JPH0526330U - 合成樹脂射出成形型 - Google Patents

合成樹脂射出成形型

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JPH0526330U
JPH0526330U JP8036291U JP8036291U JPH0526330U JP H0526330 U JPH0526330 U JP H0526330U JP 8036291 U JP8036291 U JP 8036291U JP 8036291 U JP8036291 U JP 8036291U JP H0526330 U JPH0526330 U JP H0526330U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、折り曲げ端末を有する合成樹脂成形
品を成形する樹脂射出成形型において、成形品を下型よ
り脱型するときに折り曲げ端末の上面に摺動傷を発生さ
せずに脱型を可能とし、型の中間上昇停止を不要として
生産性を向上する。 【構成】下型1に対して昇降動する上型部材2に主コア
3を上型部材2と上下方向に相対位動可能に支持し、上
面に折り曲げ端末成形用の切欠凹部11とガイドポスト
15とを有するスライドコア4を主コア3にシリンダ5
によって水平方向に移動可能に設ける。上型部材2にス
ライドコア4の前進方向に対し下り勾配のテーパ面14
を有するカムブロック12を固設し、カムムブロック1
2にガイドポスト15の係合穴16を有しカムブロック
12のテーパ面14と対接するスライド上型13をスラ
イドコア4と平行して移動可能に案内支持した構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、特に折り曲げ端末を有する合成樹脂成形品を成形する樹脂射出成形 型の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、鍋底型断面形状で端末を折り曲げた形状の合成樹脂成形品を射出成形 する従来の成形型は、図5で示すように、下型1と、この下型1に対して昇降動 する上型部材2に固定され、前記下型1との間で成形品Wの厚味相当の隙間を形 成する主コア3と、図6で示すように、上面に前記隙間と連通する折り曲げ端末 Eの成形用の切欠凹部4aを形成するためのアンダカットボス7を突設し、主コ ア3に水平方向に移動可能に案内されシリンダ5によって下型1の側面に対して 進退移動するスライドコア4と、前記上型部材2に固定され前記スライドコア4 の上面と平面当接し、かつ下型1の側面に当接する上型6とから構成されたもの である。
【0003】 上記の成形型は、上型部材2を下降して、スライドコア4を前進端まで移動さ せ、下型1と主コア3とにより成形品Wの厚味相当の隙間を形成し、また、スラ イドコア4の上面と、この上面に当接する上型6とによって前記隙間と連通する 折り曲げ端末Eの成形用の切欠凹部4aを形成し、これら隙間と切欠凹部4aに 樹脂を射出注入して折り曲げ端末Eを有する成形品Wを成形するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記成形型で成形した成形品Wを下型1より脱型する場合、図6で示すように 、スライドコア4をストロークSだけ後退移動して、折り曲げ端末E部を引き込 み、折り曲げ端末Eを下型1の側面から引き離して折り曲げ端末Eが下型1の側 面に干渉しないようにして上型部材2を上昇して脱型する。
【0005】 ところが、スライドコア4を後退移動して折り曲げ端末E部を引き込む時に、 折り曲げ端末Eの上面E1と上型6とが相対摺動し、これにより折り曲げ端末E の上面E1に摺動傷が発生する問題がある。この問題は、上型を数十ミリ上昇後 停止(中間停止)させ、スライドコア4を後退移動させることにより解決される が、成形時間が増大して生産性が低下する不具合がある。
【0006】 本考案の目的は、上記従来の問題を解決した合成樹脂射出成形型を提供するこ とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案の要旨は、下型と、この下型に対して昇降 動する上型部材に、この上型部材に対して上下方向に相対移動可能に支持され前 記下型との間で成形品の厚味相当の隙間を形成する主コアと、上面に前記隙間と 連通する前記折り曲げ端末成形用の切欠凹部と前記上型部材の移動方向に軸線を 向けて突設したガイドポストとを有し前記主コアに前記上型部材の移動方向に対 して直交する方向に移動可能に案内されシリンダによって下型の側面に対して進 退移動するスライドコアと、前記上型部材に固設され前記スライドコアの前進方 向に対し下り勾配のテーパ面を有するカムブロックと、このカムブロックに前記 スライドコアと平行して移動可能に案内支持され前記ガイドポストの係合穴と前 記カムブロックのテーパ面と対接するテーパ面を備え前記スライドコアの上面と 平面当接し、かつ前記下型の側面に当接するスライド上型とから構成したもので ある。
【0008】
【作用】
本考案は、成形品を下型より脱型するときに、スライドコアの後退でスライド 上型を一体に後退移動させ、その後、上型部材を上昇動してスライド上型を上型 部材と共に上昇させる。これにより、成形品の折り曲げ端末の上面には相対摺動 がなくなり、摺動傷の発生の要因を排除すると共に、型の中間停止動作を不要と する。
【0009】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1において、1は下型、2 は前記下型1に対して昇降動する上型部材である。3は前記下型1との間で成形 品Wの厚味相当の隙間を形成する主コアである。この主コア3には上下方向の長 穴9を有し、上型部材2には、これと一体の支持部材8に軸10を固設し、この 軸10を前記長穴9に挿入し主コア3を長穴9の長さだけ上型部材2に対して上 下方向に相対移動可能に上型部材2に支持されている。
【0010】 4はスライドコアである。このスライドコア4は前記主コア3に上型部材2の 移動方向に対して直交する方向に移動可能に案内されシリンダ5によって下型1 の側面に対して進退移動可能に設けられている。このスライドコア4の上面には 、図2で示すように、前記成形品Wの厚味相当の隙間と連通する折り曲げ端末E の成形用の切欠凹部11と上型部材2に移動方向に軸線を向けて突設したガイド ポスト15とを有する。
【0011】 12は前記上型部材に固設されたカムブロックである。このカムブロック12 には前記スライドコア4の前進方向に対し下り勾配のテーパ面14を有している 。そして、このカムブロック12には図3で示すように、スライド上型13が前 記スライドコア4と平行して移動可能に案内支持されている。
【0012】 前記スライド上型13には、前記スライドコア4より突設されているガイドポ スト15が係脱する係合穴16と、前記カムブロック12のテーパ面14と対接 するテーパ面14を備え、前記スライドコア4の上面と平面当接し、かつ前記下 型1の側面に形斜面当接17する。
【0013】 次に本考案の作用について説明する。成形品Wの成形時においては、図1で示 すように、上型部材2が下降端に位置し、主コア3は下型1との間で成形品Wの 厚味相当の隙間を形成している。この時、上型部材2と一体の支持部材8に固設 されている軸10は主コア3に設けられている長穴9の下端に位置され、下降端 に位置している主コア3に対し上型部材2が上方に相対移動可能な状態にしてい る。
【0014】 また、スライドコア4は前進端に移動し、このスライドコア4とガイドポスト 15を介して係合しているスライド上型13もスライドコア4と一緒に前進端に 移動され、カムブロック12のテーパ面14と対接し、スライドコア4の上面に 平面当接し、かつ前記下型1の側面に形斜面当接17して折り曲げ端末Eの成形 用の切欠凹部11と前記成形品Wの厚味相当の隙間と連通する。これにより隙間 に樹脂を射出注入することにより、折り曲げ端末Eを有する成形品Wが成形され る。
【0015】 この成形品Wを下型1より脱型するときには、図4(A)で示すように、スラ イドコア4を後退移動する。これにより、スライド上型13もスライドコア4と 一体で後退移動し、スライド上型13はカムブロック12とテーパ面14が離間 され、折り曲げ端末Eはスライドコア4とスライド上型13とで挾まれた形態で 折り曲げ端末E付近が一時的に弾性変型して下型1の側面より離され、下型1の 側面と干渉することのない脱型態勢となる。
【0016】 次いで、上型部材2の上昇動を開始すると、図4(B)で示すように、主コア 3に設けられている長穴9の下端に位置している軸10が長穴9の上端に位置す るまで上型部材2は下降端に位置している主コア3に対し相対移動する。この間 主コア3は下降端に置き去りされた形となりスライド上型13はカムブロック1 2により直上に引き上げられてスライドコア4の上面から引き離される。
【0017】 その後、軸10によって主コア3が上型部材2により持ち上げられ、成形品W は下型1から脱型し、主コア3より取り外すことにより一時的に弾性変型してい た折り曲げ端末E付近は弾性復元する。
【0018】
【考案の効果】
以上のように本考案による合成樹脂射出成形型は、下型に対して昇降動する上 型部材に、この上型部材に対して上下方向に相対移動可能に支持され前記下型と の間で成形品の厚味相当の隙間を形成する主コアと、上面に前記隙間と連通する 前記折り曲げ端末成形用の切欠凹部と前記上型部材の移動方向に軸線を向けて突 設したガイドポストとを有し前記主コアに前記上型部材の移動方向に対して直交 する方向に移動可能に案内されシリンダによって下型の側面に対して進退移動す るスライドコアと、前記上型部材に固設され前記スライドコアの前進方向に対し 下り勾配のテーパ面を有するカムブロックと、このカムブロックに前記スライド コアと平行して移動可能に案内支持され前記ガイドポストの係合穴と前記カムブ ロックのテーパ面と対接するテーパ面を備え前記スライドコアの上面と平面当接 し、かつ前記下型の側面に当接するスライド上型とから構成さされ、成形品を下 型より脱型するときには、スライドコアの後退移動で折り曲げ端末をスライドコ アとスライド上型とで挾まれた形態でスライド上型とスライドコアとを一体で後 退移動し、その後スライド上型を直上に移動するため、折り曲げ端末の上面には 相対摺動作用がなくなり、折り曲げ端末の上面の摺動傷の発生が防止され、型の 中間停止を不要とするので生産性を向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の要部断面図
【図2】図1の要部拡大図
【図3】図2のB−B線断面図
【図4】本考案の作用説明図
【図5】従来の要部断面図
【図6】図1のA部拡大図
【符号の説明】
1 下型 2 上型部材 3 主コア 4 スライドコア 5 シリンダ 9 長穴 10 軸 11 折り曲げ端末成形用の切欠凹部 12 カムブロック 13 スライド上型 14 テーパ面 15 ガイドポスト 16 係合穴 W 成形品 E 折り曲げ端末

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り曲げ端末を有する合成樹脂成形品を
    成形する樹脂射出成形型であって、下型と、この下型に
    対して昇降動する上型部材に、この上型部材に対して上
    下方向に相対移動可能に支持され前記下型との間で成形
    品の厚味相当の隙間を形成する主コアと、上面に前記隙
    間と連通する前記折り曲げ端末成形用の切欠凹部と前記
    上型部材の移動方向に軸線を向けて突設したガイドポス
    トとを有し前記主コアに前記上型部材の移動方向に対し
    て直交する方向に移動可能に案内されシリンダによって
    下型の側面に対して進退移動するスライドコアと、前記
    上型部材に固設され前記スライドコアの前進方向に対し
    下り勾配のテーパ面を有するカムブロックと、このカム
    ブロックに前記スライドコアと平行して移動可能に案内
    支持され前記ガイドポストの係合穴と前記カムブロック
    のテーパ面と対接するテーパ面を備え前記スライドコア
    の上面と平面当接し、かつ前記下型の側面に当接するス
    ライド上型とから成る合成樹脂射出成形型。
JP8036291U 1991-09-09 1991-09-09 合成樹脂射出成形型 Expired - Lifetime JP2544503Y2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020027136A (ko) * 2000-10-06 2002-04-13 송두환 파팅라인이 보이지 않는 금형 제조기술
KR100402078B1 (ko) * 2000-11-17 2003-10-17 현대자동차주식회사 히든파팅식 사출 금형장치
KR100475865B1 (ko) * 2001-12-12 2005-03-10 현대자동차주식회사 자동차용 범퍼 패널 금형
JP2019006074A (ja) * 2017-06-28 2019-01-17 トヨタ自動車九州株式会社 射出成形型および射出成形方法
JP2021094791A (ja) * 2019-12-18 2021-06-24 株式会社Subaru 射出成形型

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