JPH052559Y2 - - Google Patents

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JPH052559Y2
JPH052559Y2 JP1986003419U JP341986U JPH052559Y2 JP H052559 Y2 JPH052559 Y2 JP H052559Y2 JP 1986003419 U JP1986003419 U JP 1986003419U JP 341986 U JP341986 U JP 341986U JP H052559 Y2 JPH052559 Y2 JP H052559Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、フオークリフトのサイドシフト装置
に関する。
従来の技術 フオークリフトのサイドシフト装置には、例え
ば、実公昭57−2399号公報に示されたものが知ら
れている。これを第3,4図に図示して説明す
る。第3図は、キヤリツジとサイドシフト装置と
フオークとを分解して示している。第4図は、キ
ヤリツジとサイドシフト装置とフオークとを組み
付けた状態を示している。
第4図において、車体1の前部には、左右一対
のガイドマスト2を、車幅方向に所要の間隔を以
て相対峙して縦置き配置してある。ガイドマスト
2には、キヤリツジ3を組み付けてある。キヤリ
ツジ3は、図外のリフトシリンダの伸縮によつて
ガイドマスト2に沿つて昇降するようになつてい
る。キヤリツジ3には、キヤリツジ3に対して左
右一方のフオーク9を横移動自在に組み付けるサ
イドシフト装置10を装着してある。
第3図において、キヤリツジ3は、車幅方向に
所要の間隔を以て縦置き配置される左右一対のリ
フトブラケツト6を備えている。リフトブラケツ
ト6には、ガイドマスト2に摺接係合するアツ
パ、ミドル、ロアの各キヤリツジローラ4と、横
振れ防止用のミドル、ロアの各サイドローラ5と
を取り付けてある。リフトブラケツト6の前側上
部には、横置き配置されるアツパフインガーバー
7を結合してある。リフトブラケツト6の前側下
部には、アツパフインガーバー7と略平行に横置
き配置されるロアフインガーバー8を結合してあ
る。右リフトブラケツト6のアツパフインガーバ
ー7とロアフインガーバー8との間に位置する部
分には、シリンダブラケツト21を設けてある。
サイドシフト装置10は、フオーク9を装着す
る上下フインガーバー11,12を備えている。
上下フインガーバー11,12は、左右縦バー1
3,14の上端面と下端面とに固定されている。
上フインガーバー11の後側上部には、キヤリツ
ジ3のアツパフインガーバー7の上縁部16に摺
接係合する側面視略L字形のサイドシフトヘツド
17が、左右一対のブラケツト15を介して、結
合されている。下フインガーバー8の後側下部に
は、キヤリツジ3のロアフインガーバー8の下縁
部ん摺接結合する左右一対のジヨー19が、左右
一対のブラケツト18を介して結合されている。
下フインガーバー12の後面には、キヤリツジ3
のロアフインガーバー8の前面に摺接係合する左
右一対のサイドシフトローラ20が設けられてい
る。左縦バー13の後面には、シリンダブラケツ
ト22を設けてある。このシリンダブラケツト2
2とキヤリツジ3のシリンダブラケツト21とに
は、サイドシフトシリンダ23が組み付けられ
る。サイドシフトシリンダ23の伸縮によつて、
サイドシフトヘツド17がアツパフインガーバー
7に摺動し、ジヨー19とサイドシフトローラ2
0とが、ロアフインガーバー8に摺動し、もつ
て、上下フインガーバー11,12が車幅方向に
横移動する。つまり、サイドシフトシリンダ23
の伸縮によつて、上下フインガーバー11,12
に装着された左右一対のフオーク9が、キヤリツ
ジ3に対して横移動調整される。
考案が解決しようとする問題点 しかし前述の従来例においては、左右縦バー1
3,14の上端面が上フインガーバー11の第4
図に示す下端面11aに突き合わされ、左右縦バ
ー13,14の下端面が下フインガーバー12の
第4図に示す上端面12aに突き合わされ、これ
ら突き合わせ部分のまわりを左右縦バー13,1
4の外周に沿つて溶接することによつて、上下フ
インガーバー11,12と左右縦バー13,14
とを一体に結合してある。このため、上下フイン
ガーバー11,12と左右縦バー13,14との
接合部の面積を拡大して充分な結合強度を確保す
るには、左右縦バー13,14それぞれの横幅を
広くしなければならない。この左右縦バー13,
14の横幅を広くすると、上下フインガーバー1
1,12間の隙間を利用する前方視認性が低下す
るばかりでなく、サイドシフト装置10の重量が
重くなり、この重量が重くなつた分だけ荷役効率
と燃費とが悪くなる。
しかも、上下フインガーバー11,12の平行
度を確保するために、左右縦バー13,14と上
下フインガーバー11,12それぞれの上下寸法
に公差の少ない加工精度を必要とする。
また、サイドシフトヘツド取り付け用のブラケ
ツト15とジヨー取り付け用のブラケツト18と
が左右縦バー13,14と別体に形成してあるの
で、ブラケツト15を上フインガーバー11に固
定したり、ブラケツト18を下フインガーバー1
2に左右縦バー13,14の溶接とは別に溶接し
たりする分、サイドシフト装置10の製造が面倒
である。
そこで本考案にあつては、フオークリフトのサ
イドシフト装置において、サイドシフト装置全体
の結合強度および上下フインガーバー間を利用す
る前方視認性を向上することを課題にしている。
問題点を解決するための手段 本考案は、車体前部のガイドマストに沿つて昇
降されるアツパフインガーバーとロアフインガー
バーとを備えたキヤリツジに対して、左右一対の
フオークを横移動調節自在に組み付けるフオーク
リフトのサイドシフト装置において、前記フオー
クを装着させる上下フインガーバーを左右縦バー
の前面に固定し、この左右縦バーの後面に、前記
キヤリツジのアツパフインガーバーに摺接係合さ
せるサイドシフトヘツドと、前記キヤリツジのロ
アフインガーバーに摺接係合させるジヨーとを固
定する一方、前記上下フインガーバーを、前記キ
ヤリツジのアツパフインガーバーとロアフインガ
ーバーとに、前後方向で対向する位置に配置して
ある。
作 用 左右縦バーと上下フインガーバーとの接合部の
面積を拡大するとともに、左右縦バーとサイドシ
フトヘツドとジヨーとの接合部の面積を拡大し、
左右縦バーと上下フインガーバーとの結合強度を
高くするとともに、左右縦バーとサイドシフトヘ
ツドとジヨーとの結合強度を高くすることによ
り、サイドシフト装置全体の結合強度が高くな
る。
また、左右縦バーと上下フインガーバーとの結
合強度を高くすべく、左右縦バーの横幅を広くし
たとしても、上下フインガーバーに対するフオー
クの横移動量が制限を受けない。
しかも、上下フインガーバーをキヤリツジのア
ツパフインガーバーとロアフインガーバーとに前
後方向で対向する位置に配置したことにより、上
下フインガーバー間を利用する前方視認性が向上
する。
実施例 第1図と第2図とは、一実施例としてのフオー
クリフトのサイドシフト装置を示したものであつ
て、従来の構造と同一部分に同一符号を付してあ
る。
第一図は、キヤリツジとサイドシフト装置とフ
オークとを分解して示している。第2図は、キヤ
リツジとサイドシフト装置とフオークとを組み付
けた状態を示している。
第2図において、車体1の前部に設けられたガ
イドマスト2には、図外のリフトシリンダの伸縮
によつて昇降されるキヤリツジ3を組み付けてあ
る。キヤリツジ3には、キヤリツジ3に対して左
右一対のフオーク9を横移動調整自在に組み付け
るサイドシフト装置10を装着してある。
第1図において、キヤリツジ3は、前記従来と
同様に、左右一対のリフトブラケツト6と、キヤ
リツジ3の前側上部に接合されたアツパフインガ
ーバー7と、キヤリツジ3の前側下部に接合され
たロアフインガーバー8とで構成されている。リ
フトブラケツト6には、キヤリツジローラ4とサ
イドローラ5とを取り付けてある。右リフトブラ
ケツト6のアツパフインガーバー7とロアフイン
ガーバー8との間に位置する部分には、シリンダ
ブラケツト21を設けてある。
サイドシフト装置10のフオーク9を装着する
上下フインガーバー11,12は、左右縦バー1
3A,14Aの前面に固定されているとともに、
第2図に示すように、キヤリツジ3のアツパフイ
ンガーバー7とロアフインガーバー8とに前後方
向で対向する位置に配置されている。
再び、第1図に戻り説明すると、左右縦バー1
3A,14Aの上部それぞれは、上フインガーバ
ー11よりも上方に向けて延設されている。左右
縦バー13A,14Aの下部それぞれは、下フイ
ンガーバー12よりも下方に向けて延設されてい
る。これらは、左右縦バー13A,14Aの上下
フインガーバー11,12間に位置する部分の横
幅は、左右縦バー13A,14Aの上側と下側と
の延設部25,26,27,28の横幅よりも幅
狭に形成されている。左右縦バー13A,14A
の上側の延設部25,26の上部の後面には、側
面視略コ字形のサイドシフトヘツド17Aを結合
してある。左右縦バー13A,14Aの下側の延
設部27,28の下部の後面には、左右一対のジ
ヨー19を固定してある。具体的には、ねじ29
を左右一対のジヨー19に形成されたねじ挿通孔
30から、延設部27,28に形成されたねじ孔
31に締結することにより、左右一対のジヨー1
9が延設部27,28の後面に固定してある。左
右縦バー13A,14Aの下フインガーバー12
との交差部分には逃げ穴32を形成してある。逃
げ穴32内に露出する下フインガーバー12の後
面には、サイドシフトローラ20をねじ33で取
り付けてある。左縦バー13Aの上下フインガー
バー11,12間に位置する部分の後面には、シ
リンダブラケツト22を設けてある。このシリン
ダブラケツト22とキヤリツジ3のシリンダブラ
ケツト21とには、サイドシフトシリンダ23が
組み付けられる。また、前記右縦バー14Aの上
下方向中間部は、第2図に示すように、フオーク
9側に膨出形成され、この膨出部34の後面側に
は、サイドシフトシリンダ23のシリンダチユー
ブ用逃げ凹部35を形成してある。
以上の実施例によれば、サイドシフト装置10
を組み立てるには、上フインガーバー11の上縁
部16と下フインガーバー12の下縁部との平行
度を保ちながら、上下フインガーバー11,12
の後面を、左右縦バー13A,14Aの延設部2
5,26,27,28の前面に重合し、これら重
合面部まわりを溶接する。また、左右縦バー13
A,14Aの上側の延設部25,26の後面に、
サイドシフトヘツド17Aを溶接する。左右縦バ
ー13A,14Aの下側の延設部27,28の後
面に、ジヨー19を、サイドシフトヘツド17A
との平行度を採りながら、ねじ31で固定する。
さらに、下フインガーバー12の背面に、サイド
シフトローラ20をサイドシフトローラ用逃げ穴
27内に位置させて、ねじ33で固定する。
要するに、この一実施例では、左右縦バー13
A,14Aの前面に上下フインガーバー11,1
2を固定してあり、左右縦バー13A,14Aの
後面にサイドシフトヘツド17Aと左右一対ジヨ
ー19とを固定してあるので、左右縦バー13
A,14Aと上下フインガーバー11,12との
接合部の面積、および、左右縦バー13A,14
Aとサイドシフトヘツド17Aと左右一対のジヨ
ー19との接合部の面積が拡大する。したがつ
て、左右縦バー13A,14Aと上下フインガー
バー11,12との結合強度、および、左右縦バ
ー13A,14Aとサイドシフトヘツド17Aと
ジヨー19との結合強度が向上し、もつて、サイ
ドシフト装置10全体の結合強度が高くなる。
しかも、この一実施例によれば、左右縦バー1
3A,14Aの上下フインガーバー11,12間
に位置する部分の横幅が、左右縦バー13A,1
4Aの上側と下側との延設部25,26,27,
28の横幅よりも幅狭に形成されているので、左
右縦バー13A,14Aを幅狭に形成した分、サ
イドシフト装置10を軽減することができて、荷
役効率が高くなり、燃費が向上する。
また、この一実施例によれば、左右縦バー13
A,14Aと上下フインガーバー11,12との
結合に際しては、上下フインガーバー11,12
の平行度を保持したまま、左右縦バー13A,1
4Aの前面に上下フインガーバー11,12の後
面を重合し、この重合部分まわりを溶接すること
ができるので、左右縦バー13A,14Aの上下
寸法を、特に、公差の少ない加工精度で製作する
必要もない。
さらに、この一実施例によれば、左右縦バー1
3A,14Aの延設部25〜28の後面にサイド
シフトヘツド17Aとジヨー19とを固定してあ
るので、部品点数を減らせることは勿論のこと、
サイドシフト装置を容易に組み立てることがで
き、もつて、サイドシフト装置を安価に提供する
ことができるという利点もある。
考案の効果 以上のように本考案によれば、左右縦バーの前
面に上下フインガーバーを固定し、左右縦バーの
後面にサイドシフトヘツドとジヨーとを固定して
あるので、左右縦バーと上下フインガーバーとの
接合部の面積、および、左右縦バーとサイドシフ
トヘツドとジヨーとの接合部の面積を拡大し、左
右縦バーと上下フインガーバーとの結合強度、な
らびに、左右縦バーとサイドシフトヘツドとジヨ
ーとの結合強度を高くすることにより、サイドシ
フト装置全体の結合強度を高めることができる。
また、本考案によれば、左右縦バーの前面に上
下フインガーバーを固定したので、左右縦バーと
上下フインガーバーとの結合強度を高くするため
に、左右縦バーの横幅を広くしたとしても、上下
フインガーバーに対するフオークの横移動量が制
限を受けることはなく、荷役作業の効率を向上す
ることができる。
しかも、本考案によれば、上下フインガーバー
を、前記キヤリツジのアツパフインガーバーとロ
アフインガーバーとに、前後方向で対向する位置
に配置してあるので、キヤリツジのアツパフイン
ガーバーとロアフインガーバーとの間、および、
上下フインガーバー間からフオークを見ることが
でき、上下フインガーバー間を利用する前方視認
性を向上することができる。
さらに、本考案によれば、左右縦バーの前面に
上下フインガーバーを固定したので、左右縦バー
の上下寸法を特に公差の少ない加工精度で製作す
る必要もなく、左右縦バーの後面にサイドシフト
ヘツドとジヨーとを固定したので、サイドシフト
装置としての部品点数が減つて、組み立てが容易
となり、コストダウンを図ることができるという
利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例におけるフオークリ
フトのサイドシフト装置まわりを分解して示す斜
視図、第2図は同実施例の組み付けた状態を示す
側面図、第3図は従来のフオークリフトのサイド
シフト装置まわりを分解して示す斜視図、第4図
は同従来例の組み付けた状態を示す側面図であ
る。 1……車体、2……ガイドマスト、3……キヤ
リツジ、7……アツパフインガーバー、8……ロ
アフインガーバー、9……フオーク、10……サ
イドシフト装置、11……上フインガーバー、1
2……下フインガーバー、13,13A,14,
14A……左右縦バー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体前部のガイドマストに沿つて昇降されるア
    ツパフインガーバーとロアフインガーバーとを備
    えたキヤリツジに対して、左右一対のフオークを
    横移動調節自在に組み付けるフオークリフトのサ
    イドシフト装置において、 前記フオークを装着させる上下フインガーバー
    を左右縦バーの前面に固定し、この左右縦バーの
    後面に、前記キヤリツジのアツパフインガーバー
    に摺接係合させるサイドシフトヘツドと、前記キ
    ヤリツジのロアフインガーバーに摺接係合させる
    ジヨーとを固定する一方、 前記上下フインガーバーを、前記キヤリツジの
    アツパフインガーバーとロアフインガーバーと
    に、前後方向で対向する位置に配置したことを特
    徴とするフオークリフトのサイドシフト装置。
JP1986003419U 1986-01-14 1986-01-14 Expired - Lifetime JPH052559Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986003419U JPH052559Y2 (ja) 1986-01-14 1986-01-14

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986003419U JPH052559Y2 (ja) 1986-01-14 1986-01-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62116096U JPS62116096U (ja) 1987-07-23
JPH052559Y2 true JPH052559Y2 (ja) 1993-01-21

Family

ID=30783156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986003419U Expired - Lifetime JPH052559Y2 (ja) 1986-01-14 1986-01-14

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5924076A (ja) * 1982-07-30 1984-02-07 松下電工株式会社 電子ロツクシステム

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5924076A (ja) * 1982-07-30 1984-02-07 松下電工株式会社 電子ロツクシステム

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JPS62116096U (ja) 1987-07-23

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