JP5658542B2 - ブラシレスモータドライバ、および、ブラシレスモータ駆動システム - Google Patents

ブラシレスモータドライバ、および、ブラシレスモータ駆動システム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、3相ブラシレスモータを駆動するブラシレスモータドライバ、および、ブラシレスモータ駆動システムに関する。
従来のモータの駆動方式では、例えば、モータの或る相から別の相に直流通電して、ロータの位置を固定する。さらに、モータを回転させたい方向へ強制通電させて、モータを強制的に回転させる。これにより、誘起電圧を発生させて、その誘起電圧を検出し、検出した誘起電圧に基づいてロータの位置を検出し、モータをセンサレス駆動する。
この従来のモータの駆動方式では、上述のように、ロータの位置を固定した後、強制的にモータを強制的に回転させて誘起電圧を発生させるため、モータの所望の動作の開始までに時間が長く掛かってしまう問題がある。
特開2007−236062号公報 特許第3804019号公報
モータの起動時間を短縮することが可能なブラシレスモータドライバを提供する。
実施例に従ったブラシレスモータドライバは、3相ブラシレスモータを駆動する。ブラシレスモータドライバは、3相ブラシレスモータの中性点の中性点電圧と、電源電圧が供給され3相ブラシレスモータに駆動電圧を供給するパワーデバイスの電源と接地に接続された両端子間の電圧を2分の1に分圧した電圧と、を比較し、この比較結果に応じた第1の比較信号を出力する検出比較回路を備える。ブラシレスモータドライバは、予め設定された設定時間の第1の期間において、3相ブラシレスモータの第1相コイルから第2相コイルに通電し且つ第3相コイルには通電しない第1の場合における、第1の比較信号の第1の値と、第1の期間の後の設定時間の第2の期間において、第2相コイルから第1相コイルに通電し且つ第3相コイルには通電しない第2の場合における、第1の比較信号の第2の値と、をサンプルホールドするサンプルホールド回路を備える。ブラシレスモータドライバは、サンプルホールド回路によりサンプルホールドされた第1の値と第2の値とを加算し、この加算結果に応じた加算信号を出力する加算回路を備える。ブラシレスモータドライバは、加算信号の値と基準電圧とを比較し、この比較結果に応じた第2の比較信号を出力する比較出力回路を備える。ブラシレスモータドライバは、第2の比較信号に基づいて、3相ブラシレスモータのロータの位置を判別する。
実施例1に係るブラシレスモータ駆動システム100の構成の一例を示す図である。 図1に示すブラシレスモータ駆動システム100のロータ位置検出時のタイミングチャートの一例を示す図である。 ロータ位置検出信号と3相ブラシレスモータのロータ位置との関係の一例を示す図である。
以下、各実施例について図面に基づいて説明する。
図1は、実施例1に係るブラシレスモータ駆動システム100の構成の一例を示す図である。
図1に示すように、ブラシレスモータ駆動システム100は、3相ブラシレスモータ1と、パワーデバイス2と、検出比較回路3と、サンプルホールド回路4と、加算回路5と、比較出力回路6と、ラッチ回路7と、判別回路8と、電流検出回路9と、時間検出回路10と、制御回路11と、検出抵抗Rと、第1の分圧抵抗Rd1と、第2の分圧抵抗Rd2と、を備える。
ここで、ブラシレスモータドライバは、上述の、検出比較回路3と、サンプルホールド回路4と、加算回路5と、比較出力回路6と、ラッチ回路7と、判別回路8と、電流検出回路9と、時間検出回路10と、制御回路11と、検出抵抗Rと、第1の分圧抵抗Rd1と、第2の分圧抵抗Rd2と、を有する。
このブラシレスモータドライバは、パワーデバイス2を制御することにより、3相ブラシレスモータ1を駆動するようになっている。
また、3相ブラシレスモータ1は、U相、V相、W相の3相のコイルLU、LV、LWから成るステータおよびステータで発生する回転磁界により回転するロータを含む。該ステータにおいて、U相コイルLU、V相コイルLV、W相コイルLWは、中性点CN1に共通接続されている。この中性点CN1の電圧が中性点電圧COMである。この3相ブラシレスモータ1は、3相の駆動電圧(信号)により駆動するようになっている。
なお、以下では、一例として、3相ブラシレスモータのU相コイルを第1相コイル、V相コイルを第2相コイル、W相コイルを第3相コイルとして説明しているが、他の組み合わせでもよい。
また、電源は、パワーデバイス2に電源電圧VDDを入力するようになっている。
また、パワーデバイス2は、一端が電源に接続され、他端が検出抵抗Rを介して接地に接続されている。このパワーデバイス2は、電源から電源電圧VDDが供給され、制御回路11が生成した駆動信号uh、vh、wh、ul、vl、wlに応じて、3相ブラシレスモータ1に対して3相の駆動電圧(信号、電流)U、V、Wを供給するようになっている。
このパワーデバイス2は、6個のMOSトランジスタ2a〜2fと、6個のダイオード2g〜2lと、3個のインバータ2m〜2oと、を有する。
駆動信号uhがインバータ2mを介してゲートに入力されるpMOSトランジスタ2aと駆動信号ulがゲートに入力されるnMOSトランジスタ2bとは、電源と接地との間に直列に接続されている。このpMOSトランジスタ2aとnMOSトランジスタ2bとの間の端子X1が3相ブラシレスモータ1のU相のコイルLUに接続されている。この端子X1から駆動電圧UがU相のコイルLUに供給される。
なお、ダイオード2gは、pMOSトランジスタ2aのソース/ドレインに、カソード/アノードが接続されている。また、ダイオード2hは、nMOSトランジスタ2bのドレイン/ソースに、カソード/アノードが接続されている。
また、駆動信号vhがインバータ2nを介してゲートに入力されるpMOSトランジスタ2cと駆動信号vlがゲートに入力されるnMOSトランジスタ2dとは、電源と接地との間に直列に接続されている。このpMOSトランジスタ2cとnMOSトランジスタ2dとの間の端子X2が3相ブラシレスモータ1のV相のコイルLVに接続されている。この端子X2から駆動電圧VがV相のコイルLVに供給される。
なお、ダイオード2iは、pMOSトランジスタ2cのソース/ドレインに、カソード/アノードが接続されている。また、ダイオード2jは、nMOSトランジスタ2dのドレイン/ソースに、カソード/アノードが接続されている。
また、駆動信号whがインバータ2oを介してゲートに入力されるpMOSトランジスタ2eと駆動信号wlがゲートに入力されるnMOSトランジスタ2fとは、電源と接地との間に直列に接続されている。このpMOSトランジスタ2eとnMOSトランジスタ2fとの間の端子X3が3相ブラシレスモータ1のW相のコイルLWに接続されている。この端子X3から駆動電圧WがW相のコイルLWに供給される。
なお、ダイオード2kは、pMOSトランジスタ2eのソース/ドレインに、カソード/アノードが接続されている。また、ダイオード2lは、nMOSトランジスタ2fのドレイン/ソースに、カソード/アノードが接続されている。
なお、これらのMOSトランジスタ2a〜2fは、例えば、同じサイズを有する。
既述のように、3相ブラシレスモータ1は、3相の駆動電圧U、V、Wにより、3相のコイルLU、LV、LWに電流が流れて、駆動するようになっている。
また、第1の分圧抵抗Rd1は、パワーデバイス2の、電源に接続された一方の端子2T1に、一端が接続されている。
第2の分圧抵抗Rd2は、第1の分圧抵抗Rd1の他端に、一端が接続され、パワーデバイス2の、接地に接続された他方の端子2T2に、他端が接続されている。この第2の分圧抵抗Rd2は、第1の分圧抵抗Rd2と同じ抵抗値を有する。
比較電圧vm2は、この第1の分圧抵抗Rd1と第2の分圧抵抗Rd2との間の電圧である。
ここで、パワーデバイス2の電源と接地に接続された両端子2T1、2T2間の電圧は、pMOSトランジスタ2a、2c、2eの一端(ソース)とnMOSトランジスタ2b、2d、2fの他端(ソース)との間の電圧である。すなわち、比較電圧vm2は、パワーデバイス2の電源と接地に接続された両端子2T1、2T2間の電圧(pMOSトランジスタ2a、2c、2eの一端(ソース)とnMOSトランジスタ2b、2d、2fの他端(ソース)との間の電圧)を2分の1に分圧した分圧電圧である。
また、検出比較回路3は、3相ブラシレスモータ1の中性点CN1の中性点電圧COMと、比較電圧vm2と、を比較し、この比較結果に応じた第1の比較信号vdefを出力するようになっている。
この検出比較回路3は、図1に示すように、例えば、第1の検出用ボルテージフォロア回路3aと、第2の検出用ボルテージフォロア回路3bと、抵抗3c〜3fと、検出用オペアンプ3gと、を有する。
第1の検出用ボルテージフォロア回路3aは、比較電圧vm2が入力されるようになっている。
第2の検出用ボルテージフォロア回路3bは、中性点電圧COMが入力されるようになっている。
検出用オペアンプ3gは、第1の検出用ボルテージフォロア回路3aの出力が抵抗3cを介して反転入力端子に接続され、第2の検出用ボルテージフォロア回路3bの出力が抵抗3eを介して非反転入力端子に接続されている。また、この検出用コンパレータ3gの非反転入力端子には、一端が基準電圧VREFに接続された抵抗3fの他端が接続されている。また、検出用オペアンプ3gの出力と反転入力端子との間には、ゲイン調整の為に抵抗3dが接続されている。
この検出用オペアンプ3gは、第1の検出用ボルテージフォロア回路3aの出力と第2の検出用ボルテージフォロア回路3bの出力とを比較し、この比較結果に応じて第1の比較信号vdefを出力するようになっている。
また、サンプルホールド回路4は、例えば、サンプリング信号shpに応じて、予め設定された設定時間Tの第1の期間において、3相ブラシレスモータ1のU相(第1相)コイルULからV相(第2相)コイルVLに通電し且つW相(第3相)コイルWLには通電しない第1の場合における、第1の比較信号vdefの第1の値をサンプルホールドするようになっている。
なお、後述のように、V相コイルVLからW相コイルWLに通電し且つU相コイルULには通電しない場合、W相コイルWLからU相コイルULに通電し且つV相コイルVLには通電しない場合も同様である。
さらに、サンプルホールド回路4は、サンプリング信号shnに応じて、第1の期間の後の設定時間Tの第2の期間において、V相(第2相)コイルVLからU相(第1相)コイルULに通電し且つW相(第3相)コイルWLには通電しない第2の場合における、第1の比較信号vdefの第2の値をサンプルホールドするようになっている。
なお、後述のように、W相コイルWLからV相コイルVLに通電し且つU相コイルULには通電しない場合、U相コイルULからW相コイルWLに通電し且つV相コイルVLには通電しない場合も同様である。
このサンプルホールド回路4は、図1に示すように、例えば、第1のトランスミッションゲート4aと、第2のトランスミッションゲート4bと、第1のキャパシタ4cと、第2のキャパシタ4dと、第1のサンプルホールド用ボルテージフォロア回路4eと、第2のサンプルホールド用ボルテージフォロア回路4fと、を有する。
第1のトランスミッションゲート4aは、第1の比較信号vdefが一端に入力され、サンプルホールド信号shpに応じて、該第1の期間内にオンするようになっている。
第1のキャパシタ4cは、第1のトランスミッションゲート4aの他端と接地との間に接続されている。
第1のサンプルホールド用ボルテージフォロア回路4eは、第1のキャパシタ4cの一端の電圧vpが入力され、該第1の値に対応する第1の電圧(電圧vp)を出力するようになっている。
第2のトランスミッションゲート4bは、第1の比較信号vdefが一端に入力され、サンプルホールド信号shnに応じて、該第2の期間内にオンするようになっている。
第2のキャパシタ4dは、第2のトランスミッションゲート4bの他端と接地との間に接続されている。
第2のサンプルホールド用ボルテージフォロア回路4fは、第2のキャパシタ4dの一端の電圧vnが入力され、該第2の値に対応する第2の電圧(電圧vn)を出力するようになっている。
また、加算回路5は、サンプルホールド回路4によりサンプルホールドされた該第1の値と該第2の値とをアナログ的に加算し、この加算結果に応じた加算信号vaddを出力するようになっている。
この加算回路5は、図1に示すように、例えば、第1の加算用抵抗5aと、第2の加算用抵抗5bと、抵抗5cと、抵抗5dと、加算用オペアンプ5eと、を有する。
第1の加算用抵抗5aは、第1のサンプルホールド用ボルテージフォロア回路4eの出力に一端が接続されている。
第2の加算用抵抗5bは、第2のサンプルホールド用ボルテージフォロア回路4fの出力に一端が接続され、第1の加算用抵抗5aの他端に他端が接続されている。
なお、上記のように、第1の加算用抵抗5aと第2の加算用抵抗5bとが接続されていることにより、第1の加算用抵抗5aと第2の加算用抵抗5bとの間の電圧は、第1のサンプルホールド用ボルテージフォロア回路4eの出力する電圧と第2のサンプルホールド用ボルテージフォロア回路4fの出力する電圧とが合成(アナログ的に加算)されたものとなる。
加算用オペアンプ5eは、第1の加算用抵抗5aと第2の加算用抵抗5bとの間の該電圧と、一端が基準電圧VREFに接続されたバイアス抵抗の他端の電圧と、を比較し、この比較結果に応じて該加算信号vaddを出力するようになっている。
また、比較出力回路6は、加算信号vaddの値と基準電圧VREF(例えば、加算器の電源電圧の1/2電圧)とを比較し、この比較結果に応じた第2の比較信号(ロータ位置検出信号)posを出力するようになっている。
この比較検出回路6は、図1に示すように、例えば、出力用抵抗6aと、抵抗6bと、出力用コンパレータ6cと、有する。
出力用抵抗6aは、加算用コンパレータ5dの出力に一端が接続されている。
出力用コンパレータ6cは、出力用抵抗6aの他端の電圧と基準電圧VREF(例えば、加算器の電源電圧の1/2電圧)とを比較し、この比較結果に応じた第2の比較信号(ロータ位置検出信号)posを出力するようになっている。また、出力用コンパレータ6cの出力と非反転入力端子との間には、ヒステリシス動作のための抵抗6bが接続されている。
また、ラッチ回路7は、ラッチ信号latに応じて、第2の比較信号(ロータ位置検出信号)posの値をラッチするようになっている。
また、判別回路8は、ラッチ回路7にラッチされた値に応じて、3相ブラシレスモータ1のロータの位置を判別するようになっている。すなわち、第2の比較信号に基づいて、3相ブラシレスモータ1のロータの位置が判別される。
また、電流検出回路9は、例えば、3相ブラシレスモータ1のU相(第1相)コイルULからV相(第2相)コイルVLにダミー通電し且つW相(第3相)コイルWLには該ダミー通電しない状態で、パワーデバイス2に流れる電流Imを検出するようになっている。
なお、コイルの組み合わせは、上記の組み合わせとは異なっていてもよい。
ここで、ダミー通電は、既述のロータの位置を検出するための通電の前に、ロータの位置を検出するための通電時間(設定時間T)を設定するために実施されるものである。そして、後述のように、このダミー通電により、該電流Imが所定の電流(既定値)Iaに到達するまでの時間が、測定される。
また、時間検出回路10は、該ダミー通電を開始してから、電流検出回路9により検出された電流Imが該規定値Iaに到達するまでの時間を、検出するようになっている。
また、制御回路11は、駆動信号uh、vh、wh、ul、vl、wlにより、パワーデバイス2を制御して、3相ブラシレスモータ1に対して3相の駆動電圧(信号、電流)U、V、Wを供給するようになっている。これにより、3相ブラシレスモータ1の動作が制御される。
この制御回路11は、判別回路8により判別されたロータの位置に基づいて、3相ブラシレスモータ1を強制通電(例えば、120°通電)させて所定の方向に回転させるようにパワーデバイス2を制御するようになっている。
さらに、制御回路11は、パワーデバイス2を制御して、3相ブラシレスモータ1に該ダミー通電させて、電流検出回路9により電流Imが測定され、時間検出回路10により電流Imが該規定値Iaに到達するまでの時間が検出される。そして、制御回路11は、時間検出回路10により検出された時間を、設定時間Tに設定する。
次に、以上のような構成を有するブラシレスモータ駆動システム100の動作の一例について、説明する。
ここで、図2は、図1に示すブラシレスモータ駆動システム100のロータ位置検出時のタイミングチャートの一例を示す図である。また、図3は、ロータ位置検出信号と3相ブラシレスモータのロータ位置との関係の一例を示す図である。
図2に示すように、先ず、時間t0において、制御回路11は、パワーデバイス2を制御して、3相ブラシレスモータ1にダミーパルスを通電(ダミー通電)する。
ここでは、例えば、制御回路11は、駆動信号uh、vlを“High”レベルにし且つ駆動信号vh、wh、ul、wlを“Low”レベルにして、pMOSトランジスタ2a、nMOSトランジスタ2dをオンし、pMOSトランジスタ2c、2e、nMOSトランジスタ2b、2fをオフにする。これにより、3相ブラシレスモータ1のU相(第1相)コイルULからV相(第2相)コイルVLに通電し且つW相(第3相)コイルWLには通電させない状態にする。
この間、電流検出回路9により電流Imが測定され、時間検出回路10により電流Imが該規定値Iaに到達するまでの時間が検出される。そして、制御回路11は、時間検出回路10により検出された時間を、設定時間Tに設定する。
なお、時間t0から設定時間Tの経過後、制御回路11は、駆動信号uh、vh、whを“Low”レベルにし且つ駆動信号ul、vl、wlを“High”レベルにして、pMOSトランジスタ2a、2c、2eをオフし、nMOSトランジスタ2b、2d、2fをオンにする。これにより、3相ブラシレスモータ1の各相のコイルを接地し、3相ブラシレスモータ1の回生電流(図2の電流Imの点線部分)の電源への影響を回避している。
以上のように、該ダミー通電中に測定された時間を元に、ロータ位置検出用の通電パルス時間である設定時間Tを決定する。
これにより、モータの種類の変化やモータのインダクターや抵抗成分のバラツキがあっても、一定電流の電流パルスで通電パルスを生成し、ロータ位置検出信号を得易くすることができる。
上記設定時間Tを決定するためのダミー期間の終了後、ロータ位置を検出するためのロータ位置検出期間が開始される。
先ず、時間t1において、制御回路11は、パワーデバイス2を制御して、3相ブラシレスモータ1にロータ位置を検出するためのパルスを設定時間Tだけ通電する。
すなわち、制御回路11は、駆動信号uh、vlを“High”レベルにし且つ駆動信号vh、wh、ul、wlを“Low”レベルにして、pMOSトランジスタ2a、nMOSトランジスタ2dをオンし、pMOSトランジスタ2c、2e、nMOSトランジスタ2b、2fをオフにする。これにより、3相ブラシレスモータ1のU相コイルULからV相コイルVLに通電し且つW相コイルWLには通電させない状態にする。
これにより、検出比較回路3は、比較電圧vm2よりも高い中性点電圧COMと、比較電圧vm2と、を比較し、この比較結果に応じた第1の比較信号vdefを出力する。
そして、サンプルホールド回路4は、時間t1から設定時間Tの期間において、サンプリング信号shp(“High”レベル)に応じて、第1の比較信号vdefの第1の値をサンプルホールドする。すなわち、電圧COMが、例えば、電源電圧VDDの2分の1(vm2)よりも高い値になる。その結果、電圧vpは基準電圧VREFより高くなる。
なお、時間t1から設定時間Tの経過後、制御回路11は、駆動信号uh、vh、whを“Low”レベルにし且つ駆動信号ul、vl、wlを“High”レベルにして、pMOSトランジスタ2a、2c、2eをオフし、nMOSトランジスタ2b、2d、2fをオンにする。これにより、3相ブラシレスモータ1の各相のコイルを接地し、3相ブラシレスモータ1の回生電流(図2の電流Imの点線部分)の電源への影響を回避している。
続く時間t2において、制御回路11は、パワーデバイス2を制御して、3相ブラシレスモータ1にロータ位置を検出するためのパルスを設定時間Tだけ通電する。
すなわち、制御回路11は、駆動信号ul、vhを“High”レベルにし且つ駆動信号uh、wh、vl、wlを“Low”レベルにして、pMOSトランジスタ2c、nMOSトランジスタ2bをオンし、pMOSトランジスタ2a、2e、nMOSトランジスタ2d、2fをオフにする。これにより、3相ブラシレスモータ1のV相コイルVLからU相コイルULに通電し且つW相コイルWLには通電させない状態にする。
これにより、検出比較回路3は、比較電圧vm2よりも低い中性点電圧COMと、比較電圧vm2と、を比較し、この比較結果に応じた第1の比較信号vdefを出力する。
そして、サンプルホールド回路4は、時間t2から設定時間Tの期間において、サンプリング信号shn(“High”レベル)に応じて、第1の比較信号vdefの第2の値をサンプルホールドする。すなわち、電圧COMが、例えば、電源電圧VDDの2分の1(vm2)よりも低い値になる。その結果、電圧vnは基準電圧VREFより小さくなる。
さらに、加算回路5は、サンプルホールド回路4によりサンプルホールドされた該第1の値と該第2の値とをアナログ的に加算し、この加算結果に応じた加算信号vaddを出力する。なお、U相からV相に通電させた場合とV相からU相に通電させた場合とは、電流の向きが異なる。この場合、サンプルホールドされた電圧(値)vpとサンプルホールドされた電圧(値)vnとは、極性が異なる。したがって、加算信号vaddは、電圧vpと電圧vnとの電位差(電圧vpの絶対値−電圧vnの絶対値)に対応する。
そして、比較出力回路6は、加算信号vaddの値と該基準電圧VREFとを比較し、この比較結果に応じた第2の比較信号(ロータ位置検出信号)posを出力する。
そして、ラッチ回路7は、ラッチ信号lat(“High”レベル)に応じて、第2の比較信号(ロータ位置検出信号)posの値(A:“High”レベル、すなわち、論理“1”)をラッチする。
なお、時間t2から設定時間Tの経過後、制御回路11は、駆動信号uh、vh、whを“Low”レベルにし且つ駆動信号ul、vl、wlを“High”レベルにして、pMOSトランジスタ2a、2c、2eをオフし、nMOSトランジスタ2b、2d、2fをオンにする。これにより、3相ブラシレスモータ1の各相のコイルを接地し、3相ブラシレスモータ1の回生電流(図2の電流Imの点線部分)の電源への影響を回避している。
次に、時間t3において、制御回路11は、パワーデバイス2を制御して、3相ブラシレスモータ1にロータ位置を検出するためのパルスを設定時間Tだけ通電する。
すなわち、制御回路11は、駆動信号vh、wlを“High”レベルにし且つ駆動信号uh、wh、ul、vlを“Low”レベルにする。これにより、3相ブラシレスモータ1のV相コイルVLからW相コイルWLに通電し且つU相コイルULには通電させない状態にする。
これにより、検出比較回路3は、比較電圧vm2と同程度の中性点電圧COMと、比較電圧vm2と、を比較し、この比較結果に応じた第1の比較信号vdefを出力する。
そして、サンプルホールド回路4は、時間t1から設定時間Tの期間において、サンプリング信号shp(“High”レベル)に応じて、第1の比較信号vdefの第1の値をサンプルホールドする。すなわち、電圧COMが、例えば、電源電圧VDDの2分の1と同程度の値になる。その結果、電圧vpは基準電圧VREFとほぼ同じ電圧になる。
なお、時間t3から設定時間Tの経過後、制御回路11は、駆動信号uh、vh、whを“Low”レベルにし且つ駆動信号ul、vl、wlを“High”レベルにして、pMOSトランジスタ2a、2c、2eをオフし、nMOSトランジスタ2b、2d、2fをオンにする。これにより、3相ブラシレスモータ1の各相のコイルを接地し、3相ブラシレスモータ1の回生電流(図2の電流Imの点線部分)の電源への影響を回避している。
続く時間t4において、制御回路11は、パワーデバイス2を制御して、3相ブラシレスモータ1にロータ位置を検出するためのパルスを設定時間Tだけ通電する。
すなわち、制御回路11は、駆動信号、wh、vlを“High”レベルにし且つ駆動信号uh、vh、ul、wlを“Low”レベルにする。これにより、3相ブラシレスモータ1のW相コイルWLからV相コイルVLに通電し且つU相コイルULには通電させない状態にする。
これにより、検出比較回路3は、比較電圧vm2よりも少し低い中性点電圧COMと、比較電圧vm2と、を比較し、この比較結果に応じた第1の比較信号vdefを出力する。
そして、サンプルホールド回路4は、時間t4から設定時間Tの期間において、サンプリング信号shn(“High”レベル)に応じて、第1の比較信号vdefの第2の値をサンプルホールドする。すなわち、電圧COMが、例えば、電源電圧VDDの2分の1よりも少し低い値になる。その結果、電圧vnは基準電圧VREFより、少し小さくなる。
さらに、加算回路5は、サンプルホールド回路4によりサンプルホールドされた該第1の値と該第2の値とをアナログ的に加算し、この加算結果に応じた加算信号vaddを出力する。なお、V相からW相に通電させた場合とW相からV相に通電させた場合とは、電流の向きが異なる。この場合、サンプルホールドされた電圧(値)vpとサンプルホールドされた電圧(値)vnとは、極性が異なる。したがって、加算信号vaddは、電圧vpと電圧vnとの電位差(電圧vpの絶対値−電圧vnの絶対値)に対応する。
そして、比較出力回路6は、加算信号vaddの値と該基準電圧とを比較し、この比較結果に応じた第2の比較信号(ロータ位置検出信号)posを出力する。
そして、ラッチ回路7は、ラッチ信号lat(“High”レベル)に応じて、第2の比較信号(ロータ位置検出信号)posの値(B:“High”レベル、すなわち、論理“1”)をラッチする。
なお、時間t4から設定時間Tの経過後、制御回路11は、駆動信号uh、vh、whを“Low”レベルにし且つ駆動信号ul、vl、wlを“High”レベルにして、pMOSトランジスタ2a、2c、2eをオフし、nMOSトランジスタ2b、2d、2fをオンにする。これにより、3相ブラシレスモータ1の各相のコイルを接地し、3相ブラシレスモータ1の回生電流(図2の電流Imの点線部分)の電源への影響を回避している。
次に、時間t5において、制御回路11は、パワーデバイス2を制御して、3相ブラシレスモータ1にロータ位置を検出するためのパルスを設定時間Tだけ通電する。
すなわち、制御回路11は、駆動信号wh、ulを“High”レベルにし且つ駆動信号uh、vh、wl、vlを“Low”レベルにする。これにより、3相ブラシレスモータ1のW相コイルWLからU相コイルULに通電し且つV相コイルVLには通電させない状態にする。
これにより、検出比較回路3は、比較電圧vm2よりも少し高い中性点電圧COMと、比較電圧vm2と、を比較し、この比較結果に応じた第1の比較信号vdefを出力する。
そして、サンプルホールド回路4は、時間t5から設定時間Tの期間において、サンプリング信号shp(“High”レベル)に応じて、第1の比較信号vdefの第1の値(“High”レベル、ここでは、論理“1”)をサンプルホールドする。すなわち、電圧COMが、例えば、電源電圧VDDの2分の1よりも少し高い値になる。その結果、電圧vpは基準電圧VREFより、少し高くなる。
なお、時間t5から設定時間Tの経過後、制御回路11は、駆動信号uh、vh、whを“Low”レベルにし且つ駆動信号ul、vl、wlを“High”レベルにして、pMOSトランジスタ2a、2c、2eをオフし、nMOSトランジスタ2b、2d、2fをオンにする。これにより、3相ブラシレスモータ1の各相のコイルを接地し、3相ブラシレスモータ1の回生電流(図2の電流Imの点線部分)の電源への影響を回避している。
続く時間t6おいて、制御回路11は、パワーデバイス2を制御して、3相ブラシレスモータ1にロータ位置を検出するためのパルスを設定時間Tだけ通電する。
すなわち、制御回路11は、駆動信号wl、uhを“High”レベルにし且つ駆動信号vh、wh、vl、ulを“Low”レベルにする。これにより、3相ブラシレスモータ1のU相コイルULからW相コイルWLに通電し且つV相コイルVLには通電させない状態にする。
これにより、検出比較回路3は、比較電圧vm2よりも高い中性点電圧COMと、比較電圧vm2と、を比較し、この比較結果に応じた第1の比較信号vdefを出力する。
そして、サンプルホールド回路4は、時間t6から設定時間Tの期間において、サンプリング信号shnに応じて、第1の比較信号vdefの第2の値をサンプルホールドする。すなわち、電圧COMが、例えば、電源電圧VDDの2分の1より高い値になる。その結果、電圧vnは基準電圧VREFより大きくなる。
さらに、加算回路5は、サンプルホールド回路4によりサンプルホールドされた該第1の値と該第2の値とをアナログ的に加算し、この加算結果に応じた加算信号vaddを出力する。なお、W相からU相に通電させた場合とU相からW相に通電させた場合とは、電流の向きが異なる。この場合、サンプルホールドされた電圧(値)vpとサンプルホールドされた電圧(値)vnとは、極性が異なる。したがって、加算信号vaddは、電圧vpと電圧vnとの電位差(電圧vpの絶対値−電圧vnの絶対値)に対応する。
そして、比較出力回路6は、加算信号vaddの値と該基準電圧とを比較し、この比較結果に応じた第2の比較信号(ロータ位置検出信号)posを出力する。
そして、ラッチ回路7は、ラッチ信号lat(“High”レベル)に応じて、第2の比較信号(ロータ位置検出信号)posの値(C:“Low”レベル、すなわち、論理“0”)をラッチする。
なお、時間t6から設定時間Tの経過後、制御回路11は、駆動信号uh、vh、whを“Low”レベルにし且つ駆動信号ul、vl、wlを“High”レベルにして、pMOSトランジスタ2a、2c、2eをオフし、nMOSトランジスタ2b、2d、2fをオンにする。これにより、3相ブラシレスモータ1の各相のコイルを接地し、3相ブラシレスモータ1の回生電流(図2の電流Imの点線部分)の電源への影響を回避している。
以上のロータ位置検出期間のブラシレスモータ駆動システム100の動作により、第2の比較信号(ロータ位置検出信号)posの値A、B、Cが得られる。
ここで、ロータ位置検出期間の各設定時間Tに流れる電流Imの値は、3相ブラシレスモータ1の実際のロータ位置に応じて異なる。これに対応して、ロータ位置検出期間の各設定時間Tの中性点電圧COMも、ロータ位置に応じて、そのレベルが異なる。そして、ロータ位置に応じて、電圧vp、vnも、そのレベルが異なる。
すなわち、この電流Imの大きさが変化すると中性点電圧COMが変化するため、この電流Imの大きさとサンプルホールド回路4によりサンプルホールドされた値(電圧)vp、vnとは相関がある。そして、サンプルホールド回路4によりサンプルホールドされた値(電圧)vp、vnの加算結果に応じて、比較出力回路6が出力する第2の比較信号(ロータ位置検出信号)が変化する。
したがって、この第2の比較信号(ロータ位置検出信号)により、3相ブラシレスモータ1のロータの位置を判別することが可能となる。
また、既述のように、ロータ位置を検出し易くする為に、最初にダミー通電を行い、所定の電流Iaに到達する設定時間Tを測定し、この設定時間Tでロータ位置検出パルスを生成することにより、モータのバラツキなどがあっても、ある一定の電流で、ロータ位置検出パルスを生成することができる。
ここで、図3において、ロータ位置の区間(a)〜(f)は、3相ブラシレスモータ1のロータの電気角を6分割した各区間に相当する。図3に示すように、例えば、ロータ位置検出信号の値A、B、Cが、“1”、“1”、“0”の場合、ロータ位置は、ロータの電気角の区間(a)に位置する。また、ロータ位置検出信号の値A、B、Cが、“0”、“0”、“1”の場合、ロータ位置は、区間(d)に位置する。
なお、既述の図2に示す例では、ロータ位置検出信号の値A、B、Cが、“1”、“1”、“0”であるため、ロータ位置は、3相ブラシレスモータ1のロータの電気角を6分割したうちの区間(a)に位置する。
次に、判別回路8は、ラッチ回路7にラッチされた値に応じて、例えば、上述の図3のテーブルを用いて、3相ブラシレスモータ1のロータの位置を判別する。これにより、第2の比較信号に基づいて、3相ブラシレスモータ1のロータの位置が判別される。
そして、制御回路11は、判別回路8により判別されたロータの位置に基づいて、3相ブラシレスモータ1を強制通電(例えば、120°通電)させて所定の方向に回転させるように、パワーデバイス2を制御する。
これにより、3相ブラシレスモータ1が逆回転することなく、回転させたい方向に加速し、モータの誘起電圧を検出できるようになり、センサレス駆動がスムーズに行うことができる。
一方、既述の従来技術では、センサレスモータ駆動の場合、モータが停止していると、誘起電圧が発生しないので、誘起電圧からロータ位置を検出できない。
しかし、本実施例1に係るブラシレスモータドライバは、上述のように、モータが停止していても、ロータ位置を検出するためのパルスを使うことにより、モータのロータ位置を検出できる。そして、ロータを回転させること無く、ロータの位置を検出できるので、センサレス起動のモータ起動時間をより短くすることができる。
また、本実施例1に係るブラシレスモータドライバは、ロータ位置を検出してから、強制通電を開始するので、モータを所望の方向とは逆の方向に回転するのを回避することができる。
以上のように、本実施例1に係るブラシレスモータドライバによれば、モータの起動時間を短縮することができる。
なお、上記実施例では、検出比較回路3で比較電圧vm2と比較される対象が中性電圧COMである場合について説明した。しかし、U相、V相、W相の3相のコイルLU、LV、LWにそれぞれ抵抗を介して共通に接続された接続点(仮想中性点)の電圧(仮想中性点の電圧)を、中性点CN1の中性点電圧に代えて、検出比較回路3に入力するようにしてもよい。
1 3相ブラシレスモータ
2 パワーデバイス
3 検出比較回路
4 サンプルホールド回路
5 加算回路
6 比較出力回路
7 ラッチ回路
8 判別回路
9 電流検出回路
10 時間検出回路
11 制御回路
100 ブラシレスモータ駆動システム
R 検出抵抗
Rd1、Rd2分圧抵抗

Claims (13)

  1. 3相ブラシレスモータを駆動するためのブラシレスモータドライバであって、
    前記3相ブラシレスモータの中性点の中性点電圧と、電源電圧が供給され前記3相ブラシレスモータに駆動電圧を供給するパワーデバイスの電源と接地に接続された両端子間の電圧を2分の1に分圧した比較電圧と、を比較し、この比較結果に応じた第1の比較信号を出力する検出比較回路と、
    予め設定された設定時間の第1の期間において、前記3相ブラシレスモータの第1相コイルから第2相コイルに通電し且つ第3相コイルには通電しない第1の場合における、前記第1の比較信号の第1の値と、前記第1の期間の後の前記設定時間の第2の期間において、前記第2相コイルから前記第1相コイルに通電し且つ前記第3相コイルには通電しない第2の場合における、前記第1の比較信号の第2の値と、をサンプルホールドするサンプルホールド回路と、
    前記サンプルホールド回路によりサンプルホールドされた前記第1の値と前記第2の値とを加算し、この加算結果に応じた加算信号を出力する加算回路と、
    前記加算信号の値と基準電圧とを比較し、この比較結果に応じた第2の比較信号を出力する比較出力回路と、を備え、
    前記第2の比較信号に基づいて、前記3相ブラシレスモータのロータの位置を判別することを特徴とするブラシレスモータドライバ。
  2. 前記第2の比較信号の値をラッチするラッチ回路と、
    前記ラッチ回路にラッチされた値に応じて、前記3相ブラシレスモータのロータの位置を判別する判別回路と、をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータドライバ。
  3. 判別された前記ロータの位置に基づいて、前記3相ブラシレスモータを強制通電させて所定の方向に回転させるように前記パワーデバイスを制御する制御回路をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のブラシレスモータドライバ。
  4. 前記パワーデバイスは、
    電源に一端が接続され、前記第1相コイルに他端が接続された第1のMOSトランジスタと、
    前記第1のMOSトランジスタの一端にカソードが接続され、前記第1のMOSトランジスタの他端にアノードが接続された第1のダイオードと、
    前記第1のMOSトランジスタの他端に一端が接続され、接地に他端が接続された第2のMOSトランジスタと、
    前記第2のMOSトランジスタの一端にカソードが接続され、前記第2のMOSトランジスタの他端にアノードが接続された第2のダイオードと、を有し、
    前記パワーデバイスの前記電源と前記接地に接続された前記両端子間の電圧は、前記第1のMOSトランジスタの一端と前記第2のMOSトランジスタの他端との間の電圧であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のブラシレスモータドライバ。
  5. 前記3相ブラシレスモータの第1相コイルから第2相コイルにダミー通電し且つ第3相コイルには前記ダミー通電しない状態で、前記パワーデバイスに流れる電流を検出する電流検出回路と、
    前記ダミー通電を開始してから、前記電流検出回路により検出された電流が規定値に到達するまでの時間を、検出する時間検出回路と、をさらに備え、
    前記時間検出回路により検出された時間を、前記設定時間に設定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載のブラシレスモータドライバ。
  6. 前記検出比較回路は、
    前記比較電圧が入力される第1の検出用ボルテージフォロア回路と、
    前記中性点電圧が入力される第2の検出用ボルテージフォロア回路と、
    前記第1の検出用ボルテージフォロア回路の出力と前記第2の検出用ボルテージフォロア回路の出力とを比較し、この比較結果に応じて前記第1の比較信号を出力する検出用オペアンプと、を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載のブラシレスモータドライバ。
  7. 前記サンプルホールド回路は、
    前記第1の比較信号が一端に入力され、前記第1の期間内にオンする第1のトランスミッションゲートと、
    前記第1のトランスミッションゲートの他端と前記接地との間に接続された第1のキャパシタと、
    前記第1のキャパシタの一端の電圧が入力され、前記第1の値に対応する第1の電圧を出力する第1のサンプルホールド用ボルテージフォロア回路と、
    前記第1の比較信号が一端に入力され、前記第2の期間内にオンする第2のトランスミッションゲートと、
    前記第2のトランスミッションゲートの他端と前記接地との間に接続された第2のキャパシタと、
    前記第2のキャパシタの一端の電圧が入力され、前記第2の値に対応する第2の電圧を出力する第2のサンプルホールド用ボルテージフォロア回路と、を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載のブラシレスモータドライバ。
  8. 前記加算回路は、
    前記第1のサンプルホールド用ボルテージフォロア回路の出力に一端が接続された第1の加算用抵抗と、
    前記第2のサンプルホールド用ボルテージフォロア回路の出力に一端が接続され、前記第1の加算用抵抗の他端に他端が接続された第2の加算用抵抗と、
    前記第1の加算用抵抗と前記第2の加算用抵抗との間の電圧と、一端が前記基準電圧に接続されたバイアス抵抗の他端の電圧と、を比較し、この比較結果に応じて前記加算信号を出力する加算用コンパレータと、を有する
    ことを特徴とする請求項7に記載のブラシレスモータドライバ。
  9. 前記比較出力回路は、
    前記加算用コンパレータの出力に一端が接続された出力用抵抗と、
    前記出力用抵抗の他端の電圧と前記基準電圧とを比較し、この比較結果に応じた前記第2の比較信号を出力する出力用コンパレータと、有する
    ことを特徴とする請求項8に記載のブラシレスモータドライバ。
  10. 前記パワーデバイスの前記電源に接続された一方の端子に一端が接続された第1の分圧抵抗と、
    前記第1の分圧抵抗の他端に一端が接続され、前記パワーデバイスの前記接地に接続された他方の端子に他端が接続された第2の分圧抵抗と、をさらに備え、
    前記比較電圧は、前記第1の分圧抵抗と前記第2の分圧抵抗との間の電圧であることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一項に記載のブラシレスモータドライバ。
  11. 前記中性点電圧は、前記3相ブラシレスモータの前記第1相ないし第3相コイルに共通に接続された中性点の電圧であることを特徴する請求項1ないし10のいずれか一項に記載のブラシレスモータドライバ。
  12. 3相ブラシレスモータと、
    電源電圧が供給され、前記3相ブラシレスモータに対して駆動電圧を供給するパワーデバイスと、
    前記パワーデバイスを制御するモータドライバと、を備え、
    前記ブラシレスモータドライバは、
    前記3相ブラシレスモータの中性点の中性点電圧と、電源電圧が供給され前記3相ブラシレスモータに駆動電圧を供給するパワーデバイスの電源と接地に接続された両端子間の電圧を2分の1に分圧した比較電圧と、を比較し、この比較結果に応じた第1の比較信号を出力する検出比較回路と、
    予め設定された設定時間の第1の期間において、前記3相ブラシレスモータの第1相コイルから第2相コイルに通電し且つ第3相コイルには通電しない第1の場合における、前記第1の比較信号の第1の値と、前記第1の期間の後の前記設定時間の第2の期間において、前記第2相コイルから前記第1相コイルに通電し且つ前記第3相コイルには通電しない第2の場合における、前記第1の比較信号の第2の値と、をサンプルホールドするサンプルホールド回路と、
    前記サンプルホールド回路によりサンプルホールドされた前記第1の値と前記第2の値とを加算し、この加算結果に応じた加算信号を出力する加算回路と、
    前記加算信号の値と基準電圧とを比較し、この比較結果に応じた第2の比較信号を出力する比較出力回路と、を有し、
    前記第2の比較信号に基づいて、前記3相ブラシレスモータのロータの位置を判別することを特徴とするブラシレスモータ駆動システム。
  13. 3相ブラシレスモータを駆動するためのブラシレスモータドライバであって、
    前記3相ブラシレスモータの中性点の中性点電圧と、比較電圧と、を比較し、この比較結果に応じた第1の比較信号を出力する検出比較回路と、
    予め設定された設定時間の第1の期間において、前記3相ブラシレスモータの第1相コイルから第2相コイルに通電し且つ第3相コイルには通電しない第1の場合における、前記第1の比較信号の第1の値と、前記第1の期間の後の前記設定時間の第2の期間において、前記第2相コイルから前記第1相コイルに通電し且つ前記第3相コイルには通電しない第2の場合における、前記第1の比較信号の第2の値と、をサンプルホールドするサンプルホールド回路と、
    前記サンプルホールド回路によりサンプルホールドされた前記第1の値と前記第2の値とを加算し、この加算結果に応じた加算信号を出力する加算回路と、
    前記加算信号の値と基準電圧とを比較し、この比較結果に応じた第2の比較信号を出力する比較出力回路と、
    前記3相ブラシレスモータの第1相コイルから第2相コイルにダミー通電し且つ第3相コイルには前記ダミー通電しない状態で、前記パワーデバイスに流れる電流を検出する電流検出回路と、
    前記ダミー通電を開始してから、前記電流検出回路により検出された電流が規定値に到達するまでの時間を、検出する時間検出回路と、を備え、
    前記時間検出回路により検出された時間を、前記設定時間に設定し、
    前記第2の比較信号に基づいて、前記3相ブラシレスモータのロータの位置を判別することを特徴とするブラシレスモータドライバ。
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