JPH0526375A - 本管への支管の取り付け方法及びこれに用いる継手 - Google Patents

本管への支管の取り付け方法及びこれに用いる継手

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JPH0526375A
JPH0526375A JP3178266A JP17826691A JPH0526375A JP H0526375 A JPH0526375 A JP H0526375A JP 3178266 A JP3178266 A JP 3178266A JP 17826691 A JP17826691 A JP 17826691A JP H0526375 A JPH0526375 A JP H0526375A
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pipe
branch pipe
joint
main pipe
main
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JP3178266A
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Inventor
Yasushi Kitayama
康 北山
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地中に埋設された本管に1工程で容易に支管
が取り付けられると共に、その取り付け部において十分
な止水性等が確保されるようにする。 【構成】 地上から地盤を掘削しながら支管5を押し込
んでその先端部を地中の本管3の管壁に接触ないし近接
させ、その状態で本管3の管壁を削孔して支管用の接続
孔3aを形成する。そして、この接続孔3aの形成後に
支管5内に継手10を挿通させて該接続孔3aに嵌合さ
せる。このように嵌合させると、継手10の先端に設け
られた弾性係止片11d・・・11dが本管3の内面に
係止することにより、本管3と支管5とが継手10を介
して所定状態に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中に埋設されている
下水道等の本管に対し、これと交差するように支管を取
り付ける方法及びこれに用いる継手に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、地中に予め埋設された下水道の
本管と地上の住宅との間には、住宅からの排水を下水本
管に流すための支管が敷設される。この種の支管は、地
中の本管に対して交差するように取り付けられる。その
場合、従来は一般に地面を開削して支管を敷設していた
が、近年では、開削スペースを充分に取れない場合が多
いことから、いわゆる非開削工法が採用される。
【0003】この非開削工法は、地面を開削せずに支管
を所定位置に向け推進させて接続するものであるが、そ
の際、支管をいかにして推進させ、更に本管と支管との
分岐部において止水性や強度等をいかにして確保するか
といった点が問題となる。このような問題に対処する技
術としては、従来、例えば次のようなものが知られてい
る。
【0004】 本管内にオーガー駆動装置を設置し、
地表に向けて方向付けをした後、掘削推進しつつ支管を
圧入する工法(特公昭50−2930号公報参照)。 本管の位置を予め測量して支管の推進角度を決定し
た後、地上から本管に向けて支管を推進させる工法(特
公昭50−2931号公報参照)。 地表から本管に向かって高圧水流を噴射して先行道
を掘った後、その先行道に通した鋼索でリードパイプを
介して支管を牽引することにより、本管側から地表に向
けて支管を通していく工法(特公昭58−25142号
公報参照)。
【0005】 鋼管等でなるサヤ管を地表から既設本
管に向かって推進させた後、そのサヤ管内に支管を挿入
して本管に到達させる工法(特公昭63−32938号
公報参照)。 本管の内部からロボット等を用いて分岐接合用継手
を挿入するもの(実開昭61−122478号公報参
照)。
【0006】 支管の先端部に回転ビットを取り付
け、支管内に挿通したボーリングマシンの回転軸により
回転ビットを回転させて地中を掘削しつつ支管を推進さ
せ、本管到達後に本管を穿孔して支管を圧入する工法
(特開平2−186183号公報参照)。 これらの技術のうち例えばに示したものは、一旦敷設
したサヤ管を支管敷設後に抜き取ることから、管を地中
に埋設する工程と、その埋設された管を再び抜き取る工
程の2工程を必要とし、その意味で2工程方式と言われ
ることがある。
【0007】これに対してに示したものは、一旦地中
に押し込んだ管を抜き取る必要がないことから、1工程
方式と呼ばれることがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】然るに、上記のような
従来の技術においては、それぞれ次のような問題があ
る。すなわち、〜に記載のものにおいては、本管と
支管との接合部に継手を使用せず、グラウト注入や接着
により両管を接合させているに過ぎないため、その接合
部分にこれを変位させようとする外力や引っ張り力が作
用した時に、接合部分が破損したり本管から支管が抜け
たりする恐れがある。
【0009】また、に記載のものにおいては、上述し
たごとくサヤ管を用いる2工程方式であるため、支管の
配設後にサヤ管を引き抜く工程分だけ、施工工数が増え
るという問題がある。また、に記載のものでは、本管
の管壁に継手をセットするのに本管側に継手セット用の
ロボット等を挿入して操作する必要があるため、施工工
程が複雑になるという難点がある。
【0010】一方、に記載のものは、施工工数の少な
い1工程方式であるという利点があるが、支管の先端部
に継手を取り付けた状態で支管を推進させるため、推進
中に継手を破損する恐れがある。そして、特に継手の止
水部分(パッキン類)が傷つけられ易いため、支管接合
後に継手部分つまり分岐部分の止水性が低下する恐れが
ある。
【0011】本発明は、従来における上記のような問題
に対処するもので、地中に埋設された本管に支管を取り
付ける場合に、従来よりも簡単に施工が行えて少ない手
間や工数で済むのみならず、引っ張りや変位に対しても
十分な抵抗力を有し、しかも施工時に止水部分を傷める
ことがない支管の取り付け方法及びこれに用いる継手を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
願の請求項1に係る発明は、地中に埋設された本管に対
し、これと交差するように支管を取り付ける方法におい
て、次のように構成したことを特徴とする。先ず、地上
から地盤を掘削しながら支管を押し込みつつ推進させて
その先端部を本管の外壁部に接触ないし近接させる。次
に、その接触ないし近接後に本管の管壁を削孔して支管
用の接続孔を形成する。そして、その接続孔形成後に支
管内に継手を挿入して接続孔に嵌合固定する。
【0013】また、本願の請求項2に係る発明は、請求
項1に記載の本管への支管の取り付け方法に使用される
継手において、次のように構成したことを特徴とする。
すなわち、支管内に挿入可能な継手本体の一端部に、本
管における支管用接続孔に嵌合させ得るように他端部よ
りも小径の差口部を形成し、この差口部の嵌合方向先端
に、上記接続孔への差口嵌合時に本管の内面に係止する
弾性係止片を形成する。そして、該差口部の外周には、
本体内面に弾性係止片が係止した状態で継手本体と本管
との間をシールする止水部材を設ける一方、継手本体と
支管との間には、その間をシールするシール部又はシー
ル部材を設ける。
【0014】なお、弾性係止片は、少なくとも2つ以上
設ける必要がある。この弾性係止片の形状は、継手の端
面全体に設けてもよいし、その一部分に設けてもよい。
ただし、本管の内径(又は外径)に対して支管の内径
(又は外径)が近い場合、継手の側面に弾性係止片を設
けても本管における接続孔の孔縁部に対する引っ掛かり
が少なくなる。従って、そのような場合は、本管の軸方
向に対応する継手の接合部分に弾性係止片を設けること
が好ましい。
【0015】また、上記シール部又はシール部材は、支
管側又は継手側のいずれに設けてもよい。このシール部
又はシール部材及び上記止水部材は、通常の開削工法で
用いられている継手に使用されるゴムパッキンと同じ材
質のものでもよいが、若干の粘着性を有するゴム(ブチ
ルゴムなど)や、継手セット後に周囲の水により膨張す
る水膨張性のゴムによって構成するのが好ましい。ま
た、それらのゴムを同時に使用してもよいしサンドイッ
チ構造としてもよい。
【0016】上記のような継手は、射出成形などの公知
の方法で製造可能である。
【0017】
【作用】上記のように構成された請求項1に記載の取り
付け方法によれば、サヤ管を用いなくても、つまり1工
程方式により本管に支管を接続することができるから、
いわゆる2工程方式で必要なサヤ管の推進及び引き抜き
の手間を省くことができ、それだけ施工工数が減ること
になる。
【0018】また、2工程方式の場合、サヤ管を引き抜
く際に生じる支管とサヤ管との間の間隙に接着剤等を注
入する必要があるが、本管への支管の接触ないし近接後
に本管の管壁に接続孔を形成し、その接続孔に支管内を
通じて継手を嵌合固定することにより、その継手を介し
て本管と支管とが接合されるから、上記接着剤等の注入
作業も不要となり、しかも接着剤等による接合に比べて
引っ張りや変位に対する抵抗力も増加することになる。
【0019】更に、この場合の継手は推進後の支管内を
通じて本管の接続孔に嵌合固定されるので、全工程を地
上の支管推進機側から行うことが可能となり、施工が容
易化されると共に、支管の先端部に継手をセットした状
態で支管を推進させる場合のような継手本体や止水部分
の破損を招くこともない。一方、請求項2に記載の継手
によれば、継手本体の差口部に形成された弾性係止片が
上記接続孔への嵌合時に本体内面に係止することによ
り、継手と本官とが確実に固定されるので、上記のよう
な支管内を通じた本管接続孔への継手のセットが極めて
容易に行えることになる。しかも、本管接続孔に継手が
固定された状態で、継手本体と本管との間及び継手本体
と支管との間がそれぞれ止水部材及びシール部又はシー
ル部材によってシールされるので、分岐部分が確実に止
水される。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。先ず、こ
の実施例で使用する施工装置及び継手について説明す
る。図1に示すように、施工装置1は、先端部に掘削刃
2aが取り付けられて地上から地中の下水本管3に向け
地盤を掘削するボーリングマシン2と、掘削刃2aに回
転駆動力を供給する駆動モータ3と、このモータ3に一
端が連結され且つ他端がボーリングマシン2における回
転棒2bに連結されて駆動モータ3の回転駆動力をボー
リングマシン2に伝達するワイヤ4と、支管5が所定方
向に推進されるようにボーリングマシン2及び支管5を
ガイドするガイドフレーム6と、このガイドフレーム6
に取り付けられてボーリングマシン2及び支管5を推進
させる推進ピストン等でなる推進機7とを有する。
【0021】そして、掘削刃2aを回転させつつ推進機
7を作動させてボーリングマシン2で地盤を掘削し、そ
の後部に支管2bを順次接続していくことで、ボーリン
グマシン2及び支管5をガイドフレーム6でガイドしな
がら所定方向に推進させるようになっている。なお、駆
動モータ3としては、油圧モータ又は電気モータが用い
られる。
【0022】一方、図2に示すように、上記継手10
は、段付き円筒形状の継手本体11と、この継手本体1
1と本管3との間をシールする第1ゴムパッキン12
と、継手本体11と支管5との間をシールする第2ゴム
パッキン13とを有する。継手本体11は、一端部が比
較的小径の本管用差口部11aとされていると共に、他
端部が比較的大径の支管用差口部11bとされており、
更にそれらの間に位置する部分が両差口部の中間の外径
を有する中径部11cとされている。そして、このうち
の本管用差口部11a及び中径部11cの各外周面に上
記第1及び第2ゴムパッキン12及び13がそれぞれ予
め装着されている。
【0023】この場合において、支管用差口部11bの
外径は、支管5内に挿通させ得るように支管内径よりも
僅かに小さな寸法に設定されている。また、本実施例に
おいては、本管3に取り付けられる支管5の内面にスト
ッパ部5aが突設されている。そして、支管5内に継手
10を挿入して支管先端部まで押し込んだ時に、支管用
差口部11aの挿入方向の端面が第2ゴムパッキン12
を介してストッパ部5aに当接することにより、継手1
0が支管先端部の所定位置に確実にセットされると共
に、その状態で支管5と継手本体11との間が第2ゴム
パッキン13によってシールされるようになっている。
【0024】また、本管用差口部11aは、本管3にお
ける支管用接続孔3aに嵌合させ得るように、次に述べ
る弾性係止片11d・・・11dを除いた部分が接続孔
3aの内径よりも僅かに小さな外径を有する。そして、
この差口部11aの嵌合方向先端に、本管接続孔3aの
孔径よりも大きな外径を有する複数の弾性係止片11d
・・・11dが形成されている。これらの弾性係止片1
1d・・・11dは、本管接続孔3aに差口部11aを
図示のように嵌合させた時に内側(軸心側)に弾性的に
曲がって接続孔3aを通過し、その通過と同時に当初の
状態に復元することにより、接続孔3aの孔縁部内面側
つまり本管3の内面に係止するようになっている。
【0025】また、第1ゴムパッキン12は、本実施例
においては本管3の外面に沿う曲面状に形成されてい
る。そして、上記のようにして接続孔3aに継手10を
セットした時、換言すると支管用差口部11bの挿入方
向の端面が第2ゴムパッキン13を介してストッパ部5
aに当接し且つ本管3の内面に弾性係止片11d・・・
11dが係止した時に、継手本体中径部11cの本管用
差口部側端面と本管3の外面との間に挟み込まれること
で、継手本体11と本管3との間を止水するようになっ
ている。
【0026】なお、上記継手本体11の内面は、排水の
流れを妨げないように段差のない形状(図例では支管用
差口部の内面がテーパ状)に形成されている。次に、上
記のような施工装置1及び継手10を用いて行う下水本
管3への支管5の取り付け方法について説明する。先
ず、電磁波等を利用した公知の技術により、予め地中に
埋設されている本管の位置を検知したうえで、測量によ
り支管5の出発地点となる地上の所定位置に推進機7及
びボーリングマシン2を所定の状態にセットし、そのボ
ーリングマシン2に駆動モータ3を連結しておく(図1
参照)。
【0027】次に、この状態で、図1又は図3に示すよ
うに、駆動モータ3によりワイヤ4及び回転棒2bを介
してボーリングマシン2における掘削刃2aを回転さ
せ、これと同時に推進機7によりボーリングマシン2を
地中の本管3の所定位置に向けて前進させる。そして、
このようにして地盤を掘削しつつ、ボーリングマシン2
の後部に他の支管5を順次接続していく。これにより、
ボーリングマシン2及び先端の支管5は本管3の所定位
置に向けて推進される。
【0028】この場合、推進機7で支管5を押すことで
直接地中に支管5を挿入させてもよいし、剛体でなる回
転棒2bによりボーリングマシン2を回転させつつ押す
ことで、ボーリングマシン2と支管5の両方に総推進力
を付与しつつ、これらを推進させてもよい。なお、ボー
リングマシン2の掘削により発生する土砂は、水を供給
して泥状化したうえでポンプで吸引する等公知の方法に
より除去する。
【0029】上記の操作を繰り返すことによりボーリン
グマシン2を先頭として支管5は本管3の所定位置に向
けて地中を進み、やがてボーリングマシン2の先端の掘
削刃2aが本管3の外面に到達すると共に、最前部の支
管5の先端が本管外面に接触又は近接する。次に、この
状態で、図4に示すように掘削刃2aにより本管3の管
壁を削孔して支管用の接続孔3aを形成する。この時、
削孔径は、後述するごとく接続孔3aに継手10を確実
にセットし得るように支管5の内径より若干小さめにし
ておく。ただし、予め地上から地中の本管3までの距離
を測定しておけば、継手10を所定位置に正確にセット
することができるので、上記のような削孔径の寸法設定
は必ずしも必要ではない。
【0030】そして、このようにして接続孔3aを形成
した後、図5に示すように掘削刃2a等を上記推進機7
側へ支管5内を通じて引き抜き、その後、図6及び図7
に示すように推進機7側より上記継手10を支管5内に
挿通させて本管3における接続孔3aに嵌合させる。こ
の支管5内への継手10の挿通作業は、図6に示したよ
うに推進機7側の支管端部から継手10を支管5内に挿
入した後、これを棒状の部材aで押し込むことによって
行ってもよいし、推進機7を利用して行ってもよいが、
本実施例では、前者の方法による。
【0031】尚、全体の工程は、上記のようにして継手
10をセットした後、推進機7等の撤去により完了す
る。このような構成によれば、支管5の先端が本管3に
接触ないし近接するように支管5を推進させる工程と、
その後に本管3に接続孔3aを形成する工程とを連続的
に行った後、支管5内に継手10を挿通させて接続孔3
aに嵌合固定させるだけで、その継手10を介して支管
5と本管3とが接続される。
【0032】従って、サヤ管を用いなくても、つまり1
工程方式により本管3に支管5を取り付けることができ
るから、いわゆる2工程方式で必要なサヤ管の推進及び
引き抜きの手間を省くことができ、それだけ施工工数が
減ることになる。また、全工程を地上の推進機7側から
行うことができるので、施工が容易化されると共に、支
管の先端部に継手をセットした状態で支管を推進させる
場合のような継手本体や止水部分の破損を招くこともな
い。
【0033】しかも、上記継手10を介して本管3と支
管5とを接合させた状態においては、図2に示すよう
に、継手10における弾性係止片11d・・・11dが
本管3における接続孔3aの孔縁部内面側に係止し、且
つ第1ゴムパッキン12が継手本体中径部11cの端面
と本管3の外面との間に挟まれて圧縮状態でその両面に
密着すると共に、第2ゴムパッキン13が支管用差口部
11bの端面と支管先端部のストッパ部5aとの間に挟
まれて同じく圧縮状態でその両面に密着する。
【0034】従って、継手10と本管3及び支管5との
間、つまり本管3と支管5との間が両ゴムパッキン12
及び13によって確実に止水されることになる。また、
敷設後において地盤変位が生じた場合でも、その柔軟性
により止水性能が損なわれることがないから、接合部に
接着剤等を注入する裏込め作業も不要となる。なお、上
記実施例の継手10に代えて、図8に示すような継手2
0を使用してもよい。この継手20では、継手本体21
の外周面に、本管33との間をシールする第1実施例の
場合と略同様の形状を有する第1ゴムパッキン22と、
支管35との間をシールする蛇腹状の第2ゴムパッキン
23とが装着されている。そして、図示のように支管3
5内に継手20を挿通して、その先端の弾性係止片21
d・・・21dを本管33の接続孔33aに係止させた
時に、第2ゴムパッキン23が支管35の内面に密接す
ることにより、継手20と支管35との間が止水される
ようになっている。この場合において、第2ゴムパッキ
ン23が密接する支管35の内面部は、該パッキン23
によって確実にシールされるように先細りのテーパ状に
形成されている。
【0035】また、支管と継手との止水手段としては、
図9に示すように支管55の先端部55aを小口径にし
た上で、これに当接するように支管55の内面にゴムパ
ッキン43を予めセットしておいてもよいし、図10に
示すように支管75の内面にテーパ部75aを形成し、
このテーパ部75aにゴムパッキン63を予めセットし
ておいてもよく、もちろん継手外面に同様のものをセッ
トしておいてもよい。いずれの場合も継手の挿入により
ゴムパッキンが圧縮され止水性能は確保される。
【0036】更に、上記実施例で用いた継手10におい
ては、第1ゴムパッキン12を本管3の外面に沿った曲
面形状に形成したが、他の実施例として、本管への圧着
時に弾性圧縮されることで本管外面に沿うように第1ゴ
ムパッキンに十分な肉厚を持たせる構成としてもよい。
その場合、本管との接続時に本管との間にできる間隙以
上の厚みは、最低限必要である。
【0037】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、1工程方式により本管に支管を接続することができ
るから、2工程方式よりも施工工数を減らすことができ
る。また、地上側から支管内に挿入された継手が支管内
を通って本管の接続孔に確実に嵌合固定されるので、継
手本体や止水部分が破損する恐れはなく、しかも全工程
が地上側から行うことが可能となるため、それだけ施工
が容易化されることになる。そして、このようにして本
管接続孔に嵌合固定された継手を介して本管と支管とが
接合されるから、接合部に接着剤等の注入しなくても済
むと共に、引っ張りや変位に対しても接合部が破損しな
いように柔軟に対処できることになる。
【0038】一方、請求項2記載の発明によれば、継手
本体の差口部に形成された弾性係止片によって継手と本
官とが確実に固定されるから、上記のような支管内を通
じた本管接続孔への継手のセットが極めて容易に行える
と共に、本管接続孔に継手が固定された状態で、継手本
体と本管との間及び継手本体と支管との間がそれぞれ止
水部材及びシール部又はシール部材によってシールされ
るので、分岐部分が確実に止水されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、施工装置を用
いて地中の本管に向け支管を推進させている状態を示す
工程図である。
【図2】上記本管に継手を介して支管を取り付けた状態
を示す部分拡大縦断面図である。
【図3】上記本管に向けて地盤を掘削しつつ支管を推進
させている状態を示す工程図である。
【図4】上記本管に支管を到達させた後、本管の管壁を
削孔して支管用接続孔を形成している状態を示す工程図
である。
【図5】上記接続孔の形成後に支管内から掘削刃等を抜
き取った状態を示す工程図である。
【図6】上記支管内から掘削刃等を抜き取った後、その
支管内に継手を挿通させている状態を示す工程図である
【図7】上記支管内に挿通して継手を本管における接続
孔にセットした状態を示す工程図である。
【図8】本発明で使用される継手の他の例を示す部分縦
断面図である。
【図9】本発明で使用されるシール部材及び支管の他の
例を示す部分縦断面図である。
【図10】本発明で使用されるシール部材及び支管の更
に他の例を示す部分縦断面図である。
【符号の説明】
3,33・・・本管、 3a,33a・・・支管用接続孔、 5,35,55,75・・・支管、 10,20・・・継手、 11,21・・・継手本体、 11a・・・差口部(本管用差口部)、 11b・・・他端部(支管用差口部)、 11d,21d・・・弾性係止片、 12,22・・・止水部材(第1ゴムパッキン)、 13,23,43,63・・・シール部材(13,23
・・・第2ゴムパッキン、43,63・・・ゴムパッキ
ン)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に埋設された本管に対し、これと交
    差するように支管を取り付ける方法であって、地上から
    地盤を掘削しながら支管を押し込んでその先端部を本管
    の外壁部に接触ないし近接させる工程と、その接触ない
    し近接後に本管の管壁を削孔して支管用の接続孔を形成
    する工程と、その接続孔形成後に支管内に継手を挿入し
    て接続孔に嵌合固定する工程とを有することを特徴とす
    る本管への支管の取り付け方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の本管への支管の取り付
    け方法に使用される継手であって、上記支管内に挿入可
    能な継手本体を有し、この継手本体の一端部には、本管
    における支管用接続孔に嵌合させ得るように他端部より
    も小径の差口部が設けられており、その差口部の嵌合方
    向先端に、上記接続孔への差口嵌合時に本管の内面に係
    止する弾性係止片が形成されていると共に、その差口部
    の外周には、本管内面に弾性係止片が係止した状態で継
    手本体と本管との間をシールする止水部材が設けられて
    おり、更に継手本体と支管との間にシール部又はシール
    部材が設けられることを特徴とする継手。
JP3178266A 1991-07-18 1991-07-18 本管への支管の取り付け方法及びこれに用いる継手 Pending JPH0526375A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007113752A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Kajima Corp 管路の連結構造および連結方法
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