JPH10323078A - ブラシレスモーター運転制御装置 - Google Patents

ブラシレスモーター運転制御装置

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Publication number
JPH10323078A
JPH10323078A JP9123704A JP12370497A JPH10323078A JP H10323078 A JPH10323078 A JP H10323078A JP 9123704 A JP9123704 A JP 9123704A JP 12370497 A JP12370497 A JP 12370497A JP H10323078 A JPH10323078 A JP H10323078A
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JP
Japan
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voltage
semiconductor switch
switch group
power supply
motor
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Application number
JP9123704A
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English (en)
Inventor
Hidenori Masamoto
秀紀 正元
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モーターが停止中に外風等で回転した状態で
起動させても、半導体等を破損させないブラシレスモー
ターの運転制御装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 可変電圧出力可能なスイッチング電源3
の出力電圧を検出する電圧検出部7と、モーター巻線電
流を制御する半導体スイッチ郡2と、モーター巻線の誘
起電圧によりローターの磁極位置を検出する位置検出手
段4と、位置検出手段4の出力信号に基づきローターを
一定方向に回転させるために必要な信号を半導体スイッ
チ郡2に出力する駆動手段5と、スイッチング電源3へ
の電圧コントロール信号および駆動手段5へのモーター
運転信号を出力するマイクロコンピューター6とを備
え、マイクロコンピューター6が、電圧検出部7の電圧
が一定以下になるまでモーターを起動させないようにす
ることによって、起動時の過電流による半導体スイッチ
郡2の発熱、破損を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラシレスモータ
ーを換気扇のファン駆動に適用する場合のブラシレスモ
ーター運転制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ブラシレスモーター運転制御装置
の駆動はは、モーター構造の単純化からモーター巻線に
誘起される誘起電圧によりローターの位置を検出するセ
ンサレス方式に移ってきている。
【0003】従来、この種のブラシレスモーター運転制
御装置は、特開平4−312390号公報,特開平5−
236791号公報が開示されていた。以下、その構成
について図12および13を参照しながら説明をする。
【0004】図12において、101はブラシレスモー
タ、102は半導体スイッチング群、103はスイッチ
ング電源、104は位置検知手段、105は駆動手段、
106はモータ回転数制御手段、107は停止時駆動出
力継続手段である。
【0005】図13において、停止時にはスイッチング
電源103への電圧コントロール信号およびモータ運転
信号はOFFされる。しかし、半導体スイッチ群102
への信号は停止時駆動出力継続手段107により一定時
間Tだけ継続され、モータは回転を続ける。モータ巻線
抵抗とスイッチング電源103の出力安定用コンデンサ
103aとで決定される放電時定数以上の時間として、
T時間モータ駆動すれば、半導体スイッチング群102
への信号が停止されたときには、スイッチング電源10
3のDC電圧は0に低下しており、再起動時の位置決め
パターンFを出力するときは所定の電圧が印加されるよ
うに構成されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のセン
サレス方式ブラシレスモーターの運転制御装置では、停
止中に外風等の外力が働きブラシレスモータ101が回
転すると、ブラシレスモータ101が発電機となって、
出力安定用コンデンサーに電荷が充電されることとな
る。
【0007】再度起動させたときに、この充電電圧が起
動時に与える電圧以上になっていると、位置決めでは印
加電圧をモーターコイルの直流抵抗分で割った値の過大
な電流が、半導体スイッチング群102のトランジスタ
ーに流れるため、トランジスターが発熱、破壊するとい
う課題があった。また、停止中に外風等の外力が働きブ
ラシレスモータ101が回転した状態で位置決めを行う
と、位置決め要する時間T1,T2および印加電圧は、
半導体スイッチング群102のトランジスターの定格で
決まっているため、それ以上の回転をしていると位置決
めできず起動出来ないという課題があった。また、どの
ような印加電圧で運転していても、直ちにブラシレスモ
ータ101を停止させるため、再度起動させるには、起
動電圧を発生させ位置決め時間のT1,T2経過後とな
るため再起動に時間がかかるという課題があった。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、ブラ
シレスモーターが停止中に外風等により回転して出力安
定用コンデンサーに電荷が充電された状態で、起動させ
ても半導体スイッチ群のトランジスターが発熱,破壊す
ることのないブラシレスモーター運転制御装置を提供す
ることを第1の目的とする。
【0009】また、第2の目的は、停止時ブラシレスモ
ーターが外風等により回転して出力安定用コンデンサー
に充電された電荷を放電させることで、出力安定用コン
デンサーの電圧を低下し直ちに起動することのできるブ
ラシレスモーター運転制御装置を提供することにある。
【0010】また、第3の目的は、ブラシレスモーター
に停止時外風等の外力が働き回転した状態で起動させて
も、一定印加電圧まで半導体スイッチ群の上半導体スイ
ッチ群あるいは下半導体スイッチ群の全てのトランジス
ターをONさせブラシレスモーターをロック状態にし
て、一度回転を停止した後起動させるため起動ミスの少
ないブラシレスモーター運転制御装置を提供することに
ある。
【0011】また、第4の目的は、ブラシレスモーター
の停止中も半導体スイッチ群の上半導体スイッチ群ある
いは下半導体スイッチ群の全てのトランジスターをON
させ、ロック状態にすることにより、外風等の外力が加
わってもブラシレスモーターが回転しないため、起動ミ
スの少ないブラシレスモーター運転制御装置を提供する
ことにある。
【0012】また、第5の目的は、ブラシレスモーター
の停止命令がでても一定電圧になるまで駆動させた後停
止させるので、この停止までの間に再度起動命令がでた
ときには、直ちに再起動ができるブラシレスモーター運
転制御装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のブラシレスモー
ター運転制御装置においては、電圧コントロール信号に
よる可変電圧出力可能なスイッチング電源の出力電圧を
検出する電圧検出部と、前記スイッチング電源の正電源
側に接続される上半導体スイッチ群と、負電源側に接続
される下半導体スイッチ群とからなるモーター巻線電流
を制御する半導体スイッチ群と、モーター巻線の誘起電
圧によりローターの磁極位置を検出する位置検出手段
と、この位置検出手段の出力信号に基ずきローターを一
定方向に回転させるために必要な信号を生成し、前記半
導体スイッチ群に出力する駆動手段と、前記スイッチン
グ電源への電圧コントロール信号および前記駆動手段へ
のモーター運転信号を出力するマイクロコンピューター
とを備え、前記マイクロコンピューターは、前記電圧検
出部の電圧が一定電圧以下になるまでモーターを起動さ
せないものとしたものである。
【0014】この本発明によれば、ブラシレスモーター
が停止中に外風等により回転して出力安定用コンデンサ
ーに電荷が充電された状態となっても一定電圧以下とな
ったのち起動させるので、半導体スイッチ群のトランジ
スターが発熱,破壊することのないブラシレスモーター
運転制御装置を提供することができる。
【0015】また、本発明のブラシレスモーター運転制
御装置においては、電圧コントロール信号による可変電
圧出力可能なスイッチング電源と、このスイッチング電
源の出力電圧を検出する電圧検出部と、前記スイッチン
グ電源の正電側に接続される上半導体スイッチ群と、負
電源側に接続される下半導体スイッチ群とからなるモー
ター巻線電流を制御する半導体スイッチ群と、モーター
巻線の誘起とからなるモーター巻線電流を制御する半導
体スイッチ群と、モーター巻線の誘起電圧によりロータ
ーの磁極位置を検出する位置検出手段と、この位置検出
手段の出力信号に基ずきローターを一定方向に回転させ
るために必要な信号を生成し、前記半導体スイッチ群に
出力する駆動手段と、前記スイッチング電源への電圧コ
ントロール信号および前記駆動手段へのモーター運転信
号を出力するマイクロコンピューターを有し、前記マイ
クロコンピューターは、前記電圧検出部の電圧がある一
定電圧になるまで前記上半導体スイッチ群あるいは前記
下半導体スイッチ群のすべてのスイッチをONするよう
に前記駆動手段を制御するものとしたものである。
【0016】この発明によれば、ブラシレスモーターに
停止時外風等の外力が働き回転した状態で起動させて
も、一定印加電圧まで半導体スイッチ群の上半導体スイ
ッチ群あるいは下半導体スイッチ群の全てのトランジス
ターをONさせブラシレスモーターをロック状態にし、
一度回転を停止した後起動させるため起動ミスの少ない
ブラシレスモーター運転制御装置を提供することができ
る。
【0017】また、本発明のブラシレスモーター運転制
御装置においては、電圧コントロール信号による可変電
圧出力可能なスイッチング電源の正電源側に接続される
上半導体スイッチ群と、負電源側に接続される下半導体
スイッチ群とからなるモーター巻線電流を制御する半導
体スイッチ群と、モーター巻線の誘起電圧によりロータ
ーの磁極位置を検出する位置検出手段と、この位置検出
手段の出力信号に基ずきローターを一定方向に回転させ
るために必要な信号を生成し、前記半導体スイッチ群に
出力する駆動手段と、前記スイッチング電源への電圧コ
ントロール信号および前記駆動手段へのモーター運転信
号を出力するマイクロコンピューターとを備え、前記マ
イクロコンピューターは、前記電圧検出部の電圧が一定
電圧になるまでブラシレスモーターを駆動させた後にブ
ラシレスモーターを停止させるものとしたものである。
【0018】この発明によれば、ブラシレスモーターの
停止命令がでても一定電圧になるまで駆動させた後停止
させるので、この停止までの間に再度起動命令がでたと
きには、直ちに再起動ができるブラシレスモーター運転
制御装置を提供することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、電圧コントロール信号による可変電圧出力可能なス
イッチング電源の出力電圧を検出する電圧検出部と、前
記スイッチング電源の正電源側に接続される上半導体ス
イッチ群と、負電源側に接続される下半導体スイッチ群
とからなるモーター巻線電流を制御する半導体スイッチ
群と、モーター巻線の誘起電圧によりローターの磁極位
置を検出する位置検出手段と、この位置検出手段の出力
信号に基ずきローターを一定方向に回転させるために必
要な信号を生成し、前記半導体スイッチ群に出力する駆
動手段と、前記スイッチング電源への電圧コントロール
信号および前記駆動手段へのモーター運転信号を出力す
るマイクロコンピューターとを備え、前記マイクロコン
ピューターは、前記電圧検出部の電圧が一定電圧以下に
なるまでモーターを起動させないブラシレスモーター運
転制御装置の構成としたものであり、電圧検出部の検出
電圧が、ブラシレスモーターの停止中に外風等により回
転して出力安定用コンデンサーに電荷が充電され起動時
に与える電圧以上になったときには、起動時に与える電
圧以下になるまで起動させないので、半導体スイッチ群
のトランジスターが発熱,破壊することがなくなるとい
う作用を有する。
【0020】本発明の請求項3に記載の発明は、電圧コ
ントロール信号による可変電圧出力可能なスイッチング
電源と、このスイッチング電源の出力電圧を検出する電
圧検出部と、前記スイッチング電源の正電側に接続され
る上半導体スイッチ群と、負電源側に接続される下半導
体スイッチ群とからなるモーター巻線電流を制御する半
導体スイッチ群と、モーター巻線の誘起とからなるモー
ター巻線電流を制御する半導体スイッチ群と、モーター
巻線の誘起電圧によりローターの磁極位置を検出する位
置検出手段と、この位置検出手段の出力信号に基ずきロ
ーターを一定方向に回転させるために必要な信号を生成
し、前記半導体スイッチ群に出力する駆動手段と、前記
スイッチング電源への電圧コントロール信号および前記
駆動手段へのモーター運転信号を出力するマイクロコン
ピューターとを備え、前記マイクロコンピューターは、
前記電圧検出部の電圧がある一定電圧になるまで前記上
半導体スイッチ群あるいは前記下半導体スイッチ群のす
べてのスイッチをONするように前記駆動手段を制御す
るブラシレスモーター運転制御装置の構成としたもので
あり、ブラシレスモーターに停止時外風等の外力が働き
回転した状態で起動させても、一定印加電圧まで半導体
スイッチ群の上半導体スイッチ群あるいは下半導体スイ
ッチ群の全てのトランジスターをONさせブラシレスモ
ーターをロック状態にして、一度回転を停止した後起動
させるため起動ミスを少なくできる作用を有する。
【0021】本発明の請求項5に記載の発明は、電圧コ
ントロール信号による可変電圧出力可能なスイッチング
電源の正電源側に接続される上半導体スイッチ群と、負
電源側に接続される下半導体スイッチ群とからなるモー
ター巻線電流を制御する半導体スイッチ群と、モーター
巻線の誘起電圧によりローターの磁極位置を検出する位
置検出手段と、この位置検出手段の出力信号に基ずきロ
ーターを一定方向に回転させるために必要な信号を生成
し、前記半導体スイッチ群に出力する駆動手段と、前記
スイッチング電源への電圧コントロール信号および前記
駆動手段へのモーター運転信号を出力するマイクロコン
ピューターとを備え、前記マイクロコンピューターは、
前記電圧検出部の電圧が一定電圧になるまでモーターを
駆動させた後にブラシレスモーターを停止させるブラシ
レスモーター運転制御装置の構成としたものであり、ブ
ラシレスモーターの停止命令がでても一定電圧になるま
で駆動させた後停止させるので、この停止までの間に再
度起動命令がでた時には、直ちに再起動ができるという
作用を有する。
【0022】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図8を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1および図2に示すように、ブラシ
レスモーター1は、スイッチング電源3で発生させた電
圧を上半導体スイッチ群2aと下半導体スイッチ群2b
とからなる半導体スイッチ群2を駆動手段5により通電
切換することにより回転する。位置検出手段4は、ブラ
シレスモーター1の誘起電圧によりローターの位置を検
知し、マイクロコンピューター6は、電圧コントロール
信号を出力してスイッチング電源3の出力電圧を変化さ
せるとともに、駆動手段5へモーター信号を出力する。
電圧検出部7はスイッチング電源3の出力電圧を安定さ
せる出力安定用コンデンサー3aの電圧を検出しマイク
ロコンピューター6に入力する。10は停止時駆動出力
継続手段である。ブラシレスモーター1を搭載した換気
扇9は、室内の給気,排気を行えるように家屋に取付ら
れている。
【0023】上記構成において、その動作を図3の運転
→停止→運転のタイミングチャートに基ずき説明する。
運転→停止では、停止時駆動出力継続手段10により、
スイッチング電源3への電圧コントロール信号およびモ
ーター運転信号がOFFされた後も一定時間Tだけモー
ターは回転を続けるため、電圧検出部7の検出電圧は0
Vとなっている。この停止時に外風によりブラシレスモ
ーター1が回転しなければ、検出電圧は0Vを維持する
が、外風によりブラシレスモーター1が回転すると電圧
が発生し電圧検出部7の検出電圧は上昇する。電圧検出
部7の検出電圧が、起動時の位置決めパターン出力時に
流れる過大電流で半導体スイッチ群2のトランジスター
が発熱,破壊しない上限電圧Va以上となったときに起
動命令がでると、マイクロコンピューター6は起動を行
わない。そして、外風が弱くなり電圧検出部7の検出電
圧が上限電圧Va以下になると初めて起動を行う。
【0024】このように本発明の実施の形態1のブラシ
レスモーター運転制御装置によれば、外風によりブラシ
レスモーター1が回転し半導体スイッチ群2のトランジ
スターが発熱,破壊しない上限電圧Va以上となって
も、上限電圧Va以下になるまで起動させないので、半
導体スイッチ群2のトランジスターの発熱,破壊をなく
すことができる。
【0025】(実施の形態2)図4に示すように、放電
部8は出力安定用コンデンサー3aに並列に接続されて
おり、マイクロコンピューター6Aの信号によりON/
OFFされる。
【0026】上記構成において、その動作を図5の運転
→停止→運転のタイミングチャートに基ずき説明する。
運転→停止については、実施の形態1と同じため説明を
省略する。停止時に外風によりブラシレスモーター1が
回転しないと、電圧検出部7の検出電圧は0Vを維持し
ているが、外風によりブラシレスモーター1が回転する
と電圧が発生し検出電圧は上昇する。そして、電圧検出
部7の検出電圧が、起動時の位置決めパターン出力時に
流れる過大電流で半導体スイッチ群2のトランジスター
が発熱,破壊しない上限電圧Va以上となったときに
は、マイクロコンピューター6Aが放電部8をONし出
力安定用コンデンサー3aの電荷を放電させて上限電圧
Vaより低い電圧Vbとするので、いつ起動命令がでて
も直ちに起動することができる。
【0027】このように本発明の実施の形態2のブラシ
レスモーター運転装置によれば、停止時外風により電圧
検出部7の電圧が上昇しても、上限電圧Va以下となる
ようにマイクロコンピューター6Aが放電部8をON/
OFF制御するので、常に起動命令がでれば直ちに起動
することができる。
【0028】(実施の形態3)図6に示すように、マイ
クロコンピューター6Bは駆動手段5に半導体スイッチ
群2の下半導体スイッチ群2bのトランジスターすべて
をONする信号を上限電圧Va以下の電圧Vcまで出力
する構成とする。
【0029】上記構成において、その動作を図7の運転
→停止→運転のタイミングチャートに基ずき説明する。
起動命令がでると、マイクロコンピューター6Bは駆動
手段5に半導体スイッチ群2の下半導体スイッチ群2b
のトランジスターすべてをONする信号を上限電圧Va
以下のの電圧Vcまで出力し、その後位置決めを行い起
動させる。これにより起動命令時回転していても、電圧
Vcまでブラシレスモーター1の各相が同電位となりロ
ック状態となって一度回転が停止するので、起動ミスを
すくなくすることができる。
【0030】なお、下半導体スイッチ群2bのかわりに
上半導体スイッチ群2aのトランジスターすべてをON
させても同一の効果が得られる。
【0031】このように本発明の実施の形態3のブラシ
レスモーター運転制御装置によれば、起動命令時ブラシ
レスモーター1が回転していても一度ロック状態にして
回転を停止した後に起動させるので起動ミスを低減でき
る。
【0032】(実施の形態4)図8に示すように、マイ
クロコンピューター6Cは駆動手段5に半導体スイッチ
群2の下半導体スイッチ群2bのトランジスターすべて
をONする信号を出力し続ける構成とする。
【0033】上記構成において、その動作を図9の運転
→停止→運転のタイミングチャートに基ずき説明する。
運転から停止になると、マイクロコンピューター6Cは
駆動手段5に半導体スイッチ群2の下半導体スイッチ群
2bのトランジスターすべてをONする信号を出力し続
ける。これによりブラシレスモーター1の各相が同電位
となりロック状態となるため、かなり強い外風が吹いて
も回転しないため、より確実な起動ができる。また、外
風により回転しないため電圧検出部7の検出電圧も上昇
しないので、半導体スイッチ群2のトランジスターの発
熱,破壊も少なくできる。
【0034】なお、下半導体スイッチ群2bのかわりに
上半導体スイッチ群2aのトランジスターすべてをON
させても同一の効果が得られる。
【0035】このように本発明の実施の形態4のブラシ
レスモーター運転制御装置によれば、停止時にもブラシ
レスモーター1をロック状態にしているため、より確実
な起動ができ、また電圧検出部7の電圧も上昇しないの
で半導体スイッチ群2のトランジスターの発熱,破壊も
少なくすることができるものとなる。
【0036】(実施の形態5)図10に示すように、マ
イクロコンピューター6Dはスイッチング電源3の出力
電圧が徐々に低下するような電圧コントロール信号の出
力とモーター運転信号の出力を一定電圧Vdまで行った
後停止させる構成とする。
【0037】上記構成において、その動作を図11の運
転→停止→運転のタイミングチャートに基ずき説明す
る。運転状態から停止命令がでると、マイクロコンピュ
ーター6Dはスイッチング電源3の出力電圧が徐々に低
下するような電圧コントロール信号の出力とモーター運
転信号の出力を一定電圧Vdまで行った後停止させる。
そして、その停止までの間に再度起動命令がされると、
一定電圧Vdまではブラシレスモーター1およびスイッ
チング電源3を制御しているので、直ちに再起動するこ
とができる。
【0038】このように本発明の実施の形態5のブラシ
レスモーター運転制御装置によれば、停止命令がでた後
一定電圧Vdまで運転した後停止するので、その間に起
動命令がでれば直ちに起動することができるものとなる
【0039】
【発明の効果】以上の実施の形態から明らかなように本
発明によれば、停止中に外風によりブラシレスモーター
が回転し、出力安定用コンデンサーに電荷が充電され高
い電圧となっても、その電圧を電圧検出部で検出し、一
定電圧以下になるまで起動させないようにしたり、停止
時も電圧検出部の電圧を一定電圧以下となるように制御
することで、起動時の過電流で半導体スイッチ群のトラ
ンジスターの発熱,破壊をなくすことのできるブラシレ
スモーター運転制御装置を提供できる。
【0040】また、停止時外風でブラシレスモーターが
回転した状態から起動しても、一定電圧までロック状態
にして回転を停止した後起動させるので起動ミスの少な
いブラシレスモーター運転制御装置を提供できる。
【0041】また、停止時にもブラシレスモーターをロ
ック状態にすることでより強い外風でも起動でき、さら
にある程度の外風までブラシレスモーターが回転しない
ので、出力安定用コンデンサーに電荷が充電されなくな
り、起動時の過電流で半導体スイッチ群のトランジスタ
ーが発熱,破壊することも低減できるブラシレスモータ
ー運転制御装置を提供できる。
【0042】また、停止命令がでた後もある一定電圧ま
でブラシレスモーターを運転制御しているので、その間
に再度起動命令がでた時には直ちに運転できるブラシレ
スモーター運転制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のブラシレスモーター運
転制御装置の構成をを示す回路図
【図2】同ブラシレスモーターを搭載した換気扇の設置
状態を示す概略図
【図3】同ブラシレスモーター運転制御装置の制御動作
を示すタイミングチャート
【図4】本発明の実施の形態2のブラシレスモーター運
転制御装置の構成をを示す回路図
【図5】同ブラシレスモーター運転制御装置の制御動作
を示すタイミングチャート
【図6】本発明の実施の形態3のブラシレスモーター運
転制御装置の構成をを示す回路図
【図7】同ブラシレスモーター運転制御装置の制御動作
を示すタイミングチャート
【図8】本発明の実施の形態4のブラシレスモーター運
転制御装置の構成をを示す回路図
【図9】同ブラシレスモーター運転制御装置の制御動作
を示すタイミングチャート
【図10】本発明の実施の形態5のブラシレスモーター
運転制御装置の構成をを示す回路図
【図11】同ブラシレスモーター運転制御装置の制御動
作を示すタイミングチャート
【図12】従来のブラシレスモーター運転制御装置の構
成をを示す回路図
【図13】同ブラシレスモーター運転制御装置の制御動
作を示すタイミングチャート
【符号の説明】
1 ブラシレスモーター 2 半導体スイッチ群 2a 上半導体スイッチ群 2b 下半導体スイッチ群 3 スイッチング電源 4 位置検出手段 5 駆動手段 6 マイクロコンピューター 6A マイクロコンピューター 6B マイクロコンピューター 6C マイクロコンピューター 6D マイクロコンピューター 7 電圧検出部 8 放電部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧コントロール信号による可変電圧出
    力可能なスイッチング電源と、このスイッチング電源の
    出力電圧を検出する電圧検出部と、前記スイッチング電
    源の正電源側に接続される上半導体スイッチ群と、負電
    源側に接続される下半導体スイッチ群とからなるモータ
    ー巻線電流を制御する半導体スイッチ群と、モーター巻
    線の誘起電圧によりローターの磁極位置を検出する位置
    検出手段と、この位置検出手段の出力信号に基ずきロー
    ターを一定方向に回転させるために必要な信号を生成
    し、前記半導体スイッチ群に出力する駆動手段と、前記
    スイッチング電源への電圧コントロール信号および前記
    駆動手段へのモーター運転信号を出力するマイクロコン
    ピューターとを備え、前記マイクロコンピューターは、
    前記電圧検出部の電圧が一定電圧以下になるまでモータ
    ーを起動させないブラシレスモーター運転制御装置。
  2. 【請求項2】 マイクロコンピューターは、モーター停
    止中に電圧検出部の検出電圧が一定電圧以上になれば、
    検出電圧が一定電圧以下になるまで、スイッチング電源
    の出力に接続された放電部をONさせる請求項1記載の
    ブラシレスモーター運転制御装置。
  3. 【請求項3】 電圧コントロール信号による可変電圧出
    力可能なスイッチング電源と、このスイッチング電源の
    出力電圧を検出する電圧検出部と、前記スイッチング電
    源の正電源側に接続される上半導体スイッチ群と、負電
    源側に接続される下半導体スイッチ群とからなるモータ
    ー巻線電流を制御する半導体スイッチ群と、モーター巻
    線の誘起とからなるモーター巻線電流を制御する半導体
    スイッチ群と、モーター巻線の誘起電圧によりローター
    の磁極位置を検出する位置検出手段と、この位置検出手
    段の出力信号に基ずきローターを一定方向に回転させる
    ために必要な信号を生成し、前記半導体スイッチ群に出
    力する駆動手段と、前記スイッチング電源への電圧コン
    トロール信号および前記駆動手段へのモーター運転信号
    を出力するマイクロコンピューターとを備え、前記マイ
    クロコンピューターは、前記電圧検出部の電圧がある一
    定電圧になるまで前記上半導体スイッチ群あるいは前記
    下半導体スイッチ群のすべてのスイッチをONするよう
    に前記駆動手段を制御するブラシレスモーター運転制御
    装置。
  4. 【請求項4】 マイクロコンピューターは、ブラシレス
    モーターが停止状態でも上半導体スイッチ群あるいは下
    半導体スイッチ群のすべてのスイッチをONするように
    前記駆動手段を制御する請求項3記載のブラシレスモー
    ター運転制御装置。
  5. 【請求項5】 電圧コントロール信号による可変電圧出
    力可能なスイッチング電源の正電源側に接続される上半
    導体スイッチ群と、負電源側に接続される下半導体スイ
    ッチ群とからなるモーター巻線電流を制御する半導体ス
    イッチ群と、モーター巻線の誘起電圧によりローターの
    磁極位置を検出する位置検出手段と、この位置検出手段
    の出力信号に基ずきローターを一定方向に回転させるた
    めに必要な信号を生成し、前記半導体スイッチ群に出力
    する駆動手段と、前記スイッチング電源への電圧コント
    ロール信号および前記駆動手段へのモーター運転信号を
    出力するマイクロコンピューターとを備え、前記マイク
    ロコンピューターは、前記電圧検出部の電圧が一定電圧
    になるまでモーターを駆動させた後にブラシレスモータ
    ーを停止させるブラシレスモーター運転制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002199777A (ja) * 2000-12-21 2002-07-12 Japan Servo Co Ltd モータの駆動回路とそれを具備した送風装置
WO2005039037A1 (ja) * 2003-10-17 2005-04-28 Toshiba Carrier Corporation ファン制御装置、冷凍サイクル装置及びファン回転数推定方法
JP2016103874A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 コニカミノルタ株式会社 モーター制御装置、シート搬送装置、画像形成装置、画像読取装置およびモーター制御方法
JP2018509132A (ja) * 2015-03-12 2018-03-29 広東美的環境電器制造有限公司 直流扇風機の制御システム及び直流扇風機

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