JP2001054440A - 車両用シートのバックフレーム構造 - Google Patents

車両用シートのバックフレーム構造

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JP2001054440A
JP2001054440A JP11233532A JP23353299A JP2001054440A JP 2001054440 A JP2001054440 A JP 2001054440A JP 11233532 A JP11233532 A JP 11233532A JP 23353299 A JP23353299 A JP 23353299A JP 2001054440 A JP2001054440 A JP 2001054440A
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JP
Japan
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back frame
sheet metal
shape
top part
frame structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP11233532A
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English (en)
Inventor
Masatsugu Setake
将嗣 瀬嵩
Takashi Natori
隆 名取
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】全体を一枚の板金でコ字状にプレス成形するこ
とにより成形するバックフレームにおいて、プレスの成
形性を向上し、所定の強度を確保できるようにすること
である。 【構成】ヘッドレストを取付ける上部を、右側部(2
0)と一体成形した右上部(22)と、右側部(10)
と一体成形した右上部(12)とで構成し、左上部(2
2)と右上部(12)に各々相互に重なり合い溶接によ
り一体に連結する連結部(14)(24)を延設したこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用シートにおけ
るシートバックのバックフレーム構造、詳しくは、板金
をコ字状に折曲して成形するバックフレームの構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のシートバックのバックフレーム
は、パイプをコ字状に折曲したメインフレームと、その
両遊端に板金製のサイドフレームとから構成して、フレ
ームにかかる負荷に適切に対応できるようにしている。
【0003】これは、パイプと板金より構成され、パイ
プと板金との間における溶接部に応力が集中するため、
溶接等の管理に工数を要する不具合があった。
【0004】そこで、前記パイプを全く使用せずに全体
を一枚の板金でコ字状に成形するフレームが開示されて
いる(例えば、特許第2656715号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この板金製フレーム
は、強度が必要とされる角部を断面筒状に、上部及び側
部を断面コ字状に各々プレス成形している。
【0006】ところで、以上の板金製フレームは、全長
が長い板金をプレス型で前述の如く筒状及びコ字状に絞
り成形した後、略コ字状に折曲成形しなければならな
い。
【0007】そのため、大きなプレス型が必要となる
し、成形前における板金の全長が長いため、プレス成形
時の作業性が頗る悪い不具合があった。
【0008】また、フレームの上部が一枚の板金をコ字
状に折曲した構造であるため、この上部にヘッドレスト
を取付けると、フレームの上部がヘッドレストから入力
される荷重によって変形するため、フレームの上部に別
個に補強プレートを溶接する等の補強が必要であった。
【0009】そこで本発明は、斯様な一枚の板金製バッ
クフレームの不具合を除去することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明は、ヘッドレストを取付ける上部は左側部と
一体成形した左上部と、右側部と一体成形した右上部
と、この右上部及び前記左上部より各々向かい合うよう
に延設して相互に一体に重ね合わせて溶接された連結部
とからなることを特徴とする。
【0011】以上の構成により、バックフレームは左右
に分割され、強度が要求される連結が、重ね合わされて
二重の板金で形成されているため変形することがない
し、小型のプレスでプレス成形できる。
【0012】また、前記連結部及び右上部、左上部は前
方に開口を有するコ字状に形成し、上部と左側部及び右
側部との間の角部は筒状に、左側部及び右側部は開口を
向かい合わせてなるコ字状に形成してなることにより、
バックフレーム全体の強度が増大する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。図1は、本発明に係るバックフ
レームを示し、図中(12)(22)は上部、(10)
は右側部、(20)は左側部、(14)(24)は連結
部、(13)(23)はヘッドレスト取付部、(11)
(21)は角部を各々示す。
【0014】以上の上部は、金属製をプレス成形して右
側部(10)と一体に成形した右上部(12)と、同様
に金属板をプレス成形して左側部(20)と一体に成形
した左上部(22)とから構成されている。
【0015】そして、図5に示すように、この左上部
(12)、右上部(22)には、各々前記ヘッドレスト
取付部(13)(23)と連結部(14)(24)が一
体成形されている。
【0016】連結部(14)(24)は、図1及び図4
に示すように相互に重なり合うように成形され、溶接に
よって一体に連結され、これによって全体がコ字状のバ
ックフレームとなる。
【0017】この連結部(14)(24)及びヘッドレ
スト取付部(13)(23)は、開口を前方に向けてな
るコ字状に成形され、ヘッドレスト取付部(13)(2
3)には、上下に貫通する通孔(13A)(23A)が
開孔され、この通孔(13A)(23A)にヘッドレス
トのステー(不図示)が直接又はホルダーを介して挿着
される。
【0018】そして、前記右側部(10)及び左側部
(20)は、図2に示すように略コ字状に成形され、そ
の開口部が向き合うように成形されている。この右側部
(10)と左側部(20)との下端部間には、パイプ又
はコ字状に折曲した板金製の補強杆(不図示)が架設さ
れる。
【0019】また、右側部(10)、左側部(20)に
各々連続する右上部(12)、左上部(22)は角部
(11)(21)と共に図3に示すように筒状に成形さ
れている。
【0020】斯して、本発明によるバックフレームは、
図5に示すように、右側部(10)、角部(11)、右
上部(12)、ヘッドレスト取付部(13)、連結部
(14)から構成される略L字状の右半分と左側部(2
0)、角部(21)、右上部(22)、ヘッドレスト取
付部(23)、連結部(24)から構成される略L字状
の左半分とを各々別個に一枚の金属製をプレス成形した
後、連結部(14)(24)を重ね合わせてスポット溶
接することにより、図1に示すように成形される。
【0021】そして、この溶接された連結部(14)
(24)は、金属板が二重になっているため溶接部が補
強されるし、この連結部(14)(24)によって連結
部(14)(24)の左右に有するヘッドレスト取付部
(13)(14)も補強される。
【0022】また、ヘッドレスト取付部(13)(1
4)、連結部(14)(24)、右上部(12)、左上
部(22)、角部(11)(21)、右側部(10)、
左側部(20)の形状を前述の如く形状にしたので、バ
ックフレームに加わる負荷の方向及び大きさに対して必
要な強度を確保する部分が各々補強される。
【0023】
【発明の効果】本請求項1の発明によれば、バックフレ
ームが2分割され、その連結部が相互に重なり合い溶接
されることにより一体に連結されている。従って、プレ
ス型を小型できるし、成形前の板金の全長が短いため、
プレスの成形性が良い。また、溶接個所が板金の二重構
造であるため、溶接部分からの剥離を防止でき、しか
も、左右のヘッドレスト取付部間に連結部を有するた
め、ヘッドレスト取付部が補強される。
【0024】また、請求項2の発明によれば、フレーム
の所定個所が負荷の方向及び大きさに対応できるように
形成されているため、フレームの局部的な変形等を防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】図1のIIーII線断面図である。
【図3】図1のIIIーIII線断面図である。
【図4】図1のIVーIV線断面図である。
【図5】分解斜視図である。
【符号の説明】
10 右側部 11 角部 12 右上部 13 ヘッドレスト取付部 14 連結部 20 左側部 21 角部 22 左上部 23 ヘッドレスト取付部 24 連結部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドレストを取付ける上部と、この上
    部の左右より下方に向けて形成した左側部及び右側部と
    からなる板金製略コ字状バックフレームにおいて、 前記上部は左側部と一体成形した左上部と、右側部と一
    体成形した右上部と、この右上部及び前記左上部より各
    々向かい合うように延設して相互に一体に重ね合わせて
    溶接された連結部とからなる車両用シートのバックフレ
    ーム構造。
  2. 【請求項2】 前記連結部及び右上部、左上部は前方に
    開口を有するコ字状に形成し、上部と左側部及び右側部
    との間の角部は筒状に、左側部及び右側部は開口を向か
    い合わせてなるコ字状に形成してなる請求項1記載の車
    両用シートのバックフレーム構造。
JP11233532A 1999-08-20 1999-08-20 車両用シートのバックフレーム構造 Pending JP2001054440A (ja)

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