JPH05253818A - ドリル研削装置 - Google Patents

ドリル研削装置

Info

Publication number
JPH05253818A
JPH05253818A JP3092458A JP9245891A JPH05253818A JP H05253818 A JPH05253818 A JP H05253818A JP 3092458 A JP3092458 A JP 3092458A JP 9245891 A JP9245891 A JP 9245891A JP H05253818 A JPH05253818 A JP H05253818A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drill
work head
grinding
lift
feed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3092458A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07121501B2 (ja
Inventor
Richard L Schroeder
エル シュロウダー リチャード
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Giddings and Lewis LLC
Original Assignee
Giddings and Lewis LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Giddings and Lewis LLC filed Critical Giddings and Lewis LLC
Publication of JPH05253818A publication Critical patent/JPH05253818A/ja
Publication of JPH07121501B2 publication Critical patent/JPH07121501B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B3/00Sharpening cutting edges, e.g. of tools; Accessories therefor, e.g. for holding the tools
    • B24B3/24Sharpening cutting edges, e.g. of tools; Accessories therefor, e.g. for holding the tools of drills
    • B24B3/26Sharpening cutting edges, e.g. of tools; Accessories therefor, e.g. for holding the tools of drills of the point of twist drills
    • B24B3/28Sharpening cutting edges, e.g. of tools; Accessories therefor, e.g. for holding the tools of drills of the point of twist drills by swivelling the drill around an axis angularly to the drill axis
    • B24B3/30Sharpening cutting edges, e.g. of tools; Accessories therefor, e.g. for holding the tools of drills of the point of twist drills by swivelling the drill around an axis angularly to the drill axis and rotating the drill about its own axis

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ドリル先端の研削を効率良く行なえるようにす
る。 【構成】ドリル研削装置1は、ドリルの回転、ドリルリ
フトおよびドリルフィードを行なうのに、3つのそれぞ
れ独立したサーボモータ23、29を使用する。これら
のモータを、ワークヘッド13内に取着されたスピンド
ルに駆動機構を介して連結している。ワークヘッド13
は、ドリルホルダを解放自在に保持する液圧クランプを
有しており、ドリル先端が研削ホイールに近接するよう
にドリルホルダがドリルを把持する。3つのモータは、
ドリルを長手方向の軸線を中心に回転させかつドリル先
端を接触経路に沿って移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械、特に、ドリ
ルの先端を機械加工即ち研削するドリル研削装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】種々のタイプの切削先端(cutting poin
t) を有するねじれ刃ドリル(twist drill) は周知であ
る。産業において広く使用されているドリル先端には、
通常の先端、螺旋先端、レーコン(Racon) 先端、割り先
端およびビックフォード(Bickford)先端がある。これら
の種々の先端は、種々の材料と形状の工作物の加工にお
いて最大切削速度を得るように構成されている。
【0003】ドリルの先端加工を行なうに先立ち、ドリ
ルは研削ホイール(grinding wheel)に対して既知のよう
に配向して配設される。このようなドリルの最初の配置
は、ドリルの調節(timing)と広くいわれている。幾つか
の従来の装置においては、ドリルはホルダに把持され、
ホルダとドリルは、ドリルを調節するためにユニットと
して配置される。ドリルがホルダに把持される場合に
は、通常は、ドリルをホルダから選択的に解放するため
の手段が装置に設けられる。別の装置においては、ドリ
ルを研削ホイールに対して配置することにより調節が行
なわれる。
【0004】種々のねじれ刃ドリルの先端の機械研削に
は、ドリルと研削ホイールとの間の複雑な三次元相対動
作が必要となる。通常は、研削ホイールは一般に固定さ
れた軸線を中心に回転し、ドリルはホイールに対してサ
イクルをなして供給されるとともに各サイクルの際に少
なくとも3種類の動作を行う。第1の動作は、長手方向
の軸線を中心としたドリルの定速回転である。第2の動
作はドリルの長手方向の軸線に直交する方向へのドリル
の直線往復動である。この動きはリフト動作(lift moti
on) と広く呼ばれている。第3の動作は長手方向の軸線
に沿ったドリルの動きである。この動作はフィード(fee
d)動作として知られている。
【0005】リフトおよびフィード動作は、ドリルの回
転に対して調節された関係で行われる。リフトおよびフ
ィード動作はまた、ドリル先端の切削縁(cutting edge)
の数に対応するサイクルで行なわれ、サイクルはドリル
の1回転の際に各切削縁に対して繰り返される。ドリル
は一定の角速度で長手方向の軸線を中心に回転するが、
リフト動作とフィード動作のいずれも一定速度ではな
い。
【0006】あるタイプのドリル先端の場合には、ドリ
ルの第4の動作が必要となる。この第4の動作は、ドリ
ルの長手方向の軸線に対して直角をなすが該軸線とは交
差しない軸線を中心とするドリルの回転である。この動
作は、ロック動作(rock motion) としばしば呼ばれる。
【0007】幾つかの従来のドリル研削装置において
は、リフト、フィードおよびロック動作は、一連のカ
ム、カムフォロア、リンクおよびレバーにより研削され
ているドリルに付与される。カムは定速で回転される。
リンクとレバーはカムの回転運動を、ドリルの先端にお
いて適宜のリフト、フィードおよびロック動作に変換す
る。別のタイプのドリル先端の場合およびドリルの直径
が異なる場合には、別のカムが使用される。更に、リン
クおよびレバーのような各種素子の多くは、ドリルの先
端および直径に合わせて調整自在である。上記のように
して概ね構成されている先行技術のドリル研削装置は、
例えば、米国特許第4,365,444号および該特許
において挙げられている引例に記載されている。先行技
術のドリル研削装置の別の例が、米国特許第3,06
7,548号および同第3,656,264号に記載さ
れている。ドリル先端を研削する他の商業的に入手する
ことができる装置は、ウィンスロー(Winslow) 、ウィン
スローマティック(Winslowmatic)およびビックフォード
・ポイント(Bickford Point)なる商標が付されて市場に
出されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第4,36
5,444号に記載のドリル研削装置および他の商業的
に入手することができる装置は、広く受け入れられてい
る。しかしながら、先行技術の装置のカム、リンクおよ
びその他の機械的駆動列は、製造および組み立てに多額
の費用を必要とする。また、先行技術の駆動機構は、研
削すべき先端の種類またはドリルのサイズに合わせてし
ばしば調整しなければならず、無駄時間が多くなるとと
もに、生産性が低下することになる。
【0009】従って、本発明の目的は、従来技術と比べ
て遥かに効率よくかつ経済的にねじれ刃ドリルの先端を
形成することができるドリル研削装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、長手方
向の軸線を有するねじれ刃ドリルの先端を研削するドリ
ル研削装置が提供されている。この研削装置は、固定ハ
ウジングと、ハウジングに回転自在に取着された研削ホ
イールと、選択的にドリルを把持しかつドリルを長手方
向の軸線を中心に回転させるドリル回転手段と、ドリル
回転手段の少なくとも一部を支持するワークヘッド手段
と、ワークヘッド手段とドリルをドリルの回転に対して
調節された関係で揺動させてドリルの先端を研削ホイー
ルに対して接離させるようにドリル回転手段に取着され
たフィード手段と、リフト手段とを備え、該リフト手段
は、ハウジングに取着されたリフトモータと、リフトモ
ータの作動に応答しかつドリルの回転およびフィード手
段の揺動に対して調節された関係で研削ホイールに対し
ドリル回転手段、ワークヘッド手段、フィード手段およ
びドリルに往復運動を付与するリフト駆動手段とを備
え、リフト駆動手段とフィード手段は所定のサイクルに
おいて研削ホイールとの接触経路に沿ってドリル先端を
動かしてドリルの所定の先端を研削するように協働する
ことを特徴とする構成を備えている。
【0011】本発明によれば更に、長手方向の軸線を有
するねじれ刃ドリルの所定の先端を研削するドリル研削
装置が提供されている。この研削装置は、ハウジング
と、ハウジングに取着されかつ第1の軸線を中心に回転
自在に配設された研削ホイールと、第1の軸線と略直角
をなす第2の軸線を画定するワークヘッドと、第2の軸
線を中心にワークヘッド内においてドリルを回転させる
ドリル回転手段と、ワークヘッド手段とドリルを支持し
かつワークヘッド手段とドリルを第1の軸線と平行をな
す第3の軸線を中心にドリルの回転に対して調節された
関係で揺動させるようにドリル回転手段により支持され
たフィード手段と、ドリル回転手段とフィード手段に対
して調節された関係で作動するようにハウジングに取着
されたリフト手段と、リフト手段の作動に応答しかつフ
ィード手段の揺動およびドリル回転手段の回転に対して
調節された関係で第3の軸線に沿ってワークヘッド、ド
リル、ドリル回転手段およびフィード手段を往復動させ
るようにリフト手段をドリル回転手段に固着するクラン
プ手段とを備え、フィード手段とリフト手段はドリル先
端を研削サイクルにおいて研削ホイールとの接触の所定
の経路に沿って動かすことによりドリルの所定の先端を
研削するようにドリル回転手段と協働することを特徴と
する構成を備えている。
【0012】
【作用】研削ホイールは、装置のハウジングに実質上固
定された軸線を中心に回転するように取着されている。
ドリルの第1の動作は、長手方向の軸線を中心とする回
転である。ドリルの長手方向の軸線は、研削ホイールの
軸線と略直角をなしている。長手方向の軸線を中心とす
るドリルの回転は、ドリルモータと呼ばれる第1の電動
モータにより行われる。ドリルモータは、ベアリングブ
ロックに取着されている。細長いポストの一端は、ベア
リングブロック内に回転自在に取着されている。ポスト
の第2の端部は、装置のハウジングに取着されたベアリ
ングにより往復自在に案内される。ベアリングブロッ
ク、ポスト、およびドリルモータの長手方向の軸線は、
同心をなしており、研削ホイールの軸線と平行をなすリ
フト軸線(lift axis) を画定している。
【0013】ワークヘッド(work head) は、ポストの第
2の端部に取着されている。ワークヘッド内に回転自在
に取着されたスピンドルは、リフト軸線と直角をなす軸
線を有する。スピンドルはドリルホルダを受け、ドリル
は、ドリル先端が研削ホイールに近接するようにドリル
ホルダに把持される。ドリルモータは、ポストとベアリ
ングブロックを介して延びる駆動シャフトによりワーク
ヘッド内でスピンドルを回転させる。かくして、ドリル
モータを一定の速度で作動させると、スピンドルとドリ
ルが比例した一定の速度で駆動される。ドリルの角度位
置は、先端を適正に研削するのに重要であるので、ドリ
ルモータは、サーボモータまたはリゾルバフィードバッ
ク(resolver feedback) を備えたACモータであるのが
好ましい。
【0014】ドリルホルダをスピンドルにチャックする
(chuck) ために、本発明の装置は、ワークヘッドとスピ
ンドルに組込まれる液圧作動のポンプを備えている。液
圧をワークヘッドのクランプに印加すると、一対のカム
がドリルホルダの周辺部を押圧するとともに、ドリルホ
ルダをスピンドル内に強固にチャックする。ドリルは、
ばね荷重のコレットチャック(collet chuck)によりドリ
ルホルダに把持される。コレットチャックのばね力を解
除すると、ドリルのコレットチャックに対する挿入と取
り出しを行うことができる。
【0015】ドリルの第2の動作は、ワークヘッドとド
リルがドリルの長手方向の軸線と直交しかつ研削ホイー
ルの軸線と平行をなす方向へリフト軸線に沿って往復動
するリフト動作である。リフト動作は、スピンドルとド
リルの回転に対して調節された関係で揺動させるリフト
モータにより行なわれる。リフトモータはサーボモータ
とすることができる。リフトモータは、ハウジングに回
転自在に取着された第1のシャフトに連結されている。
1つ以上の調節プーリ(timing pulley) もまた、ハウジ
ングに取着されている。調節ベルトは、第1と第2のシ
ャフトの関連するプーリの周囲で走行する。各調節プー
リのアイドラプーリがベルトのテンションを調整する。
【0016】各ベルトを把持するのは、リフトクランプ
である。好ましい実施例においては、各リフトクランプ
はドリルモータが取着されたベアリングブロックに一端
が取着されたブラケットからなる。調節ベルトはブラケ
ットの第2の端部と調節ベルトの歯と係合する歯を有す
るキャップとの間に挟設されている。リフトモータを揺
動させることにより、ブラケット、従って、ベアリング
ブロックは、ドリルモータ、ポストおよびワークヘッド
とともに、リフトモータの揺動と調和してリフト軸線に
沿って往復動する。
【0017】ベアリングブロックにはまた、フィードモ
ータが取着されている。フィードモータの出力シャフト
は、ベアリングブロック、ポストおよび駆動シャフトの
共通する長手方向の軸線となるリフト軸線と平行をなす
のが好ましい。プーリがフィードモータの出力シャフト
に取着され、同様のプーリがポストに取着されている。
フィードモータの揺動により、ポストがリフト軸線を中
心に同様に揺動する。ポストの揺動により、ワークヘッ
ドとスピンドル内のドリルとが同じく揺動する。リフト
の軸線を中心とするワークヘッドとドリルの揺動はとも
にフィード動作と呼ばれる。
【0018】ドリルモータ、リフトモータおよびフィー
ドモータは、スピンドルおよびスピンドル内にチャック
されたドリルの回転に対して調節された関係でワークヘ
ッドに所望のリフトおよびフィード動作を付与する態様
で作動するように、適宜のプログラマブルコントローラ
により制御することができる。リフトおよびフィードモ
ータはドリルモータの定常状態の回転と相互に関連して
揺動することにより、ドリルの完全な一回転(revolutio
n)の際にリフトおよびフィードサイクルがドリルの各切
削縁に対して行なわれる。
【0019】ドリル先端から材料を除去するために、ド
リルが3つの動作からなるサイクルを行なうときに、ド
リル先端が研削ホイールに対して供給される。研削ホイ
ールは、ねじ・ナット構成体のような直線運動装置を介
して作用する研削ホイールのモータによりドリル先端に
対して前進することができ、このモータもサーボモータ
とすることができる。研削ホイールのサーボモータは、
研削ホイールがドリルの各回転において適正量の材料を
ドリルの先端から切削することができるように、他のサ
ーボモータと調節された関係で制御される。
【0020】幾つかのタイプのドリル先端の場合には、
研削工程においてドリルがロック動作と呼ばれる第4の
動作を行なうことが必要となる。ロック動作は、ドリル
の長手方向の軸線と直角をなしかつ該軸線から離隔する
とともに、リフト軸線とも直角をなすロック軸線を中心
とするドリルの回転として定義される。ロック軸線を提
供するために、ワークヘッドはブラケットによりポスト
の第2の端部に連結される。適宜のベアリングがワーク
ヘッドをブラケットに回転自在に取着するために使用さ
れ、このベアリングがロック軸線を画定する。ロック動
作は、ワークヘッドに固着された硬化ストリップ(harde
ned strip)に支持することができるワークヘッドの硬化
ピンを介して行なわれる。装置のハウジングとワークヘ
ッドとの間で作用する強力なばねが、ワークヘッドをス
トリップに対して付勢する。ワークヘッドがリフトモー
タおよびフィードモータによってそれぞれリフト動作お
よびフィード動作を行なうときには、ピンはそれぞれス
トリップに当接しかつストリップに沿って支持される。
リフト軸線を中心とするワークヘッドのフィード動作に
より、ワークヘッドは同時にロック軸線を中心に揺動す
る。ロック動作は、ブラケットとブラケット内に取着さ
れたワークヘッドの部分が装置のハウジングへ向けての
フィード動作において回転するときに行なわれ、その
際、ストリップと接触しているピンはこれに隣接するワ
ークヘッドの部分がブラケットとロック軸線のベアリン
グとともに揺動するのを防止している。その結果、ワー
クヘッドとドリルはロック軸線を中心に傾動し、同時に
研削ホイールへ向けてリフト軸線を中心とするフィード
動作回転を行ない、ドリルの長手方向の軸線は、研削ホ
イールの軸線に対して鋭角に傾動する。フィードサイク
ルの逆ストロークでは、ワークヘッドと装置のハウジン
グとの間のばねによりピンとストリップは接触状態に保
持され、かつ、ワークヘッドとドリルはドリルの長手方
向に軸線が再び研削ホイールの軸線と直角をなすことが
できる。かくして、ドリルは、ロック動作が存在すると
きには、全3度の角度の自由度(all three angular deg
rees of freedom)で動作を行なう。
【0021】ロック動作を必要としない場合には、ワー
クヘッドのピンがハウジングのストリップとの接触から
解放されるようにワークヘッドはブラケットに固定され
る。更に、ストリップは、ピンの近傍から一時的に取り
除くことができる。この場合には、研削サイクルにおい
てワークヘッドと研削ホイールとの間に相対的な傾動は
なく、ロック動作は排除される。
【0022】本発明のドリル研削装置は、研削操作の開
始時にドリルを軸線方向にかつ回転自在に配向させる調
節装置(timing device) を備える。調節装置は、装置の
ハウジングに固着された硬化パッドの形態をなすことが
できる。パッドは、装置のハウジングに対して公知の位
置に配置される平坦な配置面を有する。ワークヘッドの
クランプを緩めると、ドリルを把持するドリルホルダ
は、スピンドルに挿入される。ドリルホルダは、ドリル
の切削縁が調節パッドの配置面に当接するまで、スピン
ドル内で回転されかつ手動で前進される。当接により、
ドリルは正しく配向される。ワークヘッドのクランプは
次に、スピンドル内でドリルホルダをチャックするよう
に作動され、研削サイクルを開始することができる。
【0023】研削ホイールは、仕上げ装置(dresser) を
備えるのが好ましい。この仕上げ装置は手動で操作して
もよく、あるいはプログラマブルコントローラの制御の
もとで操作することもできる。
【0024】
【実施例】以下、本発明を当業者が実施することができ
るように図面に示す実施例に関して詳細かつ的確に説明
するが、以下の実施例は本発明の単なる例示であって、
本発明は別の態様でも構成することができるものであ
る。
【0025】図1乃至図3には、本発明に係るドリル研
削装置1が示されている。このドリル研削装置は、参照
番号3で代表して示されるようなねじれ刃ドリルの切削
先端を研削するのに特に有効であるように構成されてい
る。
【0026】先づ、ドリル研削装置1の全体構成につい
て説明する。
【0027】ドリル研削装置1は、フロア7に支持され
る強固なハウジング5を備えている。ハウジング5は垂
直な軸線11を中心に回転する研削ホイール9を支持し
ている。研削ホイール9は矢印12(図2)により示さ
れる方向へアクチュエータ14(図3)により移動自在
となっている。
【0028】研削されるべきドリル3は、図11に示す
ようにドリルホルダ18に把持される。また、ドリルホ
ルダ18は、ドリルの長手方向の軸線15が通常水平と
なるようにワークヘッド手段を構成するワークヘッド1
3にチャックされる。研削ホイール9が軸線11を中心
に回転すると、ドリル3はワークヘッド13内で長手方
向の軸線15を中心に回転される。ドリル3の回転は、
ドリルモータ75を備え、ドリル回転手段を構成するド
リル回転機構16により行なわれる。
【0029】ドリル3の回転と同時に、ワークヘッド1
3とドリル3は少なくとも2つの他の動作を行なう。ワ
ークヘッド13とドリル3はリフト手段を構成するドリ
ルリフト機構101を介して作用するリフトモータ23
の作動により矢印21の方向へ上下に往復動する(図
1)。同時に、ワークヘッド13とドリル3は、垂直方
向に延びるリフトの軸線27を中心に矢印25の方向へ
揺動する(図2)。リフトの軸線を中心とするワークヘ
ッド13とドリル3の揺動は、図9に示すように、フィ
ード手段を構成するドリルフィード機構30を介して作
用するフィードモータ29により行なわれる。フィード
モータ29を作動させると、ドリル3は、研削ホイール
9の周辺部31に対して接離するように矢印25の方向
へ弓状経路において移動される。アクチュエータ14
は、研削ホイール9をリフトの軸線27から適宜離隔し
て配置して、所望の量の材料をドリルの先端から除去す
るように機能する。図示を簡単にするため、研削ホイー
ル9は、加工操作の際の実際の位置よりもドリル先端か
ら著しく遠ざかって配置されて図示されている。
【0030】リフトモータ23とフィードモータ29の
動作は、ワークヘッド13内でのドリル3の回転に対し
て調節された関係で行なわれ、ドリル3の一回転の際に
ドリル3の各切削縁に対する研削サイクルを的確に完了
するようにしている。研削サイクルとドリル3の回転
は、所望のドリル先端を得るのに必要なだけ繰り返され
る。各ドリル回転後は、研削ホイール9はアクチュエー
タ14によりわずかな量だけ進められ、研削ホイール9
の磨耗とドリル3の材料除去を補償するようにしてい
る。
【0031】ワークヘッド13とドリル3は、研削サイ
クルの際に第4の動作を行なう場合がある。この第4の
動作は、水平方向のロックの軸線35を中心とした矢印
33の方向へのワークヘッド13の傾動である。
【0032】次に、ドリルホルダについて説明すると、
図11に示すように、ドリルホルダ18は、径方向に対
向して配設された一対の開口62を有する薄肉スリーブ
60から形成されている。第1のスナップリング64が
スリーブ60の一端にスペーサ80とともに配設され、
コレットチャック61の一端に隣接して位置している。
コレットチャック61は、プラット・バーナード・カン
パニー(Pratt BurnerdCompany) によって製造されてい
るような商業的に入手することができる部材である。第
2のスナップリング66がスリーブの他端に配設され、
フランジ付きのハブ68に隣接するように位置してい
る。強力な圧縮ばね70がハブ68のフランジ72とス
ライダ82内のステップ74との間で作用するように設
けられている。ばね70は、スライダ82をコレットチ
ャック内のテーパ付きプレート76に対して付勢し、ド
リル3を緊密に把持するようになっている。スライダ8
2は、スリーブの開口62と長手方向に整合される溝7
8を外周に有している。スライダを溝78によってばね
70に対して図11において右方向へ付勢すると、コレ
ットチャックのプレート76は緩められる。かくして、
ドリル3はドリルホルダ18に対する挿入あるいは取り
外しを行なうことができる。スリーブ60内でのスライ
ダ82の付勢は、ドリル研削装置に配設される公知のレ
バー装置(図示せず)によって行なうことができる。
【0033】この実施例のコレットチャック61のプレ
ート76は、どちらかといえば狭い範囲のドリルサイズ
にのみ適応させることができる。従って、直径の異なる
ドリル3に対しては、異なるサイズに形成されたプレー
トを有するコレットチャックを備えた異なるドリルホル
ダが使用される。ある範囲のコレットチャックのサイズ
を有する幾つかのドリルホルダ一組が、研削装置1に通
常含まれる。ドリルをドリルホルダに把持すると、ドリ
ルホルダをワークヘッド13に挿入することができる。
【0034】図12には、著しく浅いフルート角を有す
るドリルとともに使用されるドリルホルダ86が示され
ている。ドリルホルダ86は、図11に関して上記した
ドリルホルダ18と略同様に構成されている。しかしな
がら、ドリルホルダ86は、細長いスリーブ88に収容
された2つのコレットチャック61aおよび61bと2
つのスライダ82とを備えている。摺動スペーサ90が
ばね70およびコレットチャック61aからコレットチ
ャック61bへ力を伝達するように配設されている。ド
リルホルダ86の他の構成素子および機能と動作はドリ
ルホルダ18と略同様の態様をなしている。
【0035】次に、ワークヘッド13について、図4お
よび図8を参照して説明する。ワークヘッド13は、ハ
ウジング37と端部プレート39とを備えている。ハウ
ジング37と端部プレート39は、ベアリング43およ
び45により管状スピンドル41を回転自在に受けてい
る。スピンドル41は、少なくとも1つの、好ましくは
一対の半径方向に貫通して延びる開口46を有してい
る。スピンドル41には、ドリルホルダ18を遊挿する
ことができるようなサイズの孔48が形成されている。
チャッキングカム47がスピンドルの各開口46に挿通
されている。各チャッキングカム47の内面には、スピ
ンドル41の孔48と略同じ直径の円筒面49が形成さ
れている。各チャッキングカム47の外面は角度の付さ
れた面51を有している。環状のカムリング53が双方
のチャッキングカムの角度面51の周囲に嵌合されてい
る。
【0036】端部プレート39内には、環状のピストン
55が取着されている。端部プレート39とピストン5
5は協働して室57を形成している。液圧流体が、液圧
ライン(図示せず)によりポート59を介して室57に
供給される。室57内の液圧流体の影響を受けて、ピス
トン55はベアリング43をリング53に対して付勢す
る。これにより、リング53がカム47の角度面51に
当接し、カム47をスピンドルの軸線17へ向けて半径
方向内側へ付勢している。従って、カム47が室57に
おいて液圧流体によって作動されると、スピンドルの孔
48に挿入された所定のドリルホルダ18のスリーブ6
0に対して半径方向へ押圧される。このようにして、ド
リルホルダ18はスピンドル、従って、ワークヘッド1
3に確実にチャックされる。
【0037】ワークヘッド13のハウジング37は、ピ
ンおよびベアリングによってブラケット85に回転自在
に支持されている。ブラケット85は略U状に形成さ
れ、ベース87と2つの離隔した直立する脚89および
91とを有している。ピンとベアリング93はロック軸
線35を画定しており、該軸線はスピンドルの軸線17
と直角をなしかつリフト軸線27と交差している。ワー
クヘッド13のハウジング37とスピンドル41は、ロ
ック軸線35を中心に傾動するのを防止するように構成
することができる。一の方向への傾動は、ワークヘッド
13のハウジング37にねじ96により回動自在に連結
されたストッププレート95により防止される。図1お
よび図4に示すような動作位置においては、ストッププ
レート95は、ねじ96を中心に回動されてブラケット
85の脚89に接触することにより、ワークヘッド13
のハウジング37が図3において時計廻り方向へ傾動す
るのを防止している。
【0038】図3における反時計廻り方向の傾動は、ワ
ークヘッドハウジング37とブラケットの脚89に固着
されたアーム99との間に介在配置された強力なばね9
7により防止される。ばね97は、ワークヘッド13の
ハウジング37を図3において時計廻り方向へ付勢す
る。時計廻り方向の傾動はブラケットの脚89に当接し
ているプレート95により防止されるので、ワークヘッ
ド13のハウジング37はスピンドルの軸線17が水平
にある平衡状態に保持される。
【0039】次に、ドリル3の回転について説明する
が、管状スピンドル41と該スピンドルにチャックされ
たドリル3を回転させるため、ウォームホイール63
が、図4および図8に示すように、スピンドル41に固
着されている。ウォームホイール63は、シャフト67
に固定されたウォーム65により駆動される。シャフト
67は、リフト軸線27を中心に回転するようにワーク
ヘッドハウジング37内に取着されている。シャフト6
7は、図1に示すように、長いシャフト71の第1の端
部に自在継手69を介して連結されている。シャフト7
1の第2の端部は、ドリルモータ75の出力シャフトに
カップリングにより連結されている。ドリルモータ75
はベアリングブロック77に取着されている。ドリルモ
ータ75はサーボモータとすることができ、あるいはリ
ゾルバフィードバックを備える可変速度ACモータであ
ってもよい。ドリルモータ75の回転により、スピンド
ル41とドリル3が対応して回転する。かくして、ドリ
ル回転機構16はスピンドル41と、ウォーム65およ
びウォームホイール63と、駆動シャフト71と、ドリ
ルモータ75と、ベアリングブロック77とを備えるこ
とがわかる。
【0040】次に、ドリルリフトについて説明する。ベ
アリングブロック77には、カップリング73とドリル
モータ75の出力シャフトにクリアランスを提供する貫
通孔79が設けられている。ベアリングブロック77に
はまた、ベアリング81を収容する穴ぐりが設けられて
いる。ベアリング81には、長い中空ポスト83の下端
が装着されている。ポスト83の上端は、リニアベアリ
ング84により装置の固定ハウジング5内で案内される
ようになっている。シャフト71は、ポスト83の内部
を貫通している。シャフト71、ベアリング81および
ポスト83は、リフトの軸線27と同心をなすように配
設されている。ポスト83の上端には、ブラケット85
が結合されている。図1に示す構成においては、ポスト
83の上端はブラケット85のベース87の凹部に嵌挿
されている。
【0041】ドリル先端の研削工程の一部として、ドリ
ル3とワークヘッド13は、リフト動作において矢印2
1の方向へ往復動する(図3参照)。リフトの往復動は
ギヤ減速機100を介して作用するリフトモータ23と
ドリルリフト機構101により行われる。好ましい実施
例においては、ドリルリフト機構は、ギヤ減速機100
に結合されかつベアリング105により装置のハウジン
グ5に回転自在に取着されたシャフト103からなる。
ギヤ減速機100は100:1の減速比を有することが
できる。同様のシャフト107がシャフト103に略垂
直方向上方の位置でハウジングに回転自在に取着されて
いる。一対の調節プーリ109と111がシャフト10
3に取着され、かつ、一対の同様のプーリ113と11
5がシャフト107に取着されている。調節ベルト11
7と119はプーリ109、113とプーリ111、1
15との周囲にそれぞれ配列されている。
【0042】調節ベルト117と119のテンションを
調整するように、リフト駆動機構101は更に、各ベル
トと関連してアイドラープーリ121を備えている。各
アイドラープーリ121は、短いアーム123によりベ
ース125に取着されている。ベース125は、装置の
ハウジング5に固着されている。アーム123は、図3
において矢印127で示すように、それぞれのプーリを
中心に回動自在に配設されてベルトに所望のテンション
を与えるとともに、アーム123はそれぞれのベースに
所望の位置において固定自在となっている。
【0043】図5乃至図7に示すように、調節ベルト1
17と119は、一対の略L字状ブラケット129によ
りベアリングブロック77に連結されている。各ブラケ
ット129の一方の脚131は、ねじ133によりベア
リングブロックに固着されている。各ブラケットの第2
の脚135の自由端部は、ベルト117または119の
幅よりもわずかに大きい狭い凹部137を有している。
キャップ139は、調節ベルトの歯を補足しかつ該歯と
係合する一連の歯141を有している。ベルトの後ろ側
はそれぞれのブラケットの凹部137に配置され、キャ
ップ139の歯141は調節ベルトと係合して配置され
ている。更に、キャップ139はねじ143およびピン
145によりそれぞれのブラケットに固着されている。
【0044】リフトモータ23は、ドリルモータ75の
回転に対して調節した関係で揺動される。リフトモータ
23の揺動により、調節ベルト117と119が往復す
るとともに、ドリル回転機構16、ポスト83、ブラケ
ット85およびワークヘッド13が対応して往復動を行
う。図1および図3においては、ワークヘッド13は、
その往復リフトストロークの略最下位に示されている。
【0045】研削装置1をドリルリフト機構101の過
剰な走行から保護するため、図5および図6に示すよう
に、安全リミットスイッチ150がハウジング5に装着
されている。リミットスイッチ150は、リフト機構の
ブラケット129の1つに固着されたトリップ(trip)1
52により作動される。所望の場合には、基準リミット
スイッチ150aを採用することができる。更に、保証
ストップ154が、リミットスイッチ150が故障した
場合にベアリングブロック77とリフト機構を停止する
ようにハウジングに取着されている。保証ストップ15
4は、ベアリングブロック77に取着されたストップブ
ロック156に当たるようになっている。
【0046】次に、ドリルフィードについて説明する
が、ドリル3は、回転およびリフト以外に、図2におい
て矢印25により示すようにフィード動作を行う。この
ため、本発明の装置は、ドリルフィード機構30を備え
ている。この機構においては、フィードモータ29は、
図9および図10に示すように、適宜のブラケット14
7によりベアリングブロック77に取着されている。フ
ィードモータの出力シャフトにギヤ減速機148を介し
て連結されているのは、調節プーリ149である。ギヤ
減速機148は100:1の減速比であるのが好まし
い。調節ベルト151がプーリ149の周囲およびポス
ト83に連結された別のプーリ153の周囲に巻回され
ている。上記したように、ポスト83の下端はベアリン
グ81によりベアリングブロック77に回転自在に取着
され、ポストの上端はベアリング84により装置のハウ
ジング5内で案内される(図1)。従って、ポストおよ
び該ポストに連結されたブラッケト85はベアリングブ
ロックおよび装置のハウジング5に対してリフトの軸線
27を中心に回転することができる。従って、フィード
モータ29を揺動させることにより、ポスト83とワー
クヘッド13はリフト軸線27を中心に対応して揺動す
る。ワークヘッドの揺動により、ドリル3は、図2にお
いて矢印25の方向へ弓状経路において研削ホイールに
対して接離される。
【0047】フィードモータ29はベアリングブロック
77に取着されているので、リフトモータ23が揺動す
ると矢印21の方向へ上下に往復動を行なう。更に、当
然のことであるが、ポスト83と、プーリ149および
153と、ベルト151を含むフィード機構30の残り
の部分は、リフトモータが作動されるとドリル回転機構
16とともにリフト動作を行う。逆にいえば、フィード
モータ29の作動はドリル回転機構またはフィード機構
に対して作用を及ぼさない。
【0048】図2においては、ワークヘッド13は、リ
フト軸線27を中心に時計廻り方向へ最大距離揺動した
位置に図示されている。この位置では、ドリルの軸線1
5とスピンドルの軸線17は研削ホイールの軸線11と
交差する。
【0049】矢印21のリフト往復動と同様に、ドリル
フィード30の揺動はスイッチと保証ストップにより制
限される。リミットスイッチは、図1において参照番号
176で示されるような位置に配設することができる。
基準リミットスイッチ176aも図示されている。ポス
ト83に取着されたZ字状のプレート178(図1)
が、所望の場合にはフィードモータ29の作動を停止さ
せるようにリミットスイッチ176と接触する。図9に
明瞭に示すように、カラー194がポスト83に取着さ
れている。カラー194に押圧されるピン196が、リ
フト軸線27を中心に角度をなしてハウジング5に取着
された2つの保証ストップ172のいずれかに当たるよ
うに配置されている。
【0050】リフトモータ23が発生しなければならな
い力を最小にするように、ワークヘッド13とともにド
リル回転機構16およびフィード機構30が平衡にされ
ている。図3に明瞭に示すように、1つ以上のばね14
6が、ハウジング5とベアリングブロック77との間に
連結されている。ばね146は、ドリル機構とフィード
機構の重量のほぼ全体を支持するように構成され、従っ
て、リフトモータ23は装置の作動の際にこれらの構成
素子の慣性に打ち勝つことだけが必要となる。次に、ド
リルロック(drill rock)について説明すると、上記した
ように、ワークヘッド13はブラケット85に対してロ
ック軸線を中心に傾動することができる。ワークヘッド
13がロック軸線を中心に傾動することを研削しようと
するドリル先端が必要とする場合には、ストッププレー
ト95はねじ96を中心に揺動され、プレートはブラケ
ットの脚89に接触しない(図4)。この場合には、ば
ね97はワークヘッドを図3において時計廻り方向へ付
勢する。かかる時計廻り方向の回転は、ワークヘッド1
3に支持された硬化ピン155と装置のハウジング5の
一部に取着された硬化ストリップ157との相互作用に
より制御される。ピン155とストリップ157は、ピ
ンがばね97の付勢のもとでストリップと接触して、ド
リル3の軸線15が研削ホイール9の軸線11と交差す
るとき、即ち、ワークヘッド13が図2に示すようにリ
フト軸線27を中心に時計廻り方向へ最大距離揺動した
位置にあるときに、ドリルの軸線15を水平状態に保持
するように構成されている。図3においては、ワークヘ
ッド13は、ロック軸線35を中心に時計廻り方向へ最
大に回転した位置にあるように図示されている。
【0051】フィードモータ29が作動されてワークヘ
ッド13とドリル3を図2および3に示す位置からリフ
ト軸線27を中心に反時計廻り方向へ回転させる(矢印
25)と、ピン155とストリップ157は、ピンに隣
接したワークヘッド13の部分160がこのような回転
を行なうことを阻止する。しかしながら、ベアリング9
3がワークヘッド13のハウジング37とブラケット8
5との間に配設されているので、ポスト83とブラケッ
ト85は全回転を行う。これにより、ワークヘッド13
は図3においてロック軸線35を中心に反時計廻り方向
へ回転して、ドリル先端は研削ホイールの軸線11へ向
けて上方へ傾動する。最大の傾動は、リフト軸線を中心
とするフィード揺動の反時計廻り方向の最大回転の位置
において生ずる。
【0052】ワークヘッド13のばね97は、ワークヘ
ッド13の供給揺動25の時計廻り方向の復帰回転の際
に硬化ストリップ157に対してワークヘッド13のピ
ン155を付勢し続ける。従って、ワークヘッド13
は、リフト軸線27を中心とする時計廻り方向のフィー
ド回転ストロークの際に図3において時計廻り方向へ傾
動する。このように、ロック動作は、フィード動作と本
質的に同期される。時計廻り方向のフィードストローク
端において、スピンドルの軸線15は再び水平となり、
研削ホイール9の軸線11と再度交差する(図2)。
【0053】ロック動作がもはや必要とされなくなった
場合には、プレート95は、ブラケット86の脚に抗し
て図1に示す位置まで後方へ揺動され、ロック動作を停
止する。
【0054】ロック動作33が必要でない場合の研削操
作の際にワークヘッドのピン155が硬化ストリップ1
57に当たらないようにするために、硬化ストリップ1
57はピン155の近傍から選択的に除去することがで
きるようになっている。図13および図14に示す構成
においては、硬化ストリップ157の除去は、該ストリ
ップを回転アクチュエータ162によって軸線158を
中心に回動させることにより行うことができる。回転ア
クチュエータ162は、プレート166に固着されたブ
ラケット164に取着されている。プレート166は、
ベースプレート168に連結されている。1つ以上の偏
心ブッシュ180が、それぞれの押えねじ190によっ
てイジェクトスペーサ(eject spacer)184に取り外し
自在に固着されている。偏心ブッシュ180は、イジェ
クトスペーサ184に取り外し自在に取着されたベース
プレート168の縁部200を押圧している。押えねじ
190を緩めることにより、ベースプレート168は、
ワークヘッド13の軸線17およびフィード軸線27と
直角をなす矢印192の方向へ調整することができるよ
うになっている。
【0055】イジェクトスペーサ184は、長いねじ付
きファスナ195によりブロック193から調整自在に
吊下されている。ジャムナット(jam nut) 197が、矢
印198の方向へブロック193に対して所望の位置に
おいてイジェクトスペーサ184をロックする。ブロッ
ク193は、装置のハウジング5により支持されてい
る。
【0056】回転アクチュエータ162の出力シャフト
には、L字状のスペーサ199が固着されている。硬化
ストリップ157はスペーサ199にねじ止めされてい
る。スペーサ199は、ブラケット164の孔において
操作されるハブを有しており、ハブは回転アクチュエー
タ162の出力シャフトに締結されている。回転アクチ
ュエータ162は、90度作動されて、硬化ストリップ
157を図13において実線で示す作動位置と仮想線1
57´で示す非作動位置との間で回転させる。作動位置
においては、硬化ストリップ157は、プレート95が
揺動されてワークヘッド13のブラケットの脚89との
接触を解除されるときには、ワークヘッドのピン155
により接触自在となり、ロック動作を行わせることがで
きるようにしている。ワークヘッド13がプレート95
によりロック動作を行なわないように締結され、かつ、
硬化ピンが非作動位置157´にあるときには、ワーク
ヘッドのピンが研削操作の際に硬化ストリップに当たる
ことはない。
【0057】次にドリル3のタイミング即ち調節(timin
g)について説明すると、ドリル3の先端を的確に研削す
るように、リフト動作21およびフィード動作25は、
長手方向の軸線15を中心とするドリル3の回転とそれ
ぞれ同期されることが重要である。研削ホイール9に対
するドリル3の絶対的な回転位置と長手方向の位置を知
ることも必要である。ドリル3の角度位置及び回転位置
を正しく配向(orientation) させることを、ドリル3を
調節すると呼ぶ。
【0058】ドリル3を調節するために、ドリル研削装
置1は、回転アクチュエータ162を取着しているブラ
ケット164に取着されている硬化パッド159を有し
ている。パッド159は、垂直に配向されるのが好まし
く、ドリルの切削縁と接触自在の真直ぐな縁部170を
有している。
【0059】調節パッドの真直ぐな縁部170の垂直方
向への配向は、パッド159をシャフト201内に取着
することにより行うことができる。シャフト201は、
ブラケット164の孔に収容されている。シャフト20
1はパッド159を堅固に把持しているが、シャフト2
01はブラケット164に対して真直ぐな縁部170を
適正に配向させるためにブラケット164内で回転自在
となっている。更に、シャフト201は、パッド159
とともに、ワークヘッドのスピンドルの軸線17と平行
をなす矢印203の方向へブラケット164に対して調
整自在となっている。止めねじ205がシャフト201
とパッド159をブラケット164内の所望の位置に保
持している。かくして、調節用であるパッド159は、
3つの直線方向192、198および203にハウジン
グ5に対して調整することができるとともに、シャフト
201の軸線を中心に回転自在となっている。
【0060】ドリル3の調節は、リフトモータ23を作
動させてワークヘッド13を、図3においてスピンドル
の軸線17´により表わされるリフト軸線27に沿って
調節位置までリフトすることにより行うことができる。
この調節位置においては、スピンドルの軸線17´は調
節パッド159と略整合し、かつ、ドリル研削操作の際
にスピンドルの軸線の最高位置よりも高い位置にある。
ワークヘッドが調節位置にあるときには、圧力はワーク
ヘッド13のポート59から除去される(図8)。ドリ
ルホルダ18または86(図11または図12)は、該
ホルダに把持されているドリル3とともに、スピンドル
41に挿入される。ドリルホルダ18は手でスピンドル
41を介して押されると同時に、ドリル3の切削縁の1
つがパッド159の真直ぐな縁部170に接触するまで
回転される。これにより、ドリル3はスピンドル41内
において回転方向及び軸線方向の双方において適正に配
置される。ドリルホルダ18は、ワークヘッド13のポ
ート59に液圧を加えてカム47をスリーブ60に対し
て作動させることによりチャックされる。次いで、ドリ
ル3は研削に備えられる。
【0061】次ぎに、研削ホイール9について説明す
る。ドリル3の材料は、研削ホイール9によりドリル3
から除去される。図3に特に示すように、研削ホイール
9はスライド163に固着されたケーシング161のス
ピンドルに取着されている。スライド163にはまた、
モータ169が取着されている。通常のベルト・プーリ
駆動体171を使用してモータ169の出力シャフトを
ケーシングのスピンドルに連結することができる。
【0062】スライド163は、装置のハウジング5の
一部を形成するレール165に沿って矢印12の方向へ
水平に移動自在となっている。図示の構成においては、
スライドの移動は、サーボモータとすることができる、
ねじ167を介して作用するアクチュエータ14により
行うことができる。スライドに固着されたナット(図示
せず)がねじ167と協働してねじの回転運動をスライ
ドの直線運動に変えるが、このような変換自体は、本技
術分野において公知である。
【0063】研削ホイール9の周辺部31の磨耗を補償
するため、ドリル研削装置1のプログラマブルコントロ
ーラまたは他の制御装置がサーボモータ14を作動し
て、スライド163および研削ホイール9をリフト軸線
27の方向へ増分移動で前進させる。このようにして、
ドリル先端からの適正な材料の除去が行われる。更に、
研削ホイール9の周辺部の磨耗を補償するため、ドリル
研削装置1は、仕上げ具(dressing tool) (図示せず)
を備えることができる。仕上げ具は、必要に応じて、研
削ホイール9の周辺部31を仕上げるように、手動でま
たはサーボ制御により操作することができる。冷却媒
を、本技術分野において公知の態様で、適宜のラインに
より、参照番号174で概略示する溜めから供給するこ
とができる。次に、本実施例の装置の動作について説明
する。
【0064】ドリル研削装置1は、幾つかのタイプのド
リル先端を研削するように操作することができる。あら
ゆるタイプの先端に関して、ドリル3は先づ上記したよ
うに調節される。図15乃至図21には、レーコン(Rac
on) 先端の研削が図示されている。テーパが付されかつ
略凹状周辺部31aを有する研削ホイール9aが、ケー
シングのスピンドルに取着されている。レーコン先端を
研削する場合には、ロック揺動31は必要とされない。
従って、ロック動作は、ストッププレート95をブラケ
ット85の接触アーム89まで回転させることによりな
くすことができる。回転アクチュエータ162が作動さ
れて硬化ストリップを非作動位置157´まで回転させ
る(図13および図14)。
【0065】プログラマブルコントローラまたは他の制
御装置をサイクルモードへ作動すると、ドリルモータ7
5が回転を開始し、ドリルを矢印177の方向へ一定の
角速度で回転させる。リフトモータ23とフィードモー
タ29も作動され、ドリルの回転と調節されて、ドリル
をそれぞれ方向21および25へリフトしかつ移送す
る。サイクルの開始時には、回転ドリル3aは研削ホイ
ール9aとは接触しておらず、ドリルの軸線15aは面
179aに近いホイールの周辺部31aと交差する。実
際には、ドリル3aの先端と研削ホイール9aとの間の
距離は、ドリル3aのフィード動作が直線に近くなるよ
うな距離とされる。フィード動作により、ドリル3aは
ドリル3aのランド181aの1つがドリルの切削縁1
75aに隣接する研削ホイール9aの周辺部31aと接
触するように移動し、最初の接触はライン183aに沿
って行われる。プログラマブルコントローラは、ドリル
3aの軸線15aが研削ホイール9aの面179aから
離隔して移動しかつ同時にドリル3aが制御された態様
で研削ホイール9aの軸線11から離隔して移動するこ
とによりランド181aを適正に研削することができる
ように、リフト動作21およびフィード動作25をそれ
ぞれ制御する。このようにして、ドリルランド181a
は、実質上矢印182で示す方向へ凹状の研削ホイール
9a周辺部に沿ってスライドする。
【0066】研削操作の際には、ドリル3aの切削縁1
75aは、ランド181aと研削ホイール9aの周辺部
31aとの間の接触ライン183aから離れて確実に動
く。同時に、ランド181aの後縁185aは接触ライ
ン183aへ向けて動く。最後に、ドリル3aの軸線1
5aは研削ホイールの面179aから最も離隔した位置
に達し、ドリル3aは研削ホイール9aの周辺との接触
から解除される(図18および図21)。この状態か
ら、ドリル3aはサイクルの開始点へ再配置され(図1
5)、ドリル3aの別のランド181a´について操作
を行うようにサイクルが繰り返される。かくして、ドリ
ル3aのようなランドが2つのドリルの場合には、2つ
の完全なリフトおよびフィードサイクルが、長手方向の
軸線15aを中心とするドリルの各回転ごとに行われ
る。
【0067】ドリルの各回転の際に所望の量の材料がド
リル先端から除去されることが確実に行なわれるよう
に、研削ホイール9は、リフト軸線27へ向けて周期的
に進められる。かかる動作は、プログラマブルコントロ
ーラの制御のもとでサーボモータ14により制御され
る。
【0068】図22乃至図28は、螺旋状先端を有する
ドリル3bを研削する場合に必要とされる経路を示す。
ロック動作は、螺旋状先端の研削の際には排除される。
研削ホイール9bは、凹状周辺部31bと面179bと
を有する。面179bは、円滑な凸状接続部187bに
おいて周辺部31bと融合する。研削サイクルの開始時
には、ドリルの軸線15bは、研削ホイールの面179
bと平行をなしかつ接続部187bの近傍において研削
ホイール9bの周辺部31bと交差する。ドリル3bが
矢印177の方向へ回転すると、ドリル3bはドリル3
bの回転に対して調節された関係でフィードモータ25
により前方へ移動し、研削ホイール9bの周辺部31b
と接触する。ドリル3bと研削ホイール9bの周辺部と
の間の距離は、図22において誇張して示されている。
研削ホイール9bとドリル3bの先端との接触は、ライ
ン183bに沿って行われる。組み合わせて行われるリ
フト動作21とフィード動作25とにより、それぞれ、
ドリル3bの先端は面に向て移動するとともに、矢印1
89により示す方向へ研削ホイール9bの軸線11に向
て移動する。ドリル3bのリフトとフィードは、ドリル
3bの回転に対して調節された関係で行われる。サイク
ルは、ドリル3bの軸線15bが面179bの上方に位
置したときに終了する(図25)。次に、ドリル3bを
研削ホイール9bから引き離しかつ降下させて、ドリル
3bの軸線15bを図22に示すように研削ホイール9
bの周辺部と再び交差させ、新たなサイクルの開始に備
える。サイクルは、ドリル3bの回転の際に、各ランド
181bと181b´のそれぞれについて繰り返され
る。
【0069】ドリル3cに従来の先端を研削する操作が
図29乃至図33に示されている。従来の即ち通常の先
端の研削には、ロック動作33が必要となる。従って、
回転アクチュエータ162は、硬化ストリップ157を
作動位置まで回転させるように作動される(図13およ
び図14)。ストッププレート95は、ブラケット85
の脚89との接触から解放されるようにねじ96を中心
に揺動される。研削ホイール9cは、截頭円錐状の周辺
部31cを有するものが選択される。ドリル3cが上記
のようにして調節されると、プログラマブルコントロー
ラは、リフトモータ23とフィードモータ29を作動さ
せて、動作21と25をドリル3cにそれぞれ付与す
る。フィード動作と同時に、ワークヘッド従ってドリル
3cは弓状動作において揺動する。サイクルの開始時に
は、ドリル3cの軸線15cは研削ホイール9cの周辺
部31cと交差しており、かつ、研削ホイール面179
cと距離をもって平行をなしている。図示を簡潔にする
ため、図30には、フィードおよびリフト動作のみが行
われるという前提のもとで、研削ホイール9cに対する
ドリル3cの次の位置が示されている。実際には、当然
のことであるが、矢印191により示される、組み合わ
せて行なわれるリフト動作とフィード動作以外に、ドリ
ル3cはフィード動作と同時にロック動作33も行なな
うものであり、サイクルの研削部分の最後におけるドリ
ルの代表的な位置が図31に示されている。この時点で
は、ドリルは3つの軸線15c、27および35の全て
を中心に動作を行なう。研削ホイール9cの周辺部31
cとドリル3cの先端との接触ラインは183cで示さ
れている。ドリル3cは、図31に示す位置から図29
に示す位置へ復帰して、サイクルを終了する。サイクル
は、各ランド181cおよび181c´に対するドリル
の各回転において繰り返される。
【0070】本発明の特徴は、研削装置1が装置の設定
または制御を変更することなく、単一のセットアップで
組み合わせに係るドリルの先端を研削することができる
ことにある。例えば、螺旋状先端とレーコン先端の形状
を組み合わせたビックフォード先端を、容易に研削する
ことができる。ビックフォード先端を研削する場合に
は、ロック動作は排除され、ドリルは2つの独立したサ
イクルを連続的に行う。先づ、ドリルを、図15乃至図
21について上記したようにレーコン先端に関して研削
を行う。かくして、ビックフォード先端研削サイクル
が、レーコン研削サイクルの開始時に、研削ホイール9
dとともに、図34に示すようにドリル3dに対して始
まる。図35は、レーコンサイクルの研削部の最後にあ
るドリル3dを示し、レーコンサイクルはドリルの1回
転の際のドリル9dのもう一方のランドに対して繰り返
される。レーコン研削サイクルが完了すると、プログラ
マブルコントローラはリフトモータ23とフィードモー
タ29を作動させ、螺旋先端研削サイクルを開始するの
に適当な位置にドリルを配置する(図36)。螺旋サイ
クルの研削工程が完了すると、ドリル3dは図37に示
す位置をとり、その後、ドリル3dは図36の位置へ復
帰し、ドリル3dの各回転の際にドリルの残りの各ラン
ドに対して研削サイクルが行われる。ドリルの全回転お
よび対応する螺旋先端サイクルが完了すると、ドリルは
図34に示す位置へ復帰する。研削ホイール9dはサー
ボモータ14によってリフト軸線へ向けて増分をもって
前進し、ビックフォード先端が適正に研削されるまでレ
ーコン・螺旋サイクルが繰り返される。
【0071】かくして、本発明によれば、上記した目的
と利点とを十分に達成するドリル研削装置が提供される
ことがわかる。本発明を特定の実施例に関して説明した
が、当業者であれば、上記説明に基づき種々の変更と修
正とを行うことができることは明白である。従って、特
許請求の範囲に包含されるかかる修正と変更は全て、本
発明に含まれるものである。
【0072】
【発明の効果】本発明のドリル研削装置は、以上のよう
に構成されているので、種々のタイプのねじれ刃ドリル
の先端を効率よくかつ経済的に切削することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この図は本発明のドリル研削装置の一部を示す
部分破断正面図である。
【図2】この図は図1の装置の拡大平面図である。
【図3】この図は図1に示す装置の側面図である。
【図4】この図はワークヘッド・スピンドル回転機構の
一部を示す拡大部分破断正面図である。
【図5】この図は図1の5−5線拡大部分横断面図であ
る。
【図6】この図は図5の6−6線断面図である。
【図7】この図は図6の7−7線拡大横断面図である。
【図8】この図は図4の8−8線横断面図である。
【図9】この図は図2の9−9線に沿って見た縮小部分
図である。
【図10】この図は図9の10−10線に沿って見た図
である。
【図11】この図は本発明に係る装置におけるドリルホ
ルダの長手方向の横断面図である。
【図12】この図は本発明に係る装置におけるドリルホ
ルダの変更例を示す図11と同様の断面図である。
【図13】この図は本発明に係る装置におけるロックス
トリップ集成体とドリル調節装置の正面図である。
【図14】この図は図13に示す装置の側面図である。
【図15】この図はレーコン先端の研削の際のドリルと
研削ホイールとの相対位置関係を示す部分拡大図であ
る。
【図16】この図はレーコン先端の研削の際のドリルと
研削ホイールとの相対位置関係を示す部分拡大図であ
る。
【図17】この図はレーコン先端の研削の際のドリルと
研削ホイールとの相対位置関係を示す部分拡大図であ
る。
【図18】この図はレーコン先端の研削の際のドリルと
研削ホイールとの相対位置関係を示す部分拡大図であ
る。
【図19】この図はレーコン先端の研削の際のドリルと
研削ホイールとの相対位置関係を示す部分拡大図であ
る。
【図20】この図はレーコン先端の研削の際のドリルと
研削ホイールとの相対位置関係を示す部分拡大図であ
る。
【図21】この図はレーコン先端の研削の際のドリルと
研削ホイールとの相対位置関係を示す部分拡大図であ
る。
【図22】この図は螺旋状先端の研削の際のドリルと研
削ホイールとの相対位置関係を示す部分拡大図である。
【図23】この図は螺旋状先端の研削の際のドリルと研
削ホイールとの相対位置関係を示す部分拡大図である。
【図24】この図は螺旋状先端の研削の際のドリルと研
削ホイールとの相対位置関係を示す部分拡大図である。
【図25】この図は螺旋状先端の研削の際のドリルと研
削ホイールとの相対位置関係を示す部分拡大図である。
【図26】この図は螺旋状先端の研削の際のドリルと研
削ホイールとの相対位置関係を示す部分拡大図である。
【図27】この図は螺旋状先端の研削の際のドリルと研
削ホイールとの相対位置関係を示す部分拡大図である。
【図28】この図は螺旋状先端の研削の際のドリルと研
削ホイールとの相対位置関係を示す部分拡大図である。
【図29】この図は従来の先端の研削の際のドリルと研
削ホイールとの相対位置関係を示す部分拡大図である。
【図30】この図は従来の先端の研削の際のドリルと研
削ホイールとの相対位置関係を示す部分拡大図である。
【図31】この図は従来の先端の研削の際のドリルと研
削ホイールとの相対位置関係を示す部分拡大図である。
【図32】この図は従来の先端の研削の際のドリルと研
削ホイールとの相対位置関係を示す部分拡大図である。
【図33】この図は従来の先端の研削の際のドリルと研
削ホイールとの相対位置関係を示す部分拡大図である。
【図34】この図はビックフォード先端の研削の際のド
リルと研削ホイールとの相対位置関係を示す部分拡大図
である。
【図35】この図はビックフォード先端の研削の際のド
リルと研削ホイールとの相対位置関係を示す部分拡大図
である。
【図36】この図はビックフォード先端の研削の際のド
リルと研削ホイールとの相対位置関係を示す部分拡大図
である。
【図37】この図はビックフォード先端の研削の際のド
リルと研削ホイールとの相対位置関係を示す部分拡大図
である。
【符号の説明】
1…ドリル研削装置、3…ドリル、5…ハウジング、9
…研削ホイール、13…ワークヘッド、14…アクチュ
エータ、16…ドリル回転機構、18…ドリルホルダ、
23…リフトモータ、29…フィードモータ、30…ド
リルフィード機構、37…ハウジング、41…スピンド
ル、47…チャッキングカム、53…カムリング、61
…コレットチャック、67…シャフト、70…圧縮ば
ね、71…シャフト、75…ドリルモータ、76…プレ
ート、77…ベアリングブロック、82…スライダ、8
3…ポスト、85…ブラケット、95…ストッププレー
ト、100…ドリルリフト機構、103、107…シャ
フト、111、113、115…プーリ、117、11
9…調節ベルト、155…硬化ピン、157…硬化スト
リップ、159…パッド、151…調節ベルト、171
…ベルト・プーリ駆動体。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向の軸線を有するねじれ刃のドリ
    ルの先端を研削するドリル研削装置において、 固定ハウジングと、 前記固定ハウジングに回転自在に取着された研削ホイー
    ルと、 選択的に前記ドリルを把持しかつ前記ドリルを長手方向
    の軸線を中心に回転させるドリル回転手段と、 前記ドリル回転手段の少なくとも一部を支持するワーク
    ヘッド手段と、 前記ワークヘッド手段と前記ドリルをドリルの回転に対
    して調節された関係で揺動させて前記ドリルの先端を前
    記研削ホイールに対して接離させるように前記ドリル回
    転手段に取着されたフィード手段と、 リフト手段とを備え、 該リフト手段は、 ハウジングに取着されたリフトモータと、 前記リフトモータの作動に応答しかつ前記ドリルの回転
    および前記フィード手段の揺動に対して調節された関係
    で前記研削ホイールに対し前記ドリル回転手段、ワーク
    ヘッド手段、フィード手段およびドリルに往復運動を付
    与するリフト駆動手段とを備え、前記リフト駆動手段と
    前記フィード手段は所定のサイクルにおいて前記研削ホ
    イールとの接触経路に沿ってドリル先端を動かして前記
    ドリルの所定の先端を研削するように協働することを特
    徴とするドリル研削装置。
  2. 【請求項2】 前記ドリル回転手段は、 前記ワークヘッドに回転自在に取着された管状スピンド
    ルと、 前記管状スピンドルを回転させるように前記ワークヘッ
    ド手段に取着されたウォーム手段と、 前記リフト駆動手段に取着されたベアリングブロック
    と、 前記ベアリングブロックに取着されたドリルモータと、 前記ウォーム手段を前記ドリルモータに連結する駆動シ
    ャフトとを備え、 前記管状スピンドルが前記ドリルモータの作動に応答し
    て回転することを特徴とする請求項1に記載のドリル研
    削装置。
  3. 【請求項3】 前記リフト駆動手段は、 前記リフトモータによって駆動されるように前記固定ハ
    ウジングに取着されたプーリ手段と、 前記プーリ手段上を移行するベルト手段と、 前記ベルト手段を前記ドリル回転手段に固着するクラン
    プ手段とを備え、 前記リフトモータの揺動により前記ベルト手段を往復動
    させて往復運動を前記ドリル回転手段に付与することを
    特徴とする請求項1に記載のドリル研削装置。
  4. 【請求項4】 前記フィード手段は、 前記ベアリングブロックに取着されたフィードモータ
    と、 上端と下端とを有し、前記下端が前記ベアリングブロッ
    クに回転自在に収容されかつ前記上端が前記ワークヘッ
    ド手段を支持する細長いポストと、 前記フィードモータの揺動に応答してポストとワークヘ
    ッド手段とを揺動させるフィード駆動手段とを備え、 前記ワークヘッド手段と前記ドリルが前記フィードモー
    タの作動に応答して前記研削ホイールに対して揺動フィ
    ード動作を行うことを特徴とする請求項2に記載のドリ
    ル研削装置。
  5. 【請求項5】 長手方向の軸線を有するねじれ刃のドリ
    ルの所定の先端を研削するドリル研削装置において、 ハウジングと、 前記ハウジングに取着されかつ第1の軸線を中心に回転
    自在に配設された研削ホイールと、 前記第1の軸線と略直角をなす第2の軸線を画定するワ
    ークヘッドと、 前記第2の軸線を中心に前記ワークヘッド内において前
    記ドリルを回転させるドリル回転手段と、 前記ワークヘッド手段と前記ドリルを支持しかつ前記ワ
    ークヘッド手段と0記ドリルを第1の軸線と平行をなす
    第3の軸線を中心に前記ドリルの回転に対して調節され
    た関係で揺動させるように前記ドリル回転手段により支
    持されたフィード手段と、 前記ドリル回転手段と前記フィード手段に対して調節さ
    れた関係で作動するように前記ハウジングに取着された
    リフト手段と、 前記リフト手段の作動に応答しかつ前記フィード手段の
    揺動および前記ドリル回転手段の回転に対して調節され
    た関係で前記第3の軸線に沿って前記ワークヘッド、ド
    リル、ドリル回転手段およびフィード手段を往復動させ
    るようにリフト手段をドリル回転手段に固着するクラン
    プ手段とを備え、前記フィード手段と前記リフト手段は
    前記ドリルの先端を研削サイクルにおいて前記研削ホイ
    ールとの接触の所定の経路に沿って動かすことにより前
    記ドリルの所定の先端を研削するように前記ドリル回転
    手段と協働することを特徴とするドリル研削装置。
  6. 【請求項6】 前記ドリル回転手段は、 前記第2の軸線を中心に回転するように前記ワークヘッ
    ドに取着されたスピンドル手段と、 前記クランプ手段に取着されたベアリングブロックと、 前記ベアリングブロックに取着されたドリルモータと、 前記ドリルモータの作動に応答して前記スピンドル手段
    を回転させるドリル駆動手段とを備えることを特徴とす
    る請求項5に記載のドリル研削装置。
  7. 【請求項7】 前記リフト手段は、 前記ハウジングに取着されたリフトモータと、 前記リフトモータの揺動に応答して揺動するように前記
    ハウジングに回転自在に取着されたプーリ手段と、 前記プーリ手段の揺動に応答して揺動するようにプーリ
    手段上を走行する少なくとも1つのベルトとを備え、前
    記クランプ手段はベルトをドリル回転手段に固着し、 前記ワークヘッド、ドリル、ドリル回転手段およびフィ
    ード手段はベルトの往復動に応答して往復することを特
    徴とする請求項5に記載のドリル研削装置。
  8. 【請求項8】 前記クランプ手段は、 前記ドリル回転手段に取着された少なくとも1つのブラ
    ケットと、 前記ベルトをブラケットに固着するキャップ手段とを備
    え、 前記ベルトの往復動により前記ブラケットと前記ドリル
    回転手段が対応して往復動を行うことを特徴とする請求
    項7に記載のドリル研削装置。
  9. 【請求項9】 前記フィード手段は、 前記ベアリングブロックに取着されたフィードモータ
    と、 前記ベアリングブロックに前記第3の軸線と同心をなし
    て回転自在に取着されかつ前記ワークヘッドに連結され
    た細長いポストと、 前記フィードモータの揺動に対応して前記第3の軸線を
    中心に前記ポストと前記ワークヘッドを揺動させるフィ
    ード駆動手段とを備えることを特徴とする請求項6に記
    載のドリル研削装置。
  10. 【請求項10】 前記ワークヘッドに支持されたピン
    と、前記ワークヘッドが接触するように前記ワークヘッ
    ドのピンに近接した第1の位置と前記ワークヘッドのピ
    ンから離隔した第2の位置との間に選択的に位置するよ
    うに装置の前記ハウジングに取着されたストリップ手段
    とを備え、前記ピンと硬化ストリップ手段は前記ピンが
    前記ストリップ手段と接触しているときの研削サイクル
    において前記第1および第2の軸線と直角をなす第4の
    軸線を中心に前記ワークヘッドを傾動させるように協働
    することを特徴とする請求項5に記載のドリル研削装
    置。
  11. 【請求項11】 前記ストリップ手段は、 前記ハウジングに取着されたブラケット手段と、 硬化ストリップと、 前記第1の位置と第2の位置との間で前記硬化ストリッ
    プを選択的に回転させるように前記ブラケット手段に取
    着されたアクチュエータ手段とを備え、 前記硬化ストリップは作動手段が前記硬化ストリップを
    前記第1の位置へ回転させたときに前記ワークヘッドの
    ピンにより接触自在となっていることを特徴とする請求
    項10に記載のドリル研削装置。
JP3092458A 1990-04-23 1991-04-23 ドリル研削装置 Expired - Lifetime JPH07121501B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US513080 1983-07-12
US07/513,080 US5125186A (en) 1990-04-23 1990-04-23 Drill grinding machine

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05253818A true JPH05253818A (ja) 1993-10-05
JPH07121501B2 JPH07121501B2 (ja) 1995-12-25

Family

ID=24041819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3092458A Expired - Lifetime JPH07121501B2 (ja) 1990-04-23 1991-04-23 ドリル研削装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5125186A (ja)
JP (1) JPH07121501B2 (ja)
CA (1) CA2040455C (ja)
DE (1) DE4113116C2 (ja)
GB (1) GB2244666B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19648790C2 (de) * 1996-11-26 2003-09-25 Internat Tool Machines Of Flor Werkzeugschleifmaschine
US9199315B2 (en) 2000-06-02 2015-12-01 Kennametal Inc. Twist drill and method for producing a twist drill which method includes forming a flute of a twist drill
CN102303280B (zh) * 2011-08-24 2016-09-07 温州奥昌米萨瓦医疗科技有限公司 一种研磨针头装卸机
CN103350373B (zh) * 2013-06-14 2017-10-17 肇庆市正海机械设备制造有限公司 一种磨刀机及磨刀方法
CN105252382B (zh) * 2015-09-22 2018-02-06 东莞市金午宏业机械设备有限公司 全自动磨针倒角抛光一体机
CN112059860B (zh) * 2019-05-06 2022-04-22 哈尔滨哈轴精密轴承制造有限公司 一种轴承加工端面打磨装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6239168A (ja) * 1985-08-09 1987-02-20 ゼツト ブリ−レ− リミテツド ドリル先端部研削装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3040480A (en) * 1959-05-25 1962-06-26 Winslow Product Engineering Co Drill pointer
GB873741A (en) * 1959-05-25 1961-07-26 Winslow Product Engineering Co Drill pointer
US3067548A (en) * 1960-06-06 1962-12-11 Winslow Product Engineering Co Drill pointing method and machine
GB965513A (en) * 1961-12-21 1964-07-29 Winslow Product Engineering Co Machine for grinding conical drill points
US3266194A (en) * 1963-08-05 1966-08-16 Winslow Product Engineering Co Machine for grinding conical drill points
US3656264A (en) * 1970-04-24 1972-04-18 Radial Lip Machine Inc Method of grinding drills
US4365444A (en) * 1980-06-24 1982-12-28 Chwae John C Drill point grinding machine

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6239168A (ja) * 1985-08-09 1987-02-20 ゼツト ブリ−レ− リミテツド ドリル先端部研削装置

Also Published As

Publication number Publication date
GB2244666A (en) 1991-12-11
CA2040455C (en) 1993-11-30
JPH07121501B2 (ja) 1995-12-25
CA2040455A1 (en) 1991-10-24
DE4113116C2 (de) 1995-04-13
GB9108374D0 (en) 1991-06-05
DE4113116A1 (de) 1991-10-24
US5125186A (en) 1992-06-30
GB2244666B (en) 1993-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20010027703A1 (en) Grinding attachment and saw-blade grinding machine with an HF spindle
JPH08132338A (ja) 段付き工作物外周加工機
US5179809A (en) Drill grinding machine
US3478419A (en) Method and apparatus for conducting machining operations
JPH05253818A (ja) ドリル研削装置
US4455786A (en) Twist drill sharpening machine
GB2078574A (en) Automatic drill point grinding machine
US4367611A (en) Cage slot grinding machine
JPS6010846B2 (ja) ブレードを成形するのに使用される装置
CN107695877B (zh) 尾座
US4860497A (en) Drill grinder having drill holder including chucks for gripping shank and body of the drill
JP2607415B2 (ja) ドリル刃先研削機
US2801505A (en) Cam grinding machine
WO2002003044A1 (fr) Machine de centrage de masse
US4099432A (en) Apparatus for controlling the position of a template for a copying machine
JP2000042804A (ja) 研磨切削装置
JPH07266228A (ja) 砥石修正装置
JPH11138311A (ja) 工作機械におけるクランクシャフトのクランプ機構
JPH0225737B2 (ja)
JP3112318B2 (ja) 切削加工装置及び切削加工方法
JPH05138513A (ja) 対向砥石台を備えた円筒研削盤
JPH0994708A (ja) チャック装置及びそのチャック装置を用いる研削盤
JPS6228163A (ja) 倣い研削機械
US4566228A (en) Workpiece guides
JPS6218366Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960618