JPH0525381Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0525381Y2 JPH0525381Y2 JP15983187U JP15983187U JPH0525381Y2 JP H0525381 Y2 JPH0525381 Y2 JP H0525381Y2 JP 15983187 U JP15983187 U JP 15983187U JP 15983187 U JP15983187 U JP 15983187U JP H0525381 Y2 JPH0525381 Y2 JP H0525381Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting blade
- blades
- cutting
- blade
- right ends
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 2
- 208000027418 Wounds and injury Diseases 0.000 description 1
- 208000014674 injury Diseases 0.000 description 1
Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案はコンバインに装備する刈刃装置、特に
刈刃装置を構成する刈刃に関するものである。
刈刃装置を構成する刈刃に関するものである。
(ロ) 従来技術
コンバインは前進走行しながら立稈を刈取・脱
穀する作業機であるために刈刃装置は従来から装
備されていた。
穀する作業機であるために刈刃装置は従来から装
備されていた。
例えば実開昭53−35842号公報や第6図の如く
である。
である。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点
しかし、上記の如く従来技術における刈刃装置
は幾つかの問題点を有していた。
は幾つかの問題点を有していた。
一般に、刈刃装置を構成する上刈刃及び下刈刃
の刃単体はそれぞれ逆正三角形状を有し、その逆
正三角形状の斜面に相当する部分が刃先となつて
いる。このような形状の刃単体を多数横方向に組
み合わせることによつて上刈刃・下刈刃を構成し
ているのであるが、従来技術においては左右端の
刃単体においても同様の形状となつていた。すな
わち刃単体の外方向側の斜面に相当する部分にも
刃先を有していた。よつて上下刃を互いに反対側
に動かす場合に、既刈側・未刈側共にそれぞれの
刃が両端(外)方向にも突出し、既刈側ではこの
突出した刃先によつて人が怪我をしたり、未刈側
でも刈り予定のない未刈り稈まで切つてしまうこ
とが少なくなかつた。
の刃単体はそれぞれ逆正三角形状を有し、その逆
正三角形状の斜面に相当する部分が刃先となつて
いる。このような形状の刃単体を多数横方向に組
み合わせることによつて上刈刃・下刈刃を構成し
ているのであるが、従来技術においては左右端の
刃単体においても同様の形状となつていた。すな
わち刃単体の外方向側の斜面に相当する部分にも
刃先を有していた。よつて上下刃を互いに反対側
に動かす場合に、既刈側・未刈側共にそれぞれの
刃が両端(外)方向にも突出し、既刈側ではこの
突出した刃先によつて人が怪我をしたり、未刈側
でも刈り予定のない未刈り稈まで切つてしまうこ
とが少なくなかつた。
(ニ) 問題を解決するための手段
本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的
を達成するための構成を説明すると。
を達成するための構成を説明すると。
複数の刃単体をそれぞれ横方向に組合わせた上
刈刃16と下刈刃14とを重合させて、上刈刃1
6及び下刈刃14を摺動させる刈刃構成におい
て、外方向には刃先を有さずに内方向のみに刃先
16a′,16b′,14a′,14b′を有する刈刃単
体16a,16b,14a,14bをそれぞれ上
刈刃16及び下刈刃14の左右端に組み入れるこ
とにより、従来技術における問題点を解消しよう
としたのである。
刈刃16と下刈刃14とを重合させて、上刈刃1
6及び下刈刃14を摺動させる刈刃構成におい
て、外方向には刃先を有さずに内方向のみに刃先
16a′,16b′,14a′,14b′を有する刈刃単
体16a,16b,14a,14bをそれぞれ上
刈刃16及び下刈刃14の左右端に組み入れるこ
とにより、従来技術における問題点を解消しよう
としたのである。
(ホ) 実施例
本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に
該木的を達成する為の構成とその作用を説明する
と。
該木的を達成する為の構成とその作用を説明する
と。
まず添付図面の説明からおこなうと。
第1図は刈刃装置の全体平面図、第2図は刈刃
駆動部の平面図、第3図は刈刃とその取付部の側
面図断面図、第4図は第3図におけるX−X断面
図、第5図は本考案における刈刃装置左右端付近
の部分拡大断面図、第6図は従来技術における刈
刃装置左右端付近の部分拡大断面図である。
駆動部の平面図、第3図は刈刃とその取付部の側
面図断面図、第4図は第3図におけるX−X断面
図、第5図は本考案における刈刃装置左右端付近
の部分拡大断面図、第6図は従来技術における刈
刃装置左右端付近の部分拡大断面図である。
次に添付の図面の第1図〜第4図に基づいて、
本考案の刈刃装置の駆動構造を詳細に説明する
と。
本考案の刈刃装置の駆動構造を詳細に説明する
と。
刈取搬送駆動ケースAの後部には入力軸1が突
出しており、該入力軸1にエンジンの動力が伝達
されている。
出しており、該入力軸1にエンジンの動力が伝達
されている。
そして刈取搬送駆動ケースA内の刈取クラツチ
装置を経た後の回転が、引き起し装置駆動部と、
縦搬送装置駆動部に分岐されているのである。
装置を経た後の回転が、引き起し装置駆動部と、
縦搬送装置駆動部に分岐されているのである。
そして刈取搬送駆動ケースAの先端より両側方
に一本の軸4の軸端4L,4Rが突出し、該軸4
L,4Rにアーム5L,5R及び軸6L,6Rか
らなるクランクが相反する位置となるようにして
連結されているのである。そしてクランクを構成
する軸6L,6R端にはベアンリング7L,7R
を介してタイロツド8L,8Rの一端が支持され
ているのである。9L,9Rはタイロツド8L,
8Rの支持部である。
に一本の軸4の軸端4L,4Rが突出し、該軸4
L,4Rにアーム5L,5R及び軸6L,6Rか
らなるクランクが相反する位置となるようにして
連結されているのである。そしてクランクを構成
する軸6L,6R端にはベアンリング7L,7R
を介してタイロツド8L,8Rの一端が支持され
ているのである。9L,9Rはタイロツド8L,
8Rの支持部である。
故に軸4が回転すると左右のクランクは相反す
る方向に回動し、タイロツド8L,8Rも相反す
る方向に前後動するのである。
る方向に回動し、タイロツド8L,8Rも相反す
る方向に前後動するのである。
そして左右のタイロツド8L,8Rの他端が左
右のベルクランク10L,10Rに枢結されてい
るので、ベルクランク10L,10Rの一端はそ
れぞれ前後動し、他端のアーム11L,10Rは
左右動するのである。12L,12Rはベルクラ
ンク10L,10Rの枢支軸であり、該枢支軸1
0L,10Rは刈取フレーム13上に固設してあ
る。
右のベルクランク10L,10Rに枢結されてい
るので、ベルクランク10L,10Rの一端はそ
れぞれ前後動し、他端のアーム11L,10Rは
左右動するのである。12L,12Rはベルクラ
ンク10L,10Rの枢支軸であり、該枢支軸1
0L,10Rは刈取フレーム13上に固設してあ
る。
このようにベルクランク10L,10Rは左右
2箇所に装備してあり、一方のアーム11L端は
下刈刃14に装備してある係合板15に係合して
おり、他方のアーム11R端は上刈刃16に装備
してある係合板17に係合している。
2箇所に装備してあり、一方のアーム11L端は
下刈刃14に装備してある係合板15に係合して
おり、他方のアーム11R端は上刈刃16に装備
してある係合板17に係合している。
よつて刈取搬送駆動ケースAの軸4の回転によ
り左右のアーム11L,11Rは相反する方向に
回動し、下刈刃14と上刈刃16をそれぞれ相反
する左右方向に摺動させることが出来るのであ
る。
り左右のアーム11L,11Rは相反する方向に
回動し、下刈刃14と上刈刃16をそれぞれ相反
する左右方向に摺動させることが出来るのであ
る。
これら下刈刃14及び上刈刃16はそれぞれ複
数の刈刃単体を横方向に組み合わせて構成されて
いるのである。そしてこれら下刈刃14及び上刈
刃16は上下に重合させてあり、上下よりホルダ
ー17a,17bで保持すると共に、ガイド板1
8及び支持部材19を介して刈取フレーム13に
固定してある。20は係合ピンである。
数の刈刃単体を横方向に組み合わせて構成されて
いるのである。そしてこれら下刈刃14及び上刈
刃16は上下に重合させてあり、上下よりホルダ
ー17a,17bで保持すると共に、ガイド板1
8及び支持部材19を介して刈取フレーム13に
固定してある。20は係合ピンである。
このように各下刈刃14及び上刈刃16を構成
する刈刃単体は逆正三角形状を有し、逆正三角形
状の斜面に相当する14′,14′及び16′,1
6′の二辺の部分が刃先となつている。そして各
下刈刃14及び上刈刃16の摺動により、各下刈
刃14と上刈刃16の刃先14′,14′,16′,
16′がすり合わされて立稈を切断するのである。
する刈刃単体は逆正三角形状を有し、逆正三角形
状の斜面に相当する14′,14′及び16′,1
6′の二辺の部分が刃先となつている。そして各
下刈刃14及び上刈刃16の摺動により、各下刈
刃14と上刈刃16の刃先14′,14′,16′,
16′がすり合わされて立稈を切断するのである。
従来は第6図に示す如く、逆正三角形状を有し
た刈刃単体のみで構成され、各下刈刃14及び上
刈刃16の左右端の刃単体も同様の形状を有して
いた。
た刈刃単体のみで構成され、各下刈刃14及び上
刈刃16の左右端の刃単体も同様の形状を有して
いた。
これに対して本考案の要部である刈刃装置は、
第5図に示す如く下刈刃14及び上刈刃16共に
逆正三角形状の形状を有する刈刃単体が横方向に
組み合わされて構成されているのであるが、これ
ら上下各刈刃16,14の左右端の刃単体16
a,16b,14a,14bを、外方向には刃を
有さずに内方向のみに刃先16a′,16b′,14
a′,14b′を有する刈刃単体としたのである。
第5図に示す如く下刈刃14及び上刈刃16共に
逆正三角形状の形状を有する刈刃単体が横方向に
組み合わされて構成されているのであるが、これ
ら上下各刈刃16,14の左右端の刃単体16
a,16b,14a,14bを、外方向には刃を
有さずに内方向のみに刃先16a′,16b′,14
a′,14b′を有する刈刃単体としたのである。
すなわち左右端部に位置する刈刃単体16a,
16b,14a,14bの突出部分をなくすると
共に外方向に面する刃を取り払つた形状としたの
である。このために刈刃単体16a,16b,1
4a,14bの外側面は左右方向に対して直角に
切断されたような形状となつているのである。
16b,14a,14bの突出部分をなくすると
共に外方向に面する刃を取り払つた形状としたの
である。このために刈刃単体16a,16b,1
4a,14bの外側面は左右方向に対して直角に
切断されたような形状となつているのである。
さらに外側前端は角をとつて曲面状として、安
全性や未刈稈に傷をつけないようにしたのであ
る。
全性や未刈稈に傷をつけないようにしたのであ
る。
よつて刈刃単体16aと16bは相互に左右対
称形状となつており、同様に刈刃単体14aと1
4bは相互に左右対称形状となつている。
称形状となつており、同様に刈刃単体14aと1
4bは相互に左右対称形状となつている。
(ヘ) 考案の効果
本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
効果を奏するものである。
第1に、上刈刃及び下刈刃の左右端を外方向に
は刃を有さずに内方向のみに刃を有する刈刃単体
としたことにより、既刈側では不必要な刃先が突
出することはなく、刈取部付近の人を不用意に傷
つけたりすることをなくしたのである。
は刃を有さずに内方向のみに刃を有する刈刃単体
としたことにより、既刈側では不必要な刃先が突
出することはなく、刈取部付近の人を不用意に傷
つけたりすることをなくしたのである。
第2に、未刈り側においても同様に、不必要な
刃先によつて、刈り予定のない未刈り稈を切つた
り、キズ付けたりすることを防ぐことが出来たの
である。
刃先によつて、刈り予定のない未刈り稈を切つた
り、キズ付けたりすることを防ぐことが出来たの
である。
第1図は刈刃装置の全体平面図、第2図は刈刃
駆動部の平面図、第3図は刈刃とその取付部の側
面図断面図、第4図は第3図におけるX−X断面
図、第5図は本考案における刈刃装置左右端付近
の部分拡大断面図、第6図は従来技術における刈
刃装置左右端付近の部分拡大断面図である。 14……下刈刃、16……上刈刃、14a,1
4b……下刈刃左右端の刈刃単体、16a,16
b……上刈刃左右端の刈刃単体、14a′,14
b′……刃先、16a′,16b′……刃先。
駆動部の平面図、第3図は刈刃とその取付部の側
面図断面図、第4図は第3図におけるX−X断面
図、第5図は本考案における刈刃装置左右端付近
の部分拡大断面図、第6図は従来技術における刈
刃装置左右端付近の部分拡大断面図である。 14……下刈刃、16……上刈刃、14a,1
4b……下刈刃左右端の刈刃単体、16a,16
b……上刈刃左右端の刈刃単体、14a′,14
b′……刃先、16a′,16b′……刃先。
Claims (1)
- 複数の刃単体をそれぞれ横方向に組合わせた上
刈刃16と下刈刃14とを重合させて、上刈刃1
6及び下刈刃14を摺動させる刈刃構成におい
て、外方向には刃先を有さずに内方向のみに刃先
16a′,16b′,14a′,14b′を有する刈刃単
体16a,16b,14a,14bをそれぞれ上
刈刃16及び下刈刃14の左右端に組み入れたこ
とを特徴とするコンバインの刈刃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15983187U JPH0525381Y2 (ja) | 1987-10-19 | 1987-10-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15983187U JPH0525381Y2 (ja) | 1987-10-19 | 1987-10-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0163319U JPH0163319U (ja) | 1989-04-24 |
JPH0525381Y2 true JPH0525381Y2 (ja) | 1993-06-28 |
Family
ID=31441376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15983187U Expired - Lifetime JPH0525381Y2 (ja) | 1987-10-19 | 1987-10-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0525381Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH084829Y2 (ja) * | 1988-02-20 | 1996-02-14 | 三菱農機株式会社 | 刈刃機構における刈刃形状 |
-
1987
- 1987-10-19 JP JP15983187U patent/JPH0525381Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0163319U (ja) | 1989-04-24 |
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