JPH081621Y2 - コンバインの刈刃駆動装置 - Google Patents

コンバインの刈刃駆動装置

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JPH081621Y2
JPH081621Y2 JP1987159832U JP15983287U JPH081621Y2 JP H081621 Y2 JPH081621 Y2 JP H081621Y2 JP 1987159832 U JP1987159832 U JP 1987159832U JP 15983287 U JP15983287 U JP 15983287U JP H081621 Y2 JPH081621 Y2 JP H081621Y2
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JP
Japan
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cutting blade
case
drive
raising
output shaft
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987159832U
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English (en)
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JPH0163322U (ja
Inventor
弘隆 大塚
康文 上田
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Original Assignee
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案はコンバインの刈刃を駆動させるダブル刈刃駆
動装置の構成に関するものである。
(ロ)従来技術 従来から、上下の刃を逆方向に摺動させるダブル刈刃
駆動装置については、実公昭57−54587号公報や、実開
昭60−17621号公報の如き技術が公知とされている。
また、刈刃駆動機構をコンバインの機体Cの中心より
も左右に偏心して配置した技術は、実開昭59−187937号
公報の如き技術が公知とされているのである。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 ダブル刈刃となると、2組のクランクとタイロッドが
必要となるので、構成配置が困難となるのである。即
ち、刈刃搬送駆動ケースから刈刃に至る動力伝達経路を
配置すると、該ダブル刈刃の駆動系統は広く場所を取る
ので、動力伝達経路の上部に引起し装置駆動部及び縦搬
送装置駆動部等が位置しているために駆動系統全体が複
雑となり、またこの付近は刈り取った穀稈が横断する部
分にあたり、また通過する穀稈も多い箇所にあたるので
ある。
このために、刈取搬送装置だけでなく引起し装置駆動
部や縦搬送装置駆動部等の点検整備も容易ではなく、か
つ穀稈の詰まりも少なくなかったのである。
本考案はこれらの不具合を解消したものである。
(ニ)問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成
する為の構成を説明する。
コンバインの機体Cの左右中心位置よりも偏位して、
刈取搬送駆動ケースAより上刈刃16及び下刈刃14を逆方
向に共に摺動するダブル刈刃駆動装置を配置した構成に
おいて、刈取搬送駆動ケースAの左右両側に、出力軸4
の出力軸端4L,4Rを突出し、該出力軸端4L,4Rにクランク
B,Bを固設し、該クランクB,Bより、タイロッド8L,8Rと
ベルクランク10L,10Rと係合板15,17を介して、下刈刃14
及び上刈刃16をそれぞれ逆方向に摺動すべく構成し、該
左右に位置した両刈刃の駆動系統を、引起しケース3と
それに隣接する引起しケース3の後方にそれぞれ配置
し、左右の引起しケース3,3の間に構成される穀稈搬送
通路の両側に、左右のタイロッド8L,8Rを配置したもの
である。
(ホ)実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に該目的
を達成する為の構成とその作用を説明する。
第1図はコンバインの全体正面図、第2図は刈刃装置
の全体平面図、第3図は刈刃駆動部の平面図、第4図は
同じく側面断面図、第5図は刈刃とその取付部の側面断
面図、第6図は第5図におけるX−X線断面図である。
次に添付の図面の第1図〜第4図に基づいて、本考案
の刈刃装置の駆動構造を詳細に説明する。
刈取搬送駆動ケースAの後部には入力軸1が突出され
ており、該入力軸1にエンジンの動力が伝達されてい
る。
そして刈取搬送駆動ケースA内の刈取クラッチ装置を
経た後の回転が、引起し装置駆動部Dと、縦搬送装置駆
動部Eに分岐されている。
本考案における刈取搬送駆動ケースAはコンバインの
機体Cの中心に対して左右いずれかの一方向に寄せてあ
り、特に5条刈コンバインCにおいては左右いずれかの
最端部の引起しケース3と、それに隣接する引起しケー
ス3間の後方付近に配設した。
このように配設された刈取搬送駆動ケースAの先端内
には、1本の出力軸4が支持されている。該出力軸4は
チェーンスプロケットあるいは伝達ギヤ等を介して駆動
されている。
該出力軸4の両軸端4L,4Rは刈取搬送駆動ケースA内
から左右両側方に突出させてある。そして出力軸端4L,4
Rにそれぞれアーム5L,5R及び軸6L,6Rからなるクランク
Bが相反する位置に連結されている。
クランクBを構成する軸6L,6R端にはベアリング7L,7R
を介してタイロッド8L,8Rの一端が支持されているので
ある。9L,9Rはタイロッド8L,8Rの支持部である。
故に軸4が回転すると左右のクランクは相反する方向
に回動し、タイロッド8L,8Rも相反する方向に前後動す
る。
そして、左右のタイロッド8L,8Rの他端が左右のベル
クランク10L,10Rに枢結されているので、ベルクランク1
0L,10Rの一端はそれぞれ相反する方向に前後動し、他端
のアーム11L,11Rも相反する方向に左右動する。12L,12R
はベルクランク10L,10Rの枢支軸であり、該枢支軸12L,1
2Rは刈取フレーム13上に固設してある。
このようにベルクランク10L,10Rは左右2ケ所に装備
してあり、一方のアーム11L端は下刈刃14に装備してあ
る係合板15に係合しており、他方のアーム11R端は上刈
刃16に装備してある係合板17に係合している。
よって左右のアーム11L,11Rの相反する方向への回動
に伴って、下刈刃14と上刈刃16をそれぞれ相反する左右
方向に摺動させることが出来るのである。
これら、下刈刃14及び上刈刃16は第2図〜第6図に示
す如く、それぞれ複数の刈刃単体を横方向に組み合わせ
て構成され、かつ上下に重合させてあり、上下よりホル
ダー17a,17bで保持すると共に、ガイド板18及び支持部
材19を介して刈取フレーム13に固定してある。20は係合
ピンである。
そして各下刈刃14及び上刈刃16の摺動により、各下刈
刃14と上刈刃16の刃先がすり合わされて立稈を切断する
のである。
このように構成された刈刃駆動装置において、本考案
は前述の如く刈取搬送駆動ケースAを機体Cの中央より
も左右いずれかのうち、1条の稈が通過する側の片側に
寄せて配置している。
これにより、刈取搬送駆動ケースAの出力軸端4L,4R
からアーム5L,5R及び軸6L,6RからなるクランクB、さら
にはタイロッド8L,8Rやベルクランク10L,10R及びアーム
11L,11Rに至る刈刃駆動装置は左右いずれか最端部の前
方の引起しケース3とそれに隣接する引起しケース3の
後方にそれぞれ位置するのである。
これに対して引起し装置駆動部Dや縦搬送装置駆動部
Eは機体のほぼ中央部付近に寄っているため、刈刃駆動
装置とは比較的離れており、これらの駆動系統全体が複
雑なものとはならずコンパクトに構成することが出来る
のである。
また、左右いずれかの最端部の引起しケース3とそれ
に隣接する引起しケース3との間からその後方に至る経
路は、搬送経路を横断する部材が1条分の稈量の通過す
る箇所にあたるため、搬送への悪影響も少ないのであ
る。
(ヘ)考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏するものである。
第1に、刈取搬送駆動ケースから刈刃に至る動力伝達
経路を、機体のいずれか左右方向に寄せて配設したた
め、コンバインの略中央付近に位置する引き起し装置駆
動部や縦搬送装置駆動部等から出来るだけ離れ、稈量の
通過の少ない箇所にダブル刈刃への動力伝達経路を位置
することが出来たのである。
このためにダブル刈刃の駆動系統全体をコンパクトに
することが出来たものである。
第2に、タイロッド8L,8Rとベルクランク10L,10Rと係
合板15,17等の駆動機構を、引起しケース3と隣接する
引起しケース3の後部に配置したので、該引起しケース
3の後部は、穀稈が通過しない部分であるので、該ダブ
ル刈刃駆動機構が穀稈の搬送の邪魔となることがなく、
搬送の乱れの原因とならないのである。
第3に、タイロッド8L,8Rを引起しケース3,3の後部
で、正面視において穀稈搬送通路の両側に配置したの
で、該通路を通過する穀稈が該タイロッド8L,8Rに干渉
して、搬送姿勢を乱すことが無くなったのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はコンバインの全体正面図、第2図は刈刃装置の
全体平面図、第3図は刈刃駆動部の平面図、第4図は同
じく側面断面図、第5図は刈刃とその取付部の側面断面
図、第6図は第5図におけるX−X線断面図である。 A…刈取搬送駆動ケース B…クランク C…機体 4L,4R…出力軸端 14…下刈刃 16…上刈刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−117941(JP,U) 実開 昭62−178826(JP,U) 実公 昭57−54587(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンバインの機体Cの左右中心位置よりも
    偏位して、刈取搬送駆動ケースAより上刈刃16及び下刈
    刃14を逆方向に共に摺動するダブル刈刃駆動装置を配置
    した構成において、刈取搬送駆動ケースAの左右両側
    に、出力軸4の出力軸端4L,4Rを突出し、該出力軸端4L,
    4RにクランクB,Bを固設し、該クランクB,Bより、タイロ
    ッド8L,8Rとベルクランク10L,10Rと係合板15,17を介し
    て、下刈刃14及び上刈刃16をそれぞれ逆方向に摺動すべ
    く構成し、該左右に位置した両刈刃の駆動系統を、引起
    しケース3とそれに隣接する引起しケース3の後方にそ
    れぞれ配置し、左右の引起しケース3,3の間に構成され
    る穀稈搬送通路の両側に、左右のタイロッド8L,8Rを配
    置したことを特徴とするコンバインの刈刃駆動装置。
JP1987159832U 1987-10-19 1987-10-19 コンバインの刈刃駆動装置 Expired - Lifetime JPH081621Y2 (ja)

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JPH0163322U JPH0163322U (ja) 1989-04-24
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