JPH0519278Y2 - - Google Patents

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JPH0519278Y2
JPH0519278Y2 JP7498387U JP7498387U JPH0519278Y2 JP H0519278 Y2 JPH0519278 Y2 JP H0519278Y2 JP 7498387 U JP7498387 U JP 7498387U JP 7498387 U JP7498387 U JP 7498387U JP H0519278 Y2 JPH0519278 Y2 JP H0519278Y2
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JP
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gusset
head pipe
shoulder
welded
boss
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JP7498387U
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JPS63182993U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動二輪車等のフレーム構造の技術分
野で利用され、特にヘツドパイプ部付近の構造に
関するものである。
(従来の技術) これまでにも自動二輪車等のフレームの前端部
に位置するヘツドパイプ部には、ヘツドパイプと
ダウンチユーブに当接してガセツトが溶接されて
いるものがある。そして、その従来例としては第
3図に示すように側面の形状が略三角形のガセツ
トaが円柱状のヘツドパイプbのパイプ本体cお
よび下側ボスdの後方へ、且つ、ダウンチユーブ
eの下側へ押し当てられ、溶接されていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、従来の構成ではガセツト溶接時の押圧
力および角部材の寸法誤差等により上記ガセツト
を所定位置に取付けることが難しく、特に車体中
心線に対する左右の位置決めが困難であり、製品
精度のばらつきが発生するという不具合があつ
た。
また、その他のヘツドパイプ部の構成として偏
平端部を有する上部および下部フレームを互いに
突合せ溶接してV形フレームを形成し、そのV形
頂面にヘツドパイプを溶接したもの(実公昭51−
24050号公報参照)があつたが、作業工数が多い
という不具合を有している。
(問題点を解決するための手段) 上記の不具合に鑑み、本考案は自動二輪車等の
フレームの前端部に位置するヘツドパイプ部で、
ヘツドパイプとダウンチユーブに当接してコの字
形断面のガセツトが溶接される構成において、上
記ヘツドパイプの下側ボスには車体後方に向かつ
て、ガセツトを嵌合するガセツト嵌合突起が突出
され、上記ガセツトは下側ボスと当接する低部が
切欠かれて肩部が形成され、該肩部と下側ボスの
下端側面との間に間隔が設けられたことを特徴と
する車両フレームのヘツドパイプ下部の構造に係
るものである。
(作用) 上記構成により下側ボスのガセツト嵌合突起は
ガセツト溶接時のガイドとなると共に、車体中心
線に対するガセツトの左右の位置決めを確実にす
ることができる。また、上記ガセツトが下側ボス
と当接する低部が切欠かれて設けられる肩部と下
側ボスの下端側面との間の間隔は、ガセツトの肩
部周辺の溶接についてトーチ作業を簡単にするも
のである。
(実施例) 次に本考案の実施例を第1図および第2図に沿
つて説明する。
自動二輪車のフレーム1の前端部に位置し、ス
テアリングシヤフトが挿通されるヘツドパイプ2
は第1図に示すようにパイプ本体3、上側ボス4
および下側ボス5からなり、パイプ本体3へは車
体の下方を支持しているダウンチユーブ6が車体
下方から延設され溶接されている。そして上記パ
イプ本体3、下側ボス5およびダウンチユーブ6
に当接してガセツト7が各々と一体に溶接されて
いる。
第1図に示すように上記ヘツドパイプ2の下側
ボス5は略円筒状であると共に車体後方側へ楔形
のガセツト嵌合突起5aが下側ボス5に一体成形
されて突出されており、その幅寸法は第2図から
もわかるように上記ガセツト7の内側寸法に対応
している。
一方、上記ガセツト7は第1図に示すように側
面形状が略三角形で板金加工により断面コの字形
に成形された部材で、ヘツドパイプ2およびダウ
ンチユーブ6との当接部は溶接されると共に下側
ボスと当接する底部7aは切欠かれており、ガセ
ツト嵌合突起5aの下端と当接する肩部7bは、
下側ボス5の下端側面5bと寸法lの間隔を有す
るように後退されている。
次に上記ガセツト7をフレーム1に溶接する際
についてであるが、その際にはガセツト7をガセ
ツト嵌合突起5aに挿入することによつてガセツ
ト7は左右方向に安定支持され溶接される。また
ガセツト7のガセツト嵌合突起5aの下端と当接
する肩部7b周辺における溶接は、上述の如く該
肩部7bと下側ボス5の下端側面5bと寸法lの
間隔があるために第1図の矢印Aで示す方向から
トーチ作業が可能となつている。
(考案の効果) 上述の如く本考案によればガセツトを簡単に所
定位置へ位置決めできるため、製品精度のばらつ
きが低減され、また溶接のトーチ作業において何
れの溶接部へもトーチを当接させやすく特に、ガ
セツト低部の溶接における作業性に優れたもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の実施例であり、
第1図は自動二輪車のヘツドパイプ部を示す側面
図、第2図は第1図の−線における断面図で
あり、第3図は従来のヘツドパイプ部を示す側面
図である。 1……フレーム、2……ヘツドパイプ、5……
下側ボス、5a……ガセツト嵌合突起、5b……
下端側面、6……ダウンチユーブ、7……ガセツ
ト、7a……底部、7b……肩部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動二輪車等のフレームの前端部に位置するヘ
    ツドパイプ部で、ヘツドパイプとダウンチユーブ
    に当接してコの字形断面のガセツトが溶接される
    構成において、上記ヘツドパイプの下側ボスには
    車体後方に向かつて、ガセツトを嵌合するガセツ
    ト嵌合突起が突出され、上記ガセツトは下側ボス
    と当接する底部が切欠かれて肩部が形成され、該
    肩部と下側ボスの下端側面との間に間隔が設けら
    れたことを特徴とする車両フレームのヘツドパイ
    プ下部の構造。
JP7498387U 1987-05-19 1987-05-19 Expired - Lifetime JPH0519278Y2 (ja)

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JP7498387U JPH0519278Y2 (ja) 1987-05-19 1987-05-19

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Publication Number Publication Date
JPS63182993U JPS63182993U (ja) 1988-11-25
JPH0519278Y2 true JPH0519278Y2 (ja) 1993-05-20

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