JPH0526333U - 射出成形用金型 - Google Patents
射出成形用金型Info
- Publication number
- JPH0526333U JPH0526333U JP7312391U JP7312391U JPH0526333U JP H0526333 U JPH0526333 U JP H0526333U JP 7312391 U JP7312391 U JP 7312391U JP 7312391 U JP7312391 U JP 7312391U JP H0526333 U JPH0526333 U JP H0526333U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- runner
- mold
- die
- tip
- pin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 固定型と移動型とより成り、ランナー突出し
ピンを備えた射出成形用金型において、金型開放時にラ
ンナーが落下しないよう保持して所定のロボットによる
つかみ／取出し作業を確実にする。 【構成】 このため、前記突出しピン８の先端部に上向
きの平坦面８ａを欠設した。
ピンを備えた射出成形用金型において、金型開放時にラ
ンナーが落下しないよう保持して所定のロボットによる
つかみ／取出し作業を確実にする。 【構成】 このため、前記突出しピン８の先端部に上向
きの平坦面８ａを欠設した。
Description
【０００１】
この考案は射出成形用金型、特にロボット等によるランナー取出し作業を容易 にするための金型の改良に関するものである。
【０００２】
固定型と移動型とより成る従来の合成樹脂材料の射出成形用金型において、型 開き時のランナーの取出しは、一般に人手により行うか、あるいは下方に落下さ せて台車等に集積して運搬／処理するようにしていた。
【０００３】
しかしながら、この種の製品の大量生産時に、夜間も連続無人運転するような 場合は、ランナーを下方に落下させるとこれが堆積して成形金型動作の障害とな る可能性があるため、ロボット等を用いて取除くことが求められる。
【０００４】 一方、金型より取出された射出成形品のゲート部の後仕上げをできるだけ少く するために、金型キャビティへ溶融樹脂材料を射出するゲート径はなるべく細く することが望ましいため、ピンポイントゲートやサブマリン（あるいはトンネル ）ゲート等が採用されると、型開きと同時に切断してランナーが落下してロボッ トによる取除きが困難となるため、ゲート径を拡大することなしに、その位置に 残留してロボット等による所定のつかみ作業を確実に行えるようにする必要があ る。
【０００５】 この考案は、以上のような局面にかんがみてなされたもので、例えばサブマリ ンゲート等を使用した場合にも、型開き時にランナーをそのままの姿勢／位置に 保持するための手段の提供を目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】 このため、この考案においては、固定型と移動型とより成り、ランナー突出し ピンを備えた射出成形用金型であって、この突出しピンの先端部に上向きの平坦 面を欠設するよう構成することにより、前記目的を達成しようとするものである 。
【０００７】
以上のような突出しピン先端部形状により、ノズルよりの溶融樹脂材料は、ラ ンナー部より前記突出しピン先端部の平坦面部によりピン穴部に形成された相補 のキャビティに流入してランナーと一体化されるため、金型開放時にはこの部分 が前記ピン平坦部にそのままの姿勢／位置に保持されるため、次工程で所定のロ ボットつかみ動作が確実に可能となる。
【０００８】
以下に、この考案を実施例に基づいて説明する。図１に、この考案に係る突出 しピンを備えた射出成形用金型の一実施例の垂直断面図、図２に図１Ａ部の拡大 図、図３に、突出しピン先端部の斜視図を示す。 １は固定型、２は移動型でＰＬはその分離面、３はキャビティ内に形成された 射出成形品である。溶融樹脂材料は、射出成形機のノズルからスプループッシュ ４内のスプルー５から分岐した例えば十字形状のランナー６を通じてサブマリン ゲート７からキャビティ内に射出される。８はランナー突出しピン（エジェクタ ピン）で、図例においては金型の前後方向（図の底面に垂直方向）に一対配設さ れている。なお、９は固定型取付板、１０は移動型取付板、１１はスぺーサブロ ック、１２はそれぞれ上下の突出し板を示す。
【０００９】 この考案実施例の特徴は、図示のように、丸棒形ランナー突出しピン８の先端 部に金型の上方向きに平坦部８ａを欠設したことにある。これにより、ピン穴部 に相補のキャビティが形成されるため、材料射出時、この部分にランナー６から 溶融樹脂が流入してランナー６と一体化され、この部分が一対のピン８の各平坦 部８ａ上に載置された姿勢となるため、金型開放時にもランナー６が落下するこ とがなくなり、次工程で不図示の取出し用ロボットのチャックで確実にランナー ６を掴んで処理することができる。
【００１０】 なお、この平坦部８ａの欠設長さや深さは、それぞれランナー６の形状や突出 しピン８の本数等により適切に決定される。なお、この平坦部８ａ上面にはピン 先端部に向けて下降する僅かの勾配を付して、ランナー６と取出し時の分離を容 易にしている。
【００１１】
以上説明したように、この考案によれば、射出成形用金型のランナー突出しピ ンの先端部に平坦部を欠設して、ランナーを載置／支持し得るよう構成したため 、ゲート径が小さい場合でも金型開放時にランナーが落下する怖れがなく、確実 に取出しロボットの操作に委ねることができる。
【図１】 射出成形用金型の一実施例の垂直断面図
【図２】 図１Ａ部の拡大図
【図３】 突出しピン先端部の斜視図
１ 固定型 ２ 移動型 ３ 射出成形品 ４ （サブマリン）ゲート ６ ランナー ８ 突出しピン ８ａ 平坦部
Claims (1)
- 【請求項１】 固定型と移動型とより成り、ランナー突
出しピンを備えた射出成形用金型であって、この突出し
ピンの先端部に上向きの平坦面を欠設したことを特徴と
する射出成形用金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7312391U JPH0526333U (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 射出成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7312391U JPH0526333U (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 射出成形用金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0526333U true JPH0526333U (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=13509147
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7312391U Pending JPH0526333U (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | 射出成形用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0526333U (ja) |
-
1991
- 1991-09-11 JP JP7312391U patent/JPH0526333U/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| RU2572968C1 (ru) | Способ и устройство для формования мягкого и тонкого отформованного из смолы изделия | |
| JPH0526333U (ja) | 射出成形用金型 | |
| JP3419228B2 (ja) | 二段離型方式射出成形金型 | |
| JP4193298B2 (ja) | 射出成形用金型装置 | |
| JP2002127204A (ja) | 射出成形用金型 | |
| JPS6294312A (ja) | モ−ルド金型 | |
| JPH0533311Y2 (ja) | ||
| JPS6262722A (ja) | 樹脂成形品の離形取出装置 | |
| JPH0721294Y2 (ja) | 射出成形用金型 | |
| KR900005724Y1 (ko) | 사출금형의 3단 취출장치 | |
| JPH03106626A (ja) | プラスチック成形型のゲート切断装置 | |
| JP3782658B2 (ja) | 射出成形用金型及び射出成形方法 | |
| JPH077133Y2 (ja) | 射出成形用金型 | |
| JPH0732018Y2 (ja) | 射出成形用金型 | |
| KR940007314Y1 (ko) | 금형의 게이트 성형물 자동 절단 구조 | |
| TW537958B (en) | Transfer molding machine with features for enhanced cull removal | |
| JPS5998826A (ja) | 形状類似品の同時多数射出成形方法及び金型 | |
| JP4169664B2 (ja) | 射出成形用金型 | |
| JP3039054U (ja) | 射出成形品取り出しチャック | |
| JPH0331542Y2 (ja) | ||
| JPS63168322A (ja) | インサ−ト成形に於けるインサ−ト物の取付方法及びインサ−ト成形に於けるインサ−ト物の取付用金型構造 | |
| JPS63278813A (ja) | 射出成形用型 | |
| JPH057425U (ja) | 射出成形用金型 | |
| KR900005731Y1 (ko) | 사출성형 금형 | |
| JPH04181616A (ja) | スイッチ極盤、スイッチ極盤の成形装置及びスイッチ極盤の成形方法 |