JPH07266228A - 砥石修正装置 - Google Patents

砥石修正装置

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Publication number
JPH07266228A
JPH07266228A JP6245794A JP6245794A JPH07266228A JP H07266228 A JPH07266228 A JP H07266228A JP 6245794 A JP6245794 A JP 6245794A JP 6245794 A JP6245794 A JP 6245794A JP H07266228 A JPH07266228 A JP H07266228A
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JP
Japan
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grindstone
grinding wheel
point
axis
corrective
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JP6245794A
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English (en)
Inventor
Hidehiro Chikushima
秀宏 築島
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NIPPEI TOYAMA SEIKI KK
Original Assignee
NIPPEI TOYAMA SEIKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 砥石の外形に沿った修正加工と砥石の総形修
正加工とを行う一つの専用機械を提供し、段取り時間の
短縮化、修正作業の能率化を可能にして生産コストの低
減を図る。 【構成】 ベッド10にX軸方向に往復動するスライド
テーブル11とこのスライドテーブル11の移動を行う
X軸駆動機構12とを設け、前記スライドテーブル11
にY軸方向に往復動する工具保持テーブル14とこの工
具保持テーブル14の移動を行うY軸駆動機構15とを
設け、工具保持テーブル14に工具ヘッド50を設け、
工具ヘッド50に、研削砥石3の砥石取付軸と平行する
砥石取付軸26とこの砥石取付軸26に回転伝達機構U
を介して回転を与える駆動軸23とを設け、砥石取付軸
26の一端部に修正砥石29を、他端部に総形修正砥石
30をそれぞれ固着し、工具保持テーブル14上に駆動
軸23の回転駆動部Wを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、心無し研削盤の研削砥
石修正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に心無し研削盤において、調整砥石
台を被削材側に送り込んで、研削砥石により被削材の研
削を行ない、被削材が研削されて定寸法になれば調整砥
石台を後退させて被削材を取り出す。
【0003】前記研削砥石は、被削材の形状に合わせて
成形する時や所定数加工後の摩耗のために修正加工を施
す必要がある。また、ヘッドに装着される修正砥石は1
個のみのため、形状の違う砥石に対しては修正砥石を交
換するか、或いは別工程で行っていた。さらに、研削砥
石を、その砥石の外形に沿ってNC等で送りながら修正
する場合と、砥石形状に合った総形砥石にて修正する場
合がある。これらの場合には、二工程で実施されるか、
砥石の外形に沿ってNC等で送りながら修正する砥石修
正装置と総形修正用の砥石修正装置を各々装備するか、
またはシングルポイントとダイヤモンドロータリの複合
3枚加工で実施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように研削砥石
の外形に沿った修正加工と総形修正加工とが二工程で実
施されるか、各々専用の修正装置を装備するか、または
シングルポイントとダイヤモンドロータリとの複合加工
で実施されているために、生産コストが高くなり、加工
作業が非能率であり、また修正砥石が偏摩耗するという
問題点があった。
【0005】本発明は、上記の問題点を解消するもので
あって、その目的とするところは、砥石の外形に沿った
修正加工すなわちNC制御送りにより種々な形状成形が
可能な修正加工と単に切込み方向に送ることにより仕上
げ形状を作る総形加工とを一つの専用機械で連続して行
うことができて、段取り時間の短縮化、加工作業の能率
化が可能になって生産コストを低減することができ、ま
た、修正砥石の偏摩耗が防止できる砥石修正装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、工具ヘッドに回転可能に設けられた砥石
取付軸に互いに異なる形状の少なくとも2個の修正砥石
を設けた砥石修正機構と、前記工具ヘッドをY軸方向
(切込み方向)に往復動させるY軸スライド機構と、前
記工具ヘッドをX軸方向(切込み方向とは直角方向)に
往復動させるX軸スライド機構と、前記砥石取付軸を回
転駆動する回転駆動部とを備えたことを特徴とする。
【0007】そして、前記砥石修正機構に、砥石取付軸
を180゜回転させて互いに異なる形状の修正砥石の位
置を反転させる反転機構を付加してもよいし、また、前
記総形修正砥石を前記修正砥石より小径にしてもよい。
【0008】また、上記目的を達成するために、本発明
は、砥石取付軸を回転可能に設けた工具ヘッドと、この
工具ヘッドをX軸方向(切込み方向とは直角方向すなわ
ち砥石取付軸の軸方向)に往復動させるX軸スライド機
構と、前記前記工具ヘッドをY軸方向(切込み方向)に
往復動させるY軸駆動機構と、前記砥石取付軸に設けら
れて砥石の外形をX軸とY軸方向の送りを伴って修正加
工する修正砥石と、前記砥石取付軸に設けられて砥石の
外形をY軸方向の送りを伴って修正加工する総形修正砥
石と、前記砥石取付軸を回転駆動する回転駆動部とを設
けたことを特徴とする。そして、前記総形修正砥石を前
記修正砥石より小径にしてもよい。
【0009】
【作用】かかる構成により、修正砥石と総形修正砥石と
を回転させ、Y軸スライド機構による工具ヘッドのY軸
方向への往復動とX軸スライド機構による工具ヘッドの
X軸方向への往復動との組み合わせにより、前記修正砥
石で研削砥石の外形に沿って送りながら修正加工すると
共に、総形修正砥石でY軸方向の送りのみで砥石の外形
を修正加工し、仕上げ形状を作る。
【0010】また、前記反転機構により、砥石取付軸を
反転させて互いに異なる形状の修正砥石の位置を180
゜入れ替えることにより、一方の修正砥石での修正加工
時研削砥石と他方の修正砥石との干渉を防ぐことがで
き、例えば左右加工部を有する砥石の修正を一ヘッドに
て連続して行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳述
する。図1は本発明に係わる砥石修正装置と心無し研削
盤との正面図、図2は本発明に係わる砥石修正装置と心
無し研削盤との構成の概略を示す斜視図、図3は図1P
−P線に沿う断面図、図4は反転機構の構成説明図であ
る。
【0012】心無し研削盤1は送り込み研削方式であ
り、研削砥石(砥石)3とブレード4と調整砥石5とを
有している。そして、この調整砥石5はスライドテーブ
ル機構6に保持されており、このスライドテーブル機構
6はベッド7上を図1において左右方向に移動するもの
である。前記ブレード4はベッド7に保持部材8を介し
て設けてある。前記研削砥石3はその外周部に周方向に
沿う加工部40(図5参照)が形成されていて、被削材
9の溝加工もできるものである。
【0013】この被削材9は、研削砥石3と調整砥石5
との間でブレード4の上に載せられ、研削砥石3と調整
砥石5の回転により被削材9は回転されるが、調整砥石
5の回転速度は非常に遅くしてあり、これがブレーキと
なって、両方の摩擦力の釣り合った状態で回転する。
【0014】研削は、前記スライドテーブル機構6を移
動して調整砥石5を被削材9側に送り込んで行われる。
なお、前記調整砥石5と前記ブレード4とを被削材9側
に送り込んで研削する場合もある。そして、被削材9が
研削加工されて定寸法になれば調整砥石5を後退させて
被削材9を取り出す。
【0015】砥石修正装置2は図1乃至図4に示すよう
にベッド10を備えており、このベッド10にはスライ
ドテーブル11がX軸方向(研削砥石3への切込み方向
とは直角方向)に往復動可能に設けてあり、ベッド10
にはスライドテーブル11の移動を行うX軸駆動機構1
2が設けてあって、これらX軸スライド機構を構成して
いる。前記X軸駆動機構12はサーボモータ13を有
し、このサーボモータ13の正逆回転によりねじ送りで
スライドテーブル11を移動させるものである。
【0016】前記スライドテーブル11にはY軸方向
(研削砥石3への切込み方向)に往復動可能に工具保持
テーブル14が設けてあり、スライドテーブル11には
工具保持テーブル14の移動を行うY軸駆動機構15が
設けてあって、これらY軸スライド機構を構成してい
る。前記Y軸駆動機構15はサーボモータ16を有し、
このサーボモータ16の正逆回転によりねじ送りで工具
保持テーブル14を移動させるものである。
【0017】そして、この工具保持テーブル14には砥
石修正機構17が設けてある。この砥石修正機構17
は、前記工具保持テーブル14に固着された工具ヘッド
取付部18を有しており、この工具ヘッド取付部18に
は工具ヘッド50が回転可能に取り付けてある。すなわ
ち、工具ヘッド50は、その軸線をY軸方向に向けた中
空な軸体20と、この軸体20の先端部にその軸線をX
軸方向に向けて固着された保持ヘッド部22とから構成
してある。そして、工具ヘッド50は、その軸体20を
軸受19を介して前記工具ヘッド取付部18に取り付け
てある。また、前記軸体20の外周部にはギヤ21が形
成してある。
【0018】前記軸体20内には駆動軸23が軸受24
を介して設けてあり、前記保持ヘッド部22には砥石取
付軸26が軸受25を介して設けてある。この砥石取付
軸26は研削砥石3の砥石取付軸3aと平行するもので
ある。前記駆動軸23の軸体20外に突出する端部には
従動側プーリ27が固着してあり、駆動軸23の工具ヘ
ッド50内に突入する端部にはベベルギヤ28aが固着
してある。
【0019】また、前記砥石取付軸26の中間部にはベ
ベルギヤ28bが固着してあり、このベベルギヤ28b
は前記ベベルギヤ28aに噛み合っていて回転伝達機構
Uを構成している。砥石取付軸26の一端部には修正砥
石29が着脱可能に固着してあり、砥石取付軸26の他
端部には総形修正砥石30が着脱可能に固着してある。
【0020】前記前記工具保持テーブル14の工具ヘッ
ド取付部18にはラック部材31がX軸方向に移動可能
に設けてあり、このラック部材31のラック31aが前
記軸体20のギヤ21に噛み合っている。また、前記工
具ヘッド取付部18には、前記ラック部材31を作動す
るスライドシリンダーのようなアクチュエータ32が設
けてある。そして、前記ギヤ21とラック部材31とア
クチュエータ32とで反転機構Vを構成している。
【0021】前記総形修正砥石30には凹凸形状をした
溝加工部33が形成してある。また、前記修正砥石29
の外径寸法D1は総形修正砥石30の外径寸法D2より
大きくしてある。
【0022】また、前記工具保持テーブル14上には回
転制御モータ34が固着してあり、この回転制御モータ
34の出力軸35には駆動側プーリ36が固着してあ
り、この駆動側プーリ36はベルト37を介して従動側
プーリ27に連係してあり、これらで回転駆動部Wを構
成している。
【0023】前記砥石修正装置2においては、前記回転
制御モータ34の駆動により、駆動側プーリ36、ベル
ト37、従動側プーリ27を介して駆動軸23を回転
し、ベベルギヤ28a、28bを介して砥石取付軸26
を回転することで、修正砥石29及び総形修正砥石30
が回転される。
【0024】また、修正砥石29及び総形修正砥石30
は、NC制御により工具ヘッド50と共に前記X軸駆動
機構12の駆動により前記スライドテーブル11をX軸
方向に移動することで、そのX軸方向に移動制御され、
また、前記Y軸駆動機構15の駆動により、前記工具保
持テーブル14をY軸方向に移動することで、そのY軸
方向に移動制御される。
【0025】また、前記反転機構Vのアクチュエータ3
2を作動することで前記ラック部材31を移動して前記
ギヤ21を介して前記工具ヘッド50を180゜回転さ
せ、左に位置した総形修正砥石30を右に、右に位置し
た修正砥石29を左にそれぞれ位置を入れ換えるように
割り出すことができる。
【0026】次に、上記のように構成された砥石修正装
置2の作動を説明する。上記のように、前記心無し研削
盤1において、前記スライドテーブル機構6を移動して
調整砥石5を被削材9側に送り込んで、前記研削砥石3
により被削材9の研削(例えば溝加工)を行ない、被削
材9が研削されて定寸法になれば調整砥石5を後退させ
て被削材9を取り出す。
【0027】前記研削砥石3は、被削材の形状に合わせ
て成形する時や、所定加工後に摩耗するために修正加工
を施す必要がある。この修正加工は研削砥石3の例えば
外径部加工などと溝部加工である。外形に沿ってX,Y
方向に送りを与えながら修正加工する方法と研削砥石3
の外形に合わせて成形された総形修正砥石を用いて切込
み方向にのみ送りを与えながら修正加工する方法とがあ
る。
【0028】前者の修正加工は図5に実線で示すように
回転する修正砥石29を始点aからY1軸方向(研削砥
石3側)に点bに移動させ、次に、この点bからX1方
向に点cまで移動させる。次に、修正砥石29をY1軸
方向に点dに移動させ、X1方向に点eまで移動させ
る。この点dから点eまでの移動により前記修正砥石2
9で前記研削砥石3の外径部の修正加工を行う。また、
研削砥石3の外径部の端側にアールRが必要な場合には
前記外径修正加工により行う。その後は、前記修正砥石
29をY2軸方向(研削砥石3側とは反対方向)に点f
に移動させ、X2方向に点gまで移動させた後、Y2軸
方向に移動させて始点aに戻す。
【0029】後者の総形修正加工は、前記研削砥石3の
加工部40に対し図5に破線で示すように回転する総形
修正砥石30を始点kからY1軸方向に移動させて、こ
の総形修正砥石30の加工部33を研削砥石3の加工部
40に接触させ、この加工部40の形状修正加工を行
う。その後、総形修正砥石28をY2軸方向に移動させ
て始点kに戻す。なお、前記総形修正砥石30の回転速
度とは異ならせて実施する場合もある。
【0030】また、左右に加工部40を有する研削砥石
3の修正加工は、図6に示すように行われる。すなわ
ち、修正加工は図6に実線で示すように回転する修正砥
石29を始点aからY1軸方向に点bに移動させ、次
に、この点bからX1方向に点cまで移動させる。この
間に修正砥石29で研削砥石3のA部を修正加工する。
次に、修正砥石29をY2軸方向に点d、X1方向に点
e、Y1軸方向に点fに移動させて、研削砥石3の右の
加工部40との干渉を避ける。
【0031】次に、点fからX1方向に点gまで移動さ
せてこの間に修正砥石29で研削砥石3のB部を修正加
工する。次に、修正砥石29をY2軸方向に点h、X1
方向に点i、Y1軸方向に点jに移動させて、研削砥石
3の左の加工部40との干渉を避ける。次に、この点j
からX1方向に点kまで移動させる。この間に修正砥石
29で研削砥石3のC部を修正加工する。その後、修正
砥石29をX2軸方向に点l、Y2方向に点m、X2軸
方向に点n、Y1方向に点o、X1方向に点p、Y2方
向に点q、X2軸方向に点r、Y1方向に点s、X2方
向に点t、そして、Y2軸方向に移動して始点aに戻
る。
【0032】前記研削砥石3の左右の加工部40の修正
加工は図6に破線で示すように回転する総形修正砥石3
0を始点イからY1軸方向に点ロ、X2方向に点ハ、Y
1方向に点ニに移動させて、この総形修正砥石30の加
工部33を研削砥石3の右の加工部40に接触させ、こ
の加工部40の形状修正を行う。その後、総形修正砥石
30をY2軸方向に点ホ、X1方向に点ヘに移動させ
る。
【0033】次に、前記反転機構Vのアクチュエータ3
2を作動することで前記ラック部材31を移動して前記
ギヤ21を介して前記工具ヘッド50を軸23を中心と
して180゜回転させ、左に位置した総形修正砥石30
を図6に点線に示すように右に反転させて、点トに位置
させる。そして、総形修正砥石30を、X1方向に点
チ、Y1方向に点リに移動させて、この総形修正砥石3
0の溝加工部33を研削砥石3の左の加工部40に接触
させ、この加工部40の形状修正を行う。
【0034】次に、総形修正砥石30をY2軸方向に点
ヌ、X2方向に点ルに移動させて、ここで再び前記工具
ヘッド50を180゜回転させ、右に位置した総形修正
砥石30を左に反転させて点ヲに位置させる。その後
は、総形修正砥石30をX2方向に点ワに移動させて始
点イに戻す。
【0035】また、前記工具ヘッド50に設けた砥石取
付軸26の一端部に修正砥石29を、他端部に総形修正
砥石30をそれぞれ着脱可能に固着して研削砥石3の修
正を行うようにしたが、図7に示すように前記砥石取付
軸26の左、右端部に、溝加工部33の形状が異なるダ
イヤモンドロータリである総形修正砥石46、47をそ
れぞれ着脱可能に固着して異なる研削砥石3の各加工部
40の形状修正を行うようにしてもよい。
【0036】左側の研削砥石3の加工部40の修正加工
を行う場合には、左の前記総形修正砥石46を用い、図
7に破線で示すように回転する総形修正砥石46を始点
aからY1軸方向に点b、X1方向に点c、Y1軸方向
に点dまで移動させて、この総形修正砥石30の加工部
33を研削砥石3の加工部40に接触させ、この加工部
40の形状修正加工を行う。その後、総形修正砥石46
を点e、点fとこの順序に移動させて始点aに戻す。
【0037】左側の研削砥石3の加工部40の修正加工
を行う場合には、右の前記総形修正砥石47を用い、図
7に実線で示すように回転する総形修正砥石47を始点
aからY1軸方向に点b、X1方向に点c、Y1軸方向
に点dまで移動させて、この総形修正砥石30の溝加工
部33を研削砥石3の加工部40に接触させ、この加工
部40の形状修正を行う。その後、総形修正砥石46を
点e、点fとこの順序に移動させて始点aに戻す。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に係わる
発明は、工具ヘッドに回転可能に設けられた砥石取付軸
に互いに異なる形状の少なくとも2個の修正砥石を設け
た砥石修正機構と、前記工具ヘッドをY軸方向(切込み
方向)に往復動させるY軸スライド機構と、前記工具ヘ
ッドをX軸方向(切込み方向とは直角方向)に往復動さ
せるX軸スライド機構と、前記砥石取付軸を回転駆動す
る回転駆動部とを備えたから、修正砥石と総形修正砥石
とを回転させ、Y軸スライド機構による工具ヘッドのY
軸方向への往復動とX軸スライド機構による工具ヘッド
のX軸方向への往復動との組み合わせにより、一ヘッド
により前記修正砥石で砥石の外形を修正加工すると共
に、総形修正砥石で総形修正加工することができる。
【0040】このように、砥石の外形に沿った修正加工
と砥石の外形に合った総形修正加工とを一つの専用機械
で連続して行うことができて、段取り時間の短縮化、加
工作業の能率化が可能になって生産コストを低減するこ
とができる。また、修正砥石と総形修正砥石の偏摩耗が
防止できる。
【0041】また、請求項2に係わる発明は、請求項1
記載の砥石修正装置において、前記砥石修正機構に、砥
石取付軸をこの軸と直交する方向の軸を中心に180゜
回転させて互いに異なる形状の修正砥石の位置を180
゜入れ替える反転機構を付加したから、前記反転機構に
より、砥石取付軸を反転させて互いに異なる形状の修正
砥石の位置を180゜入れ替えることにより、一方の修
正砥石による修正加工時に他方の修正砥石の干渉を防止
でき、例えば左右に加工部を有する砥石の修正加工を容
易に行うことができる。
【0042】また、請求項3に係わる発明は、前記工具
ヘッドに設けられて回転駆動される砥石取付軸にX軸と
Y軸方向の送りを伴って砥石の外形に沿って修正加工す
る修正砥石と、前記砥石取付軸に設けられて砥石の外形
をY軸方向の送りを伴って修正加工する総形修正砥石と
を設けたから、前記回転駆動部の駆動により砥石取付軸
を回転して修正砥石と総形修正砥石とを回転させ、前記
工具ヘッドを、X軸方向とY軸方向に移動制御しなが
ら、前記修正砥石で砥石の外形に沿って砥石を修正加工
すると共に、Y軸方向の移動のみで前記総形修正砥石で
砥石の外形を総形修正加工することができる。
【0043】このように、砥石の外形に沿った修正加工
と砥石の外形に合った総形修正加工とを一つの専用機械
で連続して行うことができて、段取り時間の短縮化、加
工作業の能率化が可能になって生産コストを低減するこ
とができる。また、修正砥石と総形修正砥石の偏摩耗が
防止できる。
【0044】また、請求項4に係わる発明は、請求項1
または請求項2または請求項3記載の砥石修正装置にお
いて、前記総形修正砥石を前記修正砥石より小径にした
から、前記修正砥石とによる加工時に総形修正砥石が砥
石面に干渉することなくスムーズに行え、総形修正砥石
を一つの加工ヘッドに搭載することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる砥石修正装置と心無し研削盤と
の正面図である。
【図2】本発明に係わる砥石修正装置と心無し研削盤と
の構成の概略を示す斜視図である。
【図3】図1のP−P線に沿う断面図である。
【図4】反転機構の構成説明図である。
【図5】本発明に係わる砥石修正装置の作動説明図であ
る。
【図6】本発明に係わる砥石修正装置の他の作動説明図
である。
【図7】本発明に係わる砥石修正装置の他の作動説明図
である。
【符号の説明】
3 研削砥石(砥石) 10 ベッド 11 スライドテーブル 12 X軸駆動機構 14 工具保持テーブル 15 Y軸駆動機構 23 駆動軸 26 砥石取付軸 29 修正砥石 30 総形修正砥石 50 工具ヘッド U 回転伝達機構 W 回転駆動部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具ヘッドに回転可能に設けられた砥石
    取付軸に互いに異なる形状の少なくとも2個の修正砥石
    を設けた砥石修正機構と、 前記工具ヘッドをY軸方向(切込み方向)に往復動させ
    るY軸スライド機構と、 前記工具ヘッドをX軸方向(切込み方向とは直角方向す
    なわち砥石取付軸の軸方向)に往復動させるX軸スライ
    ド機構と、 前記砥石取付軸を回転駆動する回転駆動部とを備えたこ
    とを特徴とする砥石修正装置。
  2. 【請求項2】 前記砥石修正機構に、砥石取付軸をこの
    軸と直交する軸を中心に180゜回転させて互いに異な
    る形状の修正砥石の位置を反転させる反転機構を付加し
    た請求項1記載の砥石修正装置。
  3. 【請求項3】 砥石取付軸を回転可能に設けた工具ヘッ
    ドと、この工具ヘッドをX軸方向(切込み方向とは直角
    方向すなわち砥石取付軸の軸方向)に往復動させるX軸
    スライド機構と、 前記前記工具ヘッドをY軸方向(切込み方向)に往復動
    させるY軸駆動機構と、 前記砥石取付軸に設けられて砥石の外形をX軸とY軸方
    向の送りを伴って修正加工する修正砥石と、 前記砥石取付軸に設けられて砥石の外形をY軸方向の送
    りを伴って修正加工する総形修正砥石と、 前記砥石取付軸を回転駆動する回転駆動部とを備えたこ
    とを特徴とする砥石修正装置。
  4. 【請求項4】 前記総形修正砥石を前記修正砥石より小
    径にした請求項1または請求項2または請求項3記載の
    砥石修正装置。
JP6245794A 1994-03-31 1994-03-31 砥石修正装置 Pending JPH07266228A (ja)

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