JP2009125754A - 連続鋳造装置及び連続鋳造方法 - Google Patents

連続鋳造装置及び連続鋳造方法 Download PDF

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喜美 影平
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達則 杉本
Hideaki Takatani
英明 高谷
Hideaki Furumoto
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Abstract

【課題】取り付け誤差等により、摩擦力によるヒステリシスが生じたとしても、ヒステリシスの影響をそれほど受けることなく、ドラム相互間の圧着荷重の正確な制御ができる。
【解決手段】ベース部152にアーム150の下部が回動自在に支持されており、このアーム150の上部に主軸受箱121を備え、主軸受箱121によりドラム101aを回転自在に支持している。調整装置としての圧下シリンダ123の駆動により、アーム150及び主軸受箱121を回動させて、ドラム101aをドラム101bに対して接近・離間させる。圧下シリンダ123が力を出すと、アーム150が長いので、回転軸151に対して大きな回転トルクを作用させることができる。この結果、回転支持部に、ヒステリシスがあっても、このヒステリシスの影響は圧下シリンダ123にはそれほど及ばない。
【選択図】図2

Description

本発明は連続鋳造装置及び連続鋳造方法に関し、ドラム相互を接近・離間させるようにドラムを移動する際に、摩擦抵抗によるヒステリシスの影響を軽減するように工夫したものである。
双ドラム式の連続鋳造装置は、一対のドラム間に溶融金属を溜め、ドラムを回転させながら連続的に薄板(鋳片)を製造するものである。
まず、双ドラム式の連続鋳造装置の基本構成を、図15を参照して説明する。図15に示すように、一対のドラム1a,1bは、その回転軸が平行になる状態で近接配置されて、互いに逆方向に回転できるように支持されている。両ドラム1a,1bの軸方向の両端はサイド堰2a,2bにより仕切られている。ドラム1a,1b及びサイド堰2a,2bにより囲まれて形成された湯溜まり部3には、溶融金属4が注入される。
ドラム1a,1bが互いに逆方向に回転すると(溶融金属4を下方に巻き込むように回転すると)、溶融金属4はドラム1a,1bに接触することにより冷却され、その結果、凝固シェルが形成される。双方の凝固シェルがドラム回転に伴い成長し、ドラム1a,1bの最小ギャップ部5にて圧着・一体化され鋳片6として取り出される。
このような双ドラム式の連続鋳造装置においては、ドラム1a,1b間の隙間及び圧着荷重を調整するために、ドラム1a、1bを接近・離間させる調整装置が備えられているものがある。
ここで、ドラム1a、1bを接近・離間させる調整装置を備えた、双ドラム式の連続鋳造装置を、平面図である図16、及び、図16のX―X断面図である図17を参照して説明する。なお、図16では、上フレーム12を外した状態で図示している。
図16及び図17に示すように、ドラム1a,1b及びサイド堰2a,2bにより囲まれて形成された湯溜まり部3には、溶融金属4が注入される。そして、ドラム1a,1bが互いに逆方向に回転すると、最小ギャップ部5から鋳片6が取り出される。
近接配置したドラム1a,1bの軸方向の両端面に近接して、それぞれフレーム10が配置されている。各フレーム10は、下フレーム11と上フレーム12とで構成されて、枠状の構成体となっている。なお、ドラム1a,1bを交換する時には、上フレーム12は下フレーム11から取り外すことができるようになっている。
ドラム1aの両端面からは、それぞれドラム軸20が突出している。各ドラム軸20は、主軸受箱21により回転自在に支持されている。このため、ドラム1aはその軸回りで回転することができるようになっている。
主軸受箱21は、下フレーム11と上フレーム12との間に位置している。しかも、主軸受箱21の下部と下フレーム11との間には、リニアベアリング22aが設けられ、主軸受箱21の上部と上フレーム12との間には、リニアベアリング22bが設けられている。
このため、ドラム1a及びこのドラム1aを回転自在に支持している主軸受箱21が、リニアベアリング22a,22bに沿い摺動することができる。この結果、ドラム1aがドラム1bに対して接近・離間することができる。
調整装置としての圧下シリンダ23は、下フレーム11と主軸受箱21との間に介在されている。この圧下シリンダ23の伸縮(図16における矢印A方向の伸縮)により、主軸受箱21が摺動移動する。
一方、ドラム1bの両端面からは、それぞれドラム軸30が突出している。各ドラム軸30は、主軸受箱31により回転自在に支持されている。このため、ドラム1bはその軸回りで回転することができるようになっている。
主軸受箱31は、下フレーム11と上フレーム12との間に位置している。しかも、主軸受箱31の下部と下フレーム11との間には、リニアベアリング32aが設けられ、主軸受箱31の上部と上フレーム12との間には、リニアベアリング32bが設けられている。
このため、ドラム1b及びこのドラム1bを回転自在に支持している主軸受箱31が、リニアベアリング32a,32bに沿い摺動することができる。
荷重検出器33は、下フレーム11と主軸受箱31との間に介在されている。この荷重検出器33は、ドラム1a,1b間の荷重(圧下力)を検出する。
そして、荷重検出器33により検出した荷重が、予め設定した目標荷重となるように、圧下シリンダ23の伸縮量が調整されるようになっている。
更に、図16,図17に示す例では、主軸受箱21,31でのガタによる悪影響を防止するために、プリロード機構が備えられている。
即ち、ドラム1aのドラム軸20には、プリロード軸受箱40が取り付けられている。このプリロード軸受箱40は、プルバックシリンダ41により、ドラム1bから離間する方向(図16ではα方向)に引っ張られている。このように、プルバックシリンダ41によりドラム軸20をα方向に引っ張ることにより、主軸受箱21内においてコロが軸受箱内面の一方向に押し付けられ、ラジアル隙間による軸芯の振れが小さくなる。このため、主軸受箱21でのガタによる悪影響を防止することができる。
同様に、ドラム1bのドラム軸30には、プリロード軸受箱42が取り付けられている。このプリロード軸受箱42は、プルバックシリンダ43により、ドラム1aから離間する方向(図16ではβ方向)に引っ張られている。このように、プルバックシリンダ43によりドラム軸30をβ方向に引っ張ることにより、主軸受箱31内においてコロが軸受箱内面の一方向に押し付けられ、ラジアル隙間による軸芯の振れが小さくなる。このため、主軸受箱31でのガタによる悪影響を防止することができる。
なお、図16,図17に示す例では、リニアベアリング22a,22b,32a,32bの摩擦抵抗は、潤滑油等により潤滑される摺動ガイドの摩擦抵抗に比べて小さいので、主軸受箱21,31がリニアベアリング22a,22b,32a,32bに沿い移動(摺動)したときに生ずる摩擦抵抗によるヒステリシスが軽減される。
このように摩擦抵抗によるヒステリシスが軽減されるため、圧下シリンダ23が発生する押し力・引き力に合わせて主軸受箱21の位置制御を比較的容易に行うことができ、潤滑油等により潤滑される摺動ガイドを採用したものに比べて、圧下力制御を容易・正確に行うことができる。
なお、図18は、図16及び図17に示す例において、主軸受箱21を摺動させたときの力の関係を模式的に示すものである。
摩擦に抗して主軸受箱21を移動させるために圧下シリンダ23が発生する力をF2、主軸受箱21が摺動する際にリニアベアリング22aに発生する摩擦係数をμ2、主軸受箱21が摺動する際にリニアベアリング22aに発生する摩擦力をf2、ドラム1aの重量をW2とすると、次式(1)(2)が成り立つ。
2=±μ2・W2 ・・・(1)
2=f2=±μ2・W2 ・・・(2)
特許第3021168号
図16及び図17に示す従来技術では、摩擦抵抗の少ないリニアベアリング22a,22b,32a,32bを使用しているため、摩擦抵抗によるヒステリシスの低減を図ることができた。
しかし、上記(1)式で示す大きな摩擦力f2により、式(2)で示す力F2も変動すると、圧下力制御が実行し難くなる。つまり、摩擦力f2が生じると、ドラム1aがドラム1bに接近するように主軸受箱21を一定距離だけ押す際に圧下シリンダ23が発生しなければならない力と、ドラム1aがドラム1bから離間するように主軸受箱21を一定距離だけ引き戻す際に圧下シリンダ23が発生しなければならない力が異なってしまい、圧下力制御がしにくくなる。
具体的には、駆動側の主軸受箱21をスライド移動させる上下・左右の合計4本のリニアベアリング22a,22bの平行度が、取り付け誤差等により崩れたり、被駆動側の主軸受箱31をスライド移動させる上下・左右の合計4本のリニアベアリング32a,32bの平行度が、取り付け誤差等により崩れたりした場合には、主軸受箱21,31を摺動させる際に摩擦力によって大きなヒステリシスが発生してしまう。
このようにして大きなヒステリシスが発生してしまうと、主軸受箱21,31(ドラム1a,1b)を近接させようとして圧下シリンダ23が一定の押出力を発生したときの主軸受箱21の移動距離と、主軸受箱21,31(ドラム1a,1b)を離間させようとして圧下シリンダ23が一定の引張力を発生したときの主軸受箱21の移動距離とに差が生じてしまい、圧下力制御に悪影響がでてしまう。
また、平行度を崩すことなくリニアベアリング22a,22b,32a,32bを取り付けた場合であっても、フレーム10が熱変形した場合には、リニアベアリング22a,22b,32a,32bの平行度が崩れてしまい、ヒステリシスが大きくなってしまう。
本願発明は、上記従来技術に鑑み、主軸受箱の移動に際してヒステリシスの要因となる摩擦力を低減し、摩擦力が仮に発生したとしても、主軸受箱を移動させる調整装置に対して、摩擦力によるヒステリシスの影響を小さくすることができる、連続鋳造装置及び連続鋳造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の連続鋳造装置の構成は、
互いに逆方向に回転する一対のドラムと、各ドラムの両端面から突出したドラム軸をそれぞれ回転自在に支持する軸受箱とを有する連続鋳造装置において、
少なくとも一方のドラム側には、
ベース部と、
一端部に前記軸受箱が固定設置されるとともに、他端部が前記ベース部に回動自在に支持されたアームと、
前記アームを回動させることにより前記一対のドラム相互を接近・離間させる調整装置を備えたことを特徴とする。
また本発明の連続鋳造装置の構成は、
前記アームを前記ベース部に対して回動自在に支持する部分には、リング状の転がり軸受を備えたことを特徴とする。
また本発明の連続鋳造装置の構成は、
前記アームを前記ベース部に対して回転自在に支持する部分の中心から、前記アームの一端部に設置された前記軸受箱と反対方向に伸ばされた張り出し部を前記アームに設け、前記張り出し部を回動させることにより前記一対のドラム相互を接近・離間させる調整装置を備えたことを特徴とする。
また本発明の連続鋳造装置の構成は、
前記調整装置は、前記アームを押し引きすることにより回動させる伸縮装置であることを特徴とする。
また本発明の連続鋳造装置の構成は、
前記調整装置は、前記ベース部に回転自在に支持された前記アームの回転軸を回転させる回転力を発生する装置であることを特徴とする。
また本発明の連続鋳造装置の構成は、
前記調整装置により発生した力を検出する押し付け力検出手段を有していること、
または、前記押し付け力検出手段により検出した押し付け力が、予め決められた範囲内の力になるように、前記調整装置の操作を制御する制御部を備えていることを特徴とする。
また本発明の連続鋳造装置の構成は、
前記調整装置により接近・離間させた、ドラム相互間の距離を検出する距離検出手段を有していること、
または、前記距離検出手段により検出した検出距離が、予め決められた範囲内の距離になるように、前記調整装置の操作を制御する制御部を備えていることを特徴とする。
また本発明の連続鋳造方法の構成は、
互いに逆方向に回転する一対のドラムと、各ドラムの両端面から突出したドラム軸をそれぞれ回転自在に支持する軸受箱とを有し、
少なくとも一方のドラム側には、
ベース部と、
一端部に前記軸受箱が固定設置されるとともに、前記ベース部に回動自在に支持されたアームと、
前記アームを回動させることにより前記一対のドラム相互を接近・離間させる調整装置と、
前記調整装置により発生した力を検出する押し付け力検出手段とを備えた連続鋳造装置において、
前記押し付け力検出手段により検出した押し付け力が、予め決められた範囲内の力になるように、前記調整装置の操作を制御することを特徴とする。
また本発明の連続鋳造方法の発明は、
互いに逆方向に回転する一対のドラムと、各ドラムの両端面から突出したドラム軸をそれぞれ回転自在に支持する軸受箱とを有し、
少なくとも一方のドラム側には、
ベース部と、
一端部に前記軸受箱が固定設置されるとともに、前記ベース部に回転自在に支持されたアームと、
前記アームを回動させることにより前記一対のドラム相互を接近・離間させる調整装置と、
前記調整装置により接近・離間させた、ドラム相互間の距離を検出する距離検出手段とを備えた連続鋳造装置において、
前記距離検出手段で検出した検出距離が、予め決められた範囲内の距離になるように、前記調整装置の操作を制御することを特徴とする。
本願発明では、ドラムを回転支持する軸受箱をアームの一端部(上部)に固定設置し、このアームをベース部に回転自在に支持するというヒンジ構造を採用した。このため、アームをベース部に対して回転自在に支持する部分において、摩擦力によるヒステリシスが発生したとしても、アーム及び軸受箱を回動させる調整装置に、摩擦力の影響が及ぶことを低減することができる。
これは、ドラムを押し付けることにより回転支持部分に働くトルクが、アーム長さが長いため、回転支持部分の摺動による摩擦トルクよりも大きくなるためである。
また、回転支持する部分がドラムから離れた位置にあり、溶融金属などの熱影響を受けにくく熱変形しにくくなるからである。
このため、アームをベース部に対して回転自在に支持する部分において、摩擦力によるヒステリシスが発生したとしても、このヒステリシスの影響を殆ど受けることなく、圧下力制御を精度良く行うことができる。
しかも、アームをベース部に対して回動自在に支持する部分に、リング状の転がり軸受を備えることにより、摩擦自体を低減することができ、圧下力制御の更なる精度向上を図ることができる。
以下に本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づき詳細に説明する。
本発明の実施例1に係る双ドラム式の連続鋳造装置を、平面図である図1、及び、正面図である図2を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、一対のドラム101a,101bは、その回転軸が平行で且つ水平になる状態で近接配置されて、互いに逆方向に回転できるように支持されている。なお、ドラムの支持構造の詳細は後述する。両ドラム101a,101bの軸方向の両端はサイド堰102a,102bにより仕切られている。ドラム101a,101b及びサイド堰102a,102bにより囲まれて形成された湯溜まり部103には、溶融金属104が注入される。
ドラム101a,101bが互いに逆方向に回転すると(溶融金属104を下方に巻き込むように回転すると)、溶融金属104はドラム101a,101bに接触することにより冷却され、その結果、ドラム101a,101bの表面に凝固シェルが形成される。双方の凝固シェルがドラム回転に伴い成長し、ドラム101a,101bの最小ギャップ部105にて圧着・一体化され鋳片106として取り出される。
ドラム101aの両端面からは、それぞれドラム軸120が突出している。このドラム軸120には、主軸受箱121が備えられており、ドラム軸120は主軸受箱121により回転自在に支持されている。
ドラム軸120を回転自在に支持している主軸受箱121は、アーム150の上部(一端部)に固定設置されている。
アーム150は、その下部(他端部)に回転軸151が固定されており、回転軸151はリング状のベアリング(転がり軸受)を介してベース部152に回転自在に支持されている。このようにヒンジ構造を採用したため、アーム150(及びアーム150に取り付けた主軸受箱121並びにドラム101a)は、回転軸151の軸芯を回転中心として、ベース部152に対して回動することができる。
調整装置としての圧下シリンダ123は、荷重検出器133を介して主軸受箱121に連結されている。この圧下シリンダ123の伸縮により、アーム150が回動(揺動)して、ドラム101aがドラム101bに対して接近・離間する。つまり、圧下シリンダ123が発生する伸縮力が主軸受箱121に作用することにより、アーム150が回動(揺動)して、ドラム101aがドラム101bに対して接近・離間する。
また、ドラム101bの両端面からは、それぞれドラム軸130が突出している。ドラム軸130は、主軸受箱131により回転自在に支持されている。なお、主軸受箱131は、図示しないフレームに固定設置されている。このため、ドラム101bはその軸回りで回転することはできるが、ドラム101b全体の配置位置が移動することはない。
なお、調整装置として圧下シリンダ123を採用したが、調整装置としては、シリンダのみならず、回転力を発生してこの回転力によりアームを回動させるモータ等により構成することができる。即ち、主軸受箱121を介してドラム軸120に揺動力を加えて、アーム150を回動(揺動)することができるものであれば、シリンダに限らない。
また荷重検出器(押し付け力検出手段)133は、ドラム101a,101b間の荷重(圧下力)を検出する。この荷重検出器133としては、ロードセルや、圧力計や、トルクメータ等を使用することができる。
そして、荷重検出器133により検出した荷重が、予め設定した目標荷重となるように、圧下シリンダ123の伸縮量及びモータの回転量等が調整されるようになっている。
更に、本実施例では、主軸受箱121でのガタによる悪影響を防止するために、プリロード機構が備えられている。
即ち、ドラム101aのドラム軸120には、プリロード軸受箱140が取り付けられている。このプリロード軸受箱140は、プリロード付加装置141により、ドラム101bから離間する方向(図1ではγ方向)に引っ張られている。このように、プリロード付加装置141によりドラム軸120をγ方向に引っ張ることにより、主軸受箱121内においてコロが軸受箱内面の一方向に押し付けられ、ラジアル隙間による軸芯の振れが小さくなる。このため、主軸受箱121でのガタによる悪影響を防止することができる。
また、ドラム101bのドラム軸130に、プリロード付加装置を取り付けてもよい。
なお、プリロード付加装置141としては、シリンダや、ばねや、錘などを用いることができる。また、プリロード付加装置により、ドラム軸120とドラム軸130とを押し広げるように、プリロードを付加するようにしてもよい。
このような構成となっている連続鋳造装置では、圧下シリンダ123が伸長するとアーム150は回転軸151の軸芯を回転中心として回動し(図2では時計回り方向に回動し)、ドラム101aがドラム101bに接近する。このため、ドラム101a,101b間の荷重(圧下力)が大きくなる。
逆に、圧下シリンダ123が縮退するとアーム150は回転軸151の軸芯を回転中心として回動し(図2では反時計回り方向に回動し)、ドラム101aがドラム101bから離間する。このため、ドラム101a,101b間の荷重(圧下力)が小さくなる。
ドラム101a,101b間の荷重は、荷重検出器133により検出され、検出された荷重が目標荷重となるように、圧下シリンダ123の伸縮量が調整されるようになっている。
図3は、図1及び図2に示す連続鋳造装置において、アーム150、ひいては主軸受箱121やドラム101aを回動させたときの力の関係を模式的に示すものである。
回転軸151とベース部152の間に備えたベアリングでの摩擦に抗してアーム150を回動させるために圧下シリンダ123が発生する力をF1、アーム150が回動する際にベアリングに発生する摩擦係数をμ1、アーム150が回動する際にベアリングに発生する摩擦力をf1、ドラム101aの重量をW1、回転軸151の半径をr1、回転軸151の軸芯とドラム軸120の軸芯(ドラム101aの軸芯)までの距離をR1とすると、次式(3)(4)(5)が成り立つ。
1=±μ1・W1 ・・・(3)
1・R1=f1・r1=±μ1・W1・r1 ・・・(4)
1=(±μ1・W1・r1)/R1 ・・・(5)
アーム150の長さは回転軸151の半径rよりも長いので、つまり、R1>r1の関係があるので、式(5)から分かるように、圧下シリンダ123が発生する力F1が小さくても、アーム150(及び主軸受箱121、ドラム101a)を容易に回動させることができる。
換言すると、圧下シリンダ123が発生する力が小さくても、アーム150の長さが長いので、回転軸151に大きなトルクを作用させることができ、アーム150(及び主軸受箱121、ドラム101a)を容易に回動させることができるのである。
このことは、取り付け誤差等により、回転軸151とベース部152の間に備えたベアリングに生じる摩擦力によるヒステリシスが生じて、アーム150を時計回りに回動させる時に必要とする力と、アーム150を反時計回りに回動させる時に必要とする力とが異なる事態が生じたとしても、このような摩擦力によるヒステリシスが、圧下シリンダ123に与える影響が小さくなることを意味している。
しかも、回転軸151をリング状のベアリングを介してベース部152に回転自在に備える構成は、複数のリニアベアリングを平行に配置する構成に比べて、そもそも、ヒステリシスが発生しにくい構造になっている。これは、複数のリニアベアリングの平行度を正確に位置させて取り付ける機械構成上の精度に比べて、回転軸151をリング状のベアリングを介してベース部152に回転自在に備えるヒンジ構造の機械構成上の精度の方が、一般的に高いからである。
このため、仮に、取り付け誤差等により回転軸151とベース部152の間に備えたベアリングに摩擦力が生じたとしても、圧下シリンダ123が伸縮する際には摩擦力によるヒステリシスは殆どなくなる。
この結果、摩擦力によるヒステリシスが発生していたとしても、ドラム101aがドラム101bに接近する方向にアーム150を回動させるために圧下シリンダ123が発生する押出力と、ドラム101aがドラム101bから離間する方向にアーム150を回動させるために圧下シリンダ123が発生する引張力を同じにしていても、アーム150が時計回り方向に移動する距離と反時計回り方向に移動する距離がほぼ等しくなる。
このため、圧下力制御を正確・容易に行うことができる。
さらに、回転軸151は、高温の溶融金属104から離れた位置にあるため、回転軸151は熱変形しにくく、熱変形を原因とするヒステリシスの発生も抑制することができる。
次に本発明の実施例2に係る双ドラム式の連続鋳造装置を、図4を参照して説明する。なお、図1,図2に示す実施例1と同一機能を果たす部分には同一符号を付し、重複部分の説明は簡略化する。
実施例2では、ドラム101a側は、実施例1と同様に、アーム150(及びアーム150に取り付けた主軸受箱121並びにドラム101a)が、回転軸151の軸芯を回転中心として、ベース部152に対して回動することができるようになっている。なお、荷重検出器133は、ドラム101b側に設置している。
一方、ドラム101b側は、実施例1では水平方向移動できない構造になっているが、実施例2では水平方向に摺動移動できるようになっている。
ここで、ドラム101b側の構造を説明する。
ドラム101bの両端面からは、それぞれドラム軸130が突出している。各ドラム軸130は、主軸受箱131により回転自在に支持されている。このため、ドラム101bはその軸回りで回転することができるようになっている。
主軸受箱131は、フレーム110の下フレーム111と上フレーム112との間に位置している。しかも、主軸受箱131の下部と下フレーム111との間には、リニアベアリング132aが設けられ、主軸受箱131の上部と上フレーム112との間には、リニアベアリング132bが設けられている。
このため、ドラム101b及びこのドラム101bを回転自在に支持している主軸受箱131が、リニアベアリング132a,132bに沿い摺動することができる。
荷重検出器133は、下フレーム111と主軸受箱131との間に介在されている。この荷重検出器133は、ドラム101a,101b間の荷重(圧下力)を検出する。
そして、荷重検出器133により検出した荷重が、予め設定した目標荷重となるように、圧下シリンダ123の伸縮量が調整されるようになっている。
実施例2においても、アーム150(及びアーム150に取り付けた主軸受箱121並びにドラム101a)が、回転軸151の軸芯を回転中心として、ベース部152に対して回動するヒンジ構造を採用しているため、仮に、取り付け誤差等により回転軸151とベース部152の間に備えたベアリングに生じる摩擦力によるヒステリシスが生じたとしも、圧下シリンダ123が伸縮する際にはヒステリシスの影響が殆どなくなる。
このため、圧下力制御を正確・容易に行うことができる。
次に本発明の実施例3に係る双ドラム式の連続鋳造装置を、図5を参照して説明する。
実施例3では、ドラム101aの径に対して、ドラム101bの径が大きくなっている。つまり異径ドラムタイプの連続鋳造装置である。
他の部分の構成及び作用は、実施例1と同様である。
次に本発明の実施例4に係る双ドラム式の連続鋳造装置を、図6を参照して説明する。
実施例4では、アーム150が長くなっており、アーム150のほぼ中央位置に回転軸151が固定されている。この回転軸151はリング状のベアリングを介してベース部152に回転自在に支持されている。
アーム150の上部(一端部)には、主軸受箱121が固定設置されており、アーム150の下部(回転軸151からみて主軸受箱121と反対側に伸びた「張り出し部」)には圧下シリンダ123が連結されている。この例では、圧下シリンダ123と、アーム150の下部に荷重検出器133を介装している。
実施例1では、ドラム101aの隣に圧下シリンダ123を配置しているが、実施例4では、ドラム101aから離れた位置(アーム150の下部の隣の位置)に圧下シリンダ123を配置することができる。つまり、回転軸151を中心として、ドラム101aと反対側に圧下シリンダ123を配置することができる。
このように、ドラム101aから離れた位置に圧下シリンダ123を配置することができるので、ドラム101aの隣にスペースを設けることができ、ドラム周りの設計に自由度を得ることができる。
また図6に示す構成において、距離L2に比して距離L1を長くすれば、圧下シリンダ123が発生する作用力に対して、主軸受箱121で発生する作用力が大きくなる。このため、調整装置である圧下シリンダ123を小さくすることができる。つまり、調整装置である圧下シリンダ123の作用力を増大させることができる。
逆に図6に示す構成において、距離L2に比して距離L1を短くすれば、圧下シリンダ123での作動距離に対して、主軸受箱121での作動距離が長くなる。つまり、調整装置である圧下シリンダ123の作動速度に対して、主軸受箱121での作動速度を増大させることができる。
なお距離L2は、アーム150をベース部152に対し回転自在に支持する部分である回転軸151の中心(軸芯)から、アーム150の一端部に設置された主軸受箱121までの距離であり、
距離L1は、アーム150をベース部152に対し回転自在に支持する部分である回転軸151の中心(軸芯)から、調整装置である圧下シリンダ123の力が作用する作用点までの距離である。
次に本発明の実施例5に係る双ドラム式の連続鋳造装置を、図7を参照して説明する。
実施例5は、実施例1を変形したものである。
実施例5では、回転軸151に、サブアーム153の先端が固定されており、このサブアーム153の基端に、圧下シリンダ123が連結されている。
したがって、圧下シリンダ123が伸縮すると、サブアーム153が回動して回転軸151が回動し、この回転軸151の回動によりアーム150が回動(揺動)して、ドラム101aがドラム101bに対して接近・離間するようになっている。
他の部分の構成及び作用は、実施例1と同様である。
次に本発明の実施例6に係る双ドラム式の連続鋳造装置を、図8を参照して説明する。なお、図1,図2に示す実施例1と同一機能を果たす部分には同一符号を付し、重複部分の説明は簡略化する。
実施例6では、ドラム101a側の主軸受箱121のみならず、ドラム101b側の主軸受箱131も、回動(揺動)できるようになっている。
つまり、ドラム101a側では、実施例1と同様に、アーム150(及びアーム150に取り付けた主軸受箱121並びにドラム101a)が、回転軸151の軸芯を回転中心として、ベース部152に対して回動することができるようになっている。なお、荷重検出器133は、ドラム101a側に設置している。
一方、ドラム101b側もドラム101a側と同等な構成を採用している。
即ち、ドラム101bのドラム軸130を回転自在に支持している主軸受箱131は、アーム150Aの上部に固定設置されている。
アーム150Aは、その下部に回転軸151Aが固定されており、回転軸151Aはリング状のベアリングを介してベース部152Aに回転自在に支持されている。このようにヒンジ構造を採用したため、アーム150A(及びアーム150Aに取り付けた主軸受箱131並びにドラム101b)は、回転軸151Aの軸芯を回転中心として、ベース部152Aに対して回動することができる。
調整装置としての圧下シリンダ123Aは、主軸受箱131に連結されている。この圧下シリンダ123Aの伸縮により、アーム150Aが回動(揺動)して、ドラム101bがドラム101aに対して接近・離間するようになっている。
結局、実施例6では、圧下シリンダ123と圧下シリンダ123Aの伸縮により、ドラム101a,101b間の圧下力を調整している。
次に本発明の実施例7に係る双ドラム式の連続鋳造装置を、図9を参照して説明する。なお、図1,図2に示す実施例1と同一機能を果たす部分には同一符号を付し、重複部分の説明は簡略化する。
実施例7では、調整装置として回転力を発生するサーボモータ200を採用し、圧着荷重を検出する荷重検出手段として回転力を検出するトルクメータ201を採用している。
サーボモータ200が回動すると、この回動力がトルクメータ201を介して回転軸151に伝達して回転軸151が回動する。回転軸151の回動によりアーム150が回動(揺動)して、ドラム101aがドラム101bに対して接近・離間するようになっている。
また、ドラム101a,101b間の圧着荷重(圧下力)は、トルクメータ201により検出され、検出した荷重が目標荷重となるように、サーボモータ200の回動量が調整されるようになっている。
また、サーボモータ200にはエンコーダー200aが設置され、回転角を検出するようになっている。エンコーダー200aで検出された回転角と、回転軸151からドラム120までの距離を用い、周知の方法でドラム相互間の距離が算出される。
次に本発明の実施例8に係る双ドラム式の連続鋳造装置を、構成図である図10、及び動作フロー図である図11を参照して説明する。なお、図1,図2に示す実施例1と同一機能を果たす部分には同一符号を付し、重複部分の説明は省略する。
図10に示すように、実施例8では制御部300を備えている。そして荷重検出器(押し付力検出手段)133により検出した押し付け力(荷重)fが制御部300に送られるようになっている。
制御部300は、検出した押し付け力fが、予め決めた範囲内の力になるように、目標押付け力と検出された押し力fの差に応じた新たな圧下シリンダ123の位置操作指令Sを設定する。
設定された操作指令Sは、図示されていないサーボ弁等に送られ、圧下シリンダ123の位置が制御される。これにより、圧下シリンダ123が発生する力を調整している。
実施例8の制御動作状態を図11に基づき説明する。
まず、荷重検出器133により押し付け力fを検出する(ステップ1)。
制御部300は、予め設定されている設定値と、検出した押し付け力fとを比較して、設定値と押し付け力fとの差を求める(ステップ2)。
制御部300は、設定値と押し付け力fとの差が、予め設定した範囲内にあるかどうかを判定する(ステップ3)。
制御部300は、設定値と押し付け力fとの差が、予め設定した範囲内にない場合には、操作指令Sの値を変えて、設定値と押し付け力fとの差が、予め設定した範囲内に入るように制御する(ステップ4)。
制御部300は、設定値と押し付け力fとの差が、予め設定した範囲内にある場合には、現在の操作指令Sの値を維持する。
実施例8では、押し付け力が予め設定した範囲内の力になるので、ドラム101aの表面に形成された凝固シェルと、ドラム101bの表面に形成された凝固シェルとが、最小ギャップ部にて最適荷重で圧接・一体化される。このため、良好な鋳片106の製造ができる。
次に本発明の実施例9に係る双ドラム式の連続鋳造装置を、構成図である図12、及び動作フロー図である図13を参照して説明する。なお、図1,図2に示す実施例1と同一機能を果たす部分には同一符号を付し、重複部分の説明は省略する。
図12に示すように、実施例9では制御部350を備えている。また圧下シリンダ123には、距離検出器351が備えられている。距離検出器351は、直接的には圧下シリンダ123の伸縮量を検出しているが、この伸縮量は、ドラム101a,101b相互間の距離に比例している。このため、距離検出器351は、圧下シリンダ123の伸縮量を検出することにより、ドラム101a,101b相互間の距離を示す検出距離kを出力している。
そして距離検出器351により検出した検出距離kが制御部350に送られるようになっている。
制御部350は、検出した検出距離kが、予め決めた目標距離になるように、目標距離と検出された検出距離kの差に応じた新たな圧下シリンダ123の位置操作指令Sを設定する。
設定された操作指令Sは、図示されていないサーボ弁等に送られ、圧下シリンダ123の位置が制御される。これにより、ドラム101a,101b相互間の距離を調整している。
実施例9の制御動作状態を図13に基づき説明する。
まず、距離検出器351により検出距離kを検出する(ステップ11)。
制御部350は、予め設定されている設定値と、検出した検出距離kとを比較して、設定値と検出距離kとの差を求める(ステップ12)。
制御部350は、設定値と検出距離kとの差が、予め設定した範囲内にあるかどうかを判定する(ステップ13)。
制御部350は、設定値と検出距離kとの差が、予め設定した範囲内にない場合には、操作指令Sの値を変えて、設定値と検出距離kとの差が、予め設定した範囲内に入るように制御する(ステップ14)。
制御部350は、設定値と検出距離kとの差が、予め設定した範囲内にある場合には、現在の操作指令Sの値を維持する。
実施例9では、ドラム101a,101b相互間の距離が予め設定した範囲内の距離になるので、鋳片106の厚さを設定した厚さに最適に制御することができる。
なお上記の各実施例では、ドラムが円筒状のものであったが、図14に示すような、いわゆる凹型の一対のドラム301,302を用いた連続鋳造装置にも、本願発明を適用することができる。
図14に示すタイプの連続鋳造装置では、凹型の一対のドラム301,302が互いに逆方向に回転すると、溶鋼303がドラム301,302の表面に接触することにより冷却されて、凝固シェル304,305が形成される。そして、ドラム301,302間の最小ギャップ部にて、凝固シェル304と凝固シェル305の両端部が圧接・一体化され、凝固シェル304,304の中心部分には溶鋼303が残ったままで、袋綴じ状に接合されて鋳片となる。
ドラム301,302から引き出された鋳片には、その中心部に未凝固の溶鋼303が残っているが、この溶鋼303は搬送途中で冷却されて凝固する。
図14に示すタイプの連続鋳造装置では、凝固シェル304と凝固シェル305の両端部のみが圧接・一体化されるため、圧着荷重の制御を精度良く行う必要がある。
図14に示すような袋綴じ状の圧接をする連続鋳造装置に本願発明を採用すれば、摩擦抵抗によるヒステリシスがあっても圧着荷重の精度を向上することができるので、凝固シェル304と凝固シェル305の両端部を確実・精度良く圧接することができる。
勿論、一方が凹型ドラムで他方が円筒型ドラムとなっている連続鋳造装置にも本願発明を適用することができる。
なお、凹型ドラムの形状としては、図14に示すものに限らず、ドラムの両端の径がドラムの中央部分の径よりも大きくなっている各種の形状がある。
更に、一方のドラムが上側に配置されており、他方のドラムがその下側に配置されており、鋳片を水平方向に引き出すタイプ(横型)の連続鋳造装置にも、本願発明を適用することができる。
本発明の実施例1に係る連続鋳造装置を示す平面図である。 本発明の実施例1に係る連続鋳造装置を示す正面図である。 実施例1の連続鋳造装置において、アームを回動させたときの力の関係を模式的に示す説明図である。 本発明の実施例2に係る連続鋳造装置を示す正面図である。 本発明の実施例3に係る連続鋳造装置を示す正面図である。 本発明の実施例4に係る連続鋳造装置を示す正面図である。 本発明の実施例5に係る連続鋳造装置を示す正面図である。 本発明の実施例6に係る連続鋳造装置を示す正面図である。 本発明の実施例7に係る連続鋳造装置を示す正面図である。 本発明の実施例8に係る連続鋳造装置を示す構成図である。 本発明の実施例8に係る連続鋳造装置の動作状態を示すフロー図である。 本発明の実施例9に係る連続鋳造装置を示す構成図である。 本発明の実施例9に係る連続鋳造装置の動作状態を示すフロー図である。 本発明の実施例10に係る連続鋳造装置のドラム部分を示す平面である。 双ドラム式の連続鋳造装置の基本構成を示す構成図である。 調整装置を備えた従来の双ドラム式の連続鋳造装置を示す平面図である。 図16のX−X断面を示す断面図である。 従来の双ドラム式の連続鋳造装置において、主軸受箱を摺動させたときの力の関係を模式的に示す説明図である。
符号の説明
101a,101b ドラム
102a,102b サイド堰
103 湯溜り部
104 溶融金属
105 最小ギャップ部
106 鋳片
110 フレーム
111 下フレーム
112 上フレーム
120,130 ドラム軸
121,131 主軸受箱
131a、131b リニアベアリング
140 プリロード軸受
141 プリロード付加装置
150,150A アーム
151,151A 回転軸
152,152A ベース部
200 サーボモータ
201 トルクメータ
300,350 制御部
351 距離検出器

Claims (11)

  1. 互いに逆方向に回転する一対のドラムと、各ドラムの両端面から突出したドラム軸をそれぞれ回転自在に支持する軸受箱とを有する連続鋳造装置において、
    少なくとも一方のドラム側には、
    ベース部と、
    一端部に前記軸受箱が固定設置されるとともに、他端部が前記ベース部に回動自在に支持されたアームと、
    前記アームを回動させることにより前記一対のドラム相互を接近・離間させる調整装置を備えたことを特徴とする連続鋳造装置。
  2. 前記アームを前記ベース部に対して回動自在に支持する部分には、リング状の転がり軸受を備えたことを特徴とする請求項1に記載の連続鋳造装置。
  3. 前記アームを前記ベース部に対して回転自在に支持する部分の中心から、前記アームの一端部に設置された前記軸受箱と反対方向に伸ばされた張り出し部を前記アームに設け、前記張り出し部を回動させることにより前記一対のドラム相互を接近・離間させる調整装置を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の連続鋳造装置。
  4. 前記調整装置は、前記アームを押し引きすることにより回動させる伸縮装置であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の連続鋳造装置。
  5. 前記調整装置は、前記ベース部に回転自在に支持された前記アームの回転軸を回転させる回転力を発生する装置であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の連続鋳造装置。
  6. 前記調整装置により発生した力を検出する押し付け力検出手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の連続鋳造装置。
  7. 前記押し付け力検出手段により検出した押し付け力が、予め決められた範囲内の力になるように、前記調整装置の操作を制御する制御部を備えたことを特徴とする請求項6に記載の連続鋳造装置
  8. 前記調整装置により接近・離間させた、ドラム相互間の距離を検出する距離検出手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の連続鋳造装置。
  9. 前記距離検出手段により検出した検出距離が、予め決められた範囲内の距離になるように、前記調整装置の操作を制御する制御部を備えたことを特徴とする請求項8に記載の連続鋳造装置。
  10. 互いに逆方向に回転する一対のドラムと、各ドラムの両端面から突出したドラム軸をそれぞれ回転自在に支持する軸受箱とを有し、
    少なくとも一方のドラム側には、
    ベース部と、
    一端部に前記軸受箱が固定設置されるとともに、前記ベース部に回動自在に支持されたアームと、
    前記アームを回動させることにより前記一対のドラム相互を接近・離間させる調整装置と、
    前記調整装置により発生した力を検出する押し付け力検出手段とを備えた連続鋳造装置において、
    前記押し付け力検出手段により検出した押し付け力が、予め決められた範囲内の力になるように、前記調整装置の操作を制御することを特徴とする連続鋳造方法。
  11. 互いに逆方向に回転する一対のドラムと、各ドラムの両端面から突出したドラム軸をそれぞれ回転自在に支持する軸受箱とを有し、
    少なくとも一方のドラム側には、
    ベース部と、
    一端部に前記軸受箱が固定設置されるとともに、前記ベース部に回転自在に支持されたアームと、
    前記アームを回動させることにより前記一対のドラム相互を接近・離間させる調整装置と、
    前記調整装置により接近・離間させた、ドラム相互間の距離を検出する距離検出手段とを備えた連続鋳造装置において、
    前記距離検出手段で検出した検出距離が、予め決められた範囲内の距離になるように、前記調整装置の操作を制御することを特徴とする連続鋳造方法。
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