JP3530047B2 - 非開削推進用坑口止水装置および該坑口止水装置を用いた坑口止水工法 - Google Patents

非開削推進用坑口止水装置および該坑口止水装置を用いた坑口止水工法

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JP3530047B2 JP32837498A JP32837498A JP3530047B2 JP 3530047 B2 JP3530047 B2 JP 3530047B2 JP 32837498 A JP32837498 A JP 32837498A JP 32837498 A JP32837498 A JP 32837498A JP 3530047 B2 JP3530047 B2 JP 3530047B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信用管路、下水
管路、ガス管等の管路を埋設する穴を地上を開削しない
非開削工法で地中に形成する場合に、この穴の坑口から
の土砂、地下水等の流入物の流入を阻止するために使用
される非開削推進用坑口止水装置および該坑口止水装置
を用いた坑口止水工法に関し、更に詳しくは、立坑の側
壁から地中に管路を埋設すべく立坑の側壁から地中を管
路の先端に取り付けられた非開削推進機で破砕して形成
される穴の坑口からの土砂や地下水等の流入を阻止する
ように坑口に設けられる非開削推進用坑口止水装置およ
び該坑口止水装置を用いた坑口止水工法に関する。
【0002】
【従来の技術】坑口止水装置は、非開削推進機で地中を
破砕しながら推進する場合に、立坑の側壁に形成した坑
口から土砂や地下水等が立坑内に侵入するのを阻止する
ために使用されるが、従来の坑口止水装置は、図12に
示すような止水ボックス5を立坑に形成された坑口に取
り付け、この止水ボックス5に設けられた取付ボルト6
に取付孔91を介してゴムパッキン7を取り付け、更に
このゴムパッキン7の上に取付孔92を介して押え蓋8
を取り付けることによりゴムパッキン7を押え蓋8で固
定したものを使用している。
【0003】このように構成される止水ボックス5から
なる従来の坑口止水装置は、図13に示すように、立坑
の側壁に形成された坑口に取り付けられ、止水ボックス
5の開口部に管路11が挿入される。この管路11は止
水ボックス5の開口部を貫通し坑口から地中15に延出
し、その先端には非開削推進機からなる先端装置31が
取り付けられている。この先端装置31は、地中15を
破砕または圧入されながら推進して地中15に管路11
を通すための孔を形成する。なお、このように管路11
を止水ボックス5の開口部を貫通させることにより、管
路11は上述したように止水ボックス5に取り付けられ
たゴムパッキン7の開口部を貫通することになるため、
このゴムパッキン7の作用により先端装置31が地中1
5を破砕して形成した孔から土砂や地下水が立坑内に侵
入するのが阻止されることになる。
【0004】上述したように、先端装置31が地中15
を破砕して推進する場合に、地中15が例えば湧水地盤
などであって、多量の地下水を含んで軟弱である場合に
は、この軟弱な地中15に含まれる地下水等が先端装置
31が形成した孔から坑口を介して立坑内に侵入しやす
くなる。そこで、このような侵入を防止するために、図
13に示すように、薬液を地中15に注入して、地中1
5の軟弱さを改良することが行われている。なお、図1
3において、波線で示す部分17は、薬液の注入で地盤
が改良された地盤改良範囲を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の坑口止水装置および坑口止水装置を用いた坑口止水工
法では、止水ボックス5およびゴムパッキン7による流
入物の侵入阻止が完全でなく、例えば多量の地下水等を
含んだ湧水地盤等では地盤を改良するために薬液を注入
するという補助工法を行う必要があり、非経済的である
とともに工法が複雑化するという問題がある。
【0006】また、従来の方法では、坑口止水装置を設
置するために、多くの溶接工程を必要として、作業時間
が増大し、非効率的であるという問題がある。
【0007】更に、従来の坑口止水装置は、その構造
上、立坑内に設ける必要があるため、立坑内のスペース
が止水ボックス等によって占有され、その分、立坑の大
きさを増大しなければならないという問題がある。
【0008】また更に、従来の坑口止水装置は、発進立
坑および到達立坑によって異なる坑口止水装置を必要と
するというように立坑の種類に応じて異なる種類の複数
の坑口止水装置を必要とするため、経済性、標準化、在
庫管理等に問題がある。
【0009】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、複雑で余計な作業を必要とせ
ず、簡単な作業で取り付けられ、立坑内のスペースを止
水ボックス等で占有せず、各種立坑に共通に使用し得る
非開削推進用坑口止水装置および該坑口止水装置を用い
た坑口止水工法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、非開削推進用坑口止水用
の非開削推進用坑口止水装置であって、両端に開口端を
有する中空円筒形の本体部と、その本体部の一方に設け
られた取付孔を有するフランジ部と、前記本体部の内周
面に取付けられ、かつ中央部に貫通孔を形成した止水用
弾性体とを有し、その止水用弾性体から前記フランジ部
の開口端までの間がダクトスリーブを取付けるための円
筒部となっていることを要旨とする。
【0011】請求項1記載の本発明の坑口止水装置によ
れば、ダクトスリーブを取付ける円筒部によってダクト
スリーブの取付けが可能となるため、そのダクトスリー
ブによって外部荷重の影響を軽減するように管路を保持
することが可能となる。しかも、接続緩衝手段を坑口止
水装置のフランジ部に取り付けるに至るまで、流入物の
侵入阻止が完全となり、従来のような薬液注入が不要と
なる。また、従来のような多くの溶接工程が不要とな
り、施工が簡単化かつ効率化する。更に従来止水のため
立坑内に設けていた止水ボックスが不要になるとともに
それに代わる坑口止水装置が地中に設けられ、立坑内を
占有しないため、立坑の省スペース化が図れる。また更
に発進立坑や到達立坑によって異ならず、すべての立坑
に共通に使用することができ、経済化、標準化を図り、
在庫管理を簡単化し得る。
【0012】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載の非開削推進用坑口止水装置を用いた坑口止水工法
であって、前記坑口止水装置の本体部の一方の開口端部
を立坑の側壁に設けられた仮壁に当接するように設定
し、本体部の他方の開口端から非開削推進機からなる先
端装置を内部へ押し込み、該先端装置を前記本体部の中
ほどに設けられた止水用弾性体と外周が弾接するよう内
側を通過して前記仮壁に当接させると共に前記本体部を
押込手段により押圧して立坑の仮壁を貫通し地中内へむ
けて押し込み地中に穴を形成した後、前記フランジ部側
から接続緩衝手段となるダクトスリーブを侵入させてい
き、その侵入完了後にダクトスリーブのフランジを前記
本体部のフランジ部と一緒に立坑に取り付けることを特
徴とする。
【0013】請求項2記載の本発明にあっては、従来の
ような薬液注入が不要となるとともに、また従来のよう
な多くの溶接工程が不要となり、工法が簡単化かつ効率
する。さらに、立坑内を占有しないため、立坑の大き
さをその分増大する必要もなく、また更に発進立坑や到
達立坑によって異ならず、すべての立坑に共通に使用す
ることができ、経済化、標準化を図り、在庫管理を簡単
化し得る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態
に係る非開削推進用坑口止水装置を構成する止水チュー
ブ1の構造を示す図であり、図1(a)は止水チューブ
1の第1の開口端部1a側から見た側面図であり、図1
(b)は止水チューブ1を長手方向に切断した断面図で
ある。
【0015】図1に示す止水チューブ1は、円筒形に形
成され、第1の開口端部1aにはフランジ部となる取付
用フランジ3が形成され、この取付用フランジ3には所
定の間隔で複数の取付孔4が形成されている。また、止
水チューブ1の第2の開口端部1b寄りの内周面には所
定の幅および所定の厚さで止水用弾性手段を構成する例
えば止水スポンジ2が全内周面に沿って取り付けられて
いる。止水チューブ1の中央部には貫通孔が形成されて
いる。前記止水用弾性手段はこれに限定されず弾性をも
つゴムやその他の材料であってもよい。
【0016】図1に示す止水チューブ1は、前記止水ス
ポンジ2が取り付けられた部分を境にして、第1の開口
端部1aと止水スポンジ2との間には後述する接続緩衝
手段を構成するダクトスリーブ35を取り付けるための
ダクトスリーブ取付スペース21が設けられ、第2の開
口端部1bと止水スポンジ2との間には止水スポンジ2
の変形を許容するためのスペースである弾性体変形保護
スペース23が設けられている。
【0017】以上のように構成される図1の止水チュー
ブ1は、立坑の側壁から地中に管路を埋設すべく立坑の
側壁から地中を管路の先端に取り付けられた非開削推進
機で破砕して形成される穴の坑口からの土砂、地下水を
含む流入物の流入を阻止するために立坑の坑口に取り付
けられるものであるが、次に図2〜図10を参照して、
図1の止水チューブ1を用いた坑口止水工法について説
明する。なお、図2〜図10のうち、図2〜図5は止水
チューブ1を発進立坑25aの坑口に取り付ける場合の
坑口止水工法の工程を示し、図6〜図10は止水チュー
ブ1を到達立坑25bの坑口に取り付ける場合の坑口止
水工法の工程を示す図である。また、この図2〜図10
の説明では、止水チューブ1をプレキャスト立坑の坑口
に取り付ける場合の施工方法について示している。
【0018】まず、図2〜図5を参照して、図1に示し
た止水チューブ1を発進立坑25aの坑口に取り付ける
坑口止水工法について説明する。図2において、発進立
坑25aは側壁27で囲まれて、周囲の地中15から保
護されている。この側壁27のうち、通信用管路、下水
管路、ガス管等の管路を通す穴が形成される穴の坑口3
3に対応する側壁27部分は除去され、この除去された
坑口33の部分に仮壁29が取り付けられ、地中15か
ら土砂や地下水等が侵入しないように保護されている。
【0019】この仮壁29が取り付けられた坑口33に
対応して止水チューブ1が発進立坑25a内に配置され
ている。この場合、止水チューブ1は、その第2の開口
端部1bが仮壁29に対向するように配置されている。
【0020】次に、図3に示すように、止水チューブ1
の第2の開口端部1bが仮壁29に当接されるととも
に、止水チューブ1の第1の開口端部1aの方から管路
の先端に取り付けられた先端装置31が止水チューブ1
の内部に挿入される。
【0021】次に、図4に示すように、先端装置31は
止水チューブ1の止水スポンジ2を貫通し、仮壁29に
当接する。なお、このように先端装置31が止水スポン
ジ2内を貫通することにより、先端装置31と止水スポ
ンジ2は止水スポンジ2の弾性により緊密に圧接し、例
えば地中15からの土砂や地下水等の侵入を適確に阻止
することができる。
【0022】それから、止水チューブ1の取付用フラン
ジ3に対して図4に示すように押込治具43が押し当て
られ、該押込治具43を用いて、止水チューブ1を第2
の開口端部1bから仮壁29を貫通して地中15に向け
て押し込む動作を開始すると同時に、仮壁29に当接さ
れた先端装置31で仮壁29を破砕しながら地中15に
穴を形成する推進動作を開始する。本実施例では押込治
具を用いて押込動作を行っているが他の手段によっても
可能である。
【0023】この結果、仮壁29は先端装置31によっ
て破砕され、止水チューブ1および先端装置31は坑口
33を通過し、地中15内に進出する。
【0024】この地中15内への進出が更に進むと、止
水チューブ1および先端装置31は図5に示すように地
中15内に深く進出し、止水チューブ1の取付用フラン
ジ3が坑口33の周りの側壁27の縁部に当接して止水
チューブ1は坑口33から地中15内に完全に押し込ま
れ、止水チューブ1の進出は停止する。このように取付
用フランジ3が側壁27の縁部に当接して停止すると、
取付用フランジ3の取付孔4に取付ボルト37を通し
て、取付用フランジ3を側壁27の縁部に固定し、これ
により止水チューブ1を坑口33に固定することができ
る。なお、上述したように、止水チューブ1を坑口33
から地中15内に完全に押し込むことにより、発進立坑
25a内に余計なスペースを占有させることがなくなる
のである。
【0025】また、このように坑口33に止水チューブ
1を取り付けた状態において、管路の推進を完了した
後、図5の左側に点線で示すような接続緩衝手段を構成
するダクトスリーブ35を右側の実線で示すように止水
チューブ1内に挿入し、ダクトスリーブ35の一端に設
けられている取付用フランジ35aを止水チューブ1の
取付用フランジ3上から側壁27の縁部に取付ボルト3
7で固定すると、このダクトスリーブ35の他端に設け
られている緩衝保持部35bが先端装置31の周囲に緊
密に接触し、先端装置31を保持することができ、これ
により緩衝保持部35bは発進立坑25aを構成してい
る側壁27、止水チューブ1および先端装置31を連結
するように先端装置31を保持し、例えば地震等の外部
荷重による影響、例えば管路の伸縮等を軽減することが
できる。
【0026】次に、図6〜図10を参照して、図1に示
した止水チューブ1を到達立坑25bの坑口に取り付け
る坑口止水工法について説明する。
【0027】図6において、到達立坑25bは発進立坑
25aと同様に側壁27で囲まれて、周囲の地中15か
ら保護されている。この到達立坑25bに対して地中1
5から前記先端装置31が進出しようとする位置の側壁
27の外側に仮壁29が取り付けられ、この仮壁29が
取り付けられた側壁27に対してコアドリル39の切削
先端部39aが押し付けられ、この切削先端部39aに
よって側壁27が除去されて図7に示すような坑口45
が形成される。この坑口45は仮壁29によって塞がれ
て、地中15の土砂や地下水等が到達立坑25b内に侵
入しないようになっている。
【0028】上述したように、坑口45が形成された
後、図7に示すように、この坑口45に止水チューブ1
の第2の開口端部1bを対向させ、それから該第2の開
口端部1bを坑口45内に挿入し、第2の開口端部1b
を仮壁29に当接させるとともに、止水チューブ1の取
付用フランジ3に土砂流入防止蓋41を取付ボルトで取
り付け、土砂や地下水等の流入に備える。
【0029】このように止水チューブ1の第2の開口端
部1bを坑口45の仮壁29に当接させ、土砂流入防止
蓋41を取り付けた後、図8に示すように、地中15側
から先端装置31を仮壁29に当接して作動し、これに
より先端装置31で仮壁29を破砕し、止水チューブ1
の内部に先端装置31を侵入させる。この場合に、地中
15から一時的に土砂や地下水等が到達立坑25b内に
侵入することが前記土砂流入防止蓋41によって阻止さ
れる。止水チューブ1内に侵入した先端装置31は更に
内部に進出し、止水スポンジ2の中央を貫通し、止水チ
ューブ1の第2の開口端部1b側近くまで、すなわち土
砂流入防止蓋41近くまで進出して停止する。なお、先
端装置31が止水スポンジ2内を貫通することにより、
先端装置31と止水スポンジ2は止水スポンジ2の弾性
により緊密に圧接し、例えば地中15からの土砂や地下
水等の侵入を的確に阻止することができるので、ここで
前記土砂流入防止蓋41を取り外すことができる。
【0030】このように先端装置31で仮壁29が破砕
された後、次に図9に示すように、止水チューブ1を坑
口45を介して地中15内に完全に押し込み、止水チュ
ーブ1の取付用フランジ3を坑口45の周りの側壁27
に当接させる。このように止水チューブ1を坑口45か
ら地中15内に完全に押し込むことにより、到達立坑2
5b内に余計なスペースを占有させることがなくなるの
である。
【0031】次に、前述した図5の場合と同様に、図1
0に示すように、ダクトスリーブ35を坑口45から止
水チューブ1の内部に挿入し、止水チューブ1の取付用
フランジ3にダクトスリーブ35の取付用フランジ35
aを重ね合わせ、両者を取付ボルト37で固定する。こ
の結果、このダクトスリーブ35の他端に設けられてい
る緩衝保持部35bが先端装置31の周囲に緊密に接触
し、先端装置31を保持することができ、これにより緩
衝保持部35bは到達立坑25bを構成している側壁2
7、止水チューブ1および先端装置31を連結するよう
に先端装置31を保持し、例えば地震等の外部荷重によ
る影響、例えば管路の伸縮等を軽減することができる。
【0032】なお、上記処理において、仮壁29の材料
としては、例えば立坑構築時には土圧や水圧に耐え得る
ものであって、かつ推進時に先端装置31によって破砕
できる材料であれば何でも使用することができる。
【0033】図11は、仮設立坑(シートパイル立坑
等)における止水チューブ1の施工方法を示す説明図で
ある。この場合の基本的な施工手順は、図2〜図10に
示したプレキャスト立坑の場合と同様であるが、仮設立
坑の場合は、仮設材料(シートパイル等)の立坑壁55
に凹凸があるので、この立坑壁55にスポンジ等の弾性
体による止水材53を薄型ボックス51により押し付け
ることにより、仮設壁55の形状に沿って止水効果を発
揮し、更に止水チューブ1の取付面をフラットな状態に
することで、プレキャスト立坑の場合と同様の状況を確
保しているものである。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば、地震等による外部荷重の影響を軽減するように
管路を保持することができると共に、先端装置に対する
止水用弾性の緊密な圧接により流入物の侵入阻止が完
にできるようになる。したがって、従来のような薬液
注入が不要なるとともに、多くの溶接工程が不要とな
る。また、工法が簡単化かつ効率化する一方、地中
内部に設けられた抗口止水装置は立坑内を占有しないた
め、立坑の大きさを増大する必要もない、しかも、発進
立坑や到達立坑に対応可能となるため、すべての立坑に
共通して使用することができ、経済化、標準化を図り、
在庫管理や調達を簡単化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る非開削推進用坑口止
水装置を構成する止水チューブの構造を示す図である。
【図2】図1の止水チューブを発進立坑の坑口に取り付
ける坑口止水工法の初期工程を示す断面図である。
【図3】図1の止水チューブを発進立坑の坑口に取り付
ける坑口止水工法の途中工程を示す断面図である。
【図4】図1の止水チューブを発進立坑の坑口に取り付
ける坑口止水工法の途中工程を示す断面図である。
【図5】図1の止水チューブを発進立坑の坑口に取り付
ける坑口止水工法の最終工程を示す断面図である。
【図6】図1の止水チューブを到達立坑の坑口に取り付
ける坑口止水工法の初期工程を示す断面図である。
【図7】図1の止水チューブを到達立坑の坑口に取り付
ける坑口止水工法の途中工程を示す断面図である。
【図8】図1の止水チューブを到達立坑の坑口に取り付
ける坑口止水工法の途中工程を示す断面図である。
【図9】図1の止水チューブを到達立坑の坑口に取り付
ける坑口止水工法の途中工程を示す断面図である。
【図10】図1の止水チューブを到達立坑の坑口に取り
付ける坑口止水工法の最終工程を示す断面図である。
【図11】図1の止水チューブを仮設立坑(シートパイ
ル立坑等)の坑口に取り付ける坑口止水工法を示す説明
図である。
【図12】従来の坑口止水装置の構造を示す分解斜視図
である。
【図13】図12に示す従来の坑口止水装置を使用した
坑口止水工法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 止水チューブ 1a 第1の開口端部 1b 第2の開口端部 2 止水スポンジ 3 取付用フランジ 15 地中 25a 発進立坑 25b 到達立坑 27 側壁 29 仮壁 31 先端装置 31a 管路 33 坑口 35 ダクトスリーブ 41 土砂流入防止蓋 43 押込装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三木 博義 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 末広 政雄 東京都港区高輪三丁目23番14号 日本コ ムシス株式会社内 (72)発明者 志村 隆好 東京都港区高輪三丁目23番14号 日本コ ムシス株式会社内 (72)発明者 野地 宏 東京都港区高輪三丁目23番14号 日本コ ムシス株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−82188(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非開削推進用坑口止水用の非開削推進用
    坑口止水装置であって、両端に開口端を有する中空円筒
    形の本体部と、その本体部の一方に設けられた取付孔を
    有するフランジ部と、前記本体部の内周面に取付けら
    れ、かつ中央部に貫通孔を形成した止水用弾性体とを有
    し、その止水用弾性体から前記フランジ部の開口端まで
    の間がダクトスリーブを取付けるための円筒部となって
    いることを特徴とする非開削推進用坑口止水装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の非開削推進用坑口止水装
    置を用いた坑口止水工法であって、前記坑口止水装置の
    本体部の一方の開口端部を立坑の側壁に設けられた仮壁
    に当接するように設定し、本体部の他方の開口端から非
    開削推進機からなる先端装置を内部へ押し込み、該先端
    装置を前記本体部の中ほどに設けられた止水用弾性体と
    外周が弾接するよう内側を通過して前記仮壁に当接させ
    ると共に前記本体部を押込手段により押圧して立坑の仮
    壁を貫通し地中内へむけて押し込み地中に穴を形成した
    後、前記フランジ部側から接続緩衝手段となるダクトス
    リーブを侵入させていき、その侵入完了後にダクトスリ
    ーブのフランジを前記本体部のフランジ部と一緒に立坑
    に取り付けることを特徴とする非開削推進用坑口止水装
    置を用いた坑口止水工法。
JP32837498A 1998-11-18 1998-11-18 非開削推進用坑口止水装置および該坑口止水装置を用いた坑口止水工法 Expired - Lifetime JP3530047B2 (ja)

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