JPH0526561U - 自動車の内装構造 - Google Patents

自動車の内装構造

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JPH0526561U
JPH0526561U JP046907U JP4690791U JPH0526561U JP H0526561 U JPH0526561 U JP H0526561U JP 046907 U JP046907 U JP 046907U JP 4690791 U JP4690791 U JP 4690791U JP H0526561 U JPH0526561 U JP H0526561U
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JP
Japan
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partition
roll bar
window glass
panel
cabin
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雄三 足立
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Suzuki Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パーティションパネルに配装されたワイヤー
ハーネス等の水漏れ防止およびロールバー等の格納に伴
う騒音等を防止する。 【構成】 キャビン部7とトランクルーム10をパーテ
ィションパネル9で仕切り、上記キャビン部7の前部に
乗員席12を、後部に収納室8を設け、この収納室8
に、ロールバー4およびバックウインドガラス3を回転
させて格納するようにしたルーフ開放型の自動車であっ
て、上記ロールバー4およびバックウインドガラス3の
格納位置に対応して該ロールバー4およびバックウイン
ドガラス3を収納するパーティショントリム23,24
を配装したことにある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車室内への雨水、ほこり等の侵入を防止することができると共に振 動および騒音の発生を防止することができる自動車の内装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
オープントップタイプの自動車では、図9に示すように、フロントウインド1 を含むフロントガラスフレーム2とバックウインドガラス3を含むロールバー( クォーターピラー)4とを残して車体上部を開放した態様と、フロントガラスフ レーム2の上縁部とロールバー4の上縁部との間にハードルーフ5を差渡して設 置した態様とを採り得る。
【0003】 ところで、このような自動車で、車体上部を開放した状態で使用する場合には 、車体上部にロールバー4が残っているために、十分な開放感が得られない。
【0004】 そこで、本出願人は特願平1−273589号において、ロールバー4を車体 に対して回動自在に支持させ、該ロールバー4を車体内に格納し得るようにした 自動車を提供した。
【0005】 この場合、ロールバー4は、図10に示すようにロールバー4の両側下端部に 設けられたピン6を車体内側面に軸支し、このピン6を中心にロールバー4を後 方に回動させて、キャビン部後部の収納室に格納している。
【0006】 図11はキャビン部7に設けられた収納室8と、パーティションパネル9でキ ャビン部7と仕切られたトランクルーム10とを示したものである。キャビン部 7はシート11を配設した乗員席12と、乗員席12の後部側に設けられた収納 室8に区画されている。乗員席12はメインフロアパネル13上にコンソールボ ックス14を挟んで一対のシート11が配置されており、メインフロアパネル1 3の後端部に立設されたバルクヘッド15の上端部に、リヤフロアパネル16の 先端部が接合されている。リヤフロアパネル16は収納室8とトランクルーム1 0のフロアを構成し、その途中に上記パーティションパネル9が立設されている 。
【0007】 上記収納室8には、左右にシートベルトタワー取付部17が設けられており、 スルーリング等が内蔵されている。この収納室8にはクォータインナパネル18 およびパーティションパネル9と間隙を置いてキャビンバックトリム19および シートベルトタワートリム20が配設されている。
【0008】 上記バックウインドガラス3およびロールバー4は、回動してキャビンバック トリム19およびシートベルトタワートリム20とクォータインナパネル18お よびパーティションパネル9との間隙21内に格納されるものである。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術によると、パーティションパネル9とキャビン バックトリム19との間隙21にバックウインドガラス3およびロールバー4を 格納するため、この間隙21を通して雨水ほこり等が侵入し、パーティションパ ネル9等に配線されたワイヤーハーネス等が短絡したり、パーティションパネル 9が錆ついたりする問題がある。また、バックウインドガラス3およびロールバ ー4がパーティションパネル9等に接触して騒音が発生し易くなる。さらに、間 隙21からパーティションパネル9あるいはリヤフロアパネル16が露出し外観 を損ねることになる。
【0010】 本考案は上記課題を解決し、パーティションパネル表面をカバーすることによ り、ワイヤーハーネスの短絡等を防ぎ、かつパーティションパネルの錆つきを防 止し、外観の向上を図り得る自動車の内装構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】 本考案は上記課題を解決するためキャビン部とトランクルームをパーティショ ンパネルで仕切り、上記キャビン部の前部に運転席を、後部に収納室を設け、こ の収納室に、ロールバーおよびバックウインドガラスを回転させて格納するよう にしたルーフ開放型の自動車において、上記ロールバーおよびバックウインドガ ラスの格納位置に対応して該ロールバーおよびバックウインドガラスを収納する パーティショントリムを配装したことを特徴とすることにある。
【0012】
【作用】
ロールバーおよびバックウインドガラスを格納する際、ロールバーおよびバッ クウインドガラスを回動させると、ロールバーおよびバックウインドガラスは収 納室のパーティショントリム相互間に格納される。パーティションパネルの前面 はパーティショントリムでカバーするので、パーティションパネル側に配線され たワイヤーハーネスの短絡等を防止する。
【0013】
【実施例】
以下、図11と同一部分は同符号を付してその説明を省略して示す図1および 図2にしたがって本考案の一実施例を詳細に説明する。
【0014】 図1および図2は、キャビン内のバックウインドガラス3およびロールバー4 を格納する収納部を示したもので、キャビンバックトリム19とパーティション パネル9との間隙21内に、収納部22を形成したものである。この収納部22 は図2に示すように、下端部23a,24aを互いに交叉するように湾曲した一 対のパーティショントリム23,24で構成されており、パーティショントリム 23の上端は両側のシートベルトタワー25に螺着したシートベルトタワーブレ ース26(以下ブレース26という。)に装着し、パーティショントリム24の 上端はパーティションパネル9の上端部に螺着している。パーティショントリム 23,24は、塩化ビニルのフイルムで形成されているが、ポリプロピレン等を 使用してもよい。
【0015】 図3はパーティショントリム23の上端部を示したもので、パーティショント リム23の上端部湾曲部にはU字状のトリムアタッチメント27が縫合されてお り、このトリムアタッチメント27をブレース26に設けられた図4に示すよう な切り起こし部26aに係合して固定されている。パーティショントリム23, 24は端部をそれぞれ縫製してある。
【0016】 図5はパーティショントリム24の上端部を示したもので、パーティショント リム24の上端部は折り返して内側にインサート部材28を挿入して縫合してあ る。このインサート部材28を挿入した上端部をボルト29およびナット29a を介してパーティションパネル9に螺着している。パーティションパネル9の外 側にはクォーターパネル4に両端を接合した補強アッパーメンバー30および補 強ロアーメンバー31が接合されており、この補強アッパーメンバー30のフラ ンジ部30aが上記ボルト29により一体に共締めされている。
【0017】 上記パーティショントリム23,24の下端部交叉部は図6に示すように互い に間隙32を設けて配設されており、かつその先端部はそれぞれ縫合されている 。
【0018】 図7は一体化したバックウインドガラス3とロールバー4とを示したもので、 ロールバー4の両側はクォータパネル18にヒンジ機構33を介して取付けられ ている。このロールバー4にテレスコープ式に嵌合するようにバックウインドガ ラス3が独立して回動可能に設けられている。
【0019】 上記構成によると、バックウインドガラス3およびロールバー4を格納する際 に、回動させると、バックウインドガラス3およびロールバー4はそれぞれ独立 して回動し、収納室8内のパーティショントリム23,24によって形成された 収納部22内に収納される。バックウインドガラス3およびロールバー4に付着 した水滴等はパーティショントリム23,24の下端部23a,24aの相互間 の間隙32からリヤフロアパネル16上に落下して、リヤフロアパネル16に形 成された図示しない水抜き穴から排出される。パーティションパネル9の前面は パーティショントリム24によってカバーされているので、パーティションパネ ル9に配線されたワイヤーハーネス等の水濡れを防止する。
【0020】 なお、上記実施例では収納部22を2枚のパーティショントリム23,24で 構成したが、図8に示すように、断面U字状に形成した1枚のパーティショント リム34で構成してもよい。この場合、下端部に水抜き穴35を形成する。また 、パーティションパネル9の湾曲面等に沿わせるためにパーティショントリム3 4の側部に摘み部分36を設けてもよい。
【0021】
【考案の効果】
以上述べたように本考案による自動車の内装構造によれば、ロールバーおよび バックウインドガラスの格納位置に対応してロールバーおよびバックウインドガ ラスを収納するパーティショントリムを配設したので、雨水あるいはほこり等か らパーティションパネル等に設けられたワイヤーハーネス等の電装品を保護する ことができる。ロールバーおよびバックウインドガラスをパーティショントリム の収納部内に収納したので、接触等に伴なう騒音・振動等が室内に伝播するのを 減少することができる。パーティションパネルあるいはリヤフロアパネル等が外 部から見えないので、外観を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による自動車の内装構造を示す部分断面
斜視図である。
【図2】バックウインドガラスおよびロールバー収納時
の構造を示す図1のA−A線断面図である。
【図3】図2の部分拡大断面図である。
【図4】ブレースの切り起こし部を示す斜視図である。
【図5】図2の部分拡大断面図である。
【図6】図2の部分拡大断面図である。
【図7】バックウインドガラスおよびロールバー使用時
の概念図である。
【図8】パーティショントリムの他の実施例を示す斜視
図である。
【図9】オープンカーの車体を示す斜視図である。
【図10】バックウインドガラスおよびロールバーを示
す斜視図である。
【図11】図9のオープンカーの従来の内装構造を示す
部分断面斜視図である。
【符号の説明】
3 バックウインドガラス 4 ロールバー 7 キャビン部 8 収納室 9 パーティションパネル 10 トランクルーム 12 乗員席 13 メインフロアパネル 15 バックヘッド 16 リヤフロアパネル 18 クォータパネル 19 キャビンバックトリム 20 シートべルトタワートリム 22 収納部 23,24 パーティショントリム 25 シートベルトタワー 26 ブレース 27 トリムアタッチメント 29 ボルト 32 間隙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビン部とトランクルームをパーティ
    ションパネルで仕切り、上記キャビン部の前部に運転席
    を、後部に収納室を設け、この収納室に、ロールバーお
    よびバックウインドガラスを回転させて格納するように
    したルーフ開放型の自動車において、上記ロールバーお
    よびバックウインドガラスの格納位置に対応して該ロー
    ルバーおよびバックウインドガラスを収納するパーティ
    ショントリムを配装したことを特徴とする自動車の内装
    構造。
JP1991046907U 1991-05-24 1991-05-24 自動車の内装構造 Expired - Lifetime JP2558839Y2 (ja)

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JPH0526561U true JPH0526561U (ja) 1993-04-06
JP2558839Y2 JP2558839Y2 (ja) 1998-01-14

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6387314A (ja) * 1986-09-20 1988-04-18 インドゥストリエクレディットバンク アクチェンゲゼルシャフト ドイチェ インドゥストリエバンク 乗用車の折りたたみ屋根
JPH02102824U (ja) * 1989-01-31 1990-08-15

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6387314A (ja) * 1986-09-20 1988-04-18 インドゥストリエクレディットバンク アクチェンゲゼルシャフト ドイチェ インドゥストリエバンク 乗用車の折りたたみ屋根
JPH02102824U (ja) * 1989-01-31 1990-08-15

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