JPH05270112A

JPH05270112A - 印刷装置

Info

Publication number: JPH05270112A
Application number: JP9608192A
Authority: JP
Inventors: Yoichi Yoshida; 洋一吉田; Yoshimi Makino; 誼牧野
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1992-03-24
Filing date: 1992-03-24
Publication date: 1993-10-19

Abstract

(57)【要約】【目的】必要な用紙枚数あるいは印刷時間に関する情
報を操作者に知らせることができる印刷装置を提供す
る。【構成】印刷条件設定手段１を備えた、文書処理装置
に付属する印刷装置において、印刷条件設定手段１の設
定に基づいて印刷の合計枚数を算出する印刷合計枚数算
出手段（または印刷に要する時間を算出する印刷時間算
出手段）２と、この算出手段２の算出結果を表示する表
示手段３とを設けている。そのため、印刷に必要な用紙
の枚数や印刷の所要時間が印刷開始前に表示され、操作
者は、プリンタに用紙を補給すべきかどうか、または、
印刷実施中にどの位の時間、印刷装置から離れることが
できるか等について的確に判断することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、日本語ワードプロセッ
サやパーソナル・コンピュータ等の文書処理装置が具備
する印刷装置に関し、特に、印刷に必要な用紙枚数や印
刷時間を表示できるように構成したものである。

【０００２】

【従来の技術】日本語ワードプロセッサやパーソナル・
コンピュータでは、作成した文書を印刷するための印刷
装置を備えている。この従来の印刷装置は、印刷部数や
印刷開始頁を指定したり、印刷速度を「高速」と「普
通」との内から選択する等、各種の印刷条件を設定する
ことができる。また、印刷装置に多数枚の印刷用紙をセ
ットして、連続印刷ができるように構成したものもあ
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の印刷装
置は、作成した文書を設定した部数だけ印刷する場合に
何枚の用紙を必要とするのか、あるいは、印刷の終了ま
でに、どの程度の時間がかかるのか等の情報を印刷装置
の操作者に教えてくれない。

【０００４】もしも、これらの情報が印刷装置によって
提供されるならば、操作者は、必要な用紙枚数を知るこ
とにより、印刷開始時点のプリンタにセットされている
用紙残量で設定した部数の印刷が可能かどうかを判断し
て、適切な対応を採ることができ、また、印刷時間を知
ることにより、印刷中に印刷装置から一時離れても良い
時間の見当がつく。

【０００５】本発明は、印刷装置に対するこれらの新た
なニーズに着目して考えられたものであり、必要な用紙
枚数あるいは印刷時間に関する情報を操作者に知らせる
ことができる印刷装置を提供することを目的としてい
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、印
刷条件設定手段を備えた、文書処理装置に付属する印刷
装置において、印刷条件設定手段の設定に基づいて印刷
の合計枚数を算出する印刷合計枚数算出手段と、印刷合
計枚数算出手段の算出結果を表示する表示手段とを設け
ている。

【０００７】また、印刷合計枚数算出手段では、用紙サ
イズ別に印刷の合計枚数を算出することができるように
している。

【０００８】また、前記印刷装置において、印刷条件設
定手段の設定に基づいて印刷に要する時間を算出する印
刷時間算出手段と、印刷時間算出手段の算出結果を表示
する表示手段とを設けている。

【０００９】

【作用】そのため、この印刷装置では、印刷に必要な用
紙の枚数や印刷の所要時間が印刷開始前に表示される。
操作者は、これらの情報を知ることにより、プリンタに
用紙を補給すべきかどうか、あるいは、印刷実施中に、
どの位の時間、印刷装置から離れることができるか、等
について的確に判断することができる。

【００１０】

【実施例】

（第１実施例）本発明の第１実施例における印刷装置
は、印刷に必要な用紙枚数を表示するように構成してい
る。

【００１１】この印刷装置は、図１に示すように、印刷
条件を設定する印刷条件設定部１と、印刷条件に基づい
て必要な用紙枚数を計算する印刷合計枚数算出部２と、
算出結果を表示して操作者に通知する表示部３と、設定
された印刷条件にしたがって印刷を実施する印刷部４と
を備えている。

【００１２】この印刷装置によって、例えば、日本語ワ
ードプロセッサで作成した、先頭から最終頁まで１０頁
の文書を、印刷部数を５部に設定して印刷する場合の動
作について説明する。

【００１３】まず、操作者は、印刷条件設定部１におい
て、これから印刷しようとする文書の指定を行ない、印
刷する頁範囲を「全頁」に、また、印刷部数を５部に設
定し、その他の必要な幾つかの条件の設定を行なった
後、印刷開始の指示を与える。

【００１４】この指示が出されると、印刷合計枚数算出
部２は、印刷条件に基づいて、印刷に必要な用紙の枚数
（１０頁×５部＝５０枚）を算出する。

【００１５】算出結果は、表示部３に送られ、印刷開始
前に表示画面上に「印刷の合計枚数５０枚」のように表
示される。

【００１６】次いで、印刷部４では、印刷のための制御
を開始する。

【００１７】なお、印刷開始の指示によって、印刷合計
枚数の表示を行なわせる手順を変えて、表示部３におけ
る印刷合計枚数の表示を指示した後に、印刷開始の指示
を改めて出し、それによって、印刷部４での印刷を開始
させるように設計変更することも可能である。

【００１８】（第２実施例）第２実施例の印刷装置は、
図２に示すように、設定された印刷条件に基づいて必要
な用紙枚数をサイズ別に計算する用紙サイズ別印刷合計
枚数算出部21を備えている。その他の構成は、第１実施
例の印刷装置（図１）と変わりがない。

【００１９】この印刷装置を用いて、例えば、日本語ワ
ードプロセッサで作成した、Ａ４サイズの書式の１０頁
の長さを持つ文書と、Ｂ４サイズの書式の５頁の長さを
持つ文書との２文書を、それぞれ５部ずつ印刷する場合
について説明する。

【００２０】操作者は、印刷条件設定部１において、印
刷対象の文書として、この用紙サイズの異なる２文書を
同時に指定し、印刷する頁範囲を「全頁」に、また、印
刷部数を５部に設定する。

【００２１】印刷条件の設定が全て完了し、操作者によ
って印刷開始の指示が与えられると、用紙サイズ別印刷
合計枚数算出部21では、印刷に必要な用紙枚数をサイズ
別に、Ａ４サイズは、１０頁×５部＝５０枚、また、Ｂ
４サイズは、５頁×５部＝２５枚と計算する。

【００２２】この算出結果は、表示部３に送られ、表示
画面上に「印刷の合計枚数Ａ４サイズ５０枚、Ｂ４サ
イズ２５枚」のように表示される。

【００２３】次いで、印刷部４は、設定条件にしたがっ
て、印刷を開始する。

【００２４】（第３実施例）第３実施例の印刷装置は、
印刷に要する時間を表示することができる。

【００２５】この印刷装置は、図３に示すように、印刷
に必要な時間を計算する印刷時間算出部22を備えてい
る。その他の構成は、第１実施例（図１）と変わりがな
い。

【００２６】印刷時間算出部22では、印刷条件設定部１
で設定された条件に基づいて印刷に要する時間を算出す
る。

【００２７】例えば、日本語ワードプロセッサで作成し
たＡ４書式の１０頁の文書を５部印刷する場合の印刷時
間は、当然、印刷装置の印刷性能に関係してくる。この
印刷装置がＡ４サイズの印刷に関して、同一頁を連続印
刷するときの１頁当たりの印刷時間が６秒、印刷指示か
ら最初の頁の印刷開始に至るまでの初期値が１０秒、ま
た、印刷が新しい頁に変わるときには、連続印刷のとき
より５秒余計にかかるものと仮定すると、印刷の所要時
間は、６秒×５０＋１０秒＋５秒×９＝３５５秒と計算される。

【００２８】このように、印刷装置ごとの印刷性能に応
じた数値を初期設定することにより、それぞれの印刷装
置における所要時間を求めることができる。

【００２９】印刷時間算出部22の計算した印刷所要時間
は、表示部３に送られ、表示画面上に「印刷所要時間
５分５５秒」のように表示される。

【００３０】次いで、印刷部４での印刷が開始される。

【００３１】なお、各実施例は、それぞれ単独で構成す
るだけでなく、組み合わせて、印刷用紙の所要枚数と印
刷所要時間とを共に表示するように、構成することも可
能である。この両者を表示するときは、操作者は、印刷
用紙の所要枚数を知って、プリンタへの用紙の補給を的
確に行なうことができるため、印刷装置の側を離れてい
る間に、用紙が不足して印刷が中断してしまう、という
事態が避けられる。そのため、印刷装置の表示する印刷
所要時間の間、安心して印刷装置から離れることができ
る。

【００３２】

【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかように、
本発明の印刷装置は、操作者に印刷用紙の所要枚数ある
いは印刷の所要時間を知らせることができるため、操作
者は、それに応じて、プリンタへの用紙の補給が必要で
あるかどうか、あるいは、印刷実施中に、どの程度の時
間、印刷装置の側を離れることができるか、ということ
について的確に判断することが可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の印刷装置の第１実施例の構成を示すブ
ロック図、

【図２】本発明の印刷装置の第２実施例の構成を示すブ
ロック図、

【図３】本発明の印刷装置の第３実施例の構成を示すブ
ロック図である。

【符号の説明】

１印刷条件設定部２印刷合計枚数算出部 21 用紙サイズ別印刷合計枚数算出部 22 印刷時間算出部３表示部４印刷部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】印刷条件設定手段を備えた、文書処理装
置に付属する印刷装置において、前記印刷条件設定手段
の設定に基づいて印刷の合計枚数を算出する印刷合計枚
数算出手段と、該印刷合計枚数算出手段の算出結果を表
示する表示手段とを設けたことを特徴とする印刷装置。
【請求項２】前記印刷合計枚数算出手段において、用
紙サイズ別に印刷の合計枚数を算出することを特徴とす
る請求項１に記載の印刷装置。
【請求項３】印刷条件設定手段を備えた、文書処理装
置に付属する印刷装置において、前記印刷条件設定手段
の設定に基づいて印刷に要する時間を算出する印刷時間
算出手段と、該印刷時間算出手段の算出結果を表示する
表示手段とを設けたことを特徴とする印刷装置。