JP7028108B2 - シートフレーム - Google Patents

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Description

この発明は、シートフレームに関する。
たとえば、特開2017-30485号公報(以下、「特許文献1」という。)には、一対のサイドフレームと、一対のサイドフレーム間に配置されるフロントパイプと、フロントパイプの端部に取り付けられたカラーと、を備えるシートフレームが開示されている。サイドフレームは、板状に形成されている。カラーは、フロントパイプの端部を包囲する筒部と、筒部の端部から当該筒部の径方向の外向きに張り出す形状を有するフランジ部と、を有している。フランジ部は、円環状に形成されている。フランジ部の外縁部とサイドフレームとの境界部は、溶接されている。
特開2017-30485号公報
特許文献1に記載されるように、サイドフレームに対して、フロントパイプを連結するためのカラー(連結部材)を溶接することにより構成されたシートフレームが知られている。このシートフレームでは、カラーの筒部から径方向の外向きにフランジ部が張り出しており、さらにそのフランジ部の外縁部がサイドフレームに溶接されるため、溶接部を含め、サイドフレームへのカラーの取り付けに必要なスペースが大きくなる。
一方、このようなシートフレームにおいて、サイドフレームに剛性が求められる場合、たとえばサイドフレームが閉断面に構成される。さらにサイドフレームに剛性が求められる場合、サイドフレームに補強材が接続される。この場合、補強材の配置スペースの観点から、補強材は、閉断面を構成するサイドフレームの内側面に接続されることが好ましい。たとえば、補強材が、サイドフレームのうちシート幅方向における外側の部位の内側面に接続されており、その補強材にカラーを溶接する場合にも、上記と同様の問題が生じる。
本発明の目的は、閉断面を構成するサイドフレーム、または、閉断面を構成するサイドフレームの内側面に接続された補強材への連結部材の取り付けに必要なスペースの小型化が可能なシートフレームを提供することである。
この発明の一局面に従ったシートフレームは、乗物用シートの骨格を構するサイドフレームと、サイドフレームを補強する補強材と、サイドフレームに接続される構造材と、構造材をサイドフレームに連結するための連結部材と、を備える。サイドフレームは、シート幅方向の外側に配置されるアウターフレームと、アウターフレームと対向するようにシート幅方向においてアウターフレームの内側に配置されるインナーフレームと、を有する。サイドフレームは、閉断面を構成している。補強材は、アウターフレームと対向する位置でインナーフレームに接続されている。連結部材は、構造材の端部に接続される筒部と、筒部の開口を塞ぐ閉塞部と、筒部の外形よりも小さな外形を有し、かつ、閉塞部から筒部の軸方向における外向きに突出する突部と、を有する。アウターフレームには、突部の挿入を許容し、かつ、筒部の外形よりも小さな形状を有する突部挿入孔が設けられている。突部は、突部挿入孔内に位置する状態でアウターフレームに溶接されている。
本シートフレームでは、サイドフレームが閉断面を構成するとともに、補強材がインナーフレームに接続されているため、サイドフレームが有効に補強されており、さらに、筒部の外形よりも小さな外形を有する突部が、アウターフレームの突部挿入孔に挿入された状態でサイドフレームに溶接されているため、突部とサイドフレームとの溶接により形成される溶接部を含め、連結部材をサイドフレームに取り付けるために必要なスペースを小型化することができる。
また好ましくは、アウターフレームは、シート幅方向における外側の主面を含むアウターフレーム本体と、シート幅方向においてアウターフレーム本体よりもインナーフレームに近い位置に配置された段部と、アウターフレーム本体と段部とを連結する連結部と、を有する。段部に突部挿入孔が設けられている。
このようにすれば、突部が、アウターフレーム本体よりもシート幅方向についてインナーフレームに近い位置に配置された段部の突部挿入孔に挿入されるため、突部ないし溶接部のシート幅方向における外側への張出し量が低減される。
また好ましくは、閉塞部は、段部に対して面接触する形状を有する外側面を有する。閉塞部の外側面は、段部に面接触している。
このようにすれば、閉塞部の外側面が段部と重なる重なり代として機能するため、突部とアウターフレームとを安定的に溶接することができる。
この発明の他の局面に従ったシートフレームは、乗物用シートの骨格を構するサイドフレームと、前記サイドフレームを補強する補強材と、前記サイドフレームに接続される構造材を前記サイドフレームに連結するための連結部材と、を備える。サイドフレームは、シート幅方向の外側に配置されるアウターフレームと、アウターフレームと対向するようにシート幅方向においてアウターフレームの内側に配置されるインナーフレームと、を有する。サイドフレームは、閉断面を構成している。補強材は、インナーフレームと対向する位置でアウターフレームに接続されている。連結部材は、構造材の端部に接続される筒部と、筒部の開口を塞ぐ閉塞部と、筒部の外形よりも小さな外形を有し、かつ、閉塞部から筒部の軸方向における外向きに突出する突部と、を有する。補強材には、突部の挿通を許容し、かつ、筒部の外形よりも小さな形状を有する突部挿入孔が設けられている。アウターフレームには、シート幅方向において突部挿入孔と重なる位置に設けられており、かつ、突部挿入孔よりも大きな形状を有する貫通孔が設けられている。突部が突部挿入孔内に位置する状態で突部が補強材に溶接されている。
本シートフレームでは、サイドフレームが閉断面を構成するとともに、補強材がアウターフレームに接続されているため、サイドフレームが有効に補強されており、さらに、筒部の外形よりも小さな外形を有する突部が、補強材の突部挿入孔に挿入された状態で補強材に溶接されているため、突部と補強材との溶接により形成される溶接部を含め、連結部材を補強材に取り付けるために必要なスペースを小型化することができる。
また好ましくは、補強材は、アウターフレームに面接触する形状を有する補強材本体と、シート幅方向において補強材本体よりもインナーフレームに近い位置に配置された段部と、補強材本体と段部とを連結する連結部と、を有する。段部に突部挿入孔が設けられている。
このようにすれば、突部が、補強材本体よりもシート幅方向についてインナーフレームに近い位置に配置された段部の突部挿入孔に挿入されるため、突部ないし溶接部のシート幅方向における外側への張出し量が低減される。
また好ましくは、閉塞部は、段部に対して面接触する形状を有する外側面を有する。閉塞部の外側面は、段部に面接触している。
このようにすれば、閉塞部の外側面が段部と重なる重なり代として機能するため、突部と補強材とを安定的に溶接することができる。
以上に説明したように、この発明によれば、閉断面を構成するサイドフレーム、または、閉断面を構成するサイドフレームの内側面に接続された補強材への連結部材の取り付けに必要なスペースの小型化が可能なシートフレームを提供することができる。
本発明の第1実施形態のシートフレームを含む乗物用シートの全体構成を概略的に示す斜視図である。 図1におけるII-II線での断面図である。 第1実施形態における突部とアウターフレームとの接続態様の変形例を示す断面図である。 本発明の第2実施形態のシートフレームの断面図である。 第2実施形態における突部と補強部材との接続態様の変形例を示す断面図である。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態のシートフレームを含む乗物用シートの全体構成を概略的に示す斜視図である。乗物用シート1は、車両用シートとして機能する。図1に示されるように、本実施形態の乗物用シート1は、シートフレーム10を骨格とするシートバック20と、シートクッション30と、ヘッドレスト40と、アームレスト50と、アームレスト保持用ブラケット52と、エアバッグユニット60と、を有している。
シートバック20は、その前面が背凭れ面を形成している。シートクッション30は、その上面が着座面を形成している。ヘッドレスト40は、シートバック20の上部に設けられている。アームレスト50は、シート幅方向におけるシートバック20の一方側に配置されている。エアバッグユニット60は、シートバック20の内部でシート幅方向における外側に配置されている。
シートフレーム10は、乗物用シート1の骨格を構成している。本実施形態では、シートフレーム10は、シートバック20の骨格を構成している。ただし、シートフレーム10は、シートクッション30の骨格を構成してもよい。シートフレーム10は、本発明のサイドフレームに相当する第1サイドフレーム100と、第2サイドフレーム200と、補強材300と、アッパーフレーム400と、構造材500と、連結部材600と、を有している。
第1サイドフレーム100は、上下方向に延びる形状を有している。この第1サイドフレーム100に、アームレスト50およびエアバッグユニット60が接続されている。第2サイドフレーム200は、上下方向に延びる形状を有している。第2サイドフレーム200は、シート幅方向について第1サイドフレーム100と間隔を置いて配置されている。第1サイドフレーム100および第2サイドフレーム200の構造については後述する。
アッパーフレーム400は、第1サイドフレーム100の上端部と第2サイドフレーム200の上端部とを接続している。
構造材500は、少なくとも第1サイドフレーム100に接続される部材である。本実施形態では、構造材500は、第1サイドフレーム100と第2サイドフレーム200との間においてシート幅方向に延びる形状を有している。構造材500は、第1サイドフレーム100および第2サイドフレーム200の双方に接続されている。具体的に、構造材500として、第1サイドフレーム100および第2サイドフレーム200を補強するための補強パイプが用いられている。構造材500は、円筒状に形成されている。構造材500は、必要に応じて、適所に湾曲加工または屈曲加工が施されている。なお、図1には、2つの構造材500が示されているが、構造材500の数は、これに限られない。
連結部材600は、構造材500を少なくとも第1サイドフレーム100に連結するための部材である。本実施形態では、連結部材600は、構造材500を第1サイドフレーム100および第2サイドフレーム200の双方に連結している。具体的に、連結部材600は、第1カラー610と、第2カラー(図示略)と、を有する。
第1カラー610は、構造材500の一端を第1サイドフレーム100に連結するための部材である。第1カラー610は、第1サイドフレーム100に溶接されている。図2は、図1におけるII-II線での断面図である。図2に示されるように、第1カラー610は、筒部612と、閉塞部614と、突部618と、を有している。
筒部612は、構造材500の一方側の端部に接続されている。たとえば、筒部612の端部と構造材500の外周面との境界部は、溶接されている。これにより、溶接部W3が形成されている。筒部612は、構造材500の一方側の端部を包囲する形状を有している。本実施形態では、筒部612は、円筒状に形成されている。
閉塞部614は、筒部612の一方側の開口を塞ぐ形状を有している。閉塞部614は、第1サイドフレーム100に対して面接触する形状を有する外側面615を有している。この外側面615は、平坦に形成されている。閉塞部614は、筒部612の軸方向について外向きに窪む凹部616を有している。閉塞部614は、筒部612の厚さよりも大きな厚さを有している。
突部618は、筒部612の外形よりも小さな外形を有し、かつ、閉塞部614の外側面615から筒部612の軸方向における外向きに突出する形状を有している。突部618は、円柱状の外周面を有している。
第2カラーは、構造材500を第2サイドフレーム200に連結するための部材である。第2カラーは、第2サイドフレーム200に溶接されている。第2カラーは、構造材500の他方側の端部に接続(たとえば溶接)されている。第2カラーの構成は、第1カラー610の構成と同じである。このため、第2カラーの説明を省略する。
ここで、第1サイドフレーム100について説明する。図2に示されるように、第1サイドフレーム100は、閉断面を構成している。具体的に、第1サイドフレーム100は、アウターフレーム110と、インナーフレーム120と、を有している。
アウターフレーム110は、シート幅方向(図3の上下方向)の外側に配置されている。アウターフレーム110は、板状に形成されている。たとえば、シート前後方向におけるアウターフレーム110の両端部は、シート幅方向の内側に向かって折り曲げられている。
図3に示されるように、アウターフレーム110には、突部618の挿入を許容し、かつ、筒部612の外形よりも小さな形状を有する突部挿入孔111が設けられている。突部挿入孔111の外形は、突部618の外形よりも大きいことが好ましい。本実施形態では、突部挿入孔111は、円形に形成されている。この突部挿入孔111に突部618が挿入された状態(位置する状態)において、突部618がアウターフレーム110に溶接されている。
図2に示されるように、突部618の閉塞部614の外側面615からの突出寸法は、アウターフレーム110の厚さに等しく(厚さに合わせて)設定されている。このため、突部618が突部挿入孔111に挿入され、かつ、閉塞部614の外側面615がアウターフレーム110の内側面に面接触した状態において、突部618の外側面は、アウターフレーム110の外側面と面一になる。この状態において、シート幅方向におけるアウターフレーム110の外側から、アーク溶接などにより、突部618とアウターフレーム110との境界部が溶接される。この溶接により、溶接部W1が形成される。シート幅方向におけるアウターフレーム110の外側面のうち溶接部W1の近傍の部位に、エアバッグユニット60が接続されている。なお、本実施形態では、突部618の閉塞部614の外側面615からの突出寸法は、アウターフレーム110の厚さに等しく設定したが、突部618の外側面は、アウターフレーム110の外側面から僅かに突出していてもよい。
インナーフレーム120は、アウターフレーム110と対向するようにシート幅方向についてアウターフレーム110の内側に配置されている。インナーフレーム120は、板状に形成されている。たとえば、シート前後方向におけるインナーフレーム120の両端部は、シート幅方向の外側に向かって折り曲げられている。このインナーフレーム120のシート前後方向における端部とアウターフレーム110のシート前後方向における端部とが互いに重なり合うことにより、第1サイドフレーム100が全体として閉断面を構成している。この互いに重なり合った部位同士は、たとえば溶接されている。インナーフレーム120には、筒部612の挿通を許容する貫通孔121が設けられている。
補強材300は、第1サイドフレーム100を補強するための部材である。補強材300は、板状に形成されている。補強材300は、第1サイドフレーム100に接続(たとえば溶接)されている。具体的に、補強材300は、インナーフレーム120のうちアウターフレーム110と対向する側(シート幅方向における外側)の側面に接続されている。補強材300は、アウターフレーム110の厚さおよびインナーフレーム120の厚さよりも大きな厚さを有している。
補強材300には、筒部612の挿通を許容する筒部挿通孔301が設けられている。この筒部挿通孔301内に筒部612が位置する状態において、シート幅方向におけるインナーフレーム120の内側から、アーク溶接などにより、筒部612の外周面と補強材300との境界部が溶接される。この溶接により、溶接部W2が形成される。インナーフレーム120の貫通孔121は、溶接部W2の外形よりも大きく設定されている。なお、図2において、突部挿入孔111および筒部挿通孔301は、説明のために大きく描かれているのであって、実際の寸法を示すものではない。
第2サイドフレーム200は、第1サイドフレーム100と同様に、閉断面を構成してもよいし、単一の板状の部材により構成されてもよい。第2サイドフレーム200が板状の部材で構成される場合、シート前後方向における第2サイドフレーム200の両端部は、シート幅方向の内側に向かって折り曲げられる。
第2サイドフレーム200には、第2カラーの突部を挿入するための突部挿入孔(図示略)、すなわち、突部の挿入を許容し、かつ、筒部の外形よりも小さな形状を有する突部挿入孔が設けられている。この突部挿入孔に第2カラーの突部が挿入された状態において、シート幅方向における第2サイドフレーム200の外側から、アーク溶接などにより、第2カラーの突部が第2サイドフレーム200に溶接される。
以上に説明したように、本実施形態のシートフレーム10では、第1サイドフレーム100が閉断面を構成するとともに、補強材300がインナーフレーム120に接続されているため、第1サイドフレーム100が有効に補強されている。さらに、筒部612の外形よりも小さな外形を有する突部618が、アウターフレーム110の突部挿入孔111に挿入された状態でアウターフレーム110に溶接されているため、溶接部W1を含め、連結部材600の第1カラー610を第1サイドフレーム100に取り付けるために必要なスペースを小型化することができる。このため、第1サイドフレーム100に、エアバッグユニット60などの取り付けスペースが確保される。換言すれば、エアバッグユニット60などの取り付けスペースを確保したうえで、構造材500の第1サイドフレーム100への接続位置をシート前後方向における前側に配置することが可能となるため、構造材500による第1サイドフレーム100の補強効果が向上する。
また、閉塞部614の外側面615は、アウターフレーム110に面接触しているため、この外側面615がアウターフレーム110と重なる重なり代として機能する。このため、突部618とアウターフレーム110とを安定的に溶接することができる。
(第1実施形態の変形例)
次に、図3を参照しながら、第1実施形態のシートフレーム10の変形例について説明する。図3は、第1実施形態における突部とアウターフレームとの接続態様の変形例を示す断面図である。図3に示されるように、アウターフレーム110は、アウターフレーム本体114と、段部115と、連結部116と、を有している。
アウターフレーム本体114は、シート幅方向における外側の主面を含む面状の部位である。
段部115は、シート幅方向についてアウターフレーム本体114よりもインナーフレーム120に近い位置に配置されている。段部115は、平坦に形成されている。この段部115に、突部挿入孔111が設けられている。段部115は、溶接部W1の外形よりも大きな表面を有している。
連結部116は、アウターフレーム本体114と段部115とを連結している。
第1カラー610の閉塞部614の外側面615は、段部115に面接触する形状を有している。この外側面615は、段部115に面接触している。具体的に、外側面615は、平坦に形成されている。
この態様では、突部618が、アウターフレーム本体114よりもシート幅方向についてインナーフレーム120に近い位置に配置された段部115の突部挿入孔111に挿入されるため、突部618ないし溶接部W1のシート幅方向における外側への張出し量が低減される。
なお、上記第1実施形態およびその変形例において、突部618は、多角柱状の外周面を有していてもよい。この場合、突部挿入孔111の外形も突部618の外形に対応する多角形に形成されることが好ましい。さらにこの場合、突部618の外周面とアウターフレーム110との境界部は、レーザ溶接で溶接される。
また、構造材500は、多角筒状に形成されてもよい。この場合、第1カラー610の筒部612および第2カラーの筒部は、構造材500の外形に対応する多角筒に形成される。
また、構造材500は、第1カラー610を介して第1サイドフレーム100にのみ接続されてもよい。換言すれば、第2カラーが省略され、連結部材600が第1カラー610のみにより構成されてもよい。この場合、構造材500として、リンク部材などが第1カラー610に接続される。
また、第1サイドフレーム100は、単一の筒状の部材により構成されてもよい。この場合、その筒状の部材のうちシート幅方向における外側の部位がアウターフレームに相当し、その筒状の部材のうちシート幅方向における内側の部位がインナーフレームに相当する。
また、閉塞部614の外側面615は、アウターフレーム110に対して面接触ではなく、点接触や線接触する形状に形成されてもよい。
(第2実施形態)
次に、図4を参照しながら、本発明の第2実施形態のシートフレーム10について説明する。図4は、本発明の第2実施形態のシートフレームの断面図である。図4は、第2実施形態のシートフレームの図2に相当する位置での断面図である。第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明を行い、第1実施形態と同じ構造、作用及び効果の説明は繰り返さない。
本実施形態では、補強材300は、アウターフレーム110に接続されており、この補強材300に突部618が溶接されている。
具体的に、補強材300は、アウターフレーム110のうちインナーフレーム120と対向する側(シート幅方向における内側)の側面に接続されている。補強材300には、突部618の挿入を許容し、かつ、筒部612の外形よりも小さな形状を有する突部挿入孔302が設けられている。突部挿入孔302は、円形に形成されている。
アウターフレーム110には、シート幅方向について突部挿入孔302と重なる位置に貫通孔112が設けられている。貫通孔112は、突部挿入孔302よりも大きな形状を有している。
第1カラー610の突部618は、補強材300の突部挿入孔302に挿入されており、閉塞部614の外側面615は、アウターフレーム110に面接触している。この状態において、突部618の外側面は、補強材300の外側面と面一になる。ただし、突部618の外側面は、補強材300の外側面から僅かに突出していてもよい。この状態において、シート幅方向における補強材300の外側から、アーク溶接などにより、貫通孔112を通じて突部618と補強材300との境界部が溶接される。この溶接により、溶接部W1が形成される。貫通孔112は、溶接部W1の外形よりも大きく設定されている。
インナーフレーム120には、筒部612の挿通を許容する筒部挿通孔122が設けられている。この筒部挿通孔122に筒部612が挿入された状態において、シート幅方向におけるインナーフレーム120の内側から、アーク溶接などにより、筒部612の外周面とインナーフレーム120との境界部が溶接される。これにより、溶接部W2が形成される。
(第2実施形態の変形例)
次に、図5を参照しながら、第2実施形態のシートフレーム10の変形例について説明する。図5は、第2実施形態における突部と補強部材との接続態様の変形例を示す断面図である。図5に示されるように、補強材300は、補強材本体314と、段部315と、連結部316と、を有している。
補強材本体314は、アウターフレーム110に面接触する形状を有している。
段部315は、シート幅方向について補強材本体314よりもインナーフレーム120に近い位置に配置されている。段部315は、平坦に形成されている。この段部315に、突部挿入孔302が設けられている。段部315は、溶接部W1の外形よりも大きな表面を有している。
連結部116は、補強材本体314と段部315とを連結している。
第1カラー610の閉塞部614の外側面615は、段部315に面接触する形状を有している。この外側面615は、段部315に面接触している。
この態様では、突部618が、補強材本体314よりもシート幅方向についてインナーフレーム120に近い位置に配置された段部315の突部挿入孔302に挿入されるため、突部618ないし溶接部W1のシート幅方向における外側への張出し量が低減される。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 乗物用シート、10 シートフレーム、20 シートバック、30 シートクッション、40 ヘッドレスト、50 アームレスト、60 エアバッグユニット、100 第1サイドフレーム、110 アウターフレーム、111 突部挿入孔、112 貫通孔、114 アウターフレーム本体、115 段部、116 連結部、120 インナーフレーム、121 貫通孔、122 筒部挿通孔、200 第2サイドフレーム、300 補強材、301 筒部挿通孔、302 突部挿入孔、314 補強材本体、315 段部、316 連結部、400 アッパーフレーム、500 構造材、600 連結部材、610 第1カラー、612 筒部、614 閉塞部、615 外側面、616 凹部、618 突部、W1 溶接部、W2 溶接部、W3 溶接部。

Claims (6)

  1. 乗物用シートの骨格を構するサイドフレームと、
    前記サイドフレームを補強する補強材と、
    前記サイドフレームに接続される構造材と、
    前記構造材を前記サイドフレームに連結するための連結部材と、を備え、
    前記サイドフレームは、
    シート幅方向の外側に配置されるアウターフレームと、
    前記アウターフレームと対向するようにシート幅方向において前記アウターフレームの内側に配置されるインナーフレームと、を有し、
    前記サイドフレームは、閉断面を構成しており、
    前記補強材は、前記アウターフレームと対向する位置で前記インナーフレームに接続されており、
    前記連結部材は、
    前記構造材の端部に接続される筒部と、
    前記筒部の開口を塞ぐ閉塞部と、
    前記筒部の外形よりも小さな外形を有し、かつ、前記閉塞部から前記筒部の軸方向における外向きに突出する突部と、を有し、
    前記アウターフレームには、前記突部の挿入を許容し、かつ、前記筒部の外形よりも小さな形状を有する突部挿入孔が設けられており、
    前記突部は、前記突部挿入孔内に位置する状態で前記アウターフレームに溶接されている、シートフレーム。
  2. 前記アウターフレームは、
    シート幅方向における外側の主面を含むアウターフレーム本体と、
    シート幅方向において前記アウターフレーム本体よりも前記インナーフレームに近い位置に配置された段部と、
    前記アウターフレーム本体と前記段部とを連結する連結部と、を有し、
    前記段部に前記突部挿入孔が設けられている、請求項1に記載のシートフレーム。
  3. 前記閉塞部は、前記段部に対して面接触する形状を有する外側面を有し、
    前記閉塞部の前記外側面は、前記段部に面接触している、請求項2に記載のシートフレーム。
  4. 乗物用シートの骨格を構するサイドフレームと、
    前記サイドフレームを補強する補強材と、
    前記サイドフレームに接続される構造材を前記サイドフレームに連結するための連結部材と、を備え、
    前記サイドフレームは、
    シート幅方向の外側に配置されるアウターフレームと、
    前記アウターフレームと対向するようにシート幅方向において前記アウターフレームの内側に配置されるインナーフレームと、を有し、
    前記サイドフレームは、閉断面を構成しており、
    前記補強材は、前記インナーフレームと対向する位置で前記アウターフレームに接続されており、
    前記連結部材は、
    前記構造材の端部に接続される筒部と、
    前記筒部の開口を塞ぐ閉塞部と、
    前記筒部の外形よりも小さな外形を有し、かつ、前記閉塞部から前記筒部の軸方向における外向きに突出する突部と、を有し、
    前記補強材には、前記突部の外形よりも大きく、かつ、前記筒部の外形よりも小さな形状を有する突部挿入孔が設けられており、
    前記アウターフレームには、シート幅方向において前記突部挿入孔と重なる位置に設けられており、かつ、前記突部挿入孔よりも大きな形状を有する貫通孔が設けられており、
    前記突部が前記突部挿入孔内に位置する状態で前記突部が前記補強材に溶接されている、シートフレーム。
  5. 前記補強材は、
    前記アウターフレームに面接触する形状を有する補強材本体と、
    シート幅方向において前記補強材本体よりも前記インナーフレームに近い位置に配置された段部と、
    前記補強材本体と前記段部とを連結する連結部と、を有し、
    前記段部に前記突部挿入孔が設けられている、請求項4に記載のシートフレーム。
  6. 前記閉塞部は、前記段部に対して面接触する形状を有する外側面を有し、
    前記閉塞部の前記外側面は、前記段部に面接触している、請求項5に記載のシートフレーム。
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