JP6066939B2 - 車両用ペダルの軸受部構造 - Google Patents

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本発明は車両用ペダルに係り、特に、その車両用ペダルのがたつきを低減する軸受部構造に関するものである。
一対のペダルサポートの支持位置間に円筒外周面を有する支持部材が略水平に一体的に固設され、その支持部材の外周側に一対のフランジ付きブッシュを介して車両用ペダルのボスが軸心まわりに回動可能に配設されるとともに、そのフランジ付きブッシュのフランジを介して前記一対のペダルサポートによりそのボスの軸方向の位置決めが行われる車両用ペダルの軸受部構造が、車両用のブレーキペダルやクラッチペダルなどに採用されている(特許文献1、2参照)。このような軸受部構造においては、車両用ペダルの回動抵抗を低減する観点から、フランジ付きブッシュと支持部材或いはペダルサポートとの間に所定の遊びが設けられるが、その遊びに起因して車両用ペダルにがたつきが生じ、特にボスの軸方向のがたつきによる横振れで踏込み操作フィーリングが損なわれる場合がある。このため、上記特許文献1では、フランジ付きブッシュのフランジの外側面に突起が設けられ、回動抵抗の増加を抑制しつつがたつきを低減するようになっている。また、特許文献2では、フランジ付きブッシュのフランジを湾曲させることにより、回動抵抗の増加を抑制しつつがたつきを低減するようになっている。
実開昭61−55720号公報 実開平3−30113号公報
しかしながら、上記従来装置は何れもフランジ付きブッシュのフランジの一部を局部的にペダルサポートに接触させてがたつきを抑制するものであるため、車両用ペダルが踏込み操作される際にボスを介してフランジがペダルサポートに繰り返し押圧されることで、そのフランジの突起等が摩耗したり劣化したりして、がたつき低減効果が短期間で失われる可能性があった。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、車両用ペダルのボスが一対のフランジ付きブッシュを介して支持部材の外周側に配設される軸受部構造において、回動抵抗の増加を抑制しつつボスの軸方向のがたつきが長期間に亘って適切に低減されるようにすることにある。
かかる目的を達成するために、第1発明は、一対のペダルサポートの支持位置間に円筒外周面を有する支持部材が略水平に一体的に固設され、その支持部材の外周側に一対のフランジ付きブッシュを介して車両用ペダルのボスが軸心まわりに回動可能に配設されるとともに、そのフランジ付きブッシュのフランジを介して前記一対のペダルサポートによりそのボスの軸方向の位置決めが行われる車両用ペダルの軸受部構造において、(a) 前記一対のペダルサポートの相対向する内側面には、それぞれ前記支持位置を中心とするテーパ面(截頭円錐形状の周面)が設けられている一方、(b) 前記一対のフランジ付きブッシュの前記フランジの軸方向の外側面には、前記テーパ面に対応して凹凸が反対の逆テーパ面が設けられており、(c) 前記テーパ面および前記逆テーパ面が同心になるように前記フランジ付きブッシュが前記ボスと共に前記一対のペダルサポートの間に組み付けられた状態で、そのテーパ面とその逆テーパ面との間、およびそのフランジ付きブッシュと前記支持部材との間には、それぞれ予め定められた遊びが設けられていることを特徴とする。
第2発明は、第1発明の車両用ペダルの軸受部構造において、(a) 前記一対のペダルサポートの前記内側面には、それぞれ前記支持位置を中心として外周側へ向かうに従って内側へ突き出す凹テーパ面(截頭円錐形状の内周面)が前記テーパ面として設けられており、(b) 前記一対のフランジ付きブッシュの前記フランジの前記外側面には、前記凹テーパ面に対応して内周側へ向かうに従って外側へ突き出す凸テーパ面(截頭円錐形状の外周面)が前記逆テーパ面として設けられていることを特徴とする。
第3発明は、第2発明の車両用ペダルの軸受部構造において、前記一対のペダルサポートの前記内側面には、前記凹テーパ面から連続してそのペダルサポートの外周縁に達するように挿入用凹部が設けられていることを特徴とする。
このような車両用ペダルの軸受部構造においては、車両用ペダルのボスが一対のフランジ付きブッシュを介して支持部材に配設された使用状態では、車両用ペダルの自重により支持部材との間の遊びに応じてボスがフランジ付きブッシュと共にペダルサポートに対して相対的に下方へ変位させられることにより、支持部材よりも上方および下方の何れか一方では、ペダルサポートに設けられたテーパ面とフランジに設けられた逆テーパ面との間の隙間(遊び)が小さくなる。すなわち、第2発明のようにペダルサポートに凹テーパ面が設けられ、フランジに凸テーパ面が設けられている場合は、支持部材よりも下方部分で両者の隙間が小さくなり、逆にペダルサポートに凸テーパ面が設けられ、フランジに凹テーパ面が設けられている場合は、支持部材よりも上方部分で両者の隙間が小さくなるのであり、これにより回動抵抗の増加を抑制しつつボスの軸方向のがたつき、更には車両用ペダルの車両幅方向のがたつきが低減されて、踏込み操作時のフィーリングが向上する。また、車両用ペダルが踏込み操作される際にボスを介してフランジがペダルサポートに押圧されても、僅かに偏心した状態でテーパ面同士が押圧されるため、その接触面積が比較的大きく、摩耗や劣化或いは変形が抑制されてがたつき低減効果が長期間に亘って適切に維持される。
第3発明では、凹テーパ面が設けられたペダルサポートの内側面に、その凹テーパ面から連続して外周縁に達するように挿入用凹部が設けられているため、車両用ペダルのボスに一対のフランジ付きブッシュを配置した状態で、その挿入用凹部を経て凹テーパ面間に挿入することが可能であり、フランジに設けられた凸テーパ面の存在に拘らず、所定の遊びを有する状態で組付作業を容易且つ迅速に行うことができる。これに対し、前記特許文献1、2に記載のようにフランジに突起等が設けられる場合には、実質的にペダルサポートとの間の遊びが小さくなるため、車両用ペダルのボスをフランジ付きブッシュと共に一対のペダルサポートの間に組み付ける際に、突起等が干渉するなどして組付作業性が損なわれる可能性があった。
本発明が適用された車両用ブレーキペダル装置を示す左側面図である。 図1におけるII−II矢視部分、すなわちブレーキペダルの軸受部分の拡大断面図である。 図2において、各部の隙間(遊び)が略均一な状態を示した断面図である。 図2に示す軸受部分の複数の構成部品を分解して示した斜視図で、それ等の組付手順を説明する図である。 本発明の他の実施例を説明する図で、図1に対応する左側面図である。
本発明は、車両用のブレーキペダルやクラッチペダル、アクセルペダル等の支持部分の軸受部構造に適用される。一対のペダルサポートは別体に構成されたものでも良いが、平面視においてU字形状を成すペダルブラケットの互いに略平行な一対の側板状のものでも良い。支持部材は、例えば円筒形状のカラーで、その軸方向の両端が一対のペダルサポートの内側面に略垂直に当接する状態で配設され、そのカラーの内部を挿通させられた締結ボルト等によって一対のペダルサポートに一体的に固定されるが、段差部がペダルサポートに当接させられて、一対のペダルサポートの間隔を規定する段付き円柱形状の支持部材を採用することもできる。支持部材が固設されるペダルサポートの支持位置は、例えば上記締結ボルト等が挿通させられる挿通穴などである。この挿通穴にも、組付作業性の観点から必要に応じて所定の遊びが設けられる。
フランジ付きブッシュは、円筒部(ブッシュ)の一端に外周側へ延び出す円板状のフランジが設けられたもので、例えば合成樹脂材料にて一体に構成されるが、金属材料にて構成することも可能であり、そのフランジがボスの端部に当接するまで円筒部がボスの貫通穴内に嵌合されるように組み付けられる。このフランジ付きブッシュは、円筒部の締まり嵌合等によりボスに一体的に固設されても良いが、ボスに対して相対回転可能に配設されるものでも良い。
ペダルサポートのテーパ面とフランジの逆テーパ面は、テーパ角度が略同じで凹凸が互いに反対であり、同心に組み付けられた状態では両者の間に所定の隙間(遊び)が形成されるが、車両用ペダルの自重によりボスと共にフランジ付きブッシュが支持部材との間の遊びに応じて下方へ変位させられることにより、両テーパ面間の遊びが減少する。この遊びの減少量は、テーパ面、逆テーパ面のテーパ角度や、支持部材とフランジ付きブッシュとの間の遊びの大きさによって異なる。回動抵抗の増加を抑制する上で、ボスが下方へ変位した使用状態でも両テーパ面間に僅かな遊びが残るようにすることが望ましい。
第3発明では、一対のペダルサポートの凹テーパ面から連続して挿入用凹部が設けられており、一対のペダルサポートが予め定められた一定の間隔で固定されている場合でも、フランジ付きブッシュが配置されたボスを、その挿入用凹部を通して一対のペダルサポートの凹テーパ面間に挿入して組み付けることができるが、例えば一対のペダルサポートが別体に構成されている場合等には、必ずしも上記挿入用凹部を設ける必要はない。この挿入用凹部は、ボスが下方へ変位した使用状態において凹テーパ面と凸テーパ面との間の隙間が小さくなる部分、すなわち支持部材の下方部分を除いた部位に設ける必要があり、例えば支持位置を中心として略水平方向から上半分の領域に設けることが望ましい。
以下、本発明の実施例を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明が適用された車両の常用ブレーキ用のブレーキペダル装置10を示す左側面図で、図2は図1におけるII−II矢視部分の拡大断面図である。このブレーキペダル装置10はブレーキペダル12を備えており、そのブレーキペダル12は、上端部において略水平な支持軸心Sまわりに回動可能にペダルブラケット14によって支持されているとともに、ブレーキペダル12の下端部にはペダルシート等の踏部16が一体的に取り付けられている。そして、その踏部16が運転者によって踏込み操作されると、ブレーキペダル12は図1において支持軸心Sの右回りに回動させられ、プッシュロッド等の出力部材18が機械的に図1の左方向へ押圧されることにより、ブレーキペダル12の踏込み操作力に応じてブレーキ油圧が発生させられる。本実施例では、ブレーキペダル12が車両用ペダルに相当する。
上記ペダルブラケット14は、平面視においてU字形状を成しており、予め定められた一定の間隔を隔てて互いに略平行な側板状の一対のペダルサポート20、22を一体に備えており、ブレーキペダル12はその一対のペダルサポート20、22の間で支持されている。一対のペダルサポート20、22には、支持軸心Sと略一致する位置にそれぞれ挿通穴24が設けられているとともに、それ等のペダルサポート20、22の間には円筒形状のカラー26が支持軸心Sと略同心に配設され、ペダルサポート20、22の相対向する内側面20f、22fに略垂直に当接させられている。そして、締結ボルト28が、一対のペダルサポート20、22の挿通穴24およびカラー26の貫通穴内を挿通させられ、ペダルサポート22から突き出す先端部にナット30が螺合されることにより、一対のペダルサポート20、22の間でカラー26が軸方向に挟圧された状態で一体的に固定されている。カラー26は、円筒外周面を有する支持部材に相当し、締結ボルト28が挿通させられる挿通穴24は支持位置に相当する。支持軸心Sはカラー26の軸心で、挿通穴24の中心と略一致するが、厳密には締結ボルト28と挿通穴24との間の遊び等によって位置ずれする。
一方、ブレーキペダル12の上端部には、上記カラー26よりも大径の円筒形状のボス40が溶接等により一体的に固設されており、そのボス40の軸方向の両端部には、それぞれフランジ付きブッシュ42、44が配置されている。フランジ付きブッシュ42、44は同一形状で、合成樹脂材料にて一対に構成されており、それぞれボス40の内径と略同じ外径の円筒部46を有するとともに、その円筒部46の一端部に外周側へ延び出す大径の円板形状のフランジ48が一体に設けられている。そして、円筒部46がボス40の貫通穴内に嵌合されることにより、一対のフランジ付きブッシュ42、44がそれぞれボス40の両端部に配置され、その円筒部46の内側を前記カラー26が相対回転可能に挿通させられている。これにより、一対のフランジ付きブッシュ42、44を介してボス40が支持軸心Sまわりに回動可能にカラー26によって支持されるとともに、一対のフランジ付きブッシュ42、44のフランジ48を介して一対のペダルサポート20、22によりボス40の軸方向位置が位置決めされる。
上記ペダルサポート20、22の内側面20f、22fには、それぞれ前記挿通穴24を中心として外周側へ向かうに従って内側(フランジ48に接近する側)へ突き出す凹テーパ面50が設けられている。一方、一対のフランジ付きブッシュ42、44のフランジ48の外側面、すなわち上記内側面20f、22fに対向する面には、凹テーパ面50に対応して内周側へ向かうに従って外側(内側面20f、22fに接近する側)へ突き出す凸テーパ面52が、円筒部46の軸心を中心として設けられている。これらの凹テーパ面50および凸テーパ面52は、テーパ角度が略同じで凹凸が互いに反対であり、フランジ48側の凸テーパ面52はペダルサポート20、22側の凹テーパ面50の逆テーパ面に相当する。
フランジ48側の凸テーパ面52は、軸心まわりの全周に形成されているが、ペダルサポート20、22側の凹テーパ面50は、図4に示されているように、挿通穴24を中心として車両前側の略180度の角度範囲に亘って形成されているだけで、車両後側部分には、その凹テーパ面50から連続してペダルサポート20、22の先端縁に達するように、凹テーパ面50と同じ断面形状で挿入用凹部54が略水平に直線的に設けられている。これ等の凹テーパ面50および挿入用凹部54は、板状のペダルサポート20、22に張出成形等のプレス加工が施されることによって形成されており、ペダルサポート20、22には、それ等の凹テーパ面50および挿入用凹部54が形成された部分に、反対側すなわち外側へ膨出する膨出部56が設けられている。そして、このように挿入用凹部54が設けられることにより、例えば図4において矢印Aで示すようにカラー26に一対のフランジ付きブッシュ42、44を介してブレーキペダル12のボス40を組み合わせ、その後、矢印Bで示すように挿入用凹部54を経て一対のペダルサポート20、22の凹テーパ面50間に挿入することが可能で、その状態で挿通穴24およびカラー26の貫通穴内に締結ボルト28を挿入してナット30を螺合することにより、一対のペダルサポート20、22の間にブレーキペダル12を組み付けることができる。
ところで、このようなブレーキペダル装置10においては、ブレーキペダル12の回動抵抗を低減するため、一対のフランジ付きブッシュ42、44の円筒部46とカラー26との間には、径方向に所定の遊び(隙間)A+aが設けられる。また、一対のフランジ付きブッシュ42、44のフランジ48とペダルサポート20、22の内側面20f、22fとの間には、軸方向に所定の遊び(隙間)C+cが設けられ、凹テーパ面50と凸テーパ面52との間には所定の遊び(隙間)B+bが設けられる。これ等の遊びA+a、B+b、C+cは、加工誤差や熱膨張、組付作業性等を考慮して定められる。なお、AおよびBはカラー26の下方側の遊びで、aおよびbは上方側の遊びである。また、Cおよびcは水平方向(軸方向)の遊びで、図2ではC≒cである。
ここで、軸受部分の各部の部材が支持軸心Sに対して同心に組み付けられると、図3に示すように、上記隙間A≒a、B≒bになるが、組付作業時や実際の使用状態では、各部の部材に重力が作用するため、図2に示すようにカラー26の上側の遊びaが略0になるとともに、下側の遊びAがその分だけ大きくなる。これにより、凹テーパ面50に対して凸テーパ面52が下方へずれるため、それ等のテーパ面50、52の下側の隙間Bが小さくなり、その隙間Bに応じてボス40の軸方向すなわちブレーキペダル12の車両幅方向のがたつきが小さくなる。この隙間Bは、凹テーパ面50および凸テーパ面52のテーパ角度や径方向の遊びAによって異なるため、がたつきを低減する上で所定の隙間Bになるように、遊びAを考慮して凹テーパ面50および凸テーパ面52のテーパ角度が定められる。なお、遊びBが無くなって凹テーパ面50および凸テーパ面52の下方部分が常時接触するようになると、ブレーキペダル12の回動抵抗が大きくなるため、僅かな遊びBが残るようにすることが望ましい。
このように本実施例のブレーキペダル装置10においては、ブレーキペダル12のボス40が一対のフランジ付きブッシュ42、44を介してカラー26に配設された使用状態では、ブレーキペダル12の自重によりカラー26との間の遊びAに応じてボス40がフランジ付きブッシュ42、44と共にペダルサポート20、22に対して相対的に下方へ変位させられる。これにより、カラー26よりも下方側では、ペダルサポート20、22に設けられた凹テーパ面50とフランジ48に設けられた凸テーパ面52との間の遊びBが小さくなり、回動抵抗の増加を抑制しつつボス40の軸方向のがたつき、更にはブレーキペダル12の車両幅方向のがたつきが低減されて、踏込み操作時のフィーリングが向上する。
また、ブレーキペダル12が踏込み操作される際に、ボス40を介してフランジ48がペダルサポート20または22に押圧されても、凹テーパ面50の中心線である挿通穴24の軸心と凸テーパ面52の中心線である円筒部46の軸心とが僅かに偏心した状態でそれ等のテーパ面50、52同士が押圧されるため、その接触面積が比較的大きく、フランジ48の摩耗や劣化或いは変形が抑制されて、がたつき低減効果が長期間に亘って適切に維持される。
また、凹テーパ面50が設けられたペダルサポート20、22の内側面20f、22fに、その凹テーパ面50から連続して外周縁に達するように挿入用凹部54が設けられているため、ブレーキペダル12のボス40に一対のフランジ付きブッシュ42、44を配置した状態で、その挿入用凹部54を経て凹テーパ面50間に挿入することが可能であり、フランジ48に設けられた凸テーパ面52の存在に拘らず、所定の遊びB+b、C+cを有する状態で組付作業を容易且つ迅速に行うことができる。
なお、上記実施例では挿入用凹部54が車両後方側へ略水平に設けられていたが、例えば図5に示すブレーキペダル装置60のように、内側面に挿入用凹部54が形成される前記膨出部56を上方へ向かって設けることも可能である。この膨出部56は、ボス40が遊びAに応じて下方へ変位した使用状態において、凹テーパ面50と凸テーパ面52との間の隙間Bが小さくなる下方部分を除いた部位に設ける必要があり、例えば支持軸心Sを中心として略水平方向から上半分の領域αの範囲内で、支持軸心Sから外方へ向かって設けることが望ましい。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実施することができる。
12:ブレーキペダル(車両用ペダル) 20、22:ペダルサポート 20f、22f:内側面 24:挿通穴(支持位置) 26:カラー(支持部材) 40:ボス 42、44:フランジ付きブッシュ 48:フランジ 50:凹テーパ面(テーパ面) 52:凸テーパ面(逆テーパ面) 54:挿入用凹部 A、a:径方向の遊び B、b:テーパ面間の遊び C、c:軸方向の遊び

Claims (3)

  1. 一対のペダルサポートの支持位置間に円筒外周面を有する支持部材が略水平に一体的に固設され、該支持部材の外周側に一対のフランジ付きブッシュを介して車両用ペダルのボスが軸心まわりに回動可能に配設されるとともに、該フランジ付きブッシュのフランジを介して前記一対のペダルサポートにより該ボスの軸方向の位置決めが行われる車両用ペダルの軸受部構造において、
    前記一対のペダルサポートの相対向する内側面には、それぞれ前記支持位置を中心とするテーパ面が設けられている一方、
    前記一対のフランジ付きブッシュの前記フランジの軸方向の外側面には、前記テーパ面に対応して凹凸が反対の逆テーパ面が設けられており、
    前記テーパ面および前記逆テーパ面が同心になるように前記フランジ付きブッシュが前記ボスと共に前記一対のペダルサポートの間に組み付けられた状態で、該テーパ面と該逆テーパ面との間、および該フランジ付きブッシュと前記支持部材との間には、それぞれ予め定められた遊びが設けられている
    ことを特徴とする車両用ペダルの軸受部構造。
  2. 前記一対のペダルサポートの前記内側面には、それぞれ前記支持位置を中心として外周側へ向かうに従って内側へ突き出す凹テーパ面が前記テーパ面として設けられており、
    前記一対のフランジ付きブッシュの前記フランジの前記外側面には、前記凹テーパ面に対応して内周側へ向かうに従って外側へ突き出す凸テーパ面が前記逆テーパ面として設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ペダルの軸受部構造。
  3. 前記一対のペダルサポートの前記内側面には、前記凹テーパ面から連続して該ペダルサポートの外周縁に達するように挿入用凹部が設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両用ペダルの軸受部構造。
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