JPH0525263Y2 - - Google Patents

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JPH0525263Y2
JPH0525263Y2 JP18090986U JP18090986U JPH0525263Y2 JP H0525263 Y2 JPH0525263 Y2 JP H0525263Y2 JP 18090986 U JP18090986 U JP 18090986U JP 18090986 U JP18090986 U JP 18090986U JP H0525263 Y2 JPH0525263 Y2 JP H0525263Y2
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outer casing
operating lever
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案把手機構を以下の項目に従つて説明す
る。
A 産業上の利用分野 B 考案の概要 C 従来技術 a 一般的背景 b 従来の把手機構の一例[第6図、第7図] D 考案が解決しようとする問題点[第6図、第
7図] E 問題点を解決するための手段 F 実施例 a カーステレオデツキの概観[第1図、第2
図] b 把手機構[第1図乃至第5図] b−1 シヤーシ[第1図、第3図乃至第5
図] b−2 把手[第1図乃至第3図、第5図] b−3 押出バネ[第3図、第5図] b−4 操作レバー、引張りバネ[第1図乃
至第4図] b−5 把手の動き[第1図] b−5−a 非携行時位置におけるロツク b−5−b 非携行時位置から非押出位置へ
の移動 G 考案の効果 (A 産業上の利用分野) 本考案は新規な把手機構に関する。詳しくは、
外筐の前面から突出しない非携行時位置と操作面
から突出する携行時位置との間を移動されるよう
に回動自在に支持された把手を有すると共に、所
定の収納凹部、例えば、自動車の室内のダツシユ
ボードに設けられたデツキ装填用凹部や所定のラ
ツクの収納部に上記前面が上記収納凹部の開口面
あるいはそれより奥に位置しかつ前記把手が非携
行時位置に来ている状態で収納される機器の把手
機構に関するものであり、比較的簡単な構造であ
るにも拘らず、必要に応じて把手を非携行時位置
にロツクしておくことができると共に、そのつま
み部が外筐の前面から稍突出する操作レバーを操
作することによつて把手を携行時位置側へ稍移動
させることができ、かつ、そのように移動された
位置から非携行時位置へ容易に戻されることのな
いように保持しておくことができ、しかも、上記
操作レバーに対する操作を前面に設けられた操作
部材に対する操作感覚と異なる操作感覚により行
なうことができるようにした新規な把手機構を提
供しようとするものでる。
(B 考案の概要) 本考案把手機構は、外筐の前面から突出しない
非携行時位置と前面から突出する携行時位置との
間を移動されるように回動自在に支持された把手
を有すると共に、所定の収納凹部に上記前面が上
記収納凹部の開口面あるいはそれより奥に位置し
かつ前記把手が非携行時位置に来ている状態で収
納される機器の把手機構において、把手に携行時
位置側への回動力を付勢するための弾発手段と把
手の係合部と係脱自在に係合するストツパー部を
有する操作レバーとを設けると共に、該操作レバ
ーのストツパー部が把手の係合部と係合すること
によつて把手が非携行位置にロツクされその状態
から操作レバーを上記前面に略沿うロツク解除方
向へ移動させることにより把手が前記弾発手段の
弾発力によつて携行時位置側へ向けて稍移動され
るようにし、それにより、必要に応じて把手を非
携行時位置にロツクしておくことができると共に
操作レバーを移動するための1つの操作を行なう
ことにより把手を携行時位置側へ稍移動させるこ
とができ、かつ、そのように移動された位置から
非携行時位置へ容易に戻されることのないように
保持しておくことができ、しかも、上記操作レバ
ーに対する操作を前面に設けられた操作部材に対
する操作感覚と異なる操作感覚により行なうこと
ができるようにしたものである。
(C 従来技術) (a 一般的背景) 例えば、車載用の電子機器、例えば、所謂カー
ステレオデツキの中には車輌室内のダツシユボー
ド等に設けられたデツキ装填用凹部に収納した状
態で使用するようにされたものがあり、また、こ
のような機器には、デツキ装填用凹部から取り出
したりあるいは携行する際に使用する把手が設け
られているものがある。
そして、このような把手は、一般に、その基端
部が当該機器の前端部に回動自在に支持されると
共に、外筐の外側面の前端部に略沿うようにいわ
ば折り畳まれたように位置する、即ち、外筐の前
面から突出しない非携行時位置と外筐の前面から
突出するように位置する携行時位置との間を移動
されるように設けられ、当該機器はその把手が上
記非携行時位置に来ている状態でデツキ装填用凹
部に収納される。
従つて、デツキ装填用凹部に収納された機器を
該凹部から取り出すときは非携行時位置に来てい
る把手を携行時位置側へ起して該把手を手前側へ
引つ張ることになるが、この種の機器は外筐の前
面がデツキ装填用凹部の開口面あるいはそれより
奥に位置する状態で収納されることが多く、この
ため、非携行時位置に来ている把手とデツキ装填
用凹部の開口部との間に指先等を差し込むのに充
分な間隔が無い場合は把手を携行時位置側へ起こ
すことが非常に困難になり、また、上記したよう
な充分な間隔が有る場合は殆ど無い。
そこで、このような把手を備えた機器の中には
非携行時位置に来ている把手を携行時位置側へ容
易に起すことができるようにするために、当該機
器の外筐の前面部に位置する何らかの操作部材を
有すると共に該操作部材を操作することによつて
非携行時位置に来ている把手がある程度携行時位
置側へ出て来るようにした把手機構を備えたもの
がある。
(b 従来の把手機構の一例)[第6図、第7図] そのような把手機構の一例として実開昭60−
106381号公報に記載された取手機構があり、第6
図及び第7図は上記把手機構aの要部を示すもの
である。
同図において、bはカーステレオデツキ等の車
載用機器であり、該車載用機器bはダツシユボー
ドcに設けられたデツキ装填用凹部dにその外筐
eの前面fが略デツキ装填用凹部dの開口面に位
置する状態で収納される。
gは前方から見て左右方向に長い略形を成す
ように形成された把手であり、該把手gはその
形の左右両側片h,h(図面では一方のもののみ
示してある。)の先端寄りの部分が外筐e内に配
置されたシヤーシiの前端部の左右両側部に位置
した突片j、j(図面では一方のもののみ示して
ある。)に固定されたピンk、k(図面では一方の
もののみ示してある。)のうち外筐eから外側へ
突出した部分に回動自在に支持されており、それ
により、第6図に示す非携行時位置と第7図に2
点鎖線で示す携行時位置との間を移動されるよう
になつている。
lは操作レバーであり、該操作レバーlはその
下端寄りの位置が前記ピンk、kのうちの一方の
ものに回動自在に支持され、かつ、その上端部に
被押圧片mが設けられると共に、トーシヨンバネ
nによつて時計回り方向への回動力を付勢されて
おり、これを反時計回り方向へ回動させる力が加
えられていない状態においてはその下端部がシヤ
ーシiに突設された突起oに前方から当接するこ
とによつて第6図に示すように稍前傾した姿勢に
保持されている。
そして、操作レバーlのうちピンkに上方から
近接する位置には側方へ向けて突出した係合片p
が設けられており、該係合片pは非携行時位置に
来ている把手gの一方の側片hの先端縁に形成さ
れた切欠部qに前方から略接触するように対向さ
れている。
そこで、把手gが非携行時位置に来ている状態
から操作レバーlの被押圧片mを後方へ向けて押
圧すると、操作レバーlが反時計回り方向へ回動
されるため、その係合片pが把手gの切欠部qを
略後方へ向けて押圧することになり、それによつ
て、把手gが第7図に実線で示すように稍携行時
位置側へ移動されることになる。
しかして、把手gの回動端部がデツキ装填用凹
部dの開口面から稍前方へ突出されるので、その
回動端部に略下方から指を掛けることができ、従
つて、この状態からは把手gを携行時位置へ容易
に移動させることができる。
(D 考案が解決しようとする問題点)[第6図、
第7図] ところが、このような把手機構aによると、把
手gの非携行時位置からの移動はその切欠部qが
操作レバーlの係合片pによつて押圧されること
により為されるので、把手gの回動端部に指先を
掛け終る前に操作レバーlに対する押圧を解除す
る、即ち、その被押圧片mを押した指を該被押圧
片mから離すと把手gがその自重により非携行時
位置に戻つてしまつたり、あるいは把手gに指を
掛ける際にうつかり該把手gを後方へ向けて押し
てしまつたりすると把手gが非携行時位置に戻さ
れてしまうことになるため、結局、把手gに指を
掛け終るまでは操作レバーlの被押圧片mを押圧
していなければならないことになり、その操作が
意外と面倒であるという問題がある。
また、この取手機構aは把手gが非携行時位置
に来た状態を保持するための手段を有していない
ので、車体の振動等によつて、非携行時位置に来
ているべき把手gがデツキ装填用凹部dの開口面
から前へ出て来しまうことがあるという問題があ
る。
更に、この種の車載用機器bの外筐eの前面f
には、通常、スイツチ操作ボタン等各種の操作部
材が多数配置され、しかも、これら操作部材の多
くは前方から押圧するようになつているので、こ
れら操作部材に対する操作感覚と把手gを携行時
位置側へ移動させるための操作レバーlに対する
操作感覚とが同じであり、このため、ややもする
と、あるスイツチ操作ボタンを押すつもりで操作
レバーlの被押圧部mを押圧してしまうといつた
操作ミスが生じ易くなるという問題もある。
(E 問題点を解決するための手段) 本考案把手機構は、上記した問題点を解決する
ために、把手に携行時位置への回動力を付勢する
ための弾発手段と、外筐の前面に略沿う方向へ移
動自在になるように支持されかつその操作部が外
筐前面から稍突出するように位置すると共に把手
の係合部と係脱自在に係合するストツパー部を有
する操作レバーと、該操作レバーをそのストパー
部が非携行時位置に来ている把手の係合部と係合
するロツク位置へ向けて付勢する弾発部材とを設
け、操作レバーのストツパー部が把手の係合部と
係合することによつて把手が非携行時位置にロツ
クされるようにしたものである。
従つて、本考案把手機構によれば、把手を非携
行時位置へと移動させることによつて把手が非携
行時位置においてロツクされると共に、その状態
から操作レバーをロツク解除方向へ移動させるこ
とにより把手に対するロツクが解除されて把手が
携行時位置側へ向けて移動され、かつ、そのよう
に突出された位置に前記弾発手段の弾発力により
弾発的に保持されることになるので、把手に指を
掛け終るまで操作レバーを保持している必要がな
く、また、操作レバーに対する操作はこれを外筐
前面に略沿う方向へ移動させることによつて行な
うのでその操作感覚が上記前面に設けられたスイ
ツチ操作ボタン等の操作部材に対する操作感覚と
異なるため操作部材を操作するつもりで操作レバ
ーを操作してしまうといつたような誤操作が為さ
れるのを防止することができる。
(F 実施例) 以下に、本考案把手機構の詳細を添附図面に示
した実施例に従つて説明する。
尚、図面に示した実施例は本考案把手機構を自
動車の室内のダツシユボードに設けられたデツキ
装填用凹部に収納されるカーステレオデツキの把
手機構に適用したものである。
(a カーステレオデツキの概要)[第1図、第
2図] 1はカーステレオデツキである。
2はカーステレオデツキ1の外筐であり、その
前面3(第2図における左斜め下方へ向う方向を
前側とし、右斜め上方へ向う方向を後側とする。
また、同図における左斜め上方へ向う方向を左側
とし、右斜め下方へ向う方向を右側とする。以下
の説明において向きを示すときはこの方向による
ものとする。)が操作面になつており、該前面3
に液晶表示装置4(図面ではその表示面のみ示し
てある。)、スイツチ操作ボタン等の各種の操作部
材5,5、…等が配置されると共にカセツト挿入
口6が形成されており、また、外筐2の後端部の
一側に寄つた隅角部にコネクタ7が設けられてい
る。
8はその基端部が外筐2に設けられた後述する
シヤーシの前端部に回動自在に支持された把手で
あり、該把手8は第2図に示し、また、第1図に
実線で示す位置、即ち、外筐2の外面の前端部の
一部を成すように位置する位置(以下、「非携行
時位置」と言う。)と第1図に1点鎖線で示すよ
うに外筐2の前面3から前方へ向けて略水平に突
出する位置(以下、「非携行時位置」と言う。)と
の間を移動されるように設けられると共に、非携
行時位置に来ることによつて操作レバー9により
その位置にロツクされ、また、その状態から操作
レバー9が路上方へ向けて移動されることによつ
て上記ロツクが解除され、かつ、第1図に2点鎖
線で示すように携行時位置側へ向けて僅かに移動
されるようになつている。
そして、カーステレオデツキ1はこれを自動車
に搭載し使用するときは、自動車の室内のダツシ
ユボード10に設けられたデツキ装填用凹部11
にその外筐2の前面3が上記デツキ装填用凹部1
1の略開口面に位置し、かつ、その把手8が前記
非携行時位置に来ている状態で収納される。
尚、カーステレオデツキ1には弾発部材によつ
て略上方へ向けて付勢されたストツパー12,1
2がその先端部が外筐2の上面の左右両側部から
突出するように設けられており、カーステレオデ
ツキ1がデツキ装填用凹部11に収納されると、
これらストツパー12,12がデツキ装填用凹部
11の内面の上部に形成された図示しない係合孔
に弾発的に係合され、それによつてカーステレオ
デツキ1のデツキ装填用凹部11からの抜け止め
が為されるようになつている。
また、カーステレオデツキ1がデツキ装填用凹
部11に収納されると、カーステレオデツキ1に
設けられたコネクタ7とデツキ装填用凹部11の
奥部に配置された図示しない接続コードに設けら
れたコネクタとを接続するようになつている。
(b 把手機構)[第1図乃至第5図] 13は前記把手8の非携行時位置におけるロツ
ク及び携行時位置側への移動を行なうための把手
機構であり、該把手機構13は把手8の他、外筐
2内に設けられたシヤーシ、前記操作レバー9及
び2つの弾発部材等により構成されている。
(b−1 シヤーシ)[第1図、第3図乃至第5
図] 14は前記外筐2の内側面に近接して位置する
ように配置されたシヤーシであり、その右側部1
5の前端部のうち高さ方向における中間の位置よ
り稍上側の位置へ左側へ向けて突出したバネ掛片
16が切起し状に形成されると共に上記前端部の
上側縁寄りの位置に側方から見て略矩形を成す孔
17が形成されている。
18及び19は把手8を支持するための支持片
であり、該支持片18及び19は側方から見て前
後方向に長い板状に形成され、かつ、その前端寄
りの位置が上方から見て略クランク状に屈曲され
ると共に、該クランク状に屈曲された位置から後
側の部分がシヤーシ14の左側部20及び右側部
15の前端部の高さ方向における中間の位置と上
側縁との間の略中央にねじ21,21、…によつ
て固定されている。
尚、支持片18及び19の前記クランク状に屈
曲された位置から前側の部分は外筐2の前面板2
2の左右の側板23,23(図面では右側の側板
のみ示してある。)とが連続する隅角部に形成さ
れた切欠部24,24に設けられたスリツト2
5,25(これも図面では右側のもののみ示して
ある。)から前方へ突出されている。
そして、2つの支持片18及び19の左側のも
の18のクランク状に屈曲された位置に左側へ向
けて突出した当接片26(第5図参照)が切起し
状に形成されている。(b−2 把手)[第1図乃
至第3図、第5図] 把手8はある程度の幅を有する細長い板金材料
を略形に屈曲して形成されると共に、その中間
片27は外筐2の前面3の左右方向における長さ
と略等しい長さを有し、また、その左右の側片2
8,28′は外筐2の高さの略3分の2程度の長
さを有しており、これら左右の側片28,28′
の先端部がシヤーシ14に設けられた前記支持片
18,19の前端部にピン29,29′によつて
回動自在に支持されている。
そして、把手8はその側片28,28′が上下
方向に沿つて延びる姿勢となるときは、第2図を
見て良く解るように、上記側片28,28′が外
筐2の左右の側板23,23の前端部に形成され
た前記切欠部24,24に位置され、かつ、その
中間片27が外筐2の底面の前端部に沿うように
位置され、この状態において把手8はその一側縁
が外筐2の前面3と略同一平面上に位置する、即
ち、上記前面3から前方へ突出しない非携行時位
置に来ることになる。
また、把手8の側片28,28′の先端縁28
a,28′aは側片から見て略半円弧状に形成さ
れると共に、これら先端縁28a,28′aには
把手8が非携行時位置に来ている状態において略
後方を向く係合段部30,30′が形成されてい
る。
尚、把手8が非携行時位置に来ている状態にお
いて、左側の側片28は、第5図に見て良く解る
ように、その他側縁の上端部が左側の支持片18
に形成された前記当接片26と軽く接触されてい
る。従つて、把手8が非携行時位置から略前方斜
め上方へ向けて回動されて行くと、左側の側片2
8の先端縁28aが上記当接片26と略摺動しな
がら回動されると共に把手8がその側片28,2
8′が前後方向に沿つて略水平に延びる姿勢とな
る位置、即ち、携行時位置まで来ると、第5図に
1点鎖線で示すように、左側の側片28に形成さ
れた係合段部30が当接片26に略上方から当接
し、それによつて把手8がそれ以上反非携行時位
置側へ移動するのを阻止されることになる。
(b−3 押出バネ)[第3図、第5図] 31はトーシヨンバネ状に形成された押出バネ
であり、該押出バネ31はそのコイル部31aが
前記ピン29、即ち、把手8の左側の側片28の
先端部を支持しているピンの支持片18から右側
へ突出した部分に外嵌されると共に、一方の腕3
1bの先端部が上記支持片18の孔18aの上縁
に掛止され、他方の腕31cの先端部が把手8の
左側の側片28の長手方向における略中間の位置
に形成されたバネ掛孔32に係着されている。
従つて、把手8にはこの押出バネ31の弾発力
により第1図における時計回り方向への回動力が
付勢されることになる。
尚、この押出バネ31の他方の腕31cのバネ
力は一概に規定される必要は無いがこの実施例に
おいては、把手8をその自重に抗して第1図に2
点鎖線で示す位置、即ち、その中間片27が外筐
2の前面3から稍前方へ出た位置(以下、「被押
出位置」と言う。)に保持することができる程度
の強さになつている。
(b−4 操作レバー、引張りバネ)[第1図乃
至第4図] 操作レバー9はその主部33が前後方向に細長
く、かつ、幅の狭い板状に形成され、かつ、その
長手方向における中間の位置から稍前方側へ寄つ
た部分が上方から見て略クランク状に屈曲される
と共に、その下側縁の後端寄りの位置から左側へ
向けて突出したバネ掛片34が形成され、また、
その下側縁の前端寄りの位置に前方から見て略L
字形に屈曲されたストツパー片35が設けられて
いる。
そして、操作レバー9はシヤーシ14に設けら
れた右側の支持片19に上方から近接するように
位置されると共にその後端部がシヤーシ14の右
側部15のうちの前記孔17の略後側の位置にピ
ン36によつて回動自在に支持され、かつ、クラ
ンク状に屈曲された位置から前側の部分が前記ス
リツト25を通して外筐2から前方へ突出されて
おり、その前端部につまみ37が取着されてい
る。
また、操作レバー9のバネ掛片34の大部分は
シヤーシ14の右側部15に形成された前記孔1
7を通つて上記右側部15から左側へ突出すると
共に、その先端部とシヤーシ14に形成された前
記バネ掛片16との間に引張りバネ38が架け渡
されている。
従つて、操作レバー9にはこの引張りバネ38
の引張力により、常時、第1図における反時計回
り方向への回動力が付勢されており、これを時計
回り方向へ回動させる力が加えられていない状態
においては、その主部33の下側縁のバネ掛片3
4から稍前寄りの部分がシヤーシ14の右側部1
5に略打出状に形成された突部39(第1図参
照)に上方から当接することにより、前後方向に
沿つて略水平に延びる姿勢となる位置(以下、
「ロツク位置」と言う。)に保持され、この状態に
おいてそのストツパー片35の水平部35aが非
携行時位置に来ている把手8の右側の係合段部3
0′に係合することになる。
尚、操作レバー9のつまみ37は外筐2の前面
3より稍前方へ突出するように位置される。
また、把手8が非携行時位置以外の位置に来て
いるときは、操作レバー9のストツパー片35の
水平部35aが把手8の右側の側片28′の先端
縁28′aの係合段部30′から一側縁側の部分又
は一側縁に接触した状態となる。
(b−5 把手の動き)[第1図] (b−5−a 非携行時位置におけるロツク) そこで、把手8が非携行時位置以外の位置に来
ている状態から把手8を非携行時位置へと移動さ
せると、操作レバー9がロツク位置に来てそのス
トツパー片35の水平部35aが把手8の右側の
側片28′の先端縁28′aに形成された係合段部
30′に係合し、それによつて、把手8の時計回
り方向への動き、即ち、携行時位置側への移動が
阻止されることになる。
従つて、把手8は非携行時位置に来ることによ
り押出バネ31の弾発力に抗して該非携行時位置
にロツクされることになり、そのロツク状態は操
作レバー9が時計回り方向へ回動されてそのスト
ツパー片35が係合段部30′の後側の位置から
上方へ移動しない限り保持されることになる。
(b−5−b 非携行時位置から被押出位置への
移動) また、把手8が非携行時位置に来ている状態か
ら操作レバー9のつまみ37を指先等によつて略
上方へ向けて押圧すると、操作レバー9が時計回
り方向へ回動されるので操作レバー9のストツパ
ー片35の水平部35aが、第1図に2点鎖線で
示すように把手8の右側の係合段部30′の後側
の位置から略上方へ移動することになり、それに
よつて、操作レバー9による把手8に対するロツ
クが解除され、かつ、それと同時に把手8が押出
バネ31が弾発力によつて被押出位置まで押し出
されることになる。
尚、この状態から操作レバー9のつまみ37に
対する前記押圧を解除する、即ち、該つまみ37
に掛けた指先をつまみ37から離すと、操作レバ
ー9が引張りバネ38の引張力によつて反時計回
り方向へ回動されてそのストツパー片35の水平
部35aが、第1図に1点鎖線で示すように、把
手8の右側片28′の先端縁28′のうち係合段部
30′から一側縁側の部分に当接することになる。
しかして、把手8の中間片27が外筐2の前面
3から稍前方へ出た位置に来るため、この中間片
27に容易に指を掛けることができ、従つて、該
中間片27を略上方へ向けて持ち上げるようにす
れば、把手8が携行時位置へと移動されることに
なり、その状態から把手8を手前側へ引張ること
によつてカーステレオデツキ1がデツキ装填用凹
部11から取り出されると共に、把手8を把持し
てカーステレオデツキ1を携行することができ
る。
(G 考案の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本
考案把手機構は、外筐の前面から突出しない非携
行時位置と前面から突出する携行時位置との間を
移動されるように回動自在に支持された把手を有
すると共に、所定の収納凹部に上記前面が上記収
納凹部の開口面あるいはそれより奥に位置しかつ
前記把手が非携行時位置に来ている状態で収納さ
れる機器の把手機構であつて、把手に携行時位置
への回動力を付勢するための弾発手段と、上記前
面に略沿う方向へ移動自在なるように支持されか
つその操作部が外筐前面から稍突出するように位
置すると共に把手の係合部と係脱自在に係合する
ストツパー部を有する操作レバーと、該操作レバ
ーをそのストツパー部が非携行時位置に来ている
把手の係合部と係合するロツク位置へ向けて付勢
する弾発部材とを設け、操作レバーのストツパー
部が把手の係合部と係合することによつて把手が
非携行時位置にロツクされ、その状態から操作レ
バーをロツク解除方向へ移動させることにより把
手に対するロツクが解除されて把手が携行時位置
へ向けて移動されるようにしたことを特徴とす
る。
従つて、本考案によれば、把手を非携行時位置
へと移動させることによつて把手が非携行時位置
においてロツクされることになるので、操作レバ
ーをロツク解除方向へ移動させない限り、把手が
非携行時位置に来ているべきときに把手が携行時
位置側へ出て来てしまうようなことはない。
そして、把手が非携行時位置に来ている状態か
ら操作レバーをロツク解除方向へ移動させると、
操作レバーによる把手に対するロツクが解除され
ると共に把手が前記弾発手段の弾発力によつて外
筐前面の前側へ稍突出するように移動され、か
つ、そのように突出された位置に前記弾発手段の
弾発力により弾発的に保持されることになるの
で、把手に指を掛け終るまで操作レバーを保持し
ている必要がなく、従つて、把手をその非携行時
位置から携行時位置へと移動させるための操作を
極めて容易に行なうことができる。
また、操作レバーに対する操作はこれを外筐前
面に略沿う方向へ移動させることによつて行なわ
れるのでその操作感覚が上記前面に設けられたス
イツチ操作ボタン等の操作部材に対する操作感覚
と同じ感覚となるため操作部材を操作するつもり
で操作レバーを操作してしまうといつたような誤
操作を防止することができる。
しかして、本考案によれば、比較的簡単な構造
であるにも拘らず、必要に応じて把手を非携行時
位置にロツクしておくことができると共に、その
つまみ部が外筐前面から稍突出している操作レバ
ーを操作することによつて把手を携行時位置側へ
稍移動させることができ、かつ、そのように移動
された位置から非携行時位置へ容易に戻されるこ
とのないように保持しておくことができ、しか
も、上記操作レバーに対する操作を外筐前面に設
けられた操作部材に対する操作感覚と異なる操作
感覚により行なうことができる等操作性に優れた
新規な把手機構を提供することができる。
尚、前記した実施例においては操作レバーが略
上下方向へ向けて回動されるようにしたが、この
操作レバーの移動方向は当該機器の前面に略沿う
方向であればいずれの方向であつても良いし、ま
た、その移動は回動によるものに限らず、例え
ば、摺動によるものであつても良い。
そして、前記した実施例においては、本考案把
手機構をカーステレオデツキの把手機構に適用し
たものを示したが、本考案はこのような適用例に
限られることなく、外筐前面から突出しない非携
行時と前面から突出する携行時位置との間を移動
されるように回動自在に支持された把手を有する
と共に、所定の収納凹部に上記前面が上記収納凹
部の開口面あるいはそれより奥に位置しかつ前記
把手が非携行時位置に来ている状態で収納される
各種の機器の把手機構に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案把手機構を自動車の
室内のダツシユボードに設けられたデツキ装填用
凹部に収納されるカーステレオデツキの把手機構
に適用した実施の一例を示すものであり、第1図
にデツキ装填用凹部に装填されたカーステレオデ
ツキをその外筐の一部を切り欠いて示す拡大側面
図、第2図は把手が非携行時位置に来ている状態
のカーステレオデツキの斜視図、第3図はシヤー
シ及び把手機構の拡大斜視図、第4図は第1図の
−線に沿う断面図、第5図は把手機構の拡大
左側面図、第6図及び第7図はカーステレオデツ
キに設けられた従来の把手機構の一例を示すもの
であり、第6図は把手が非携行時位置に来ている
状態の側面図、第7図は把手が非携行時位置から
稍前方へ移動された状態の側面図である。 符号の説明、1……機器、2……外筐、3……
前面、8……把手、9……操作レバー、11……
収納凹部、13……把手機構、30′……係合部、
31……弾発手段、35……ストツパー部、37
……操作部、38……弾発部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外筐の前面から突出しない非携行時位置と前面
    から突出する携行時位置との間を移動されるよう
    に回動自在に支持された把手を有すると共に、所
    定の収納凹部に上記前面が上記収納凹部の開口面
    あるいはそれより奥に位置しかつ前記把手が非携
    行時位置に来ている状態で収納される機器の把手
    機構であつて、 把手に携行時位置への回動力を付勢するための
    弾発手段と、 上記前面に略沿う方向へ移動自在なるように支
    持されかつその操作部が外筐前面から稍突出する
    ように位置すると共に把手の係合部と係脱自在に
    係合するストツパー部を有する操作レバーと、 該操作レバーをそのストツパー部が非携行時位
    置に来ている把手の係合部と係合するロツク位置
    へ向けて付勢する弾発部材とを設け、 操作レバーのストツパー部が把手の係合部と係
    合することによつて把手が非携行時位置にロツク
    され、その状態から操作レバーをロツク解除方向
    へ移動させることにより把手に対するロツクが解
    除されて把手が携行時位置側へ向けて移動される
    ようにした ことを特徴とする把手機構。
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