JPH0533311Y2 - - Google Patents

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JPH0533311Y2
JPH0533311Y2 JP1986184259U JP18425986U JPH0533311Y2 JP H0533311 Y2 JPH0533311 Y2 JP H0533311Y2 JP 1986184259 U JP1986184259 U JP 1986184259U JP 18425986 U JP18425986 U JP 18425986U JP H0533311 Y2 JPH0533311 Y2 JP H0533311Y2
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mold
runner
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runner plate
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JP1986184259U
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車用防振ゴム等のゴム製品を加
硫成形するためのゴム成形用金型に関する。
[従来の技術] 防振ゴム等のゴム成形品の加硫成形は、型合わ
せ時に内部にキヤビテイを形成できる成形用金型
を使用し、このキヤビテイにノズルから原料ゴム
を注入する射出成形により製造されるのが通常で
ある。
一般的な成形用金型は、互いに当接及び離間可
能なように上から順に上下に対向して配置された
ランナープレートと、第1の型である上型と、第
2の型である下型とからなり、型合わせ時に上型
と下型の合わせ面間に複数のキヤビテイが形成さ
れる。ランナープレートを上下に貫通して上面に
開口した原料ゴムの注入孔であるスプルーにノズ
ルを接続し、ノズルから原料ゴムを射出すると、
原料ゴムはスプルーからランナープレートと上型
の間に形成された複数の第1のランナーを通り、
各キヤビテイの上方で各第1のランナーに接続し
て上型内を下方に伸びた複数の第2のランナーに
入り、更に各第2のランナーからそれぞれゲート
を介して接続されたキヤビテイ内に注入される。
又、ダンパープーリーのように比較的大型のゴム
成形品の場合には、金型内部に1つだけキヤビテ
イを形成し、原料ゴムが流れやすいように1つの
キヤビテイに複数の第2のランナー及びゲートを
形成することもある。
このように、1つのスプルーに対して複数の第
2のランナーを有する金型では、スプルーと各第
2のランナーの間を接続する第1のランナーが相
当長くならざるを得ない。
ゴム成形用金型から加硫成形したゴム成形品を
取り出す場合、型分離することによつて細いゲー
トで加硫ゴムが切断され、下型キヤビテイ内のゴ
ム成形品と、スプルーと第1及び第2のランナー
に残る一体的に連なつたゴム屑とに分離される。
そこで、ゴム成形品はエジエクターピン等の通常
の手段で下型から取り出し、ゴム屑はランナープ
レートを上型から分離した後、上型の表面に露出
したスプルー部を機械的に把持して上型から引き
出すか、又はエジエクターピンを突き出して取り
除く。
しかし、上記のごとく1つのスプルーに対して
複数の第2のランナーを有する金型では、両者を
接続する第1のランナーが相当長くなるので、従
来のごとく一体的に連なつたゴム屑のうち上型表
面に露出しているスプルー部を機械的に把持して
上方に引き上げたり又はエジエクターピンで第1
のランナー部を上方に突き出すだけでは、ゴム屑
が柔軟であるため長い第1のランナー部が伸びた
り変形したり、又は切れたりするため、上型の第
2のランナー内に詰まつている第2のランナー部
を完全に取り除くことが難しかつた。
又、第2のランナー部或はそのごく近くの第1
のランナー部をエジエクターピンで突き出すこと
も考えられるが、第2のランナーの下方にはキヤ
ビテイがあるので金型の構造が極めて複雑になる
欠点があり、実用化に至つていない。
このように、ゴム成形用金型からゴム屑を取り
除く際に、特に第2のランナーから第2のランナ
ー部を完全に取り除くことが難しいので、第2の
ランナー部の取り出しに熟練した人手による補助
が必要であり、従つて完全な自動化ができず、又
ゴム屑の取り出しが全体の作業能率を低下させる
原因にもなつていた。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、型開きして成形品を取り出す際に、
スプルーと第1のランナー及び第2のランナー内
に一体的に連なつて形成された柔軟なゴム屑を、
その一部を機械的に把持して一体的に連なつたま
まの状態で、即ち第2のランナー部も残らず取り
除くことができ、拠つて完全な自動化に適したゴ
ム成形用金型を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案のゴム成形用金型は、原料ゴムの注入側
から順に、互いに当接及び離間可能に対向して配
置された、ランナープレートと、第1の型と、第
2の型とからなり;型合わせ時に第1の型と第2
の型の合わせ面の間に形成される1又は複数のキ
ヤビテイと、原料ゴムを注入するノズルに接続す
るようにランナープレートを貫通して設けた注入
孔と、型合わせ時にランナープレートと第1の型
の合わせ面の間に形成され、注入孔に接続された
複数の第1ランナーと、第1のランナーとほぼ直
交方向に接続して第1の型内を直進し、キヤビテ
イにゲートを介して接続する複数の第2のランナ
ーと、第2のランナーと略同一中心線上で第1の
ランナーと接続し、ランナープレート内を原料ゴ
ム注入側に伸びる棒状に穿設された複数の把持用
突起部形成孔を備えたことを特徴とする。
[実施例] 本考案のゴム成形用金型の一具体例を第1図に
より説明する。
このゴム成形用金型は、第1の型としての上型
1及び第2の型として下型2と、上型1の下型2
と反対側に設けたランナープレート3とからな
り、互いに当接及び離間可能なように対向して配
置され、型合わせ時には上型1と下型2の合わせ
面の間に複数のキヤビテイ4が形成できるように
なつている。
ランナープレート3の外部に露出した上面の中
央には、キヤビテイ4に原料ゴムを注入するノズ
ルが挿入されるノズル挿入孔5が形成してあり、
ノズル挿入孔5内にはランナープレート3を上下
に貫通した注入孔であるスプルー6が開口してい
る。ランナープレート3と上型1の合わせ面間に
は、スプルー6から各キヤビテイ4のほぼ真上ま
で放射線状に伸びた複数の第1のランナー7が設
けてある。又、各キヤビテイ4のほぼ真上におい
て、各第1のランナー7の先端部とほぼ直交方向
に接続した第2のランナー8が上型1内を下方に
直進し、各キヤビテイ4にゲート9を介してそれ
ぞれ接続している。
更に、上型1内をほぼ鉛直に伸びる各第2のラ
ンナー8と同一中心線上で且つ第2のランナー8
の反対側に、ランナープレート3内を上方に穿設
して棒状の複数の把持用突起部形成孔10が各第
1のランナー7とそれぞれ接続して設けてある。
即ち、この具体例の把持用突起部形成孔10は、
第2のランナー8の真上で各第1のランナー7と
それぞれ接続し、ランナープレート3内を上方に
棒状に伸びるように形成されている。
[作用] 次に、実施例に述べた本考案のゴム成形用金型
を用いた成形工程からゴム屑の除去工程までを、
第2図〜第5図により説明する。
第2図に示すように、ランナープレート3と上
型1及び下型2を型締めした後、ノズル11をラ
ンナープレート3のスプルー6に接続して原料ゴ
ムを射出すると、原料ゴムはスプルー6から第1
のランナー7及び第2のランナー8を通り、ゲー
ト9を経てキヤビテイ4内に注入され、同時に第
1のランナー7に接続した把持用突起部形成孔1
0内にも充填される。その後原料ゴムは加熱加硫
されて、キヤビテイ4内には対応した形状の成形
品12が形成されると当時に、スプルー6、第1
のランナー7、第2のランナー8、及び把持用突
起部形成孔10の内部にも、一体的に連なつたゴ
ム屑(スプルー部13、第1のランナー部14、
第2のランナー部15、把持用突起部16からな
る)が形成される。
加硫成形後、第3図に示すごとく、ランナープ
レート3と上型1及び下型2を互いに上下方向に
離間させると、上型1と下型2が上下に離間する
力によつて、成形品12と一連のゴム屑は細いゲ
ート9で自動的に切断される。ゴム屑と分離され
た成形品12は下型2に保持され、通常の手段に
より回収される。又、把持用突起部16が上方に
のみ伸びた棒状の突起で且つ短いので、ゲート9
で成形品12から切断される時の引張力により、
上型1からランナープレート3が離れると同時に
ゴム屑はランナープレート3を簡単に離れるが、
把持用突起部16より遥かに長い第2のランナー
部15の密着力によつて、ゴム屑は上型1の上面
に本来の位置から動くこのなく残る。
その結果、上型1の上面に残つたゴム屑には、
把持用突起部形成孔10に対応して形成された複
数の把持用突起部16が、第2のランナー部15
の中心線上で第1のランナー部14から上方に、
その位置を変えることなく、上に向かつて棒状に
突き出している。従つて、第4図に示すごとく、
所定位置で上方に突き出た複数の把持用突起部1
6を、ゴム屑取り出し装置の把持部材17でそれ
ぞれ機械的に容易に把持することができる。
把持部材17で各把持用突起部16を把持され
たゴム屑は、第5図に示すごとく、把持部材17
を上方に引き上げれば、上型1の上面に露出して
いるスプルー部13及び第1のランナー部14は
勿論のこと、上型1の第2のランナー8内に密着
している第2のランナー部15も簡単に取り出す
ことが出来る。
この様に、従来は取り出しが困難であつた第2
のランナー部15を上型1から残らず完全に取り
出すためには、把持部材17から把持用突起部1
6に加えられる引張力をそのまま第2のランナー
部15に伝え、第2のランナー部15をほぼその
中心線方向に沿つて引き上げる必要がある。従つ
て、把持用突起部16は実施例のごとく第2のラ
ンナー部15の中心線上に、即ち第2のランナー
部15の真上方向に突き出ていることが望ましい
が、第2のランナー部15の中心線上を少し離れ
てその近傍であつても良い。
尚、第6図に示すように、型開きの時点で第2
のランナー部15が多少抜け出るなど、把持用突
起部16の位置が本来あるべき位置から変わつた
場合には、把持部材17で把持用突起部16を機
械的に把持することが難しくなるので、これを防
ぐため把持用突起部形成孔10の位置や形状には
注意を要する。
[考案の効果] 本考案によれば、スプルーと第1のランナー及
び第2のランナー内に一体的に連なつて形成され
たゴム屑を、型開きの際に上型上に位置を変える
ことなくそのまま残し、このゴム屑の所定位置に
突き出た複数の把持用突起部を機械的に把持して
引き出すことにより、ゴム屑を一体的に連なつた
ままの状態で第2のランナー部も残らず完全に上
型から取り除くことができる。
従つて、ゴム屑突き出し用のエジエクターピン
が不要で金型構造を簡単にできると同時に、完全
な自動化に適したゴム成形用金型を提供でき、ゴ
ム屑の取り出を含めた成形作業の能率を飛躍的に
向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のゴム成形用金型の一具体例を
示す断面図である。第2図から第5図は本考案の
金型を用いた成形作業を工程順に示した断面図で
ある。第6図は把持用突起部の機械的把持が困難
な場合を示した参考図である。 1……上型、2……下型、3……ランナープレ
ート、4……キヤビテイ、5……ノズル挿入孔、
6……スプルー、7……第1のランナー、8……
第2のランナー、9……ゲート、10……把持用
突起部形成孔、11……ノズル、12……成形
品、13……スプルー部、14……第1のランナ
ー部、15……第2のランナー部、16……把持
用突起部、17……把持部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 原料ゴムの注入側から順に、互いに当接及び離
    間可能に対向して配置されたランナープレート
    と、第1の型と、第2の型とからなり;型合わせ
    時に第1の型と第2の型の合わせ面間に形成され
    る1又は複数のキヤビテイと、原料ゴムを注入す
    るノズルに接続するようにランナープレートを貫
    通して設けた注入孔と、型合わせ時にランナープ
    レートと第1の型の合わせ面間に形成され、注入
    孔に接続された複数の第1のランナーと、第1の
    ランナーとほぼ直交方向に接続して第1の型内を
    直進し、キヤビテイにゲートを介して接続する複
    数の第2のランナーと、第2のランナーと略同一
    中心線上で第1のランナーと接続し、ランナープ
    レート内を原料ゴム注入側に伸びる棒状に穿設さ
    れた複数の把持用突起部形成孔を備えたことを特
    徴とするゴム成形用金型。
JP1986184259U 1986-11-28 1986-11-28 Expired - Lifetime JPH0533311Y2 (ja)

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JP1986184259U JPH0533311Y2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28

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JP1986184259U JPH0533311Y2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28

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JPS6388416U JPS6388416U (ja) 1988-06-08
JPH0533311Y2 true JPH0533311Y2 (ja) 1993-08-25

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS6147616B2 (ja) * 1981-12-16 1986-10-20 Sumitomo Light Metal Ind

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JPS6147616U (ja) * 1984-08-31 1986-03-31 リズム時計工業株式会社 射出成形用金型

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JPS6147616B2 (ja) * 1981-12-16 1986-10-20 Sumitomo Light Metal Ind

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JPS6388416U (ja) 1988-06-08

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