JP5478312B2 - 車体側部構造 - Google Patents

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本発明は、車体の側部を外方から覆うサイドパネルアウタを備えた車体側部構造に関する。
車体側部構造は、ルーフレール部、フロントピラー傾斜部、フロントピラーロア部、サイドシル部及びセンタピラー部が冷間圧延鋼板などの板材で形成され、複数の板材が順次接合されサイドパネルアウタが構成される。
先ず、ルーフレール部、フロントピラー傾斜部、フロントピラーロア部及びサイドシル部が接合され、接合済みのルーフレール部、フロントピラー傾斜部、フロントピラーロア部及びサイドシル部に、センタピラー部が接合される。
この車体側部構造によれば、一つの板材を残して他の板材を接合し、その後に、残りの板材を接合することで、各板材の寸法精度を必要以上に高くする必要がなく、接合作業を容易に且つ迅速におこなうことが可能である(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−243770号公報
ここで、特許文献1の車体側部構造は、例えば、サイドパネルアウタを製造するときに、複数のブランク材料を順次レーザ溶接して枠状の構造体を形成し、その後センタピラー部に相当するブランク材料をスポット溶接してプレス加工をおこない、製品を完成させている。
近年、側突荷重を支持する強度と軽量化が望まれ、センタピラーレインフォースメントに高張力鋼板が使用される。特許文献1のサイドパネルアウタのルーフレール部に高張力鋼板を使用すると、プレス成形で小さな曲げができない。従って、ルーフレール部とドアとの隙間を狭めて外観を向上することができない。センタピラー部に、高張力鋼板を使用してもルーフレール部に重なるだけであるので、側突荷重を効率よく分散できない。
本発明は、高張力鋼板をサイドパネルアウタへ使用し、内部のレインフォースメントを削減して軽量化し、ドアとの隙間を減少して外観を向上することができるとともに、側突荷重に強く、側突荷重を効率よく分散することができる車体側部構造を提供することを課題とする。また、プレス加工時において大きな成形荷重が不要であるとともに、センタピラー部に亀裂等が発生することを防止でき、品質の安定性を維持することができる車体側部構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体の側部を外方から覆うサイドパネルアウタを備えた車体側部構造において、サイドパネルアウタのセンタピラー部を高張力鋼板により別体で形成し、センタピラー部をサイドパネルアウタ枠部へ接合して前後にドア開口を有するサイドパネルアウタを得て、サイドパネルアウタ枠部のルーフレール部は普通鋼板であって、該ルーフレール部に沿って内側に、補強部材を設け、センタピラー部の上端を補強部材の外面に接合し、下端をサイドシル部へ接合し、前記補強部材は、前記ルーフレール部で覆うルーフレールインナと閉断面を形成し、前記閉断面を挟んで、横方向に配置するルーフアーチとセンタピラー部とを結合することを特徴とする。
請求項1に係る発明は、補強部材が、ルーフレール部で覆うルーフレールインナと閉断面を形成することを特徴とする。
請求項1に係る発明は、閉断面を挟んで、横方向に配置するルーフアーチとセンタピラー部とを結合することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、サイドパネルアウタが、ルーフレール部及びリヤパネル部で普通鋼板の上部枠部を形成し、フロントピラーロア部及びサイドシル部で高張力鋼板の下部枠部を形成し、それぞれの枠部の両端を結合してサイドパネルアウタ枠部を形成することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、補強部材が、高張力鋼板であって前部を高張力鋼板のフロントピラーロア部の上端に接合し、後部を高張力鋼板のセンタピラー部の上端と接合したことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、閉断面に複数のルーフアーチを前後に接合することを特徴とする。
本発明は以下の効果を奏する。
請求項1に係る発明では、車体側部構造に、車体の側部を外方から覆うサイドパネルアウタを備える。
サイドパネルアウタのセンタピラー部を高張力鋼板により別体で形成し、センタピラー部をサイドパネルアウタ枠部へ接合して前後にドア開口を有するサイドパネルアウタが形成される。
サイドパネルアウタ枠部のルーフレール部は普通鋼板であって、ルーフレール部に沿って内側に、補強部材を設け、センタピラー部の上端を補強部材の外面に接合し、下端をサイドシル部へ接合する。
すなわち、サイドパネルアウタ枠部のルーフレール部を、プレス成形しやすい普通鋼板として角Rを小さくできるので、ドアとの隙間を減少でき外観向上することができる。サイドパネルアウタのセンタピラー部は高強度鋼板であるので、側突荷重に強く、側突荷重を上部の補強部材を介して横方向に配置するルーフアーチへ分散することができる。
請求項1に係る発明では、補強部材が、ルーフレール部で覆うルーフレールインナと閉断面を形成するので、ルーフレール部の強度を増大させ、高強度枠体を一層強くすることができる。
請求項1に係る発明では、閉断面を挟んで、横方向に配置するルーフアーチとセンタピラー部とを結合するので、センタピラー部に作用した側突荷重を、閉断面を介しルーフアーチへと分散させることができる。
請求項2に係る発明では、サイドパネルアウタが、ルーフレール部及びリヤパネル部で普通鋼板の上部枠部を形成し、フロントピラーロア部及びサイドシル部で高張力鋼板の下部枠部を形成し、それぞれの枠部の両端を接合してサイドパネルアウタ枠部が形成される。
すなわち、センタピラーへの側突荷重は、下部枠部の高張力鋼板と上部枠部の補強部材とで高強度枠体としたサイドパネルアウタ枠部で支持されるので、高強度及び高剛性の車体側部構造を実現することができる。
請求項3に係る発明では、補強部材が、高張力鋼板であって前部を高張力鋼板のフロントピラーロア部の上端に接合し、後部を高張力鋼板のセンタピラー部の上端と接合したので、前側ドア廻りを高強度枠体とすることができる。この結果、乗員を側突から保護することができる。
請求項4に係る発明では、閉断面に複数のルーフアーチを前後に接合するので、側突荷重を、閉断面を介し複数のルーフアーチへと分散させることができる。
本発明に係る車体側部構造を示す分解斜視図である。 図1に示される車体側部構造のサイドパネルアウタの斜視図である。 図1に示される車体側部構造のセンタピラーの斜視図である。 図1に示される車体側部構造の正面断面図である。 図1に示される車体側部構造の接合部位を示す説明図である。 図1に示される車体側部構造の組み付けの作用説明図である。 図1に示される車体側部構造の接合部位の重ね合わせを示す説明図である。 図1に示される車体側部構造の荷重の伝達経路を示す作用説明図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1〜図4に示されたように、車体側部構造10は、車体11の側面を覆うサイドパネルアウタ14と、このサイドパネルアウタ14のサイドシル部33を外方から覆うサイドシルガーニッシュ15と、を備える。
サイドパネルアウタ14は、サイドパネルインナ19と閉断面をなすように接合される。サイドパネルインナ19は、サイドシルインナ21、フロントピラーインナ27(フロントピラーロアインナ22を含む)、センタピラーインナ25、リヤピラーインナ26を有する。
サイドパネルアウタ14は、サイドシルインナ21を車体外方から覆うサイドシル部33と、フロントピラーロアインナ22を車体外方から覆うフロントピラーロア部31と、センタピラーインナ25を車体外方から覆うセンタピラー部35と、リヤピラーインナ26を車体外方から覆うリヤピラー部36と、リヤピラー部36の後方に形成され車体後部を覆うリヤフェンダパネル39と、フロントピラーインナ27の傾斜部28及びルーフレールインナ29を車体外方から覆うルーフレール部37と、ルーフレール部37を内側から補強するスチフナ(ルーフレールスチフナ)38と、からなる。
リヤピラー部36とリヤフェンダパネル39とでリヤパネル部34が構成される。スチフナ(ルーフレールスチフナ)38は、補強部材である。
サイドシル部33は、車体前後方向に直線的に延ばされる。フロントピラーロア部31は、サイドシル部33の前端から略垂直に立ち上げられる。
サイドシル部33及びフロントピラーロア部31は、屈曲部32を介して一体的に形成される。すなわち、フロントピラーロア部31、屈曲部32及びサイドシル部33は、同一の材料で一体的に形成され、下部枠部(L字部材)41を構成する。
センタピラー部35は、サイドシル部33の中間から略垂直にI字状に延ばされる部材である。ルーフレール部37及びリヤパネル部34(リヤピラー部36とリヤフェンダパネル39とから構成)は、同一の材料で一体的に形成され、上部枠部(複合部材)42を構成する。スチフナ(ルーフレールスチフナ)38は、ルーフレール部37に沿わせて形成される。
すなわち、サイドパネルアウタ14は、別体で形成された下部枠部41及び上部枠部42に、センタピラー部35が接合されて形成される。なお、下部枠部41と、上部枠部42とでサイドパネルアウタ枠部96が形成されている。
サイドシル16は、サイドパネルアウタ14のサイドシル部33と、このサイドシル部33が合わせられ、閉断面が形成されるサイドシルインナ21とからなる。サイドシル16には、サイドシル部33を覆うサイドシルガーニッシュ15が設けられる。
フロントピラー18は、サイドシル16から立ち上げられたフロントピラーロア17と、このフロントピラーロア17から傾斜させて車体後部に延ばされたフロントピラー傾斜部18aとからなる。
フロントピラー傾斜部18aは、フロントピラーインナ27の傾斜部28と、ルーフレール部37の前半部37aとからなる。フロントピラーロア17は、サイドパネルアウタ14のフロントピラーロア部31と、このフロントピラーロア部31が合わされ閉断面が形成されるフロントピラーロアインナ22とからなる。
図4に示されたように、ルーフレール45は、ルーフレールインナ29と、ルーフレール部37と、スチフナ38と、から構成される。ルーフレール部37は、内部にスチフナ38が設けられるとともに、スチフナ38とルーフレールインナ29とで閉断面(レール側閉断面)49が形成される。ルーフレールインナ29の内側にセンタピラーインナ25の上部が接合される。
スチフナ38は、図3及び図6に示されたように、前部38aがフロントピラーロア部31の上端31aに接合され、後部(後方中間部)38bがセンタピラー部35の上端35aに接合される。
センタピラー47は、センタピラーインナ25と、サイドパネルアウタ14のセンタピラー部35とからなる。
図3に示されるように、センタピラー部35の上端35aがルーフレール部37内のスチフナ38の外面38c(図8(a)参照)に接合され、下端35bがサイドシル部33へ接合され、センタピラー部35、ルーフレール部37、フロントピラーロア部31、サイドシル部33及びリヤピラー部36とで前後のドア開口44A,44B(図6参照)が構成される。センタピラー部35の側面(車幅面)35eに形成されるドアヒンジ面48は、サイドシル部33の車幅外面(側壁)73(図5(a)参照)に平坦に連続させた。
センタピラー部(センタピラーアウタ)35の上端35aでは、ルーフレール部37のセンタピラー部35側への延長部37cをセンタピラー部35の上端35aの下方表面側にドア(不図示)で延長部37c下端が隠れるように
被せる。言い換えれば、センタピラー部35をルーフレール部37の延長部37cに潜り込ませる。さらに、センタピラー部35の上端35aをスチフナ(ルーフレールスチフナ)38の外面38cへ接合する。ルーフレール部37の延長部37cとの合わせ部分にはシーラー(不図示)が塗布される。
センタピラー部35の下端35bでは、センタピラー部35を断面ハット状のサイドシル部33に被せる。断面ハット状のセンタピラー部35の稜線35c,35dを、サイドシル部33の稜線78へ連続させる。
センタピラー部35は、閉断面49を挟んでセンタピラーインナ25の上部から車幅方向に延ばされるルーフアーチ84に連結される。ルーフアーチ84の上方は、ルーフパネル85で覆われる。
なお、閉断面49の高さにて複数のルーフアーチが車体前後に配置されるものであってもよい。
以下、車体側部構造10に用いられる素材を説明する。
サイドシル部33及びフロントピラーロア部31が一体的に形成されるL字部材41は、SPC980等、高張力鋼板の冷間圧延鋼板で形成される。
SPCとは冷間圧延鋼板、SPC980は、引張強度980MPaを超える冷間圧延鋼板をいう。また、SPC590は、引張強度590MPa以上の冷間圧延鋼板、SPC270は、引張強度270MPa以上の冷間圧延鋼板をいう。
ところで、引張強度590MPa以上の冷間圧延鋼板を高張力鋼板、引張強度270MPa以上の冷間圧延鋼板は、高張力鋼板に対して普通鋼板と呼ばれる。
ところで、高張力鋼板は、上記に示したように材料の引張強度は高い。すなわち、高張力鋼板を使用することで、製品の強度を高めることができる。これをサイドパネルアウタへ使用することにより、従来使用していたスチフナを省いたり、材料の板厚を薄くすることで、製品の軽量化やコストの低減を図ることができる。サイドパネルアウタ内部にリインフォースメント(スチフナ)を設けれる場合には、車体重量の増加を招くことになる。
一方、高張力鋼板は、材料の延展性については普通鋼板に劣る。そのため、人が見るようなサイドパネルアウタのフーフレール部の外観部は、デザイン上、及びドアとの境界部位など曲げRが小さく設定される部位を有し、高張力鋼板は使用できない。主に、高張力鋼板は、サイドパネルアウタ内部のリインフォースメントに使用されていた。
図3に示されたように、センタピラー部35は、引張強度590〜1180MPaの冷間圧延鋼板(ホットスタンプ材)でホットスタンプ成形される。ここで、ホットスタンプ成形(ホットスタンプ工法)とは、鋼板を高温に加熱することで変形しやすくし、金型で鋼板を成型すると同時に急冷し、成形前よりも高い強度を得ることのできる工法である。 すなわち、ホットスタンプ材を高温に熱した鋼板を急速冷却することにより、引張強度1500MPa程度まで高めることができる。
引張強度590〜1180MPaの冷間圧延鋼は、異なる材質(板厚の異なる鋼板若しくは引張強度の異なる鋼板)が予め接合されたテーラードブランク材を用いてもよい。これにより、必要な部分のみに引張強度の高い材質を用いることができる。
また、センタピラー部35は、引張強度の異なる引張強度590〜1180MPaの冷間圧延鋼板を部分的にプレス成形し、その後に接続するものであってもよい。
さらに、センタピラーインナ25も、高張力鋼板の冷間圧延鋼板でホットスタンプ成形され、センタピラー部35及びセンタピラーインナ25でセンタピラー47が形成されてもよい。
センタピラー部35は、引張強度590〜1180MPaの冷間圧延鋼板でホットスタンプ成形することで、プレス加工時において大きな成形荷重が不要であるとともにセンタピラー部35に亀裂等が発生することを防止でき、品質の安定性を維持することができる。
センタピラー部35に、引張強度590〜1180MPaの冷間圧延鋼板を部分的に使用し、異なる材質が予め接合されたテーラードブランク材が用いられることで、必要な部分のみに引張強度の高い材質を用いることができる。
センタピラー部35は、センタピラーインナ25とともにセンタピラースチフナを内蔵しない閉断面99を形成している。
スチフナ38は、引張強度980MPaを超える冷間圧延鋼板で形成される。詳細には、亜鉛メッキ鋼板(JAC980YL)が用いられる。JAC980YLは、高張力鋼板の亜鉛メッキ鋼板であり、引張強度980MPa以上である。
ルーフレール部37及びリヤパネル部34(リヤピラー部36とリヤフェンダパネル39とから構成)は、プレス成形しやすい引張強度270MPaを超える冷間圧延鋼板で一体的に形成される。詳細には、亜鉛メッキ鋼板(JAC270E)が用いられる。JAC270E材は、普通鋼板の亜鉛メッキ鋼板であり、引張強度270MPa以上であり、降伏点が低く設定された加工性が良い材料である。
図5〜図7に示されたように、サイドパネルアウタ14のルーフレール部37、リヤピラー部36及びリヤフェンダパネル39をJAC270E材とし、フロントピラーロア部31及びサイドシル部33をJAC980YL材の高張力鋼板(ハイテン材)とし、センタピラー部35を1000MPa以上の高張力鋼板(ホットスタンプ材)により成形し、センタピラー部35の上端35aを高張力鋼板(ハイテン材)のスチフナ38の外面38c(図8(a)参照)に接合し、下端35bを高張力鋼板(ハイテン材)のサイドシル部33へ接合し、車体側部構造10(サイドパネルアウタ14)を構成する。
すなわち、ルーフレール部37を成形性の良いJAC270E材を使用する。これにより、図8(b)に示すように、ルーフレール部37の角部86,87の曲げ半径(角R)の小さな部分のプレス成形亀裂を抑制する。
フロントピラーロア部31及びサイドシル部33をJAC980YL材の高張力鋼板(ハイテン材)により一体に形成した。これにより、車体剛性が向上するとともに、側突強度を向上する。
センタピラー部35を、軽量化のため1180MPa以上のホットスタンプ材により成形した。これにより、成形を容易にするとともに、センタピラー部35を高強度にする。センタピラー部35の上端35aを高張力鋼板(ハイテン材)のスチフナ38の外面38cに接合し、下端35bを高張力鋼板(ハイテン材)のサイドシル部33へ接合した。これにより、前のドア開口44Aが形成される枠部97を高強度枠体とし、車体剛性向上と側突荷重支持強度とを高める。
図5(a)に示されたように、車体側部構造10では、サイドパネルアウタ14は、別体で形成された下部枠部41が接合された上部枠部42に、センタピラー部35が接合されて形成される。
センタピラー部35をルーフレール部37及びサイドシル部33に溶接するときに、センタピラー部35の上端35aは上部枠部42の延長部37c内側へ、下端35bは下部枠部41の外面72へセットし、溶接される。
図5(b)は、図5(a)のa部の拡大図であり、センタピラー部35(図4参照)の上端35aでは、普通鋼板のルーフレール部37の延長部37cを高強度部材のセンタピラー部35の上端35aの表面側に被せる(図6参照)ので、高強度部材をルーフレール部37の内側にある強度部品のスチフナ38と結合することができる(図8参照)。
図5(c)は、図5(a)のb部の拡大図であり、センタピラー部35の下端35bでは、高強度部材のセンタピラー部35を高強度部材のサイドシル部33に被せるので、サイドシル部33は外面72を開ロすることが不要となり、サイドシル部33の折れのキッカケをなくし、前突や側突に対して有効に働かすことができる。
図6に示されたように、サイドパネルアウタ14は、ルーフレール部37、リヤピラー部36及びリヤフェンダパネル39を普通鋼板のプレス成形により一体形成した上部枠部42と、フロントピラーロア部31からサイドシル部33をハイテン材(980材)のプレス成形により一体形成した下部枠部41と、を溶接(若しくはかしめ)にて結合したサイドパネルアウタ枠部(側部枠体)96に、別途ホットスタンプ成形したセンタピラー部35を結合して得られる。さらに、ルーフレール部37の内側に、ハイテン材のスチフナ38を結合して、前のドア開口44A廻りに高強度の枠部97が形成される。
センタピラー部35の上端35aを、ルーフレール部37内の高張力鋼板で形成されたスチフナ38に矢印a1の如く接合(結合)するとともに、下端35bを高張力鋼板で形成されたサイドシル部33に矢印a2の如く接合(結合)する。高張力鋼板で形成されたスチフナ38と高張力鋼板で形成されたフロントピラーロア部31とを矢印a3の如く接合する。これにより、前のドア開ロ44Aを形成する枠部97(スチフナ38、フロントピラーロア17、サイドシル16及びセンタピラー47で構成)を高強度枠体とすることができる。この結果、車体剛性向上と側突荷重の支持強度を高めることができる。
図7(a),(b)に示されたように、引張強度270MPaを超える冷間圧延鋼板(270材)で一体的に形成されたルーフレール部37及びリヤパネル部34(図6に示されたように、リヤピラー部36とリヤフェンダパネル39とから構成)と、引張強度980MPaを超える冷間圧延鋼板(980材)で一体的に形成されたサイドシル部33及びフロントピラーロア部31と、を接合するときに、980材を270材の裏側に矢印c1,c2の如く入れ込むようにした。これにより、270材の分割位置によらず、欲しい部分まで980材を一体で通すことが可能となる。
図8(a)に示されたように、側突荷重がセンタピラー部(センタピラーアウタ)35に矢印d1の如く作用する。車体側部構造10ではセンタピラー部35の上端35aをルーフレール部37のスチフナ38に直接接合したので、側突時にセンタピラー部(センタピラーアウタ)35に入力された荷重を矢印d2の如くスチフナ38に入力させることが可能になる。
図8(b)に示されたように、スチフナ(ルーフレールスチフナ)38へ入力された荷重はルーフレールインナ29及びセンタピラーインナ25を介してルーフアーチ84に矢印d3の如く分散させることが可能となる。
なお、ルーフレール部37は、普通鋼板(270材)であるので、プレス成形による角部86及び角部87の曲げ半径(角R)を小さくすることができる。これにより、前側ドア98A若しくは後側ドア98B(図4参照)との隙間を狭くすることができ、車両の外観を向上することができる。
図1〜図7に示されたように、車体側部構造10は、車体11の側部を外方から覆うサイドパネルアウタ14を備える。
サイドパネルアウタ14は、少なくとも車体11のルーフレールインナ29及びフロントピラーインナ27の傾斜部28を覆うルーフレール部37と、車体11のフロントピラーロアインナ22を覆うフロントピラーロア部31と、車体11のサイドシルインナ21を覆うサイドシル部33と、車体11のセンタピラーインナ25を覆うセンタピラー部35と、を備える。
センタピラー部35が、引張強度590〜1180MPaの冷間圧延鋼板でホットスタンプ成形され、ルーフレール部37は、内部に引張強度980MPaを超える冷間圧延鋼板で形成されたスチフナ38が設けられたので、例えば、サイドパネルアウタ14のルーフレール部37を、プレス成形しやすい引張強度270MPa程度の冷間圧延鋼板(270材)を用いることができる。これにより、ルーフレール部37の曲げ半径(角R)を小さくでき、例えば、前側ドア98A若しくは後側ドア98Bとルーフレール部37との隙間を減少できる。この結果、車両の外観向上を図ることができる。
センタピラー部35が、引張強度590〜1180MPaの冷間圧延鋼板でホットスタンプ成形され、ルーフレール部37は、内部に引張強度980MPaを超える冷間圧延鋼板で形成されたスチフナ38が設けられる。このように、センタピラー部35を、引張強度590〜1180MPaの冷間圧延鋼板でホットスタンプ成形したので、プレス加工時において大きな成形荷重が不要であるとともにセンタピラー部35に亀裂等が発生することを防止でき、品質の安定性を維持することができる。
また、ルーフレール部37は、内部に引張強度980MPaを超える冷間圧延鋼板で形成されたスチフナ38が設けられたので、例えば、サイドパネルアウタ14のルーフレール部37を、プレス成形しやすい引張強度270MPa程度の冷間圧延鋼板(270材)を用いることができる。これにより、ルーフレール部37の角Rを小さくでき、ドア98A,98Bとルーフレール部37との隙間を減少できる。この結果、車両の外観向上を図ることができる。
引張強度590〜1180MPaの冷間圧延鋼板でホットスタンプ成形されたセンタピラー部35の上端35aが、引張強度980MPaを超える冷間圧延鋼板で形成されたスチフナ38の外面38cに接合され、センタピラー部35の下端35bがサイドシル部33へ接合され、センタピラー部35、ルーフレール部37、フロントピラーロア部31及びサイドシル部33とで前のドア開口44Aが構成されたので、車体側部構造10は、側突荷重に強く、側突荷重を上部のスチフナ38を介してルーフアーチ84へ分散することことができる。
言い換えれば、車体側部構造10は、車体11の側部を外方から覆うサイドパネルアウタ14を備え、サイドパネルアウタ14のセンタピラー部35を高張力鋼板により別体で形成し、センタピラー部35をサイドパネルアウタ枠部96へ接合して前後にドア開口44A,44Bを有するサイドパネルアウタ14を得る。サイドパネルアウタ枠部96のルーフレール部37は普通鋼板であって、ルーフレール部37に沿って内側に、補強部材(スチフナ)38を設け、センタピラー部35の上端35aを補強部材38の外面38cに接合し、下端35bをサイドシル部33へ接合するものということができる。
すなわち、サイドパネルアウタ枠部96のルーフレール部37を、プレス成形しやすい普通鋼板として角Rを小さくできるので、ドア98A,98Bとの隙間を減少でき外観を向上することができる。サイドパネルアウタ14のセンタピラー部35は高強度鋼板であるので、側突荷重に強く、側突荷重を上部の補強部材(スチフナ)38を介して横方向に配置するルーフアーチ84へ分散することができる。
サイドパネルアウタ14は、ルーフレール部37及びリヤパネル部34で普通鋼板の上部枠部42を形成し、フロントピラーロア部31及びサイドシル部33で高張力鋼板の下部枠部41を形成し、それぞれの枠部41,42の両端を接合してサイドパネルアウタ枠部96が形成される。
すなわち、センタピラー47への側突荷重は、下部枠部41の高張力鋼板と上部枠部52の補強部材38とで高強度枠体としたサイドパネルアウタ枠部96で支持されるので、高強度及び高剛性の車体側部構造10を実現することができる。
補強部材(スチフナ)38は、高張力鋼板であって前部38aを高張力鋼板のフロントピラーロア部31の上端31aに接合し、後部38bを高張力鋼板のセンタピラー部35の上端35aと接合したので、前側のドア98A(前のドア開口44A)廻りを高強度枠体とすることができる。この結果、乗員を側突から保護することができる。
補強部材(スチフナ)38は、ルーフレール部37で覆うルーフレールインナ29と閉断面49を形成するので、ルーフレール部37の強度を増大させ、高強度枠体(サイドパネルアウタ枠部)96を一層強くすることができる。
車体側部構造10では、閉断面49を挟んで、横方向に配置するルーフアーチ84とセンタピラー部35とを結合するので、センタピラー部35に作用した側突荷重を、閉断面49を介しルーフアーチ84へと分散させることができる。
尚、本発明に係る車体側部構造は、図3に示すように、センタピラー部35が、引張強度590〜1180MPaの冷間圧延鋼板でホットスタンプ成形されたが、これに限るものではなく、他の部分にも引張強度590〜1180MPaの冷間圧延鋼板でホットスタンプ成形することを妨げるものではない。
本発明に係る車体側部構造は、図1に示すように、ルーフレール部37のスチフナ38に、内部に引張強度980MPaを超える冷間圧延鋼板が用いられたが、これに限るものではなく、他の部分にも引張強度980MPaを超える冷間圧延鋼板を用いることを妨げるものではない。
本発明に係る車体側部構造は、図4に示すように、センタピラー部35が閉断面49を挟んでセンタピラーインナ25の上部から車幅方向に延ばされるルーフアーチ84に連結されたが、ルーフアーチは複数個設けられるものであってもよい。
車体側部構造10では、閉断面49に複数のルーフアーチを前後に接合するので、側突荷重を、閉断面を介し複数のルーフアーチへと分散させることができる。
また、補強部材は、ルーフレールインナと閉断面を形成するものの他、パイプ等の中空材でもよい。
本発明に係る車体側部構造は、車体の側部を外方から覆うサイドパネルアウタを備えた車体側部構造を備えた乗用車に採用するのに好適である。
10…車体側部構造、11…車体、14…サイドパネルアウタ、21…サイドシルインナ、25…センタピラーインナ、27…フロントピラーインナ、28…傾斜部、29…ルーフレールインナ、31…フロントピラーロア部、31a…上端、33…サイドシル部、34…リヤパネル部、35…センタピラー部、35a…上端、35b…下端、37…ルーフレール部、38…補強部材(スチフナ)、38c…外面、41…下部枠部、42…上部枠部、44A,44B…前のドア開口、49…閉断面(レール側閉断面)、84…ルーフアーチ、96…サイドパネルアウタ枠部。

Claims (4)

  1. 車体の側部を外方から覆うサイドパネルアウタを備えた車体側部構造において、
    前記サイドパネルアウタのセンタピラー部を高張力鋼板により別体で形成し、
    該センタピラー部をサイドパネルアウタ枠部へ接合して前後にドア開口を有するサイドパネルアウタを得て、前記サイドパネルアウタ枠部のルーフレール部は普通鋼板であって、該ルーフレール部に沿って内側に、補強部材を設け、前記センタピラー部の上端を前記補強部材の外面に接合し、下端をサイドシル部へ接合し、
    前記補強部材は、前記ルーフレール部で覆うルーフレールインナと閉断面を形成し、
    前記閉断面を挟んで、横方向に配置するルーフアーチとセンタピラー部とを結合することを特徴とする車体側部構造。
  2. 前記サイドパネルアウタは、ルーフレール部及びリヤパネル部で普通鋼板の上部枠部を形成し、フロントピラーロア部及びサイドシル部で高張力鋼板の下部枠部を形成し、それぞれの枠部の両端を結合して前記サイドパネルアウタ枠部を形成することを特徴とする請求項1記載の車体側部構造。
  3. 前記補強部材は、高張力鋼板であって前部を高張力鋼板の前記フロントピラーロア部の上端に接合し、後部を前記高張力鋼板のセンタピラー部の上端と接合することを特徴とする請求項2記載の車体側部構造。
  4. 前記閉断面に複数のルーフアーチを前後に接合することを特徴とする請求項1記載の車体側部構造。
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