JPH05269620A - 厚板スリッタの板材蛇行防止方法 - Google Patents

厚板スリッタの板材蛇行防止方法

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JPH05269620A
JPH05269620A JP6701792A JP6701792A JPH05269620A JP H05269620 A JPH05269620 A JP H05269620A JP 6701792 A JP6701792 A JP 6701792A JP 6701792 A JP6701792 A JP 6701792A JP H05269620 A JPH05269620 A JP H05269620A
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JP
Japan
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plate material
plate
descending
pinch rolls
knife
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6701792A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisayoshi Arakami
久良 荒神
Yasuhiko Kunimitsu
保彦 国光
Toshio Kato
俊夫 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送給の際の板材の入側及び出側のピンチロー
ル間の下降部と支持部との長さを等しくしてその蛇行を
防止する。 【構成】 板材10の送給においては、板材10を上ナ
イフ1及び下ナイフ2の入側及び出側のピンチロール2
1,22,31,32によって圧下し、板材10のせん断
においては、板材10を入側のピンチロール21,22
だけでまたは入側のピンチロール21,22の下降側及
び支持側と出側のピンチロール31,32の支持側とで
圧下するとともに、出側のピンチロール31,32の下
降側及び支持側または下降側だけを圧下解除するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厚板材を長さ方向にせ
ん断して所定の板幅にスリットする装置における前記厚
板材の蛇行防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、板材を従来の方法によってせん
断している状態を示す厚板スリッタの側面図、図6は図
5の厚板スリッタを出側から視た正面図、図7はそのス
リット部の形状を示す平面図である。
【0003】図5及び図6に示すように、板材10を下
ピンチロール22,32及び支持ローラ5,7によって支
持し、上ピンチロール21,31を油圧シリンダ28,3
8によって圧下し、板材10の分割部を下ナイフ2及び
下フレーム4によって支持し、上ナイフ1,ローラ9及
びガイドプレート19によってガイドされた上フレーム
3,ロッド13を軸11及びクランク12の回転によっ
て下降させ、上ナイフ1と下ナイフ2とでせん断して下
降部10Aと支持部10Bとにスリットする。
【0004】下降側Aの支持ローラ5は、ばね装置6に
よって支持されていて、上ナイフ1の下降に従って下降
部10Aとともに下降する。支持部10Bは、固設され
た支持ローラ7によって支持され、その高さは不変であ
る。
【0005】このせん断が終了して上ナイフ1が上昇す
ると、下降部10Aもばね装置6の付勢力によって支持
ローラ5とともに上昇する。
【0006】次に、下ピンチロール22,32をモータ
39によって回転し、板材10を次のスリット部まで間
欠送給し、先に分割したせん断部に続けてせん断しスリ
ットする。
【0007】入側I及び出側Oの下降側Aと支持側Bと
の下ピンチロール22,32は互いに同時に同等速で回
転させるため、メカタイ軸25,35によって連結され
ている。
【0008】そして、上記した作用を反復し、板材10
の全長にわたって下降側Aと支持側Bとにスリットする
のである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の方法
では、入側I及び出側Oの上ピンチロール21,31を
圧下して下ピンチロール22,32とで板材10を固定
し、上ナイフ1を下降してせん断することによって下降
部10Aが下降する際に、スリット済みの下降部10A
の出側0のピンチロール31,32によって挟持されて
いる部分がピンチロール31,32と滑って長さbだけ
後退する。
【0010】この下降部10Aは、せん断が終了して上
ナイフ1が上昇すると、ばね装置6及び支持ローラ5に
よって上昇しようとするが、その出側Oの下降部10A
がピンチロール31,32によって挟持されているの
で、ばね装置6の付勢力では元のパスラインの高さに戻
らず、下降部10Aが支持部10Bよりも長さbだけ長
くなり、たるみが発生する。
【0011】このため、次のスリットのために、板材1
0をピンチロール21,22,31,32によって間欠送
給したときに、支持部10Bの方が進行しやすくて、下
降側Aに曲がり、このスリットを連続して行うと、図7
のように、板材10のスリット部10Cが鋸歯状に蛇行
する。従って、このスリット面の手入れを要するので、
手入れ作業員を必要とする。
【0012】本発明は、このような実情の基に提案され
たもので、送給の際の板材の入側及び出側のピンチロー
ル間の下降部と支持部との長さを等しくしてその蛇行を
防止することができる厚板スリッタの板材蛇行防止方法
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の、本発明に係る板材蛇行防止方法は、板材をピンチロ
ールによって送給し、下ナイフで支持して上ナイフを下
降し、この板材をその送給方向にせん断して板幅方向に
スリットし、このせん断の際に上ナイフとともに下降し
た板材の下降部を、上ナイフの上昇に伴ってパスライン
に戻すように付勢手段によって支持する厚板スリッタに
おいて、前記板材の送給においては前記板材を前記上ナ
イフ及び下ナイフの入側及び出側の前記ピンチロールに
よって圧下し、前記板材のせん断においては前記板材を
前記入側のピンチロールだけで、または前記入側のピン
チロールの下降側及び支持側と前記出側のピンチロール
の支持側とで圧下するとともに、前記出側のピンチロー
ルの下降側及び支持側、または下降側だけを圧下解除す
ることを特徴とする。
【0014】
【作用】前記構成によれば、板材を下ナイフによって支
持し、上ナイフを下降してその進行方向にせん断し、板
幅方向にスリットするに際し、上下ナイフの出側のピン
チロールによる既スリット部の圧下を解除すると、前記
スリット部の下降側は上ナイフとともに下降し、出側の
既スリット部の下降側はピンチロールによって拘束され
ていないので、その下降した下降部が直線から円弧状に
なった長さだけ容易に後退する。
【0015】そして、前記せん断が終了して上ナイフを
上昇すると、下降した板材の下降部は付勢手段によって
元のパスライン迄容易に上昇し、前記出側の既スリット
部の下降側は容易に元の位置に前進するので、既スリッ
ト部の前記後退長さは零となる。
【0016】従って、入側及び出側のピンチロールによ
って板材を圧下して次のせん断のために送給するとき、
前記入,出側のピンチロール間における分割部の下降側
及び下ナイフによる支持側の長さは同一であるので、そ
の進路が曲がることが無くなり、そのスリット部が直線
状になってスリット面が平滑になる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1は板材を本発明の方法によってせん断
している状態を示す厚板スリッタの側面図、図2は図1
の厚板スリッタを出側から見た正面図、図3は厚板スリ
ッタが板材を送給している状態を示す側面図、図4は板
材の送り及び各ピンチロールによる圧下を示す線図であ
る。
【0018】図1及び図2において、3は上フレームで
あり、ロッド13に懸吊され、ガイドローラ9及びハウ
ジング20内のビーム18に装着されたガイドプレート
19によって板材10の板幅方向にガイドされていて、
上ナイフ1が装着されている。
【0019】4は下フレームであり、上フレーム3の下
方に固設され、下ナイフ2が装着されている。5は下降
側Aの支持ローラであり、ばね装置6によって回転自在
に支持されている。7は支持側Bの支持ローラであり、
パスラインの下方に回転自在に配置されている。11は
軸であり、ハウジング20内に固設された軸受ブロック
14,15に軸着され、クランク12が嵌着またはクラ
ンク12と一体化されている。
【0020】前記クランク12には、上フレーム3を懸
吊するロッド13が回転自在に軸着され、双方のクラン
ク12はその偏心部が互いに少し内側にずれているの
で、双方のロッド13は等しく下降せず、従って、上フ
レーム3及び上ナイフ1は板材10をせん断の際に上下
方向に揺動する。
【0021】21,31は上ピンチロールであり、入側
I及び出側Oの軸受ブロック23,33に回転自在にそ
れぞれ軸着されている。この軸受ブロック23,33は
各々の台板26,36上に立設された柱27,37にそれ
ぞれ枢着され、油圧シリンダ28,38によって台板2
6,36とそれぞれ連結されている。
【0022】22,32は下ピンチロールであり、各々
の台板26,36に固設された軸受ブロック24,34に
それぞれ軸着されている。そして、各々の下ピンチロー
ル22,32の下降側Aと支持側Bとにはモータ39が
それぞれ装着され、メカタイ軸25,35によって連結
されている。
【0023】次に、本装置の作用について説明する。板
材10の先端部を入側Iのピンチロール21,22によ
ってハウジング20内に送給し、軸11及びクランク1
2を回転してロッド13を下降させ、上フレーム3及び
上ナイフ1を下降してせん断し、下降部10Aと支持部
10Bとにスリットする。
【0024】そして、更に板材10を送給して出側Oの
ピンチロール31,32に噛み込ませて所要の位置まで
進行させると、図1及び図2に示すように、出側Oの上
ピンチロール31を上昇または、下降したままで油圧シ
リンダ38の圧力を零にして板材10の下降部10A及
び支持部10Bまたは下降部10Aだけの圧下を解除
し、軸11及びクランク12を回転してロッド13,上
フレーム3及び上ナイフ1を下降し、そのスリット部を
せん断すると、その下降部10Aは支持ローラ5ととも
に下降し、その先端部(2回目のせん断以後は既スリッ
ト部)は長さaだけ後退する。
【0025】そして、そのせん断が終了し、上ナイフ
1,上フレーム3,ロッド13を上昇すると、下降部10
Aの先端部(既スリット部)はピンチロール31,32
によって拘束されていないので、下降した下降部10A
は、ばね装置6の付勢力によって元の高さ(パスライ
ン)に上昇し、その先端部は元の位置に前進する。
【0026】このせん断が完了すると、図3に示すよう
に、出側Oの上ピンチロール21によって板材10の下
降部10A及び支持部10Bを圧下し、各々の下ピンチ
ロール22,32を回転して板材10を所要の寸法(1
回のせん断長さ)だけ送給する。この際、入側Iのピン
チロール21,22と出側Oのピンチロール31,32間
の下降部10Aと支持部10Bの長さは同等なので、板
材10を進行させてもその進路は曲がらない。
【0027】次に、出側0の上ピンチロール21を上昇
または油圧シリンダ38の圧力を零にしてその圧下を解
除し、前記と同様にせん断する。
【0028】上記した板材10の送給及び入側I,出側
Oの上ピンチロール21,31の圧下力は図4に示すよ
うになる。
【0029】このように、上ナイフ1と下ナイフ2とに
よって、板材10の全長にわたってせん断し、下降部1
0Aと支持部10Bとにスリットするのである。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、板
材のスリットに際し、板材のせん断において、入側のピ
ンチロールだけでまたは出側のピンチロールの支持側と
組み合わせて圧下し、出側のピンチロールの支持側及び
下降側または下降側だけを圧下解除することにより、既
スリット部は拘束されていないので、板材の下降部の下
降によって後退した既スリット部が、せん断終了におけ
る前記下降部の付勢手段による上昇によって容易に前進
して元の位置に戻ることが可能になり、送給の際の板材
の入側及び出側のピンチロール間の下降部と支持部との
長さを等しくしてその蛇行を防止することができる。
【0031】従って、板材のスリット部が直線状にな
り、スリット面が平滑になるので、手入れ作業員が不要
になり、省力化及びコスト低減をはかることができる。
また、スリット部の手入れのための、作業場所が不要に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての、板材をせん断して
いる状態を示す厚板スリッタの側面図である。
【図2】同じく厚板スリッタを出側から見た正面図であ
る。
【図3】同じく厚板スリッタが板材を進行させている状
態を示す側面図である。
【図4】板材の送り及び各ピンチロールによる圧下を示
す線図である。
【図5】従来例の厚板スリッタの側面図である。
【図6】同じく厚板スリッタを出側下ら見た正面図であ
る。
【図7】同じくスリットした板材のスリット状態を示す
平面図である。
【符号の説明】
1 上ナイフ 2 下ナイフ 5,7 支持ローラ 6 ばね装置 10 板材 10A 下降部 10B 支持部 21,31 上ピンチロール 22,32 下ピンチロール A 下降側 B 支持側 I 入側 0 出側

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材をピンチロールによって送給し、下
    ナイフで支持して上ナイフを下降し、この板材をその送
    給方向にせん断して板幅方向にスリットし、このせん断
    の際に上ナイフとともに下降した板材の下降部を、上ナ
    イフの上昇に伴ってパスラインに戻すように付勢手段に
    よって支持する厚板スリッタにおいて、前記板材の送給
    においては前記板材を前記上ナイフ及び下ナイフの入側
    及び出側の前記ピンチロールによって圧下し、前記板材
    のせん断においては前記板材を前記入側のピンチロール
    だけで、または前記入側のピンチロールの下降側及び支
    持側と前記出側のピンチロールの支持側とで圧下すると
    ともに、前記出側のピンチロールの下降側及び支持側、
    または下降側だけを圧下解除することを特徴とする厚板
    スリッタの板材蛇行防止方法。
JP6701792A 1992-03-25 1992-03-25 厚板スリッタの板材蛇行防止方法 Withdrawn JPH05269620A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006510498A (ja) * 2002-12-20 2006-03-30 エス・エム・エス・デマーク・アクチエンゲゼルシャフト 厚板を偏心駆動機構により横方向切断するためのシャー
JP2011036890A (ja) * 2009-08-12 2011-02-24 Jfe Steel Corp 厚板剪断設備および鋼板蛇行防止方法
CN104439497A (zh) * 2014-11-11 2015-03-25 中冶陕压重工设备有限公司 切边剪边部压辊自动调整装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990608