JPH05262862A - ポリ(1,3−プロピレンテレフタレート) - Google Patents

ポリ(1,3−プロピレンテレフタレート)

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JPH05262862A
JPH05262862A JP4338534A JP33853492A JPH05262862A JP H05262862 A JPH05262862 A JP H05262862A JP 4338534 A JP4338534 A JP 4338534A JP 33853492 A JP33853492 A JP 33853492A JP H05262862 A JPH05262862 A JP H05262862A
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propanediol
ppm
terephthalic acid
tin
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Marvin L Doerr
マービン・エル・ドアー
Joseph J Hammer
ジョセフ・ジェイ・ハマー
J R Dees
ジェイ・アール・ディース
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入手可能な原料から容易にポリ(1,3−プ
ロピレンテフタレート)を製造するとともに、許容可能
な色を有するポリ(1,3−プロピレンテフタレート)
を製造する。 【構成】 新規な触媒システムを用い、テレフタル酸ま
たはテレフタル酸の低級ジアルキルエステルと、1,3
−プロパンジオールとを反応させ、それにより生じたモ
ノマーを重合させることからなるポリ(1,3−プロピ
レンテレフタレート)の製造方法。この新規な触媒組成
物は、重縮合反応に有効触媒量の錫を用いることからな
る。この触媒システムと登録商標ホスタパーム顔料を用
いると、4未満の黄色度と少なくとも0.80デシリッ
トル/gの固有粘度を有するポリ(1,3−プロピレンテ
レフタレート)を製造することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリ(1,3−プロピ
レンテレフタレート)(略してPPTと称す)または慣
用名ポリ(トリメチレンテレフタレート)を、テレフタ
ル酸(略してTAと称す)またはテレフタル酸の低級ジ
アルキルエステルと1,3−プロパンジオールとから製
造するための方法に関するものである。本発明の特異な
触媒システムを用いると、エステル交換反応または直接
エステル化に続き、重縮合により、ポリ(1,3−プロ
ピレンテレフタレート)を有利に製造することが可能で
ある。特に、重縮合触媒システムは、錫を含有する。さ
らに詳しくは、テレフタル酸の低級ジアルキルエステル
と1,3−プロパンジオールとのエステル交換用の触媒
として、チタンまたは錫を使用するとともに、重縮合工
程用の触媒として錫を使用する。テレフタル酸と1,3
−プロパンジオールとの直接エステル化用としては、重
縮合用の錫触媒のみが必要とされる。
【0002】本発明のポリ(1,3−プロピレンテレフ
タレート)は、黄色度特性が改善され、より高い固有粘
度(略してIVと称す)で製造することができる。本発
明のPPTは、弾性回復が優れているので、ラケットの
ガット用途、例えば、種々のスポーツで使用されるラケ
ットに使用することができ、特に限定するわけではない
が、テニスラケットおよびバドミントンラケット用に使
用することができる。
【0003】
【従来の技術】従来法においては、PPTは、エステル
交換反応プラス重縮合により、バッチ式の方法で製造さ
れる。エステル交換反応においては、ジメチルテレフタ
レート(DMT)とトリメチレングリコールとは、典型
的には、触媒、例えば、チタンの存在において、大気圧
および約155℃〜245℃の温度で反応させられる。
触媒の存在においては、これらDMTおよびトリメチレ
ングリコール成分は、エステル交換されて、中間体モノ
マーとメタノールとを生成する。反応は、通常、DMT
約1モルとトリメチレングリコール1.20〜2.20
モルで行われる。従来技術において、トリメチレングリ
コールという用語を使用しているが、これは、本発明に
おいて使用する1,3−プロパンジオールと同義である
ことに注意して欲しい。反応中、メタノールを除去する
ことにより、本反応は完結する。エステル交換中、中間
体モノマーが、メタノールを除外するとして、主生成物
であり、少量のオリゴマーを含む。
【0004】生成するモノマーは、温度を約240℃〜
約290℃に上昇させ、適当な重合触媒、例えば、チタ
ンまたはアンチモン化合物の存在下、1mmHg以下の絶対
圧に減圧すると、重縮合反応により重合する。かかる反
応により、PPTと1,3−プロパンジオールとが生成
する。本反応は可逆的であるので、1,3−プロパンジ
オールは、生成するとともに除去され、こうして、本反
応は、PPT生成方向に推進される。
【0005】チタンは、PPTを製造するためのエステ
ル交換反応用触媒として、一般に引用される触媒であ
る。Evans et alに対する米国特許No. 3,671,379は、エ
ステル交換および重縮合反応の両用にチタン触媒化合物
を用いるPPT製造方法を開示している。この触媒化合
物は、n−ブタノール溶液に溶解させたナトリウムと非
常に高濃度のテトラブチルチタネート(DMT基準で
1,300ppmより多い)との混合物である。同様の開
示は、Pierce et alに対する米国特許No. 3,350,871お
よび英国特許明細書1,075,689にも見られる。
【0006】Whinfield et alに対する米国特許No. 2,4
65,319は、ナトリウムと清浄マグネシウムリボンとを用
いてPPTを製造する方法を開示している。
【0007】Journal of Polymer Science: Part A-1,
Volume 4, 1851-1859(1966)に提載された“Preparation
and Properties of Poly(methylene) terephthalates"
と題する論文は、重合用の触媒として、非常に高濃度の
テトライソプロピルチタネート(DMT基準で890〜
1,030ppm)を用いることを開示している。
【0008】J. Macromol. Sci.-Chem., A22(3), pp 37
3-378 (1985)に提載された“Preparation and Characte
rization of Poly(ethylene/Trimethylene Terephthala
te)Copolyester”と題する論文は、コポリエステル製造
用の触媒として三酸化アンチモンおよび酢酸亜鉛の使用
を開示している。
【0009】従来技術において、ポリ(エチレンテレフ
タレート)(略してPETと称す)を製造するために触
媒として錫を使用することは知られている。しかし、錫
を使用すると、非常に変色した茶褐色のポリマーを生成
する。このため、錫は、ポリ(エチレンテレフタレー
ト)製造用の触媒としては好ましくない。
【0010】PPTポリマー繊維は、2種の同族テレフ
タル酸ポリエステル、PETおよびポリ(1,4−ブチ
レンテレフタレート)(略してPBTと称す)と異なる
数々の性質を有する。全延伸PPT糸は、優れた弾性
(回復性およびレジリエンス)を有する。しかし、PP
T糸の使用は、着色するという欠点を有し、また25℃
の溶剤としてオルトクロロフェノールを用い25℃で測
定される少なくとも0.80デシリットル/g(デシリッ
トル/グラム)の固有粘度で定義される有用分子量を有
するPPTを製造するための方法がないというので非常
に限られたものであった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、入手
可能な原料から容易にPPTを製造するとともに、許容
可能な色を有するPPTを製造することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、独特な触媒シ
ステムの使用を通して、エステル交換または直接エステ
ル化と重縮合反応とを有効ならしめることにより、独特
なポリ(1,3−プロピレンテレフタレート)の製造方
法を提供するものである。特に、本発明は、錫化合物触
媒を重縮合反応に用いることを特徴とするポリ(1,3
−プロピレンテレフタレート)の製造方法を含むもので
ある。
【0013】本発明は、最も広義な意味において、テレ
フタル酸(TA)またはテレフタル酸の低級ジアルキル
エステル(LDE)と1、3−プロパンジオールとから
(1、3−プロピレンテレフタレート)を製造する方法
であって、1、3−プロパンジオールとLDEまたはT
Aとを、モル比約1.4/1、モノマーおよび副生成物
を生成するに十分な好適温度と圧力とで反応させ;生成
する副生成物を除去してLDEまたはTAと1、3−プ
ロパンジオールとをより完全に反応させ;その圧力を重
縮合を開始するために十分な圧力に減圧し;生成するモ
ノマーを有効量の錫触媒の存在下、好適な温度と減圧と
で重合させる各工程からなる製造方法を含むものであ
る。
【0014】本発明はまた、上記方法によって製造され
るポリ(1,3−プロピレンテレフタレート)製のモノ
フィラメント繊維およびかかるモノフィラメント繊維か
らなる物品をも含むものである。
【0015】本発明はまた、本発明のポリ(1,3−プ
ロピレンテレフタレート)の数々の使用を含むものであ
り、ラケットのガット、複合マトリックス、カーペッ
ト、フィルム、ギター用の糸、釣り糸、血管形成カテー
テルチューブ等への使用を含むものである。
【0016】本発明のポリ(1,3−プロピレンテレフ
タレート)は、テレフタル酸(TA)またはテレフタル
酸の低級ジアルキルエステル(LDE)と1,3−プロ
パンジオールとから製造される。好適なLDEとして
は、ジメチルテレフタレート、ジエチルテレフタレー
ト、ジプロピルテレフタレート、ジブチルテレフタレー
ト、ジアルキルナフタレート、例えば、2,6−ジメチ
ルナフタレート、あるいは、これらの2種以上の混合物
が挙げられる。
【0017】1,3−プロパンジオールは、デグッサコ
ーポレーションにより市販されており、また、米国特許
No. 4,873,378、同No. 4,873,379および同No. 4,935,55
4の開示に従って製造することもできる。この1,3−
プロパンジオールは、以下の諸性質、すなわち、少なく
とも99.0%の純度; プロプリオンアルデヒド等の
カルボニル総量1000ppm未満; 水分含量0.3重
量%未満; および、鉄含量1ppm未満を有する。ま
た、1,3−プロパンジオールと蒸留水との50:50
のブレンドがpH6.5〜7.5を有するのが好まし
い。
【0018】本発明において用いられる触媒システム
は、その初期反応において、TAが用いられるか、ある
いは、LDEが用いられるかに依存する。直接エステル
化において、TAを1,3−プロパンジオールと反応さ
せる場合、0〜125ppmのチタンを用いることがで
き、また、TA基準で、0〜約650ppmの錫を用いる
こともできる。エステル交換反応において、LDEを
1,3−プロパンジオールと反応させる場合,LDE基
準で、約10ppm〜約30ppmのチタンまたは約100pp
m〜約250ppmの錫をそのエステル交換反応に用いるこ
とができる。上述した反応は、モノマーを生成し、これ
が重合または重縮合される。
【0019】重縮合反応において、使用される触媒シス
テムとしては、LDE基準で、約100ppm〜約525p
pmの錫、または、TA基準で、約100〜約650ppm
の錫が挙げられる。全体のプロセスにおいて使用される
錫は累積し、すなわち、初期反応と重縮合反応の両者に
おいて使用される錫の総量である。錫は、全量エステル
交換または直接エステル化に先立って、原料とともに充
填してもよく、また、部分に分けて、その一部をエステ
ル交換または直接エステル化に先立って添加し、残りを
重縮合に先立って添加しても有効である。重合反応に対
して表される錫の量は、全反応に使用される累積量を表
す。
【0020】重縮合反応においては、錫に加えて、特定
の登録商標ホスタパーム(Hostaperm)顔料がPPTの黄
色度を低下させることが見いだされた。ホスタパーム
は、ヘキスト社の登録商標である。特に、ある種のホス
タパーム顔料は、PPTの黄色性に著しく作用し、PE
TおよびPBTに対してよりもさらに著しく作用する。
特に、実施例において示すように、ホスタパーム顔料を
PETに添加すると、黄色度指数b*を2ポイント低下
させ、PBTに対しては、ホスタパーム顔料の添加は、
黄色度指数b*を約4ポイント低下させるだけである
が、PPTに対しては、ホスタパームは、CIELAB
スケールで黄色度指数b*を約8ポイントも低下させ
る。
【0021】好ましいホスタパーム顔料としては、シー
アイピグメントバイオレット23、別名ブルーイッシュ
バイオレット(C.I. Pigment Violet 23)75%と、シ
ーアイピグメントブルー15、別名、ブライトブルー2
5%の混合物が挙げられる。シーアイピグメントバイオ
レット23はカルバゾール顔料で、CASナンバー6358
-30-1を有する。シーアイピグメントブルー15は、フ
タロシアニン顔料で、CASナンバー147-14-8を有す
る。錫触媒を含めてホスタパーム顔料の総量は、LDE
またはTA基準で、約1ppm〜約4ppmの範囲がよい。ホ
スタパーム顔料は、重縮合に先立って添加され、好まし
くは、原料であるTAまたはLDEの初期充填とともに
添加するのがよい。
【0022】この触媒システムは、その最も有効量使用
される場合には、少なくとも0.80の固有粘度(I
V)を有し、1976 CIELAB L*a*b*スケール基準で、4に
等しいか、あるいは4未満の黄色度の商業的に許容可能
な色を有するポリ(1,3−プロピレンテレフタレー
ト)を提供する。“IV”または“固有粘度”によっ
て、ポリマーの濃度0における換算粘度を表し、これ
は、新鮮な溶剤で連続的に希釈した後のポリマー溶液の
流動時間を測定し、換算粘度を算出し、この換算粘度を
濃度に対してプロットし、0濃度まで外挿することによ
り決定される。換算粘度は、以下の式、 [ポリマー溶液の流動時間/溶剤の流動時間 −1]×
1/c [式中、cは、溶剤100ミリリットル当たりのポリマ
ーのグラム数を表す。]から得られる。ここで、固有粘
度とは、溶剤として、25℃のオルトクロロフェノール
を用い、改良オストワルド粘度計で測定したものであ
る。
【0023】一般に、SnまたはTi化合物は、エステ
ル交換反応の開始に先立って添加する。Snは、本明細
書の以降で詳しく説明するように、エステル交換に続い
て重合の開始前または重合中に添加するもので、重縮合
反応用の触媒である。
【0024】本発明の触媒システム用の金属について記
載するが、触媒は、多種多様な化合物の形態で添加する
こともできる。こうした化合物としては、テトラブチル
チタネート(TBT)、テトライソプロピルチタネート
(TPT)、アトケム(Atochem)社からFascat 4100と
して市販されているブチル錫酸(BSA)、ブチル錫ト
リス(2−エチルヘキソエート)、オクタン酸第一錫、
ジブチル錫オキシドおよびメチレンビス(メチル錫オキ
シド)等が挙げられる。
【0025】上述した一般的な処方においては、その他
の添加剤として、例えば、着色剤、艶消剤、不透明化
剤、熱および紫外線安定剤等が挙げられる。これらの添
加剤は、添加しないか、あるいは、本発明において使用
しなくともよい。
【0026】本発明には、エステル交換反応または直接
エステル化が含まれる。エステル交換反応においては、
LDEと1,3−プロパンジオールとを、155℃〜2
45℃の温度とほぼ大気圧以下の圧力でバッチ式で反応
させ、モノマーとアルコールとを生成させる。LDEと
1,3−プロパンジオールとは、錫とチタンとからなる
群から選択される少なくとも1種の触媒の存在下で反応
させ、一般に、1,3−プロパンジオール対LDEのモ
ル比約1.4/1で反応させる。このエステル交換反応
は可逆性であるので、形成されるアルコールを除去し
て、本反応を前記モノマー生成有利にする必要がある。
【0027】直接エステル化反応においては、TAと
1,3−プロパンジオールとを、約200℃〜260℃
の温度とほぼ大気圧〜約100psigの圧力でバッチ式に
より反応させると、モノマーと水とを生成する。このT
Aと1,3−プロパンジオールとは、好適な触媒、例え
ば、錫またはチタンの存在下で反応させてもよく、一般
に、1,3−プロパンジオール対TAのモル比約1.4
/13で反応させるのがよい。チタンの量は、TA基準
で、0〜約125ppmの範囲がよく、錫は、TA基準
で、0〜約650ppmの範囲がよい。エステル交換と同
様に、水を除去すると、本反応は完結する。
【0028】エステル交換または直接エステル化反応の
終了時には、モノマーは、ついで、重縮合反応に付さ
れ、ポリ(1,3−プロピレンテレフタレート)と1,
3−プロパンジオールとを生成する。この重縮合反応
は、240℃〜290℃の温度範囲とほぼ0.1〜3.
0mmHgの絶対圧で生起する。この反応は、TA基準で、
約100〜約650ppm、または、LDE基準で、約1
00〜約525ppmの錫触媒の存在下行われる。この反
応は可逆的であり、したがって、1,3−プロパンジオ
ールを連続的に除去すると、この反応は、ポリ(1,3
−プロピレンテレフタレート)の生成方向に推進され、
本反応は完結する。重縮合するためには、先行する反応
の圧力から圧力を減圧にする必要がある。この時間は、
典型的には、バキュームレットダウン時間と称される。
反応容器を開き、減圧を解除すると、バキュームレット
ダウンを再開始する必要があるので、重縮合反応用の錫
触媒は、バキュームレットダウンの開始に先立って添加
するのが好ましい。
【0029】一般に、本発明の範囲外の触媒のいずれか
の量を使用するのは望ましくない。前記触媒のいずれか
について記載した最少量未満の量を使用すると、一般
に、本発明で達成されると同等な結果を得ることはでき
ない。また、前記触媒のいずれかについて記載した最大
量を越える量使用すると、例えば、着色が乏しかった
り、望ましくない副生成物を生成したり、高コストとな
る等の望ましくない効果を生ずる。
【0030】本技術においては、周知の技術、例えば、
固相重合により、縮合ポリマーの固有粘度(IV)を増
大させることが知られている。
【0031】本発明に従って製造されるPPTは、当業
者公知の種々の方法により、モノフィラメント形態に紡
糸することができる。一般に、こうしたPPTポリマー
は、チップ形態に切断され、ポリマーの重量基準で、5
0ppm未満の水、好ましくは、20ppm未満の水を含有す
るまでに乾燥させられる。PPTチップは、押出機中約
258℃で溶融され、約300〜約9,000グラム/
時の速度で約0.5〜約1.5mmの径を有する1以上の
オリフィスを通して押出され、1以上の連続モノフィラ
メント糸を形成する。ポリマーは、50〜2,000ps
igの圧力下で押出される。
【0032】モノフィラメントは、押出に続き、約25
℃〜約50℃の温度を有する急冷水タンクに入る。モノ
フィラメントは、ついで、10〜25m/分の速度で回転
する2〜4個のローラを有する一連のロールを通す。つ
いで、モノフィラメントは、50℃〜80℃の温度を有
する水を入れた第2の水タンクを通す。しかる後、モノ
フィラメントは、2セットのローラとこれらローラの間
に位置する1つの水タンクを通す。ついで、モノフィラ
メントは、2段加熱域を通し、第1の加熱域で約100
℃に、第2の加熱域で約150℃に加熱する。さらにそ
の後、モノフィラメントは、さらにもう1セットのロー
ルを通し、その後、モノフィラメントは別々のボビンに
巻取る。ロール速度は、紡糸条件に依存する。紡糸方法
およびモノフィラメントの性質のさらに詳細は、以下の
実施例で説明する。
【0033】
【実施例】実験操作 オートクレーブバッチで、実施例1、実験1〜5用のポ
リマーおおよそ825gのバッチを1,3−プロパンジ
オール(PDO)対ジメチルテレフタレート(DMT)
のモル比ほぼ1.4:1で、バッチ法で製造するととも
に、実施例2および3用のポリマーおおよそ170およ
び1,700ポンドのバッチをそれぞれPDO/DMT
のモル比約1,4:1から製造した。この各々の場合に
おいて、オートクレーブに、まずDMT,PDOおよび
触媒、さらには、個々の実験に使用する添加剤を充填し
た。このオートクレーブを大気圧で200℃〜230℃
に加熱すると、エステル交換の開始は約155℃〜18
0℃で開始される。
【0034】原料充填中、オートクレーブは、不活性ガ
ス、例えば、3〜6psiの窒素でパージし、酸化を防止
する補助とする。一般に、オートクレーブは、スターラ
ーで撹拌し、原料を十分に均質混合する。エステル交換
反応の開始時、すなわち、反応器含有物が165℃に到
達すると、窒素ガス流を停止し、開始時間を記録する。
エステル交換中のオートクレーブ温度は、ほぼ165℃
の平均値から約225℃〜約245℃に上昇した。エス
テル交換中、メタノールは連続的に除去され、モノマー
生成方向に反応を推進する。
【0035】実施例1および2については、同一のオー
トクレーブで重縮合を行い、実施例3においては、モノ
マーを減圧可能な別個の容器に移した。
【0036】エステル交換反応および重縮合用の触媒
は、実施例に示す量添加した。メタノールの発生が始ま
ると、窒素ガスを停止した。反応が完了したところで、
バキュームレットダウンを開始した。バキュームレット
ダウン中、オートクレーブを減圧し、約1.0mmHg以下
の減圧を達成する。バキュームレットダウンの終了時に
は、バッチ温度は、約240℃〜約290℃に上昇し、
それにより、重縮合反応を開始した。重縮合反応は、実
質完了するまで進行させ、この間、形成される1,3−
プロパンジオールは除去した。バキュームレットダウン
の終了時に、重縮合時間を記録した。実施例1、実験6
は、TAを出発とするPPTポリマーの生成を表すもの
である。バッチ法において、PDO対TAのモル比ほぼ
1.5:1を用いて、おおよそPPTモノマー29ポン
ドのオートクレーブバッチを調製した。オートクレーブ
に、まず、原料TAおよびPDOを充填した。このオー
トクレーブを240℃に加熱し、50psigに加圧し、直
接エステル化を開始した。直接エステル化が完了した
後、生成したモノマーに、重縮合触媒を添加した。この
モノマーは、LDE主体のモノマーを重合するために使
用される方法を用いて、重合させた。
【0037】PPTが形成されると、それは、固有粘度
(IV)および色について試験した。着色試験は、ASTM
法 E-308-85に従って実施した。IVは、オルトクロロ
フェノール溶剤を用い、PPT8gをオルトクロロフェ
ノール溶剤100ミリリットルに溶解させて試験した。
【0038】本発明に従って製造されるPPTは、当業
者公知の種々の方法においてモノフィラメントの形態で
紡糸される。一般に、こうしたPPTは、チップ形態に
切断され、ポリマー重量基準で、水50ppm、好ましく
は、水20ppmを含有するまでに乾燥される。PPTチ
ップは、約258℃で押出機中、溶融され、約0.5mm
〜約1.5mmの径を有する20のオリフィスを通して約
6,000〜約9,000g/時の速度で押出され、20
の連続モノフィラメントを形成する。ポリマーは、50
〜200psigの圧力下で押出される。
【0039】モノフィラメントは、押出に続き、約25
℃〜約50℃の温度を有する急冷水タンクに入る。モノ
フィラメントは、ついで、10〜25m/分の速度で回転
する2〜4個のローラを有する一連のロールを通す。つ
いで、モノフィラメントは、50℃〜80℃の温度を有
する水を入れた第2の水タンクを通す。しかる後、モノ
フィラメントは、2セットのローラとこれらローラの間
に位置する1つの水タンクを通す。ついで、モノフィラ
メントは、2段加熱域を通し、第1の加熱域で約100
℃に、第2の加熱域で約150℃に加熱する。さらにそ
の後、モノフィラメントは、さらにもう1セットのロー
ルを通し、その後、モノフィラメントを別個のボビンに
巻取る。紡糸方法およびモノフィラメントの性質のさら
に詳細は、以下の実施例で説明する。
【0040】実施例 1 種々の触媒システムを用いて、本発明で使用されるシス
テムが優れていることを示した。従来技術を示す対照実
験1〜4は、本発明のエステル交換および重縮合反応に
おける種々な触媒の微妙な違いおよび効果を示すための
ものであった。特に、対照実験は、種々の従来技術文献
の反復試験であった。対照実験1では、両反応にチタン
を用いた。特に、容器に、DMT777g、PDO415
gおよびテトラブチルチタネート(登録商標名Tyzor, T
BT)を充填した。ついで、この容器を窒素パージし、
温度を220℃に設定し、容器の内容物を撹拌した。エ
ステル交換反応が開始されたら、窒素を停止した。エス
テル交換反応の時間は、70分であった。エステル交換
が完了したら、バキュームレットダウンを30分以上、
3.0mmまで行い、ついで、10分以上にわたって0.
3mmまで減圧にした。バキュームレットダウンが完了し
たら、温度を250℃まで上昇させ、重縮合を220分
間続けた。得られたPPTの性質を表1に示す。
【0041】対照実験2は、同様の方法を用いて調製し
た。容器に、DMT777g、PDO457gおよびZn
(OAc)2・2H2O(DMT基準で250ppm)を充
填した。エステル交換反応が完了したら、Sb230.
272g(DMT基準で350ppm)を添加し、モノマー
を280℃で重合し、固有粘度(IV)を最大とした。
【0042】対照実験1および2の方法を用いて、対照
実験3を調製した。容器に、DMT777gおよびPD
O647g、さらにNa0.5gとTBT7.4gをn−
ブチルアルコールで100ミリリットルに希釈して、D
MT基準で、Na90ppm以上、およびDMT基準で、
TBT1,333ppm以上を含有するようにした触媒溶
液14ミリリットルを充填した。重合温度は、250℃
であり、Ti濃度が非常に高いにもかかわらず、最大I
Vを達成するために、6時間を必要とした。PPTの性
質を表3に示す。
【0043】対照実験1,2および3の方法と同様にし
て、DMT777g、PDO321gZn(OAc)2
2H2O0.556g(DMT基準で715ppm)と、Sb2
30.133g(DMT基準で172ppm)を容器に充
填して、対照実験4を調製した。最高EI温度は230
℃であり、重縮合温度は270℃で3時間であった。
【0044】
【表1】 錫を重縮合触媒としてのみ用い、直接エステル化反応に
おいては、触媒を用いないことにより、高IVPPTを
製造することができることを示すことが本実験6の目的
であった。
【0045】対照実験1〜4は、表1に示すような諸性
質を有する。実験1,2および4から生ずるポリマー
は、IVが非常に低く、強度および靭性が非常に弱く、
商業的に許容できない繊維を生ずる。実験3についての
重縮合時間が6時間であると、許容されるIVを得るこ
とができた。この時間要件は著しく高いものである。し
かし、実験5に示したように、本発明に従いPPTを製
造すると、重縮合時間約2時間でPPTを製造すること
ができる。また、PDO/DMTおよびPDO/TAの
モル比は、対照実験3で用いられるPDO/DMTのモ
ル比よりも著しく低いものである。
【0046】実施例 2 製造するPPTのバッチサイズを約170ポンドと大き
くした以外は、本実施例においても、前述の実験処方に
従った。比較のため、種々のエステル交換および重縮合
触媒を用いたところ、種々の性質のPPTポリマーを生
じた。PDO/DMTのモル比は、約1.4で一定に保
持した。
【0047】実験1および2においては、実験1におい
て、登録商標名TyzorTBT100ppmプラスCo(OA
c)2・4H2O(CoAc)100ppmからなるエステ
ル交換触媒システムを、実験2において、CoAc50
ppmを用いた。重縮合触媒については、Sb23300p
pmとブチル錫酸100ppmとを両実験で用いた。実験2
においては、登録商標ホスタパーム顔料1.5ppmを添
加した。
【0048】実験3および4については、使用触媒を表
2に示す。実験3または4のいずれにおいても、登録商
標ホスタパーム顔料は使用しなかった。
【0049】実験5および6のそれぞれにおいては、い
ずれも錫触媒と登録商標ホスタパームとを含有させた。
トリデシルホスファイト(TDP)および熱安定剤は、
6つの実験いずれにおいても添加した。
【0050】実施例2の結果を表2に示す。
【0051】
【表2】 これらの実験は、周知のPET触媒Sb23を主要な重
縮合触媒として用いる場合、PPTの有用なIVが達成
されないことを示す。実験1および2がこれを示す。
【0052】実験3および4は、錫を使用すると、重縮
合が許容されるIVをを生成し、登録商標ホスタパーム
顔料が存在しないと、高b*で示されるような黄色ポリ
マーを生ずることを示す。
【0053】実験5および6に従って製造されるPPT
ポリマーは、IVが少なくとも0.80で、黄色度数b
*が4未満であることに留意すべきである。
【0054】実施例 3 本実施例においては、生成するPPTのバッチサイズを
約1,700ポンドに大きくする以外は、前述の実験処
方に従った。本バッチの重合時間は約4.3時間で、さ
らに、バキュームレットダウンに約1時間かかった。
【0055】実施例3の結果を表3に示す。
【0056】
【表3】 実施例 4 本実施例は、登録商標名ホスタパーム顔料が、PETお
よびPBTと比較して、これら2つのポリエステルにな
い程、PPTの黄色度に予期し得ない結果を及ぼすこと
を示すものである。対照実験1および2はPETであ
り、そのうち、対照実験2は登録商標ホスタパーム顔料
を含有するものである。同様に、対照実験3および4は
PBTであり、対照実験4は登録商標PBT顔料を添加
したものである。実験5および6はPPTポリマーであ
り、そのうち、実験6は登録商標ホスタパーム顔料を含
有するものである。MnAcは、共通のPETエステル
交換触媒Mn(OAc)2・4H2Oを表す。
【0057】実施例4の結果を表4に示す。
【0058】
【表4】 上記表中、EGはエチレングリコール、1,4−BDは
1,4−ブタンジオール、1,3−PDは1,3−プロ
パンジオールを表す。
【0059】特に、表4に示すように、登録商標ホスタ
パーム顔料を添加すると、PETおよびPBTポリマー
と比較した場合、PPTポリマーの色が著しく改善され
る。登録商標ホスタパーム顔料のPPTへの添加は、P
ETについての黄色度指数b*の低下がわずか2.1ポ
イントであり、PBTについての黄色度指数b*の低下
がわずか4.4ポイントであるのに比較して、黄色度指
数b*を約7.4ポイント低下させることがわかる。
【0060】実施例 5 本実施例においては、実施例3に従い製造されるPPT
を固相重合させ、モノフィラメントに紡糸し、ついで、
テニスラケット用のガットを形成した。減圧ポンプと熱
油加熱システムとを備えた1,000ポンドのジャケッ
ト付きタンブルドライヤーでPPTを固相重合させた。
PPTチップをドライヤーに充填し、最高温度を設定
し、以下のパラメータに従い、減圧とタンブリングを開
始した。
【0061】 ドライヤー温度 ℃ 216℃ ドライヤー減圧 mmHg 0.1 暴露時間,hr 18 最終IV,デシリットル/g 1.05 PPT8gをオルトクロロフェノール溶剤に溶かした1
00ミリリットルの溶液中で測定した固有粘度1.05
デシリットル/gを有するPPTチップを窒素雰囲気下で
乾燥した。このチップを窒素でガスシールしたまま、押
出機中258℃で溶融し、径0.80mmを有する20個
のオリフィスを通し、8,300g/hrの速度で押出し
て、20本のモノフィラメント糸を形成した。ポリマー
は、82psig.の圧力下で押出した。
【0062】モノフィラメントは、押出機から36℃の
急冷水浴に導く。モノフィラメントは、急冷タンクの
後、回転数20m/分で回転している3つのロールを通
す。ついで、モノフィラメントは、70℃の水を満たし
たストレッチタンクを通す。モノフィラメントは、この
タンクから、回転数91.4m/分で回転する一連のロ
ールを通す。モノフィラメントは、しかる後、72℃の
水を満たしたもう1つのストレッチタンクを通す。この
ストレッチタンクの後、モノフィラメントは、回転数1
04.3m/分で回転する一連のロールを通す。ついで、
モノフィラメントは、2段の区分加熱機を通す。加熱機
の第1のゾーンでは、モノフィラメントに100℃の空
気を吹き付ける。加熱機の第2のゾーンでは、モノフィ
ラメントは、赤外線ヒータを用いて155℃に加熱す
る。加熱機を通った後、モノフィラメントは、回転数1
00.0m/分で回転する3連のロールを通す。20本の
モノフィラメントは、これらロールをを通過した後、2
0個の別々のボビンに巻き取られる。 これらの条件下
で紡糸されたPPTモノフィラメントの物理的性質は以
下の通りである。
【0063】 平均径 −0.25mm デニール −657 破断強さ −2037g 靭性 −3.10g/den 破断時の伸び −35% 10%伸びにおける負荷 −1.3g/den ヤング率 −24.6g/den 657デニールのPPTモノフィラメントは、378デ
ニールのナイロン6または372デニールのナイロン6
6よりも破断時のヤング率が低く、伸びが大きい。こう
した2つの特性は、ラケットのガット用として非常に好
適である。
【0064】1本の長さのラケット用ガットを構成する
ためには、多重長さのPPTモノフィラメントが必要と
される。モノフィラメントの多重長さは、ポリマー被覆
を用いて1本に結合される。この被覆は、溶融ポリマー
または適当な溶剤に溶かしたポリマーとして塗装しても
よい。ポリマー被覆は、PPTであっても、PPTでな
くともよい。
【0065】かくして、本発明に従えば、テレフタル酸
またはテレフタル酸の低級ジアルキルエステルと1,3
−プロパンジオールとからポリ(トリメチレンテレフタ
レート)を製造する方法とともに、前記した本発明の目
的およびその特性を満足するための触媒システムが提供
されることが明らかとなった。本発明を、その具体的実
施例とともに記載したが、本発明は、これら特定の実施
例に止まらず、前述の記載に照らして、種々の変更、変
形および変法が可能であることは言うまでもない。した
がって、こうした変更、変形および変法は、全て、本発
明の範囲に含まれるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョセフ・ジェイ・ハマー アメリカ合衆国ノース・カロライナ州 28216,シャーロット,サウスミニスタ ー・レーン 5523 (72)発明者 ジェイ・アール・ディース アメリカ合衆国ノース・カロライナ州 28270,シャーロット,リンブリッジ・ド ライブ 2301

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) テレフタル酸またはテレフタル酸
    の低級ジアルキルエステルと、1,3−プロパンジオー
    ルとを反応させてモノマーおよび反応副生成物を生成さ
    せ; (b) 前記反応中に前記反応副生成物を除去し; (c) 前記モノマーを重縮合反応によって重合させて、
    ポリ(1,3−プロピレンテレフタレート)と1,3−
    プロパンジオールとを生成させ; (d) 前記重縮合反応中に前記1,3−プロパンジオー
    ルを除去する各工程からなり、前記重縮合反応に先立っ
    て、有効触媒量の錫を添加することを特徴とするポリ
    (1,3−プロピレンテレフタレート)の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記1,3−プロパンジオールが、以下
    の諸性質、すなわち、少なくとも99.0%の純度;
    プロプリオンアルデヒド等のカルボニル総量1000pp
    m未満; 水分含量0.3重量%未満; および、鉄含
    量1ppm未満を有する請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記1,3−プロパンジオールが、以下
    の性質、すなわち、1,3−プロパンジオールと蒸留水
    との50:50ブレンド中でのpH6.5〜7.5を有
    する請求項2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記低級ジアルキルエステルが、ジメチ
    ルテレフタレート(DMT)である請求項1記載の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 前記錫が、DMT基準で、約100ppm
    〜約525ppmの範囲存在する請求項1記載の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記錫が、テレフタル酸基準で、約10
    0ppm〜約650ppmの範囲存在する請求項1記載の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 前記重縮合反応が、約240℃〜約29
    0℃の温度範囲と約0.1〜約3.0mmHgの圧力で生起
    する請求項1記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 (a) テレフタル酸またはテレフタル酸
    の低級ジアルキルエステルと、1,3−プロパンジオー
    ルとを反応させてモノマーおよび反応副生成物を生成さ
    せ; (b) 前記反応中に前記反応副生成物を除去し; (c) 前記モノマーを重縮合反応によって重合させて、
    ポリ(1,3−プロピレンテレフタレート)と1,3−
    プロパンジオールとを生成させ; (d) 前記重縮合反応中に前記1,3−プロパンジオー
    ルを除去する各工程からなり、チタンおよび錫からなる
    群から選択される有効触媒量の触媒を前記反応工程(a)
    に先立って添加し、有効触媒量の錫を前記重縮合反応に
    先立って添加することを特徴とするポリ(1,3−プロ
    ピレンテレフタレート)の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記1,3−プロパンジオールが、以下
    の諸性質、すなわち、少なくとも99.0%の純度;
    カルボニルまたはプロプリオンアルデヒドの総量100
    0ppm未満; 水分含量0.3重量%未満; および、
    鉄含量1ppm未満を有する請求項8記載の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記1,3−プロパンジオールが、以
    下の性質、すなわち、1,3−プロパンジオールと蒸留
    水との50:50ブレンド中でのpH6.5〜7.5を
    有する請求項9記載の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記低級ジアルキルエステルが、ジメ
    チルテレフタレート(DMT)であり、DMTと1,3
    −プロパンジオールとをエステル交換反応によって反応
    させる請求項8記載の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記エステル交換反応が、約155℃
    〜約245℃の温度範囲と大気圧以下の圧力で生起する
    請求項11記載の製造方法。
  13. 【請求項13】 1,3−プロパンジオール対ジメチル
    テレフタレートのモル比が、約1.4〜1である請求項
    11記載の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記重縮合反応が、約240℃〜約2
    90℃の温度範囲と約0.1〜約3.0mmHgの減圧範囲
    で生起する請求項8記載の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記エステル交換反応の触媒としてチ
    タンを使用する請求項8記載の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記チタンが、ジメチルテレフタレー
    ト基準で、約10ppm〜約30ppmの範囲存在し、前記錫
    が、ジメチルテレフタレート基準で、約100ppm〜約
    250ppmの範囲存在する請求項15記載の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記エステル交換反応に先立ち、有効
    触媒量のコバルトを添加する請求項16記載の製造方
    法。
  18. 【請求項18】 前記重縮合反応に先立ち、有効触媒量
    の登録商標ホスタパーム顔料を添加する請求項16記載
    の製造方法。
  19. 【請求項19】 直接エステル化により、テレフタル酸
    を1,3−プロパンジオールと反応させる請求項8記載
    の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記直接エステル化が、約200℃〜
    約260℃の温度範囲とほぼ大気圧〜約100psigの圧
    力範囲で生起する請求項19記載の製造方法。
  21. 【請求項21】 1,3−プロパンジオール対テレフタ
    ル酸のモル比が約1.4〜1である請求項19記載の製
    造方法。
  22. 【請求項22】 前記重縮合反応が、約240℃〜約2
    90℃の温度範囲と約0.1〜約0.3mmHgの圧力範囲
    で生起する請求項19記載の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記直接エステル化の触媒としてチタ
    ンを用い、前記チタンが、テレフタル酸基準で、約1pp
    m〜約125ppmの範囲で存在し、重縮合触媒用の前記錫
    が、テレフタル酸基準で、約100ppm〜約650ppmの
    範囲で存在する請求項19記載の製造方法。
  24. 【請求項24】 (a) テレフタル酸またはテレフタル
    酸の低級ジアルキルエステルと、1,3−プロパンジオ
    ールとを反応させてモノマーおよび反応副生成物を生成
    させ; (b) 前記反応中に前記反応副生成物を除去し; (c) 前記モノマーを重縮合反応によって重合させて、
    ポリ(1,3−プロピレンテレフタレート)と1,3−
    プロパンジオールとを生成させ; (d) 前記重縮合反応中に前記1,3−プロパンジオー
    ルを除去する各工程からなり、チタンおよび錫からなる
    群から選択される有効触媒量の触媒を前記反応工程(a)
    に先立って添加し、有効触媒量の錫と有効量の登録商標
    ホスタパーム顔料とを前記重縮合反応に先立って添加す
    ることを特徴とするポリ(1,3−プロピレンテレフタ
    レート)の製造方法。
  25. 【請求項25】 前記低級ジアルキルエステルが、ジメ
    チルテレフタレート(DMT)であり、DMTと1,3
    −プロパンジオールとをエステル交換反応によって反応
    させる請求項24記載の製造方法。
  26. 【請求項26】 前記エステル交換反応が、約155℃
    〜約245℃の温度範囲と大気圧以下の圧力で生起する
    請求項25記載の製造方法。
  27. 【請求項27】 直接エステル化により、テレフタル酸
    を1,3−プロパンジオールと反応させる請求項24記
    載の製造方法。
  28. 【請求項28】 前記直接エステル化が、約200℃〜
    約260℃の温度範囲とほぼ大気圧〜約100psigの圧
    力範囲で生起する請求項27記載の製造方法。
  29. 【請求項29】 1,3−プロパンジオール対テレフタ
    ル酸のモル比が約1.4〜1である請求項27記載の製
    造方法。
  30. 【請求項30】 前記重縮合反応が、約240℃〜約2
    90℃の温度範囲と約0.1〜約3.0mmHgの減圧範囲
    で生起する請求項27記載の製造方法。
  31. 【請求項31】 直接エステル化の触媒としてチタンを
    用い、前記チタンが、テレフタル酸基準で、約1ppm〜
    約125ppmの範囲で存在し、重縮合触媒用の前記錫
    が、テレフタル酸基準で、約100ppm〜約650ppmの
    範囲で存在する請求項27記載の製造方法。
  32. 【請求項32】 ASTM法E308−85の下での変
    色試験に対して、黄色度b*4未満を有し、オルトクロ
    ロフェノール溶剤を用い、この溶剤100ミリリットル
    にその8gを混合して25℃で試験した場合に、少なく
    とも0.80デシリットル/gの固有粘度(IV)とを有
    するポリ(1,3−プロピレンテレフタレート)。
  33. 【請求項33】 ASTM法E308−85の下での変
    色試験に対して、黄色度b*4未満を有し、オルトクロ
    ロフェノール溶剤を用い、この溶剤100ミリリットル
    にその8gを混合して25℃で試験した場合に、少なく
    とも0.80デシリットル/gの固有粘度(IV)とを有
    するポリ(1,3−プロピレンテレフタレート)からな
    るモノフィラメント繊維。
  34. 【請求項34】 ASTM法E308−85の下での変
    色試験に対して、黄色度b*4未満を有し、オルトクロ
    ロフェノール溶剤を用い、この溶剤100ミリリットル
    にその8gを混合して25℃で試験した場合に、少なく
    とも0.80デシリットル/gの固有粘度(IV)とを有
    するポリ(1,3−プロピレンテレフタレート)から製
    造されるモノフィラメント繊維からなるラケットのガッ
    ト。
  35. 【請求項35】 請求項34記載のラケットのガットで
    構成されるテニスラケット。
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