JPH0526811Y2 - - Google Patents

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JPH0526811Y2
JPH0526811Y2 JP1987024563U JP2456387U JPH0526811Y2 JP H0526811 Y2 JPH0526811 Y2 JP H0526811Y2 JP 1987024563 U JP1987024563 U JP 1987024563U JP 2456387 U JP2456387 U JP 2456387U JP H0526811 Y2 JPH0526811 Y2 JP H0526811Y2
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circuit
signal
amplifier
power supply
voltage
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は増幅装置の電源回路に係り、特に増幅
回路の入力信号のレベルを検知等し、この入力信
号のレベルに対応して増幅回路の増幅素子の動作
点および電源電圧を変化する構成にした増幅装置
の電源回路に関する。
(従来の技術) 近年、オーデイオのソース(信号源)は、従来
のアナログ信号のレコード、テープに加えて、デ
ジタル信号が再生出来るCD(コンパクト デイス
ク)が著しく普及してきている。このCDは特性
上、数々の特長があるが、ダイナミツクレンジに
ついては90数dB以上となつている。
従つて、増幅回路も従来より大きなダイナミツ
クレンジに対応する必要があつて、増幅回路の電
源電圧を最大入力信号でもクリツプしないように
大きくし、増幅素子の動作点もそれに対応して設
定した増幅回路がある。
しかし、上記増幅回路は入力信号レベルが大き
い時でも正しい信号が得られるように動作点およ
び電源電圧が設定されているため、入力信号のレ
ベルが小さい時は必要以上の動作電流が流れるこ
とになる。
しかも、最大入力信号が増幅回路に供給される
時間の割合は小さいものであり、ほとんどの時間
は無駄な電流が出力段の増幅素子に流れ、発熱、
消費電力の効率および機器の耐久性において、好
ましいものではなかつた。
これらの問題点を解決するために、増幅回路に
供給される入力信号レベルを検出し、そのレベル
に対応して増幅回路の出力段の増幅素子の動作点
および電源電圧を可変する構成の増幅装置があつ
た。
第2図は上記した増幅装置に用いられる従来の
増幅装置の電源回路の回路図であり、同図におい
て、入力端子20に供給された音楽等のアナログ
信号は増幅回路21で増幅後、出力端子22に出
力されるようになつている。また入力端子20に
供給された信号は制御回路23によりレベルが判
別され、このレベルに応じてトランジスタよりな
るスイツチ24が制御される。
入力端子25は図示しない回路より直流電圧
Vlが供給されており、この電圧Vlは他端が接地
された大容量のコンデンサC2の一端およびダイ
オードD3を順方向に介して、増幅回路21に駆
動電源として供給されている。
入力端子26も同様に図示しない回路より直流
電圧Vhが供給されており、この電圧Vhは他端が
接地され大容量のコンデンサC3の一端およびス
イツチ24を介して、増幅回路21に供給されて
いる。ここでは電圧Vh>Vlとする。
以上構成の増幅装置の電源回路において、入力
端子20に供給されている信号が所定レベル以下
の時は、制御回路23はこれを検出し、スイツチ
24を開成し、入力端子25よりの低い方の電圧
Vlが増幅回路21に供給される。
ここで、入力端子20に供給されている信号が
所定レベル以上になると、制御回路23はこれを
検出し、スイツチ24を閉成し、入力端子26よ
りの高い方の電圧Vhが増幅回路21に供給され
るので、増幅回路21は入力レベルが大きい信号
に対してもクリツプすることなく増幅して出力端
子22に信号が取り出されるようになつている。
ダイオードD3はスイツチ24が閉成された時、
コンデンサC3よりコンデンサC2に充電電流が流
れて、電圧Vhが低下しないようにするために挿
入してある。
また、コンデンサC3の容量はスイツチ24を
閉成した時に、増幅回路21の持つ静電容量によ
り電圧Vhが低下しないよう、大容量にする必要
がある。
(考案が解決しようとする問題点) 以上のように、従来の増幅装置の電源回路は、
電源電圧を低い方から高い方にスイツチにより切
換えた際に、電圧の立ち上りを急峻にするため
に、コンデンサC3の容量を特に大きくする必要
が有り、コンデンサC2を合せると高価な大容量
のコンデンサを2個有することは、コスト的に得
策でなかつた。
また、スイツチ24は高速にスイツチングした
いため、トランジスタのような半導体素子が使用
されるが、半導体素子およびダイオードD3が信
号に対するインピーダンスを上昇させ、音質が劣
化し、更には半導体素子およびダイオードD3
スイツチングに伴う雑音を発生させると言う問題
点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するために、デジタ
ル入力信号を遅延回路により遅延およびA/D変
換回路によりアナログ信号に変換してから増幅
し、前記遅延回路の遅延期間内に、制御回路によ
り入力信号レベルの検出または増幅回路の出力信
号レベルを予知して、増幅回路の増幅素子の動作
点および増幅回路に電源を供給する電源回路の出
力電圧を制御させるようにした増幅装置の電源回
路において、n(nは2以上の整数)個の電圧の
異なる交流電圧がそれぞれ供給されるn個の入力
端子と、前記n個の入力端子にそれぞれ供給され
る前記n個の交流電圧をそれぞれ整流するn個の
整流素子と、前記制御回路よりの制御信号により
前記n個の整流素子のそれぞれの出力電圧が切換
えられるスイツチと、このスイツチの出力電圧の
リツプルを平滑する大静電容量のコンデンサとを
備えたことを特徴とする増幅装置の電源回路を提
供する。
(実施例) 第1図は本考案の増幅装置の電源回路の一実施
例を示すブロツク系統図である。同図において、
1は増幅しようとするデジタル信号が供給される
入力端子群であり、この入力端子群1に供給され
た信号はセレクタ2、DIR(Digital Interface
Receiver)3、遅延回路4、D/Aコンバータ
5、レベル調整回路6、増幅回路7をそれぞれシ
リアルに介して出力端子8に供給されている。
前記DIR3の出力信号は制御回路9に供給され
ており、この制御回路9の出力信号は増幅回路7
と電源回路10とにれぞれ供給され、更にこの電
源回路10の出力電圧は増幅回路7に供給されて
いる。
上記制御回路9はD/Aコンバータ11、ピー
ク検出回路12、判別回路13、ドライバ14よ
り構成されている。
第3図は第1図の動作説明用の波形図であり、
第1図および第2図を参照して、本考案の増幅装
置の電源回路の一実施例の動作を説明する。入力
端子群1には、例えばCDプレーヤ、デジタルテ
ープレコーダ等よりのデジタル信号が供給され、
これらの信号の内、所望の信号がセレクタ2によ
り選択される。選択された信号はDIR3によりエ
ラー訂正およびシリアルデジタル信号への処理が
なされ、遅延回路4により時間tdだけ遅延後、
D/Aコンバータ5によりアナログ信号に変換さ
れる。
第3図A図示の信号aは遅延回路4の入力信号
に対応するアナログ信号であり、同図B図示の信
号bはD/Aコンバータ5の出力信号である。こ
のアナログの信号bはレベル調整回路6により所
望のレベルに調整された後、増幅回路7により増
幅されて、出力端子8を介して図示しないスピー
カ等に供給されて、音として再生される。
一方、制御回路9に供給された信号はD/Aコ
ンバータ11によりアナログ信号に変換された
後、ピーク検出回路12により全波整流されてそ
の値が出力される。この出力された信号は判別回
路13で、予め設定された基準値と比較される。
この時、D/Aコンバータ11は、判別回路1
3がレベルを判別出来る程度の品質のアナログ信
号が得られれば良いので、供給されるデジタル信
号中、上位半分程度のビツトをアナログ信号に変
換すれば良い。
そして、判別回路13は信号aのレベルが所定
値Vc以上になると、これを検知し、信号をドラ
イバ14に送出する。レベルが所定値Vc以上で
ある時間toと遅延回路4の遅延時間tdとの和の時
間だけ第3図C図示のような論理Hのパルス信号
cを生成する。
このパルス信号cにより電源回路10は増幅回
路7に供給している電源電圧を切換える。
上記電源回路10は、図示しないトランス等の
周知の回路より交流電圧が供給される入力端子1
5,16と、この入力端子15,16に供給され
る交流電圧をそれぞれ整流するダイオードD1
D2と、この整流された電圧を切換えるスイツチ
Sと、このスイツチSの出力電圧のリツプルを平
滑する大静電容量のコンデンサC1とにより構成
され、信号cが論理Lの時、スイツチSはダイオ
ードD1側(l側)に、信号cが論理Hの時、ス
イツチSはダイオードD2側(h側)にそれぞれ
接続されるようになつている。
スイツチSがl側に接続されている期間、入力
端子15を介して供給される交流電圧Vlがダイ
オードD1により整流されて、例えば、数千μF〜
1万μFのような大静電容量のコンデンサC1で平
滑されて直流電圧Vlとして増幅回路7に供給さ
れる。
ここで、スイツチSがl側よりh側に接続され
ると、入力端子16を介して供給される交流電圧
Vh(Vl<Vh)がダイオードD2により整流され
て、直流電圧VhとしてコンデンサC1に供給され
る。
そこで、コンデンサC1の端子の電圧は電圧Vl
から電圧Vhに、第3図D図示のように時間tcを
要して上昇する信号dが得られることになる。こ
の時間tcは遅延時間td以内になるように、コンデ
ンサC1の静電容量を考慮して、整流回路系のイ
ンピーダンスを予め設定しておく。
更に、電源電圧の切換えと同時に、ドライバ1
4よりの論理Hの信号により増幅回路7の増幅素
子の動作点を上記電源電圧に対応させて、最適値
に切換えている。
以上のように、所定レベルVc以上の入力信号
が遅延時間tdだけ遅れて増幅回路7に供給される
ので、その時には増幅回路7の電源電圧は上昇
し、動作点は最適値に変化するように制御されて
いるので、急激なパルス状の大振幅の入力信号が
増幅回路7に供給されても、信号の欠落や歪を生
ずることなく増幅できる。
なお、上記実施例は電源回路10の電圧の切換
は2段階であつたが、判別回路13の判別段階を
多くし、電源回路の10の電圧切換段数を多くす
ることも当然可能である。
(考案の効果) 本考案によれば、低い電圧から高い電圧に切換
える時に、遅延回路の遅延時間内にゆつくり電圧
を上昇させれば良いので、コンデンサをスイツチ
の後の増幅回路側に設けることが出来、更に逆流
防止用のダイオードが不要であり、スイツチおよ
びダイオードによる雑音の発生がなく、信号に対
するインピーダンスが小さくなる。
従つて、音質および信号対雑音特性が良く、し
かもコンデンサも1個で良いので、コスト的にも
安価である特長がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の増幅装置の電源回路の一実施
例を示すブロツク系統図、第2図は従来の増幅装
置の電源回路の回路図、第3図は第1図の動作説
明用の波形図である。 1……入力端子群、2……セレクタ、3……
DIR(Digital Interface Receiver)、4……遅延
回路、5,11……D/Aコンバータ、6……レ
ベル調整回路、7……増幅回路、8……出力端
子、9……制御回路、10……電源回路、12…
…ピーク検出回路、13……判別回路、14……
ドライバ、15,16……交流電圧の入力端子、
C1……コンデンサ、D1,D2……ダイオード(整
流素子)、S……スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. デジタル入力信号を遅延回路により遅延および
    A/D変換回路によりアナログ信号に変換してか
    ら増幅し、前記遅延回路の遅延期間内に、制御回
    路により入力信号レベルの検出または増幅回路の
    出力信号レベルを予知して、増幅回路の増幅素子
    の動作点および増幅回路に電源を供給する電源回
    路の出力電圧を制御させるようにした増幅装置の
    電源回路において、n(nは2以上の整数)個の
    電圧の異なる交流電圧がそれぞれ供給されるn個
    の入力端子と、前記n個の入力端子にそれぞれ供
    給される前記n個の交流電圧をそれぞれ整流する
    n個の整流素子と、前記制御回路よりの制御信号
    により前記n個の整流素子のそれぞれの出力電圧
    が切換えられるスイツチと、このスイツチの出力
    電圧のリツプルを平滑する大静電容量のコンデン
    サとを備えたことを特徴とする増幅装置の電源回
    路。
JP1987024563U 1987-02-20 1987-02-20 Expired - Lifetime JPH0526811Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6142115B2 (ja) * 1978-03-02 1986-09-19 Shibaura Eng Works Ltd

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6142115U (ja) * 1984-08-20 1986-03-18 松下電器産業株式会社 電力増幅装置

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JPS6142115B2 (ja) * 1978-03-02 1986-09-19 Shibaura Eng Works Ltd

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