JP3785124B2 - オフセット可変式ピンチロール装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は熱間圧延ラインにおいて連続圧延されるストリップを2つ以上の巻取機に交互に巻取る際に、その分岐路を形成するために使用されるオフセット可変式ピンチロール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
熱間圧延されるストリップを2つ以上の巻取機で交互に巻取る従来の手法を、第1例、第2例について図6乃至図8に基づいて説明する。
図6は、従来の第1例のオフセット可変式ピンチロール装置の概要を示す側面図、図7は図6の要部におけるオフセット状況を示し、(a)はオフセット前、(b)はオフセット後の説明図、図8は従来の第2例のオフセット可変式ピンチロール装置の概要を示す側面図である。
【0003】
熱間圧延されるストリップを2つ以上の巻取機で交互に巻取る従来のこの種装置の第1例として、例えば特開平8−281326号公報に「巻取機ピンチロール搬送方向切替え方法」として開示されるものがあり、その概要を図6、図7に基づいて以下説明する。
【0004】
50は熱間圧延ライン、51はストリップ、52は巻取機入側のストリップシャー、53は上流側に配置されたオフセット可変式ピンチロール装置、54はこのオフセット可変式ピンチロール装置53の出側に配置された第1巻取機、55は下流側に配置された非可変式ピンチロール装置、56はこの非可変式ピンチロール装置55の出側に配置された第2巻取機である。
【0005】
前記オフセット可変式ピンチロール装置53は、定位置で圧下装置57により圧下されて回転駆動されるトップロール58と、定高さで水平シリンダ59により水平移動されるボトムロール60と、ボトムロール60の出側に設けられて矢印a方向に揺動可能な可変三角ガイド61、矢印b方向に移動可能に構成されてボトムロール60から第1巻取機54へストリップ51を導く可変ガイド62、矢印c方向に移動可能に構成されてボトムロール60の前進時に前進方向後方に形成される隙間に出入りされる可変ガイド63などにより構成されている。
【0006】
ここで前記オフセット可変式ピンチロール装置53は、ボトムロール60の水平移動量をストリップ51の切断時の後行材の板厚、板幅、降伏強度、ピンチロール押圧量を基に、後行材が同オフセット可変式ピンチロール装置53に噛み込んだ時の後行材の曲げ曲線を求め、この曲げ曲線と可変三角ガイド61との間隙がストリップ51の移行トラブルを生じることのない範囲に納まる所謂許容値となるようにボトムロール60の移動量を制御するようになっている。
【0007】
また、熱間圧延されるストリップを2つ以上の巻取機で交互に巻取る従来のこの種装置の第2例として、例えば特開平9−225529号公報に「帯板巻取機の運転方法及び運転装置」として開示されるように、オフセット可変式ピンチロールをボトムロール固定式とし、トップロールを可変式に構成したものがあり、その概要を図8に基づいて以下説明する。
【0008】
図8において、71は圧延されたストリップ、72は第1巻取機83用のオフセット可変式ピンチロール装置、73は第2巻取機84用の非可変式ピンチロール装置である。
【0009】
この第2例では、オフセット可変式ピンチロール装置72は、可変のボトムロールと固定のトップロールに代えて、固定のボトムロール74と、可変のトップロール75を有する。
【0010】
トップロール75はT型の翼状部材76の中央部に支持され、翼状部材76の上流側の端は旋回駆動装置77でストリップ71の走行方向に回動可能な旋回レバー78端に軸79で連結して翼状部材76を走行方向に位置調節するようにし、翼状部材76の下流側の端は調整駆動装置80上に連結してストリップ71の走行方向及び上下方向に調節可能に支持され、旋回レバー78の旋回行程がストッパ81及び82で制限されるように構成されている。
【0011】
この第2例として示す装置では、ストリップ71を第1巻取機83に導く時に、旋回駆動装置77で旋回レバー78をストッパ82に接する位置まで回動し且つ調整駆動装置80で高さを調整することによりトップロール75を点線75aで示す位置へ移動させる。
【0012】
また、ストリップ71を第2巻取機84に導く時には、旋回レバー78をストッパ81に接する位置まで戻し且つ調整駆動装置80で高さを調整することによりトップロール75を実線位置へ移動させるようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した第1例のものでは、ボトムロール60の移動時に同ボトムロール60に揺動を生じ、この揺動がストリップ51に伝わって第1巻取機54上でストリップ51が左右に巻きずれし、巻取不良を生じ易いという問題がある。
【0014】
また、ボトムロール60の移動により第1巻取機54の中心に対するボトムロール60の中心が相対的に変わるため、図7(a)(b)に示したようにボトムロール60の移動に合わせて前記可変三角ガイド61、可変ガイド62、可変ガイド63を追従移動させる必要が生じ、ボトムロール60と巻取機54相互の変化量が大きいと巻取中のストリップ51が前記可変三角ガイド61、可変ガイド62、可変ガイド63等に接触し板破断等が発生する危険がある。
【0015】
他方、第2例のものでは、可変のボトムロール60と固定のトップロール58に代えて、固定のボトムロール74と、可変のトップロール75を採用したため、前記第1例のようにボトムロール60の移動、揺動等に起因する問題点は解消するものの、旋回レバー78をストッパ81または82と接しない状態でトップロール75の位置調整をする場合には、翼状部材76が旋回駆動装置77と調整駆動装置80を構成する油圧装置の油圧力で支持される状態であるために、トップロール75の支持が不安定になる。
【0016】
これはすなわち、同第2例のものにおいては、旋回レバー78がストッパ81または82と接する2個所の固定位置でしかオフセット可変式ピンチロール装置72を安定して使用できないということになる。
【0017】
また、側面図のみを示して平面図を省略しているために図面の表示だけからは必ずしも明確ではないが、同第2例のものにおいては、トップロール75はストリップ71の幅方向両側に配置された一対の翼状部材76で両端側を支持される構成であるため、同翼状部材76自体が邪魔となってトップロール75の横方向への引抜きが難しく、このため保守が困難を極めるという問題がある。
【0018】
本発明は、このような従来の装置における不具合点を解消し、ボトムロールを固定してその移動、揺動に伴う不具合な振動発生を防止すると共に、横抜き可能で安定して使用可能なトップロールを備えて保守作業も容易としたオフセット可変式ピンチロール装置を提供することを課題とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記した課題を解決すべくなされたもので、その第1の手段として、連続式圧延装置のラインに接続した複数の巻取機に交互に巻取りを行うためのオフセット可変式ピンチロール装置において、横抜き可能な固定ボトムロールと、水平及び上下移動可能なトップロールを有し、同トップロールは回転カム式水平駆動手段と上下開閉駆動手段とにより水平及び上下に移動されてオフセット位置を変更されるように構成したオフセット可変式ピンチロール装置を提供するものである。
【0020】
すなわち、同第1の手段によれば、オフセット可変式ピンチロール装置を構成する基本的な要素のボトムロールとトップロールのうち、前者のボトムロールは固定式のしかも横抜き可能なものとし、後者のトップロールは回転カム式水平駆動手段と上下開閉駆動手段と共働し、回転カム式水平駆動手段により水平方向に、また、上下開閉駆動手段により上下方向に移動されてオフセット位置を変更されるようになっているので、従来のこの種装置で問題とされたボトムロールの移動、揺動に追従する不具合な振動の発生もなく、また、ボトムロールの横抜きも可能であることと相侯って、安定操業に供することができ、かつ、取替え、メンテナンス等保守を容易にしたオフセット可変式ピンチロール装置を得るようにしたものである。
【0021】
また、本発明は第2の手段として、前記第1の手段において、前記トップロールは、横抜き可能にトップロール支持フレームに保持されてなるオフセット可変式ピンチロール装置を提供するものである。
【0022】
すなわち、同第2の手段によれば、ボトムロールを固定式かつ横抜き可能とし、トップロールを回転カム式水平駆動手段と上下開閉駆動手段とにより水平、上下方向に移動させてオフセットさせる前記第1の手段に加えて、トップロールも横抜き可能としているので、ボトムロールの移動、揺動に起因する不具合な振動発生が無い上に、ボトムロールもトップロールも共に横抜き可能であることにより、保守作業等を一段と容易化するようにしたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1乃至図5に基づいて説明する。
図1は本実施の形態に係るオフセット可変式ピンチロール装置の側面図、図2は図1の平面図、図3は図2のIII −III 矢視図、図4は全体斜視図、図5はピンチロールのオフセット変更の手順を示すフロー図である。
【0024】
すなわち、本実施の形態において、10はオフセット可変式ピンチロール装置、11は圧延済のストリップ、12は第1巻取機、13は第2巻取機、14は第2巻取機13用の非可変式ピンチロール装置である。
【0025】
前記オフセット可変式ピンチロール装置10は、ライン両側に設けた一対の水平な架台21と、各架台21の凹部21aに着脱可能な適宜の支持器汚行を用いて横抜き可能に支持された固定式ボトムロール22と、各架台21の入側部に設けた一対の支持部材23上に横方向に支持した回転軸24と、各架台21上の位置で回転軸24上に固着したカム25と、同カム25上に支持した偏心軸26と、前記回転軸24軸端の固定レバー24aに連結して各架台21上に設けた前記カム25回動用の駆動手段27を有している。
【0026】
また、上流側部分にT断面の連結部28aを有し、同連結部28aでカム25の偏心軸26に連結され、他端を各架台21の他端と伸縮式の開閉駆動手段29により連結して設けた一対の開閉式ヨーク28を有している。
【0027】
また、上流側張出部31aを前記開閉式ヨーク28の連結部28aに連結軸30で連結し、ボトムロール22に対向する下向きU型形状に形成された一対のトップロール支持フレーム31を有している。
【0028】
前記トップロール支持フレーム31の上面には、開閉式ヨーク28上に設けられて前記トップロール支持フレーム31を吊り上げる吊上げ手段32が連結され、また、同吊上げ手段32に並んで同開閉式ヨーク28上に設けられ、同トップロール支持フレーム31上面に当接してこれを圧下する圧下手段33が配置されている。
【0029】
また、トップロール支持フレーム31の下部及び側部には、前記下向きU型形状で囲まれる内方に向かって対向する位置にそれぞれジャッキ34が設けられ、同ジャッキ34によりチョック部35aを支持して、トップロール35をトップロール支持フレーム31内に横抜き可能に装着している。
【0030】
そして、36は柱状ストッパで、同柱状ストッパ36は開閉式ヨーク28の前部下面と接するよう架台21上に設けられ、同開閉式ヨーク28の後部には連結部28aと架台21間に縦に接続しヨーク28の後部側にかかる重量をキャンセルする押上バネ37が設けられている。
【0031】
前記のように構成された本実施の形態において、圧延されたストリップ11を第1巻取機12へ導く状態と第2巻取機13へ導く状態とに切り換えるに際して、トップロール側を移動してオフセット変更する前記オフセット可変式ピンチロール装置10の作動について、図5(a)〜(d)で示す手順により順を追って説明する。
【0032】
図5(a)は、カム25の回動用の駆動手段27の駆動によりカム25を反時計まわりに回動して開閉式ヨーク28を前方へ移動し、且つ開閉駆動手段29の駆動で開閉式ヨーク28をストッパ36と接する位置へ降下し、トップロール35を固定ボトムロール22より一定距離前方(図で左方向)にオフセットした状態である。
【0033】
ここで開閉式ヨーク28は、ストッパ36と押上バネ37とカム25により支持され、カム25に加わるべき開閉式ヨーク28の後部側重量が押上バネ37の押上力でキャンセルされている。
【0034】
また、トップロール支持フレーム31とトップロール35は、開閉式ヨーク28上の圧下手段33でストリップ11を第1巻取機12へ導くように圧下し、同時に吊上げ手段32によりトップロール支持フレーム31を開閉式ヨーク28側へ引付けて、回転軸24及び偏心軸26及びトップロール支持フレーム31の連結軸30の隙間がゼロ状態に維持され、この状態で第1巻取機12へのストリップ11の巻取が安定的に確保されている。
【0035】
図5(b)は、第1巻取機12への巻取がほぼ終了に近づき、開閉駆動手段29の駆動で、開閉式ヨーク28を偏心軸26周りに一定距離押上回動した状態である。
【0036】
ここでトップロール支持フレーム31とトップロール35は開閉式ヨーク28と共に回動して上へ離れ、このとき、開閉式ヨーク28の後部側にかかる重量が押上バネ37によりキャンセルされた状態で、開閉式ヨーク28が偏心軸26まわりに回動する。
【0037】
図5(c)は、カム25回動用の駆動手段27の駆動により、カム25を時計周りに回動し、開閉式ヨーク28とトップロール支持フレーム31及びトップロール35全体を開閉駆動手段29と共に定距離上流側(図で右方向)へ引き寄せた状態である。
【0038】
このとき、押上バネ37の押上力で開閉式ヨーク28の後部側にかかる重量がキャンセルされるため、カム25のスムーズな回動と位置調節で開閉式ヨーク28とトップロール支持フレーム31及びトップロール35全体を上流側の任意位置にセットできる。
【0039】
図5(d)は、開閉駆動手段29の閉じ駆動で、開閉式ヨーク28をストッパ36上に回動当接させ、トップロール35を固定ボトムロール22より僅かに後部側(図で右方向)の位置にオフセットした状態である。
【0040】
この状態でストリップシヤー38によりストリップ11を切断すると、切断部から前方のストリップ11は第1巻取機12へ取込まれ、後行するストリップ11の先端はトップロール35と固定ボトムロール22との間隙に噛み込み通過して前方の非可変式ピンチロール14へ達して第2巻取機13へ導かれる。
【0041】
以上第1巻取機12へストリップ11を巻取る状態から第2巻取機13へストリップ11を巻取る状態への過程を図5(a)〜図5(d)の順に説明したが、反対に、第2巻取機13へストリップ11を巻取る状態から第1巻取機12へのストリップ巻取に切替える場合には、図5(d)の状態から(c)→(b)→(a)の逆手順でトップロール35をオフセット操作した上で、ストリップシヤー38によりストリップ11の切断を行えば良い。
【0042】
前記したように本実施の形態によれば、押上バネ37により開閉ヨーク28の後部側にかかる重量をキャンセルした状態でカム25を回動させることができ、トップロール35をカム機構で確実容易にオフセット変更可能になる。
【0043】
また、トップロール35を前後方向へオフセット移動した後、開閉式ヨーク28を架台21上の固定ストッパ36及び押上バネ37上に位置決めし、圧下手段33と吊上手段32で各ピン結合部を隙間ゼロ状態としてトップロール35の圧下を行うことにより、複数台の巻取機へのトップロール35のオフセット切替えとストリップ11の巻取を常に高精度で安定して実行できる。
【0044】
また、ボトムロール22及びトップロール35は、架台21の凹部21aに支持された支持機構及びトップロール支持フレーム31の下向きU型形状部に支持されたチョック部35aを組込んだ状態のままで、横抜きして迅速に組替えとメンテナンスを行うことが可能になる。
【0045】
また、定常状態においてボトムロール22を固定状態で使用するから、可変ガイド機構として全体構成が単純化し、ストリップ11との接触やストリップ11破断の危険が解消し、別途更に回避装置の設置も不要になり簡素化される。
【0046】
かくして本実施の形態によれば、高精度で安定して使用可能であり、かつ、組替え、メンテナンス等の保守を容易化したオフセット可変式ピンチロール装置を得ることができたものである。
【0047】
以上、本発明を図示の実施の形態について説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
【0048】
【発明の効果】
以上、本出願の請求項1に記載の発明によれば、連続式圧延装置のラインに接続した複数の巻取機に交互に巻取りを行うためのオフセット可変式ピンチロール装置において、横抜き可能な固定ボトムロールと、水平及び上下移動可能なトップロールを有し、同トップロールは回転カム式水平駆動手段と上下開閉駆動手段とにより水平及び上下に移動されてオフセット位置を変更されるようにしてオフセット可変式ピンチロール装置を構成しているので、前記したようにオフセット可変式ピンチロール装置を構成する基本的な要素のボトムロールとトップロールのうち、前者は固定式のしかも横抜き可能なものとし、後者は回転カム式水平駆動手段と上下開閉駆動手段と共働し、回転カム式水平駆動手段により水平方向に、また、上下開閉駆動手段により上下方向に移動されてオフセット位置を変更されるようにしたことにより、従来のこの種装置で問題とされたボトムロールの移動、揺動に追従する不具合な振動の発生もなく、また、ボトムロールの横抜きも可能であることと相侯って、安定操業に供することができ、かつ、取替え、メンテナンス等保守を容易にした好適なオフセット可変式ピンチロール装置を得ることが出来たものである。
【0049】
また、請求項2に記載の発明によれば、前記請求項1に記載の発明において、前記トップロールは、横抜き可能にトップロール支持フレームに保持されてオフセット可変式ピンチロール装置を構成しているので、前記したようにボトムロールを固定式かつ横抜き可能とし、トップロールを回転カム式水平駆動手段と上下開閉駆動手段とにより水平、上下方向に移動させてオフセットさせるようにした前記請求項1に記載の発明に加えて、トップロールも横抜き可能としたことにより、ボトムロールの移動、揺動に起因する不具合な振動発生が無い上に、ボトムロールもトップロールも共に横抜き可能となって、保守作業等を一段と容易化した好適なオフセット可変式ピンチロール装置を得ることが出来たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るオフセット可変式ピンチロール装置の概要を示す側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2のIII −III 矢視図である。
【図4】図1のオフセット可変式ピンチロール装置の全体斜視図である。
【図5】ピンチロールのオフセット変更の手順を示すフロー図である。
【図6】従来装置の第1例としてオフセット可変式ピンチロール装置の概要を示す側面図である。
【図7】図6の要部におけるオフセット状況を示し、(a)はオフセット前、(b)はオフセット後の説明図である。
【図8】従来装置の第2例としてオフセット可変式ピンチロール装置の概要を示す側面図である。
【符号の説明】
10 オフセット可変式ピンチロール装置
11 ストリップ
12 第1巻取機
13 第2巻取機
14 非可変式ピンチロール装置
21 架台
22 ボトムロール
23 支持部材
24 回転軸
25 カム
26 偏心軸
27 駆動手段
28 開閉式ヨーク
28a 連結部
29 開閉駆動手段
30 連結軸
31 トップロール支持フレーム
32 吊上手段
33 圧下手段
34 ジャッキ
35 トップロール
35a チョック部
36 柱状ストッパ
37 押上バネ
38 ストリップシヤー
50 熱間圧延ライン
51 ストリップ
52 ストリップシヤー
53 オフセット可変式ピンチロール装置
54 第1巻取機
55 非可変式ピンチロール
56 第2巻取機
57 圧下装置
58 トップロール
59 水平シリンダ
60 ボトムロール
61 可変三角ガイド
62 可変ガイド
63 可変ガイド
71 ストリップ
72 オフセット可変式ピンチロール装置
73 非可変式ピンチロール装置
74 ボトムロール
75、75a トップロール
76 翼状部材
77 旋回駆動装置
78 旋回レバー
79 連結軸
80 調整駆動装置
81、82 ストッパ
83 第1巻取機
84 第2巻取機

Claims (2)

  1. 連続式圧延装置のラインに接続した複数の巻取機に交互に巻取りを行うためのオフセット可変式ピンチロール装置において、横抜き可能な固定ボトムロールと、水平及び上下移動可能なトップロールを有し、同トップロールは回転カム式水平駆動手段と上下開閉駆動手段とにより水平及び上下に移動されてオフセット位置を変更されるように構成したことを特徴とするオフセット可変式ピンチロール装置。
  2. 前記トップロールは、横抜き可能にトップロール支持フレームに保持されてなることを特徴とする請求項1に記載のオフセット可変式ピンチロール装置。
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