JPH05254945A - 反応焼結セラミックスの製造法 - Google Patents

反応焼結セラミックスの製造法

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JPH05254945A
JPH05254945A JP4054814A JP5481492A JPH05254945A JP H05254945 A JPH05254945 A JP H05254945A JP 4054814 A JP4054814 A JP 4054814A JP 5481492 A JP5481492 A JP 5481492A JP H05254945 A JPH05254945 A JP H05254945A
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oxide powder
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oxide
powder
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Yoshiyuki Yasutomi
義幸 安富
Motoyuki Miyata
素之 宮田
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】超微細気孔形状を有する高性能反応焼結セラミ
ックスの製造法。 【構成】超微粒アモルファス金属酸化物粉末から成る成
形体をガスと反応させ、反応焼結体を製造する。 【効果】グローボックスを必要とせず、大気中処理が可
能なため製造法が簡単であり、大型品や複雑形状品の高
性能反応焼結セラミックスの製造が可能。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複合セラミックスの製造
法に係り、特に気孔形状の小さい反応焼結セラミックス
の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】反応焼結法は、焼結時の寸法変化率の小
さい精密焼結性に優れたプロセスであり、これまでに各
種のものが開発されている(例えば、特開昭61−146754
号公報)。反応焼結の原料に用いられる金属粉末は、微
粒であればあるほど焼結体の特性を向上することが出来
る。しかし、金属粉末自身は大気に対して活性のため、
超微粒子になると大気中では取り扱いができず、不活性
ガス雰囲気中のグローボックス内で処理を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、超微
粒子の取り扱いの点について考慮がされておらず、不活
性ガス雰囲気中のグローボックス内で処理を行うため、
成形プロセスに拘束が生じるという問題があった。
【0004】本発明の目的は、大気中で容易に取り扱い
が可能な超微粒子を用いて反応焼結セラミックスの製造
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、鋭意検討した結果、反応焼結セラミックスの原料に
アモルファス金属酸化物粉末を使用することにより、従
来、大気中では取り扱えなかった超微粒金属粉末を、容
易に取り扱うことが可能になり、不活性ガス雰囲気中の
グローボックス内で処理を必要としない簡易な製造方法
で高性能の反応焼結セラミックスを得ることができるこ
とを見出した。
【0006】更に、上記目的を達成するために、本発明
では、アモルファス金属酸化物粉末からなる成形体を酸
化物還元ガスを含む反応性ガス雰囲気中で加熱焼結する
ことにより可能であることを見出した。
【0007】上記アモルファス金属酸化物粉末には、大
気中で安定なものであれば何でも使用可能であり、金属
アルコキシド法,ゾルゲル法,気相加水分解法など各種
方法により製造可能である。特に、Si酸化物粉末,T
i酸化物粉末,Cr酸化物粉末,Al酸化物粉末,B酸
化物粉末を使用することが好ましい。
【0008】金属酸化物を雰囲気中のガスと反応させて
物質を生成する方法で、代表的なものはSi34粉末の
製造法(シリカ還元法)が知られている。シリカ還元法
とは、SiO2 とカーボンの微粉末を一定割合で混合
し、窒素中で加熱方法である。本発明は、既存のシリカ
還元法と比較して以下の利点があることが重要なポイン
トである。
【0009】1)アモルファス金属酸化物の方が、結晶
質の金属酸化物比較して、超微粒子の製造が可能であ
る。2)アモルファス金属酸化物の方が、結晶質の金属
酸化物比較して、還元,窒化などの反応が容易である。
3)アモルファス金属酸化物の方が、表面水酸基がある
ため、成形バインーとの濡れが良く、成形性に優れる。
この利点を反応焼結セラミックス焼結体の製造法に活か
したものである。
【0010】本発明において、アモルファス金属酸化物
の平均粒径は0.5μm 以下、好ましくは0.2μm 以
下の球状のものを使用することが必要であり、20nm
の超微粒子でも原料として使用可能である。微粒であれ
ばあるほど、反応焼結体の気孔形状が小さくでき、粒子
間の気孔サイズをミクロン以下,ナノサイズ以下の均一
な分布状態にすることができ、機械的強度が大幅に向上
することが判った。超微粒のアモルファス金属酸化物を
用いることにより、気孔形状を0.1μm 以下にするこ
とができ、高強度化に極めて有効である。なぜなら、反
応焼結セラミックス焼結体は、必ず気孔を有し、その最
大気孔径が破壊の起点となり強度の低下をもたらすため
である。したがって、最大気孔径を小さくすることが極
めて重要であり、そのためには反応前の原料に超微粉末
を用いることが必須条件であり、本発明の方法によりそ
れが可能となった。
【0011】また、得られた反応焼結体の気孔率は50
%以下とするのが好ましい。その理由は、気孔率が40
%を越えると強度が急激に小さくなるためである。ただ
し、触媒などに使用する際は、気孔率を限定する必要は
無い。さらに、反応焼結後、2次焼結(緻密化焼結)、
HP,HIPにより緻密化することも容易に可能であ
る。気孔形状が0.1μm 以下と小さいために、HIP
などにより容易に気孔がつぶれ緻密化出来る。また、原
料に焼結助剤を混合するとか、反応焼結体に焼結助剤含
浸することにより、反応焼結完了後高温で緻密化処理を
行うことも可能である。焼結助剤には、一般に用いられ
ている希土類化合物などが使用できる。
【0012】また、アモルファス金属酸化物粉末と窒化
物,炭化物,酸化物,硼化物,酸窒化物の少なくとも1
種からなる無機化合物粒子及び/又はウイスカからなる
成形体を酸化物還元ガスを含む反応性ガス雰囲気中で加
熱焼結することにより、各種特性を持つ反応焼結セラミ
ックスが得られる。
【0013】該無機化合物粒子及び/又はウイスカは、
SiC,Si34,AlN,Al2O3,Si22O,B
N,B4C,ZrB2,ZrO2 ,ZrN,TiN,Ti
C,TiO2,TaN,Cr2N,Cなどが使用可能であ
り、これに限定されない。
【0014】無機化合物の配合比は、70wt%以下と
するのが好ましい。70wt%より多くなると、機械的
強度が低下するためである。
【0015】無機化合物は、平均粒径20μm以下の粒
子及び/又はアスペクト比100以下,長さ100μm
以下のウイスカを使用するのが好ましい。なぜなら、平
均粒径が20μmを越え、またアスペクト比が100を
越え、長さが100μmを越えると混合が難しく分散状
態が良くないため、最大気孔径を1μm以下とするのが
困難であるからである。また無機化合物は、市販のもの
をそのまま用いることができる、さらに、ファイバ状の
長繊維を使用することも可能である。またミルなどによ
り粉砕した丸みを帯びた粒子を使用してもよい。特に、
丸い粒子の方が焼結体内の気孔が均一になり強度が高く
なる。
【0016】酸化物還元ガスは、アモルファス金属酸化
物の酸化物を還元できるガスであれば何でも使用可能で
あるが、水素系が好ましい。また、酸化物を還元するの
にCを混合することが一つの方法である。反応性ガス雰
囲気は、窒化性,炭化性,炭窒化性,ケイ化性ガスを使
用するのが好ましい。例えば、アンモニア,シランガ
ス,炭化水素ガス(メタン,アセチレンなど)混合雰囲
気中で加熱することによっても得ることができる。酸化
物を還元するのに混合したC粉末をアモルファス金属酸
化物と反応させて炭化物に変化することが出来る。C粉
末の配合比は、無機化合物との合計として70wt%以
下とするのが好ましい。70wt%より多くなると、機
械的強度が大幅に低下するためである。
【0017】得られた反応焼結セラミックスの気孔中に
樹脂,粒子,油,固体潤滑剤などを含浸することも可能
である。均一な小さな気孔に上記物質を含浸することに
より、低摩擦係数の摺動材を得ることができる。
【0018】また無機化合物の種類とアモルファス金属
酸化物から生成した窒化物との配合比などにより各種特
性のものが得ることも可能である。例えば、導電性の無
機化合物を使用すると導電性を有するセラミックス複合
体が得られる。
【0019】
【作用】本発明は、超微粒アモルファス金属酸化物を反
応焼結セラミックスの原料とすることにより、大気中で
容易に取り扱いが可能なため、製造法が簡易になる。し
たがって、複雑形状品や大型部品を高性能の反応焼結セ
ラミックスで提供することができる。
【0020】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明を更に具体的に
説明する。
【0021】〈実施例1−9〉平均粒径1μmのSiC
粉末と平均粒径0.2μm のアモルファスSi酸化物粉
末の表1に示す配合の混合粉末100重量部に、ポリビ
ニルブチラール6重量部、トリクロロエチレン24重量
部、テトラクロロエチレン32重量部、n−ブチルアル
コール44重量部、ブチルフタリルグリコール酸ブチル
2重量部からなるバインダ108重量部を加え、ボール
ミルで24時間混合し、スラリとする。スラリを真空脱
気して気泡を除去し、次いでゴム型内に流し込み成形
し、直径50mm、厚さ10mmの成形体を作製した。アル
ゴン雰囲気炉中で100℃,10時間乾燥後、次に成形
体のバインダ分を除去した後、アンモニアガス中110
0℃から1600℃まで4℃/hでアモルファスSi酸
化物粉末を還元,窒化処理した。得られた焼結体の気孔
形状,気孔率測定結果を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】これより、本発明の反応焼結体の気孔形状
は、0.2μm 以下と小さいことがわかる。また、気孔
率はSiC量が多くなるにともない増加していることが
わかる。機械部品などに使用するには、SiC量70w
t%以下にすることが好ましい。
【0024】本発明の複合セラミックスの焼結時寸法変
化率は、0.4% 以下と小さく、この値は常圧焼結材の
1/50であり、精密焼結性に優れていることが分かっ
た。 〈実施例10〉平均粒径0.02μm のアモルファスS
i酸化物粉末100重量部に成形用バインダとしてポリ
エチレン系ワックス,合成ワックス,ステアリン酸など
の有機バインダを15重量部添加し加圧ニーダで160
℃,5時間混練した。そして、混練物を破砕した後、供
試原料とした。この原料を射出成形機を用いて直径50
mm,厚さ20mmのものに成形した。この成形体はアルゴ
ン雰囲気中3℃/hの昇温速度で500℃まで加熱し、
成形バインダを除去した。そして、水素5%+窒素雰囲
気下で1500℃まで加熱した。その結果、生成窒化物
である0.1μm以下の酸窒化珪素,窒化珪素粒子から
なる、気孔形状0.1μm 以下、気孔率25%の曲げ強
度660MPaを有する反応焼結体が得られた。
【0025】本発明において、成形用バインダはポリビ
ニルブチラールやポリエチレンなどの有機高分子化合物
やシリコンイミド化合物やポリシラン化合物などの有機
Si高分子化合物などを使用することができる。また、
成形方法は、プレス成形,射出成形,鋳込み成形,ラバ
ープレス成形,押出し成形など形状に合わせて各種成形
方法が選択できる。
【0026】〈実施例11−23〉表2に示す各種アモ
ルファス金属酸化物,各種アモルファス金属酸化物+無
機化合物を原料に用いて、実施例2と同様にして成形,
焼結を行った。
【0027】
【表2】
【0028】その結果、従来にない気孔形状の小さい反
応焼結体が得られた。
【0029】〈実施例24〉平均粒径1μmのC粉末2
0重量部と平均粒径0.01μm のアモルファスSi酸
化物粉末80重量部の混合粉末に、ポリビニルブチラー
ル6重量部、トリクロロエチレン24重量部、テトラク
ロロエチレン32重量部、n−ブチルアルコール44重
量部、ブチルフタリルグリコール酸ブチル2重量部から
なるバインダ108重量部を加え、ボールミルで24時
間混合し、スラリとする。
【0030】スラリを真空脱気して気泡を除去し、次い
でゴム型内に流し込み成形し、直径50mm,厚さ10mm
の成形体を作製した。アルゴン雰囲気炉中で100℃,
10時間乾燥後、次に成形体のバインダ分を除去した
後、アンモニアガス中1100℃から1500℃まで3℃/
hでアモルファスSi酸化物粉末を還元,窒化処理する
とともに炭化処理した。得られた焼結体の組成は窒化珪
素,酸窒化珪素,炭化珪素,遊離カーボンからなった。
また、気孔形状0.05μm 以下、気孔率15%と極め
て小さい反応焼結体が得られた。
【0031】〈実施例25〉平均粒径0.5μmのTi
N粉末10重量部と平均粒径0.01μmのアモルファ
スSi酸化物粉末80重量部の混合粉末に、ポリビニル
ブチラール6重量部、トリクロロエチレン24重量部、
テトラクロロエチレン32重量部、n−ブチルアルコー
ル44重量部、ブチルフタリルグリコール酸ブチル2重
量部からなるバインダ108重量部を加え、ボールミル
で24時間混合し、スラリとする。
【0032】スラリを真空脱気して気泡を除去し、次い
でゴム型内に流し込み成形し、直径50mm,厚さ10mm
の成形体を作製した。アルゴン雰囲気炉中で100℃,
10時間乾燥後、次に成形体のバインダ分を除去した
後、CO10%+アンモニアガス中1100℃から16
50℃まで3℃/hでアモルファスSi酸化物粉末を還
元,炭窒化処理した。得られた焼結体の組成はSi
34,TiC,TiN,Ti(C,N),SiCからなっ
た。また、気孔形状は、0.04μm 以下と極めて小さ
い反応焼結体が得られた。
【0033】〈実施例26〉平均粒径100nmのTi
N粉末20重量部と平均粒径20nmのアモルファスT
i酸化物粉末80重量部の混合粉末に、ポリビニルブチ
ラール6重量部、トリクロロエチレン24重量部、テト
ラクロロエチレン32重量部、n−ブチルアルコール4
4重量部、ブチルフタリルグリコール酸ブチル2重量部
からなるバインダ108重量部を加え、ボールミルで2
4時間混合し、スラリとする。
【0034】スラリを真空脱気して気泡を除去し、次い
でゴム型内に流し込み成形し、直径100mm,厚さ10
mmの成形体を作製した。アルゴン雰囲気炉中で100
℃,10時間乾燥後、次に成形体のバインダ分を除去し
た後、アンモニアガス中500℃から1400℃まで3℃
/hでアモルファスTi酸化物粉末を還元,窒化処理し
た。得られた焼結体はTiN主成分からなり、抵抗率5
×10-7Ωm、気孔形状0.01μm 以下と極めて小さ
い反応焼結体が得られた。
【0035】〈実施例27〉平均粒径50nmのアモル
ファスCr酸化物粉末100重量部に成形用バインダと
してポリエチレン系ワックス,合成ワックス,ステアリ
ン酸などの有機バインダを15重量部添加し加圧ニーダ
で160℃,5時間混練した。そして、混練物を破砕し
た後、供試原料とした。この原料を押出し成形機を用い
て100mm角,厚さ20mmのものに成形した。この成形
体はアルゴン雰囲気中3℃/hの昇温速度で500℃ま
で加熱し、成形バインダを除去した。そして、メタン5
%+アンモニア雰囲気下で1550℃まで加熱した。そ
の結果、Cr窒化物,Cr炭窒化物の主成分からなる気
孔形状0.01μm 以下の曲げ強度580MPa、抵抗
率8×10-7Ωmを有する反応焼結体が得られた。
【0036】〈実施例28〉平均粒径50nmのアモル
ファスSi酸化物粉末100重量部に成形用バインダと
してポリエチレン系ワックス,合成ワックス,ステアリ
ン酸などの有機バインダを15重量部添加し加圧ニーダ
で160℃,5時間混練した。そして、混練物を破砕し
た後、供試原料とした。この原料を押出し成形機を用い
て100mm角,厚さ20mmのものに成形した。この成形
体はアルゴン雰囲気中3℃/hの昇温速度で500℃ま
で加熱し、成形バインダを除去した。そして、水素1%
+窒素雰囲気下で1540℃まで加熱した。その結果、
Si窒化物,Si炭窒化物,Si酸窒化物からなる気孔
形状0.01μm 以下の曲げ強度720MPaを有する
反応焼結体が得られた。
【0037】〈実施例29〉実施例2で得られた反応焼
結Si34体をHIP処理を行った。HIP処理は、2
100℃で5時間を行った。その結果、気孔率1%以下
の緻密質のSi34セラミックスが得られた。曲げ強度
は、室温から1600℃まで870MPaと、高温特性に優れ
たSi34基セラミックスが得られた。
【0038】〈実施例30〉平均粒径50nmのアモル
ファスSi酸化物粉末95重量部、焼結助剤としてY2
33重量部,Al232重量部の混合粉末に、ポリビ
ニルブチラール6重量部、トリクロロエチレン24重量
部、テトラクロロエチレン32重量部、n−ブチルアル
コール44重量部、ブチルフタリルグリコール酸ブチル
2重量部からなるバインダ108重量部を加え、ボール
ミルで24時間混合し、スラリとする。スラリを真空脱
気して気泡を除去し、次いでゴム型内に流し込み成形
し、直径50mm,厚さ10mmの成形体を作製した。アル
ゴン雰囲気炉中で100℃,10時間乾燥後、次に成形
体のバインダ分を除去した後、アンモニアガス中110
0℃から1450℃まで3℃/hでアモルファスSi酸
化物粉末を還元,窒化処理した。得られた反応焼結体を
1750℃で5時間処理した結果、気孔率1%以下の緻
密な焼結体を得た。また、原料に焼結助剤を混合しなく
ても、反応焼結体に焼結助剤を含浸したのち、1750
℃で5時間処理することにより緻密化が可能であること
を確認している。焼結助剤は、上記に限定されず各種希
土類化合物,各種酸化物を使用可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、アモルファス金属酸化
物粉末を原料として使用しているため、超微粒子形状で
も大気中で取り扱いが可能のため、いままで不可能であ
った高性能反応焼結セラミックスの複雑形状品や大型品
の成形が可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 35/58 101 D 102 V 104 V 301

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アモルファス金属酸化物粉末からなる成形
    体を酸化物還元ガスを含む反応性ガス雰囲気中で加熱焼
    結することを特徴とする反応焼結セラミックスの製造
    法。
  2. 【請求項2】アモルファスSi酸化物粉末,アモルファ
    スTi酸化物粉末,アモルファスCr酸化物粉末,アモ
    ルファスAl酸化物粉末,アモルファスB酸化物粉末の
    1種以上からなる成形体を酸化物還元ガスを含む反応性
    ガス雰囲気中で加熱焼結することを特徴とする反応焼結
    セラミックスの製造法。
  3. 【請求項3】アモルファス金属酸化物粉末と窒化物,炭
    化物,酸化物,硼化物,酸窒化物の1種以上からなる無
    機化合物粒子及び/又はウイスカからなる成形体を酸化
    物還元ガスを含む反応性ガス雰囲気中で加熱焼結するこ
    とを特徴とする反応焼結セラミックスの製造法。
  4. 【請求項4】アモルファスSi酸化物粉末,アモルファ
    スTi酸化物粉末,アモルファスCr酸化物粉末,アモ
    ルファスAl酸化物粉末,アモルファスB酸化物粉末の
    1種以上と、SiC,Si34,AlN,Al23,S
    22O,BN,B4C ,ZrB2 ,ZrO2 ,Zr
    N,TiN,TiC,TiO2 ,TaN,Cr2N の1
    種以上からなる粒子及び/又はウイスカからなる成形体
    を酸化物還元ガスを含む反応性ガス雰囲気中で加熱焼結
    して得られる反応焼結セラミックスの製造法。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3または4において、反応
    性ガスが、窒化性ガス雰囲気,炭化性ガス雰囲気,炭窒
    化性ガス雰囲気の少なくとも一種からなる反応焼結セラ
    ミックスの製造法。
  6. 【請求項6】請求項3または4において、前記無機化合
    物の配合比が、70wt%以下からなる反応焼結セラミ
    ックスの製造法。
  7. 【請求項7】請求項1,2,3または4において、アモ
    ルファス金属酸化物の平均粒径が0.5μm以下、好ま
    しくは0.2μm以下からなる反応焼結セラミックスの
    製造法。
  8. 【請求項8】アモルファス金属酸化物粉末とC粉末から
    なる成形体を酸化物還元ガスを含む反応性ガス雰囲気中
    で加熱焼結することを特徴とする反応焼結セラミックス
    の製造法。
  9. 【請求項9】アモルファスSi酸化物粉末,アモルファ
    スTi酸化物粉末,アモルファスCr酸化物粉末,アモ
    ルファスAl酸化物粉末,アモルファスB酸化物粉末の
    少なくとも1種とC粉末からなる成形体を酸化物還元ガ
    スを含む反応性ガス雰囲気中で加熱焼結することを特徴
    とする反応焼結セラミックスの製造法。
  10. 【請求項10】アモルファス金属酸化物粉末と窒化物,
    炭化物,酸化物,硼化物,酸窒化物の少なくとも1種の
    無機化合物粒子及び/又はウイスカとC粉末からなる成
    形体を酸化物還元ガスを含む反応性ガス雰囲気中で加熱
    焼結することを特徴とする反応焼結セラミックスの製造
    法。
  11. 【請求項11】アモルファスSi酸化物粉末,アモルフ
    ァスTi酸化物粉末,アモルファスCr酸化物粉末,ア
    モルファスAl酸化物粉末,アモルファスB酸化物粉末
    の少なくとも1種と、SiC,Si34,AlN,Al
    23,Si22O,BN,B4C ,ZrB2 ,Zr
    2 ,ZrN,TiN,TiC,TiO2 ,TaN,C
    2N の少なくとも1種からなる無機化合物粒子及び/
    又はウイスカと、C粉末からなる成形体を酸化物還元ガ
    スを含む反応性ガス雰囲気中で加熱焼結することを特徴
    とする反応焼結セラミックスの製造法。
  12. 【請求項12】請求項8,9,10または11におい
    て、前記無機化合物+C粉末の合計配合比が、70wt
    %以下からなる反応焼結セラミックスの製造法。
  13. 【請求項13】請求項8,9,10または11におい
    て、前記反応性ガスが、窒化性ガス雰囲気,炭化性ガス
    雰囲気,炭窒化性ガス雰囲気の少なくとも一種からなる
    反応焼結セラミックスの製造法。
  14. 【請求項14】請求項8,9,10または11におい
    て、前記アモルファス金属酸化物の平均粒径が0.5μ
    m以下、好ましくは0.2μm以下からなる反応焼結セ
    ラミックスの製造法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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