JPH07241224A - シートバックのフレーム - Google Patents

シートバックのフレーム

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Publication number
JPH07241224A
JPH07241224A JP5832194A JP5832194A JPH07241224A JP H07241224 A JPH07241224 A JP H07241224A JP 5832194 A JP5832194 A JP 5832194A JP 5832194 A JP5832194 A JP 5832194A JP H07241224 A JPH07241224 A JP H07241224A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
upper frame
frame
seat back
frame portion
locking piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5832194A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Ito
宏司 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tachi S Co Ltd filed Critical Tachi S Co Ltd
Priority to JP5832194A priority Critical patent/JPH07241224A/ja
Publication of JPH07241224A publication Critical patent/JPH07241224A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】略U字状に折曲したパイプ製上部フレーム部の
両下端部に、板金製のサイドフレーム部を夫々溶接する
ことにより連結してなるシートバックのフレームにおい
て、連結個所の位置決めと剛性の向上を図ることであ
る。 【構成】サイドフレーム部(2)に、先端を上向きにし
た係止片部(20)を切起し、該係止片部(20)に上
部フレーム部(1)の下端部(10)を突き当てて溶接
してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用シート(座
席)のシートバック(背凭部)を構成するフレーム、詳
しくは、略逆U字状に折曲したパイプ製上部フレーム部
の両下端部と板金製サイドフレーム部の上部との連結構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のフレームには、例えば実
公平5ー37807号公報に開示されているように、サ
イドフレーム部の最上端部で上部フレーム部の下部を前
後から挟むように挟持して溶接し、上部フレーム部の最
下端を平板状に潰してサイドフレームの上部に接合して
溶接したものがある。
【0003】一方、上部フレーム部の最下端を潰さず
に、パイプのままにし、これを、サイドフレーム部の内
面に設けた突起に突き当たることにより、上部フレーム
部の位置決めをしているものがある(例えば、実開平2
ー36351号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の前者は溶接個所
が上下方向に離間する二か所で行っているため、横方向
の荷重によるモーメント力に耐えることができる利点が
あるが、サイドフレーム部に対する上部フレーム部の連
結個所における上下方向の位置決めが困難である不具合
があった。
【0005】一方、後者は上部フレーム部の位置決めが
サイドフレーム部に設けた突起によって行われるため、
前者の不具合は解消されるが、上部フレーム部の最下部
は断面円形状で、平面状のサイドフレーム部に溶接し難
い不具合がある。
【0006】そこで、本発明は横方向の荷重に対するモ
ーメント力に充分対応でき、しかも、サイドフレーム部
に対する上部フレーム部の連結個所の位置決めを的確に
行うことができるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明に係るシートバックのフレームは、前記サイ
ドフレーム部に、その一部に略コ字状の切溝を入れて内
方且つ先端を上向きに折曲した係止片部を設け、該係止
部に、前記上部フレーム部の下端部を夫々溶接してなる
ものである。
【0008】
【作用】サイドフレーム部に設けた係止部が上部フレー
ム部の位置決め用のストッパの作用をなし、係止部によ
って形成されたサイドフレーム部の窓孔側と係止部側か
らの双方から上部フレームの下端部を溶接でき、上部フ
レーム部とサイドフレーム部との連結個所における横方
向の強度を向上させる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1乃至図4は、本発明の第1実施例を示し、図
中(1)はパイプを略逆U字状に折曲してなる上部フレ
ーム部、(2)(2)は上部フレーム(1)の下端部に
溶接する板金製のサイドフレーム部、(3)は左右のサ
イドフレーム部(2)(2)間に架設したパイプ製の下
部フレーム部を夫々示す。
【0010】前記上部フレーム部(1)の最下端部に
は、サイドフレーム部(2)の平面状内面に沿うよう
に、略偏平状に圧潰されてなる圧潰部(10)が形成さ
れている。一方、サイドフレーム部(2)はその最上端
部に、前記圧潰部(10)の上方を前後方向に挟むよう
に抱持する連結部(21)(21)が延設してある。
【0011】また、サイドフレーム部(1)の連結部
(21)(21)下方には、サイドフレーム部(2)の
一部に、略コ字状の切溝を入れてこの切溝によって囲ま
れた部分を内方且つ先端に上向きに折曲してなる係止片
部(20)が設けてある。図中(20A)を係止片部
(20)によって形成された窓孔を示す。
【0012】この係止片部(20)は、前記圧潰部(1
0)に有する通孔(10A)に挿入できる大きさに形成
されている。なお、サイドフレーム部(2)は前後にフ
ランジ(2A)(2A)を有し、前記連結部(21)
(21)は、フランジ(2A)(2A)の上端部を上部
フレーム(1)を抱持するように折曲したものである。
【0013】以上の上部フレーム部(1)の圧潰部(1
0)内に、図3に示すように、サイドフレーム部(2)
の係止片部(20)を挿し込むと、サイドフレーム部
(2)に対する上部フレーム部(1)の位置決めがなさ
れると共に一体化する。
【0014】そして、上部フレーム部(1)とサイドフ
レーム部(2)とは、上部フレーム部(1)の圧潰部
(10)の上部と連結部(21)(21)の端縁個所、
窓孔(20A)の上縁と圧潰部(10)の外側面個所及
び圧潰部(10)の内側面下端縁と係止片部(20)基
端部個所において、図2、4に示すように溶接する。図
中(イ)(イ)(イ)は溶接部分を示す。
【0015】斯して、サイドフレーム部(2)側の係止
片部(20)が上部フレーム部(1)側の圧潰部(1
0)内に挿着して前述の如く溶接されるため、フレーム
の横方向の強度が向上すると共に、サイドフレーム部
(2)に対して上部フレーム部(1)が所定位置に連結
される。
【0016】図5、6は、本発明の第2実施例を示し、
斯かる実施例は上部フレーム部(1)の下端部(1
0′)を前記実施例の如く略偏平状に圧潰することなく
パイプ(筒状)形状に維持し、一方、サイドフレーム部
(2)に設ける係止片部(20′)は上部フレーム部
(1)の下端部(10′)外周面に沿うように断面円弧
状に成形してなるものである。
【0017】従って、係止片部(20′)内に下端部
(10′)を挿着すると、上部フレーム部(1)がサイ
ドフレーム部(2)に位置決めされると共に係止片部
(20′)が下端部(10′)を抱持するため、上部フ
レーム部(1)がサイドフレーム部(2)に一体的に固
定される。
【0018】なお、斯かる第2実施例においても、前記
実施例と同様に、サイドフレーム部(2)の最上部に設
けた連結部が、上部フレーム部(1)を抱持する。図中
(20A′)はサイドフレーム部(2)に設けた窓孔、
(イ)(イ)は溶接個所を示す。
【0019】斯る第2実施例も、係止片部(20′)側
と、窓孔(20A′)からの双方且つ上下から上部フレ
ーム部(1)の下端部(10′)を溶接しているため、
上部フレーム部(1)のサイドフレーム部(2)に対す
る連結個所における横方向の剛性が向上する。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、サイドフレーム部の一
部を切離して設けた係止片部によって、上部フレーム部
が所定位置に位置決めされ、サイドフレーム部の内、外
方且つ上下より上部フレーム部の下端部を溶接できるた
め、上部フレーム部がサイドフレーム部に対して強固に
且つ的確な位置に連結され、この連結個所の横方向の強
度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のIIーII線に沿う断面図である。
【図3】第1実施例における要部の分解切欠斜視図であ
る。
【図4】第1実施例の要部の平面図である。
【図5】本発明の第2実施例の要部を切欠して示す斜視
図である。
【図6】本発明の第2実施例の要部の断面図である。
【符号の説明】
1 上部フレーム部 2 サイドフレーム部 10 上部フレーム部の下端部 10′ 上部フレーム部の下端部 20 係止片部 20′ 係止片部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略U字状に折曲したパイプ製上部フレー
    ム部の両下端部に、板金製のサイドフレーム部を夫々溶
    接することにより連結してなるシートバックのフレーム
    において、 前記サイドフレーム部に、その一部に略コ字状の切溝を
    入れて内方且つ先端を上向きに折曲した係止片部を設
    け、該係止部に、前記上部フレーム部の下端部を夫々溶
    接してなるシートバックのフレーム。
  2. 【請求項2】 前記上部フレーム部の下端部を略偏平状
    に圧潰して圧潰部を設け、この圧潰部内に前記係止片部
    を挿着してなる請求項1記載のシートバックのフレー
    ム。
  3. 【請求項3】 前記係止部は上部フレームにおける筒状
    下端部の外周面に沿う断面円弧状に形成し、該係止片部
    に前記上部フレームの筒状下端部を抱持してなる請求項
    1記載のシートバックのフレーム。
  4. 【請求項4】 前記サイドフレーム部における係止片部
    の上方には上部フレーム部を抱持する連結部を一体に有
    する請求項1記載のシートバックのフレーム。
  5. 【請求項5】 前記上部フレーム部の下端部は、係止片
    部によって形成されたサイドフレーム部の窓孔における
    孔縁と、係止片部の端縁との双方に一体に溶接してなる
    請求項1記載のシートバックのフレーム。
JP5832194A 1994-03-04 1994-03-04 シートバックのフレーム Pending JPH07241224A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003009995A (ja) * 2001-06-27 2003-01-14 Okamura Corp 椅子における背板取付構造
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CN103153139A (zh) * 2010-09-30 2013-06-12 日本烟草产业株式会社 物品陈列推出装置
JP2016005919A (ja) * 2014-06-20 2016-01-14 テイ・エス テック株式会社 背もたれのフレーム

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