JPH1084693A - モータ駆動装置 - Google Patents
モータ駆動装置Info
- Publication number
- JPH1084693A JPH1084693A JP8237846A JP23784696A JPH1084693A JP H1084693 A JPH1084693 A JP H1084693A JP 8237846 A JP8237846 A JP 8237846A JP 23784696 A JP23784696 A JP 23784696A JP H1084693 A JPH1084693 A JP H1084693A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- output
- phase
- circuit
- hall element
- Prior art date
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- Pending
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 起動を確実に行うと共に、インデックス信号
を効率的に生成する。 【解決手段】 ホール素子40の出力がインデックス検
知回路42に入力される。インデックス検知回路42
は、他相のモータコイル出力波形からホール素子40の
出力の60゜のタイミングを検出し、その時点のホール
素子40の出力値に所定値加算した値をサンプルホール
ドする。そして、このサンプルホールド値と、ホール素
子40の出力を比較することによって、インデックス信
号を得る。また、ホール素子40の出力を起動制御回路
22に入力し、ここで起動時の起動パターンを発生す
る。
を効率的に生成する。 【解決手段】 ホール素子40の出力がインデックス検
知回路42に入力される。インデックス検知回路42
は、他相のモータコイル出力波形からホール素子40の
出力の60゜のタイミングを検出し、その時点のホール
素子40の出力値に所定値加算した値をサンプルホール
ドする。そして、このサンプルホールド値と、ホール素
子40の出力を比較することによって、インデックス信
号を得る。また、ホール素子40の出力を起動制御回路
22に入力し、ここで起動時の起動パターンを発生す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数相のモータコ
イルへの電流供給を制御して、モータを駆動するモータ
駆動装置、特に1つの磁界検出による位相検出センサを
有するものに関する。
イルへの電流供給を制御して、モータを駆動するモータ
駆動装置、特に1つの磁界検出による位相検出センサを
有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】モータを駆動するモータドライバにおい
ては、ロータの回転位相に応じて、モータコイルへの駆
動電流の供給を制御しなければならない。そこで、ホー
ル素子などをロータが通過する位置に取り付けておき、
これによって、ロータの回転位相を検出することが行わ
れている。例えば、3相のモータであれば、3つのホー
ル素子を設け、互いに120゜異なる各相の回転位相信
号を得、これに基づいて、モータ駆動電流を制御してい
る。
ては、ロータの回転位相に応じて、モータコイルへの駆
動電流の供給を制御しなければならない。そこで、ホー
ル素子などをロータが通過する位置に取り付けておき、
これによって、ロータの回転位相を検出することが行わ
れている。例えば、3相のモータであれば、3つのホー
ル素子を設け、互いに120゜異なる各相の回転位相信
号を得、これに基づいて、モータ駆動電流を制御してい
る。
【0003】一方、ホール素子等の回転位相を検出する
センサを設けるとそれだけ高価になるため、これを省略
したいという要求がある。そこで、モータコイルにおい
て、ロータの回転に伴い発生する逆起電力を検出し、こ
の逆起電力から回転位相信号を得るものが知られてい
る。この方式によれば、基本的にセンサを省略でき、好
適なモータ駆動電流のモータコイルへの供給制御を行う
ことができる。
センサを設けるとそれだけ高価になるため、これを省略
したいという要求がある。そこで、モータコイルにおい
て、ロータの回転に伴い発生する逆起電力を検出し、こ
の逆起電力から回転位相信号を得るものが知られてい
る。この方式によれば、基本的にセンサを省略でき、好
適なモータ駆動電流のモータコイルへの供給制御を行う
ことができる。
【0004】ここで、この逆起電力を検出する方式は、
ロータの回転がある程度以上でなければ、十分な精度が
得られず、特に起動時には、回転位相は検出できない。
そこで、起動時には、モータドライバにおいて、予め定
められている起動パターンに従って、モータコイルに電
流を供給する。そして、モータが回転し始めると、モー
タ駆動電流の波形を検出して、逆起電力による駆動電流
供給制御に移行し、モータ回転数を設定回転数にまで上
昇する。通常の場合、このような制御によって、モータ
は起動され、センサなしでのモータ回転制御が行える。
ロータの回転がある程度以上でなければ、十分な精度が
得られず、特に起動時には、回転位相は検出できない。
そこで、起動時には、モータドライバにおいて、予め定
められている起動パターンに従って、モータコイルに電
流を供給する。そして、モータが回転し始めると、モー
タ駆動電流の波形を検出して、逆起電力による駆動電流
供給制御に移行し、モータ回転数を設定回転数にまで上
昇する。通常の場合、このような制御によって、モータ
は起動され、センサなしでのモータ回転制御が行える。
【0005】また、このようなロータ回転位相の検出で
は、モータコイルへの供給電流制御のための信号を得る
ことができるが、ロータの絶対的位置は検出できない。
例えば、磁極数が増えた場合には、磁極毎の区別は全く
できない。そこで、通常の場合、ロータ位置検出用の位
相検出センサが別に設けられる。すなわち、ロータの1
カ所にインデックス用のスポット着磁を施しておき、位
相検出センサにより、スポット着磁の位置を検出し、ロ
ータの絶対的位置を検出している。特に、フロッピーデ
ィスクや、ハードディスク等のドライブ用のモータ駆動
においては、ロータの絶対的位置検出が必要であり、こ
のようなインデックスの検出が必須である。従って、イ
ンデックス用の位相検出センサを必要とした。
は、モータコイルへの供給電流制御のための信号を得る
ことができるが、ロータの絶対的位置は検出できない。
例えば、磁極数が増えた場合には、磁極毎の区別は全く
できない。そこで、通常の場合、ロータ位置検出用の位
相検出センサが別に設けられる。すなわち、ロータの1
カ所にインデックス用のスポット着磁を施しておき、位
相検出センサにより、スポット着磁の位置を検出し、ロ
ータの絶対的位置を検出している。特に、フロッピーデ
ィスクや、ハードディスク等のドライブ用のモータ駆動
においては、ロータの絶対的位置検出が必要であり、こ
のようなインデックスの検出が必須である。従って、イ
ンデックス用の位相検出センサを必要とした。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、逆起電
力を検出する方式によれば、ホール素子等が不要とな
る。しかし、その起動時においては、所定の起動パター
ンによりモータ駆動電流の供給を制御しており、全くフ
ィードバックがない。従って、必ずしも確実な起動が行
えないという問題点があった。さらに、ロータの絶対的
位置検出のためには、そのために別にセンサが必要にな
るという問題点があった。
力を検出する方式によれば、ホール素子等が不要とな
る。しかし、その起動時においては、所定の起動パター
ンによりモータ駆動電流の供給を制御しており、全くフ
ィードバックがない。従って、必ずしも確実な起動が行
えないという問題点があった。さらに、ロータの絶対的
位置検出のためには、そのために別にセンサが必要にな
るという問題点があった。
【0007】本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、1つの位相検出センサに
より、起動の確実性を増し、またインデックス検出を効
率的に行えるモータ駆動装置を提供することを目的とす
る。
題としてなされたものであり、1つの位相検出センサに
より、起動の確実性を増し、またインデックス検出を効
率的に行えるモータ駆動装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、 複数相の
モータコイルへの電流供給を制御して、モータを駆動す
るモータ駆動装置であって、各相のモータコイルにおけ
る出力波形を個別検出する出力波形検出回路と、この出
力波形検出回路において検出した各相のモータコイルの
出力波形に基づいて、各相のモータコイルへの電流供給
を制御する出力ドライブ回路と、モータの回転に伴う磁
界変化を検出し、モータ回転位相を検出する位相検出セ
ンサと、を有し、上記位相検出センサは、上記出力波形
検出回路において検出する各相の出力波形の内のいずれ
か1つの出力波形と同位相の波形が得られる位置に配置
されていることを特徴とする。
モータコイルへの電流供給を制御して、モータを駆動す
るモータ駆動装置であって、各相のモータコイルにおけ
る出力波形を個別検出する出力波形検出回路と、この出
力波形検出回路において検出した各相のモータコイルの
出力波形に基づいて、各相のモータコイルへの電流供給
を制御する出力ドライブ回路と、モータの回転に伴う磁
界変化を検出し、モータ回転位相を検出する位相検出セ
ンサと、を有し、上記位相検出センサは、上記出力波形
検出回路において検出する各相の出力波形の内のいずれ
か1つの出力波形と同位相の波形が得られる位置に配置
されていることを特徴とする。
【0009】位相検出センサは、モータの起動時におい
てもその出力が得られる。従って、起動時において、こ
の位相検出センサの出力を利用して起動時のモータコイ
ルへの電流供給制御が行える。従って、確実な起動が行
える。特に、位相検出センサの出力がモータコイルの出
力と同一位相になっているため、これに基づくモータ駆
動電流の供給制御が非常に容易である。
てもその出力が得られる。従って、起動時において、こ
の位相検出センサの出力を利用して起動時のモータコイ
ルへの電流供給制御が行える。従って、確実な起動が行
える。特に、位相検出センサの出力がモータコイルの出
力と同一位相になっているため、これに基づくモータ駆
動電流の供給制御が非常に容易である。
【0010】また、ロータにインデックス検出用スポッ
ト着磁がなされた場合、このインデックス波形は、位相
検出センサ検出波形に重畳されている。そして、この重
畳されたインデックス信号を分離するには、そのための
タイミング信号が必要となる。本発明によれば、位相検
出センサの出力がモータコイルの出力と同一位相になっ
ているため、各種のタイミング信号が容易に作成でき、
インデックス信号の分離が非常に容易になる。3相のモ
ータであれば、60゜おきのタイミング信号を簡単に作
成することができ、インデックス信号を60゜おきのい
ずれかのタイミングに設定することによって、この分離
が容易に行える。
ト着磁がなされた場合、このインデックス波形は、位相
検出センサ検出波形に重畳されている。そして、この重
畳されたインデックス信号を分離するには、そのための
タイミング信号が必要となる。本発明によれば、位相検
出センサの出力がモータコイルの出力と同一位相になっ
ているため、各種のタイミング信号が容易に作成でき、
インデックス信号の分離が非常に容易になる。3相のモ
ータであれば、60゜おきのタイミング信号を簡単に作
成することができ、インデックス信号を60゜おきのい
ずれかのタイミングに設定することによって、この分離
が容易に行える。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に好適な実施の形態
(以下、実施形態という)について、図面に基づいて説
明する。モータ10は、3相のモータコイル10a,1
0b,10cからなっている。そして、このモータ10
は、モータドライバ20から所定の電力供給を受け、回
転する。なお、モータ10は、永久磁石のロータをモー
タコイル10a〜10cにより生起される回転磁界によ
って回転させる形式のものである。
(以下、実施形態という)について、図面に基づいて説
明する。モータ10は、3相のモータコイル10a,1
0b,10cからなっている。そして、このモータ10
は、モータドライバ20から所定の電力供給を受け、回
転する。なお、モータ10は、永久磁石のロータをモー
タコイル10a〜10cにより生起される回転磁界によ
って回転させる形式のものである。
【0012】モータドライバ20には、起動制御回路2
2が設けられている。この起動制御回路22は、起動時
において、モータ10へ駆動電流を供給する起動パター
ンを発生する。この起動パターンの発生は、後述するホ
ール素子40からの1相分の回転位相検出信号に基づい
て、3相分の回転位相信号を作成することにより行う。
2が設けられている。この起動制御回路22は、起動時
において、モータ10へ駆動電流を供給する起動パター
ンを発生する。この起動パターンの発生は、後述するホ
ール素子40からの1相分の回転位相検出信号に基づい
て、3相分の回転位相信号を作成することにより行う。
【0013】起動制御回路22の出力は、タイミング制
御回路24に供給される。このタイミング制御回路24
は、起動時においては、起動制御回路22から供給され
る起動パターンに基づき、3相のモータコイル10a〜
10cに供給するためのモータ駆動電流制御のためのタ
イミング信号を発生する。一方、モータが回転し始めて
からは、モータ10の逆起電力、すなわち出力波形に基
づき、タイミング信号を発生する。
御回路24に供給される。このタイミング制御回路24
は、起動時においては、起動制御回路22から供給され
る起動パターンに基づき、3相のモータコイル10a〜
10cに供給するためのモータ駆動電流制御のためのタ
イミング信号を発生する。一方、モータが回転し始めて
からは、モータ10の逆起電力、すなわち出力波形に基
づき、タイミング信号を発生する。
【0014】すなわち、各モータコイル10a〜10c
のそれぞれの一端は、例えば出力波形検出用の抵抗28
a〜28cをそれぞれ介し、またモータコイル10a〜
10cの共通端は、直接ロータ位置検出回路26に接続
されている。従って、ロータ位置検出回路26は、各モ
ータコイル10a〜10cのそれぞれに発生する逆起電
力をそれぞれ検出でき、ロータ位置を検出することがで
きる。なお、この構成において、抵抗28a〜28cは
必ずしも必要ではない。
のそれぞれの一端は、例えば出力波形検出用の抵抗28
a〜28cをそれぞれ介し、またモータコイル10a〜
10cの共通端は、直接ロータ位置検出回路26に接続
されている。従って、ロータ位置検出回路26は、各モ
ータコイル10a〜10cのそれぞれに発生する逆起電
力をそれぞれ検出でき、ロータ位置を検出することがで
きる。なお、この構成において、抵抗28a〜28cは
必ずしも必要ではない。
【0015】そこで、モータが回転し始めて逆起電力を
検出できるようになった場合には、タイミング制御回路
24が、ロータ位置検出回路26から供給されるロータ
位置に基づいて、モータコイル10a〜10cへのモー
タ駆動電流のタイミングを制御するタイミング制御信号
を生成する。
検出できるようになった場合には、タイミング制御回路
24が、ロータ位置検出回路26から供給されるロータ
位置に基づいて、モータコイル10a〜10cへのモー
タ駆動電流のタイミングを制御するタイミング制御信号
を生成する。
【0016】タイミング制御回路24から出力されるタ
イミング制御信号は、ソフトスイッチングドライブ回路
30を介し、出力ドライブ回路32に供給される。ソフ
トスイッチングドライブ回路30は、モータ駆動電流の
切換の際のスイッチングをなめらかに行うための回路で
あり、基本的タイミング自体は変更しない。そして、出
力ドライブ回路32は、実際にモータ駆動電流を制御す
るための制御信号を発生する。
イミング制御信号は、ソフトスイッチングドライブ回路
30を介し、出力ドライブ回路32に供給される。ソフ
トスイッチングドライブ回路30は、モータ駆動電流の
切換の際のスイッチングをなめらかに行うための回路で
あり、基本的タイミング自体は変更しない。そして、出
力ドライブ回路32は、実際にモータ駆動電流を制御す
るための制御信号を発生する。
【0017】すなわち、出力ドライブ回路32の出力で
ある制御信号は、6つのスイッチングトランジスタを有
する出力回路34に供給される。そして、出力回路34
の6つのスイッチングトランジスタが、所定の順序でオ
ンオフされることによって、モータコイル10a〜10
cに互いに120゜異なるモータ駆動電流が流され、モ
ータ10が駆動される。そして、この回転状態が、ロー
タ位置検出回路26で検出され、フィードバックされ、
これに応じてモータ駆動電流が制御されることで、モー
タ10を所定の回転状態に維持することができる。
ある制御信号は、6つのスイッチングトランジスタを有
する出力回路34に供給される。そして、出力回路34
の6つのスイッチングトランジスタが、所定の順序でオ
ンオフされることによって、モータコイル10a〜10
cに互いに120゜異なるモータ駆動電流が流され、モ
ータ10が駆動される。そして、この回転状態が、ロー
タ位置検出回路26で検出され、フィードバックされ、
これに応じてモータ駆動電流が制御されることで、モー
タ10を所定の回転状態に維持することができる。
【0018】ここで、本実施形態においては、インデッ
クス検知回路42を有している。このインデックス検知
回路42は、ホール素子40の出力から、インデックス
信号を検出し、ロータの絶対位置を検出する。すなわ
ち、ロータの所定の1点には、インデックス用の着磁が
なされている。この位置は、ホール素子40における検
出波形の120゜の位置に設定されている。そこで、6
0゜におけるホール素子40の出力をサンプルホールド
しておき、サンプルホールドされた値と、ホール素子4
0の出力を比較することで、インデックス信号を得るこ
とができる。
クス検知回路42を有している。このインデックス検知
回路42は、ホール素子40の出力から、インデックス
信号を検出し、ロータの絶対位置を検出する。すなわ
ち、ロータの所定の1点には、インデックス用の着磁が
なされている。この位置は、ホール素子40における検
出波形の120゜の位置に設定されている。そこで、6
0゜におけるホール素子40の出力をサンプルホールド
しておき、サンプルホールドされた値と、ホール素子4
0の出力を比較することで、インデックス信号を得るこ
とができる。
【0019】図2に、このインデックス信号検出のため
の回路を示す。このように、ホール素子40の出力は、
アンプ50に入力され、所定のレベルに増幅される。一
方、ロータ位置検出回路26において得られたV相の信
号は、ゼロクロス検出器52に入力され、ここで正から
負に向かうゼロクロスが検出される。このゼロクロス
は、U相の60゜に対応している。ゼロクロス検出器5
2の出力は、サンプルホールド回路56に供給され、サ
ンプルホールド回路56は、ゼロクロス検出器52から
の出力のタイミングで、アンプ50からの出力をオフセ
ット回路54において所定値だけかさあげしてサンプル
ホールドする。そして、このサンプルホールド回路56
の出力と、アンプ50の出力が比較器58に入力され、
ここで比較される。
の回路を示す。このように、ホール素子40の出力は、
アンプ50に入力され、所定のレベルに増幅される。一
方、ロータ位置検出回路26において得られたV相の信
号は、ゼロクロス検出器52に入力され、ここで正から
負に向かうゼロクロスが検出される。このゼロクロス
は、U相の60゜に対応している。ゼロクロス検出器5
2の出力は、サンプルホールド回路56に供給され、サ
ンプルホールド回路56は、ゼロクロス検出器52から
の出力のタイミングで、アンプ50からの出力をオフセ
ット回路54において所定値だけかさあげしてサンプル
ホールドする。そして、このサンプルホールド回路56
の出力と、アンプ50の出力が比較器58に入力され、
ここで比較される。
【0020】そこで、図3に示すように、比較器58に
おいて、スポット着磁に基づく、インデックス信号が得
られる。なお、サンプルホールド回路56は、コンデン
サ60を有しており、ホールド信号を徐々に自然放電す
る。そこで、比較器58に入力する電圧は、U相の60
゜で所定の高電圧となり、その後徐々に低下する信号に
なる。
おいて、スポット着磁に基づく、インデックス信号が得
られる。なお、サンプルホールド回路56は、コンデン
サ60を有しており、ホールド信号を徐々に自然放電す
る。そこで、比較器58に入力する電圧は、U相の60
゜で所定の高電圧となり、その後徐々に低下する信号に
なる。
【0021】そして、ホール素子40の位相がコイルの
位相と同位相になっているため、他相(この例ではV
相)のモータコイル出力波形を用いて、容易にインデッ
クス信号の検出が行える。
位相と同位相になっているため、他相(この例ではV
相)のモータコイル出力波形を用いて、容易にインデッ
クス信号の検出が行える。
【0022】また、このホール素子40の出力は上述の
ように、起動時のタイミング信号の生成にも好適に利用
される。ここで、起動制御回路22において、ホール素
子40からの信号を受けずに、単に記憶している起動パ
ターンを出力する方式の場合には、実際にロータが回転
しているかについて、確証がない。そこで、そのような
回路において、タイミング制御回路24、ソフトスイッ
チングドライブ回路30、出力ドライブ回路32、出力
回路34、モータ10、ロータ位置検出回路26という
ループにおいて、自励発振が起こると、自励発振の周波
数に応じて、タイミング制御回路24がタイミング制御
信号を出力する。従って、モータが回転していない状態
で自励発振動作がそのまま維持されてしまう。
ように、起動時のタイミング信号の生成にも好適に利用
される。ここで、起動制御回路22において、ホール素
子40からの信号を受けずに、単に記憶している起動パ
ターンを出力する方式の場合には、実際にロータが回転
しているかについて、確証がない。そこで、そのような
回路において、タイミング制御回路24、ソフトスイッ
チングドライブ回路30、出力ドライブ回路32、出力
回路34、モータ10、ロータ位置検出回路26という
ループにおいて、自励発振が起こると、自励発振の周波
数に応じて、タイミング制御回路24がタイミング制御
信号を出力する。従って、モータが回転していない状態
で自励発振動作がそのまま維持されてしまう。
【0023】本実施形態によれば、ホール素子40から
の信号に基づいて、起動制御回路22が起動信号を作成
するため、このような問題は発生しない。
の信号に基づいて、起動制御回路22が起動信号を作成
するため、このような問題は発生しない。
【図1】 実施形態の全体構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】 インデックス信号生成回路の構成を示す図で
ある。
ある。
【図3】 インデックス信号の生成を示す波形図であ
る。
る。
10 モータ、20 モータドライバ、22 起動制御
回路、24 タイミング制御回路、26 ロータ位置検
出回路、30 ソフトスイッチングドライブ回路、32
出力ドライブ回路、34 出力回路、36 回転検知
回路、50 アンプ、52 ゼロクロス検出回路、54
オフセット回路、56 サンプルホールド回路、58
比較器、60 コンデンサ。
回路、24 タイミング制御回路、26 ロータ位置検
出回路、30 ソフトスイッチングドライブ回路、32
出力ドライブ回路、34 出力回路、36 回転検知
回路、50 アンプ、52 ゼロクロス検出回路、54
オフセット回路、56 サンプルホールド回路、58
比較器、60 コンデンサ。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数相のモータコイルへの電流供給を制
御して、モータを駆動するモータ駆動装置であって、 各相のモータコイルにおける出力波形を個別検出する出
力波形検出回路と、 この出力波形検出回路において検出した各相のモータコ
イルの出力波形に基づいて、各相のモータコイルへの電
流供給を制御する出力ドライブ回路と、 モータの回転に伴う磁界変化を検出し、モータ回転位相
を検出する位相検出センサと、 を有し、 上記位相検出センサは、上記出力波形検出回路において
検出する各相の出力波形の内のいずれか1つの出力波形
と同位相の波形が得られる位置に配置されていることを
特徴とするモータ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8237846A JPH1084693A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | モータ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8237846A JPH1084693A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | モータ駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1084693A true JPH1084693A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17021283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8237846A Pending JPH1084693A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | モータ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1084693A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007082370A (ja) * | 2005-09-16 | 2007-03-29 | Shimadzu Corp | Dcブラシレスモータ装置および回転真空ポンプ |
TWI824532B (zh) * | 2022-05-25 | 2023-12-01 | 茂達電子股份有限公司 | 具相位自動切換機制的馬達驅動器 |
-
1996
- 1996-09-09 JP JP8237846A patent/JPH1084693A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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