JP6482910B2 - ブッシュおよびブッシュを用いた回転支持機構ならびにブッシュを用いた回転支持機構の組立方法 - Google Patents

ブッシュおよびブッシュを用いた回転支持機構ならびにブッシュを用いた回転支持機構の組立方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6482910B2
JP6482910B2 JP2015050302A JP2015050302A JP6482910B2 JP 6482910 B2 JP6482910 B2 JP 6482910B2 JP 2015050302 A JP2015050302 A JP 2015050302A JP 2015050302 A JP2015050302 A JP 2015050302A JP 6482910 B2 JP6482910 B2 JP 6482910B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
bush
support hole
cylindrical portion
shaft portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015050302A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016168942A (ja
Inventor
和大 三柴
和大 三柴
川島 功
功 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TS Tech Co Ltd
Original Assignee
TS Tech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TS Tech Co Ltd filed Critical TS Tech Co Ltd
Priority to JP2015050302A priority Critical patent/JP6482910B2/ja
Publication of JP2016168942A publication Critical patent/JP2016168942A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6482910B2 publication Critical patent/JP6482910B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、ブッシュおよびブッシュを用いた回転支持機構ならびにブッシュを用いた回転支持機構の組立方法に関する。
一般的に、車両のシートバックはシートクッションに回転可能に支持されている(特許文献1)。このような回転の支持機構においては、軸部が挿通される部材の支持孔の周囲にメタルブッシュを設け、メタルブッシュを介して支持がなされることがある。このメタルブッシュは、支持孔の内周面と軸方向の側面に密着して固定されていた。
特開2014−208505号公報
ところで、シートバックやシートクッションのフレームは、製造上、寸法誤差を有するため、メタルブッシュの内径と軸部の嵌め合いが適当でなかったり、軸方向の隙間設定が設計通りにならずにガタが発生したりすることがあった。そして、回転支持機構に不要なガタが発生すると、雑音が発生する要因にもなる。
このような背景に鑑み、本発明は、回転支持機構におけるガタを抑制し、良好な回転支持を実現するブッシュおよびブッシュを用いた回転支持機構ならびにブッシュを用いた回転支持機構の組立方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、ブッシュおよびブッシュを介して組み付けられる部材の摩耗を抑制することを目的とする。
前記課題を解決する本発明は、支持孔を有する第1部材と、支持孔に取り付けられたブッシュと、ブッシュを介して支持孔に支持される軸部と、第1部材に軸部を介して回転可能に連結される第2部材とを備えるブッシュを用いた回転支持機構である。この回転支持機構において、ブッシュは、支持孔の内面に沿い、軸部の外側に嵌合する筒部と、筒部の軸方向の一端から支持孔の周囲に沿って径方向外側に広がる第1フランジと、筒部の軸方向の他端から径方向外側に広がる第2フランジとを有する。そして、第2部材は、第2フランジまたは前記第1フランジを介して前記第1部材と前記軸方向に隣接し、ブッシュは、第2フランジと第1部材の間に隙間を有するとともに筒部において第1部材に固定され、または、筒部と支持孔の間に隙間を有するとともに第1フランジと第2フランジの間で第1部材を挟持していることを特徴とする。
このような構成によれば、第2フランジと第1部材の間の隙間によって、各部材についての軸方向の寸法誤差を吸収し、または、筒部と支持孔の間の隙間によって、軸部と支持孔の径方向の寸法誤差を吸収することができるので、回転支持機構におけるガタを抑制し、良好な回転支持を実現することができる。
前記した回転支持機構において、ブッシュは、第2フランジと第1部材の間に隙間を有するとともに筒部において第1部材に固定され、第1部材と第2部材とは、ブッシュを介して軸方向に互いに押し付けられることで軸方向に離れないように組み付けられ、第1部材と第2部材の組付前において、第2フランジは、支持孔から離れるにつれ徐々に直径が大きくなる形状を有し、前記第2フランジは、第1部材と第2部材の組付前より組付後の方が前記第1部材に近い構成とすることができる。
このように、第1部材と第2部材が軸方向に押し付けられて組み付けられる構成においては、第1部材と第2部材の組付後において、第2フランジは、第2部材と面接触していることが望ましい。
第2フランジと第2部材とが面接触することで、第2フランジおよび第2部材の互いの接触面圧が小さくなり、摩耗を抑制することができる。
第1部材と第2部材が軸方向に押し付けられて組み付けられる構成においては、ブッシュは、第1部材と第2部材の組付前において、第2フランジの先端が径方向外側に屈曲しており、第1部材と第2部材の組付後において、第2フランジの先端は、第2部材から離間していることが望ましい。
このように第2フランジの先端が第2部材から離間していることで、第2フランジが第2部材をかじるのを防止し、第2フランジおよび第2部材の摩耗を抑制することができる。
前記した回転支持機構において、ブッシュは、筒部と支持孔の間に隙間を有するとともに第1フランジと第2フランジの間で第1部材を挟持し、軸部は、筒部の内側に挿入されることで組み付けられた構成とすることができる。この場合、軸部の挿入前において、筒部の内径は、軸部の外径よりも小さく、筒部の内径は、軸部を挿入した後の方が挿入する前よりも大きい構成とすることができる。
前記した回転支持機構において、ブッシュは、少なくとも第2フランジに直径方向に沿った切れ込みを有することが望ましい。
このような構成によれば、筒部を広げて第2フランジに成形する際に、筒部が裂けずに変形することができる。
前記した回転支持機構において、第2フランジの径方向の長さは、第1フランジの径方向の長さよりも長い構成とすることができる。
このような構成によれば、第2フランジと第2部材が接触する面積が大きくなり、第2フランジと第2部材の摩耗を抑制することができる。
前記した回転支持機構において、軸部と第2部材とは一体に回転する構成とすることができる。
前記した課題を解決する本発明は、支持孔を有する第1部材と、支持孔を通る軸部と、第1部材に軸部を介して回転可能に連結される第2部材とを備える回転支持機構に用いられるブッシュである。このブッシュは、支持孔の内面に沿い、軸部の外側に嵌合する筒部と、筒部の軸方向の一端から支持孔の周囲に沿って径方向外側に広がる第1フランジと、筒部の軸方向の他端から径方向外側に広がる第2フランジとを有する。そして、第2部材は、第2フランジを介して第1部材と軸方向に隣接し、ブッシュは、第2フランジと第1部材の間に隙間を有するとともに筒部において第1部材に固定され、または、筒部と支持孔の間に隙間を有するとともに第1フランジと第2フランジの間で第1部材を挟持していることを特徴とする。
このような構成によれば、第2フランジと第1部材の間の隙間によって、各部材についての軸方向の寸法誤差を吸収し、または、筒部と支持孔の間の隙間によって、軸部と支持孔の径方向の寸法誤差を吸収することができるので、回転支持機構におけるガタを抑制し、良好な回転支持を実現することができる。
前記した課題を解決する本発明は、支持孔を有する第1部材の支持孔に取り付けられたブッシュであって、支持孔の内面に沿う筒部と、筒部の軸方向の一端から支持孔の周囲に沿って径方向外側に広がる第1フランジと、筒部の軸方向の他端から径方向外側に広がる第2フランジとを有し、第2フランジは、支持孔から離れるにつれ徐々に直径が大きくなる形状を有することを特徴とする。
このような構成によれば第2部材を軸方向に沿って第1部材に押し付けて組み付けた場合に、第2フランジを変形させて軸方向のがたつきを無くすことができる。
前記した課題を解決する本発明は、筒部と、当該筒部の軸方向の一端から径方向外側に広がる第1フランジとを備えるブッシュを用いた回転支持機構の組立方法である。この方法は、支持孔を有する第1部材の支持孔に筒部を挿入し、第1フランジを支持孔の周囲に配置する第1工程と、筒部の支持孔の第1フランジとは反対側から突出した部分を支持孔から離れるにつれ徐々に直径が大きくなるように広げて第2フランジを形成する第2工程と、筒部の内側に軸部を挿入するとともに、軸部を介して第1部材に支持される第2部材を軸方向にブッシュに押し付けて、第1部材と第2フランジの間に隙間を残した状態となるように第2フランジを変形させる第3工程とを備える。
このような方法によれば、第1部材と第2部材の組付後、第2フランジと第1部材の間の隙間によって、各部材についての軸方向の寸法誤差を吸収することができるので、回転支持機構におけるガタを抑制し、良好な回転支持を実現することができる。
前記した課題を解決する本発明は、筒部と、当該筒部の軸方向の一端から径方向外側に広がる第1フランジとを備えるブッシュを用いた回転支持機構の組立方法である。この方法は、筒部の外径より大きな内径の支持孔を有する第1部材の支持孔に筒部を挿入し、第1フランジを支持孔の周囲に配置する第1工程と、筒部の支持孔の第1フランジとは反対側から突出した部分を広げて第2フランジを形成し、第1フランジと第2フランジの間で第1部材を挟持させる第2工程と、筒部の内側に第2部材を支持する軸部を挿入して、筒部と支持孔の間に隙間を残した状態となるように筒部を変形させる第3工程とを備える。
このような方法によれば、筒部と支持孔の間の隙間によって、軸部と支持孔の径方向の寸法誤差を吸収することができるので、回転支持機構におけるガタを抑制し、良好な回転支持を実現することができる。
本発明によれば、第2フランジと第1部材の間の隙間によって、軸部の軸方向の寸法誤差を吸収し、または、筒部と支持孔の間の隙間によって、軸部と支持孔の寸法誤差を吸収することができるので、回転支持機構におけるガタを抑制し、良好な回転支持を実現することができる。
また、本発明によれば、第2フランジおよび第2部材の摩耗を抑制することができる。
シートフレームの斜視図である。 第1実施形態に係る回転支持機構の断面図である。 第2フランジの先端部がクッションフレームから離間している場合の断面図である。 第1部材に組付前のブッシュの斜視図である。 回転支持機構の組立方法を説明する図であり、(a)第1部材の支持孔にブッシュを挿入する工程、(b)筒部を漏斗状に広げる工程および(c)第2フランジの先端を曲げる工程を示す。 第1部材にブッシュを組み付けた後の第2フランジを示す図である。 第1部材と第2部材の組付を説明する図であり、(a)第1部材を第2部材に組み合わせる状態と、(b)第2フランジを変形させている状態を示す。 第2実施形態に係る回転支持機構の断面図である。 回転支持機構の組立方法を説明する図であり、(a)第1部材の支持孔にブッシュを挿入する工程、(b)筒部を漏斗状に広げる工程および(c)第2フランジを変形させて第1部材に押し付ける工程を示す。 第1部材を第2部材に組み合わせる状態の図である。
[第1実施形態]
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示すように、ブッシュを用いた回転支持機構1は、シートフレームFなどに用いられるものである。シートフレームFは、クッションフレーム10とバックフレーム20とを備え、クッションフレーム10のサイドフレーム19の後端部に、バックフレーム20のサイドフレーム29の下端部が回転支持機構1を介して回転可能に支持されている。なお、以下の説明において、内側、外側は、シートフレームFを基準としており、シートフレームFの左右方向の中心に近い側を内側、遠い側を外側とする。
図2に示すように、回転支持機構1は、第1部材の一例としてのクッションフレーム10と、第2部材の一例としてのバックフレーム20と、ブッシュ30と、軸部の一例としての軸部材40と、ボルト50とを備えて構成されている。
クッションフレーム10は、板金からなり、円形の支持孔11を有している。
バックフレーム20は、板金からなり、円形の貫通孔21を有している。バックフレーム20は、軸部材40を介してクッションフレーム10に回転可能に連結され、クッションフレーム10に対して軸方向の内側に隣接している。詳細には、バックフレーム20は、クッションフレーム10に対して後述するブッシュ30の第2フランジ33を介して隣接している。
軸部材40は、バックフレーム20溶接により一体とされ、ブッシュ30を介して支持孔11に支持されている。具体的に、軸部材40は、大径部41と、大径部41に対して段差部43を介して軸方向に隣接した小径部42と、軸中心に形成されたねじ穴44とを有している。そして、段差部43がクッションフレーム10の内側面23に当てられて位置決めされた状態で、クッションフレーム10に溶接されている。このため、軸部材40とバックフレーム20とは、一体に回転するように構成されている。
ブッシュ30は、支持孔11に取り付けられ、バックフレーム20をクッションフレーム10に支持させる軸受である。ブッシュ30は、円筒形状の筒部31と、筒部31の軸方向(図の左右方向)の一端から径方向外側に広がる第1フランジ32と、筒部31の軸方向の他端から径方向外側に広がる第2フランジ33とを有している。
ブッシュ30は、例えば、鋼薄板と、鋼薄板上に配置された多孔質焼結金属層と、多孔質焼結金属層の細孔に充填されるとともに多孔質焼結金属層を被覆した四フッ化エチレン樹脂層とを備えた3層構造からなり、樹脂層がクッションフレーム10に取り付けた状態で外側(クッションフレーム10と反対側)を向くように配置されている。外側の表面が合成樹脂層であることで、優れた摺動性を確保でき、バックフレーム20を滑らかに回転支持することができる。なお、ブッシュ30の材質は特に限定されず、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂などの合成樹脂、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金などの非鉄金属板、ステンレス鋼板などを採用することができる。
筒部31は、クッションフレーム10の支持孔11の内側に配置され、外周面31Aが支持孔11の内面に沿って形成されている。外周面31Aは、支持孔11に接触していることで、ブッシュ30は、筒部31においてクッションフレーム10に固定されている。また、筒部31は軸部材40の小径部42の外側に嵌合している。なお、筒部31の内径と、小径部42の外径は、それぞれ成形加工時にしごき加工等することで、必要以上の隙間を作ることなく嵌合させられる程度に精度よく形成することができる。
第1フランジ32は、クッションフレーム10の支持孔11の周囲に沿い、クッションフレーム10の外側面12に接触して配置されている。
第2フランジ33は、クッションフレーム10の支持孔11の周囲に沿い、クッションフレーム10の内側面13から所定の隙間D1を開けて配置されている。第2フランジ33の内側面33Bは、平面部を有し、この平面部がバックフレーム20の外側面22と面接触している。このため、バックフレーム20の外側面22と第2フランジ33の内側面33Bの接触面圧を小さくすることができ、バックフレーム20および第2フランジ33の摩耗を抑制することができる。また、第2フランジ33は、径方向の長さが、第1フランジ32の径方向の長さよりも長くなっている。このため、第2フランジ33とバックフレーム20の外側面22の接触面積が大きくなり第2フランジ33とバックフレーム20の摩耗をさらに抑制することができる。
なお、第2フランジ33は、後述するように径方向に沿った切れ込み38(図6参照)を有している。
第2フランジ33の先端部34は、バックフレーム20から遠ざかるように屈曲している。本実施形態においては、先端部34のクッションフレーム10側の先端34Aは、クッションフレーム10の内側面13と接触している。すなわち、第2フランジ33のクッションフレーム10に対向する対向面である外側面33Aは、少なくとも一部がクッションフレーム10の内側面13から離間している。隙間D1は、後述するように、クッションフレーム10とバックフレーム20の軸方向の遊びを吸収するためのものであるため、クッションフレーム10、バックフレーム20、ブッシュ30および軸部材40の、軸方向の寸法誤差を吸収し得る程度の大きさを有しているのがよい。シートフレームFのような大きさのものであれば、例えば、0.5mm以上、1mm以上または2mm以上とするとよい。
なお、図3に示すように、先端34Aは、内側面13から離間していてもよいが、先端34Aが内側面13と接触していることで、製品の完成後にバックフレーム20がクッションフレーム10に向けて軸方向に押しつけられた場合に、隙間D1を維持することができる。そのため、バックフレーム20に軸方向の荷重が掛かった場合にも、バックフレーム20のガタつきを抑制することができる。
ボルト50は、ねじ軸51とフランジ52を有するフランジボルトである。ボルト50のねじ軸51は、軸部材40のねじ穴44にねじ込まれて、フランジ52とバックフレーム20がこれらの間でブッシュ30が取り付けられたクッションフレーム10を挟んでいる。このボルト50の締結力によりクッションフレーム10とバックフレーム20とは、軸方向に互いに押し付けられ、これにより軸方向に離れないように組み付けられている。なお、ボルト50を軸部材40に完全に組み付けると、軸部材40の小径部42の端面45にボルト50のフランジ52が当接している。
次に、ブッシュ30の部品自体の構成と、回転支持機構1の組立方法について説明する。
図4に示すように、ブッシュ30は、クッションフレーム10に組み付ける前において、円筒形状に形成された筒部31と第1フランジ32とを有している。筒部31は、軸方向に沿って切れ込み38が形成されている。切れ込み38は、ブッシュ30の軸方向の全体に渡って形成されている。第1フランジ32は、切れ込み38に隣接する部分にV字形状の切欠38Aが形成されている。
ブッシュ30をクッションフレーム10に組み付ける場合、まず、図5(a)に示すように、クッションフレーム10の支持孔11に筒部31を挿入し、第1フランジ32を支持孔11の周囲に配置する(第1工程)。そして、クッションフレーム10とブッシュ130を組み合わせたものをダイ75の上に配置する。
そして、図5(b)に示すように筒部31の先端側からテーパ面71Aを有するパンチ71を近づけて筒部31の内側面31Bに押し付ける。ここで、パンチ71は、テーパ面71Aの細い側の先端に、円柱形状の軸部71Bを有している。軸部71Bは、筒部31の内側に挿入され、テーパ面71Aが、筒部31の、支持孔11の第1フランジ32とは反対側から突出した部分を、徐々に押し広げる。これにより、筒部31の、クッションフレーム10の支持孔11から突出した部分は、支持孔11から離れるにつれ徐々に直径が大きくなる漏斗形状となり、第2フランジ33が形成される。また、軸部71Bとテーパ面71Aの軸部71Bの近傍部は、筒部31を径方向に押し広げて、クッションフレーム10の支持孔11の内面に押し付ける(第2工程)。これにより、ブッシュ30は、クッションフレーム10の支持孔11に対し、径方向に押し付けられて固定される。
そして、図5(c)に示すように、軸部72Bと、軸部72Bに対して直交する平面部72Aを有するパンチ72を第2フランジ33に近づけ、平面部72Aを第2フランジ33に少し押し付ける。これにより、第2フランジ33の先端部34が径方向外側に屈曲する。
このようにして、クッションフレーム10にブッシュ30を組み付けると、図6に示すように第2フランジ33は、切り込み38によって形成されていた縁部が互いにV字形状に離れるように広がる。すなわち、第1工程において、筒部31を漏斗形状に押し広げるときに、切り込み38があるために、筒部31の軸方向端部に過大な引き延ばし力が掛からないので、筒部31の軸方向端部が裂けることがない。
次に、図7(a)に示すように、軸部材40を溶接したバックフレーム20の、外側面22から突出した小径部42に、ブッシュ30の筒部31を合わせる。
そして、図7(b)に示すように、ボルト50のねじ軸51を軸部材40のねじ穴44にねじ込んでいき、バックフレーム20を軸方向にブッシュ30の第2フランジ33に押し付けて、クッションフレーム10と第2フランジ33の間に隙間を残した状態となるように第2フランジ33を変形させる(第3工程)。
このときの動作を詳細に説明すると、バックフレーム20の外側面22にブッシュ30の第2フランジ33が押し付けられ、第2フランジ33が支持孔11に近い根元から変形する。ボルト50をさらにねじ込んでいくと、第2フランジ33とクッションフレーム10が徐々に近づき、ボルト50のフランジ52が軸部材40の端面45に当接すると、図2に示したように、第2フランジ33とクッションフレーム10の間に隙間D1が残った状態になる。すなわち、第2フランジ33は、クッションフレーム10とバックフレーム20の組付前より組付後の方がクッションフレーム10に近くなる。
以上に説明した回転支持機構1によれば、第2フランジ33とクッションフレーム10の間に隙間D1が残り、一方、第2フランジ33とバックフレーム20の外側面22の間には、隙間が形成されない。すなわち、隙間D1によって各部材についての軸方向の寸法誤差を吸収することができ、バックフレーム20とクッションフレーム10が軸方向に遊びが無い状態で組み付けることができる。このため、バックフレーム20の軸方向のガタを抑制し、良好な回転支持を実現することができ、雑音も抑制することができる。
また、第2フランジ33とバックフレーム20とは、面接触しており、特に、第2フランジ33の径方向の長さは第1フランジ32の径方向の長さより長く、大きな接触面積を確保できるので、第2フランジ33とバックフレーム20の摩耗を抑制することができる。
さらに、第2フランジ33の先端部34は、クッションフレーム10側に屈曲し、先端34Aがバックフレーム20の外側面22から離間しているので、先端34Aがバックフレーム20の外側面22をかじることがなく、バックフレーム20の摩耗を抑制することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態においては、第1実施形態と異なる点についてのみ説明し、第1実施形態と同様な部分については、図面に同じ符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、第2実施形態に係る回転支持機構100は、第1実施形態の回転支持機構1に対し、ブッシュ130の形状が異なる。ブッシュ130は、筒部131と、筒部131の軸方向の一端から径方向外側に広がる第1フランジ132と、筒部131の軸方向の他端から径方向外側に広がる第2フランジ133とを備えてなる。第1フランジ132と第2フランジ133とは、径方向の長さが同じである。
第1フランジ132と第2フランジ133は、これらの間でクッションフレーム10を軸方向に挟持している。そして、筒部131は、支持孔11との間に隙間D2を有し、軸部材40の小径部42の外側に嵌合し、小径部42との間に隙間を有していない。隙間D2の大きさは、第1実施形態と同様、例えば、0.5mm以上、1mm以上または2mm以上とするとよい。
次に、回転支持機構1の組立方法について説明する。
図9(a)に示すように、ブッシュ130は、クッションフレーム10に組み付ける前において、第1実施形態のブッシュ30に対して、第2フランジ133が短い分だけ筒部131の長さが短い。
ブッシュ130をクッションフレーム10に組み付ける場合、クッションフレーム10の支持孔11に筒部131を挿入し、第1フランジ132を支持孔11の周囲に配置する(第1工程)。そして、ダイ75にクッションフレーム10とブッシュ130を組み合わせたものを配置する。ここで、支持孔11とブッシュ130の間には、隙間が設けられているが、ブッシュ130およびクッションフレーム10は、それぞれダイ75に位置決めされることで互いの位置関係、つまり、支持孔11の中心と筒部131の中心が合わせられる。
そして、図9(b)に示すように筒部131の先端側からテーパ面71Aを有するパンチ71を近づけて筒部131の内側面131Bに押し付ける。パンチ71の軸部71Bは、筒部131の内側に挿入され、テーパ面71Aが、筒部131の、支持孔11の第1フランジ132とは反対側から突出した部分を、徐々に押し広げる。これにより、筒部131の、クッションフレーム10の支持孔11から突出した部分は、支持孔11から離れるにつれ、徐々に直径が大きくなる漏斗形状となり、第2フランジ133が形成される(第2工程)。
そして、図9(c)に示すように、軸部72Bと、軸部72Bに対して直交する平面部72Aを有するパンチ72を第2フランジ133に近づけ、平面部72Aを第2フランジ133に強く押し付ける。これにより、第2フランジ133が第1フランジ132との間でクッションフレーム10を挟持し、ブッシュ130は、クッションフレーム10に固定される。
このようにして、クッションフレーム10にブッシュ130を組み付けると、筒部131がクッションフレーム10の支持孔11との間に充分な隙間を有し、径方向内側に丸みを持って膨らんだ状態となる。
次に、図10に示すように、軸部材40を溶接したバックフレーム20の、外側面22から突出した小径部42に、ブッシュ130の筒部131を合わせる。このとき、筒部131の内径は、軸部材40の小径部42の外径よりも少し小さくなっている。すなわち、そのような関係を有するようにブッシュ130の筒部131の内径が設定されている。
そして、ボルト50のねじ軸51を軸部材40のねじ穴44にねじ込んで、小径部42を筒部131の中に挿入し、筒部131と支持孔11の間に隙間D2を残した状態となるように筒部131を変形させる(第3工程)。このとき、小径部42は筒部131を径方向に押し広げて、筒部131の内径は、小径部42の外径に合ったちょうどよい大きさとなる。すなわち、小径部42の挿入前において、筒部131の内径は、小径部42の外径よりも小さく、筒部131の内径は、小径部42を挿入した後の方が挿入する前よりも大きくなる。
以上に説明した回転支持機構100によれば、筒部131とクッションフレーム10の支持孔11の間に隙間D2が残り、一方、筒部131と小径部42の間と、第1フランジ132および第2フランジ133とクッションフレーム10との間には、隙間が形成されない。すなわち、隙間D2によって、径方向の寸法誤差を吸収することができ、軸部材40とクッションフレーム10が径方向に遊びが無い状態で組み付けることができる。このため、バックフレーム20の径方向のガタを抑制し、良好な回転支持を実現することができる。
以上に本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、第1実施形態において、第2部材であるバックフレーム20は、第2フランジ33を介して第1部材であるクッションフレーム10と軸方向に隣接していたが、第2部材は、第1フランジ32を介して第1部材と前記軸方向に隣接していてもよい。すなわち、図2において、バックフレーム20が左右反転した状態で第1フランジ32の右側に位置し、ボルト50を左側からねじ込むように構成してもよい。
第1実施形態において、第1部材であるクッションフレーム10と第2部材であるバックフレーム20を軸方向に押し付けるための締結部材として、ボルトナットを例示したが、リベット等、他の締結部材を用いることもできる。また、かしめ加工を用いることもできる。
第1実施形態において、切れ込み38は、ブッシュ30の軸方向の全体に渡って設けられていたが、切れ込み38は、第2フランジ33に対応する部分にのみ設けられていてもよい。
第1実施形態において、第2フランジ33を漏斗形状に成形した状態において、図5(b)の断面における第2フランジ33は直線形状であった(円錐面と平行であった)が、図5(b)の断面において、左側に凸となる曲線形状としてもよい。
前記実施形態において、軸部は、溶接によりバックフレーム20に溶接された軸部材40であったが、軸部は、バックフレーム20(第2部材)に溶接されておらず、独立して回転可能であってもよいし、第2部材と一体成形されていてもよい。
前記実施形態においては、シートフレームの回動支持機構に本発明を適用していたが、シートフレームに限らず、回動支持をする任意の箇所に本発明を適用することができる。
1,100 回転支持機構
10 クッションフレーム
11 支持孔
20 バックフレーム
30,130 ブッシュ
31,131 筒部
32,132 第1フランジ
33,133 第2フランジ
34 先端部
40 軸部材
50 ボルト
D1,D2 隙間
F シートフレーム

Claims (9)

  1. 支持孔を有する第1部材と、前記支持孔に取り付けられたブッシュと、前記ブッシュを介して前記支持孔に支持される軸部と、前記第1部材に前記軸部を介して回転可能に連結される第2部材とを備えるブッシュを用いた回転支持機構であって、
    前記ブッシュは、
    前記支持孔の内面に沿い、前記軸部の外側に嵌合する筒部と、
    前記筒部の軸方向の一端から前記支持孔の周囲に沿って径方向外側に広がる第1フランジと、
    前記筒部の前記軸方向の他端から径方向外側に広がる第2フランジとを有し、
    前記第2部材は、前記第2フランジを介して前記第1部材と前記軸方向に隣接し、
    前記ブッシュは、前記第2フランジ前記第1部材の間に隙間を有するとともに前記第2部材と面接触した状態で、前記筒部において前記第1部材に固定されていることを特徴とするブッシュを用いた回転支持機構。
  2. 前記第2フランジの先端は、前記第2部材から離間する方向に屈曲していることを特徴とする請求項1に記載のブッシュを用いた回転支持機構。
  3. 支持孔を有する第1部材と、前記支持孔に取り付けられたブッシュと、前記ブッシュを介して前記支持孔に支持される軸部と、前記第1部材に前記軸部を介して回転可能に連結される第2部材とを備えるブッシュを用いた回転支持機構であって、
    前記ブッシュは、
    前記支持孔の内面に沿い、前記軸部の外側に嵌合する筒部と、
    前記筒部の軸方向の一端から前記支持孔の周囲に沿って径方向外側に広がる第1フランジと、
    前記筒部の前記軸方向の他端から径方向外側に広がる第2フランジとを有し、
    前記第2部材は、前記第2フランジを介して前記第1部材と前記軸方向に隣接し、
    前記ブッシュは、前記筒部の外周面が前記支持孔と接触せず前記支持孔の間に隙間を有するとともに前記第1フランジと前記第2フランジの間で前記第1部材を挟持し、
    前記軸部は、前記筒部の内側に挿入されることで組み付けられ、
    前記軸部の挿入前において、前記筒部の内径は、前記軸部の外径よりも小さく、前記筒部の内径は、前記軸部を挿入した後の方が挿入する前よりも大きいことを特徴とするブッシュを用いた回転支持機構。
  4. 前記ブッシュは、少なくとも前記第2フランジに直径方向に沿った切れ込みを有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のブッシュを用いた回転支持機構。
  5. 前記第2フランジの径方向の長さは、前記第1フランジの径方向の長さよりも長いことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のブッシュを用いた回転支持機構。
  6. 前記軸部と前記第2部材とは一体に回転することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のブッシュを用いた回転支持機構。
  7. 前記軸部は、前記第2部材に溶接されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のブッシュを用いた回転支持機構。
  8. 筒部と、当該筒部の軸方向の一端から径方向外側に広がる第1フランジとを備えるブッシュを用いた回転支持機構の組立方法であって、
    支持孔を有する第1部材の前記支持孔に前記筒部を挿入し、前記第1フランジを前記支持孔の周囲に配置する第1工程と、
    前記筒部の前記支持孔の前記第1フランジとは反対側から突出した部分を前記支持孔から離れるにつれ徐々に直径が大きくなるように広げて第2フランジを形成する第2工程と、
    前記筒部の内側に軸部を挿入するとともに、前記軸部を介して前記第1部材に支持される第2部材を前記軸方向に前記ブッシュに押し付けて、前記第1部材と前記第2フランジの間に隙間を残した状態で、かつ、前記第2フランジが前記第2部材と面接触するように前記第2フランジを変形させる第3工程とを備えることを特徴とするブッシュを用いた回転支持機構の組立方法。
  9. 筒部と、当該筒部の軸方向の一端から径方向外側に広がる第1フランジとを備えるブッシュを用いた回転支持機構の組立方法であって、
    前記筒部の外径より大きな内径の支持孔を有する第1部材の前記支持孔に前記筒部を挿入し、前記第1フランジを前記支持孔の周囲に配置する第1工程と、
    前記筒部の前記支持孔の前記第1フランジとは反対側から突出した部分を広げて第2フランジを形成し、前記第1フランジと前記第2フランジの間で前記第1部材を挟持させる第2工程と、
    前記筒部の内側に第2部材を支持する、前記筒部の内径よりも直径が大きい軸部を挿入して、前記筒部の外周面が前記支持孔と接触しないように前記支持孔の間に隙間を残した状態で前記筒部の内径が大きくなるように前記筒部を変形させる第3工程とを備えることを特徴とするブッシュを用いた回転支持機構の組立方法。

JP2015050302A 2015-03-13 2015-03-13 ブッシュおよびブッシュを用いた回転支持機構ならびにブッシュを用いた回転支持機構の組立方法 Active JP6482910B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015050302A JP6482910B2 (ja) 2015-03-13 2015-03-13 ブッシュおよびブッシュを用いた回転支持機構ならびにブッシュを用いた回転支持機構の組立方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015050302A JP6482910B2 (ja) 2015-03-13 2015-03-13 ブッシュおよびブッシュを用いた回転支持機構ならびにブッシュを用いた回転支持機構の組立方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016168942A JP2016168942A (ja) 2016-09-23
JP6482910B2 true JP6482910B2 (ja) 2019-03-13

Family

ID=56981885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015050302A Active JP6482910B2 (ja) 2015-03-13 2015-03-13 ブッシュおよびブッシュを用いた回転支持機構ならびにブッシュを用いた回転支持機構の組立方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6482910B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7292085B2 (ja) * 2019-04-08 2023-06-16 株式会社タチエス 車両用シート
DE102019215064A1 (de) 2019-09-30 2021-04-01 Lear Corporation Buchse
US11691546B2 (en) 2019-09-30 2023-07-04 Lear Corporation Seat assembly having a pivotable seat back

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2504295B2 (ja) * 1990-05-31 1996-06-05 株式会社大井製作所 軸受装置及びその製造方法
JP2536173Y2 (ja) * 1991-03-29 1997-05-21 株式会社タチエス リフター装置の連結リンク取付構造
JPH04123827U (ja) * 1991-04-26 1992-11-10 株式会社タチエス 片側リクライニングデバイス付自動車シートの 連結構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016168942A (ja) 2016-09-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5369537B2 (ja) エネルギー吸収ステアリングコラム
JP5614486B2 (ja) ステアリング装置
US20050160863A1 (en) Steering apparatus for a car and method of manufacturing the same
JP6482910B2 (ja) ブッシュおよびブッシュを用いた回転支持機構ならびにブッシュを用いた回転支持機構の組立方法
EP2722253A1 (en) Steering device
JP4664103B2 (ja) ステアリングサポートビーム及びその製造方法
US8746763B2 (en) Multistage energy absorber device and method of forming same
JP2007275932A (ja) 部材同士の接合方法
JP5812176B2 (ja) ラックピニオン式ステアリングギヤユニット
JP4918620B1 (ja) ペダルアームの軸受部材、ペダルアーム、およびペダルアームの製造方法
JP6745253B2 (ja) 車両用構造部材及びその製造方法
KR101655029B1 (ko) 중공형 봉상물과 플레이트형 링크 브라켓트의 결합 방법 및 이를 위한 프레스 장치
DE10347253B4 (de) Verfahren zur Herstellung eines Lagerträgers zur Aufnahme wenigstens eines Lagers
JP5595702B2 (ja) トルクロッド
JP5193154B2 (ja) スピニング加工方法
JP6000888B2 (ja) 接合部補強用カラーの取付構造
JP4721044B2 (ja) 円筒部材の取付構造
JP4961063B1 (ja) ペダルアームの軸受部材、およびペダルアーム
JP6066939B2 (ja) 車両用ペダルの軸受部構造
JP6552405B2 (ja) クランプ金具装置の製造方法及びクランプ金具装置
JP2009173155A (ja) 車両用サスペンションアーム及びその製造方法
JP6134296B2 (ja) 車両用ペダル装置の軸受部構造およびブッシュ
JP2019189047A (ja) ステアリングコラム装置
JP2003160011A (ja) 車輌の衝撃吸収装置
WO2021210285A1 (ja) 車両用構造部材およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180919

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6482910

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250