は、第1図示のようにL字状であり、前面
部5aと外周部5bとの境界を約45度に面取りし
て、全周にローレツト加工を施した操作部5cが
形成してある。外周部5bの後端部内側には、機
械取付板3の小突起3hに係合可能な係止爪5
d,5e,5fが、3か所に等間隔に形成してあ
る。これらの係止爪5d,5e,5fは、機械取
付板3の取付溝3i,3j,3kに対応した位置
に、対応する幅の寸法よりやや小さく形成してあ
る。
次に組立方法および使用法について説明する。
まず機械取付板3の背面の保持片3cと突起3d
に時計機械体2を保持させ、指針軸2aを指針軸
孔3aから前面に突出させ、これに指針10を取
付ける。次に、前面カバー4を機械取付板3の円
筒部3eに嵌入してから、地名表示板5の外周部
5aをこの機械取付板の外周部と一致させ、対応
する取付溝3i…と係止爪5d…とを合致させ、
両者を押圧して係止爪5d…を機械取付板のフラ
ンジ部3fの外周の背面に位置させ、地名表示板
5を回転させると、地名表示板5と機械取付板3
とが係合する。この時、地名表示板5の内面は、
突起3gと小突起3hとの各先端に摩擦的に接触
している。地名表示板5が所定のスリツプトルク
を得るための設計には、突起3gと小突起3hと
のスパンは広い方がよく、本考案では、このスパ
ンが広いため地名表示板5の外周端面の変形スパ
ンが長くとれるので容易に変形し、係止爪5dの
変形も容易であり、もし少々の設計誤差があつて
も所定のスリツプトルクを得るのが容易である。
また、地名表示板5は、前面カバー4の段差4
bの前面に当接し、この前面カバーを機械取付板
3から離脱させない。このとき、取付溝3iと係
止爪5dとは、1回転する間に特定の1個所での
み合致するだけであるので、修理などのために恋
に取外す場合以外は、自然に外れることは稀有で
ある。
したがつて地名表示板5の操作部5cを手で動
かし、この地名表示板を回転させると、地名表示
板5の内面は、機械取付板の突起3gに接触し、
さらに係止爪5dは小突起3hに接触した状態で
所定のスリツプトルクで摺動し、さらに前面カバ
ーの段差4bと接触しつつ摺動して、地名を前面
カバーの表示板9の基準線に合わせることができ
る。
(考案の効果) 以上の通り本考案によれば、地名表示板を直接
機械取付板に係止することにより部品点数が減少
し、取付溝と係止爪とを対応させるだけで時計の
組立分解が容易にでき、かつ構成が簡単であるた
め成形用型も簡単になるので成形コストのダウン
にも有効であり、地名表示板の外周部を手で回す
時、この地名表示板は機械取付板の両面に突設し
てある突起に、所定のスリツプトルクで摺動する
ので、容易に地名を合わせることができるなど顕
著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例に関す
るものであつて、第1図はその断面図、第2図は
機械取付板の正面図、第3図は第2図の−線
にそつた断面図、第4図は従来例の要部断面図で
ある。 2……時計機械体、3……機械取付板、3e…
…円筒部、3f……フランジ部、3g,3h……
突起、3i,3j,3k……取付溝、4……前面
カバー、5……地名表示板、5d,5e,5f…
…係止爪。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 機械取付板と、前面カバーと、地名表示板とか
    らなり、 上記機械取付板は、背面に時計機械体を保持
    し、この取付板の外周部境界は直角に屈成して円
    筒部を形成し、この円筒部はその前端部にて外方
    に屈曲したフランジ部を形成し、このフランジ部
    には、前面と背面との両面に突起を形成し、さら
    に外周縁にはそれぞれ幅を異にする複数の取付溝
    が形成したものであり、 上記地名表示板は、正面リング状かつ断面L字
    状のもので、その外周部背面には、上記取付溝の
    それぞれの位置と幅に対応する形状の複数の係止
    爪を形成したものであり、 上記前面カバーは、上記機械取付板の上記円筒
    部に嵌合したものであり、 上記地名表示板は、上記前面カバーの外周縁に
    摺動可能かつこの前面カバーが離脱不能に接合し
    たものであり、 さらに上記地名表示板は、その上記複数の係止
    爪が上記機械取付板の背面の突起に係合した状態
    で、この機械取付板に摺動自在に取付たものであ
    る ことを特徴とする世界時計。
JP14180087U 1987-09-17 1987-09-17 Expired - Lifetime JPH0527023Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14180087U JPH0527023Y2 (ja) 1987-09-17 1987-09-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14180087U JPH0527023Y2 (ja) 1987-09-17 1987-09-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6446787U JPS6446787U (ja) 1989-03-22
JPH0527023Y2 true JPH0527023Y2 (ja) 1993-07-08

Family

ID=31407192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14180087U Expired - Lifetime JPH0527023Y2 (ja) 1987-09-17 1987-09-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0527023Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6446787U (ja) 1989-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0527023Y2 (ja)
JPH0527022Y2 (ja)
JPH0545994Y2 (ja)
JP3572906B2 (ja) ダイヤルリングの位置決め構造及びこれを有する表示機器
JPH031833Y2 (ja)
JPH084637Y2 (ja) 時 計
JP2552481Y2 (ja) 計器の文字板固定構造
JPH05188159A (ja) レジスターリングの保持構造
JPS5937746Y2 (ja) 時計などの回転リング装置
JPH10239454A (ja) 腕時計の回転ベゼル構造
JPH0355858Y2 (ja)
JPS6329273Y2 (ja)
JP2529156Y2 (ja) 時 計
JP2537492Y2 (ja) 磁気ディスクのチャッキングピン
JPH04318Y2 (ja)
JP3041569B2 (ja) プログラマブル機械式タイマー
JPS5816263Y2 (ja) 軸受取付機構
JPH051134Y2 (ja)
JPS6335434Y2 (ja)
JPH0122154Y2 (ja)
JPS6329268Y2 (ja)
JP2001013268A (ja) 時 計
JPH0241810Y2 (ja)
JPS6231898Y2 (ja)
JPS6131576B2 (ja)