JPH0525069U - オイルシ−ル - Google Patents

オイルシ−ル

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Publication number
JPH0525069U
JPH0525069U JP081843U JP8184391U JPH0525069U JP H0525069 U JPH0525069 U JP H0525069U JP 081843 U JP081843 U JP 081843U JP 8184391 U JP8184391 U JP 8184391U JP H0525069 U JPH0525069 U JP H0525069U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil seal
shaft
spring
lip portion
lip
Prior art date
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Pending
Application number
JP081843U
Other languages
English (en)
Inventor
和俊 山本
道敏 満丸
高弘 山岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP081843U priority Critical patent/JPH0525069U/ja
Publication of JPH0525069U publication Critical patent/JPH0525069U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 複雑な構造とせずしかも高偏心に対しても追
従性の良いオイルシ−ルを提供すること。 【構成】 芯金1に可撓部2aとリップ部2bとを形成
したゴム等の弾性体2を付着固定すると共に該リップ部
を内径方向に押圧するスプリング3を有するオイルシ−
ルにおいて、前記スプリングの円周方向内部に輪状ワイ
ヤ4を嵌挿したことを特徴とするオイルシ−ル。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、回転軸の支持部等で軸受と共に使用されるオイルシ−ル、特に回 転軸の高偏心に対しても追従性を良くしたオイルシ−ルに関する。
【0002】
【従来の技術】
相対回転する軸と該軸の支持部では軸受と共にオイルシ−ルが用いられるが、 これらはその軸心(中心)が一致していることが好ましい。しかし軸や軸受の組 立精度、使用中のガタの発生、経年変化等により軸中心とオイルシ−ル中心とが 一致しなくなり偏心が大きくなることも多い。また、常温状態ではある程度の偏 心に追従可能でも氷点下ではゴムの硬度が大きくなり弾性も低下しそれだけ追従 性も低下する。従って偏心が大きくなるとオイル漏れを生じ軸受寿命の低下を招 来する。従来の高偏心用のオイルシ−ルでは図5にも示すように、芯金11にゴ ム等の弾性体12を付着固定して可撓部12aとリップ部12bとを形成し、更 に該リップ部12bに環状のスプリング13を埋め込み内径内方に圧力を作用さ せ、回転軸表面と摺動接触するような構造としてある。また、一般的なオイルシ −ルは図4に示すように、芯金1と、可撓部2aとリップ部2bの形成された弾 性体2とから成り、該リップ部2bを背後より環状のスプリング3を内径方向に 押圧し軸表面と摺動接触させるようにしてある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図5に示すようなオイルシ−ルは、可撓部12aに可動リング14が埋設され ており構造が複雑である。また、図4に示すような一般的なオイルシ−ルでは軸 5とリップ2bとの相対運動が大きくなるとリップ部2bが追従出来なくなり、 オイル漏れ防止することは困難である。この考案はかかる課題に鑑みてなされた ものであり、その目的とする所は複雑な構造とせずしかも高偏心に対しても追従 性の良いオイルシ−ルを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
即ち、この考案は上記する課題を解決するために、円周方向保持部と径方向保 持部とを形成した芯金に可撓部とリップ部とを形成したゴム等の弾性体を付着固 定すると共に該リップ部を内径内方向に押圧するスプリングを有するオイルシ− ルにおいて、前記スプリングの円周方向内部に輪状ワイヤを嵌挿したことを特徴 とする。
【0005】
【作用】
図3に示すように、上記手段からなるオイルシ−ルを軸5に嵌めると通常の使 用状態では軸表面に摺動接触し摩擦力も対して変わらない。そして軸5とオイル シ−ルとの偏心が大きくなるとスプリング3内のワイヤ4の緊迫力によりリップ 2b部分は隙間を埋めるように押されて追従し、軸5とオイルシ−ルとの間に生 じた隙間を防ぐように作用するためオイル漏れは生じない。従って常温時にガタ や経年変化、或いは組立時に生じる偏心だけでなく、氷点下における使用状態で オイルシ−ルを構成する弾性体2の弾性変位が小さくても追従しオイル漏れを防 止する。
【0006】
【実施例】
以下、この考案の具体的実施例について図面を参照して説明する。 図1はこの考案にかかるオイルシ−ルの軸方向の断面図である。このオイルシ −ルは円周方向保持部1aと径方向保持部1bとを形成した芯金1にゴム等の弾 性体2を付着固定して製作され、該弾性体2には可撓部2aとリップ部2bとが 形成される。そして該リップ2bには背面より円形スプリング3を埋め込み、該 リップ部2bを内径内方に圧力が作用するようにしてある。そして図2に示すよ うに、このスプリング3は針金を円周方向に螺旋状に巻き円形に形成したもので あるが、この螺旋状の円形スプリング3の内部に輪状のワイヤ4を嵌挿し、端部 を溶接等で接着する。該ワイヤ4の材質としてはピアノ線のような金属性ワイヤ 、ナイロン等の樹脂ワイヤ、その他炭素繊維で出来たワイヤ等強度上問題のない ものなら多くの材質のものが使用可能であるが追従性の点からは高弾性のものが 好ましい。またこの場合、輪形のワイヤ4の径はオイルシ−ルを軸5に嵌めたオ ンシャフトの状態でスプリング3内部の最小径と同一の径となるようにする。こ の場合、輪形ワイヤ4の径はこれより小さいと緊迫力が増して強度が低下し、こ れより大きいと追従性が低下する。
【0007】 この考案にかかるオイルシ−ルは以上のような構成からなるが、次にその作用 について説明する。 図3に示すように、上記構成からなるオイルシ−ルを軸5に嵌めると通常の使 用状態では軸表面に摺動接触し摩擦力も対して変わらない。そして軸5とオイル シ−ルとの偏心が大きくなるとスプリング3内のワイヤ4の緊迫力によりリップ 2b部分が隙間を埋めるように押されて追従し、軸5とオイルシ−ルとの間に生 じた隙間を防ぐように作用するためオイル漏れは生じない。従って常温時にガタ や経年変化、或いは組立時に生じる偏心だけでなく、氷点下における使用状態で オイルシ−ルを構成する弾性体2の弾性変位が小さくても追従しオイル漏れを防 止する。
【0008】 この考案にかかるオイルシ−ルの詳細は以上のようであるが、図示例だけでな く他のオイルシ−ル例えば軸受と一体に組込まれるオイルシ−ル、従来高偏心用 オイルシ−ル等シ−ルリップ部の背面から嵌込まれるスプリングを用いたオイル シ−ル等広く応用することが出来ることは勿論である。
【0009】
【考案の効果】
この考案にかかるオイルシ−ルは以上詳述したような構成としたので、従来の オイルシ−ルでは使用出来なかった比較的偏心の大きい軸にも用いることが出来 それだけ使用範囲が広くなる。また従来のオイルシ−ルよりも大きな追従性を有 するので経時変化や過負荷によりガタが生じてもオイル漏れが防止出来、軸受寿 命の延長に寄与する。
【0010】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案にかかるオイルシ−ルの軸方向の断
面図である。
【図2】 この考案にかかるオイルシ−ルを構成するス
プリングの円周方向内部にワイヤを入れた状態を示す図
である。
【図3】 この考案にかかるオイルシ−ルを軸に嵌めた
状態を図である。
【図4】 従来のオイルシ−ルを軸に嵌めた状態を図で
ある。
【図5】 従来のオイルシ−ルの円周方向の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 芯金 1a 円周方向保持部
1b 径方向保持部 2 弾性体 2a 可撓部
2b リップ部 3 スプリング 4 輪状ワイヤ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円周方向保持部と径方向保持部とを形成し
    た芯金に可撓部とリップ部とを形成したゴム等の弾性体
    を付着固定すると共に該リップ部を内径内方向に押圧す
    るスプリングを有するオイルシ−ルにおいて、前記スプ
    リングの円周方向内部に輪状ワイヤを嵌挿したことを特
    徴とするオイルシ−ル。
JP081843U 1991-09-11 1991-09-11 オイルシ−ル Pending JPH0525069U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP081843U JPH0525069U (ja) 1991-09-11 1991-09-11 オイルシ−ル

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JP081843U JPH0525069U (ja) 1991-09-11 1991-09-11 オイルシ−ル

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Publication Number Publication Date
JPH0525069U true JPH0525069U (ja) 1993-04-02

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ID=13757758

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JP081843U Pending JPH0525069U (ja) 1991-09-11 1991-09-11 オイルシ−ル

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012081630A1 (ja) 2010-12-16 2012-06-21 バルチラジャパン株式会社 リップシール
KR20170020754A (ko) * 2014-04-28 2017-02-24 해치 리미티드 전기로 전극을 위한 슬리브 시일

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