JP2013248953A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的簡素な構成にてフレーム部材の剛性を極力維持することにある。
【解決手段】閉合部36が、一対の端部34を一体化してなる第一閉合部位A1と、一対の端部34を互いに相対移動可能に配置してなる第二閉合部位B1とを有し、第二閉合部位B1の形成位置において、フレーム部材6Fが、湾曲変形や屈曲変形等の直線状とは異なる形状に変形することで、フレーム部材6Fの延びる方向で見て、フレーム部材6Fの変形部分(R1)の一側に配置する軸部38aの位置と、一側とは異なる変形部分(R1)他側に配置の軸部38bの位置が異なる構成とされる。
【選択図】図3

Description

本発明は、シート骨格をなすフレーム部材(全部又は一部が中空筒状の部材)を備えた車両用シートに関する。
この種の車両用シートとして、シートクッションとシートバックを備えた車両用シートが公知である(特許文献1を参照)。
シートバックは、シートクッションに起立可能に連結する部材であり、シート骨格をなすフレーム部材を有する。フレーム部材はアーチ状の枠体であり、上部フレームと、側部フレームを有する。上部フレームは、略逆U字状の中空筒状(断面視で略矩形)の部材である。また側部フレームは平板状の部材であり、上部フレームの端部に固定される。
ここで上部フレームは、例えば面状の金属部材を中空筒状としたのち、略逆U字状に屈曲させることで形成できる。
この種の構成では、金属部材の端部同士が当接した部分(閉合部)が、上部フレームの全周にわたって形成される。そこで閉合部全てを溶接等で一体化することにより、閉合部の拡開(端部同士の離間)が原因の中空部材の変形を極力回避できる。
特開2012−30632号公報
ところで公知技術では、上部フレームの全周にわたって(比較的広範囲に)閉合部が形成される。そして閉合部全てを一体化することから、例えば溶接すべき箇所が多くなるなどしてシート構成が複雑化しがちであった。このため公知技術の構成は、製造時の手間やコストなどを考慮すると、すんなり採用できる構成ではなかった。
本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、比較的簡素な構成にてフレーム部材の剛性を極力維持することにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の車両用シートは、シートクッションやシートバック等のシート構成部材を有するとともに、これらシート構成部材が、シート骨格をなすフレーム部材を備える。
本発明では、フレーム部材の一部又は全部が、複数又は単数の面状の金属部材を中空筒状に成形してなる。そして金属部材の一対の端部を当接又は対面状に配置してなる閉合部と、一対の端部が互いに離間する方向に相対移動して閉合部が拡開する際の中心軸となる軸部とを有する。この種のシート構成では、比較的簡素な構成にてフレーム部材の剛性を極力維持できることが望ましい。
そこで本発明では、上述の閉合部が、一対の端部を一体化してなる第一閉合部位と、一対の端部を互いに相対移動可能に配置してなる第二閉合部位とを有する。
そして第二閉合部位の形成位置において、フレーム部材が、湾曲変形や屈曲変形等の直線状とは異なる形状に変形することで、フレーム部材の延びる方向で見て、フレーム部材の変形部分の一側に配置する軸部の位置と、一側とは異なる変形部分他側に配置の軸部の位置が異なる構成とされる。
本発明では、第一閉合部位(端部同士の一体化を要する部位)と、第二閉合部位(端部同士の一体化不要の部位)を形成することで、フレーム部材を比較的簡素な構成とする(例えば溶接箇所を極力狭い範囲に設定する)ことができる。
そして第二閉合部位において、フレーム部材の変形部分を挟んだ両側の閉合部が異なる方向に開く構成とすることで、第二閉合部位を全体として開きにくくすることができる(剛性を極力確保できる)。
第2発明の車両用シートは、第1発明の車両用シートであって、上述の閉合部を、シート構成部材の着座面及び後面に相当するフレーム部材の二面の少なくとも一方に配置した。本発明では、閉合部を、シート構成部材の着座面又は後面に相当する面(変形部分の形成時に周長差の影響を受けにくい面)に配置したため、側方に配置させる場合と比較して拡開しにくい構成とすることができる。
第3発明の車両用シートは、第1発明又は第2発明の車両用シートにおいて、フレーム部材の一部又は全部が、単数枚の面状の金属部材を中空筒状に成形してなる(比較的簡素な構成である)。
本発明に係る第1発明によれば、比較的簡素な構成にてフレーム部材の剛性を極力維持することができる。また第2発明によれば、フレーム部材の剛性を好適に維持することができる。そして第3発明によれば、フレーム部材を更に簡素化することができる。
車両用シートの斜視図である。 フレーム部材の斜視図である。 (a)は、フレーム部材一部の斜視図であり、(b)は、フレーム部材他部の斜視図である。 (a)は、フレーム部材の断面図であり、(b)は、変形例1にかかるフレーム部材の断面図であり、(c)は、変形例2にかかるフレーム部材の断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図4を参照して説明する。なお各図には、車両用シート前方に符号F、車両用シート後方に符号B、車両用シート上方に符号UP、車両用シート下方に符号DWを適宜付す。
図1の車両用シート2は、シートクッション4と、シートバック6と、ヘッドレスト8を有する。これらシート構成部材は、各々、シート骨格をなすフレーム部材(4F,6F,8F)と、シート外形をなすクッション材(4P,6P,8P)と、クッション材に被覆の表皮材(4S,6S,8S)を有する。
ここでヘッドレスト8は、シートバック6上部に取付けられる部材であり、基本構成(8F,8P,8S)と、一対のステー部材8aを有する。一対のステー部材8aは、それぞれ棒状の部材(円筒状)であり、ヘッドレスト8下部から所定間隔を設けて突出する。
[シートバック]
シートバック6は、基本構成(6F,6P,6S)と、支持ブラケット10を有する(各部材の詳細は後述、図1〜図4を参照)。
ここでフレーム部材6F(詳細後述)は、面状の金属部材を中空筒状に成形してなり、閉合部36(金属部材の端部34同士が対面状に配置される部位)を有する(図3を参照)。
そして本実施例では、フレーム部材6F(アーチ状)の上部に、支持ブラケット10を介してステー部材8aを挿設することにより、シートバック6上部にヘッドレスト8を取付ける。このためフレーム部材6Fは所定の剛性を備えるのであるが、この種の構成では、比較的簡素な構成にてフレーム部材6Fの剛性を極力維持できることが望ましい(例えばフレーム部材6Fの閉合部36が極力拡開しないように配慮すべきである)。
そこで本実施例では、後述の構成により、比較的簡素な構成にてフレーム部材6Fの剛性を極力維持することとした。以下、各構成について詳述する。
(フレーム部材)
フレーム部材6Fは、アーチ状(略逆U字状)の枠体であり、上部フレーム部6aと、一対の側部フレーム部6bを有する(図2〜図4を参照、フレーム部材6Fの形成方法は後述)。そして本実施例のフレーム部材6Fは、複数の変形部R1〜R4と、一対の嵌込み部6cと、後述の構成(閉合部36,軸部38)を有する。
上部フレーム部6aは、シート幅方向に向けて延長する部分であり、フレーム部材6F上部を構成する。また一対の側部フレーム部6bは、起立状態を基準としてシート上下方向に延長する部位であり、それぞれフレーム部材6F側部を構成する。
また複数の変形部(第一変形部R1〜第四変形部R4)は、ともにフレーム部材6Fの変形部分である。第一変形部R1と第二変形部R2は、シート上下に屈曲する部位であり、フレーム部材6Fの上部両側(上部フレーム部6aと側部フレーム部6bの間)に形成できる。また第三変形部R3と第四変形部R4は、シート前方に向けて屈曲する部位であり、各側部フレーム部6bの途中に形成できる。
また一対の嵌込み部6cは、それぞれ支持ブラケット10を嵌込み可能な切欠き状の部位であり、上部フレーム部6aに設けることができる(図2及び図3(a)を参照)。本実施例では、一対の嵌込み部6cを、所定間隔(一対のステー部材8aの隙間に対応するクリアランス)をあけつつ上部フレーム部に形成することができる。
(支持ブラケット)
支持ブラケット10(略矩形)は、典型的に剛性を有する金属製の部材であり、フレーム部材6Fに嵌込み部6cを介して固定可能である(図2を参照)。
この支持ブラケット10は、一対のステー部材8aを、各々、挿入可能な挿入孔10Hを有する(図1を参照)。本実施例では、各ステー部材8aを、サポート部材8b(筒状部材)を介して、支持ブラケット10(挿入孔10H)に挿設できる。
[フレーム部材の作成]
本実施例では、面状の金属部材を中空筒状に成形してフレーム部材6Fを作成する(図2〜図4を参照)。
ここで金属部材(符号省略)は、フレーム部材6Fの展開形状に倣った面状部材であり、複数の折れ線部32を有する(図3及び図4では、便宜上、一部の折れ線部にのみ符号を付す)。複数の折れ線部32は、金属部材表面の線状の凹み部であり、金属部材の屈曲変形時の折代となる部位である。ここで金属部材の材質は特に限定しないが、塑性変形容易な金属であることが好ましく、鋼系(ステンレス鋼等)、アルミニウム合金系、マグネシウム合金系、チタン合金系等の金属を例示できる。
本実施例では、一対の嵌込み部6c(略長方形状の貫通孔)を、金属部材の一部に所定間隔をあけて形成する(図3(a)では、便宜上一つの嵌込み部6cのみを図示する)。このとき嵌込み部6c(略長方形状の貫通孔)は、上部フレーム部6aの途中に相当する部位(後述の第一面30A等)に形成できる。嵌込み部6c(孔部)の形成方法は特に限定しないが、パンチ機構などのプレス加工や、レーザなどの光学的加工を例示できる。このように金属部材(面状)に対して嵌込み部6cを形成することにより、例えばプレス加工等においてフレーム部材6Fを過度に凹ませることを極力回避できる。
(閉合部と軸部の形成)
つぎに金属部材(面状)を、各折れ線部32で曲げ加工して中空筒状(断面視で略矩形)とする。こうすることでフレーム部材6Fに、閉合部36(第一閉合部位A1,A2、第二閉合部位B1〜B4)と、軸部38を形成できる(図2〜図4を参照)。
ここで閉合部36は、金属部材の一対の端部34が対面状に配置される部位である(図3及び図4を参照)。また軸部38は、一対の端部34が互いに離間する方向に相対移動して各閉合部36が拡開する際の中心軸となる部位である。
そして本実施例では、金属部材(中空筒状)を、シートバック6の形状に倣って略アーチ状に曲げ加工して、複数の変形部R1〜R4を形成する(図2を参照)。このときフレーム部材6F(断面視で略矩形)に、第一面30A〜第四面30Dが形成される(図3及び図4を参照)。
第一面30Aは、シートバック6の着座側を臨む面であり、第二面30Bは、シートバック6の後側を臨む面である。そして第三面30Cは、シートバック6の内側を臨む面(内面)であり、第四面30Dは、シートバック6の外側を臨む面(外面)である。
そしてこの種のシート構成では、フレーム部材6Fの剛性確保の観点から、閉合部36が拡開してフレーム部材6Fが変形することを極力阻止すべきである。
そこで本実施例では、閉合部36に、第一閉合部位A1,A2(端部34同士の一体化を要する部位)と、第二閉合部位B1〜B4(端部34同士の一体化不要の部位)を設けることとした(図2を参照)。
第一閉合部位A1(A2)は、一対の端部34が一体化されてなる部位であり、側部フレーム部6bの端部に設けることができる(図3(b)を参照)。ここで一体化の手法は特に限定しないが、溶接や接着などの手法を例示できる。また一方の端部34を凹凸状とし、他方の端部34を凹凸状とする。そしてこれら両端部34を互いに噛合せて一体化することもできる。このように第一閉合部位A1,A2にて、一対の端部34同士を一体化することにより、フレーム部材6Fの変形による剛性低下を極力回避できる。
また第二閉合部位B1〜B4は、一対の端部34を互いに相対移動可能に配置してなる(溶接等の不要な)部位である(図2及び図3(a)を参照)。
例えば本実施例では、一対の第二閉合部位B1,B2を、フレーム部材6Fの上部両側(上部フレーム部6a一部と側部フレーム部6b一部)に形成できる。そして第二閉合部位B1に、第一変形部R1を配置することで、同変形部の上側に配置する軸部38aがシート幅方向に配置するとともに、同変形部下側の軸部38bがシート上下方向に配置する(図3(a)を参照)。
こうすることでフレーム部材6Fの延びる方向で見て、変形部分の一側に配置する軸部38aの位置と、変形部分他側に配置の軸部38bの位置が異なる構成とされる。このように変形部R1にて、第二閉合部位B1の軸部(38a,38b)の位置を途中で異ならせることにより、第二閉合部位B1全体の拡開変形を規制できる。
また同様に他方の第二閉合部位B2に、第二変形部R2を配置することで、同変形部の上側に配置する軸部(図示省略)がシート幅方向に配置するとともに、同変形部下側の軸部(図示省略)がシート上下方向に配置する。そして変形部R2にて、第二閉合部位B2の軸部(図示省略)の位置を途中で異ならせることにより、第二閉合部位B2全体の拡開変形を規制できる。
さらに本実施例では、他の第二閉合部位B3,B4を、各側部フレーム部6bの途中に形成できる(図2を参照)。そして第二閉合部位B3(B4)に、第三変形部R3(第四変形部R4)を配置することで、各変形部の上側に配置する軸部(図示省略)が、シート下方に向かうに従ってシート前方に傾斜する。また各変形部の下側に配置する軸部(図示省略)が、シート下方に向かうに従ってシート後方に傾斜する。
このように各変形部にて、第二閉合部位B3,B4の軸部(図示省略)の位置を途中で異ならせることにより、第二閉合部位B3,B4全体の拡開変形を規制できる。
ここで本実施例では、フレーム部材6F途中を曲げ変形させて、複数の変形部(例えば第一変形部R1,第二変形部R2)を形成する(図2及び図3(a)を参照)。このとき当該変形部分において、第三面30C(内面)に対して縮み方向の応力がかかり、第四面30D(外面)に伸び方向の応力がかかる(周長差が生じる)などして、閉合部36が拡開することが懸念される。
そこで本実施例では、閉合部36を、第一面30A(着座側の面)に形成することで、極力変形時の応力がかからない構成とすることができる(周長差の発生が原因の拡開変形を極力回避できる)。
このようにフレーム部材6Fを形成したのち、各嵌込み部6cに、支持ブラケット10を嵌込みつつ溶接等にて固定することで、それぞれステー部材8aを挿設可能に配置する(図1〜図3を参照)。
つぎにクッション材6Pを、フレーム部材6F上に配置して表皮材6Sで被覆する(図1を参照)。表皮材6Sとクッション材6Pの上部には、それぞれ一対の貫通孔(符号省略)が形成されており、支持ブラケット10を外部に露出可能である。そして一対のステー部材8aを、それぞれ対応する支持ブラケット10に挿設することで、シートバック6上部にヘッドレスト8を取付けることができる。
以上説明したとおり本実施例では、第一閉合部位A1,A2(端部34同士の一体化を要する部位)と、第二閉合部位B1,B2(端部34同士の一体化が不要の部位)を形成する。こうすることでフレーム部材6Fを比較的簡素な構成(例えば溶接等を最小限とする構成)とすることができる。
そして第二閉合部位B1〜B4において、フレーム部材6Fの変形部分を挟んだ両側の閉合部36が異なる方向に開く構成とする。こうすることで第二閉合部位B1〜B4を全体として開きにくくすることができる(剛性を極力確保できる)。
また本実施例では、閉合部36を、第一面30A(着座面に相当する面)に配置したため、側方に配置させる場合と比較してより開きにくい構成とすることができる。
そして本実施例では、フレーム部材6Fを、単数枚の面状の金属部材を中空筒状に成形してなる(比較的簡素な構成である)。
このため本実施例によれば、比較的簡素な構成にてフレーム部材6Fの剛性を極力維持することができる。
(変形例)
ここで閉合部の構成は、上述の構成のほか、各種の構成を取り得る(図4を参照)。
例えば変形例1の閉合部37aでは、金属部材の一対の端部34が重ねられた状態で当接配置される(図4(b)を参照)。このように端部34同士を重ねつつ溶接することで、例えば第一閉合部位A1をより強固に一体化できる。
また変形例2では、一対の金属部材31A,31B(面状)を、それぞれ略U字状に屈曲させたのち、これらを一体化して中空筒状(断面視で略矩形状)とする(図4(c)を参照)。そして一方の金属部材31Aの端部34aと、他方の金属部材31Bの端部34bを重ね合わせ状態で一体化することで、閉合部37b(第一閉合部位A1)を成形できる。
本実施形態の車両用シートは、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。
(1)本実施形態では、略矩形状(断面視)のフレーム部材6Fを例示したが、フレーム部材6Fの断面形状は、円形状や楕円形状等の円状、長方形状や三角形状等の多角形状等の各種形状を取り得る。
また本実施形態では、嵌込み部6cの構成(形状,寸法,形成数)を例示したが、同部の構成は、シート構成に応じて適宜変更可能である。例えば本実施例では、嵌込み部6cと閉合部36をともに第一面30Aに形成した。これとは異なり嵌込み部と閉合部を異なる位置に形成することもできる。例えば第一面30Aに嵌込み部を形成するとともに、第二面(後側の面であって周長差の影響を受けにくい面)に閉合部を形成できる。
(3)本実施形態では、フレーム部材6F全体を中空筒状に成形したが、フレーム部材6Fの構成を限定する趣旨ではない。例えば上部フレーム部6aを中空筒状として側部フレーム部6bを平板状とすることもできる。
(4)また本実施形態では、シートバック6を一例に説明したが、本実施例の構成は、シートクッション4等の各種シート構成部材に適用できる。
2 車両用シート
4 シートクッション
6 シートバック
8 ヘッドレスト
6F フレーム部材
6P クッション材
6S 表皮材
6a 上部フレーム部
6b 側部フレーム部
6c 嵌込み部
8a ステー部材
10 支持ブラケット
34 端部
36 閉合部
38 軸部
A1,A2 第一閉合部位
B1〜B4 第二閉合部位
R1〜R4 変形部

Claims (3)

  1. シートクッションやシートバック等のシート構成部材を有するとともに、前記シート構成部材が、シート骨格をなすフレーム部材を備え、
    前記フレーム部材の一部又は全部が、複数又は単数の面状の金属部材を中空筒状に成形してなるとともに、前記金属部材の一対の端部を当接又は対面状に配置してなる閉合部と、前記一対の端部が互いに離間する方向に相対移動して前記閉合部が拡開する際の中心軸となる軸部とを有する車両用シートにおいて、
    前記閉合部が、前記一対の端部を一体化してなる第一閉合部位と、前記一対の端部を互いに相対移動可能に配置してなる第二閉合部位とを有し、
    前記第二閉合部位の形成位置において、前記フレーム部材が、湾曲変形や屈曲変形等の直線状とは異なる形状に変形することで、前記フレーム部材の延びる方向で見て、前記フレーム部材の変形部分の一側に配置する軸部の位置と、前記一側とは異なる前記変形部分他側に配置の軸部の位置が異なる構成とされる車両用シート。
  2. 前記閉合部を、前記シート構成部材の着座面及び後面に相当する前記フレーム部材の二面の少なくとも一方に配置した請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記フレーム部材の一部又は全部が、単数枚の面状の金属部材を中空筒状に成形してなる請求項1又は2に記載の車両用シート。
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