JPH05253B2 - - Google Patents
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- JPH05253B2 JPH05253B2 JP61055880A JP5588086A JPH05253B2 JP H05253 B2 JPH05253 B2 JP H05253B2 JP 61055880 A JP61055880 A JP 61055880A JP 5588086 A JP5588086 A JP 5588086A JP H05253 B2 JPH05253 B2 JP H05253B2
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- wheel
- differential
- differential limiting
- control
- control device
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- 239000003921 oil Substances 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 6
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 4
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/17—Using electrical or electronic regulation means to control braking
- B60T8/175—Brake regulation specially adapted to prevent excessive wheel spin during vehicle acceleration, e.g. for traction control
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K23/00—Arrangement or mounting of control devices for vehicle transmissions, or parts thereof, not otherwise provided for
- B60K23/04—Arrangement or mounting of control devices for vehicle transmissions, or parts thereof, not otherwise provided for for differential gearing
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T2270/00—Further aspects of brake control systems not otherwise provided for
- B60T2270/20—ASR control systems
- B60T2270/203—ASR control systems hydraulic system components
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、車両用差動装置に用いられ、左右輪
の差動制限量を可変制御する駆動輪推進制御装置
付車両の差動制限制御装置に関する。
の差動制限量を可変制御する駆動輪推進制御装置
付車両の差動制限制御装置に関する。
(従来の技術)
従来、デイフアレンシヤルロツキングデバイス
(差動制御手段)を制御する装置としては、例え
ば、特開昭60−143135号公報に記載されているよ
うな装置が知られている。
(差動制御手段)を制御する装置としては、例え
ば、特開昭60−143135号公報に記載されているよ
うな装置が知られている。
この従来装置は、アクセルペダルがホイールの
スピンを起こす可能性のある操作をされた時、デ
イフアレンシヤルロツキングデイバイスを作動さ
せ、左右輪の差動を制御しようとするものであつ
た。
スピンを起こす可能性のある操作をされた時、デ
イフアレンシヤルロツキングデイバイスを作動さ
せ、左右輪の差動を制御しようとするものであつ
た。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、このような従来装置にあつて
は、旋回中はデイフアレンシヤルロツクが遮断さ
れ、あるいは、デイフアレンシヤルロツク後には
駆動輪推進制御装置が遮断される制御となつてい
たため、旋回時にはデイフアレンシヤルの制御が
行なわれず駆動輪からの路面伝達トルクを高め、
横力を保ちながら旋回走行ができないという問題
点があつた。
は、旋回中はデイフアレンシヤルロツクが遮断さ
れ、あるいは、デイフアレンシヤルロツク後には
駆動輪推進制御装置が遮断される制御となつてい
たため、旋回時にはデイフアレンシヤルの制御が
行なわれず駆動輪からの路面伝達トルクを高め、
横力を保ちながら旋回走行ができないという問題
点があつた。
つまり、アンロツク状態で旋回すると駆動力が
内輪より流出すると共に、加速限界が低い状態で
駆動輪推進制御装置が作動することになり、ま
た、仮に旋回中にロツク状態になつたとしても駆
動輪推進制御は行なわれないため、外輪スリツプ
比はアンロツク状態での外輪スリツプ比よりも大
きくなり、旋回限界が低くなつてしまう。
内輪より流出すると共に、加速限界が低い状態で
駆動輪推進制御装置が作動することになり、ま
た、仮に旋回中にロツク状態になつたとしても駆
動輪推進制御は行なわれないため、外輪スリツプ
比はアンロツク状態での外輪スリツプ比よりも大
きくなり、旋回限界が低くなつてしまう。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、上述のような問題点を解決すること
を目的としてなされたもので、この目的達成のた
めに本発明では以下に述べるような解決手段とし
た。
を目的としてなされたもので、この目的達成のた
めに本発明では以下に述べるような解決手段とし
た。
本発明の解決手段を、第1図に示すクレーム概
念図により述べると、エンジン駆動力を左右の駆
動輪1,2に分配伝達する差動装置3の駆動入力
部と駆動出力部との間に設けられ、差動制御トル
クの変更が可能な差動制御手段4と、検知手段5
からの入力信号に基づいて外部から差動制限力の
増減制御を行なう差動制限制御手段6と、を備え
た駆動輪推進制御装置付車両の差動制限制御装置
において、前記検知手段5として、旋回方向検知
手段501と左右駆動輪の回転速度検知手段50
2,503を含み、前記差動制限制御手段6を、
旋回時であつて内輪の回転速度が外輪の回転速度
より速い場合には、外輪スリツプ比を設定スリツ
プ比に一致させる方向に差動制限制御を行なうと
共に、この差動制限制御時には駆動輪のホイール
スピンを防止する駆動輪推進制御装置7の作動を
禁止するようにした。
念図により述べると、エンジン駆動力を左右の駆
動輪1,2に分配伝達する差動装置3の駆動入力
部と駆動出力部との間に設けられ、差動制御トル
クの変更が可能な差動制御手段4と、検知手段5
からの入力信号に基づいて外部から差動制限力の
増減制御を行なう差動制限制御手段6と、を備え
た駆動輪推進制御装置付車両の差動制限制御装置
において、前記検知手段5として、旋回方向検知
手段501と左右駆動輪の回転速度検知手段50
2,503を含み、前記差動制限制御手段6を、
旋回時であつて内輪の回転速度が外輪の回転速度
より速い場合には、外輪スリツプ比を設定スリツ
プ比に一致させる方向に差動制限制御を行なうと
共に、この差動制限制御時には駆動輪のホイール
スピンを防止する駆動輪推進制御装置7の作動を
禁止するようにした。
尚、ここで駆動輪推進制御装置(トラクシヨン
コントロール装置ともいう)とは、ホイールスピ
ンの発生時またはホイールスピンの発生が予想さ
れるアクセル操作時等に、駆動輪への駆動力を減
少させる方向に制御し、ホイールスピンの発生を
抑えようとする装置で、駆動力制御は、トランス
ミツシヨンのギヤ位置変更や、スロツトルバルブ
のバルブ開度変更や、駆動輪への制動力付与等で
行なわれる。
コントロール装置ともいう)とは、ホイールスピ
ンの発生時またはホイールスピンの発生が予想さ
れるアクセル操作時等に、駆動輪への駆動力を減
少させる方向に制御し、ホイールスピンの発生を
抑えようとする装置で、駆動力制御は、トランス
ミツシヨンのギヤ位置変更や、スロツトルバルブ
のバルブ開度変更や、駆動輪への制動力付与等で
行なわれる。
(作用)
従つて、本発明の駆動輪推進制御装置付車両の
差動制限制御装置では、上述のような手段とした
ことで、旋回時であつて内輪の回転速度が外輪の
回転速度より速い場合には、外輪スリツプ比を設
定スリツプ比に一致させる方向に差動制限制御が
行なわれると共に、駆動輪推進制御装置の作動が
禁止されるため、駆動輪推進制御ではなく、差動
制限制御により外輪スリツプ比が制御され、駆動
輪から路面へ駆動トルクが有効に伝達されながら
の限界性能の高い旋回走行を行なうことができ
る。
差動制限制御装置では、上述のような手段とした
ことで、旋回時であつて内輪の回転速度が外輪の
回転速度より速い場合には、外輪スリツプ比を設
定スリツプ比に一致させる方向に差動制限制御が
行なわれると共に、駆動輪推進制御装置の作動が
禁止されるため、駆動輪推進制御ではなく、差動
制限制御により外輪スリツプ比が制御され、駆動
輪から路面へ駆動トルクが有効に伝達されながら
の限界性能の高い旋回走行を行なうことができ
る。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
尚、この実施例を述べるにあたつて、トランクシ
ヨンコントロール装置を装備すると共に、外部油
圧により作動する多板摩擦クラツチ手段(差動制
限手段)を備えた自動車用差動制限クラツチ制御
装置を例にとる。
尚、この実施例を述べるにあたつて、トランクシ
ヨンコントロール装置を装備すると共に、外部油
圧により作動する多板摩擦クラツチ手段(差動制
限手段)を備えた自動車用差動制限クラツチ制御
装置を例にとる。
まず、実施例の構成を説明する。
実施例装置は、第2図〜第4図に示すように、
差動装置10、多板摩擦クラツチ手段(差動制限
手段)11、油圧発生装置12、コントロールユ
ニツト(差動制限制御手段)13、検知手段1
4、トラクシヨンコントロール装置(駆動輪推進
制御装置)15を備えているもので、以下各構成
について述べる。
差動装置10、多板摩擦クラツチ手段(差動制限
手段)11、油圧発生装置12、コントロールユ
ニツト(差動制限制御手段)13、検知手段1
4、トラクシヨンコントロール装置(駆動輪推進
制御装置)15を備えているもので、以下各構成
について述べる。
差動装置10は、左右輪に回転速度差が生じる
ような走行状態において、この回転速度差に応じ
て左右輪に速度差をもたせるという差動機能と、
エンジン駆動力を左右の駆動輪に等配分に分配伝
達する駆動力配分機能をもつ装置である。
ような走行状態において、この回転速度差に応じ
て左右輪に速度差をもたせるという差動機能と、
エンジン駆動力を左右の駆動輪に等配分に分配伝
達する駆動力配分機能をもつ装置である。
この差動装置10は、スタツドボルト15によ
り車体に取り付けられるハウジング16内に納め
られているもので、リングギヤ17、デイフアレ
ンシヤルケース18、ピニオンメートシヤフト1
9、デフピニオン20、サイドギヤ21,21′
を備えている。
り車体に取り付けられるハウジング16内に納め
られているもので、リングギヤ17、デイフアレ
ンシヤルケース18、ピニオンメートシヤフト1
9、デフピニオン20、サイドギヤ21,21′
を備えている。
前記デイフアレンシヤルケース18は、ハウジ
ング16に対しテーパーローラベアリング22,
22′により回転自在に支持されている。
ング16に対しテーパーローラベアリング22,
22′により回転自在に支持されている。
前記リングギヤ17は、デイフアレンシヤルケ
ース18に固定されていて、プロペラシヤフト2
3に設けられたドライブピニオン24と噛み合
い、このドライブピニオン24から回転駆動力が
入力される。
ース18に固定されていて、プロペラシヤフト2
3に設けられたドライブピニオン24と噛み合
い、このドライブピニオン24から回転駆動力が
入力される。
前記サイドギヤ21,21′には、駆動出力軸
である左輪側ドライブシヤフト25と右輪側ドラ
イブシヤフト26がそれぞれに設けられている。
である左輪側ドライブシヤフト25と右輪側ドラ
イブシヤフト26がそれぞれに設けられている。
多板摩擦クラツチ手段11は、前記差動装置1
0の駆動入力部と駆動出力部との間に設けられ、
外部油圧によるクラツチ締結力が付与され、差動
制限トルクを発生する手段である。
0の駆動入力部と駆動出力部との間に設けられ、
外部油圧によるクラツチ締結力が付与され、差動
制限トルクを発生する手段である。
この多板摩擦クラツチ手段11は、ハウジング
16及びデイフアレンシヤルケース18内に納め
られているもので、多板摩擦クラツチ27,2
7′、プレツシヤリング28,28′、リアクシヨ
ンプレート29,29′、スラスト軸受30,3
0′、スペーサ31,31′、プツシユロツド3
2、油圧ピストン33、油室34、油圧ポート3
5を備えている。
16及びデイフアレンシヤルケース18内に納め
られているもので、多板摩擦クラツチ27,2
7′、プレツシヤリング28,28′、リアクシヨ
ンプレート29,29′、スラスト軸受30,3
0′、スペーサ31,31′、プツシユロツド3
2、油圧ピストン33、油室34、油圧ポート3
5を備えている。
前記多板摩擦クラツチ27,27′は、デイフ
アレンシヤルケース(駆動入力部)18に回転方
向固定されたフリクシヨンプレート27a,2
7′aと、サイドギヤ(駆動出力部)21,2
1′に回転方向固定されたフリクシヨンデイスク
27b,27′bとによつて構成され、軸方向の
両端面にはプレツシヤリング28,28′とリア
クシヨンプレート29,29′とが配置されてい
る。
アレンシヤルケース(駆動入力部)18に回転方
向固定されたフリクシヨンプレート27a,2
7′aと、サイドギヤ(駆動出力部)21,2
1′に回転方向固定されたフリクシヨンデイスク
27b,27′bとによつて構成され、軸方向の
両端面にはプレツシヤリング28,28′とリア
クシヨンプレート29,29′とが配置されてい
る。
前記プレツシヤリング28,28′は、クラツ
チ締結力を受ける部材として前記ピニオンメート
シヤフト19に嵌合状態で設けられたもので、そ
の嵌合部は、第3図に示すように、断面方形のシ
ヤフト端部19aに対し角溝28a,28′aに
よつて嵌合させ、従来のトルク比例式差動制限手
段のように、回転差によるスラスト力が発生しな
い構造としている。
チ締結力を受ける部材として前記ピニオンメート
シヤフト19に嵌合状態で設けられたもので、そ
の嵌合部は、第3図に示すように、断面方形のシ
ヤフト端部19aに対し角溝28a,28′aに
よつて嵌合させ、従来のトルク比例式差動制限手
段のように、回転差によるスラスト力が発生しな
い構造としている。
前記油圧ピストン33は、油圧ポート35への
油圧供給により軸方向(図面右方向)へ移動し、
両多板摩擦クラツチ27,27′を油圧レベルに
応じて締結させるもので、一方の多板摩擦クラツ
チ27は、締結力がプツシユロツド32→スペー
サ31→スラスト軸受30→リアクシヨンプレー
ト29へと伝達され、プレツシヤリング28を反
力受けとして締結され、他方の多板摩擦クラツチ
27′は、ハウジング16からの締結反力が締結
力となつて締結される。
油圧供給により軸方向(図面右方向)へ移動し、
両多板摩擦クラツチ27,27′を油圧レベルに
応じて締結させるもので、一方の多板摩擦クラツ
チ27は、締結力がプツシユロツド32→スペー
サ31→スラスト軸受30→リアクシヨンプレー
ト29へと伝達され、プレツシヤリング28を反
力受けとして締結され、他方の多板摩擦クラツチ
27′は、ハウジング16からの締結反力が締結
力となつて締結される。
油圧発生装置12は、第4図に示すように、ク
ラツチ締結力となる油圧を発生する外部装置で、
油圧ポンプ40、ポンプモータ41、ポンプ圧油
路42、トレーン油路43、制御圧油路44と、
バルブアクチユエータとしてバルブソレノイド4
5を有する電磁比例減圧バルブ46を備えてい
る。
ラツチ締結力となる油圧を発生する外部装置で、
油圧ポンプ40、ポンプモータ41、ポンプ圧油
路42、トレーン油路43、制御圧油路44と、
バルブアクチユエータとしてバルブソレノイド4
5を有する電磁比例減圧バルブ46を備えてい
る。
前記電磁比例減圧バルブ46は、油圧ポンプ4
0からポンプ圧油路42を介して供給されるポン
プ圧の作動油を、コントロールユニツト13から
の制御電流信号iにより、制御電流値i*の大きさ
に比例した制御油圧Pに圧力制御をし(第5図)、
制御圧油路44から油圧ポート35及び油室34
へ制御油圧Pを送油するバルブアクチユエータ
で、制御電流信号iは電磁比例減圧バルブ46の
バルブソレノイド45に対して出力される。
0からポンプ圧油路42を介して供給されるポン
プ圧の作動油を、コントロールユニツト13から
の制御電流信号iにより、制御電流値i*の大きさ
に比例した制御油圧Pに圧力制御をし(第5図)、
制御圧油路44から油圧ポート35及び油室34
へ制御油圧Pを送油するバルブアクチユエータ
で、制御電流信号iは電磁比例減圧バルブ46の
バルブソレノイド45に対して出力される。
尚、制御油圧(クラツチ圧)Pと差動制限トル
クTとは、 T∝P・μ・n・r・A n;クラツチ枚数 r;クラツチ平均半径 A;受圧面積 の関係にあり、第6図のトルク特性に示すよう
に、差動制限トルクTは制御油圧Pに比例する。
クTとは、 T∝P・μ・n・r・A n;クラツチ枚数 r;クラツチ平均半径 A;受圧面積 の関係にあり、第6図のトルク特性に示すよう
に、差動制限トルクTは制御油圧Pに比例する。
コントロールユニツト13は、車載のマイクロ
コンピユータを用いたもので、入力回路131、
RAM(ランダム.アクセス.メモリ)132、
ROM(リード.オンリー.メモリ)133、
CPU(セントラル.プロセシング.ユニツト)1
34、クロツク回路135、出力回路136を備
えている。
コンピユータを用いたもので、入力回路131、
RAM(ランダム.アクセス.メモリ)132、
ROM(リード.オンリー.メモリ)133、
CPU(セントラル.プロセシング.ユニツト)1
34、クロツク回路135、出力回路136を備
えている。
尚、コントロールユニツト13への入力手段と
しては、検知手段として車速センサ141、操舵
角センサ(旋回方向検知手段)142、左輪回転
速度センサ143、右輪回転速度センサ144が
設けられている。
しては、検知手段として車速センサ141、操舵
角センサ(旋回方向検知手段)142、左輪回転
速度センサ143、右輪回転速度センサ144が
設けられている。
前記入力回路131は、前記入力手段14から
の入力信号v,θ,wl,wrを入力する回路であ
る。
の入力信号v,θ,wl,wrを入力する回路であ
る。
前記RAM132は、書き込み読み出しのでき
るメモリで、各センサ141,142,143,
144からの入力信号の書き込みや、CPU13
4での演算途中における情報の書き込みが行なわ
れる。
るメモリで、各センサ141,142,143,
144からの入力信号の書き込みや、CPU13
4での演算途中における情報の書き込みが行なわ
れる。
前記ROM133は、読み出し専用のメモリで
あつて、CPU134での演算処理に必要な情報
か予め記憶されていて、必要に応じてCPU13
4から読み出される。
あつて、CPU134での演算処理に必要な情報
か予め記憶されていて、必要に応じてCPU13
4から読み出される。
前記CPU134は、入力された各種の情報を
定められた処理条件に従つて演算処理を行なう装
置である。
定められた処理条件に従つて演算処理を行なう装
置である。
前記クロツク回路135は、CPU134での
演算処理時間を設定する回路である。
演算処理時間を設定する回路である。
前記出力回路136は、CPU134からの演
算結果信号に基づいて、バルブソレノイド45に
対し制御電流信号i及びトラクシヨンコントロー
ル装置15に対し作動許可信号d1、作動禁止信号
d0を出力する回路である。
算結果信号に基づいて、バルブソレノイド45に
対し制御電流信号i及びトラクシヨンコントロー
ル装置15に対し作動許可信号d1、作動禁止信号
d0を出力する回路である。
前記車速センサ141は、車両の車速Vを検出
し、車速Vに応じた車速信号vを出力するセンサ
で、スリツプ比Sを求めるためのセンサとして用
いられる。
し、車速Vに応じた車速信号vを出力するセンサ
で、スリツプ比Sを求めるためのセンサとして用
いられる。
前記操舵角センサ142は、ステアリングシヤ
フト部等に設けられ、操舵角θに応じた操舵角信
号θを出力するセンサで、この操舵角センサ14
2は、旋回走行時か直進走行時かの判別と、旋回
走行時であれば左右輪のどちらが外輪でどちらが
内輪かの判別とを行なうセンサとして用いられ
る。
フト部等に設けられ、操舵角θに応じた操舵角信
号θを出力するセンサで、この操舵角センサ14
2は、旋回走行時か直進走行時かの判別と、旋回
走行時であれば左右輪のどちらが外輪でどちらが
内輪かの判別とを行なうセンサとして用いられ
る。
前記左輪回転速度センサ143は、駆動左輪側
のドライブシヤフト部等に設けられ、左輪回転速
度WLに応じた左輪回転速度信号wlを出力するセ
ンサである。
のドライブシヤフト部等に設けられ、左輪回転速
度WLに応じた左輪回転速度信号wlを出力するセ
ンサである。
前記右輪回転速度センサ144は、駆動右輪側
のドライブシヤフト部等に設けられ、右輪回転速
度WRに応じた右輪回転速度信号wrを出力するセ
ンサである。
のドライブシヤフト部等に設けられ、右輪回転速
度WRに応じた右輪回転速度信号wrを出力するセ
ンサである。
尚、前記コントローラユニツト13のROM1
33には、設定スリツプ比S0(=0.15)や設定ク
ラツチ圧P0(P0はクラツチ圧Pの差動制限制御限
界圧)や左輪スリツプ比SL、右輪スリツプ比SRの
演算式等が予め記憶設定されている。
33には、設定スリツプ比S0(=0.15)や設定ク
ラツチ圧P0(P0はクラツチ圧Pの差動制限制御限
界圧)や左輪スリツプ比SL、右輪スリツプ比SRの
演算式等が予め記憶設定されている。
ここで、左右輪スリツプ比SL,SRの演算式を示
すと、 SL=WL−V/WL、SR=WR−V/WR である。
すと、 SL=WL−V/WL、SR=WR−V/WR である。
前記トラクシヨンコントロール装置15は、ホ
イールスピンを防止するため、ホイールスピンの
発生時またはホイールスピンの発生が予想される
アクセル操作時等に、駆動輪への駆動力を減少さ
せる方向に駆動力制御する装置で、具体的な駆動
力制御は、トランスミツシヨンのギヤ位置変更
や、スロツトルバルブのバルブ開度変更や、駆動
輪への制動力付与等で行なわれる。
イールスピンを防止するため、ホイールスピンの
発生時またはホイールスピンの発生が予想される
アクセル操作時等に、駆動輪への駆動力を減少さ
せる方向に駆動力制御する装置で、具体的な駆動
力制御は、トランスミツシヨンのギヤ位置変更
や、スロツトルバルブのバルブ開度変更や、駆動
輪への制動力付与等で行なわれる。
尚、このトラクシヨンコントロール装置15
は、前記コントロールユニツト13から作動許可
信号d1が出力されている時にだけ装置が作動し、
作動禁止信号d0が出力されている時には、装置の
作動はない。
は、前記コントロールユニツト13から作動許可
信号d1が出力されている時にだけ装置が作動し、
作動禁止信号d0が出力されている時には、装置の
作動はない。
次に、実施例の作用を説明する。
まず、実施例の差動制限制御の作動流れを第9
図に示すフローチヤート図により述べる。
図に示すフローチヤート図により述べる。
(イ) 直進走行時
直進走行時の制御作動の流れは、ステツプ
200→ステツプ201→ステツプ202→ステツプ203
→ステツプ204→ステツプ205→ステツプ206と
いう流れとなり、出力ステツプであるステツプ
205では最大クラツチ圧Pmaxが得られる制御
電流信号iで出力され、ステツプ206ではトラ
クシヨンコントロール装置15に対して作動許
可信号d1が出力される。
200→ステツプ201→ステツプ202→ステツプ203
→ステツプ204→ステツプ205→ステツプ206と
いう流れとなり、出力ステツプであるステツプ
205では最大クラツチ圧Pmaxが得られる制御
電流信号iで出力され、ステツプ206ではトラ
クシヨンコントロール装置15に対して作動許
可信号d1が出力される。
尚、ステツプ200は操舵角θ及び車速Vの読
み込みステツプであり、ステツプ201は操舵角
θによる旋回方向の判定及び内外輪の判別ステ
ツプであり、ステツプ202は駆動輪回転速度
WL,WRの読み込みステツプであり、ステツプ
203はV,WL,WRによる左右輪のステツプ比
SL,SRの演算ステツプであり、ステツプ204は
前記ステツプ201での旋回方向の判定に基づい
て作動の流れを分岐させる分岐ステツプであ
る。
み込みステツプであり、ステツプ201は操舵角
θによる旋回方向の判定及び内外輪の判別ステ
ツプであり、ステツプ202は駆動輪回転速度
WL,WRの読み込みステツプであり、ステツプ
203はV,WL,WRによる左右輪のステツプ比
SL,SRの演算ステツプであり、ステツプ204は
前記ステツプ201での旋回方向の判定に基づい
て作動の流れを分岐させる分岐ステツプであ
る。
従つて、操舵角θが直進走行(緩やかなカー
ブ走行等を含む)を示す角度範囲内である時
は、最大の差動制限トルクTmaxを付与しなが
らの走行となり、直進走行安定性が増し、ま
た、駆動輪スリツプに関しては、トラクシヨン
コントロール装置15への作動許可信号d1によ
り駆動輪スリツプがトラクシヨンコントロール
(駆動力制御)で抑えられ、ホイールスピンの
発生が防止される。
ブ走行等を含む)を示す角度範囲内である時
は、最大の差動制限トルクTmaxを付与しなが
らの走行となり、直進走行安定性が増し、ま
た、駆動輪スリツプに関しては、トラクシヨン
コントロール装置15への作動許可信号d1によ
り駆動輪スリツプがトラクシヨンコントロール
(駆動力制御)で抑えられ、ホイールスピンの
発生が防止される。
(ロ) 左旋回時
左旋回時で、右輪WR(外輪)が左輪WL(内
輪)より速い場合(WL≦WR)は、旋回初期と
判断され、ステツプ200→ステツプ201→ステツ
プ202→ステツプ203→ステツプ204→ステツプ
207→ステツプ208→ステツプ206という作動の
流れとなり、ステツプ207ではWL>WRかどう
かが判断され、出力ステツプであるステツプ
208では、差動制限トルクTが大きいと直進性
が強く曲がりにくいため、クラツチ圧をP=0
とする制御電流信号iが出力される。
輪)より速い場合(WL≦WR)は、旋回初期と
判断され、ステツプ200→ステツプ201→ステツ
プ202→ステツプ203→ステツプ204→ステツプ
207→ステツプ208→ステツプ206という作動の
流れとなり、ステツプ207ではWL>WRかどう
かが判断され、出力ステツプであるステツプ
208では、差動制限トルクTが大きいと直進性
が強く曲がりにくいため、クラツチ圧をP=0
とする制御電流信号iが出力される。
そして、旋回中期や旋回後期等で、左輪WL
(内輪)が右輪WR(外輪)よりも速くなつた場
合(WL>WR)は、内輪スピンが発生し、駆動
力が左輪(内輪)から流出しているとの判断に
基づき、ステツプ200→ステツプ201→ステツプ
202→ステツプ203→ステツプ204→ステツプ207
→ステツプ209→ステツプ210→ステツプ211と
いう流れ、または、ステツプ209からステツプ
212→ステツプ213→ステツプ211という流れと
なる。
(内輪)が右輪WR(外輪)よりも速くなつた場
合(WL>WR)は、内輪スピンが発生し、駆動
力が左輪(内輪)から流出しているとの判断に
基づき、ステツプ200→ステツプ201→ステツプ
202→ステツプ203→ステツプ204→ステツプ207
→ステツプ209→ステツプ210→ステツプ211と
いう流れ、または、ステツプ209からステツプ
212→ステツプ213→ステツプ211という流れと
なる。
つまり、ステツプ209で外輪スリツプ比SRが
設定スリツプ比S0より大きいかどうかが判断さ
れ、SR≦S0の場合は、ステツプ210でクラツチ
圧Pの増加指令が出され、差動制限トルクTを
増大させ、また、SR>S0の場合は、ステツプ
213でクラツチ圧の減少指令が出され(ただし、
設定クラツチ圧P0以上)、差動制限トルクTを
減少させ、差動制限トルクTの制御だけにより
外輪スリツプ比SRを設定スリツプ比S0に一致さ
せる方向に制御させると共に、この差動制限ト
ルクTの制御時は、ステツプ211でトラクシヨ
ンコントロール装置15へは作動禁止信号d0が
出力される。
設定スリツプ比S0より大きいかどうかが判断さ
れ、SR≦S0の場合は、ステツプ210でクラツチ
圧Pの増加指令が出され、差動制限トルクTを
増大させ、また、SR>S0の場合は、ステツプ
213でクラツチ圧の減少指令が出され(ただし、
設定クラツチ圧P0以上)、差動制限トルクTを
減少させ、差動制限トルクTの制御だけにより
外輪スリツプ比SRを設定スリツプ比S0に一致さ
せる方向に制御させると共に、この差動制限ト
ルクTの制御時は、ステツプ211でトラクシヨ
ンコントロール装置15へは作動禁止信号d0が
出力される。
このように、左旋回時には、外輪スリツプ比
SRが設定スリツプ比S0を中心とした所定範囲内
に保たれることになり、最大の加速力と必要十
分な横力が確保される。
SRが設定スリツプ比S0を中心とした所定範囲内
に保たれることになり、最大の加速力と必要十
分な横力が確保される。
すなわち、スリツプ比Sとタイヤ・路面間摩
擦係数μ及びコーナリングフオースCFの関係
は、およそ第7図に示すような関係にあり、設
定スリツプ比S0を0.15程度にすると路面に伝達
される駆動力が最も高くなり、しかも、この時
にはコーナリングフオースCFも十分に保たれ
ることになる。
擦係数μ及びコーナリングフオースCFの関係
は、およそ第7図に示すような関係にあり、設
定スリツプ比S0を0.15程度にすると路面に伝達
される駆動力が最も高くなり、しかも、この時
にはコーナリングフオースCFも十分に保たれ
ることになる。
また、内輪スピンによるトルク流出量で外輪
の駆動力が制御できる点に着目し、外輪スリツ
プ比SRが設定スリツプ比S0より大きい場合には
(SR>S0)、第8図に示すように、差動制限トル
クTをTc1→Tc2と減少させることにより、旋
回外輪側(右輪)のトルクをT01→T02と減少
させることができ、これにより外輪スリツプ比
SRはスリツプ比の減少方向に制御される。逆に
外輪スリツプ比SRが設定スリツプ比S0より小さ
い場合には(SR≦S0)、第8図に示すように、
差動制御トルクTをTc2→T01と増大させるこ
とにより、旋回外輪側(右輪)のトルクをTc2
→T01と増大させることができ、これにより外
輪スリツプ比SRはスリツプ比の増大方向に制御
される。
の駆動力が制御できる点に着目し、外輪スリツ
プ比SRが設定スリツプ比S0より大きい場合には
(SR>S0)、第8図に示すように、差動制限トル
クTをTc1→Tc2と減少させることにより、旋
回外輪側(右輪)のトルクをT01→T02と減少
させることができ、これにより外輪スリツプ比
SRはスリツプ比の減少方向に制御される。逆に
外輪スリツプ比SRが設定スリツプ比S0より小さ
い場合には(SR≦S0)、第8図に示すように、
差動制御トルクTをTc2→T01と増大させるこ
とにより、旋回外輪側(右輪)のトルクをTc2
→T01と増大させることができ、これにより外
輪スリツプ比SRはスリツプ比の増大方向に制御
される。
さらに、エンジン駆動力をさらに大きくして
いくと、外輪への伝達駆動力が絶対的に大きく
なり、外輪スリツプ比SRが増加し、クラツチ圧
Pの減少制御を行なつているにもかかわらず、
差動制限トルクTの制御では設定スリツプ比S0
を中心として範囲を越えてしまう。
いくと、外輪への伝達駆動力が絶対的に大きく
なり、外輪スリツプ比SRが増加し、クラツチ圧
Pの減少制御を行なつているにもかかわらず、
差動制限トルクTの制御では設定スリツプ比S0
を中心として範囲を越えてしまう。
従つて、クラツチ圧Pが設定クラツチ圧P0
以下になつた時には差動制限制御による外輪の
駆動制御の限界領域を越えていると判断し、ス
テツプ212からステツプ206へと進んで、トラク
シヨンコントロール装置15に差動許可信号d1
が出力される。
以下になつた時には差動制限制御による外輪の
駆動制御の限界領域を越えていると判断し、ス
テツプ212からステツプ206へと進んで、トラク
シヨンコントロール装置15に差動許可信号d1
が出力される。
尚、前記トラクシヨンコントロール装置15
は、駆動輪のホイールスピンを防止する為のも
のであり、具体的には燃料の供給量を減らして
エンジン出力を低下させるものや、駆動輪に対
して制動力を付加する技術を示す。
は、駆動輪のホイールスピンを防止する為のも
のであり、具体的には燃料の供給量を減らして
エンジン出力を低下させるものや、駆動輪に対
して制動力を付加する技術を示す。
(ハ) 右旋回時
右旋回時にも、内輪と外輪との関係が、左旋
回時とは逆になるだけで、全く同様の制御がな
されるため、ここでは説明を省略する。
回時とは逆になるだけで、全く同様の制御がな
されるため、ここでは説明を省略する。
尚、右旋回時でのステツプを、ステツプ214
〜ステツプ220で示し、これらのステツプは左
旋回時のステツプ207〜ステツプ213のそれぞれ
に対応する。
〜ステツプ220で示し、これらのステツプは左
旋回時のステツプ207〜ステツプ213のそれぞれ
に対応する。
以上説明してきたように、実施例のトラクシ
ヨンコントロール装置を装備した自動車用差動
制限クラツチ制御装置にあつては、旋回時であ
つて、内輪の回転速度が外輪の回転速度より速
い場合には、外輪スリツプ比SRまたはSLを設定
スリツプ比S0に一致させる方向に差動制限制御
時には駆動輪のホイールスピンを防止するトラ
クシヨンコントロール装置15の差動を禁止す
るようにしたため、外輪スリツプ比SRまたはSL
の制御が、トラクシヨンコントロール装置15
による駆動力を低下させての制御ではなく、駆
動力を低下させない差動制限制御で行なわれ、
駆動輪から路面へ駆動トルクが有効に伝達さ
れ、加速力を落すことなく、しかも横力を保持
したままの限界性能が高い旋回走行を行なうこ
とができる。
ヨンコントロール装置を装備した自動車用差動
制限クラツチ制御装置にあつては、旋回時であ
つて、内輪の回転速度が外輪の回転速度より速
い場合には、外輪スリツプ比SRまたはSLを設定
スリツプ比S0に一致させる方向に差動制限制御
時には駆動輪のホイールスピンを防止するトラ
クシヨンコントロール装置15の差動を禁止す
るようにしたため、外輪スリツプ比SRまたはSL
の制御が、トラクシヨンコントロール装置15
による駆動力を低下させての制御ではなく、駆
動力を低下させない差動制限制御で行なわれ、
駆動輪から路面へ駆動トルクが有効に伝達さ
れ、加速力を落すことなく、しかも横力を保持
したままの限界性能が高い旋回走行を行なうこ
とができる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述して
きたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
における設計変更等があつても本発明に含まれ
る。
きたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
における設計変更等があつても本発明に含まれ
る。
例えば、実施例では油圧差動のクラツチを示
したが、電磁クラツチ等、他の差動制御手段を
用いてもよい。
したが、電磁クラツチ等、他の差動制御手段を
用いてもよい。
また、実施例では、アクチユエータとして、
電磁比例減圧バルブを示したが、開閉の電磁バ
ルブ等を用い、制御信号をデユーテイ信号にし
て油圧制御を行なうような例としてもよい。
電磁比例減圧バルブを示したが、開閉の電磁バ
ルブ等を用い、制御信号をデユーテイ信号にし
て油圧制御を行なうような例としてもよい。
(発明の効果)
以上説明してきたように、本発明の駆動輪推進
制御装置付車両の差動制限制御装置にあつては、
旋回時にあつて内輪の回転速度が外輪の回転速度
より速い場合には、外輪スリツプ比を設定スリツ
プ比に一致させる方向に差動制限制御が行なわれ
ると共に、駆動輪推進制御装置の作動が禁止され
るため、駆動輪推進制御ではなく、差動制限制御
により外輪スリツプ比が制御され、駆動輪から路
面へ駆動トルクが有効に伝達されながらの限界性
能の高い旋回走行を行なうことができるという効
果が得られる。
制御装置付車両の差動制限制御装置にあつては、
旋回時にあつて内輪の回転速度が外輪の回転速度
より速い場合には、外輪スリツプ比を設定スリツ
プ比に一致させる方向に差動制限制御が行なわれ
ると共に、駆動輪推進制御装置の作動が禁止され
るため、駆動輪推進制御ではなく、差動制限制御
により外輪スリツプ比が制御され、駆動輪から路
面へ駆動トルクが有効に伝達されながらの限界性
能の高い旋回走行を行なうことができるという効
果が得られる。
第1図は本発明の駆動輪推進制御装置付車両の
差動制限制御装置を示すクレーム概念図、第2図
は本発明実施例装置の差動制御手段を内蔵した差
動装置を示す断面図、第3図は第2図Z方向矢視
図、第4図は実施例装置の油圧発生装置及び制御
装置を示す図、第5図は制御電流値に対する制御
油圧(クラツチ圧)の特性図、第6図は制御油圧
Pに対する差動制限トルク特性図、第7図はスリ
ツプ比に対するタイヤ・路面間摩擦係数及びコー
ナリングフオースの関係特性図、第8図は駆動ト
ルク及び差動制限トルクの関係特性図、第9図は
実施例装置の差動制限制御作動の流れを示すフロ
ーチヤート図である。 1,2……駆動輪、3……差動装置、4……差
動制限手段、5……検知手段、501……旋回方
向検知手段、502……駆動左輪回転速度検知手
段、503……駆動右輪回転速度検知手段、6…
…差動制限制御手段、7……駆動輪推進制御装
置。
差動制限制御装置を示すクレーム概念図、第2図
は本発明実施例装置の差動制御手段を内蔵した差
動装置を示す断面図、第3図は第2図Z方向矢視
図、第4図は実施例装置の油圧発生装置及び制御
装置を示す図、第5図は制御電流値に対する制御
油圧(クラツチ圧)の特性図、第6図は制御油圧
Pに対する差動制限トルク特性図、第7図はスリ
ツプ比に対するタイヤ・路面間摩擦係数及びコー
ナリングフオースの関係特性図、第8図は駆動ト
ルク及び差動制限トルクの関係特性図、第9図は
実施例装置の差動制限制御作動の流れを示すフロ
ーチヤート図である。 1,2……駆動輪、3……差動装置、4……差
動制限手段、5……検知手段、501……旋回方
向検知手段、502……駆動左輪回転速度検知手
段、503……駆動右輪回転速度検知手段、6…
…差動制限制御手段、7……駆動輪推進制御装
置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エンジン駆動力を左右の駆動輪に分配伝達す
る差動装置の駆動入力部と駆動出力部との間に設
けられ、差動制限トルクの変更が可能な差動制限
手段と、検知手段からの入力信号に基づいて外部
から差動制限力の増減制御を行なう差動制限制御
手段と、を備えた駆動輪推進制御装置付車両の差
動制限制御装置において、 前記検知手段として、旋回方向検知手段と左右
駆動輪の回転速度検知手段を含み、前記差動制限
制御手段を、旋回時であつて内輪の回転速度が外
輪の回転速度より速い場合には、外輪スリツプ比
を設定スリツプ比に一致させる方向に差動制限制
御を行なうと共に、この差動制限制御時には駆動
輪のホイールスピンを防止する駆動輪推進制御装
置の作動を禁止するようにしたことを特徴とする
駆動輪推進制御装置付車両の差動制限制御装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61055880A JPS62214019A (ja) | 1986-03-13 | 1986-03-13 | 駆動輪推進制御装置付車両の差動制限制御装置 |
DE19873708063 DE3708063A1 (de) | 1986-03-13 | 1987-03-12 | Steuerungseinrichtung fuer eine ausgleichsgetriebeeinheit mit einer steuereinrichtung zur vermeidung des durchdrehens von raedern eines kraftfahrzeuges |
US07/025,171 US4790404A (en) | 1986-03-13 | 1987-03-12 | Control system for limited-slip differential gear unit associated with wheel-spinning preventive traction control system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61055880A JPS62214019A (ja) | 1986-03-13 | 1986-03-13 | 駆動輪推進制御装置付車両の差動制限制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62214019A JPS62214019A (ja) | 1987-09-19 |
JPH05253B2 true JPH05253B2 (ja) | 1993-01-05 |
Family
ID=13011411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61055880A Granted JPS62214019A (ja) | 1986-03-13 | 1986-03-13 | 駆動輪推進制御装置付車両の差動制限制御装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4790404A (ja) |
JP (1) | JPS62214019A (ja) |
DE (1) | DE3708063A1 (ja) |
Families Citing this family (53)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO1988009886A1 (en) * | 1987-06-04 | 1988-12-15 | The Gleason Works | Continuously variable differential |
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JPS6483422A (en) * | 1987-09-24 | 1989-03-29 | Tochigi Fuji Sangyo Kk | Differential gear |
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US4926333A (en) * | 1988-04-20 | 1990-05-15 | Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | Traction control apparatus |
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