JPH05260786A - モータ制動回路 - Google Patents

モータ制動回路

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JPH05260786A
JPH05260786A JP4086305A JP8630592A JPH05260786A JP H05260786 A JPH05260786 A JP H05260786A JP 4086305 A JP4086305 A JP 4086305A JP 8630592 A JP8630592 A JP 8630592A JP H05260786 A JPH05260786 A JP H05260786A
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JP
Japan
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motor
circuit
stator coil
edge detection
braking
Prior art date
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Application number
JP4086305A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Konoue
康彦 鴻上
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータとくにセンサレス・ブラシレスDCモ
ータの制動を安定かつ効果的に行なう。 【構成】 固定子コイルの端子に現れる電圧波形と基準
電位(コイルの中点電位)の比較出力波形をエッジ検出
し、このエッジ検出出力に基づいて、モータを能動的に
制動するための逆駆動電流を通電する。このとき、上記
エッジの検出期間を上記固定子コイルの非通電期間内に
て選択的に行なわせる。 【効果】 逆駆動電流の通電によって固定子コイルの端
子電圧波形が大きく乱れることがあっても、これに影響
されることなく、モータの回転によって上記固定子コイ
ルに現れる誘起電圧に基づき、上記逆駆動電流の通電位
相を的確に制御できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータ制動回路、さら
には回転子位置検出用のセンサーを有しない無整流子型
の小型DCモータいわゆるセンサレス・ブラシレスDC
モータを能動的に制動するのに適用して有効な技術に関
するものであって、たとえば小型ハード磁気ディスク記
憶装置および光磁気ディスク記憶装置のモータ制御に利
用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般のブラシレス型DCモータでは、ホ
ール素子などの位置センサーを使って検出した回転子位
置に基づいて固定子コイルの通電タイミングを制御す
る。しかし、位置センサーはモータの小型化を妨げる。
また、モータの使用環境によっては、位置センサーの設
置が困難なこともある。そこで、最近は、位置センサー
を使用しないブラシレス型DCモータいわゆるセンサレ
ス・ブラシレスDCモータが注目されるようになってき
た。このセンサレス・ブラシレスDCモータの駆動は、
回転子の位置センサーがないため、固定子コイルの端子
に現れる誘起電圧(B−EMF)に基づいて固定子コイ
ルの通電制御を行なう。
【0003】上記固定子コイルの通電を上記誘起電圧と
同相で行なう場合、モータは順方向にトルクを発生す
る。ところが、固定子コイルの通電を上記誘起電圧と逆
相で行なうと、モータは回転方向に対して逆方向にトル
クを発生する。これにより、モータの制動を能動的に行
なうことができる。ここで、従来においては、モータの
固定子コイルに現れる誘起電圧を基準電位(中点電位)
と比較し、この比較出力波形を使って上記固定子コイル
への通電制御いわゆるコミュテーションを行なうことに
より上記モータを回転方向に順駆動する一方、上記固定
子コイルへの通電方向を逆相にすることによってモータ
の制動を能動的に行おうとしていた(たとえば、株式会
社 東芝 発行「東芝レビュー 1990 vol.4
5 No.9」755〜758頁、センサレス・ブラシ
レスDCモータの駆動技術参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た技術には、次のような問題のあることが本発明者らに
よってあきらかとされた。すなわち、回転中のモータの
固定子コイルに、この固定子コイルの誘起電圧と逆相の
制動電流いわゆる逆駆動電流を通電すると、この逆駆動
電流の通電によって上記固定子コイルの端子電圧に電圧
降下が発生し、これによって通電相を制御するコミュテ
ーションを行うための基準となる比較出力波形に乱れを
生じる。この結果、モータの制動が不安定になって、ブ
レーキのかかり具合が悪くなったり、あるいはブレーキ
が円滑にかからなくなったりする不都合が生じる。本発
明の目的は、モータとくにセンサレス・ブラシレスDC
モータの制動を安定かつ効果的に行えるようにする、と
いう技術を提供することにある。本発明の前記ならびに
そのほかの目的と特徴は、本明細書の記述および添付図
面からあきらかになるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。すなわち、モータの固定子コイル
の端子に現れる電圧波形を基準電位と比較して、この比
較出力波形のエッジを検出し、このエッジ検出出力に基
づいて、上記モータの回転駆動時には上記固定子コイル
への通電を上記誘起電圧と同相で行なわせる一方、上記
モータの制動時には上記固定子コイルへの通電を上記誘
起電圧と逆相で行なわせ、これとともに、上記エッジの
検出期間を上記固定子コイルの非通電期間内にて選択的
に行なわせる、というものである。
【0006】
【作用】上述した手段によれば、逆駆動電流の通電によ
って固定子コイルの端子電圧波形が大きく乱れることが
あっても、これに影響されることなく、モータの回転に
よって上記固定子コイルに現れる誘起電圧に基づき、上
記逆駆動電流の通電位相を的確に制御することができる
ようになる。これにより、モータとくにセンサレス・ブ
ラシレスDCモータの制動を安定かつ効果的に行えるよ
うにする、という目的が達成される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面を参照し
ながら説明する。なお、図において、同一符号は同一あ
るいは相当部分を含むものとする。図1は本発明の技術
が適用されたセンサレス・ブラシレスDCモータ駆動回
路の一実施例を示す。また、図2は、図1の各部におけ
る動作状態を波形チャートによって示す。図1および図
2において、Lu,Lv,Lyは回転子の回転方向に沿
って配置された固定子コイル、1はコミュテーション発
生回路、2は多相駆動回路、3はゼロレベル比較回路、
4はエッジ検出回路、5はクロックのタイミング調整回
路、6はエッジ検出制御回路、7は起動用の発振回路
(VCO)、8はクロック切換回路、9は制御部であ
る。
【0008】コミュテーション発生回路1は、各固定子
コイル(Lu,Lv,Lw)への通電を制御するための
多相制御信号いわゆるコミュテーション信号を、外部か
ら与えられる基準クロックCKに基づいて発生する。多
相駆動回路2は、図2の(A)に示すように、上記コミ
ュテーション信号に基づいて各固定子コイル(Lu,L
v,Lw)を相別に通電駆動する。ゼロレベル比較回路
3は、図2の(B)および(C)に示すように、各固定
子コイル(Lu,Lv,Lw)の端子に現れる誘起電圧
(U−N,V−N,W−N)をそれぞれに基準電位(中
点電位)と比較する。このゼロレベル比較回路3として
は、一定の入力しきい値を有するヒステリシス付比較回
路が使用される。
【0009】エッジ検出回路4は、図2の(C)〜
(H)に示すように、後述するエッジ検出制御回路6の
制御下にて、上記比較回路3の出力波形のエッジを相別
に検出した後、各相のエッジ検出パルスを論理合成して
上記コミュテーション発生回路1の基準クロックCK2
を生成する。タイミング調整回路5は、上記エッジ検出
回路4が生成した基準クロックCK2を所定時間t2だ
け遅延調整した後、上記コュミテーション発生回路1に
コミテーション信号発生のための基準クロックCKとし
て与える。エッジ検出制御回路6は、上記コミュテーシ
ョン発生回路1の動作状態を示すステータス信号に基づ
いて、上記エッジ検出回路4によるエッジの検出期間を
制御する。このエッジ検出制御は、図の(D)に示すよ
うに、固定子コイルへの通電がオフになった時点から一
定時間t1後に一定のデューティ幅twの制御信号を出
力することによって行なわれる。これとともに、図2の
(E)に示すように、上記コミュテーション発生回路1
の動作状態に基づいて、上記エッジ検出回路4が検出す
るエッジの方向も制御する。
【0010】発振回路7は、モータ起動時の基準クロッ
クCK1を発生する。切換回路8は、モータ起動時に上
記発振回路7からの基準クロックCK1をタイミング調
整回路5を介してコミュテーション発生回路1に基準ク
ロックCKとして与える。モータ起動後は、上記エッジ
検出回路4からの基準クロックCK2をタイミング調整
回路5を介してコミュテーション発生回路1に基準クロ
ックCKとして与える。制御部9は、各部の動作を集中
的に監視し、この監視に基づいて、以下に示すような動
作の制御を実行する。
【0011】以下、上述した回路の動作について説明す
る。まず、起動時には、上記発振回路7からの基準クロ
ックCK1を上記コミュテーション発生回路1の基準ク
ロックCKとすることにより、強制的な同期運転による
モータの起動を行なわせる。起動されたモータ一の回転
速度がある程度以上になって上記エッジ検出回路1から
エッジ検出パルスが出力されるようになると、つまり上
記固定コイルに誘起電圧が現れるようになると、上記エ
ッジ検出パルスから得られる基準クロックCK2を上記
コミュテーション発生回路1の基準クロックCKとする
ことにより、モータに上記誘起電圧に基づく自律運転を
行なわせる。
【0012】ここで、回転しているモータを停止させる
ときは、図2の(A)に示すように、上記エッジ検出回
路1からの基準クロックCK2に基づいて制御される固
定子コイルへの駆動電流の通電方向を反対にする。これ
により、固定子コイルへの通電が、その固定子コイルに
現れる誘起電圧と逆相で行なわれるようになる。すなわ
ち、逆駆動電流によるモータの制動が行なわれるように
なる。このとき、図2の(B)〜(H)に示すように、
上記逆駆動電流の通電制御は、上記固定子コイルの非通
電期間内にて選択的に行なわれるエッジ検出に基づいて
いるため、その逆駆動電流の通電によって固定子コイル
の端子電圧波形が大きく乱れることがあっても、これに
影響されることはない。以上のようにして、固定子コイ
ルに現れる誘起電圧に基づき、上記逆駆動電流の通電位
相を的確に制御することができる。したがって、モータ
とくにセンサレス・ブラシレスDCモータの制動は安定
かつ効果的に行なわれるようになる。
【0013】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえ
ば、ゼロレベル比較回路3を制御端子付の回路で構成
し、この制御端子を使ってエッジ検出制御を行なわせる
ようにしてもよい。以上の説明では主として、本発明者
によってなされた発明をその背景となった利用分野であ
るセンサレス・ブラシレスDCモータに適用した場合に
ついて説明したが、それに限定されるものではなく、た
とえばセンサ付のDCモータにも適用できる。
【0014】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりで
ある。すなわち、モータとくにセンサレス・ブラシレス
DCモータの制動を安定かつ効果的に行なわせることが
できる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の技術が適用されたモータ制動回路の一
実施例を示す回路図
【図2】図1に示した回路の要部における動作概略を示
す波形チャート
【符号の説明】 Lu,Lv,Ly 固定子コイル 1 コミュテーション発生回路 2 多相駆動回路 3 ゼロレベル比較回路 4 エッジ検出回路 5 タイミング調整回路 6 エッジ検出制御回路 7 起動用の発振回路 8 クロック切換回路 9 制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの固定子コイルに現れる誘起電圧
    と逆相の制動電流を上記固定子コイルに通電することに
    よって上記モータの制動を行なうモータ制動回路であっ
    て、上記固定子コイルの端子に現れる電圧波形を基準電
    位と比較する比較回路と、この比較出力波形のエッジを
    検出するエッジ検出回路と、このエッジ検出出力に基づ
    いて上記制動電流の通電位相を制御するコミュテーショ
    ン発生回路と、このコミュテーション発生回路の動作状
    態に基づいて上記エッジの検出期間を上記固定子コイル
    の非通電期間内に行なわせるエッジ検出制御回路とを備
    えたモータ制動回路。
  2. 【請求項2】 固定子コイルへの通電がオンからオフに
    切り換えられてから一定時間後に一定デューティ幅の制
    御信号を出力するエッジ検出制御回路と、上記制御信号
    の出力期間にて選択的にエッジ検出を行うエッジ検出回
    路とを備えた請求項1に記載のモータ制動回路。
JP4086305A 1992-03-10 1992-03-10 モータ制動回路 Pending JPH05260786A (ja)

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