JPH0526565U - 車両におけるサツシユレスドアのシール構造 - Google Patents
車両におけるサツシユレスドアのシール構造Info
- Publication number
- JPH0526565U JPH0526565U JP073594U JP7359491U JPH0526565U JP H0526565 U JPH0526565 U JP H0526565U JP 073594 U JP073594 U JP 073594U JP 7359491 U JP7359491 U JP 7359491U JP H0526565 U JPH0526565 U JP H0526565U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 充分なシール性の確保を可能とし、かつ、意
匠性の向上を図る。 【構成】 ドア1の窓肩部3を境として、この窓肩部3
よりも下方においては、ドアウエザストリップ10のシ
ール部13によってドア1と車体との間をシールするよ
うにする。一方、この窓肩部3付近においては、ドアウ
エザストリップ10の端末本体12にその車内側の面を
覆うようにしてサブシール部14を延出形成し、シール
部13とサブシール部14とによりドア1と車体との間
を2重にシールするようにする。従って、より一層のシ
ール力が確保されるとともに、ドアウエザストリップ1
0の端末本体12の車内側面に「ヒケ」が発生したとし
ても、この「ヒケ」は覆い隠されるため、見栄えが悪く
ならない。
匠性の向上を図る。 【構成】 ドア1の窓肩部3を境として、この窓肩部3
よりも下方においては、ドアウエザストリップ10のシ
ール部13によってドア1と車体との間をシールするよ
うにする。一方、この窓肩部3付近においては、ドアウ
エザストリップ10の端末本体12にその車内側の面を
覆うようにしてサブシール部14を延出形成し、シール
部13とサブシール部14とによりドア1と車体との間
を2重にシールするようにする。従って、より一層のシ
ール力が確保されるとともに、ドアウエザストリップ1
0の端末本体12の車内側面に「ヒケ」が発生したとし
ても、この「ヒケ」は覆い隠されるため、見栄えが悪く
ならない。
Description
【0001】
本考案はハードトップ車等の車両におけるサッシュレスドアのシール構造に関 するものである。
【0002】
従来、サッシュレスドアと車体との間のシール構造は次のようになっている。 すなわち、図3はサッシュレスドア車31を示す部分斜視図であり、図4は図3 において2点鎖線で囲んだ部分を車内側から見た状態を模式的に示す図である。 これらの図に示すように、ドア32の窓肩部33付近を境として、それよりも上 方(ガラス34がある部位)においては、車体側のフロントピラー35からルー フサイドにかけてルーフサイドウエザストリップ36が取着されている。一方、 前記窓肩部33付近を境として、それよりも下方においては、ドア32側のドア パネル37の外周部位にドアウエザストリップ38が取着されている。
【0003】 前記ドア32の窓肩部33付近においては、図5に示すように、内部に金属製 のインサート39を有するドアウエザストリップ38の端末本体40がドアパネ ル37に対してネジやクリップ等により取付けられている。この端末本体40の 車両前方側には、ルーフサイドウエザストリップ36の下端と当接してシールす るチューブ状のシール部41が下方から延びて一体形成されている。また、図6 に示すように、前記インサート39には複数の肉通し孔39aが形成されており 、その内部にゴムが連通されることにより、端末本体40の表裏のゴムを連結し ている。そして、ドア32が閉じられた際には、前記ルーフサイドウエザストリ ップ36の図示しないシール部とドアウエザストリップ38のシール部41とに より、ドア32(ガラス34を含む)と車体(フロントピラー35を含む)との 間をシールするようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、前述したサッシュレスドアのシール構造には次に示すような問 題があった。すなわち、図4に示すように、前記ドア32の窓肩部33付近、つ まり、ドア32を閉じた状態における前記ルーフサイドウエザストリップ36と ドアウエザストリップ38との境界部においては、ガラス34の端部と、このガ ラス34を収容する必要があるドアパネル37との間には一定の段差が生じる。 この境界部においてもシールは他の箇所と同様に一重であった。そのため、この 境界部付近におけるシール性が充分に確保されないおそれがあった。
【0005】 また、前記ドアウエザストリップ38の端末本体40の車内側の面においては 、図6に示すように、前記肉通し孔39aを形成したことに起因する「ヒケ」H が発生するおそれがあった。この「ヒケ」Hが発生した場合、前記端末本体40 は搭乗者から見える位置にあるので、見栄えが悪く、意匠性が損なわれる可能性 があった。
【0006】 本考案は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は充分 なシール性を確保することができ、かつ、意匠性に優れたサッシュレスドアのシ ール構造を提供することにある。
【0007】
上記目的を達成するため、本考案では、ドアの窓肩部よりも上方においては、 車体側に取着された車体ウエザストリップのシール部によってドアガラスと車体 との間をシールするとともに、窓肩部よりも下方においては、ドア側に取着され たドアウエザストリップのシール部によってドアと車体との間をシールするよう にしたサッシュレスドアのシール構造であって、前記ドアウエザストリップには 、前記窓肩部付近の前記ドアウエザストリップの上部の端末本体の車内側の面を 覆うようにサブシール部を延出形成させ、前記シール部と前記サブシール部とに よりドアと車体との間をシールせしめることを特徴とする車両におけるサッシュ レスドアのシール構造をその要旨とする。
【0008】
ドアの窓肩部付近においては、ドアウエザストリップの上部の端末本体に対し てサブシール部が形成されているので、ドアと車体との間はシール部だけでなく サブシール部によってもシールされる。従って、より一層のシール力が確保され る。
【0009】 また、サブシール部は車内側を覆うように形成されるので、ドアウエザストリ ップの車内側に「ヒケ」が発生したとしても、この「ヒケ」は覆い隠されるため 、見栄えが悪くならない。
【0010】
以下、本考案を具体化した一実施例を図1,2に基づいて説明する。図1は本 実施例におけるサッシュレスドアのシール構造を示す平断面図であり、図2は車 両前部のドア1を解放した状態を示す要部斜視図である。これらの図に示すよう に、ドアガラス2に対応する位置、すなわち、ベルトラインである窓肩部3より も上方側の車体としてのフロントピラー4に対して、車体ウエザストリップとし てのルーフウエザストリップ5が取着されている。また、図1に示すように、前 記フロントピラー4よりも車内側(図中下側)にあるフランジ6には、ゴム又は 樹脂製のオープニングトリム7が嵌め込まれて取着されている。このオープニン グトリム7は断面略U字状をなし、その内部には金属製のインサート8が埋設さ れている。
【0011】 一方、窓肩部3よりも下方においては、ドア1のドアパネル9の外周部位にド アウエザストリップ10が取着されている。次に、このドアウエザストリップ1 0について説明する。前記窓肩部3付近において、内部に金属製のインサート1 1を有する端末本体12が前記ドアパネル9の上端角部に沿って取付けられてい る。前記インサート11には複数の肉通し孔11aが形成されており、その内部 にゴムが連通されることにより、端末本体12の表裏のゴムを連結している。こ の端末本体12の車両前方側には、下方から延びるチューブ状のシール部13が 一体形成されている。
【0012】 さらに、前記端末本体12の角部12aからはサブシール部14がこの端末本 体12の車内側面を覆うように、車両後方に向かって延設されている。このサブ シール部14の先端部は端末本体12の車内側面に向かって幾分屈曲された形状 となっている。
【0013】 なお、前記端末本体12の車内側には、内装品の一つであるドアトリム15が 取着されている。そして、前記サブシール部14は、ドア1が解放されていると きには、このドアトリム15とサブシール部14とがほぼ連続面となるように形 成されている。
【0014】 次に、本実施例の作用について説明する。ドア1が閉じられている際に、前記 窓肩部3よりも上方においては、前記ルーフウエザストリップ5の図示しないシ ール部により、ドアガラス2とフロントピラー4との間がシールされる。一方、 前記窓肩部3よりも下方においては、ドアウエザストリップ10のシール部13 によりドア1とフロントピラー4下方のドア開口部周縁の車体との間がシールさ れる。
【0015】 そして、前記窓肩部3付近においては、前記ドアウエザストリップ10のシー ル部13とは別に、サブシール部14が前記オープニングトリム7に対して圧接 される。従って、窓肩部3付近においてはシール部13及びサブシール部14に よって二重にシールされることになり、より強固なシール力が確保される。
【0016】 以上詳述したように、本実施例のサッシュレスドアのシール構造によれば、窓 肩部3付近においては、前記ドアウエザストリップ10のシール部13とは別に 、サブシール部14を設け、二重にシールするようにしたので、良好なシール性 を確保することができる。従って、空気が洩れたり、異音が発生したりするとい った不具合を未然に防止することができる。
【0017】 また、前記サブシール部14を端末本体12の車内側を覆うように形成したの で、端末本体12に「ヒケ」が発生したとしても、それを覆い隠すことができ、 見栄えを良好なものとすることができる。
【0018】 さらに、前記サブシール部14はドアトリム15とほぼ同一平面上に位置する ように形成したので、ドア1を解放しているときにも違和感がなく、見栄えを一 層良好なものとすることができる。また、前記サブシール部14の先端部を端末 本体12に向かって幾分屈曲させたので、ドア1を閉じ、サブシール部14がオ ープニングトリム7に当接したときでも、ドアトリム15とオープニングトリム 7との間からはみ出たりするおそれがなく、意匠性を良好なものとすることがで きる。
【0019】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、考案の趣旨を逸脱しな い範囲で例えば以下のように構成してもよい。 (1)前記実施例においては、オープニングトリム7は単に断面略U字状のも のを用いたが、このオープニングトリム7に対し前記サブシール部14と相対す るような中空状のシール部を設けてもよい。
【0020】 (2)前記実施例においては、金属製のインサート11を用いたが、インサー トは樹脂製であってもよい。
【0021】
本考案の車両におけるサッシュレスドアのシール構造によれば、充分なシール 性を確保することができ、かつ、意匠性に優れるという効果を奏する。
【図1】本考案の一実施例のサッシュレスドアのシール
構造を示す部分断面図である。
構造を示す部分断面図である。
【図2】同実施例のサッシュレスドアを開放した状態を
示す要部の斜視図である。
示す要部の斜視図である。
【図3】従来例におけるサッシュレスドア車を示す部分
斜視図である。
斜視図である。
【図4】図3の2点鎖線で囲んだ部分を車内側から見た
状態を示す模式図である。
状態を示す模式図である。
【図5】従来例におけるサッシュレスドアのシール構造
を示す部分断面図である。
を示す部分断面図である。
【図6】従来例におけるドアウエザストリップの端末本
体を示す断面図である。
体を示す断面図である。
1…ドア、2…ドアガラス、3…窓肩部、4…フロント
ピラー、5…車体ウエザストリップとしてのルーフウエ
ザストリップ、10…ドアウエザストリップ、11…イ
ンサート、12…端末本体、13…シール部、14…サ
ブシール部。
ピラー、5…車体ウエザストリップとしてのルーフウエ
ザストリップ、10…ドアウエザストリップ、11…イ
ンサート、12…端末本体、13…シール部、14…サ
ブシール部。
Claims (1)
- 【請求項1】 ドア(1)の窓肩部(3)よりも上方に
おいては、車体(4)側に取着された車体ウエザストリ
ップ(5)のシール部によってドアガラス(2)と車体
(4)との間をシールするとともに、窓肩部(3)より
も下方においては、ドア(1)側に取着されたドアウエ
ザストリップ(10)のシール部(13)によってドア
(1)と車体(4)との間をシールするようにしたサッ
シュレスドアのシール構造であって、 前記ドアウエザストリップ(10)には、前記窓肩部
(3)付近の前記ドアウエザストリップ(10)の上部
の端末本体(12)の車内側の面を覆うようにサブシー
ル部(14)を延出形成させ、前記シール部(13)と
前記サブシール部(14)とによりドア(1)と車体
(4)との間をシールせしめることを特徴とする車両に
おけるサッシュレスドアのシール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991073594U JP2527776Y2 (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 車両におけるサッシュレスドアのシール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991073594U JP2527776Y2 (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 車両におけるサッシュレスドアのシール構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0526565U true JPH0526565U (ja) | 1993-04-06 |
JP2527776Y2 JP2527776Y2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=13522804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991073594U Expired - Lifetime JP2527776Y2 (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 車両におけるサッシュレスドアのシール構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2527776Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4712501B2 (ja) * | 2005-08-25 | 2011-06-29 | 西川ゴム工業株式会社 | サッシュレス車用ドアウェザーストリップの端末部構造 |
-
1991
- 1991-09-12 JP JP1991073594U patent/JP2527776Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4712501B2 (ja) * | 2005-08-25 | 2011-06-29 | 西川ゴム工業株式会社 | サッシュレス車用ドアウェザーストリップの端末部構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2527776Y2 (ja) | 1997-03-05 |
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