JPH05253662A - ダイカストマシンの射出速度制御方法 - Google Patents

ダイカストマシンの射出速度制御方法

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JPH05253662A
JPH05253662A JP4053505A JP5350592A JPH05253662A JP H05253662 A JPH05253662 A JP H05253662A JP 4053505 A JP4053505 A JP 4053505A JP 5350592 A JP5350592 A JP 5350592A JP H05253662 A JPH05253662 A JP H05253662A
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    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/20Accessories: Details
    • B22D17/32Controlling equipment

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 射出速度制御弁の制御速度レンジを拡張し、
多様な成形方式に広く対応できるダイカストマシンの射
出速度制御方法を提供すること。 【構成】 ダイカストマシン10の射出シリンダ12への作
動流体流量を制御する射出速度制御弁14の弁差圧を切り
換える弁差圧制御手段30を設け、弁差圧制御手段30を高
圧状態に維持したまま射出速度制御弁14を切り換えて標
準射出法の高速射出と低速射出とを行い、射出速度制御
弁14を低速状態に維持したまま弁差圧制御手段30を切り
換えて超低速射出法の低速射出と超低速射出とを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダイカストマシンの射出
速度制御方法に関し、特に高品位ダイカスト成形に用い
られる超低速射出を行う際などに利用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、金属製品の鋳造には、溶融した
金属を射出シリンダで駆動される射出プランジャによっ
て金型のキャビティ内に射出するダイカスト成形が多用
されている。
【0003】通常のダイカスト成形では、溶湯の射出開
始時には射出速度を0.3m/sec程度の低速として溶湯の泡
巻き込み等を防止するとともに、溶湯の先頭が金型キャ
ビティ内に到達した後は射出速度を3.0m/sec程度の高速
としてキャビティ内に速やかに充填し、溶湯が冷却固化
しだす前に充填が完了するようにしている(標準射出
法)。
【0004】一方、超精密部品の製造など、高品位ダイ
カスト成形を行う場合には、溶湯がキャビティ内の微細
な凹凸にも確実に充填されるように0.01〜0.05m/sec 程
度の超低速での射出が行われ、この際には射出開始時の
射出速度を前記超低速より速めてキャビティ到達前の溶
湯の冷却固化を防止している。ただし、この射出開始時
の射出速度は、溶湯の泡巻き込み等を防止するために前
記標準射出法の低速射出速度に近い0.05〜0.25m/sec 程
度とされる(超低速射出法)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した超
低速射出法と標準射出法とでは、各々における射出速度
レンジが異なる。しかし、現在の射出速度制御弁では運
用時の設定変更だけでは極端に広い速度レンジをカバー
することができない。このため、超低速射出法と標準射
出法とでは、諸元が異なる専用の射出速度制御弁が必要
となる。
【0006】ところが、各射出方法に専用のダイカスト
マシンを用いる場合には、設置スペースや設備コストが
二台分必要になるうえ、保守作業も二倍必要となり、さ
らに非稼働状態などの無駄が生じて生産効率が低下する
等の不都合が生じるという問題がある。また、一台のダ
イカストマシンに二種類の射出速度制御弁を設置し、各
射出方法に応じて切り換えて用いることも考えられる
が、制御系や配管等の複雑化が避けられず、実用性を高
めることが難しいという問題がある。
【0007】本発明の目的は、射出速度制御弁の制御速
度レンジを拡張し、多様な成形方式に広く対応できるダ
イカストマシンの射出速度制御方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第一発明は、ダ
イカストマシンの射出シリンダへの作動流体流量を制御
する射出速度制御弁を所定開度に維持したまま、前記射
出速度制御弁に加えられる弁差圧を切り換えることによ
り前記射出シリンダの射出速度を制御することを特徴と
する。
【0009】また、第二発明は、ダイカストマシンの射
出シリンダへの作動流体流量を制御する射出速度制御弁
の弁差圧を切り換える弁差圧制御手段を設け、前記弁差
圧制御手段を高圧状態に維持したまま前記射出速度制御
弁を切り換えることで標準射出法の高速射出および低速
射出を行うとともに、前記射出速度制御弁を低速状態に
維持したまま前記弁差圧制御手段を切り換えることで超
低速射出法の低速射出および超低速射出を行うことを特
徴とする。
【0010】
【作 用】このような本発明においては、射出速度制御
弁の開度調整により基本的な射出速度制御を行うととも
に、射出速度制御弁の開度が一定の状態で弁差圧を変化
させることで射出速度の制御範囲が拡張される。
【0011】すなわち、通過流量Q、射出速度制御弁の
通路断面積(開度)A、作動流体の粘性係数C、作動流
体の供給圧力(弁差圧)Pとすると、この射出速度制御
弁を通過する作動流体の流量はQ=A×C×P1/2 とな
る。従って、通常は弁差圧Pが一定の状態で開度Aを変
化させて流量Qを変化させ、射出シリンダへの作動流体
供給速度を変化させて射出速度を調整する。
【0012】ここで、前述した流量Qの式によれば、開
度Aが一定の状態で弁差圧Pを変化させても流量Qを変
化することになる。このため、例えば開度Aが最小の状
態で弁差圧Pを下げれば、射出シリンダへの作動流体供
給速度が更に低下し、射出速度を基本的な制御範囲より
も拡張できることになる。
【0013】従って、開度調整により標準射出法の射出
速度制御範囲をカバーし、弁差圧調整により超低速射出
法の射出速度制御範囲をカバーする等の対応が可能とな
り、これらにより前記目的が達成される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1において、本実施例のダイカストマシン10
は、図示しない金型に溶湯を射出する射出プランジャ11
と、この射出プランジャ11を駆動する射出シリンダ12と
を備えている。そして、射出シリンダ12を駆動するため
に、ダイカストマシン10は一定圧力PAの作動油を供給す
るアキュムレータ13と、このアキュムレータ13からの作
動油を流量調整して射出シリンダ12に供給する射出速度
制御弁14とを備えている。
【0015】射出シリンダ12の背面側には増圧シリンダ
15が設けられ、この増圧シリンダ15による加圧時の逆流
を防止するために射出シリンダ12と射出速度制御弁14と
の間には増圧用チェック弁16が設けられている。
【0016】射出速度制御弁14は既存のものであり、ア
キュムレータ13に連なる入口ポート21と増圧用チェック
弁16を経て射出シリンダ12に連なる出口ポート22を有
し、内部の弁体23の位置により各ポート21, 22間の流通
開度が変化するようになっている。
【0017】先ず、射出速度制御弁14は、ソレノイド式
の第一バルブ24から図中右側の圧力室に入口ポート21と
同じ作動油を供給することで、弁体23が図中左端まで移
動して全閉状態となる。
【0018】また、第一バルブ24を開放することで、入
口ポート21からの作動油により弁体23が図中右端まで移
動し、これにより射出速度制御弁14は全開状態となる。
なお、射出速度制御弁14の全開状態の開度は、モータで
移動される当接ロッド式の全開開度調整手段25により弁
体23の右行を所定位置で規制することで設定可能であ
る。
【0019】更に、ソレノイド式の第二バルブ26から図
中左側の圧力室に入口ポート21と同じ作動油を供給する
ことで、移動体27が図中右行して弁体23を当接係止し、
前述した第一バルブ24による弁体23の左行を全閉状態の
手前で規制し、これにより射出速度制御弁14は微開状態
となる。なお、射出速度制御弁14の微開状態の開度は、
モータで移動される当接ロッド式の微開開度調整手段28
により移動体27の右行を所定位置で規制することで設定
可能である。
【0020】以上は既存のダイカストマシンにも利用さ
れている構成であるが、本実施例のダイカストマシン10
では本発明に基づく動作を実現するために、射出速度制
御弁14とアキュムレータ13との間に弁差圧制御手段30が
形成されている。
【0021】弁差圧制御手段30は、アキュムレータ13か
らの作動油を所定の圧力PR<PAに調整して射出速度制御
弁14の入口ポート21に供給する圧力補償弁31と、アキュ
ムレータ13からの作動油を元の圧力PAのまま射出速度制
御弁14の入口ポート21に供給する断続可能なバイパス管
路32とを備えている。
【0022】圧力補償弁31は、二つの入力ポート33, 34
に導入される圧力の差が予め設定された値となるように
通過作動油の圧力制御を行うものであり、各入力ポート
33,34には射出速度制御弁14の入口ポート21側の圧力Pi
および出口ポート側の圧力Poが接続されている。従っ
て、この圧力補償弁31を通して射出速度制御弁14に作動
油が供給された際には、圧力Pi, Poの差つまり射出速度
制御弁14の弁差圧が一定になるように調整される。
【0023】バイパス管路32は、このバイパス管路32の
作動油流通を断続するロジック弁35と、このロジック弁
35を開閉制御するソレノイドバルブ36とを備えている。
ここで、ロジック弁35が閉じている際には圧力補償弁31
が有効となり、入口ポート21側の圧力Piは圧力補償弁31
で調整された所定の圧力PRとなる。一方、ロジック弁35
を開いている際には、圧力補償弁31はバイパス管路32で
前後を連通されて無効化され、入口ポート21側の圧力Pi
はアキュムレータ13の圧力PAとなる。
【0024】このようなダイカストマシン10は、図示し
ない制御装置によって制御され、前述した第一バルブ2
4、第二バルブ26、ソレノイドバルブ36もこの制御装置
によって制御されるようになっている。
【0025】なお、図2に示すように、射出プランジャ
11は、シリンダ部分41の内部に溶湯42を供給する開口43
が十分に後方となるように設定され、プランジャ部分44
が射出シリンダ12により進出し、送り出される溶湯42の
先頭が図示しない金型のキャビティ内に到達した時点で
は、ストロークSTまで進出したプランジャ部分44により
開口43が閉じられるようになっている。これにより、射
出プランジャ11は、開口43に対する溶湯42の供給が電磁
ポンプ等の非機械的手段によるものであっても、開口43
への逆流を防止して成形精度を高められるように構成さ
れている。
【0026】このような本実施例においては、図3に示
すような処理により、標準射出法および超低速射出法の
二種類の成形動作を行う。先ず、ダイカストマシン10の
制御装置に標準射出法あるいは超低速射出法に基づく鋳
造条件を設定する (処理S1) 。すると、ダイカストマシ
ン10の制御装置は鋳造条件を判定し、標準射出法あるい
は超低速射出法の何れかの動作を選択する (処理S2) 。
【0027】ここで、鋳造条件が超低速射出法である場
合、ダイカストマシン10の制御装置は、超低速射出ダイ
カスト制御データを呼出し、これに基づいて開度調整手
段25, 28の位置等の設定を行う (処理S3) 。
【0028】そして、ソレノイドバルブ36をONにしてロ
ジック弁35を開き、バイパス管路32を導通させてアキュ
ムレータ13の圧力PAを射出速度制御弁14に供給するとと
もに、第二バルブ26により射出速度制御弁14を微開状態
とする。これにより、射出シリンダ12には微開状態の射
出速度制御弁14を経て圧力PAに基づく微量の作動油が供
給され、射出シリンダ12ないし射出プランジャ11は低速
V1で前進を開始する (処理S4) 。
【0029】続いて、ダイカストマシン10の制御装置は
射出プランジャ11の前進状態を監視する (処理S5) 。そ
して、ストロークSTに達した時点でソレノイドバルブ36
をOFF にしてロジック弁35を閉じ、バイパス管路32を閉
鎖して圧力補償弁31で調整された低い圧力PRを射出速度
制御弁14に供給する。
【0030】これにより、射出シリンダ12には微開状態
の射出速度制御弁14を経て圧力PRに基づく極く微量の作
動油が供給され、射出シリンダ12ないし射出プランジャ
11は超低速V2で前進を続ける (処理S6) 。以上により超
低速射出が実行され、射出シリンダ12の速度は図4に実
線で示したような曲線を描くことになる。
【0031】一方、鋳造条件が標準射出法である場合、
ダイカストマシン10の制御装置は、標準射出ダイカスト
制御データを呼出し、これに基づいて開度調整手段25,
28の位置等の設定を行う (処理S7) 。
【0032】そして、ソレノイドバルブ36をONにしてロ
ジック弁35を開き、バイパス管路32を導通させてアキュ
ムレータ13の圧力PAを射出速度制御弁14に供給するとと
もに、第二バルブ26により射出速度制御弁14を微開状態
とする。これにより、射出シリンダ12には微開状態の射
出速度制御弁14を経て圧力PAに基づく微量の作動油が供
給され、射出シリンダ12ないし射出プランジャ11は低速
V1で前進を開始する (処理S8) 。
【0033】この後、ダイカストマシン10の制御装置は
射出プランジャ11の前進状態を監視し (処理S9) 、所定
の速度切換位置に達した時点で第一バルブ24を開放して
射出速度制御弁14を全開状態とする。
【0034】これにより、射出シリンダ12には全開状態
の射出速度制御弁14を経て圧力PAに基づく多量の作動油
が急速供給され、射出シリンダ12ないし射出プランジャ
11は高速V3で前進を続ける (処理S10)。以上により標準
射出が実行され、射出シリンダ12の速度は図4に破線で
示したような曲線を描くことになる。
【0035】このような本実施例によれば、アキュムレ
ータ13の圧力PAのもとで微開状態で低速V1、全開状態で
高速V3となる射出速度制御弁14をそのまま用いながら、
圧力補償弁31で射出速度制御弁14の弁差圧を圧力PRに調
整することにより、微開状態で超低速V2を実現すること
ができる。
【0036】このため、低速V1から高速V3で射出を行う
標準射出法と、低速V1から超低速V2で射出を行う超低速
射出法とを、同じ射出速度制御弁14を用いて実現するこ
とができる。
【0037】そして、超低速射出法を実行する際には、
圧力補償弁31を介してアキュムレータ13からの作動油を
射出シリンダ12に供給するようにし、かつ圧力補償弁31
は射出速度制御弁14の入口ポート21側の圧力Piおよび出
口ポート22側の圧力Poに応じて圧力調整するものとした
ため、射出シリンダ12の負荷が変化しても圧力補償弁31
により射出速度制御弁14ないし射出シリンダ12への供給
圧力が自動的に補正され、精密な射出動作を実行するこ
とができ、超低速射出法に要求される精度を十分に満足
することができる。
【0038】一方、標準射出法を実行する際には、バイ
パス管路32によりアキュムレータ13からの作動油を射出
速度制御弁14ないし射出シリンダ12に直接供給するよう
にしたため、十分な圧力および速度を確保することがで
き、通常の標準射出法の通りの動作を確保することがで
きる。
【0039】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、以下に示すような変形等も本発明に含まれ
るものである。すなわち、弁差圧制御手段30は、圧力補
償弁31によりアキュムレータ13の圧力PAを調整して低い
圧力PRとし、かつバイパス管路32によりアキュムレータ
13の圧力をそのまま供給して高い圧力PAとしたが、これ
らはそれぞれ他の圧力調整手段を用いて実現してもよ
い。
【0040】例えば、圧力補償弁31は射出速度制御弁14
の入口ポート21側の圧力Piおよび出口ポート22側の圧力
Poに応じて圧力調整するものに限らず、単なる絞り弁等
を用いるものであってもよい。この場合、前記実施例の
ような射出シリンダ12の負荷に応じた自動圧力調整機能
は得られないが、射出シリンダ12の負荷変動が少ない場
合、あるいはアキュムレータ13側に圧力調整機能がある
場合などには特に問題となることはない。
【0041】さらに、バイパス管路32に絞り弁を設けて
弁差圧制御手段30としての高い圧力の調整を行えるよう
にしてもよく、あるいは圧力の異なる複数のアキュムレ
ータを用いて高圧と低圧とを供給してもよい。
【0042】また、弁差圧制御手段30における圧力切り
換えは、ロジック弁35でバイパス管路32を断続して圧力
補償弁31による低い圧力PRを無効化するものに限らず、
圧力補償弁31からの管路とバイパス管路32とを交互に選
択する三方弁等であってもよい。
【0043】さらに、弁差圧制御手段30による圧力切り
換えは前記実施例のような二段階に限らず、三段階以上
であるとしてもよく、その圧力設定も前述した圧力PR,
PAに限らず、実施にあたって適宜選択すればよい。
【0044】この他、ダイカストマシン10の他の構成、
例えば射出速度制御弁14や射出シリンダ12等の形式や諸
元等も任意であり、それぞれ実施にあたって適宜選択す
ればよい。
【0045】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば射
出速度制御弁による開度調整に加えて弁差圧の調整を行
うことで、射出速度制御弁の本来の制御範囲を超える射
出速度制御が行えるようになり、標準射出法と超低速射
出法のような射出速度レンジが大きく異なる多様な成形
方式を同じダイカストマシンを用いて実行することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略構成図。
【図2】前記実施例の一部を示す概略断面図。
【図3】前記実施例の処理手順を示すフローチャート。
【図4】前記実施例の射出動作を示すグラフ。
【符号の説明】
10 ダイカストマシン 12 射出シリンダ 13 アキュムレータ 14 射出速度制御弁 21 入口ポート 22 出口ポート 30 弁差圧制御手段 31 圧力補償弁 32 バイパス管路 35 バイパス管路を断続するロジック弁 PA 高い弁差圧であるアキュムレータ圧力 PR 低い弁差圧である圧力補償弁圧力
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ダイカストマシンの射出速度制御方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダイカストマシンの射出
速度制御方法に関し、特に高品位ダイカスト成形に用い
られる超低速射出を行う際などに利用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、金属製品の鋳造には、溶融した
金属を射出シリンダで駆動される射出プランジャによっ
て金型のキャビティ内に射出するダイカスト成形が多用
されている。
【0003】通常のダイカスト成形では、溶湯の射出開
始時には射出速度を0.3m/sec程度の低速とし、溶湯の湯
先が金型のゲートに到達した後は射出速度を3.0m/sec程
度の高速としてキャビティ内に速やかに充填するように
している(標準射出法)。
【0004】一方、強度及び気密部品の鋳造など、高品
位ダイカスト成形を行う場合には、0.01〜0.05m/sec 程
度の超低速での射出が行われる。射出開始時の射出速度
は射出スリーブ内の溶湯の冷却固化を防止するため0.05
〜0.25m/sec 程度としている(超低速射出法)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した超
低速射出法と標準射出法とでは、各々における射出速度
レンジが異なる。しかし、現在の射出速度制御弁の設定
変更だけでは極端に広い速度レンジをカバーすることが
できない。
【0006】このため、超低速射出法と標準射出法とで
は、諸元が異なる専用の射出速度制御弁が必要となる。
【0007】ところが、各射出方法に専用のダイカスト
マシンを設備するには、設置スペースや設備コストが問
題であり、また、一台のダイカストマシンに二種類の射
出速度制御弁を設置し、各射出方法に応じて切り換えて
用いることも考えられるが、制御系や配管等の複雑化が
避けられず、実用性を高めることが難しいという問題が
ある。
【0008】本発明の目的は、射出速度制御弁の制御速
度レンジを簡単な手段で拡張できるダイカストマシンの
射出速度制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第一発明は、ダ
イカストマシンの射出シリンダへの作動流体流量を制御
する射出速度制御弁を所定開度に維持したまま、前記射
出速度制御弁に加えられる弁差圧を切り換えることによ
り前記射出シリンダの射出速度を制御することを特徴と
する。
【0010】また、第二発明は、ダイカストマシンの射
出シリンダへの作動流体流量を制御する射出速度制御弁
の弁差圧を切り換える弁差圧制御手段を設け、前記弁差
圧制御手段を高圧状態に維持したまま前記射出速度制御
弁を切り換えることで標準射出法の低速射出および高速
射出を行うとともに、前記射出速度制御弁を低速状態に
維持したまま前記弁差圧制御手段を切り換えることで超
低速射出法の低速射出および超低速射出を行うことを特
徴とする。
【0011】
【作 用】このような本発明においては、射出速度制御
弁の開度調整により基本的な射出速度制御を行うととも
に、射出速度制御弁の開度が一定の状態で弁差圧を変化
させることで射出速度の制御範囲が拡張される。
【0012】すなわち、通過流量Q、射出速度制御弁の
通路断面積(開度)A、流出係数C、作動流体の供給圧
力(弁差圧)Pとすると、この射出速度制御弁を通過す
る作動流体の流量はQ=A×C×P1/2 となる。従っ
て、通常は弁差圧Pが一定の状態で開度Aを変化させて
流量Qを変化させ、射出シリンダへの作動流体供給流量
を変化させて射出速度を調整する。
【0013】ここで、前述した流量Qの式によりわかる
ように、開度Aが一定の状態で弁差圧Pを例えば1/25に
変化させれば流量Qを1/5 に変化させることができ、射
出速度の調整範囲を拡張することができる。
【0014】従って、開度調整により標準射出法の射出
速度制御範囲をカバーし、弁差圧調整により超低速射出
法の射出速度制御範囲をカバーする等の対応が可能とな
り、これらにより前記目的が達成される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1において、本実施例のダイカストマシン10
は、図示しない金型に溶湯を射出する射出プランジャ11
と、この射出プランジャ11を駆動する射出シリンダ12と
を備えている。
【0016】そして、射出シリンダ12を駆動するため
に、ダイカストマシン10は一定圧力PAの作動油を供給す
るアキュムレータ13と、このアキュムレータ13からの作
動油を流量調整して射出シリンダ12に供給する射出速度
制御弁14とを備えている。
【0017】射出シリンダ12の背面側には増圧シリンダ
15が設けられ、この増圧シリンダ15による加圧時の逆流
を防止するために射出シリンダ12と射出速度制御弁14と
の間には増圧用チェック弁16が設けられている。
【0018】射出速度制御弁14は既存のものであり、ア
キュムレータ13に連なる入口ポート21と増圧用チェック
弁16を経て射出シリンダ12に連なる出口ポート22を有
し、内部の弁体23の位置により各ポート21, 22間の流通
開度が変化するようになっている。
【0019】先ず、射出速度制御弁14は、ソレノイド式
の第一バルブ24から図中右側の圧力室に入口ポート21と
同じ作動油を供給することで、弁体23が図中左端まで移
動して全閉状態となる。
【0020】また、第一バルブ24を開放することで、入
口ポート21からの作動油により弁体23が図中右端まで移
動し、これにより射出速度制御弁14は全開状態となる。
なお、射出速度制御弁14の全開状態の開度は、モータで
移動される当接ロッド式の全開開度調整手段25により弁
体23の右行を所定位置で規制することで設定可能であ
る。
【0021】更に、ソレノイド式の第二バルブ26から図
中左側の圧力室に入口ポート21と同じ作動油を供給する
ことで、ピストン27が図中右行して弁体23を当接係止
し、前述した第一バルブ24による弁体23の左行を全閉状
態の手前で規制し、これにより射出速度制御弁14は微開
状態となる。なお、射出速度制御弁14の微開状態の開度
は、モータで移動される当接ロッド式の微開開度調整手
段28によりピストン27の右行を所定位置で規制すること
で設定可能である。
【0022】以上は既存のダイカストマシンに使用され
ている構成であるが、本実施例のダイカストマシン10で
は本発明に基づく動作を実現するために、射出速度制御
弁14とアキュムレータ13との間に弁差圧制御手段30が形
成されている。
【0023】弁差圧制御手段30は、アキュムレータ13か
らの作動油を所定の弁差圧PDに調整して射出速度制御弁
14の入口ポート21に供給する圧力補償弁31と、アキュム
レータ13からの作動油を元の圧力PAのまま射出速度制御
弁14の入口ポート21に供給する断続可能なバイパス管路
32とを備えており、前者は射出速度制御弁14の入口ポー
ト21の圧力を低圧側に、後者は高圧側に切り換えるもの
である。
【0024】圧力補償弁31は、二つのパイロット圧力
ート33, 34に導入される圧力の差が予め設定された弁差
圧PDとなるように圧力補償を行うものであり、各パイロ
ット圧力ポート33, 34には射出速度制御弁14の入口ポー
ト21側の圧力Piおよび出口ポート22側の圧力Poが接続さ
れている。従って、この圧力補償弁31を通して射出速度
制御弁14に作動油が供給された際には、圧力Pi, Poの差
つまり弁差圧PDは一定になるように制御される。
【0025】バイパス管路32は、このバイパス管路32の
作動油流通を断続するロジック弁35と、このロジック弁
35を開閉制御するソレノイドバルブ36とを備えている。
ここで、ロジック弁35が閉じている際には圧力補償弁31
が有効となり、入口ポート21側の圧力Piと出口ポート22
側の圧力Poとは圧力補償弁31で調整された一定の弁差圧
PDに制御される。
【0026】一方、ロジック弁35を開いている際には、
圧力補償弁31はバイパス管路32で前後を連通されて無効
化され、入口ポート21側の圧力Piはアキュムレータ13の
圧力PAとなる。
【0027】このようなダイカストマシン10は、図示し
ない制御装置によって制御され、前述した第一バルブ2
4、第二バルブ26、ソレノイドバルブ36もこの制御装置
によって制御されるようになっている。
【0028】なお、図2に示すように、射出プランジャ
11は、射出スリーブ41の内部に溶湯42を供給する開口43
の後方に設定され、射出プランジャ11が射出シリンダ12
により前進し、溶湯42の湯先が金型のゲート44に到達し
た時点では、ストロークSTまで前進した射出プランジャ
11により開口43が既に閉じられている。
【0029】このような本実施例において、図3に示す
ような処理により、標準射出法および超低速射出法の二
種類の射出動作を行う。先ず、ダイカストマシン10の制
御装置に標準射出法あるいは超低速射出法に基づく鋳造
条件を設定する (処理S1) 。すると、ダイカストマシン
10の制御装置は鋳造条件を判定し、標準射出法あるいは
超低速射出法の何れかの動作を選択する (処理S2) 。
【0030】ここで、鋳造条件が超低速射出法である場
合、ダイカストマシン10の制御装置は、超低速射出ダイ
カスト制御データを呼出し、これに基づいて開度調整手
段25, 28の位置等の設定を行う (処理S3) 。
【0031】そして、ソレノイドバルブ36をONにしてロ
ジック弁35を開き、バイパス管路32を導通させてアキュ
ムレータ13の圧力PAを射出速度制御弁14に供給するとと
もに、第二バルブ26により射出速度制御弁14を微開状態
とする。これにより、射出シリンダ12には微開状態の射
出速度制御弁14を経て圧力PAに基づく微量の作動油が供
給され、射出プランジャ11は低速V1で前進を開始する
(処理S4) 。
【0032】続いて、ダイカストマシン10の制御装置は
射出プランジャ11の前進状態を監視する (処理S5) 。そ
して、ストロークSTに達した時点でソレノイドバルブ36
をOFF にしてロジック弁35を閉じ、バイパス管路32を閉
鎖して圧力補償弁31で調整された低い圧力PRを射出速度
制御弁14に供給する。
【0033】これにより、射出シリンダ12には微開状態
の射出速度制御弁14を経て圧力PRに基づく極く微量の作
動油が供給され、射出プランジャ11は超低速V2で前進を
続ける (処理S6) 。以上により超低速射出が実行され、
射出シリンダ12の速度は図4に実線で示したような曲線
を描くことになる。
【0034】一方、鋳造条件が標準射出法である場合、
ダイカストマシン10の制御装置は、標準射出ダイカスト
制御データを呼出し、これに基づいて開度調整手段25,
28の位置等の設定を行う (処理S7) 。
【0035】そして、ソレノイドバルブ36をONにしてロ
ジック弁35を開き、バイパス管路32を導通させてアキュ
ムレータ13の圧力PAを射出速度制御弁14に供給するとと
もに、第二バルブ26により射出速度制御弁14を微開状態
とする。これにより、射出シリンダ12には微開状態の射
出速度制御弁14を経て圧力PAに基づく微量の作動油が供
給され、射出プランジャ11は低速V1で前進を開始する
(処理S8) 。
【0036】この後、ダイカストマシン10の制御装置は
射出プランジャ11の前進状態を監視し (処理S9) 、所定
の速度切換位置に達した時点で第一バルブ24を開放して
射出速度制御弁14を全開状態とする。
【0037】これにより、射出シリンダ12には全開状態
の射出速度制御弁14を経て圧力PAに基づく多量の作動油
が急速供給され、射出プランジャ11は高速V3で前進を続
ける(処理S10)。以上により標準射出が実行され、射出
シリンダ12の速度は図4に破線で示したような曲線を描
くことになる。
【0038】このような本実施例によれば、アキュムレ
ータ13の圧力PAのもとで微開状態で低速V1、全開状態で
高速V3となる射出速度制御弁14をそのまま用いながら、
圧力補償弁31で射出速度制御弁14の弁差圧PDに調整する
ことにより、微開状態で超低速V2を実現することができ
る。
【0039】このため、低速V1から高速V3で射出を行う
標準射出法と、低速V1から超低速V2で射出を行う超低速
射出法とを、同じ射出速度制御弁14を用いて実現するこ
とができる。
【0040】そして、超低速射出法を実行する際には、
圧力補償弁31を介してアキュムレータ13からの作動油を
射出シリンダ12に供給するようにし、かつ圧力補償弁31
は射出速度制御弁14の入口ポート21側の圧力Piおよび出
口ポート22側の圧力Poとの弁差圧PDを一定に調整するの
、射出シリンダ12の負荷が変化しても射出シリンダ12
への供給圧力が自動的に補正され、精密な射出動作を実
行することができ、超低速射出法に要求される精度を十
分に満足することができる。
【0041】一方、標準射出法を実行する際には、バイ
パス管路32によりアキュムレータ13からの作動油を射出
速度制御弁14ないし射出シリンダ12に直接供給するよう
にしたため、十分な圧力および速度を確保することがで
き、通常の標準射出法の通りの動作を確保することがで
きる。
【0042】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、弁差圧制御手段30における圧力切
り換えは、ロジック弁35でバイパス管路32を断続して圧
力補償弁31による低い圧力PRを無効化するものに限ら
ず、パイロット操作チェック弁としてもよいし、圧力補
償弁31からの管路とバイパス管路32とを交互に選択する
三方弁等であってもよい。
【0043】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば射
出速度制御弁による開度調整に加えて弁差圧の調整を行
うことで、射出速度制御弁の本来の制御範囲を超える射
出速度制御が行えるようになり、標準射出法と超低速射
出法のような射出速度レンジが大きく異なる多様な射出
方式を同じダイカストマシンを用いて実行することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略構成図。
【図2】前記実施例の一部を示す概略断面図。
【図3】前記実施例の処理手順を示すフローチャート。
【図4】前記実施例の射出動作を示すグラフ。
【符号の説明】 10 ダイカストマシン 12 射出シリンダ 13 アキュムレータ 14 射出速度制御弁 21 入口ポート 22 出口ポート 30 弁差圧制御手段 31 圧力補償弁 32 バイパス管路 35 バイパス管路を断続するロジック弁 PA アキュムレータ圧力 PR 圧力補償弁圧力 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図1】
【図4】
【図3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイカストマシンの射出シリンダへの作
    動流体流量を制御する射出速度制御弁を所定開度に維持
    したまま、前記射出速度制御弁に加えられる弁差圧を切
    り換えることにより前記射出シリンダの射出速度を制御
    することを特徴とするダイカストマシンの射出速度制御
    方法。
  2. 【請求項2】 ダイカストマシンの射出シリンダへの作
    動流体流量を制御する射出速度制御弁の弁差圧を切り換
    える弁差圧制御手段を設け、前記弁差圧制御手段を高圧
    状態に維持したまま前記射出速度制御弁を切り換えるこ
    とで標準射出法の高速射出および低速射出を行うととも
    に、前記射出速度制御弁を低速状態に維持したまま前記
    弁差圧制御手段を切り換えることで超低速射出法の低速
    射出および超低速射出を行うことを特徴とするダイカス
    トマシンの射出速度制御方法。
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