JPH1084691A - モータドライバ - Google Patents

モータドライバ

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Publication number
JPH1084691A
JPH1084691A JP8237847A JP23784796A JPH1084691A JP H1084691 A JPH1084691 A JP H1084691A JP 8237847 A JP8237847 A JP 8237847A JP 23784796 A JP23784796 A JP 23784796A JP H1084691 A JPH1084691 A JP H1084691A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
rotation
circuit
driving
control circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP8237847A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriaki Okada
憲明 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH1084691A publication Critical patent/JPH1084691A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 逆起電力を検出して、モータ駆動電流を制御
する際、回路の自励発振によって、起動ができなくなっ
てしまうのを防止する。 【解決手段】 起動制御回路22からの起動パターンに
従って、タイミング制御回路24がタイミングを決定
し、出力回路34から所定のモータ駆動電流をモータ1
0に供給する。そして、回転し始めた後は、ロータ位置
検出回路がモータ駆動電流から検出したロータ位置に基
づいてタイミング制御回路24がタイミングを決定す
る。一方、この段階で、回転検知回路36が、実際にロ
ータが回転しているかを別の回転検知手段によって検知
し、回転していなかった場合には、再起動を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの回転駆動
を制御するモータドライバに関する。
【0002】
【従来の技術】モータを駆動するモータドライバにおい
ては、ロータの回転位相に応じて、モータコイルへの駆
動電流の供給を制御しなければならない。そこで、ホー
ル素子などをロータが通過する位置に取り付けておき、
これによって、ロータの回転位相を検出することが行わ
れている。例えば、3相のモータであれば、3つのホー
ル素子を設け、互いに120゜異なる各相の回転位相信
号を得、これに基づいて、モータ駆動電流を制御してい
る。
【0003】一方、ホール素子等の回転位相を検出する
センサを設けるとそれだけ高価になるため、これを省略
したいという要求がある。そこで、モータコイルにおい
て、ロータの回転に伴い発生する逆起電力を検出し、こ
の逆起電力から回転位相信号を得るものが知られてい
る。この方式によれば、基本的にセンサを省略でき、好
適なモータ駆動電流のモータコイルへの供給制御を行う
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、この逆起電力
を検出する方式は、ロータの回転がある程度以上でなけ
れば、十分な精度が得られず、特に起動時には、回転位
相は検出できない。そこで、起動時には、モータドライ
バにおいて、予め定められている起動パターンに従っ
て、モータコイルに電流を供給する。そして、モータが
回転し始めると、電力波形を検出して、逆起電力による
制御に移行し、モータ回転数を設定回転数にまで上昇す
る。通常の場合、このような制御によって、モータは起
動され、センサなしでのモータ回転制御が行える。
【0005】ところが、このようなモータへの電流供給
制御の際に、モータがインダクタ成分をもっているた
め、自励発振が起こる場合がある。すなわち、モータコ
イルにおける逆起電力を検出して、モータコイルへの電
流供給を制御するという閉ループにおいて、LC自励発
振が起こることがある。そして、自励発振が起こると、
モータが回転していないのに、高周波の逆起電力が検出
され、これに応じた電流供給制御が行われる。このた
め、モータは、この周波数についていけず、モータは回
転せず、ドライバは、単に発振のための電流供給制御を
繰り返すことになる。
【0006】通常、起動パターンに基づいた電流供給に
より、モータの起動がうまくいかなかった場合には、モ
ータが回転しないため、逆起電力が生じず、エラーであ
ることが認識され、再起動がなされるが、自励発振の場
合には、エラーが検出できない。
【0007】本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、自励発振が起こっても、
起動エラーを確実に検出できるモータドライバを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のモータ
コイルへの電力供給を制御するモータドライバであっ
て、各モータコイルに発生する逆起電力からモータの回
転状態を検出する第1の回転検出手段と、モータの回転
を独立して直接検出する第2の回転検出手段と、第1及
び第2の回転検出手段の両方の検出結果に基づいて、モ
ータの回転状態を検出し、モータコイルへの電極供給を
制御する電力供給制御回路と、を含むことを特徴とす
る。
【0009】このように、本発明によれば、第2の回転
検出手段を有している。そして、この第2の回転検出手
段は、独立して、モータの回転状態を検出するものであ
る。従って、逆起電力からモータの回転状態を検出する
第1の回転検出手段に基づくモータ駆動電流制御ループ
において、自励発振が起こってもモータが回転していな
いことを確実に検出することができる。従って、自励発
振が生起された際に、再起動をして、モータを確実に起
動することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に好適な実施の形態
(以下、実施形態という)について、図面に基づいて説
明する。モータ10は、3相のモータコイル10a,1
0b,10cからなっている。そして、このモータ10
は、モータドライバ20から所定の電力供給を受け、回
転する。なお、モータ10は、永久磁石のロータをモー
タコイル10a〜10cにより生起される回転磁界によ
って回転させる形式のものである。
【0011】モータドライバ20には、起動制御回路2
2が設けられている。この起動制御回路22は、起動時
において、モータ10へ駆動電流を供給する起動パター
ンを発生する。この起動パターンは予め記憶しておけば
よい。
【0012】起動制御回路22の出力は、タイミング制
御回路24に供給される。このタイミング制御回路24
は、起動時においては、起動制御回路22から供給され
る起動パターンに基づき、3相のモータコイル10a〜
10cに供給するためのモータ駆動電流制御のためのタ
イミング信号を発生する。一方、モータが回転し始めて
からは、モータ10の逆起電力、すなわち出力波形に基
づき、タイミング信号を発生する。
【0013】すなわち、各モータコイル10a〜10c
のそれぞれの一端は、例えば出力波形検出用の抵抗28
a〜28cをそれぞれ介し、またモータコイル10a〜
10cの共通端は、直接ロータ位置検出回路26に接続
されている。従って、ロータ位置検出回路26は、各モ
ータコイル10a〜10cのそれぞれに発生する逆起電
力をそれぞれ検出でき、ロータ位置を検出することがで
きる。なお、この構成において抵抗28a〜28cは、
必ずしも必要ではない。
【0014】そこで、モータが回転し始めて逆起電力を
検出できるようになった場合には、タイミング制御回路
24が、ロータ位置検出回路26から供給されるロータ
位置に基づいて、モータコイル10a〜10cへのモー
タ駆動電流のタイミングを制御するタイミング制御信号
を生成する。
【0015】タイミング制御回路24から出力されるタ
イミング制御信号は、ソフトスイッチングドライブ回路
30を介し、出力ドライブ回路32に供給される。ソフ
トスイッチングドライブ回路30は、モータ駆動電流の
切換の際のスイッチングをなめらかに行うための回路で
あり、基本的タイミング自体は変更しない。そして、出
力ドライブ回路32は、実際にモータ駆動電流を制御す
るための制御信号を発生する。
【0016】すなわち、出力ドライブ回路32に出力で
ある制御信号は、6つのスイッチングトランジスタを有
する出力回路34に供給される。そして、出力回路34
の6つのスイッチングトランジスタが、所定の順序でオ
ンオフされることによって、モータコイル10a〜10
cに互いに120゜異なるモータ駆動電流が流され、モ
ータ10が駆動される。そして、この回転状態が、ロー
タ位置検出回路26で検出され、フィードバックされ、
これに応じてモータ駆動電流が制御されることで、モー
タ10を所定の回転状態に維持することができる。
【0017】ここで、このような回路において、タイミ
ング制御回路24、ソフトスイッチングドライブ回路3
0、出力ドライブ回路32、出力回路34、モータ1
0、ロータ位置検出回路26というループにおいて、自
励発振が起こると、自励発振の周波数に応じて、タイミ
ング制御回路24がタイミング制御信号を出力する。従
って、自励発振動作がそのまま維持されてしまう。
【0018】ところが、本実施形態によれば、回転検知
回路36を有している。この回転検知回路36は、ロー
タの回転周波数を検出するFGジェネレータ38と、ロ
ータの絶対値を検出するPGジェネレータ40からの信
号を受け、モータ10の回転状態を検出するものであ
る。
【0019】このFGジェネレータ38は、モータ10
のロータに近接して設けられたコイルからなり、ロータ
に設けられたFG発生用永久磁石パターンによって、ロ
ータ回転数に応じた周波数のFG信号を発生する。ま
た、PGジェネレータ40は、ロータの一点に設けれら
れたPG用の磁石の軌跡に近接して設けられ、ロータの
1回転に1回のパルスから構成されるPG信号を発生す
る。なお、PG用の磁石は、ロータに形成された永久磁
石の所定の1点をスポット的に強力に磁化したものなど
が採用可能である。
【0020】従って、回転検知回路36は、FG信号及
びPG信号からロータが実際に回転しているかを容易に
検知できる。なお、FG信号とPG信号のいずれか一方
があれば、モータ10の回転状態を確認できるため、回
転検知回路36は、FG信号またはPG信号のいずれか
一方からモータ10の回転を検知すればよい。
【0021】そして、回転検知回路36の出力は、起動
制御回路22に供給されている。起動制御回路22は、
上述のように起動時に起動パターンを出力するが、この
起動パターンの出力終了後において、回転検知回路36
から回転検知信号が供給されているかを判定する。そし
て、回転検知信号が供給されていなかった場合には、起
動パターンに基づいたモータ駆動により起動に失敗した
ことを意味しており、起動制御回路22は、起動をやり
直す。すなわち、起動制御回路22は、再度起動パター
ンを発生し、これをタイミング制御回路24に供給し、
タイミング制御回路24は、起動の動作をやり直す。こ
れによって、自励発振をモータの回転とみなし、そのま
ま駆動を続けてしまうことを防止できる。
【0022】なお、モータコイル10a〜10cからロ
ータ位置検出回路26への接続ラインに、コンデンサを
接続し、ロータ位置検出回路26における検出位相をず
らせ、自励発振を抑えることも行われているが、十分な
効果が得られるようにコンデンサの容量を大きくする
と、モータ駆動の際の位相ずれが大きくなり、モータの
回転効率を十分なものに維持できないという問題があ
る。
【0023】従って、コンデンサにより、位相をずらす
にしても、自励発振を完全には抑制することはできない
が、本実施形態の構成により、自励発振が発生した際の
再起動が行え、問題点が解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の全体構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 モータ、20 モータドライバ、22 起動制御
回路、24 タイミング制御回路、26 ロータ位置検
出回路、30 ソフトスイッチングドライブ回路、32
出力ドライブ回路、34 出力回路、36 回転検知
回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のモータコイルへの電力供給を制御
    するモータドライバであって、 各モータコイルに発生する逆起電力からモータの回転状
    態を検出する第1の回転検出手段と、 モータの回転を独立して直接検出する第2の回転検出手
    段と、 第1及び第2の回転検出手段の両方の検出結果に基づい
    て、モータの回転状態を検出し、モータコイルへの電極
    供給を制御する電力供給制御回路と、 を含むことを特徴とするモータドライバ。
JP8237847A 1996-09-09 1996-09-09 モータドライバ Pending JPH1084691A (ja)

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JP8237847A JPH1084691A (ja) 1996-09-09 1996-09-09 モータドライバ

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ID=17021298

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JP8237847A Pending JPH1084691A (ja) 1996-09-09 1996-09-09 モータドライバ

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