JPH05265767A - プログラム起動方法 - Google Patents

プログラム起動方法

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JPH05265767A
JPH05265767A JP5863392A JP5863392A JPH05265767A JP H05265767 A JPH05265767 A JP H05265767A JP 5863392 A JP5863392 A JP 5863392A JP 5863392 A JP5863392 A JP 5863392A JP H05265767 A JPH05265767 A JP H05265767A
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JP
Japan
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program
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normal
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Application number
JP5863392A
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English (en)
Inventor
Shiro Arima
史郎 有馬
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】情報処理装置内のプログラムを格納しているR
OMの一部に異常を生じても、所望のプログラムを支障
なく実行することを可能とする。 【構成】プログラムをROM2内の第1のプログラム格
納領域11から第3のプログラム格納領域13までに3
重に記憶させておく、予めROM2内に記憶させてある
初期診断プログラムをCPU1により起動し(S1)、
第1のプログラム格納領域11内の記憶状態をチェック
し(S2)、正常であれば、第1のプログラム格納領域
11内に格納されているプログラムを起動し実行する
(S3)。同様にして、第2のプログラム格納領域12
内の記憶状態をチェックし(S4)、正常であれば、該
当する格納領域内のプログラムを起動し実行する(S
5)。異常であれば、第3のプログラム格納領域13に
ついて同様なチェックを行い、正常なときは該当プログ
ラムを実行し(S7)、異常であれば、所定のエラー処
理を行う(S8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプログラム起動方法に関
し、特に、マイクロコンピュータなどのプログラムを起
動するときに適用するプログラム起動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプログラム起動方法においては、
プログラムをメモリ上の予め決められた単一の領域に格
納しておき、このプログラムを起動して、そのプログラ
ムにより処理したデータを予め定められた一つの領域に
記憶させており、プログラムの起動時に必要な初期デー
タも上述のデータ領域に格納している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来のプログラム
起動方法では、プログラムおよびデータをメモリ上の予
め決められた特定の単一の領域に配置するため、その領
域に相当する記憶領域の一部に欠陥が生じた場合に、プ
ログラムの実行が不可能になるという問題点を有してい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のプログラム起動
方法は、予め作成されたプログラムを格納するROM
と、前記ROM内に格納されているプログラムに従って
一連の情報処理を実行するCPUと前記CPUが前記処
理を実行中に生成したデータを格納するRAMを有する
情報処理装置で、前記プログラムを実行する前に前記R
OM内の前記プログラムを格納している領域が正常であ
るか否かを診断する初期診断プログラムを予め定められ
た前記ROMの特定の領域へ格納しておき、また、前記
ROMの前記特定領域を除いた他の領域内で第1から第
Nまでの複数個のプログラム格納領域を設け、前記N個
の領域にそれぞれ前記予め作成した同一のプログラムを
多重に格納しておき、前記ROM内に格納されている前
記プログラムを起動する直前に前記初期診断プログラム
を起動して前記複数個のプログラム格納領域について予
め定められた順序で個別にその記憶状態をチェックし最
初に調べたプログラム格納領域が正常であれば、その正
常であるプログラム格納領域内に格納されているプログ
ラムを前記CPUにより起動し実行し、前記プログラム
格納領域が正常でなければ次位のプログラム格納領域内
の記憶状態をチェックし、正常であればそのプログラム
格納領域に格納されているプログラムを起動実行し、以
下同様にしてすべての前記プログラム格納領域が正常で
なかったときは、所定のエラー処理を行う。
【0005】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0006】図1は本発明のプログラム起動方法を適用
した一例を示すマイクロコンピュータのブロック図であ
る。
【0007】メモリは、プログラムを格納してあるRO
M(リードオンメモリ)2と、初期データおよび上述の
プログラムによって生成されるデータを格納するRAM
(ランダムアクセスメモリ)3およびROM2に格納さ
れているプログラムに従ったデータの処理を行いデータ
処理に必要なデータをRAM3から読み出し、また、処
理したデータをRAM3に格納する制御を行うCPU1
とから構成されている。
【0008】図2は本発明のプログラム起動方法によ
り、同一のプログラムをROM2の記憶領域内に多重配
置した場合(3重配置)の例を示すメモリマップの説明
図である。
【0009】ROM2の記憶領域は、各種初期設定処理
及び、ROM2,RAM3の動作チェックを行なう初期
診断ルーチンを格納する初期診断ルーチン格納領域10
と、予め作成された同一のプログラムをそれぞれ格納す
る第1のプログラム格納領域11と第2のプログラム格
納領域12および第3のプログラム格納領域13とを有
している。RAM3の記憶領域12には、上述したプロ
グラム格納領域11〜13の内の1つが起動したときの
データの処理に必要なデータおよび、これらのプログラ
ムの内の1つが格納されCPU1が動作し処理を行った
結果、生成されるデータが格納される。
【0010】図3は本発明のプログラム起動方法により
図2に示されたROM2内のプログラムを起動するフロ
ーチャートである。
【0011】まず、ステップ(以後Sと略称する)1
で、ROM2内の初期診断ルーチン格納領域10内に格
納されている初期診断ルーチンを起動し、ROM2内の
第1のプログラム格納領域11内の内容を後述するよう
にチェックし(S2)、正常であれば第1のプログラム
格納領域11内に格納されているプログラムを起動し、
CPU1によりその処理を実行する(S3)。もし、第
1のプログラム格納領域11の状態が異常であれば、初
期診断ルーチンにより第2のプログラム格納領域12の
状態をチェックする(S4)。正常であれば、第2のプ
ログラム格納領域12内に格納されているプログラムを
起動し実行する(S5)。第2のプログラム格納領域1
2の状態が、正常でなければ第3のプログラム格納領域
13の状態について、判断し(S6)、正常ならば、第
3のプログラム格納領域13内に格納されているプログ
ラムを起動し実行する(S7)。正常でなければエラー
処理を行なう(S8)。通常ROM2のプログラム格納
領域11〜13の内容のチェックは、それぞれの対象と
する領域の全データを演算(EXOR又は加算)して0
になる用に、チェックサムデータを予め対象記憶領域に
書き込んでおき、初期診断プログラムにより演算結果に
より正常か否かを判断する。
【0012】図4は、プログラム及びデータを多重配置
(3重配置)した場合のメモリマップの説明図である。
【0013】RAM3内に互いに同一のデータを格納す
る第1のデータ格納領域21と第2のデータ格納領域2
2および第3のデータ格納領域23を設けている。これ
らのデータ格納領域に格納されるデータはそれぞれ第1
のプログラム格納領域11、第2のプログラム格納領域
12、第3のプログラム格納領域13に対してそれぞれ
この順に対応して使用される。それ以外は図2と同様で
ある。
【0014】図5は、本発明の別の実施例を説明するフ
ローチャートであり、図4に示したようにROM2とR
AM3の領域を分割して使用している。初期診断プログ
ラム格納領域10に記憶されている初期診断プログラム
を起動し(S10)、第1のプログラム格納領域11内
の状態が正常か否かをチェックし(S11)、正常であ
れば第1のデータ格納領域の状態の異常をチェックし
(S12)、正常であれば第1のプログラム格納領域1
1内に格納されているプログラムを起動し実行する(S
13)。もし上述した第1のプログラム格納領域11か
第1のデータ格納領域の内の少なくとも何れか一つが異
常であれば第2のプログラム格納領域12内の状態をチ
ェックし(S14)正常であれば第2のデータ格納領域
22の内容をチェックし(S15)、正常であれば第2
のプログラム格納領域12内に格納されているプログラ
ムを起動し実行する(S16)。
【0015】もし、第2のプログラム格納領域12ある
いは第2のデータ格納領域22の内の少なくとも一つに
異常があれば、初期診断プログラムによって第3のプロ
グラム格納領域13内の状態をチェック(S17)し、
もし、正常であれば第3のデータ格納領域23の状態を
チェックし(S18)、正常であれば第3のプログラム
格納領域13に格納されているプログラムを起動し実行
する(S19)、もし第3のプログラム格納領域13か
第3のデータ格納領域23の内の少なくとも一方の状態
が異常であればエラー処理を行う(S20)。
【0016】以上の実施例においては、ROM2内に同
一のプログラムを格納するプログラム格納領域を3つ設
け、図4ではRAM3にこれら各プログラム格納領域に
対応した3つのデータ格納領域を設けてあるが、プログ
ラム格納領域を任意の複数箇所に設けてもよく、データ
格納領域についても任意の数の領域を設けてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプログラ
ム起動方法は同一のプログラムだけ、あるいは同一のプ
ログラムとそれに対応したデータをメモリ上に多重に格
納しておくのでプログラムまたはプログラムと対応する
データの格納領域の一部に欠陥が生じても、正常なプロ
グラム格納領域に格納されているプログラムを起動する
ことによりプログラムの実行を可能にすることができる
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプログラム起動方法を適用した情報処
理装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明のプログラム起動方法を適用した図1の
ROMおよびRAM内の記憶領域の分割の一例を示す説
明図である。
【図3】図2に示したROMおよびRAM内の記憶領域
について本発明を適用した場合の動作を説明するフロー
チャートである。
【図4】本発明のプログラム起動方法を適用した図2と
は別のROMおよびRAM内の記憶領域の分割の例を示
す説明図である。
【図5】図4に示したROMおよびRAM内の記憶領域
について本発明を適用した場合の動作を説明するフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め作成されたプログラムを格納するR
    OMと、前記ROM内に格納されているプログラムに従
    って一連の情報処理を実行するCPUと前記CPUが前
    記処理を実行中に生成したデータを格納するRAMを有
    する情報処理装置で、前記プログラムを実行する前に前
    記ROM内の前記プログラムを格納している領域が正常
    であるか否かを診断する初期診断プログラムを予め定め
    られた前記ROMの特定の領域へ格納しておき、また、
    前記ROMの前記特定領域を除いた他の領域内で第1か
    ら第Nまでの複数個のプログラム格納領域を設け、前記
    N個の領域にそれぞれ前記予め作成した同一のプログラ
    ムを多重に格納しておき、前記ROM内に格納されてい
    る前記プログラムを起動する直前に前記初期診断プログ
    ラムを起動して前記複数個のプログラム格納領域につい
    て予め定められた順序で個別にその記憶状態をチェック
    し最初に調べたプログラム格納領域が正常であれば、そ
    の正常であるプログラム格納領域内に格納されているプ
    ログラムを前記CPUにより起動し実行し、前記プログ
    ラム格納領域が正常でなければ次位のプログラム格納領
    域内の記憶状態をチェックし、正常であればそのプログ
    ラム格納領域に格納されているプログラムを起動実行
    し、以下同様にしてすべての前記プログラム格納領域が
    正常でなかったときは、所定のエラー処理を行うことを
    特徴とするプログラム起動方法。
  2. 【請求項2】 予め作成されたプログラムを格納するR
    OMと、前記ROM内に格納されているプログラムに従
    って一連の情報処理を実行するCPUと前記CPUが前
    記処理を実行中に生成したデータおよび前記プログラム
    の処理に必要な初期データとを格納するRAMを有する
    情報処理装置で、前記プログラムを実行する前に前記R
    OM内の前記プログラムを格納している領域と前記RA
    M内の前記データを格納している領域が正常であるか否
    かを診断する初期診断プログラムを予め定められた前記
    ROMの特定の領域へ格納しておき、また、前記ROM
    の前記特定領域を除いた他の領域内で第1から第Nまで
    の複数個のプログラム格納領域を設け、さらに前記第1
    から第Nまでの領域に格納されたプログラムにそれぞれ
    対応するデータを格納する第1から第Nまでのデータ格
    納領域を前記RAM内に設けておき、前記CPUにより
    前記初期診断プログラムを起動し、前記複数個の第1か
    ら第Nまでのプログラム格納領域について予め定められ
    た順序でその記憶状態が正常であるか否かをチェック
    し、正常であれば、該当するプログラム格納領域に対応
    するデータ格納領域の状態をチェックし、正常であれば
    前記チェックを行ったプログラム格納領域内に格納され
    ているプログラムを起動し実行し、もしチェックを行な
    った前記プログラム格納領域または前記データ格納領域
    の内の少なくとも一つの格納領域が異常であるときに
    は、次位のプログラム格納領域と対応するデータ格納領
    域についてその記憶状態が正常であるか否かのチェック
    を実行し、正常であれば該当するプログラム格納領域に
    格納されているプログラムを起動し実行し、もし、異常
    であれば、次位のプログラム格納領域と対応するデータ
    格納領域の状態のチェックを実行しすべての前記第1か
    ら第Nまでのプログラム格納領域およびデータ格納領域
    のチェック結果が異常であれば所定のエラー処理を行う
    ことを特徴とするプログラム起動方法。
JP5863392A 1992-03-17 1992-03-17 プログラム起動方法 Pending JPH05265767A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005073850A1 (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Sony Corporation 半導体装置及びその起動処理方法
WO2014109100A1 (ja) * 2013-01-08 2014-07-17 三菱電機株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990309