JPH0434995Y2 - - Google Patents

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JPH0434995Y2
JPH0434995Y2 JP19028686U JP19028686U JPH0434995Y2 JP H0434995 Y2 JPH0434995 Y2 JP H0434995Y2 JP 19028686 U JP19028686 U JP 19028686U JP 19028686 U JP19028686 U JP 19028686U JP H0434995 Y2 JPH0434995 Y2 JP H0434995Y2
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mold
roll
rolls
mold rolls
twin
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はツインロール型連続鋳造装置に関する
ものである。
従来の技術 鋳片を連続的に引抜く連続鋳造装置として、ツ
インロール型モールドを使用したものがある。こ
の装置は、第4図に示すように、互いに平行に配
置された2本のモールドロール31A,31Bか
らなるツインロール型モールド32と、これらモ
ールドロール31A,31B上に配置されてモー
ルドロール31A,31Bの軸心と平行な一対の
長辺堰33およびモールドロール31A,31B
と直交する方向で互いに平行な一対の短辺堰34
からなる溶鋼受け35とを有している。
上記の装置において、溶鋼受け25内に投入さ
れた溶鋼は両モールドロール31A,31Bの表
面上で冷却されて鋳片シエルとなり、両モールド
ロール31A,31B間の最も狭くなる位置より
も少し上方位置で合流して鋳片となり、両モール
ドロール31A,31B間から長辺および短辺案
内板(図示せず)に案内されて下方に引抜かれて
いく。
以上のようにして、上記ツインロール型連続鋳造
装置により鋳片は連続的に製造されるが、その際
所望の鋳片板厚に応じて前記モールドロール31
Aと31Bの間隔を調整することが必要であり、
そのためモールドロールは間隔調整可能に設けら
れている。この間隔調整機能は、また鋳造中の膨
張力による異常なロール反力を回避するために、
あるいは鋳片引抜時の押付けのためにも必要であ
る。
従来のツインロール型連続鋳造装置におけるモ
ールドロール間隔調整は、次にようにして行なわ
れていた。すなわち、第4図に示す如く、1対の
モールドロール31A,31Bの一方31Aの両
側の軸受部を水平方向に摺動自在に上下から把持
するスライドガイド36を設け、両側軸受部をそ
れぞれ油圧シリンダ37により前記スライドガイ
ド36に沿つて前進、後退させて、モールドロー
ラ間隔の調整を行なつていた。
考案が解決しようとする問題点 従来のツインロール型連続鋳造装置において、
1対のモールドロール31A,31B間の間隔調
整は、上記のごとく、スライドガイド36を設け
て、スライド方式によりモールドロール31Aを
移動させて行なわれていた。しかしながら、スラ
イド方式では、水平、平行、低摩擦の高精度のス
ライドガイド36が必要であり、またスライドガ
イド36を取付ける取付用梁(図示せず)が、モ
ールドロール31Aおよび軸受部周辺に必要で、
装置全体が複雑で、大型となるという問題があつ
た。
本考案は、上記の問題点を解決し得るツインロ
ール型連続鋳造装置を提供することを目的とする
ものである。
問題点を解決するための手段 上記の問題点を解決するため、本考案のツイン
ロール型連続鋳造装置は、互いに平行に配置され
た2本のモールドロールからなるツインロール型
モールドと、このモールド上に配置されたモール
ドロール軸心と平行な一対の長辺堰およびモール
ドロール軸心と直交する平行な一対の短辺堰とか
らなる溶鋼受けとを有するツインロール型連続鋳
造装置において、前記2本のモールドロールのう
ち少なくとも一方の両端軸受部に、両モールドロ
ールの軸心を含む平面に交叉する方向に支持腕を
取付け、その支持腕の先端部を支持ブラケツトに
より両モールドロールの軸心間の距離が変化する
方向に揺動自在に支持し、かつ前記モールドロー
ルを揺動させる駆動装置を設けたことを特徴とす
るものである。
作 用 上記構成において、2本のうちの少なくとも1
本のモールドロールが、支持ブラケツトに両モー
ルドロールの軸心間の距離が変化する方向に揺動
自在に支持されているため、駆動装置により容易
に前記モールドロールを揺動移動させて、2本の
モールドロールの軸心間の距離、すなわち両モー
ルドロールの対向する表面間の間隔を調整するこ
とができる。
実施例 本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第3図において、ツインロール型モール
ド1が互いに平行に、かつ水平に配置された一対
のモールドロール2,3により構成されている。
前記モールドロール2,3上には、平面視矩形状
の溶鋼受け4が配置されている。この溶鋼受け4
は両モールドロール2,3の軸心と平行に配置さ
れた一対の長辺堰5と、両モールドロール2,3
の軸心と直交する方向でしかも長辺堰5の両端部
に配置された一対の短辺堰6とで構成されてい
る。また前記の一対のモールドロール2,3のう
ち一方2の両側軸受部2Aに、両モールドロール
2,3の各軸心を含む平面に直交する方向に支持
腕7が取付けられ、その支持腕7の先端部7A
が、固定台8に固定された支持ブラケツト9の上
端部9Aにピン10により連結されて、モールド
ロール2がモールドロール3との軸心間の距離が
変化する方向に揺動しうるように支持ブラケツト
9により支持されている。前記モールドロール2
の両側軸受部2Aの、前記支持腕7と直交する方
向で、かつ隣り合うモールドロール3の反対側の
位置に、油圧シリンダ11のロツド12の先端が
ピン13で回動自在に連結され、油圧シリンダ1
1の他端が固定装置(図示せず)にピン14によ
り回動自在に直結されている。そして油圧シリン
ダ11を作動させることにより、モールドロール
2を揺動移動させてロール間隔を変化させること
ができる。
また、前記モールドロール2の上部の長辺堰5
の長手方向の両側の下端部に、その長辺堰5に対
し直交する方向(水平方向)に取付けられる水平
部15とその先端に取付けた垂直部16とからな
る堰支持腕17を取付け、その堰支持腕17の垂
直部16の下端部16aを前記モールドロール2
の軸受部2Aと連結桿18で回動自在に連結する
とともに支持桿19の一端に回動自在に連結し、
さらにその支持桿19の他端を、支持桿19が前
記軸受部2Aに取付けられている支持腕7と平行
となるように固定ブラケツト20に回動自在に連
結されている。これによりモールドロール2とそ
の上の長辺堰5が、リンク機構で連結され、モー
ルドロール2の揺動移動に伴つて長辺堰5が平行
移動し、モールドロール2の表面と長辺堰5の下
端辺との間隔が常に一定に保たれる。
上記のように構成されたツインロール型連続鋳
造装置において、モールドロール2,3表面上で
溶鋼が冷却されて鋳片シエルを経て圧延一体化さ
れ、鋳片となつて両モールドロール2,3間から
引抜かれる。その際鋳片板厚の所望の値への調整
は、油圧シリンダ11を作動させることにより、
モールドロール2を揺動移動させて、モールドロ
ール2と3の軸心間の距離、すなわちロール表面
間の間隔を調整して容易に達成することができ
る。
両モールドロール2,3間の間隔調整の手順を
第3図に基づいて説明する。
() モールドロール2,3の間隔の設定は、
必要なロール間隔値をロール位置比較器21に
入力設定し、ロール位置制御器22を通じ、サ
ーボ弁23を介して油圧シリンダ11を駆動し
て、支持ブラケツト9で支持されるモールドロ
ール2をピン10を中心に揺動移動させ位置決
めを行なう。
() ロール間隔は常にロール位置検出器24
で検出され、ロール位置比較器21で設定値と
比較して、ロール位置制御器22を介して制御
する。
() 鋳造中モールドロール2,3に設定値以
上の反力が発生した場合、ロール反力検出器2
5でロール反力を検知し、ロール反力比較器2
6で設定値と比較し、その差がなくなる位置ま
でモールドロール2を移動(後退)する信号を
ロール位置制御器22に入力して、その反力を
回避する。
() 反力を回避した後は、上記()により
モールドロール2は元の位置に復帰する。
上記のように構成されたツインロール型連続鋳
造装置は、支持腕7と支持ブラケツト9との連
結、軸受部2Aと油圧シリンダ11のロツド12
との連結および油圧シリンダ11の固定装置との
連結がそれぞれピン10,13,14で回動自在
に行なわれているので、構造が簡単で、製作、組
立てが容易で、モールドロール2,3の水平度、
平行度の調整も容易で、しかも従来装置に比べて
スライドガイドなどが不要でフレームを小型化で
きる。また上記実施例では、モールドロール2の
移動に連動して長辺堰5を平行移動しうるように
設けられているので、常に長辺堰5の下端辺がモ
ールドロール2の頂点付近に位置することになつ
て一定の間隙が保たれて、従来の装置において発
生していた、モールドロールの移動に伴つて長辺
堰の下端辺との間の間隙が増大して溶鋼が漏れた
り、溶鋼が間隙で固着してモールドロールの移動
を妨げたり、長辺堰を破損したりするという問題
が全く発生しない。
なお上記実施例では、モールドロール2のみを
揺動移動自在としたが、1対のモールドロール
2,3の両者を揺動移動自在としてロール間隔を
調整しうるようにしてもよい。
考案の効果 本考案のツインロール型連続鋳造装置は、2本
のうちの少なくとも1本のモールドロールが、支
持ブラケツトに両モールドロールの軸心間の距離
が変化する方向に揺動自在に支持されているた
め、容易に前記モールドロールを揺動移動させて
2本のモールドロールの軸心間の距離、すなわち
両モールドロールの対向する表面間の間隔を調整
することができて、所望の鋳片板厚に対応させる
ことができ、かつ異常なロール反力を回避するこ
とができ、またモールドロールが支持ブラケツト
により支持されて、その支持点を中心に公転しよ
うとするため、モールドロールの自重が鋳片引抜
時の押付力として有効に作用し、構造が簡単で、
小型であり、安価かつ省スペースで、補修が容易
であるなどの格別の降下を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案のツインロール型連続
鋳造装置の一実施例を示し、第1図は要部の一部
切欠正面図、第2図はモールドロール間隔調整の
制御回路図、第3図は長辺堰の移動装置の要部の
構成図、第4図は従来例の要部の構成図である。 1……ツインロール型モールド、2,3……モ
ールドロール、5……長辺堰、6短辺堰、7……
支持腕、9……支持ブラケツト、11……油圧シ
リンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに平行に配置された2本のモールドロール
    からなるツインロール型モールドと、このモール
    ド上に配置されたモールドロール軸心と平行な一
    対の長辺堰およびモールドロール軸心と直交する
    平行な一対の短辺堰とからなる溶鋼受けとを有す
    るツインロール型連続鋳造装置において、前記2
    本のモールドロールのうちの少なくとも一方の両
    端軸受部に、両モールドロールの軸心を含む平面
    に交叉する方向に支持腕を取付け、その支持腕の
    先端部を支持ブラケツトにより両モールドロール
    の軸心間の距離が変化する方向に揺動自在に支持
    し、かつ前記モールドロールを揺動させる駆動装
    置を設けたことを特徴とするツインロール型連続
    鋳造装置。
JP19028686U 1986-12-10 1986-12-10 Expired JPH0434995Y2 (ja)

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JP19028686U JPH0434995Y2 (ja) 1986-12-10 1986-12-10

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JPS6395656U JPS6395656U (ja) 1988-06-20
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JP2009125754A (ja) * 2007-11-21 2009-06-11 Mitsubishi-Hitachi Metals Machinery Inc 連続鋳造装置及び連続鋳造方法

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