JPH0526720Y2 - - Google Patents

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JPH0526720Y2
JPH0526720Y2 JP1987003621U JP362187U JPH0526720Y2 JP H0526720 Y2 JPH0526720 Y2 JP H0526720Y2 JP 1987003621 U JP1987003621 U JP 1987003621U JP 362187 U JP362187 U JP 362187U JP H0526720 Y2 JPH0526720 Y2 JP H0526720Y2
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phosphor
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、各種のデイスプレイ機器等における
表示エレメントやバツクライト等として用いられ
るエレクトロルミネツセント素子に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来技術によるエレクトロルミネツセント素子
は、第2図に示したように、対向電極11と透明
電極12との間に発光層13を介装し、該対向電
極11と透明電極12との間に交流電場を印加す
ることによつて、発光層13を発光させるように
なしたもので、各種のデイスプレイ機器等におけ
る表示エレメントやバツクライト等として広く用
いられている。
ここで、前述したエレクトロルミネツセント素
子は、透明なベースフイルム14上に透明電極1
2をスパツタリング等の手段で形成し、該透明電
極12上にスクリーン印刷等の手段で蛍光体層1
3a及び誘電体層13bからなる発光層13を蛍
光体層13aを透明電極12側にして順次積層す
ることによつて形成し、この発光層13の上に対
向電極14を形成することによつて製造されるも
のである。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、前述したエレクトロルミネツセント
素子は、たとえ蛍光体層及び誘電体層の膜厚を厳
格に管理した状態で形成しても、所定の電圧を印
加したときにおいて、発光時における輝度にばら
つきがあつて、製品によつては輝度が著しく劣る
ものもあり、このために製品の品質が一定せず、
歩留りが良好でない等の欠点があつた。
そこで、本考案者は、前述した輝度のばらつき
が生じたりする原因を探究した結果、蛍光体層を
構成する蛍光体粉末の分布が均一でない場合に
は、発光時における輝度が低下することになるも
ので、この蛍光体粉末の分布のばらつきは、蛍光
体層の透明電極に対する濡れ性が良好でないこと
に起因するものであり、特にスクリーン印刷によ
つて蛍光体層を透明電極上に形成する場合におい
ては、各種の条件によつては、該蛍光体層の透明
電極に対するなじみが著しく悪くなり、このため
に該透明電極上に蛍光体層が均一に形成されなく
なることがあるという点に着目して考案を完成す
るに至つた。
而して、本考案の目的とするところは、蛍光体
層の透明電極に対する濡れ性を改善することによ
つて、該蛍光体層を構成する蛍光体粉末を透明電
極上に均一に分散させることができるようにな
し、良好な輝度を有するエレクトロルミネツセン
ト素子を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 前述した目的を達成するために、本考案に係る
エレクトロルミネツセント素子は、透明電極と蛍
光体層との間に、シアノエチルプルランよりなる
アンダーコート層を形成する構成としたことをそ
の特徴とするものである。
[作用] 透明電極の表面に予めアンダーコート層を形成
しておくことによつて、該アンダーコート層上に
蛍光体層を形成する際において、この蛍光体層を
透明電極上に均一に形成することができ、該蛍光
体層中の蛍光体粉末が均一に分散することにな
り、エレクトロルミネツセント素子としての輝度
が極めて良好になる。また、前述のように、蛍光
体層が均一に分散するようになる結果、該蛍光体
層上に誘電体層を形成したときに、第2図にPで
示したように、ピンホールを発生させたりする不
都合も生じない。
而して、このアンダーコート層は、要は蛍光体
層の濡れ性を改善するためのものであるので、そ
の膜厚は薄くてもよく、従つて、エレクトロルミ
ネツセント素子全体としての厚みが格別大きくな
ることはない。
ここで、アンダーコート層は前述のように蛍光
体層とのなじみ性が良好でなければならないが、
それ自体が透明電極ともなじむようなものが好ま
しい。しかしながら、前述した如く蛍光体層がス
クリーン印刷で形成され、アンダーコート層はそ
の形成手段が限定されない点等から考えると、該
アンダーコート層の材質としては、シアノエチル
プルランを使用することが望ましい。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は、本考案に係るエレクトロルミネツセ
ント素子の断面を示すもので、図中において、1
はベースフイルム、2は透明電極、3は蛍光体層
3a及び誘電体層3bからなる発光体層を示し、
蛍光体層3aは蛍光体粉末4をバインダ樹脂5内
に分散させることによつて形成されるものであ
る。そして、この発光層3における蛍光体層3a
と透明電極2との間には、アンダーコート層6が
介装されている。さらに、前述のようにして形成
した積層体における誘電体層3bの上部には、さ
らに対向電極7が積層される。
ここで、ベースフイルム1はポリエチレンテレ
フタレート等からなるもので、また透明電極2は
酸化インジウム錫等の部材からなる。蛍光体層3
aにおける蛍光体粉末4は硫化亜鉛等で形成さ
れ、バインダ樹脂5はフツ素樹脂等からなり、誘
電体層3bは、好ましくは、蛍光体層3aのバイ
ンダ樹脂5と同様の部材で形成されている。さら
に、アンダーコート層6は前記蛍光体層3aとな
じみが良好で、透明度及び誘電率が高いシアノエ
チルプルランにγ−ブチロラクトン等の溶剤を混
合してなるものが用いられる。さらにまた、対向
電極7はアルミニウム箔等から構成される。
次に、前述したエレクトロルミネツセント素子
を形成するに当つては、まず、ベースフイルム1
上に透明電極2を塗布形成し、該透明電極2上に
アンダーコート層6を形成する。このアンダーコ
ート層6は、透明電極2上に均一に分散させるこ
とができるようにするために、例えばコーテイン
グ等の手段で形成する。そして、このアンダーコ
ート層6は蛍光体層3aを形成する際にその分散
性を良好ならしめる、所謂蛍光体層3aの濡れ性
を改善するためのものであることから、例えば1
〜3μm程度の薄膜状に形成しておけばよい。
このようにして形成したアンダーコート層6の
上には、スクリーン印刷等の手段によつて蛍光体
層3aを形成する。ここで、該アンダーコート層
6は蛍光体層3aに対してなじみの良い部材から
なるものであるので、その上における分散性が良
好となり、該蛍光体層3a中に含まれる蛍光体粉
末4が、第1図に示したように、均一に分散さ
れ、しかもその膜厚も均一となる。そして、この
蛍光体層3a上に誘電体層3bを形成するが、こ
の誘電体層3bは蛍光体層3aにおけるバインダ
樹脂5と同様の部材からなるものであるので、両
者のなじみは極めて良好である。従つて、この誘
電体層3aと蛍光体層3aとの間にピンホール等
が発生するおそれもない。さらに、この誘電体層
3bの上に対向電極7を積層することによつて、
エレクトロルミネツセント素子を製造することが
できる。
前述したエレクトロルミネツセント素子は、発
光層3における蛍光体層3aの蛍光体粉末4が極
めて均一に分散した状態となつているので、透明
電極2と対向電極7との間に交流電場を印加した
ときにおける輝度の均一度が極めて良好で、また
ピンホール等の発生もなく、製品における品質を
著しく向上させることができる。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案に係るエレクトロ
ルミネツセント素子は、透明電極と蛍光体層との
間にシアノエチルプルランよりなるアンダーコー
ト層を介装する構成としたので、該蛍光帯層の分
散性が極めて良くなり、蛍光体層を均一に形成す
ることができるようになり、しかも、上記アンダ
ーコート層は透明度及び誘電率が高いため、輝度
が良好で製品としての素子の品質を著しく高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すエレクトロル
ミネツセント素子の断面図、第2図は従来技術を
示すエレクトロルミネツセント素子の断面図であ
る。 2……透明電極、3……発光層、3a……蛍光
体層、3b……誘電体層、4……蛍光体粉末、5
……バインダ樹脂、6……アンダーコート層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 対向電極と透明電極との間に蛍光体層と誘電体
    層とからなる発光層を介装し、前記対向電極と透
    明電極との間に交流電場を印加することによつ
    て、前記蛍光体層を発光させるエレクトロルミネ
    ツセント素子において、前記透明電極と前記蛍光
    体層と間に、シアノエチルプルランよりなるアン
    ダーコート層を形成したことを特徴とするエレク
    トロルミネツセント素子。
JP1987003621U 1987-01-16 1987-01-16 Expired - Lifetime JPH0526720Y2 (ja)

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JPS63112795U JPS63112795U (ja) 1988-07-20
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58165291A (ja) * 1982-03-25 1983-09-30 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 電界発光灯
JPS5931521A (ja) * 1982-07-16 1984-02-20 エヌ・ベ−・フイリツプス・フル−イランペンフアブリケン 接続部材
JPS59151799A (ja) * 1983-02-16 1984-08-30 住友化学工業株式会社 分散型el発光素子
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JPS60225399A (ja) * 1984-04-24 1985-11-09 松下電器産業株式会社 エレクトロルミネセンス素子

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