JP2529156Y2 - 時 計 - Google Patents

時 計

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JP2529156Y2
JP2529156Y2 JP3587093U JP3587093U JP2529156Y2 JP 2529156 Y2 JP2529156 Y2 JP 2529156Y2 JP 3587093 U JP3587093 U JP 3587093U JP 3587093 U JP3587093 U JP 3587093U JP 2529156 Y2 JP2529156 Y2 JP 2529156Y2
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JP
Japan
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hole
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雅文 山本
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Seiko Time Creation Inc
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Seiko Clock Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、時計に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に掛時計や置時計における枠体は、
後枠の前面側に突出した縁部に前面カバーの外周部を嵌
め込み、その前面に前枠の内周部を当接してこれを押え
付け、両枠間に前面カバーを挟持し、両枠をねじ止めし
て三者を一体に固定したものから構成されている。
【0003】最近では、時計におけるデザインの多様化
に応じて、前面カバーに時表示文字や時刻目盛などを設
けることが行われている。この場合における前面カバー
の取付け位置は、枠体に対して文字等が正しい位置にな
るようにすることが要求される。しかし、前面カバーが
円形の場合には、枠体に取り付けられた状態で回転し易
く、時表示文字等の位置に狂いが生じてしまうことがあ
り、いかにして前面カバーを正確に取り付けるかが問題
になっている。
【0004】このような前面カバーの回転に対する防止
策の例として以下のような手段が採用されている。第1
に、前面カバーが回転しないように、円形以外の形状に
している。第2に、組立て時と完成時にこれらのずれの
検査用治具を用いて検査し、枠体と前面カバーとの間に
ずれが生じていればこれを修正している。第3に、前面
カバーの外周部に小孔を設け、この小孔を介して前面カ
バーの外周部と対接する後枠の縁部に前面カバーをねじ
止めしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記第1例の
ように、前面カバーの形状を円形以外のものに限定する
と、前面カバーが回転する指針の位置を視認させること
を主な目的とするものであるだけに、デザイン上の制約
が大きくなる問題がある。また、第2例のように、ずれ
の検査治具によって検査する場合には、当然にこの治具
が必要であり、この治具に時計をセットしたり取り外し
たりするのが面倒であり、その割合には高精度に位置合
わせができない欠点がある。そして第3例においては、
穴あけやねじ止めなどの手間を要するなどの問題があ
る。こうして前面カバーとして時刻表示手段が設けてあ
るものを採用する場合には、これを容易に正しい位置に
取り付けることができるようにすることが望まれてい
る。
【0006】そこで本考案の目的は、時表示手段が設け
てある円形状の前面カバーを正しい位置に容易に取り付
け可能にすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案の時計は、時計機械体を装着してある後枠
と、後枠の前面に設けてある前枠と、時刻表示手段が設
けてあり外周部が後枠と前枠とによって挾持された前面
カバーとを備えた時計において、前面カバーの外周部に
位置検出用のマークが設けてあるとともに、後枠の外周
部との対向面にマークを視認可能な透孔が設けてある。
【0008】
【作用】組立て時及び組立て後に透孔から前面カバーに
設けられた位置検出用のマークの位置を視認することが
できるので、前面カバーの取付け状態にずれが生じてい
れば、ただちにこれを検出し、その時点でそのずれを容
易に修正できる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図面を参照
して説明する。図1,2に示すように、後枠1の中央部
背面に設けられた凹部1aに時計機械体2が装着してあ
り、この時計機構体の中心部に設けられた指針軸2a
は、後枠1の中心部に設けられた孔1bを通って、後枠
1の前面に突出している。
【0010】後枠1の前面側に形成された凹部1cの内
側は、時計機械体2を収納する空間と、指針を収納する
空間とを分ける段差部1d,1eが形成してあり、これ
らの段差部の前面には文字板3が当接して取り付けてあ
る。
【0011】指針軸2aには、時計4,分針5からなる
指針が取り付けてあり、これらの指針は、凹部1c内で
文字板3の前面に沿って回転移動可能である。
【0012】後枠1の凹部1cを囲むように形成された
縁部1fは、所定幅で後枠1の前面側にリング状に突出
し、縁部1fの外周面は、後枠の背面と同一平面になる
位置まで後退し、そこで再び外に拡がって、その要所に
前方に突出したねじ取付け部1gを形成している。ねじ
取付け部1gの外側には、後述の前枠8と当接する外側
面が形成してある。縁部1fの前面における3時,9時
及び12時の時刻に対応する位置に設けられた凹部に
は、前面カバーを外部衝撃から保護するパッキン6…が
設けてある。
【0013】縁部1fの前面には、ガラス製の前面カバ
ー7の外周部7aが当接するようにして設けてある。前
面カバー7は、後枠の縁部1fの外周部に形成された突
起の内側に嵌め込まれており、平面的な移動が規制され
ている。前面カバー7の背面には、時刻表示手段の一例
としての時表示文字7bが前面から見たとき算用数字1
〜12と見えるように前面と背面を逆にした字体で黒色
で印刷してある。また、6の文字の下方位置の背面に
は、長方形で黒色の印刷による位置検出用のマーク7c
が設けてある(図3参照)。
【0014】後枠1の前面には、前枠8が後枠1のねじ
取付け部1gから差し込まれたビス9によって後枠1と
一体に固定されている。前枠8の外周部は、後枠1の外
周部と一致するように形成されているので、組立時に
は、外周側面が同一面になっている。前面カバー7は、
その外周部7aの前面を前枠8の内周部で押えられ、後
枠1と前枠8との間に挾持されている。縁部1fにおけ
る6時に対応する下方の位置には、透孔1hが設けてあ
る(図4参照)。透孔1hは、位置検出用のマーク7c
と対向可能である。
【0015】図1,4に示すように、マーク7cは、後
枠1の背後から透孔1hによって前面カバー7の外周部
を視認することができるので、このマーク7cがこの透
孔1hと一致する位置にあれば、前面カバー7が正しい
位置に取り付けられていることがわかる。もしも、前面
カバー7の取付け位置がずれていれば、このマーク7c
の位置によってそのずれの有無が判るので、正しい位置
に修正すればよい。
【0016】ここで透孔1hとマーク7cとを用いて前
面カバー7の取付け位置のずれを修正する要領について
説明する。図5は、位置合わせの要領を示すもので、図
5(a)に示すように、位置検出用のマーク7cが透孔
1hとずれているときは、前面カバー7を透孔1hの外
周とマーク7cの内側面とが一致する方向にずらし、図
5(b)に示すように、これが一致して位置検出用のマ
ーク7cが見えなくなったところでビス9を締め付けれ
ば、前面カバー7は正しい位置に固定される。
【0017】他の実施例では、図6に示すように、時刻
表示手段の一例としての時表示文字17bの外側に位置
検出用のマークとして前面カバー17の背面に2個の長
方形状のマーク17c,17cが設けてある。この場合
には、図7(b)に示すように、2個のマーク17cの
間隔を透孔1hの内径と一致させておくと、前面カバー
がわずかにずれているときには、図7(a)に示すよう
に、一方のマーク17cの一側部が透孔から視認でき
る。正確に取り付けられ、あるいは正確な位置に修正さ
れたときには、図7(b)に示すように、どちら側のマ
ーク17cの内側部も透孔1hの内径と一致しているた
め視認できないようになっている。
【0018】その他、マークの形状や透孔の位置等はデ
ザインの変化に対応して適宣変更しても同様の効果が得
られる。もちろん前面カバ−の形状は円形に限られず、
時刻表示手段の印刷も表面でも裏面でもよく、時表示文
字や時刻目盛りその他の装飾模様等を文字板上に施す
か、前面カバーに施すかなどの配分はデザイン上の選択
に委ねられる。
【0019】なお、本実施例では、掛時計に適用してい
るが、置時計その他の時計についても適用可能である。
【0020】
【考案の効果】本考案は、時刻表示手段を設けてある前
面カバーの外周部に、位置検出用のマークを設け、これ
を後枠に設けた透孔を介して後枠の後方からマークによ
って前面カバーの取付け状態を容易に検出することがで
きる。このため、時計の組立中または組立後に容易に前
面カバーの取付け位置のずれを修正できるので従来技術
におけるように、前面カバーに小孔をあけたり、治具を
用いたりする必要がなくなり、しかも簡単な操作によっ
て前面カバーの位置合わせができるので、時計のコスト
低減に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る時計の一実施例を示す断面図であ
る。
【図2】同上正面図である。
【図3】前面カバーの背面図である。
【図4】後枠の透孔と前面カバーに設けられた位置検出
用のマークとの関係を示す部分拡大断面図である。
【図5】透孔と位置検出用のマークとの関係を示す説明
図である。
【図6】他の実施例における前面カバーの背面図であ
る。
【図7】透孔と位置検出用のマークとの関係を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 後枠 1h 透孔 7 前面カバー 7a 外周部 7b,17b 時刻表示手段 7c,17c マーク 8 前枠

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計機械体を装着してある後枠と、上記
    後枠の前面に設けてある前枠と、時刻表示手段が設けて
    あり外周部が上記後枠と上記前枠とによって挾持された
    前面カバーとを備えた時計において、 上記前面カバーの外周部に位置検出用のマークが設けて
    あるとともに、上記後枠の上記外周部との対向面に上記
    マークを視認可能な透孔が設けてあることを特徴とする
    時計。
JP3587093U 1993-06-30 1993-06-30 時 計 Expired - Fee Related JP2529156Y2 (ja)

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