JP6198896B2 - 車両用シートのシートフレーム - Google Patents
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また、連結部フレームが、横枠部上方を橋渡すように連結するため、車両後突時等に、乗員背面の頚部に近い位置を、シート後方の位置まで進入させることができ、乗員背面とヘッドレストとの距離を近づけることが可能となる。
また、連結部フレームが、横枠部上方を橋渡すように連結するため、車両後突時等に、乗員背面の頚部に近い位置を、シート後方の位置まで進入させることができ、乗員背面とヘッドレストとの距離を近づけることが可能となる。
本実施の形態に係る車両用シートSは、図1で示すように、シートバックS1、着座部S2、ヘッドレストS3より構成されており、シートバックS1及び着座部S2は不図示のシートフレームにクッションパッド1a、2aを載置して、表皮材1b、2bで被覆されている。なお、ヘッドレストS3は、不図示の芯材にパッド材3aを配して、表皮材3bで被覆して形成され、ヘッドレストピラー14により支持される。
上部フレーム11は、シート幅方向に延びてシートバックフレーム1の上部を構成する上枠部11aと、上枠部11aの両端が垂直に湾曲して下方に向かって延出する上部フレーム側部11bとから構成されている。上部フレーム11の上枠部11aには、ヘッドレストピラー14を支持するためのピラー支持部13が設けられている。
連結フレーム30は、金属製の帯状の略板体からなり、シート幅方向の中央に略平面に形成され、乗員の背面を支持する背面支持部31と、背面支持部31のシート幅方向の両端側に設けられ、背面支持部31に対して鋭角の角度を持った略平面からなる一対の傾斜部32と、一対の傾斜部32のシート幅方向の両端側に設けられ、背面支持部31及び傾斜部32よりも上下方向に幅狭の幅狭部35と、を備えている。
連結フレーム30は、背面支持部31と一対の傾斜部32との間で湾曲している。傾斜部32は、乗員の着座時、乗員の側部を支持する。
背面支持部31及び傾斜部32には、図2、図3に示すように、上端及び下端が折り曲げられて形成されたフランジ部33が、背面支持部31及び傾斜部32の延長方向に沿って設けられている。背面支持部31及び傾斜部32が、特許請求の範囲の幅広部に該当する。
連結部36は、幅狭部35の傾斜部32逆側の端部に設けられ、上部フレーム側部11bのシート前方内側の面に、溶接により固定されている。なお、上部フレーム側部11b後方に、連結フレーム30が後方に撓むために十分なスペースが確保されていれば、連結部36を、上部フレーム側部11bのシート後方側の面に固定してもよい。
なお、折曲突部37は、断面U字状、コ字状に形成してもよいし、シート前方へ一回折り曲げることにより連結部36によって形成される面よりも前方に突出させ、シート後方へ逆方向に折り曲げて連結部36によって形成される面よりも後方まで突出させ、再度、連結部36によって形成される面まで、シート前方へ逆方向に折り曲げることにより、断面S字状、Z字状に形成してもよい。
また、折曲突部37は、幅狭部35の上下方向の全長に亘って、折曲げ幅が略同じ長さになるように設けられている。折曲突部37は、折曲げ幅が、下方よりも上方が大きくなるように形成されていてもよい。
また、折曲突部37は、図4に示すように、上部フレーム側部11bよりもシート内側に位置するように設けられている。折曲突部37の頂線37tは、上部フレーム側部11b側から見て、シート前方内側を向くように設けられている。つまり、頂線37tを通り、幅狭部35のうち折曲突部37を除く部分をつないだ仮想面P1に垂直な面P2が、シート前方内側を向くように設けられている。
図4、図5に示すように、サイドフレーム20の後側フランジ部23は、シート中央側の端部の上端に、斜めに切欠かれた切欠き部23sを備えている。この切欠き部23sが設けられていることにより、一般使用時においても、また、車両の後突時に折曲突部37が伸長したときでも、連結フレーム30と後側フランジ部23が干渉することがない。
P2 面
S 車両用シート
S1 シートバック
S2 着座部
S3 ヘッドレスト
1 シートバックフレーム
1a、2a クッションパッド
1b、2b 表皮材
3a パッド材
3b 表皮材
11 上部フレーム
11a 上枠部
11b 上部フレーム側部
12 下部フレーム
13 ピラー支持部
14 ヘッドレストピラー
20 サイドフレーム
21 側部
22 前側フランジ部
23 後側フランジ部
23s 切欠き部
30 連結フレーム
31 背面支持部
32 傾斜部
33 フランジ部
34 開口
35 幅狭部
36 連結部
37 折曲突部
37t 頂線
Claims (7)
- 車両用シートのシートフレームであって、
前記車両用シートの幅方向に離間して配置され上下方向に延び、一対設けられたサイドフレームと、
一対の前記サイドフレームの上端部を連結する上部フレームと、
一対の前記サイドフレームの上方を橋渡すように連結する連結フレームと、を備えたシートバックフレームを有し、
前記上部フレームは、ヘッドレストピラーを支持するためのピラー支持部が設けられた上枠部と、前記幅方向における前記上枠部の両端部が垂直に湾曲して下方に延出して前記サイドフレームに固定されている上部フレーム側部と、を備え、
前記連結フレームは、該連結フレームの長手方向に折り曲げられて、前記連結フレームにより形成される面から立設する折曲突部を、一対の前記サイドフレームの間の位置に備え、
前記折曲突部は、前記連結フレームの上下方向の全長に亘って設けられており、
前記連結フレームには、前記連結フレームの上端部及び下端部に形成されたフランジ部と、前記幅方向において前記フランジ部が存する範囲内で形成された開口と、が設けられており、
前記連結フレームは、上下方向において、前記上部フレーム側部及び前記サイドフレームの双方が存する範囲で前記上部フレーム側部に連結されていることを特徴とする車両用シートのシートフレーム。 - 前記折曲突部は、上下方向において、前記上部フレーム側部及び前記サイドフレームの双方が存する範囲に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シートのシートフレーム。
- 前記開口は、上下方向において、前記上部フレーム側部及び前記サイドフレームの双方が存する範囲に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用シートのシートフレーム。
- 前記折曲突部の上下方向の長さは、前記開口の上下方向の長さよりも長いことを特徴とする請求項3に記載の車両用シートのシートフレーム。
- 前記開口は、上下方向において、前記折曲突部が存する範囲内に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の車両用シートのシートフレーム。
- 前記連結フレームは、前記幅方向における前記連結フレームの中央に配置された背面支持部と、該背面支持部の前記幅方向の両端側に一対配置された傾斜部と、を備えており、
前記折曲突部は、前記幅方向において前記傾斜部よりも外側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の車両用シートのシートフレーム。 - 前記連結フレームの前記幅方向の両端部には、前記上部フレーム側部に固定される連結部が設けられ、
前記折曲突部は、前記幅方向において、前記連結部と前記傾斜部との間に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の車両用シートのシートフレーム。
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JP2016123852A JP6198896B2 (ja) | 2016-06-22 | 2016-06-22 | 車両用シートのシートフレーム |
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2016
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