JPH11502700A - 複数巻線の多相直流モータに駆動信号を供給するための装置、駆動システム及びディスクドライブ - Google Patents

複数巻線の多相直流モータに駆動信号を供給するための装置、駆動システム及びディスクドライブ

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JPH11502700A
JPH11502700A JP9526692A JP52669297A JPH11502700A JP H11502700 A JPH11502700 A JP H11502700A JP 9526692 A JP9526692 A JP 9526692A JP 52669297 A JP52669297 A JP 52669297A JP H11502700 A JPH11502700 A JP H11502700A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、駆動信号を複数巻線の多相直流モータ(8)に供給するための装置に関する。前記装置は、前記駆動信号を巻線(2、4、6)に供給する多相インバータ(10)と、位相誤り信号を得るためにこの巻線の逆起電力信号をサンプリングする位相検出器(40)と、前記位相誤り信号に依存して制御信号を生成するローパスフィルタ(42)と、位相及び周波数が前記制御信号に依存する周波数信号を生成し、多相インバータ(10)が前記駆動信号を巻線(2、4、6)に供給するタイミングがこの周波数信号に依存するような、可制御発振器(44)とを有している。前記装置はさらに、少なくも前記位相誤り信号内にフライバック信号が存在する間、一時的に前記ローパスフィルタ(42)による該位相誤り信号の更なる処理を抑止し、この結果、該位相誤り信号内に存するフライバックパルスの処理が抑止される、マスキング回路(70)を有している。

Description

【発明の詳細な説明】 複数巻線の多相直流モータに駆動信号を供給するための装置、駆動システム及び ディスクドライブ 技術分野 本発明は、駆動信号を複数巻線の多相直流モータに供給するための装置であっ て、該装置は、これら巻線が所定のシーケンスで前記駆動信号により再来的に通 電される(少なくとも一つの巻線は、少なくとも所定のフリー期間中は駆動信号 が供給されない)ように前記モータのこれら巻線に前記駆動信号を供給する多相 インバータと、 前記多相インバータの制御の下、駆動信号が前記少なくとも一つの巻線に印加 されない各前記フリー期間中、位相誤り信号を得るためにこの巻線の逆起電力信 号をサンプリングする位相検出器と、 前記位相誤り信号に依存して制御信号を生成するローパスフィルタと、 位相及び周波数が前記制御信号に依存する周波数信号を生成する(前記多相イ ンバータが前記駆動信号を各前記巻線に供給するタイミングが、この周波数信号 の周波数及び位相に依存する)可制御発振器とを有する装置に関する。本発明は また、多相直流モータ及びこのような装置を有する駆動システムにも関する。本 発明はさらに、このような駆動システムを含むディスクドライブにも関する。 インバータにより駆動されるブラシレス直流モータは、通常、巻線が通電され る瞬間において固定子及び回転子の位置の間の所望の位相角関係を維持するため にフィードバックループを使用する。この位相角関係は、例えば、前記モータが 最大トルクを産み出すように選択されても良い。 巻線のフリー期間(a free period)は、通常、他の巻線が駆動信号を受信する 該他の巻線の駆動期間中か、該駆動期間に一致して生じる。巻線のフリー期間の 始まり及び終わりはまた、通常、他の巻線の駆動期間の始まりすなわち終わりに 一致する。例えば、三相モータの場合、これは、いかなる瞬間において(互いに 関して120°位相シフトされている二つの駆動期間の間)駆動信号が二つの巻 線に印加され、(各駆動期間の半分の長さであるフリー期間の間)第3の巻線に は駆動信号が印加されないことを意味する。この第3の巻線は、“フローティン グ”を保ち、本質的に既知である逆起電力信号を生成する。 背景技術 このような装置は、米国特許第4,928,043 号から既知である。この既知の装置 は、位相検出器、ローパスフィルタ及び可制御発振器を有するフィードバックル ープを含んでいる。このフィードバックループは、結果として、位相ロックルー プ(PLL)である。前記位相検出器は、一つ以上の巻線からの順次の逆起電力信 号を組合わせ、全ての逆起電力信号には同一の極性が与えられて、位相誤り信号 を形成する。前記ローパスフィルタは、巻線の逆起電力電圧と基準値とを比較し 、前記発振器に対する制御信号を得るためにこの差を積分する積分器として構成 される。この制御信号は、VCOタイプの前記発振器を制御し、この発振器は、 多相インバータのスイッチングの瞬間を制御する。インバータにより決定される モータの回転子の所望の位置が、該回転子の実際の位置から逸れている場合、前 記制御信号の電圧が応じて変化し、これにより、前記VCOはこの偏差を無くす ように該インバータのスイッチングの瞬間を補正するであろう。前記逆起電力信 号の電圧は、前記モータが最大トルクを生成するという最適条件を持つ。PLL により、この電圧の偏差が、結果として該偏差を無くすための前記制御信号の変 化になる。 最適効率のために、前記既知の装置は、前記駆動信号のパルス幅を変調する( パルス幅変調)、切換電流調整器(a switched current regulator)を持つ。この 技術は、前記逆起電力信号上に偽成分を引き起こす。この既知の装置は、位相ロ ックループを用いるため、これら偽成分に対する感受性はかなり減少している。 しかしながら、位相ロックループを持つ前記既知の装置は、整流が理想の瞬間 に生じないため前記モータが始動される際正確に動作しない問題を有している。 発明の開示 本発明の目的の一つは、この問題を解決することにある。このため、本発明に よる装置は、少なくとも前記位相誤り信号内にフライバック信号が存在する間、 前記ローパスフィルタによる前記位相誤り信号の更なる処理を一時的に抑止し、 この結果、前記位相誤り信号内に存する前記フライバックパルスの処理が抑止さ れる、マスキング回路を有することを特徴とする。 このように、マスキング回路は、前記位相誤り信号から、すなわち、前記ロー パスフィルタに印加されるサンプリングされた逆起電力信号からフライバックパ ルスを除去する。整流(前記インバータのスイッチングの瞬間)後、フライバッ クパルスは現れ、この継続期間は、モータ電流及び自己誘導効果に依存する。ゆ えに、フライバックパルスの継続時間は、モータが始動され、該モータが低速で ある場合長い。逆に、逆起電力信号は、モータが始動され、該モータが低速であ る場合小さい。これは、これらフライバックパルスが逆起電力信号に勝ることを 意味する。この結果として、積分器により形成される前記ローパスフィルタは、 偏差を持つ制御信号を生成するであろう。偏差を持つ制御信号は、整流が理想の 瞬間にもたらされないことを意味する。本発明によれば、フライバックパルスが 除去されるため、位相ロックループ回路による直接の始動が可能である。さらに 、これは、いかなる速度、すなわち、低速度でも整流が理想の瞬間に生じること を保証する。フライバックパルスは、前記発振器が整流を開始した後直ちに現れ る。前記マスキング回路は、例えば直接前記発振器の出力信号に基づいててこの 瞬間を決定できる。好ましくは、フライバックパルスの終わりが、検出回路によ り検出される。この回路は、例えば、サンプリングされた逆起電力すなわち該逆 起電力より得られる量と基準値とを比較する比較器を有しても良い。この検出回 路はまた、例えば、フライバックパルスの終わりを検出するエッジ検出器として 構築されても良い。 さらにとりわけ、前記マスキング回路は、前記位相誤り信号の前記ローパスフ ィルタへの供給を遮断し、フライバックパルスの更なる処理を抑止するための第 1のスイッチング手段を有する。このスイッチング手段は、フライバックパルス を抑圧するための非常に効果的で経済的に有利な手段を形成する。 既に述べたように、整流は、発振器により開始される。内部遅延により、実際 の整流、すなわち、前記発振器の周波数信号に対する前記インバータの応答が、 わずかに遅れて現れるであろう。これはまた、サンプリングされた逆起電力信号 にいくらかの偽成分を引き起こす。これらの偽成分の除去も確実にするため、前 記マスキング回路は、前記位相誤り信号の前記ローパスフィルタへの供給を、好 ましくは少なくとも所定の最小期間の間抑止する。 どんないかなる理由でも、前記マスキング回路が、フライバックパルスの終わ りまたはフライバックパルスが無いことを検出し損ねる場合、該マスキング回路 が、フリー期間全体にわたって前記位相誤り信号の前記ローパスフィルタへの供 給を抑止することは望ましくない。これを防止するために、本発明によるマスキ ング回路は、好ましくは所定の長さの所定の最大期間の後前記抑止を終了する。 通常、この最大期間は、前記モータが前記巻線を介して最大電流で始動される場 合に生じるフライバックパルスの想像される最大継続時間に等しく選択されるで あろう。 本発明の好ましい実施例においては、前記マスキング回路は、前記位相誤り信 号の前記ローパスフィルタへの供給を遮断する際、該ローパスフィルタに第1の 基準信号を供給する。これは、不確定の過渡期が遮断の瞬間に前記ローパスフィ ルタの入力に生じない利点を持つ。特に、前記第1の基準信号が、積分増幅器と して構築される前記ローパスフィルタに印加される基準値としても使用される直 流電圧である場合、前記位相誤り信号の該ローパスフィルタへの供給が遮断され る際、該ローパスフィルタの入力に差電圧が現れないであろう。 米国特許第5,306,988 号及び第5,221,881 号はまた、逆起電力信号がゼロを通 過することを検出する零交叉検出回路を抑止するためのマスキング回路を有する 、ブラシレス直流モータを制御する装置を開示している。しかしながら、この装 置は、多相インバータが再来的に駆動信号を巻線に供給するタイミングが位相ロ ックループにより生成される周波数信号の周波数及び位相に依存するような、位 相ロックループを持たない。さらに、前記零交叉検出回路は、本発明による装置 においては好ましいような可変の時間ではなく、一定時間抑止される。一定時間 抑止することは、前記回路がモータの始動に基づき再活性化される場合に、通常 、フライバックパルスは依然存する点で不利である。言い換えると、前記一定時 間は、フライバックパルスの継続時間よりも短い。しかしながら、前記一定時間 が、 モータの始動に基づきフライバックパルスが完全に抑圧されるような長さに選択 された場合でも、満足の行く制御を最早より高速ではできないであろう。なぜな ら、この場合、逆起電力信号を抑圧する部分が大きすぎるからである。 図面の簡単な説明 ここで、本発明は、図面を参照してより詳細に述べられるであろう。 各図において、 第1図は、本発明による装置の可能な実施例を示し、 第2図は、第1図に示される装置の電源回路の一例を示し、 第3図は、第1図に示される装置の動作を図示するための表であり、 第4図は、第1図に示される装置によりモータに連続的に印加される駆動信号 を図的に示し、 第5図は、第1図に示される装置の動作を図示するための波形図を示し、 第6図は、第1図に示される装置のマスキング回路の一例を示し、 第7図は、図に示されるような装置を含むディスクドライブの一例を示してい る。 発明を実施するための最良の形態 第1図において、参照番号1は、三相ブラシレス直流モータ8の三つの巻線2 、4及び6に駆動信号を供給するための装置を示している。前記モータの固定子 の各巻線には、該モータの磁気回転子が回転するように、所定のシーケンスで駆 動信号が再来的に供給される。しかしながら、少なくとも一つの巻線には、所定 のフリー期間中駆動信号は供給されない。本例においては、三つの巻線全てが、 所定のフリー期間において駆動信号を、再来的に受信しないのであって、同時に 受信しないことはない。装置1は、上述のようにモータ8の巻線2、4及び6に 駆動信号を印加するための本質的に既知である多相インバータ10を有している 。多相インバータ10により生成される前記駆動信号は、ライン12、14及び 16を介して巻線2、4及び6に印加される。 本例においては、多相インバータ10は、この場合、三相直流モータが駆動さ れるべきであるため、三相インバータである。この例においては、多相インバー タ10は、電源回路18及びシーケンサ20を有している。シーケンサ20は、 電源回路18が巻線2、4及び6に順次形式、すなわち、所定のシーケンスで再 来的に駆動信号を供給するように、ライン22.1〜22.6を介して該電源回 路18を順次駆動する。第2図は、電源回路18の一例を示している。電源回路 18は、従来の三つ組みハーフHブリッジ(a conventional triple half-Hbridg e)を有している。電源回路18は、電源ライン26及び零電位ライン28の間に 配置される三つの直流電流パス24、24’及び24”を有している。本例にお いては、供給電圧V0が、電源ライン26に印加され、前記零電位ラインは、接 地されている。 各電流パス24、24’及び24”は、二つの直列接続されたトランジスタ3 0及び32、30’及び32’並びに30”及び32”を有している。これらト ランジスタ30、30’、30”、32、32’及び32”は各々、例えば、本 質的に既知であるFETまたはいかなる他のスイッチング手段からなっても良い 。さらに、各トランジスタ30、30’、30”、32、32’及び32”は、 関連付けられたフライバックダイオード34、34’、34”、36、36’及 び36”を有している。各フライバックダイオードは、関連付けられた前記トラ ンジスタと逆平行に配置される。ある巻線において該巻線のフリー期間中に生じ る逆起電力電圧により生成されるフライバック信号は、これらフライバックダイ オードを介して流れることができる。供給ライン12、14及び16は、トラン ジスタ30、30’、30”、32、32’及び32”の間でノードA、B及び Cに各々接続される。 電源回路18の動作は、第3図における表を参照して、及びモータ8を示す第 4図を参照して詳細に述べられる。巻線2、4及び6の各端子は、第4図におい てノードA、B及びCとして示され、第1図乃至第3図におけるノードA、B及 びCに対応する。一般的に、動作時に、あるノード(例えば、ノードA)は電源 ライン26に接続され、他のノード(例えば、ノードB)は零電位ライン28に 接続され、最後のノード(例えば、ノードC)はフローティングを保つようにな っている。すなわち、6個の異なる位相が考えられる。例えば、第1の位相Fに おいては、前記電源回路は、トランジスタ30をターンオンするようにライン2 2.3を介して制御され、これにより、ノードAが電源ライン26に接続される 。この第1の位相Fにおいて、トランジスタ32’は同時に、ノードBを零電位 ライン28に接続するようにライン22.5を介して駆動される。他のトランジ スタは、この第1の位相Fにおいてはターンオフされる。この結果、駆動電流が 、前記第1の位相Fの際には、電源ライン26からノードAにトランジスタ30 を介して、ノードAからノードBに巻線2及び4を介して並びにノードBからラ イン28にトランジスタ32’を介して流れるように生成される。この場合、ノ ードCは、フローティングを維持する。この第1の位相は、第3図及び第4図に 示されている。第3図の第1のラインは、電流がノードAからノードBに流れ、 ノードCはフローティングが保たれていることを示している。第4図においては 、この電流は、参照番号丸1でマークされている矢印により示されている。全体 的に同様に、第2の位相において電流はノードAからノードCに流れ、ノードB はフローティングが保たれる。3〜6の他の位相が、第3図及び第4図に同様に 示されている。さらに、駆動信号がモータの巻線に印加される駆動期間Paを、 規定することができる。フリー期間Pvを、駆動信号が巻線に印加されない期間 として規定することができる。第3図はまた、この駆動期間Pa及びフリー期間 Pvも与えている。この図は、本例においては、二つの巻線の駆動期間Paの間に 他の一つの巻線に駆動信号が印加されないように、所定の駆動期間Paの間に駆 動信号が各モータ巻線に印加されることを示している。さらに、フリー期間の始 まりと終わりは、駆動期間の始まりすなわち終わりに一致し、各駆動期間は、一 つのフリー期間の2倍の長さである。 フリー期間Pvの間、上述のように、ノードA、BまたはCの一つは、フロー ティングが保たれる。しかしながら、例えばノードCが前記第1の位相において フローティングが保たれる場合、前記モータの回転子の回転は、巻線6に誘導電 圧を生成するであろう。この誘導電圧は、ノードCと前記三つの巻線のY結線点 Sとの間で利用でき、以下逆起電力信号として参照される。同様に、逆起電力が 、前記第2の位相FにおいてノードBとY結線Sとの間で生成され、前記第3の 位相FにおいてノードAとY結線Sとの間で生成され、以下同様である。 シーケンサ20は、一般的に知られているタイプのものであり、クロック信号 を有しライン38を介して印加される周波数信号の周期(the rhythm)で、第3図 の表に与えられるシーケンスでトランジスタ30、30’、30”、32、32 ’及び32”を再来的にターンオンする信号をライン22.1〜22.6上に生 成する。シーケンサ20は、例えば、前記モータの一電気的回転中に6回シフト される、本質的に既知であるシフトレジスタを有しても良い。本例においては、 それゆえ、ライン38上の前記クロック信号は、前記回転子の回転周波数の6倍 高い周波数を持つ。 巻線2、4及び6において各々生成される上述の逆起電力信号は、前記モータ の回転子の実際の位置についての情報を含んでいる。それゆえ、これらの信号を 、必要ならば、実際の回転子の位置を補正できるように、この実際の回転子の位 置と所望の回転子の位置とを比較するために使用することができる。この目的の ため、当該装置は、位相検出器40、ローパスフィルタ42及び可制御発振器4 4を有するフィードバックループを含んでいる。実際の回転子の位置を表す前記 逆起電力信号は、ライン12、14及び16を介して位相検出器40に印加され る。以下に記載されるデコーダ48により、所望の回転子の位置が、シーケンサ 20によりライン22.1〜22.6上に生成される出力信号から得ることがで き、対応する信号が、ライン50、52及び54を介して位相検出器40に印加 される。本例において、可制御発振器44は、VCO(電圧制御発振器)である 。さらに、当該装置は、パルス幅変調器56を有し、この変調器は、脈動供給電 圧V0を生成し、この電圧は、電源回路18に印加される。前記モータの速度は 、供給電圧V0のパルス幅を変化させることにより制御することができる。この ため、当該装置は、パルス幅変調器56を制御する、速度制御器58を有する。 発振器44の出力信号は、モータ速度の測定量であり、ライン60を介して速度 制御器58に印加される。速度制御器58は、ライン60上の前記信号により表 される実際の速度と、該速度制御器58に例えばライン62を介して入力される 所望の速度とを比較する。ライン62を介して入力される所望の速度とライン6 0上の前記信号に応じた実際の速度との間に差がある場合、速度制御器58は、 この速度差がゼロに減少するようにライン64を介してパルス幅変調器56を制 御する ことができる。 モータ速度を制御するためにパルス幅制御を用いることは、高効率を達成でき る点で有利である。パルス幅変調は、前記逆起電力信号上に偽成分を引き起こす 。しかしながら、前記フィードバックループが位相ロックループであるため、こ れらの偽成分は、前記回転子の瞬時位置の制御に悪影響を及ぼさない。ローパス フィルタ42が、このパルス幅変調により生じた高周波の偽成分を除去する。こ のように、位相ロックループは、前記モータの速度がパルス幅変調により制御さ れていても、前記固定子及び前記回転子の位置の間の所望の位相角関係を維持す る。 可制御発振器44は、クロック信号を有する上述の周波数信号を生成し、ライ ン38を介してシーケンサ20を計時する。 当該装置の動作、とりわけ、該装置のフィードバックループの動作が、第5図 の図により説明される。 第5図においてFでマークされている第1の矢印は、モータが一回の完全な電 気的回転を実行する場合順次生じる6個の異なる位相を与えている。列A、B及 びCは各々、前記モータのノードA、B及びCに対する時間の関数としての電圧 を与えている。これは、例えば、第1及び第2の位相時、ノードAの電圧は供給 電圧V0に等しいことを示している。第3の位相時、ノードAはフローティング であり、逆起電力信号が巻線2に生成される。第4の位相の始まりにおいて、ノ ードA上の電圧は、該ノードAが零電位ライン28に接続されるため、零点の電 圧に等しくなる。この状況は、第4及び第5の位相の間維持される。第6の位相 において、ノードAは再びフローティングになり、別の逆起電力信号が生成され る。ノードBにおいては、ノードAにおける信号と同様の信号が生成され、この ノードBにおける信号は、ノードAにおける信号に関して位相が120°シフト されている。同様に、ノードCにおける信号は、ノードAにおける信号に関して 240°の位相シフトを持つ。 既に述べたように、逆起電力信号は、モータの回転子の位置についての情報を 含んでいる。全ての情報を使用可能にするために、ノードA、B及びCに現れる 逆起電力信号は、必要ならば反転されて、サンプリングされ、第5図に示される ような位相誤り信号(FF)を形成するために組合わされる。正確に逆起電力信 号を組合わせ位相誤り信号を形成するために、当該装置はさらに、シーケンサ2 0の出力信号が印加されるデコーダ48を有している。本質的に既知のように、 シーケンサ20の出力信号は、デコーダ48がライン50、52及び54上に各 々スイッチング信号S1、S2及びS3を生成するように処理される。これらスイ ッチング信号S1、S2及びS3は、ライン50、52及び54を介して位相検出 器40に印加される。信号S1を値1と仮定する場合、ライン12上の信号(ノ ードA上の信号)は変形されず伝送される。信号S1を値0と仮定する場合、ラ イン12上の信号は遮断され、信号S1を値−1と仮定する場合、ライン12上 の信号は反転される。これはまた、信号S2及びS3に関するライン14及び1 6上の信号にも適用される。結果として、第5図に示されるような位相誤り信号 が、ライン66上の位相検出器40の出力に生成される。このように、位相検出 器40は、全ての利用可能な逆起電力信号を組合わせ、これら信号には同一の極 性が与えられる。全ての利用可能な逆起電力情報が位相誤り信号(FF)に存す ることは有利である。次いで、この位相誤り信号がローパスフィルタ42に直接 印加される場合、例えばパルス幅変調器56によりもたらされるかもしれない、 例として位相誤り信号の第2位相に示されるようないかなる偽成分も、このフィ ルタにより抑止される。このように、前記ローパスフィルタは、前記パルス幅変 調器により生じるかもしれないジッタが抑止された制御信号を生成する。ライン 68により、この制御信号は可制御発振器44に印加され、該発振器は、この信 号に応答して第5図に示されるような周波数信号(V)をライン38上に生成す る。シーケンサ20は、周波数信号(V)により計時される。 しかしながら、前記位相誤り信号(FF)は、前記実際の回転子の位置につい ての情報を含まず、前記逆起電力信号を部分的にマスクするようなフライバック パルス(P)を含んでいる。これらフライバックパルスは、可制御発振器44が 整流を開始した後直ちに始まる。言い換えると、所定の巻線に対するフライバッ クパルスは、該巻線への駆動信号の供給が停止され、この巻線がフローティング に保たれた後直ちに始まる。フライバックパルスの継続時間は、モータ電流及び 自己誘導効果に依存する。これは、この場合有用な逆起電力が比較的小さく、一 方フライバックパルスは比較的広いためにモータを始動しにくくさせる。この結 果、ローパスフィルタ42は、逆起電力信号のみならず、これらフライバックパ ルスにも依存する出力信号を生成する。これらフライバックパルスは、回転子の 瞬時位置には無関係であるため、前記ローパスフィルタの出力信号は、フライバ ックパルスの大きさに依存する大きさの誤りを示すであろう。この場合、回転子 の位置は、位相ロックループにより正確に制御されないであろう。 このフライバックパルスの問題を軽減するために、第1図に示される装置はさ らに、マスキング回路70を有している。このマスキング回路70は、補正され た信号(FF’)を得るために位相誤り信号(FF)内のフライバックパルスを 抑圧する。本例においては、これらフライバックパルスは、前記位相誤り信号か ら一様に除去される。とりわけ、前記位相誤り信号の前記ローパスフィルタへの 供給が、フライバックパルスが現れる瞬時に抑止される。各抑止は、フリー期間 の始まりにおいて開始される。これは、整流が生じる瞬間、すなわち、巻線の駆 動期間(Pa)からフリー期間(Pv)への遷移の瞬間、抑止が生じることを意味 する。さらに、各フリー期間における各抑止は、前記マスキング回路が関連する フライバックパルスが停止したことを検出した場合終了する。この目的のため、 前記マスキング回路は、例えば、フライバックパルスの終端を検出する検出回路 を有しても良い。これは、種々の方法で可能であり、以下に与えられる例が全部 ではない。このような検出回路は、例えば、エッジ検出器を有しても良い。他の 例においては、前記検出回路は、前記逆起電力信号すなわち逆起電力信号の導関 数が関連する期間の少なくとも一部期間内で所定の基準値に等しいかどうかを検 出する比較器を有しても良い。 これは、いかなる場合において、前記抑止の継続時間が、厳格に必要とされる ほど長くないことを意味する。フライバックパルスが最早存しない瞬間、マスキ ング回路70は再び、ライン72を介してフィルタ42に直接位相誤り信号を転 送するであろう。 第6図は、マスキング回路70の一例を示している。マスキング回路70は、 少なくとも一つの開状態及び一つの閉状態を持つ第1の可制御スイッチング手段 74を有している。閉状態においては、ライン66上の位相誤り信号が、ライン 72を介してローパスフィルタ42に直接転送される。このマスキング回路はさ らに、少なくとも一つの開状態及び一つの閉状態を持つ第2のスイッチング手段 76を有している。この第2のスイッチング手段が閉状態の場合、ライン72は 基準電圧(Vref)に接続される。この場合、ライン72は、この基準電圧によ り決定される第1の基準信号を搬送し、この第1の基準信号は、ローパスフィル タ42に印加される。第1のスイッチング手段74及び第2のスイッチング手段 リップフロップ78は、ライン38上の前記発振器の出力により計時される。前 記マスキング回路はさらに、ライン66に接続される第1の入力及び直流電圧が 印加される第2の入力を持つ比較器80の形態で検出回路を有している。すなわ ち、第2の基準信号が、前記第2の入力に印加され、これは、本例においては前 記第1の基準信号と同一である。比較器80の出力は、OR演算回路82の入力 に接続される。ライン38上の周波数信号はまた、第1のタイマ84及び第2の タイマ86にも印加される。第1のタイマ84の出力は、OR演算回路82の第 2の入力に接続される。第2のタイマ86の出力は、これらスイッチング手段を 制御するために第3のスイッチング手段88に接続される。OR演算回路82の 出力は、この第3のスイッチング手段を介してフリップフロップ78の入力に接 続される。 マスキング回路70は、以下にように動作する。発振器44が整流を開始する や否や、前記フリップフロップがライン38を介してリセットされる。これは、 フリップフロップが、第1のスイッチング手段74が開くように、及び第2のス イッチング手段76が閉じるように制御することを意味する。すなわち、前記フ リップフロップは、とりわけ、逆起電力信号の抑止を始動するための始動回路を 形成する。結果として、この場合前記基準電圧Vrefにより形成される前記第1 の基準信号が、ローパスフィルタ42の入力に印加される。本例においては、基 準電圧Vrefが、供給電圧V0の半分に等しい。フライバックパルスがライン66 上に存する限り、このライン上の電圧は、略々0であろう。しかしながら、フラ イバックパルスが終わるや否や、ライン66上の電圧は、上昇するであろう。ラ イン66上の電圧がVrefに等しくなる瞬時において、比較器80は、0に等し い出力信号を生成するであろう。第3のスイッチング手段88が閉じられてい ると仮定する場合、前記フリップフロップは、他方の状態に設定され、第1のス イッチング手段74は閉じられ、第2のスイッチング手段76は開かれる。この 結果として、ライン66上の位相誤り信号は、最早遮断されず、ライン72を介 してローパスフィルタ42の入力に印加される。 発振器44による整流の開始はまた、第1のタイマ84も始動する。第1のタ イマ84の特徴は、このタイマが、該タイマが始動された瞬時においてゼロでな い信号を供給することである。タイマ84は、所定の最小期間が満了するまでこ の信号を維持する。再び前記第3のスイッチング手段が閉じられていると仮定す る場合、これは、前記フリップフロップが少なくとも前記最小期間の間自身の元 の状態を維持し、ゆえに、第1のスイッチング手段74がこの最小期間の間開い たままであり、第2のスイッチング手段76がこの最小期間の間閉じたままであ ることを意味する。装置1における内部遅延の結果として、実際の整流、すなわ ち、前記発振器からの前記周波数信号への前記インバータの応答がわずかに遅れ て現れるであろう。これは、サンプリングされた逆起電力信号内に外乱を引き起 こす。これら外乱の全てが前記最小期間内に生じるため、該外乱は前記ローパス フィルタに印加されないであろう。前記所定の最小期間の終端において、前記第 1のタイマの出力信号はゼロになるであろう。この瞬間から、前記フリップフロ ップの状態は、ゆえに、比較器80の出力信号に依存するであろう。 第2のタイマ86も、前記発振器が整流を開始する瞬間にリセットされる。こ の瞬間から、前記第2のタイマの出力信号は、ゼロではない値を仮定するであろ う。第3のスイッチング手段88は、前記第2のタイマの出力信号がゼロでない 限り閉じられている。しかしながら、この第3のスイッチング手段は、前記第2 のタイマの出力信号が所定の最大期間の後ゼロになった場合開かれるであろう。 この最大期間は、前記最小期間よりも長く、逆起電力信号を生じ得る前記フリー 期間の長さよりも短いものである。フライバックパルスが、存在しないか、どん ないかなる理由で前記比較器により検出されない場合でも、前記第2のタイマは 、前記第3のスイッチング手段が前記最大期間の満了の後開かれることを確実に するであろう。結果として、フリップフロップ78を介して、第1のスイッチン グ手段74は再び閉じられ、第2のスイッチング手段76は開かれるであろう。 逆 起電力信号を生じ得る期間の継続時間はモータ速度に依存するため、第2のタイ マ86の前記最大期間を前記モータの瞬間速度に依存させることが好ましい。こ の最大期間は、前記モータ速度が速くなるに連れ、短くすることができる。これ は、例えば、発振器44によりライン38上に生成される前記周波数信号により タイマ86を設定することにより達成することができる。 本例においては、前記ローパスフィルタは、発振器44に印加される前記制御 信号を得るために前記位相誤り信号と第3の基準信号との間の差を積分する積分 器を有する。この例においては、この第3の基準信号も、前記基準電圧Vrefか らなる。これは、前記マスキング回路が前記第1の基準信号を前記ローパスフィ ルタに供給する場合、この積分器の入力に差電圧が現れない点で有利である。し かしながら、例えば受動RCフィルタ等の他のタイプのローパスフィルタを使用 できることも明らかであろう。 本発明の範囲は上述の例に決して限定されないことを強調する。 例えば、前記第1のスイッチング手段は、完全にフライバックパルスを抑圧す るよりむしろ減衰させる減衰器により置き換えられても良い。その上、すでに述 べたように、フライバックの存在はまた、他の方法で検出することもできる。本 例においては、フライバックパルスの開始が、前記発振器により生成される周波 数信号に基づいて決定される。明らかに、適切な検出回路により前記位相誤り信 号自体に基づいてフライバックパルスの始まりと終わりの両方を決定することも 可能である。 さらに、前記第1及び第2の基準信号は、必ずしも互いに等しい必要はない。 既に述べたように、前記検出回路は、エッジ検出器を含んでも良い。この目的の ために、前記比較器は、例えば、前記位相誤り信号の傾斜を決定する微分器と組 合わされても良い。前記傾斜が所定の値を超えるや否や、フライバックパルスの 立ち下がり区間が検出されたと結論を引き出しても良い。この目的のため、微分 信号が、例えば、この微分信号と基準値とを比較する比較器に印加されても良い 。 本例においては、前記逆起電力信号の抑圧は、前記フライバックパルスの終わ りの検出により中断される。これは、抑圧期間が可変であることを意味する。し かしながら、他の例においては、前記マスキング回路にストップタイマを設け、 所定の継続期間の抑圧期間の満了により抑圧を終了することができる。前記マス キング回路に可制御ストップタイマを設け、モータの回転の瞬間速度に長さが依 存する抑圧期間の満了により抑圧を終了することも等しく可能である。同様に、 フライバックパルスの立ち下がり区間の検出の後所定時間の満了により抑圧が終 了されても良い。 前述の始動回路は、前記多相インバータが前記周波数信号の印加に応答して新 しい位相に設定される瞬間に各抑圧を開始する。しかしながら、前記始動回路は 、例えば前記逆起電力信号自体等の他の信号に基づいてフリー期間の始まりを検 出することもできる。 さらに、本発明は、三相直流モータに決して限定されない。同様の原理に基づ いて、本発明はまた、二相、三相、四相、五相...n相モータに使用すること ができる。その上、本発明は、Y構造で配置される巻線を持つ三相モータと組合 せた使用に限定されない。他の構造もまた考慮できる。多相直流モータ及び本発 明による装置を有する駆動システムは、好ましくは、コンピュータハードディス クドライブ、CD−ROMドライブ、フロッピーディスクドライブ等のディスク ドライブにおいて使用される。第7図は、このようなディスクドライブ90の一 例を示している。ディスクドライブ90は、本例においては三つの、磁化可能デ ィスク92のアセンブリの形態の情報担体を有している。さらにディスクドライ ブは、回転可能ディスク92上にディジタル情報を書込むための、及びディスク 92からディジタル情報を読出すための読出し/書込ユニット94も有している 。これら回転可能ディスク92は、第1図に示されるような装置1とモータ8と により駆動される。ディスクドライブ90の利点は、該ディスクドライブ90の 始動に非常に信頼性がある。これは、ディスクドライブ90が始動時に望ましく ない方向に回転を始める危険性がなく、それにも関わらず、該ディスクドライブ は非常に素早く始動するであろうことを意味する。これは、位相ロックループと マスキング回路70との組合せの結果として達成される。位相ロックループは、 モータ8が所望の回転方向で始動することを保証する。いかなる更なる工程なし では、位相ロックループを使用することにより、ディスクドライブの始動時間が 比較的長くなるであろう。マスキング回路70は、始動が素早くもたらされるこ と を確実にする。しかしながら、当該装置はまた、他のドライブと組合わせた使用 にも適している。これらの変形は全て、本発明の範囲内に収まると考えられる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.駆動信号を複数巻線の多相直流モータに供給するための装置であって、該装 置は、これら巻線が所定のシーケンスで前記駆動信号により再来的に通電される (少なくとも一つの巻線は、少なくとも所定のフリー期間中は駆動信号が供給さ れない)ように前記モータのこれら巻線に前記駆動信号を供給する多相インバー タと、 前記多相インバータの制御の下、駆動信号が前記少なくとも一つの巻線に印 加されない各前記フリー期間中、位相誤り信号を得るためにこの巻線の逆起電力 信号をサンプリングする位相検出器と、 前記位相誤り信号に依存して制御信号を生成するローパスフィルタと、 位相及び周波数が前記制御信号に依存する周波数信号を生成する(前記多相 インバータが前記駆動信号を各前記巻線に供給するタイミングが、この周波数信 号の周波数及び位相に依存する)可制御発振器とを有する装置において、 前記装置はさらに、少なくとも前記位相誤り信号内にフライバック信号が存 在する間、前記ローパスフィルタによる前記位相誤り信号の更なる処理を一時的 に抑止し、この結果、前記位相誤り信号内に存する前記フライバックパルスの処 理が抑止される、マスキング回路を有することを特徴とする装置。 2.請求項1に記載の装置において、前記マスキング回路は、前記位相誤り信号 の前記ローパスフィルタへの供給を遮断し、フライバックパルスの更なる処理を 抑止するための第1のスイッチング手段を有することを特徴とする装置。 3.請求項2に記載の装置において、前記マスキング回路は、前記位相誤り信号 の前記ローパスフィルタへの供給を遮断する際、該ローパスフィルタに第1の基 準信号を供給することを特徴とする装置。 4.請求項1、2または3に記載の装置において、前記マスキング回路は、駆動 信号が関連する前記巻線に印加されない前記フリー期間の始まりにおいて抑止を 開始するための始動回路を有することを特徴とする装置。 5.請求項4に記載の装置において、前記始動回路は、前記多相インバータが前 記周波数信号の印加に応答して新しい位相に設定される瞬間に各抑止を開始す ることを特徴とする装置。 6.請求項4または5に記載の装置において、前記マスキング回路は、前記逆起 電力信号すなわち該逆起電力信号の導関数が関連するフリー期間の少なくとも一 部の期間内で所定の基準値に等しくなる際、該関連するフリー期間における各抑 止を終了する停止回路を含むことを特徴とする装置。 7.請求項4または5に記載の装置において、前記マスキング回路は、所定の継 続時間の抑止期間の満了の後抑止を終了するためのストップタイマを含むことを 特徴とする装置。 8.請求項4または5に記載の装置において、前記マスキング回路は、前記モー タの回転の瞬間速度に長さが依存する抑止期間の満了の後抑止を終了するための 可制御ストップタイマを含むことを特徴とする装置。 9.請求項6に記載の装置において、前記マスキング回路は、所定の継続期間の 最大抑止期間の満了の後前記抑止を終了することを特徴とする装置。 10.請求項1乃至9の何れか一項に記載の装置において、前記マスキング回路 は、少なくとも所定の継続期間の最小抑止期間の間前記ローパスフィルタによる 前記位相誤り信号の処理を抑止することを特徴とする装置。 11.請求項9及び10に記載の装置において、前記最小期間は、前記最大期間 よりも短いことを特徴とする装置。 12.請求項2及び6に記載の装置において、前記第1のスイッチング手段は、 制御可能で、少なくとも一つの開状態と一つの閉状態とを仮定することができ、 前記位相誤り信号は、前記閉状態において前記ローパスフィルタに供給され、前 記開状態において、前記位相誤り信号の前記ローパスフィルタへの供給が抑止さ れ、前記マスキング回路がさらに、フライバックパルスの終わりを検出するため の検出回路を含み、前記第1のスイッチング手段が、該検出回路の出力信号に依 存して制御されることを特徴とする装置。 13.請求項3及び12に記載の装置において、前記マスキング回路はさらに、 少なくとも一つの開状態と一つの閉状態とを持つ第2の可制御スイッチング手段 を含み、前記第1の基準信号は、前記第2のスイッチング手段の閉状態において 前記ローパスフィルタに供給され、前記第2のスイッチング手段の開状態 において、前記第1の基準信号の前記ローパスフィルタへの供給は抑止され、前 記第2のスイッチング手段は、前記検出回路の前記出力信号に依存して制御され ることを特徴とする装置。 14.請求項9並びに請求項12及び13の何れか一項に記載の装置において、 前記マスキング回路はさらに、前記フリー期間の始まりにおいて前記発振器によ りリセットされ、次いで前記所定の最小期間が満了するまで信号を供給し、この 結果と、前記第1のスイッチング手段は開状態が維持される、第1のタイマを含 むことを特徴とする装置。 15.請求項13及び14に記載の装置において、前記第2のスイッチング手段 は、前記第1のタイマにより供給される前記信号が存する結果閉状態で維持され ることを特徴とする装置。 16.請求項11並びに請求項14及び15の何れか一項に記載の装置において 、前記マスキング回路はさらに、前記フリー期間の始まりにおいて前記発振器に より始動され、次いで前記所定の最大期間の満了の後信号を供給し、この結果、 前記第1のスイッチング手段が閉状態のままである場合該第1のスイッチング手 段は開状態に設定される、第2のタイマを有することを特徴とする装置。 17.請求項16に記載の装置において、前記第2のスイッチング手段は、該ス イッチング手段が開状態のままである場合、前記第2のタイマにより供給される 前記信号が存する結果閉状態に設定されることを特徴とする装置。 18.請求項14乃至17の何れか一項に記載の装置において、前記マスキング 回路はさらに、OR演算回路、第3の可制御スイッチング手段及びフリップフロ ップを含み、前記検出回路の出力及び前記第1のタイマの出力は、前記OR演算 回路の各々の入力に接続され、該OR演算回路の出力は、前記第3の可制御スイ ッチング手段を介して前記フリップフロップの入力に接続され、前記第3の可制 御スイッチング手段は、前記第2のタイマにより制御され、前記第1及び第2の 可制御スイッチング手段は、前記フリップフロップの二つの出力 19.請求項12乃至18の何れか一項に記載の装置において、前記検出回路は 、前記位相誤り信号及び基準値を表す第2の基準信号が印加される比較器を有す ることを特徴とする装置。 20.請求項1乃至19の何れか一項に記載の装置において、前記ローパスフィ ルタは、前記制御信号を得るために前記位相誤り信号と第3の基準信号との間の 差を積分する積分器を有することを特徴とする装置。 21.請求項3及び20に記載の装置において、前記第1及び第3の基準信号は 互いに同一のものであることを特徴とする装置。 22.請求項3及び19に記載の装置において、前記第1及び第2の基準信号は 互いに同一のものであることを特徴とする装置。 23.請求項21及び22に記載の装置において、各前記基準信号は、直流信号 からなることを特徴とする装置。 24.請求項1乃至23の何れか一項に記載の装置において、前記装置はさらに 、前記モータの前記巻線に供給される前記駆動信号を変調するためのパルス幅変 調器を有するモータ速度制御器を含むことを特徴とする装置。 25.多相直流モータ及び請求項1乃至24の何れか一項に記載の装置を有する 駆動システム。 26.請求項25に記載の駆動システムを含むディスクドライブ。
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