JP3110927B2 - 推進工法における裏込め注入方法 - Google Patents

推進工法における裏込め注入方法

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JP3110927B2
JP3110927B2 JP05277994A JP27799493A JP3110927B2 JP 3110927 B2 JP3110927 B2 JP 3110927B2 JP 05277994 A JP05277994 A JP 05277994A JP 27799493 A JP27799493 A JP 27799493A JP 3110927 B2 JP3110927 B2 JP 3110927B2
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光俊 林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、推進管を順次連結しな
がら地中に推進することにより推進管を地中に敷設する
推進工法における、地中に敷設された推進管の周囲の空
隙部に裏込め材を注入する裏込め材注入方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガス管等の管路の敷設工事は、一
般的には、管を敷設するルートに沿って地上から溝を掘
って管を埋めていく開削工法が採用されているが、交通
量の多い道路を横断する場合や地形の事情等により開削
工事ができない場合に推進工法が採用される場合があ
る。推進工法とは、ある区間の両端に立坑を掘り、一方
の立坑から他方の立坑に向けて、推進管を一本ずつ接続
しながら地中に押し込む工法である。
【0003】図2は推進工法を示した概要図である。推
進工法においては、先端に掘進機1が取り付けられ、そ
の掘進機1で地中を掘り進みながら推進管2が順次連結
されながら地中に推進される。ここで、推進管2を地中
に推進する際の、推進管2と地盤3との間の抵抗を低減
するため、先端に取り付けられる掘進機1は、推進管2
の外径より若干大きい外形のものが用いられる。したが
って敷設が完了した後の推進管2の外壁と地盤3との間
には、図2に示すように、余掘りと呼ばれる空隙部4が
生じることになる。
【0004】この空隙部4をそのまま放置しておくと、
推進管2の上部の土砂がその空隙部4に落ち、結果的
に、地表の、例えば道路等が沈下、陥没する原因とな
る。これを防ぐため、推進終了後なるべく早い時期に、
推進管2の外壁と地盤3との間の空隙部4にモルタル等
の裏込め材が充填される。この作業は、推進工法におけ
る裏込め注入と呼ばれる。
【0005】図3は、裏込め注入を行なう従来の方法を
示した図である。推進管2には、裏込め注入のための注
入孔5をその管壁にあらかじめ設けておき、推進後、推
進管2の内壁を経由する注入ホース6の先端をその注入
孔5に接続し、その注入孔5を経由して推進管2の周囲
の空隙部4に裏込め材7が注入される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の裏込め注入
作業においては、注入ホース6の先端を推進管2の注入
孔5に接続する必要上、作業員が推進管2の内部に入っ
て行く必要がある。したがって、推進管2の内径が小さ
い場合は作業員が入ることができず、裏込め注入を行な
うことは不可能である。また推進管2の口径が作業員が
入り込むことができる程度に広い場合であっても、推進
管2の内部に入り込むことは狭所での作業を強いること
となり、労働環境が非常に悪いという問題がある。
【0007】また、作業員が推進管2の内部に入り込む
ことができるか否かとは無関係に、その推進管2が例え
ば高圧ガス輸送用鋼管等極めて高い気密性を必要とする
場合、そもそもその推進管2に注入孔5を設けることが
できないという問題があり、この場合も裏込め注入が不
可能であるという問題がある。本発明は、推進管が細く
作業員が入り込むことができない場合であっても、また
推進管に注入孔を設けることができない場合であっても
裏込め注入を行なうことのできる、推進工法における裏
込め注入方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の推進工法における裏込め注入方法は、 (1)推進管を順次連結しながら推進管を地中に推進す
ることにより推進管を地中に敷設する推進工程 (2)推進工程の前ないし後において推進管の敷設ルー
トに向かって地上よりボーリングを行なうボーリング工
程 (3)推進管を地中に敷設した後に、ボーリングにより
掘られた穴を介して裏込め材を注入することにより、そ
の推進管の周囲の空隙部に裏込め材を充填する裏込め工
程 を備えたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明の推進工法における裏込め注入方法は、
推進管の敷設ルートに向かって地上よりボーリングを行
ない、推進管敷設後にこのボーリングによる穴を利用し
て裏込め材を地上より注入するものであるため、推進管
の管径とは無関係に、かつ推進管の気密性、水密性を損
うことなく、裏込め注入を行なうことができる。
【0010】尚、ボーリングは、推進管を推進した後で
あってもよいが、推進管の敷設ルートが定まってさえい
れば推進管を実際に推進する前であってもよく、あるい
は推進作業と並行して行ってもよい。また、このボーリ
ングによる裏込め材注入用の穴は、例えば50mmφ〜
100mmφ程度でよく、したがって地上の、例えば道
路等を傷つける面積も極くわずかで済む。
【0011】また推進管の敷設ルートが地上の道路を横
断している場合に、ボーリングのために道路を占有する
必要を生じたとしても、道路の極く一部分のみ短期間占
有すれば済み、道路交通の大きな妨げとはならない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は、本発明の裏込め注入方法の一例を示す概要図であ
る。推進工法により地中に敷設された推進管の敷設ルー
トに沿ってボーリングを行ない、推進管2の周りの空隙
部4まで裏込め材注入用の縦穴8が掘られる。ボーリン
グの方法としては、特に推進管を推進した後にボーリン
グを行なう場合は、埋設された推進管を傷つけないよう
に、ウォータージェット法や真空掘削法等を用いること
が好ましい。
【0013】ボーリングにより縦穴8が掘られると、こ
の縦穴8を利用して裏込め材7が地上より注入され、注
入された裏込め材7により埋設された推進管2と地盤3
との間の空隙部4に裏込め材7が充填される。この作業
が推進管の敷設ルートに沿って、適当な間隔で順次行な
われ、これにより、空隙部4の全体が充填される。
【0014】尚、裏込め材7は、ボーリングにより掘ら
れた縦穴8に直接流し込んでもよいが、縦穴8内に裏込
め材7が充填されることが好ましくない場合は、その縦
穴8内に注入用ホースを挿入し、裏込め材7を、空隙部
に、その注入用ホースを介して充填してもよい。また、
上記実施例では、ボーリングにより縦穴8を掘るとして
説明したが、かならずしも縦穴である必要はなく、例え
ば地上の道路を避ける目的で斜めにボーリングしてもよ
く、地形の関係で都合がよければ横にボーリングしても
よい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の推進工法
における裏込め注入方法は、地上から穴を掘ってその穴
を介して裏込め材を注入するものであるため、作業者が
推進管の内部に入り込む必要がなく、したがって作業性
が向上し、また作業者が入り込むことができない管径の
推進管の場合や推進管の気密性、水密性等を高度に保つ
必要から推進管に注入孔を設けることができない場合で
あっても裏込め注入を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の裏込め注入方法の一例を示す概要図で
ある。
【図2】推進工法を示した概要図である。
【図3】裏込め注入を行なう従来の方法を示した図であ
る。
【符号の説明】
1 掘進機 2 推進管 3 地盤 4 空隙部 5 注入孔 6 注入ホース 7 裏込め材 8 縦穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/06 311 E21D 11/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 推進管を順次連結しながら該推進管を地
    中に推進することにより該推進管を地中に敷設する推進
    工程と、 前記推進工程の前ないし後において前記推進管の敷設ル
    ートに向かって地上よりボーリングを行なうボーリング
    工程と、 前記推進管を地中に敷設した後に、前記ボーリングによ
    り掘られた穴を介して裏込め材を注入することにより、
    該推進管の周囲の空隙部に該裏込め材を充填する裏込め
    工程とを備えたことを特徴とする推進工法における裏込
    め注入方法。
JP05277994A 1993-11-08 1993-11-08 推進工法における裏込め注入方法 Expired - Fee Related JP3110927B2 (ja)

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